JP3138123U - 積層板 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ダンボール箱などに利用される積層板であって、方向性のない面剛性を保有して何れの方向からの曲げ力、押圧力、引張力などの外力が作用する場合にも変わらぬ強度を保有する。
【解決手段】 平らな平板1A,2Aの一面に、波状に折り曲げ加工した波板1B,2Bの一面を貼り合わせて作られる2枚のハニカム半体1,2を、相対面する波板1B,2B間に貼合紙3を挟んで重ね合わせ、ハニカム半体1,2の波板1B,2BのストライプS,S′を交叉させて、それらのハニカム半体1,2を貼り合わせる。
【選択図】図2

Description

本考案は、梱包箱などに使用される積層板に関する。
従来、段ボール箱などの梱包箱に使用される段ボール板として、断面ハニカム構造のものが知られている(後記特許文献1、2参照)。
特開2004−50640号公報 特開平6−1377号公報
ところで、このような従来のハニカム構造のダンボール板は、軽くて強度が高く、衝撃吸収性に優れているという利点を有しているものの、ハニカム構造の波形のストライプが一方向に並んで延びているので、そのストライプと交叉する方向の強度は高いもののストライプと並列する方向の強度が弱くなり、すなわちダンボール板はその全面にわたり均等な強度が得られないという問題がある。
本考案はかかる実情に鑑みてなされたもので、全面にわたり均等な高い強度を持つ積層板を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1記載の考案は、平らな平板の一面に、波状に折り曲げ加工した波板の一面を貼り合わせてハニカム半体を構成し、そのハニカム半体の少なくとも2枚を、相対面する波板間には貼合紙を挟んで重ね合わせ、ハニカム半体の波板のストライプを交叉させて、それらのハニカム半体を貼り合わせてなることを特徴としている。
また、前記目的を達成するために、請求項2記載の考案は、平らな2枚の平板と、波状に折り曲げ加工した波板とを備え、2枚の平板間に波板を挟んでそれらを貼り合わせて複数枚の段ボール板を構成し、少なくとも2枚の段ボール板を、それらの段ボール板の波板のストライプを交叉させて重ね合わせ、それらの重ね合わせ面を貼り合わせてなることを特徴としている。
さらに、前記目的を達成するために、請求項3記載の考案は、前記請求項1または2記載のものにおいて、前記積層板には、防燃剤を含浸させてなることを特徴としている。
さらにまた、前記目的達成のため、請求項4記載の考案は、前記請求項1または2記載のものにおいて、前記積層板の表面には、防燃剤が塗布されることを特徴としている。
請求項各項記載の考案によれば、何れの方向からの曲げ力、押圧力、引張力などの外力が作用する場合にも変わらぬ強度をもつ高強度の積層板が得られる。
また、請求項3,4記載の考案によれば、燃えにくい積層板が得られる。
本考案の実施の形態を、添付図面に例示した本考案の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
まず、図1〜3を参照して本考案の第1実施例について説明する。
図1は、積層板の一部破断斜視図、図2は、図1の2−2線に沿う断面図、図3は、積層板の分解斜視図である。
この第1実施例にかかる積層板P1は、2枚、すなわち第1、第2のハニカム半体1,2を、貼合紙3を挟んで一体に一体に貼り合わせて作られる。
第1のハニカム半体1は、平らな平板1Aの一面に、波状に折り曲げて作られる波板1Bの一面を重ね合わせてそれらを糊などの接着剤で貼り合わせて作られ、この第1のハニカム半体1は、波板1Bの複数のストライプSが一方向(図3、上下方向)に並んでいる。
一方、第2のハニカム半体2は、第1のハニカム半体1と同じく平らな平板2Aの一面に、波状に折り曲げて作られる波板2Bの一面を重ね合わせてそれらを糊などの接着剤で貼り合わせて作られ、この第2のハニカム半体2は、波板1Bの複数のストライプS′の方向が、前記第1のハニカム半体1のストライプSに対して斜め方向、すなわち交叉する方向に並んでいる。
図3に示すように、第1、第2のハニカム半体1,2は、それらの波板1B,2Bの他面同士を対面させ、それらの間に貼合紙3を挟んで糊などの接着剤で一体に貼り合わせて、図1,2に示すように積層板P1が得られる。しかして、この積層板P1は、第1のハニカム半体1の波板1BのストライプSの方向に対して第2のハニカム半体2の波板2BのストライプS′の方向が斜め方向であり、それらのストライプS,S′の方向が相互に交叉しているので、この積層板P1は、その全面において曲げ力、押圧力、引張力などの外力に対して変わらぬ強度が確保される。
この積層板P1には、防燃剤4を含浸させるか、あるいは図1に示すように、その表面に防燃剤4を塗布することにより、燃えにくくすることができる。
なお、前記第1実施例では、第1、第2のハニカム半体1,2の波板1B,2BのストライプS,S′は相互に斜めに交叉、すなわち、それらのストライプS,S′の交叉角は90°よりも小さくされているが、それらのストライプS,S′を略直角に交叉させ、それらのストライプS,S′の交叉角を約90°としてもよい。
図4,5には、前記第1実施例にかかる積層板P1を「ふすま」の上張りに使用した使用例が示される。
図4は、本発明積層板を使用した「ふすま」の一部破断斜視図、図5は、図4の5−5線に沿う拡大断面図である。
、「ふすま」の外枠となるかまち6には、これを補強する力骨7が設けられ、この力骨7の表面および裏面には、上張りとして本発明にかかる積層板P1,P1がそれぞれ張られる。この「ふすま」の上張りは、その全面にわたり高い強度を確保することができる。
つぎに、本考案の第2実施例について説明する。
図6,7は本考案の第2実施例を示すものであり、図6は、積層板の断面図、図7は、積層板の分解斜視図であり、図中、第1実施例と同じものには同じ符号が付される。
この第2実施例の積層体P2は、3枚、すなわち第1、第2および第3のハニカム半体11,12,13を重ね合わせ、それらを貼り合わせてなるものであり、第1のハニカム半体11は平板11Aの一面に波板11Bを貼り合わせて構成され、波板11BのストライプSは1方向(図7、上下方向)に並んでいる。第2のハニカム半体12は平板12Aの一面に波板12Bを貼り合わせて構成され、波板12BのストライプS′は、前記第1のハニカム半体11のストライプSに対して斜めに交叉されている。第1のハニカム半体11の波板11Bと第2ハニカム半体12の波板12B同士は貼合紙14を挟んで相互に貼り合わされる。さらに、第3のハニカム半体13は、平板13Aの一面に波板13Bを貼り合わせて構成され、波板3BのストライプS″の方向は、前記第2ハニカム半体12の波板12Bの傾斜方向と逆方向に傾斜されている。そして、第1のハニカム半体12の平板11上に第3のハニカム半体13の波板13Bが直接貼り合わされる。以上により、第1、第2および第3のハニカム半体11、12および13は層状に貼り合わされ、第1のハニカム半体1のストライプSに対して第2、第3のハニカム半体2、3のストライプS′、S″は、逆向きに斜めに傾斜される。したがって、積層体P2はその全面にわたり曲げ力、引張力、押圧力などの外力に対して同じ強度を確保し得る。
特に、この第2実施例のものは、3層のハニカム半体よりなるので、前記第1実施例のものよりも一層強度が大きい。
この第2実施例の積層板も、防燃剤4を含浸させるか、あるいは図1に示すように、その表面に防燃剤もしくは防炎剤4を塗布することにより、燃えにくくすることができる。
つぎに、本考案の第3実施例について説明する。
図8,9は本考案の第3実施例を示すものであり、図8は、積層板の断面図、図9は、積層板の分解斜視図であり、図中、前記第1、2実施例と同じものには同じ符号が付される。
この第3実施例は、市販のダンボール板を利用して本考案にかかる積層板P3を構成するものであって、この第3実施例では、第1、第2および第3の、3枚のダンボール板21,22,23を重ねて貼り合わせて作られる。第1のダンボール板21は、2枚の平らな平板21Aの間に、波形に折り曲げ形成した波板21Bを挟んで重ね合わせ、それらを一体に貼り合わせて構成され、その波板21のストライプSは一方向(図9、上下方向)に並列される。また、第2のダンボール板22は、2枚の平らな平板22A,22Aの間に、波形に折り曲げ形成した波板22Bを挟んで重ね合わせ、それらを一体に貼り合わせて構成され、波板22のストライプS′は、前記第1のダンボール板21の平板21Aの下面に張り合わされる。さらに、第3のダンボール板23は、2枚の平らな平板23A,23Aの間に、波形に折り曲げ形成した波板23Bを挟んで重ね合わせ、それらを一体に貼り合わせて構成され、波板23BのストライプS″は、第2のダンボール板22の波板22Bの傾斜方向と逆向きに斜めに傾斜されている。第1のダンボール板21と第2のダンボール板22の互いに対面する平板21A,22A同士および第1のダンボール板21と第3のダンボール板23の互いに対面する平板21A,23A同士は糊などの接着剤をもって貼り合わせる。
以上により、第1、第2および第3の3枚のダンボール板21,22,23により積層板P3が構成され、この積層板P3の3枚の波板21B,22B,23B1のストライプS,S′,S″は交叉されるので、この積層板P3は、その全面にわたり方向性のない面剛性が得られ、曲げ力、押圧力、引張力などの外力に対して全面にわたって均等な強度が得られる。
この第3実施例の積層板も、防燃剤を含浸させるか、あるいはその表面に防燃剤を塗布することにより、燃えにくくすることができる。
なお、この第3実施例では、第1のダンボール板21の波板21BのストライプSに対して第2および第3のダンボール板22,23の波板22B,23BのストライプS′,S″を斜めに交叉させているが、ストライプSとS′,S″を略直角に交叉させるようにしてもよい。
しかして、本発明の第1、第2および第3実施例にかかる前記積層板P1、P2およびP3は,梱包箱、保管箱、建具、衝立、間仕切りなどに使用できる外、天井、壁、などの建材にも使用することができる。
以上、本考案の実施例について説明したが、本考案はその実施例に限定されることなく、本考案の範囲内で種々の実施例が可能である。
たとえば、前記実施例では、本考案積層板を、2枚あるいは3枚のハニカム半体の貼り合わせにより、また3枚のダンボール板の貼り合わせにより構成した場合を説明したが、4枚以上のハニカム半体の貼り合わせにより、また、2枚あるいは4枚以上のダンボール板の貼り合わせにより構成してもよい。
積層板の一部破断斜視図(第1実施例) 図1の2−2線に沿う断面図(第1実施例) 積層板の分解斜視図(第1実施例) 積層板を使用した「ふすま」の一部破断斜視図(第1実施例) 図4の5−5線に沿う拡大断面図(第1実施例) 積層板の断面図(第2実施例) 積層板の分解斜視図(第2実施例) 積層板の断面図(第3実施例) 積層板の分解斜視図(第3実施例)
符号の説明
1,2;11,12,13・・・・・・・・ハニカム半体
1A,2A;11A,12A,13A・・・平板
1B,2B;11B,12B,13B・・・波板
3,14・・・・・・・・・・・・・・・・貼合紙
4・・・・・・・・・・・・・・・・・・・防燃剤
21,22,23・・・・・・・・・・・・段ボール板
21A;22A;23A・・・・・・・・・平板
21B;22B;23B・・・・・・・・・波板
S,S′,S″・・・・・・・・・・・・・ストライプ

Claims (4)

  1. 平らな平板(1A,2A;11A,12A,13A)の一面に、波状に折り曲げ加工した波板(1B,2B;11B,12B,13B)の一面を貼り合わせてハニカム半体(1,2;11,12,13)を構成し、そのハニカム半体(1,2;11,12,13)の少なくとも2枚を、相対面する波板(1B,2B;11B,12B,13B)間には貼合紙(3;14)を挟んで重ね合わせ、ハニカム半体(1,2;11,12,13)の波板(1B,2B;11B,12B,13B)のストライプ(S,S′;S,S′,S″)を交叉させて、それらのハニカム半体(1,2;11,12,13)を貼り合わせてなる、積層板。
  2. 平らな2枚の平板(21A;22A;23A)と、波状に折り曲げ加工した波板(21B;22B;23B)とを備え、2枚の平板(21A;22A;23A)間に波板(21B;22B;23B)を挟んでそれらを貼り合わせて複数枚の段ボール板(21,22,23)を構成し、少なくとも2枚の段ボール板(21,22,23)を、それらの段ボール板(21,22,23)の波板(21B,22B,23B)のストライプ(S,S′,S″)を交叉させて重ね合わせ、それらの重ね合わせ面を貼り合わせてなる積層板。
  3. 前記積層板には、防燃剤(4)を含浸させてなることを特徴とする、前記請求項1または2記載の積層板。
  4. 前記積層板の表面には、防燃剤(4)が塗布されることを特徴とする、前記請求項1または2記載の積層板。
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