JP3149229B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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Zexel Valeo Climate Control Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日射方向に応じて車室
内の左右へ供給される風量の割合を制御する車両用空調
装置に関し、特に乗員のフィーリングを改善したもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来において、日射方位および日射量に
応じて車室内の左右の配風制御を行なう車両用空調装置
としては、例えば、特開平1−136812号、特開平
1−190520号、特願平2−416242号に記載
されたものが知られている。
【0003】これらの車両用空調装置では、日射方位に
応じてベント吹出口の左右配風比を制御するとともに、
左右の各日射量に基づいて左右それぞれの目標風量を演
算し、総風量と配風比を決定して行なわれ、日射の当た
らない側の風量が少なすぎることのないように、ブロア
風量がLow風量となる場合には風量をシフトアップし
てフィーリング性が悪化しないような空調制御が行なわ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の空調装置においては、シフトアップされた風量
で送風されるので、風量の非常に高い場合には不具合を
生ずる。すなわち、送風ブロアの印加電圧が高めに制御
されている時には、配風制御により日の当たっている側
の風量がフィーリング上の許容範囲を越えて送風される
ことになり、かえって不快になってしまう。また、送風
量は、吹出しモードや吸込みモードによっても変化する
ため、例えば、バイレベル(BI−L)モード時に所定
風量で快適な配風変化であっても、ベント(VENT)
モードになるとベント吹出風量が増加し、日の当たって
いる側の風量が許容範囲を越えてしまい、フィーリング
性が悪化するという不具合がある。
【0005】そこで、本発明は、上記欠点を解決し、乗
員のフィーリング上の許容範囲を超えない範囲で、左右
各席への配風制御を可能とした車両用空調装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用空調装置
は、車両の右側と左側から入射する日射の検出方位に基
づいて、ベント吹出口から左右の各座席への配風を所定
の配風パターンに従ってオートエアコンで制御する車両
用空調装置であって、風量が所定値以上のときには、予
め設定された複数の配風パターンの中から、前記配風パ
ターンよりも配風変化を小さくした配風パターンを選択
するとともに、吹込みモードおよび吹出しモードに応じ
ても選択する配風パターン選択手段を有した構成とされ
ている。
【0007】
【作用】オートエアコン領域であれば、高風量を選択し
た場合には、配風パターン選択手段により、この高風量
に対応した配風パターンよりも例えば配風変化が小さな
配風パターンに基づいた配風制御が行なわれるので、乗
員の高風量要求を満足しつつ、左右の各座席への適正な
配風が可能となり、許容範囲を越えた配風が回避され、
乗員のフィーリング性が向上する。同様に上記選択手段
においても、吸込みモードや吹出しモードの変化に対し
ても、複数の配風パターンの中から選択されて配風制御
が行なわれるので、これらの変化に伴う配風量の変動を
防止でき、乗員のフィーリング性が向上する。とりわけ
本発明では、配風パターン選択手段が、例えばバイレベ
ルモードの場合に内外気の「吹込みモード」に無関係に
設定される「吹出しモードのみ」や、例えばベントモー
ドの場合に内外気の「吹込みモード」如何に応じて設定
される「吹出しモード及び吹込みモード」を選択するよ
うに設けられているので、車室内においてより一層適性
な配風が可能となるものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用空調装置
は、車両の右側と左側から入射する日射の検出方位に基
づいて、ベント吹出口から左右の各座席への配風を所定
の配風パターンに従ってオートエアコンで制御する車両
用空調装置であって、風量が所定値以上のときには、予
め設定された複数の配風パターンの中から、前記配風パ
ターンよりも配風変化を小さくした配風パターンを選択
するとともに、吹出しモードのみ、並びに、吹出しモー
ドおよび吹込みモード、のいずれかに応じて選択する配
風パターン選択手段を有する車両用空調装置である
【0009】第1図は車両用空調装置1の概略構成を示
しており、空調装置1はダクト2に設けられた各種機器
とコントロールユニット3から構成されている。ダクト
2の最上流側には内気入口4と外気入口5を切換えるイ
ンテークドア6が設けられ、ダクト2内には、上流側か
ら順次、ブロア7、エバポレータ8、ミックスドア9、
ヒータコア10が配設され、ダクト2の最下流側には、
車室に連通する左右の吹出し口を有するセンタベント吹
出口11R、11L、左右のサイドベント吹出口12
R、12L、デフロスタ吹出口13、ヒート吹出口14
が設けられている。これらの吹出口はモード切換え用の
切換ドア15、16、17により切換えられて開閉され
る。また、上記左右のセンタベント吹出口11R、11
Lと、左右のサイドベント吹出口12R、12Lの上流
側には左右に風量を分配する配風ドア18が設けられて
いる。尚、19はバイパスダクト、20はバイパスドア
を示す。
【0010】上記エバポレータ8は、冷媒を圧縮し循環
させるコンプレッサ21、コンデンサ22、レシーバタ
ンク23、膨張弁24とともに冷却機を構成している。
そして、エンジンの動力によりコンプレッサ21が駆動
され、導入空気の冷却が行なわれる。また、上記ヒータ
コア10にはエンジン冷却水が通流され、エバポレータ
8を通過する空気が加熱される。このヒータコア10を
通過する空気の比率は、ミックスドア9の開度により設
定される。そして、吹出しモード切換用の各切換ドア1
5、16、17により、ベント吹出口、デフロスタ吹出
口13、ヒート吹出口14が選択され、調和空気が車室
内に送出される。
【0011】また、上記コントロールユニット3には、
ミックスドア9の開度を検出するセンサの他、車室内温
度センサ26、天井センサ27、外気温度センサ28、
水温センサ29、エバポレータ温度を検出するダクトセ
ンサ30、日射量を検出する日射センサ31、配風レバ
ー32、温度上下スイッチ33等の各スイッチ類が設け
られた制御パネル34が接続され、この制御パネル34
との間では多重信号により信号の授受が行なわれる。
【0012】上記日射センサ31は車両左側および右側
の日射量を各々検出する左右の受光素子を備え、これら
の受光素子の受光面を車両の左方又は右方に向けて配設
される。そして、車両の左右方向から入射する日射量を
検出する。更に、上記コントロールユニット3は、I/
Oポート、CPU、メモリなどを有するマイクロコンピ
ュータと、各入力信号をディジタル変換するA/D変換
器等と、各種機器を駆動制御する駆動回路を備えてい
る。そして、各センサからの入力データにより総合信号
を演算し、総合信号に基づいた各制御信号によりインテ
ークドア6、バイパスドア20、コンプレッサ21、ミ
ックスドア9、モードドア15、16、17、配風ドア
18の制御が行なわれる。図1中、36、37、38、
39、40はそれぞれのドアを駆動するアクチュエータ
を示す。尚、コントロールユニット3のマイクロコンピ
ュータにより配風パターン選択手段が構成されている。
【0013】次に配風制御について説明する。まず、空
調装置が起動されると、メインルーチン(図示省略)に
従って空調制御が開始され、各センサや制御パネル34
の各スイッチからの信号が読込まれ、空調装置全体を制
御する総合信号Tが演算される。そして、上記総合信号
Tに基づいて、コントロールユニット3により、インテ
ークドア6、ブロア7、コンプレッサ21、ミックスド
ア9、バイパスドア20、モードドア15、16、1
7、および配風ドア18等の制御が行なわれる。
【0014】配風制御は、図2に示すように、制御パネ
ル34の配風レバー32が左端であるか右端であるか
(ステップS1、S2)が判別され、そうであれば配風
ドア18を左側に全開固定S3したり、配風ドア18を
右側全開固定にする(S4)。ステップS5では吹出し
モードがベントモードであるかが判別され、ステップS
6ではバイレベルモードであるかが判別され、双方のモ
ードのときには、ステップS7で図3に示す斜線の配風
オート領域が演算される。上記ステップS6でバイレベ
ルでない場合には配風ドア18が中央に固定される(S
8)。上記ステップS9では温度設定がMAX COO
Lかどうかが判別され、そうであればステップS13で
図4に示すマニュアルに基づいた配風制御が行なわれ
る。ステップS10では配風オート領域であるかが判別
され、オート領域でない場合には、ステップS11で、
オートエアコンからマニュアルに切換えることにより、
切換え時から10%/15secの割合でマニュアル目
標値に変化させる制御が行なわれ、ステップS13で図
4に示す配風マニュアルに基づき配風制御される。上記
ステップS10で配風オート領域である場合には、ステ
ップS12で、マニュアルからオートエアコン切換によ
り、10%/15secの割合でオート目標値に変化さ
せる制御が行なわれ、ステップS14で配風パターン制
御が行なわれる。
【0015】配風パターン制御は、図5に示すサブルー
チン(配風パターン制御)に基づいて処理される。配風
パターン制御は、図6に示すように予め設定された4つ
の配風パターンに基づいて行なわれる。これらの配風パ
ターンは、日射方位(左側か右側)、吸込みモード、ブ
ロア電圧、吹出しモードに基づいて左右風量配分(%)
がパターンとして設定したものである。例えば、パター
ンAはブロア電圧8V以下でベントモード又はバイレベ
ルモードの場合、パターンBはブロア電圧8V以上でバ
イレベルモードの場合を示しており、これらのパターン
A、Bは吸込みモードが内気・外気に無関係に設定され
ている。パターンDはブロア電圧8V以上でベントモー
ドで外気導入以外の場合であり、パターンCはブロア電
圧8V以上でベントモードで外気導入の場合である。こ
れらのパターンA〜Dからもわかるように、日射方位が
±30゜〜±70゜、±70゜以上では風量配分%がパ
ターンA〜Dになる程、小さく設定されている。そし
て、上記配風パターン制御では、ステップS141でブ
ロア電圧が8V以上かが判別され、8V未満の場合には
パターンAに基づく配風制御が行なわれ(S142)、
8V以上の場合にはステップS143ベントモードかが
判別される。ベントモードでない場合にはパターンBに
よる配風制御が行なわれ(S144)、ベントモードの
場合にはステップS145で外気導入かが判別され、外
気導入でない場合には内気導入であるとしてパターンD
による配風制御が行なわれる(S146)。ステップS
145で外気導入の場合にはパターンCによる制御が行
なわれる(S147)。
【0016】したがって、オートエアコン領域であれ
ば、マニュアルにより高風量を選択した場合でも、高風
量に対応した配風パターンよりも風量の小さくなる配風
パターンが選択されて左右配風制御が行なわれることに
なり、乗員の高風量の要求を満足させ、且つ、左右各席
への適正な配風が可能となる。また、吸込みモードや吹
出しモードの変化にも対応した配風パターンが選択され
て配風制御が行なわれるので、車室内での適正な配風が
可能となる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
ニュアルで高風量を選択した場合でも、配風パターン選
択手段により、この高風量に対応した配風パターンより
も例えば配風変化が小さな配風パターンに基づいた配風
制御が行なわれるので、乗員の高風量要求を満足しつ
つ、左右の各座席への適正な配風が可能となり、許容範
囲を越えた配風が回避され、乗員のフィーリング性が向
上する。同様に上記選択手段においては、吸込みモード
や吹出しモードの変化に対しても、複数の配風パターン
の中から選択されて配風制御が行なわれるので、これら
の変化に伴う配風量の変動を防止でき、乗員のフィーリ
ング性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係り、車両用空調装置の概
略構成図である。
【図2】配風制御のフローチャートである。
【図3】配風オート領域を示す図である。
【図4】配風マニュアル制御を示す特性図である。
【図5】配風パターン制御のフローチャートである。
【図6】配風パターンを示す特性図である。
【符号の説明】 1 車両用空調装置 3 配風パターン選択手段(マイクロコンピュータ) A〜D 配風パターン 11R、11L、12R、12L ベント吹出口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の右側と左側から入射する日射の検
    出方位に基づいて、ベント吹出口から左右の各座席への
    配風を所定の配風パターンに従ってオートエアコンで制
    御する車両用空調装置において、 風量が所定値以上のときには、予め設定された複数の配
    風パターンの中から、前記配風パターンよりも配風変化
    を小さくした配風パターンを選択するとともに、吹出し
    モードのみ、並びに、吹出しモードおよび吹込みモー
    ド、のいずれかに応じて選択する配風パターン選択手段
    を有することを特徴とする車両用空調装置。
JP31888191A 1991-12-03 1991-12-03 車両用空調装置 Expired - Fee Related JP3149229B2 (ja)

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