JP3149604B2 - 可変インピーダンス回路 - Google Patents

可変インピーダンス回路

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JP3149604B2 JP04790793A JP4790793A JP3149604B2 JP 3149604 B2 JP3149604 B2 JP 3149604B2 JP 04790793 A JP04790793 A JP 04790793A JP 4790793 A JP4790793 A JP 4790793A JP 3149604 B2 JP3149604 B2 JP 3149604B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば超音波診断装
置などの電子機器の可変アッテネータ、可変フィルタ等
として使用される可変インピーダンス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子機器において可変アッテネ
ータとしては、電子ボリュウムが使用される。この電子
ボリュウムは図9に原理図を示すように、入力信号ISG
に対し、出力電流I2 を導出するに際し、トランジスタ
1 、Q2 に加える電圧を制御することにより、電流I
1 とI2 の比を変え、結果として回路のインピーダンス
を変化させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電子ボ
リュウムは、回路素子をすべてトランジスタ構成とする
ので、実際回路では、トランジスタの数を多く必要と
し、IC化せねばならず、ディスクリート回路では実現
が容易ではなく、安価な電子ボリュウムを得られないと
いう問題があった。
【0004】この発明は上記問題点に着目してなされた
ものであって、ディスクリートでも実現可能で安価な可
変インピーダンス回路を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明の可変
インピーダンス回路は、第1と第2のトランジスタを含
むアンプと、この両トランジスタの出入力間に接続され
る第1のコンデンサと、この第1のコンデンサとアース
間に接続され可変容量ダイオードである第2のコンデン
サと、前記アンプの入力と出力間に接続されるインピー
ダンス素子と、前記第2のコンデンサに印加する電圧を
変化させて静電容量を変化させる容量制御回路とから構
成されている。
【0006】この可変インピーダンス回路では、入力側
から見たインピーダンスをZi、第1のコンデンサの静
電容量をC1 、第2のコンデンサの静電容量をCxと
し、入出力間に接続されるインピーダンス素子のインピ
ーダンスをZとすると、Zi=(1+C1 /Cx)Zで
表すことができ、第2のコンデンサの静電容量Cxを、
印加する制御電圧で変化させることにより、インピーダ
ンスZiを変化させることができる。しかも、トランジ
スタと可変容量ダイオードとコンデンサ等で構成される
ので、ディスクリートでも実現可能である。
【0007】
【実施例】以下、実施例により、この発明をさらに詳細
に説明する。図1は、可変インピーダンス回路の原理図
を示しており、減衰率Kを持つアンプ1の入力端と出力
端間に、インピーダンスZのインピーダンス素子2を接
続したものであり、入力側からみたインピーダンスZi
はZi=Z/(1−K)で表せ、減衰率Kを変化させる
ことにより、インピーダンスZiを変化させることがで
きる。
【0008】図2は、この発明の一実施例を示す可変イ
ンピーダンス回路の接続図であり、図1の原理を応用し
た新規な回路を提供するものである。図2において、ト
ランジスタ(第1の)Q1 とトランジスタ(第2の)Q
2 はエミッタフォロワ接続されている。すなわち、トラ
ンジスタQ1 とトランジスタQ2 のコレクタは共通に、
+V電源に接続され、トランジスタQ1 のエミッタは、
電流源I1 に接続されるとともに、コンデンサC1 を介
して、トランジスタQ2 のベースに接続されている。そ
して、トランジスタQ2 のエミッタに電流源I2 が接続
されている。トランジスタQ1 のベース(入力端)と、
トランジスタQ2 のエミッタ(出力端)間に、インピー
ダンス素子Zが接続されている。また、トランジスタQ
2 のベースには、互いに逆極性の可変容量ダイオードV
1 、VC2 の一端が接続され、可変容量ダイオードV
1 の他端は、コンデンサC2 を介して接地接続される
一方、抵抗R1 を介して、+Ec電源に接続されてい
る。また、可変容量ダイオードVC2 の他端は、コンデ
ンサC3 を介して接地接続される一方、抵抗R2 を介し
て、−Ec電源に接続されている。さらに、トランジス
タQ2 のベースは、抵抗R3 を介して接地接続されてい
る。この実施例回路において、+Ec、−Ec電源の電
圧を変化させることによって、可変容量ダイオードVC
1 、VC2 の容量を変化させている。つまり、この+E
c電源、−Ec電源から印加される電圧は、インピーダ
ンス制御信号として機能している。
【0009】この実施例回路において、減衰率Kは K≒C1 /(C1 +Cx) で表せる。したがって、トランジスタQ1 入力側から見
たインピーダンスZiは、 Zi=Z/(1−K)=(1+C1 /Cx)Z…(1) となる。
【0010】ただし、Cxは+Ec電圧、−Ec電圧で
制御される可変容量ダイオードVC 1 、VC2 の並列合
成容量である。+Ec、−Ecの制御電圧を変化させる
ことにより、可変容量ダイオードVC 1 、VC2 の並列
合成容量Cxが変化し、インピーダンスZiを変化させ
ることができる。
【0011】なお、インピーダンス素子2のインピーダ
ンスZとして、図3の(a)に示すように、静電容量
C、図4の(a)に示すように、インダクタンスL、図
5の(a)に示すように抵抗Rとすると、各回路は、そ
れぞれ図3の(b)に示す静電容量C’=C/(1−
K)、図4の(b)に示すインダクタンスL’=1(1
−K)、図5の(b)に示す抵抗R=1/(1−K)で
表すことができ、それぞれ減衰率Kを変化させることに
より可変容量ダイオードVC1 、VC2 の容量を変化、
つまり制御電圧+Ec、−Ecを変化させることにより
可変インピーダンス回路を実現できる。
【0012】なお、上記実施例では、逆極性に接続した
可変容量ダイオードVC1 、VC2を2個用いている
が、これはいずれか1個であってもよい。またコンデン
サC1を可変容量ダイオードにしてもよい。また、上記
実施例では、バイポーラトランジスタを使用している
が、本発明ではこれに限るものではなく、FET(電界
トランジスタ)を用いてもよい。
【0013】次に、この実施例可変インピーダンス回路
を超音波遮断装置に採用する場合について説明する。一
般に超音波遮断装置は図6に示すように、パルスを発生
する発振回路61と、バッファアンプ62と、超音波送
受波器63と、受波信号を増幅するプリアンプ64と、
遅延回路65と、フィルタ回路66等を備えている。こ
の超音波遮断装置において、フィルタ回路66として
は、例えばコイルL1 、L2 とコンデンサCによるT型
回路が使用され、特性調整用の可変インピーダンス素子
VR1 、VR2 が使用されるが、この可変インピーダン
ス素子として、図2の可変インピーダンス回路が使用さ
れる。また、遅延回路65としては、例えば図8の回路
が使用されるが、この回路の特性調整用の可変インピー
ダンス素子VR1 、VR2 にもやはり、図2の回路が使
用される。このような可変インピーダンス回路の使用に
より、超音波遮断装置の全体のコスト低減に寄与するこ
とができる。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、簡単な回路、少ない
部品で、したがってディスクリートでも、可変インピー
ダンス(L、C、R)回路を実現できる。また、可変容
量ダイオードを用い、印加する制御電圧に応じ、減衰率
を変化させるので、安価でありながら、高帯域で広いダ
イナミックレンジを持つ、可変アッテネータ、バンドパ
スフィルタ、可変ディレイラインを作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】可変インピーダンス回路の原理を示す図であ
る。
【図2】この発明の一実施例を示す可変インピーダンス
回路の接続図である。
【図3】同実施例のインピーダンスとして、静電容量を
使用した場合の等価回路である。
【図4】同実施例のインピーダンスとして、インダクタ
ンスを使用した場合の等価回路である。
【図5】同実施例のインピーダンスとして、抵抗を使用
した等価回路である。
【図6】上記実施例可変インピーダンス回路が実施され
る超音波遮断装置の一部構成を示すブロック図である。
【図7】同超音波遮断装置のフィルタ回路の具体例を示
す回路図である。
【図8】同超音波遮断装置の遅延回路の具体例を示す回
路図である。
【図9】従来の可変インピーダンス回路を示す接続図で
ある。
【符号の説明】
1 、Q2 トランジスタ VC1 、VC2 可変容量ダイオード 2 インピーダンス素子 C1 、C2 、C3 コンデンサ +Ec、−Ec 制御電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 11/48 H03H 7/25 H03H 11/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1と第2のトランジスタを含むアンプ
    と、この両トランジスタの出入力間に接続される第1の
    コンデンサと、この第1のコンデンサとアース間に接続
    され、可変容量ダイオードである第2のコンデンサと、
    前記アンプの入力と出力間に接続されるインピーダンス
    素子と、前記第2のコンデンサに印加する電圧を変化さ
    せて、静電容量を変化させる容量制御回路とを備えたこ
    とを特徴とする可変インピーダンス回路。
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