JP3148349U - アキュムレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が可能なアキュムレータを提供する。【解決手段】アキュムレータ1はの圧力容器10に収容されたベローズ機構50は、金属ベローズ51の開口端の他方に取り付けられたベローズキャップ52に設けられたシール部材53が、円板状の金属部材60と、この金属部材60の外面に設けられた弾性を有する樹脂材料で形成されたシール61と、を備え、シール61は、金属部材60を被覆する被覆部63と、円筒部材26の連通孔33周囲の端面26aをシールする液封部64と、液封部64のシール面65と、被覆部63の外面とを、所定の角度を有する傾斜又は曲面で連続される傾斜部66とを有している。【選択図】 図1

Description

本考案は、液圧回路に用いられるアキュムレータ等の圧力容器に関し、特に、小型化が可能なものに関する。
油圧制御装置の油圧回路やショックアブソーバを用いた油圧回路等の液圧回路に金属ベローズ式のアキュムレータ(蓄圧・緩衝装置)が用いられている。金属ベローズ式のアキュムレータは、一般に、外殻部材と蓋体とを溶接等で接合することで形成された圧力容器に、ベローズ、及び、断面が台形形状のシールが金属部材に加硫接着剤により接着されたシール部材を有する仕切板(ベローズキャップ)で構成されたベローズ機構が設けられている。このようなアキュムレータは、圧力容器の内部がベローズ機構によってガス室と液室(油室)とに区画される。また、圧力容器には、液圧回路とアキュムレータに流入する液体の圧力変動をベローズ機構の伸縮に伴うガス室内のガスの膨縮作用によって緩衝する構成に形成されている。
アキュムレータは、液室内の圧力がガス室内の圧力より低圧となった場合に、シール部材は、液圧回路と油室とを連続させる連通部に設けられた開口部を覆い、且つ、開口部の周囲に密接することで、開口部を閉塞する。この、シール部材による開口部の閉塞により、液室内へ一定量の液体を密封し、この密封された液体と、ガス室のガスとの釣り合いにより、ベローズの液室内側への過度の変形を防止するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−172301号公報
上述したアキュムレータでは、次のような問題があった。すなわち、アキュムレータは、シール部材が連通部に密着することで弾性変形すると、弾性変形したシール部材は、シール部材の側面方向(外側方向)へと逃げることとなる。しかし、シールは、金属部材に加硫接着により接着されているため、シールの側面が弾性応力により突起した場合であっても、シールの金属部材に接着された面は、金属部材に固定されている。
この状態で、連通部への密着によるシール部材の弾性変形を繰返し行なうと、シール部材の側面の突起に追従して、シール部材の接着面も合わせて外側方向へ弾性変形する(例えば、図6の破線J参照)ため、接着面と金属部材との間に断続的にせん断応力が加わる。このような断続的に加わるせん断応力は、接着されたシール部材の端部により多く加わることとなる。
このせん断応力により、シールと金属部材とは、端部から徐々に剥離する。このようにシール部材の低下により、シール部材によるシール性の低下や、シールの剥離等の虞がある。
また、アキュムレータは、内部構成品、例えば、シール部材やベローズキャップ等の体積が大きいと、その容量が小さくなる。即ち、必要なアキュムレータの容量とするには、アキュムレータが大型となる虞もある。特に、このようなアキュムレータは、油圧回路上に設けられるが、その配置にはスペースが必要であり、このアキュムレータが大きくなることで、配置スペースも大きくなる、と言う問題もある。
そこで本考案は、小型化が可能なアキュムレータを提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本考案のアキュムレータは次のように構成されている。
有底筒状の外殻部材、及び、この外殻部材の開口部を閉塞し、且つ、液体を前記外殻部材内部へと流出入可能な流入孔を有する蓋体を具備する圧力容器と、この圧力容器内壁面に沿って伸縮自在に形成された金属ベローズ、及び、金属ベローズに設けられ、前記圧力容器内壁面に沿って前記金属ベローズに追従して移動する仕切板を有し、これら金属ベローズ及び仕切板により前記圧力容器内を、前記液体を流出入可能な液室及びガスを封入可能な気室に仕切るベローズ機構と、前記仕切板の前記液室側に設けられた円板状の金属部材と、この金属部材表面を覆う被覆部、及び、この被覆部から突出し、且つ、前記被覆部と傾斜部及び曲面部の少なくとも一方で連続して設けられるとともに、前記液室を前記流入孔と液封可能に形成された液封部とを有するシール部材と、を備えることを特徴とする。
本考案によれば、アキュムレータを小型とすることが可能となる。
図1は本考案の一実施の形態に係るアキュムレータ1の構成を示す縦断面図、図2は同アキュムレータ1のベローズ機構50の移動を示す縦断面図、図3は同ベローズ機構50の要部を示す拡大断面図である。なお、図1、2中Gはガス室(気室)、Lは油室(液室)を、Sは圧力容器10の溶接部(接合部)をそれぞれ示している。
図1,2に示すように、アキュムレータ1は、圧力容器10と、圧力容器10に収容されたベローズ機構50とを備えている。このようなアキュムレータ1は、例えば車両のブレーキ用油圧回路上に接続されている。
圧力容器10は、外殻部材である有底筒状の鋼材で形成された鋼管11と、鋼管11が有する開口部12と結合する蓋体13とを備えている。また、圧力容器10は、例えば、鋼管11と蓋体13とを溶接部(接合部)Sで溶接させることで構成されている。圧力容器10は、その内部に、鋼管11とベローズ機構50とにより形成されたガス室Gと、蓋体13とベローズ機構50とにより形成された油室Lとを有している。
鋼管11は、管部15と端部(以下「底部」なお、図1,2中では上部に位置)16とが例えばプレスによる深絞り加工等により形成されている。なお、鋼管11は、深絞り加工後に焼鈍等の熱処理を行なう場合がある。鋼管11は、管部15の一端(底部16とは他方)側に開口部12が位置する。
鋼管11は、管部15の内周面15a及び底部16の内面16aにより内壁面17が形成されている。蓋体13の一部、内壁面17及びベローズ機構50によりガス室Gが形成されている。なお、開口部12には、蓋体13が挿入されるとともに、溶接部Sで蓋体13が溶接される。
底部16には、円形状の貫通孔18が形成されている。この貫通孔18はガスの封入後にガス封入栓19に溶接等の手段を用いて気密に閉塞されている。また、底部16は、貫通孔18の外部に、例えばその横断面が六角形状のカバー20が取り付けられている。
蓋体13は、円盤状に形成された蓋体本体21と、この蓋体本体21の軸心上に設けられたポート部22と、蓋体本体21のポート部22が設けられている第1面23と、第1面23と相対する第2面24と、を備えている。また、蓋体13は、蓋体本体21の軸心上、且つ、第2面24側に、例えば溶接により接合された円筒部材26を備えている。
蓋体本体21は、少なくともその外径が、開口部12に挿入されることで第2面24側が鋼管11の内側に位置し、第1面23が鋼管11の外部に露出する位置となる外径を有している。また、蓋体本体21の側面部27の第2面24側には、樹脂材料等により形成されたリング状の遮断シール28を挿入するシール溝29が設けられている。
詳しく述べると、蓋体本体21は、第1面23側が管部15の内周径よりも大径に形成され、第2面24側が管部15の内周径よりも小径に形成されている。また、蓋体本体21の側面のシール溝29よりも第1面23側に設けられ、溶接時に溶解することで、鋼管11の曲面部12aと溶接される溶接部Sが設けられている。なお、ここで、遮断シール28は、曲面部12aと溶接部Sとが溶接されるときに発生するスパッタ(溶接片等)を遮断可能に形成されており、これにより、スパッタは、ガス室Gへと進入することはない。なお、遮断シール28及びシール溝29は、ガス室Gに露出する。
ポート部22は、この内部に、油室Lと作動油の流出入を行なう通油孔30が設けられている。また、ポート部22は、例えば図示しない油圧回路の配管上に接続されている。
円筒部材26は、内部に空洞部31が形成されており、通油孔30と連続している。また、円筒部材26の端面部32には、空洞部31と油室Lとを連続させる連通孔(流入孔)33が設けられている。また、円筒部材26は、ベローズ機構50と対向する面(以下、「端面26a」)が、所定の精度を有する表面粗さに形成されている。即ち、円筒部材26の端面26aは、後述するシール部材53が当接することで、油室Lを円筒部材26の空洞部31から液封可能な表面粗さを有している。
ベローズ機構50は、筒状に形成され開口端の一方が、蓋体本体21の第2面24に配置された金属ベローズ51と、この金属ベローズ51の開口端の他方に取り付けられた円板状のベローズキャップ(仕切板)52とを備えている。また、ベローズ機構50は、ベローズキャップ52に設けられたシール部材53と、ベローズキャップ52の外周部に取り付けられたガイド54とを備えている。
金属ベローズ51は、第2面24と当接する一端部が、蓋体本体21の第2面24と溶接により接合されている。この金属ベローズ51と蓋体本体21との接合点は、油室L及びガス室G間の液(気)密性を有している。
ベローズキャップ52は、ベローズキャップ52の軸心上に設けられ、油室L側からその内部にシール部材53が嵌合される有底円筒の凹部56を有している。また、ベローズキャップ52は、凹部56周囲に例えば溶接等により固定され、シール部材53の脱離を防止可能なシールストッパ57を有している。なお、シールストッパ57は、シール部材53を固定可能であればよく、その形状が、シール部材53の形状及びサイズ(厚さ及び径等)により適宜変更可能である。
また、ベローズキャップ52は、蓋体13と対向する面(油室L側の面)に、金属ベローズ51の他端部が溶接により、油室L及びガス室G間の液(気)密性を有して接合されている。
シール部材53は、円板状の金属部材60と、円筒部材26の端面26aと対向する金属部材60の主面及び金属部材60の側面、即ち、金属部材60のガス室G側の面を除く外面に設けられ、弾性を有する樹脂材料で形成されたシール61と、を備えている。金属部材60は、その厚さが、凹部56の深さと略同一、又は、凹部56の深さより薄く形成されている。なお、耐久性を向上させるには、金属部材60の角部が面取りされていることが好ましい。また、金属部材60は、凹部56より小径に形成されている。
シール61は、樹脂材料により、金属部材60の側面及び端面26aと対向する外面に成型されることで形成されている。また、シール61は、金属部材60に加硫接着剤等の接着剤により金属部材60に接着される。なお、シール61に用いられる樹脂材料は、例えば、ブレーキの油圧回路に用いられる作動油に対して耐性を有するものであり、弾性変形することで、シール性を有するものであれば良い。また、樹脂材料及び接着剤材質は、アキュムレータ1の用途により、適宜樹脂材料は変更可能である。
シール61は、金属部材60の外面の一部及び側面を被覆する被覆部63と、円筒部材26の連通孔33周囲の端面26aをシールする液封部64と、を備えている。被覆部63は、端面26aと対向する金属部材60の主面及び金属部材60の側面を被覆するとともに、その厚さが略一定の厚さに形成されている。液封部64は、被覆部63から所定の厚さ突出するとともに、円筒部材26の端面26aと当接することでシールするシール面65を有する形状に形成されている。
詳しく述べると、液封部64は、シール部材53の軸心から所定の距離、ここでは、連通孔33の外径より若干大径となる位置から、被覆部63の外周面よりも所定の距離内側から突出する形状に形成されている。また、液封部64のシール面65と、被覆部63の外面とは、所定の角度を有する傾斜部又は曲面部(以下、「傾斜部66」として説明する)を有して連続している。即ち、シール61は、被覆部63からシール面65を有する円環山状の液封部64が突出するとともに、被覆部63と液封部64とが傾斜部66により滑らかに連続する形状に形成されている。
ガイド54は、金属ベローズ51の伸縮にあわせベローズキャップ52が移動する際に内壁面17をスムースに摺動可能な摺動部材で形成されている。なお、ガイド54は、内壁面17をスムースに摺動可能に形成されているだけであり、ガス室Gと、内壁面17及び金属ベローズ51の空間とは連通している。
このように構成されたアキュムレータ1では、油圧回路の圧力が上昇し、ガス室Gの圧力より空洞部31の圧力が高くなると、ポート部22の通油孔30、円筒部材26内の空洞部31及び連通孔33を介して油室L内に油圧回路内の作動油が流入する。この作動油の流入により、油室L内の圧力(油圧)は油圧回路の圧力と同圧となり、アキュムレータ1は、油圧回路内の圧力を蓄圧するとともに、油圧回路内の脈動を緩衝することとなる。このとき、ガス室Gのガス圧は、油室L内の油圧と同圧となるように、圧縮されることとなる。
このときの油室Lの油圧がガス室Gのガス圧を超えると、図1に示すように、金属ベローズ51は伸張しガス室G内のガスが収縮する。このガス室G内のガスの収縮により、所定の位置で、作動油とガスとの釣り合いが取れることとなる。
次に、油圧回路内の圧力が増圧すると、油室L内の圧力が増圧し、さらにガスを収縮させ、金属ベローズ51が伸張する。このとき、油圧回路内の使用圧力や温度等のアキュムレータ1の仕様によってガス室G内のガス圧及びガス体積の少なくとも一方が調整されており、金属ベローズ51は、ガイド54が管部15の内周面15aを摺動する範囲のみを伸縮することとなる。なお、これ以降はガス圧を調整する場合の説明とするが、ガス圧ではなくガス体積で調整しても良く、また、ガス圧及びガス体積の両方を調整してもよい。
次に、油圧回路内の圧力が低下すると、油室L内の作動油の圧力も低下し、ガス室G内のガスが膨張する。これにより、金属ベローズ51は収縮することとなる。このとき、油室L内の油圧が所定の圧力より低くなり、所定の圧力よりも低下した場合には、図2及び図3に示すように、シール61のシール面65と円筒部材26の端面26aとが当接する位置まで、金属ベローズ51が収縮し、ベローズキャップ52が移動する。
このシール面65と端面26aとが当接することで、円筒部材26の連通孔33の周囲の端面26aをシール部材53によりシールすることとなり、油室Lは、ポート部22の通油孔30から円筒部材26の空洞部31を介して連通孔33迄の空間と閉塞(液封)され、区画される。この油室Lの閉塞により、ベローズキャップ52から円筒部材26の外周面と金属ベローズ51との間に位置する作動油は、連通孔33から油圧回路内へ移動することがない。このため、ガス圧による金属ベローズ51の中心方向への変形をガス圧と作動油の油圧とにより規制することが可能となる。
このように、シール部材53により円筒部材26の端面26aをシールすると、シール部材53は、ガス圧により端面26a側に押圧されることとなる。シール部材53のシール61は、被覆部63から液封部64が突出しているため、被覆部63に対して液封部64がより弾性変形する。また、このとき液封部64は、厚み方向に押圧されるため、液封部64の一部は径方向へ弾性変形し、液封部64と被覆部63との境目周辺に横方向の力が加わる。即ち、液封部64の一部は、弾性変形として、液封部64及び被覆部63の境目に設けられた傾斜部66へと変形し、この傾斜部66から径方向へ膨らむ(突出する)こととなる。なお、図3中の破線は、弾性変形前のシール61の形状を示している。
このように構成されたアキュムレータ1によれば、シール部材53の液封部64がガス圧により端面26aに当接し、押圧された場合に、シール61は傾斜部66から突出するように弾性変形する。このため、シール61と金属部材60との接着が剥離することを防止することが可能となる。これにより、シール部材53のシール61の剥離によるシール性の低下(シール性の損失)を防止することが可能となり、耐久性及び信頼性が向上することとなる。
次に、このシール部材53の金属部材60とシール61との接着の剥離について説明する。
図6は、従来のアキュムレータ100に用いられるシール部材100Aの一例を示す図である。なお、図6中、図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。また、図6中、破線Jは、シール101の弾性変形形状を示している。
図6に示すように、例えば従来のアキュムレータ100は、シール部材100Aを備えている。このシール部材100Aは、本実施の形態に係るシール部材53の被覆部63を有さない構成である。即ち、シール部材100Aのシール101は、液封部102を有しており、液封部102から金属部材60に傾斜部103で連続して設けられている。なお、シール101と金属部材60とは、加硫接着剤等により接着されている。
ここで、アキュムレータ1は、ガス室Gのガス圧が、油室Lの油圧より高くなると、シール部材100Aのシール101は、円筒部材26の端面26aに当接し、シール101の厚み方向に押圧されることとなる。このため、シール101の液封部102は、厚み方向につぶれ、破線Jに示すように傾斜部103が径方向に突出するように弾性変形する。
しかし、シール101と金属部材60とは、接着剤により接着されているため、図6の破線Jに示すように、シール101は、傾斜部103だけが径方向へと突出する弾性変形が行なわれる。
即ち、シール101は、シール101の接着面が金属部材60に接着されおり、シール101が金属部材60に固定されている。このため、シール101の弾性変形は、破線Jに示すように、シール101の接着面からシール面65までの間が円弧状の突出する形状に弾性変形することとなる。
このとき、シール101には、弾性変形することで、径方向に移動しようとする力が印加される。この径方向への力により、シール101の接着面、及び、シール101と金属部材60との接着部(接着剤)にもシール101の弾性変形しようとする力が加わる。これにより、シール101と金属部材60とには、シール101の金属部材60から離間する応力が印加される。即ち、シール101の接着面、及び、接着部のシール101と金属部材60との境界にせん断応力が発生することとなる。
このように弾性変形は、油圧回路内の作動油の圧力変動時に、繰り返しシール部材100Aが円筒部材26の端面26aに押圧されるため、シール101と金属部材60との接着部へせん断応力が繰返し印加される。このせん断応力が繰返し接着部に印加されると、シール101と金属部材60との接着部、即ち固体化した接着剤は、性能低下による接着力の低下等や繰返し発生するせん断応力や歪による疲労破壊が発生する虞がある。このような接着力の低下や疲労破壊が発生すると、シール101と金属部材60との剥離の虞がある。
また、接着部付近のシール101(シール101の接着面付近)は、シール面に比べて接着面に近いため、若干弾性変形はするものの、弾性変形量も小さい。このため、同様に、せん断応力が繰返し印加されると、接着部に近いシール101の破断等も発生する虞がある。
このような、シール101と金属部材60との剥離や、シール101の破断があると、金属部材60からシール101がずれる虞や、シール101の脱離が発生することでの、シール機能の低下、又は、シール機能の停止となる虞がある。このような、シール性(機能)の低下により、シール部材100Aの信頼性の低下となる。また、シール部材100Aによるシール機能の停止が発生すると、ガス室G内のガス圧が高い場合に、金属ベローズ51がガス圧により、内径方向へ押圧され、変形する。この金属ベローズ51が変形すると、金属ベローズ51の疲労破壊が生じ、アキュムレータ1の機能損失につながる。
これに対し、図2に示すように、本考案のシール部材53は、シール61は、シール面65と端面26aとが当接すると、傾斜部66が径方向に突出することとなる。このとき、シール61の弾性変形は、傾斜部66から径方向へ突出する弾性変形となる。
このように、シール61の弾性変形が傾斜部66から径方向へと突出することで、シール61は、弾性変形による径方向へ移動しようとする力が印加される。しかし、このような弾性変形による径方向への力は、シール61の液封部64と被覆部63との間の傾斜部により多く加わることとなる。
即ち、上述したような金属部材60とシール61の被覆部63との接着部(接着剤)に加わる変形応力を極力低減させることが可能となる。このため、油圧回路内の作動油の圧力変動により、繰り返しシール部材53が円筒部材26の端面26aに押圧された場合であっても、シール61と金属部材60との剥離を極力防止するとともに、接着部付近のシール61の破断等も防止することが可能となる。
このような、シール61と金属部材60との剥離及びシール61の破断を防止することで、シール部材53のシール機能の低下を防止(シール機能を維持)可能となる。また、アキュムレータ1の使用によるシール部材53の耐久性が向上するとともに、シール部材53の信頼性の向上となる。また、シール部材53の信頼性を向上させることで、金属ベローズ51の内径方向への変形を防止し、アキュムレータ1の信頼性の向上にもなる。
さらに、シール部材53は、金属部材60のガス室G側の外面を除く外面にシール61を設けることで、シール部材53の厚さを、金属部材60のガス室G側の外面分のシール61の被覆部63の厚み分薄くすることが可能となる。また、シール部材53は、シール61を金属部材60のガス室G側の外面を除く外面に設けることで、シール61と金属部材60との接触面積を極力多くすることが可能となり、接着剤による接着強度の低下を極力防止することが可能となる。
これにより、シール部材53は、その厚さを薄くすることが可能となり、且つ、接着強度の低下を防止することが可能となる。このため、シール部材53のシール61及び金属部材60の接着強度を低下させることなく、ベローズキャップ52も小さくすることが可能となり、アキュムレータ1内の油室L及びガス室Gの容積の向上、又は、アキュムレータ1の小型化が可能となる。
また、アキュムレータ1の小型化により、アキュムレータ1の製造に必要な材料の低減となり、製造コストを低減させることが可能となる。これにより、安価にアキュムレータ1を製造することが可能となる。
上述したように、本実施の形態に係るアキュムレータ1によれば、シール部材53に、金属部材60に液封部64と被覆部63とを傾斜部66により滑らかに連続させたシール61を用いることで、シール部材53のシール機能の低下防止(維持)が可能となる。即ち、シール部材53の耐久性を向上することとなり、シール部材53の信頼性の向上とすることができる。また、シール部材53のシール機能の維持を可能(耐久性の向上)とすることで、アキュムレータ1の機能低下を防止し、信頼性の向上とすることも可能となる。
さらに、金属部材60のガス室G側の外面を除く外面にシール61を設けることで、シール部材53の厚さを薄くし、アキュムレータ1の小型化が可能となる。
次に、本実施の形態に係るアキュムレータ1の第1の変形例について説明する。図4は、本考案の第1の変形例に係るアキュムレータ1Aに用いられるシール部材53Aの構成を示す一部断面図である。なお、図4において図1〜3と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図4に示すように、アキュムレータ1Aは、ベローズキャップ52の凹部56内部に嵌合されたシール部材53Aを有している。このシール部材53Aは、シールストッパ57により凹部56からの脱落を防止可能に固定されている。
シール部材53Aは、円板状の金属部材60と、この金属部材60の円筒部材26の端面26aと対向する外面に設けられ、弾性を有する樹脂材料で形成されたシール61Aと、を備えている。なお、金属部材60は、凹部56に嵌合可能となるように、凹部56内径より若干小径に形成されている。
シール61Aは、樹脂材料により、金属部材60の外径より若干小さい外径に成型されることで形成されている。また、シール61Aは、金属部材60の外面に加硫接着剤等の接着剤により接着される。シール61Aは、金属部材60の外面を被覆する被覆部63Aと、連通孔33周囲の端面26aをシールする液封部64と、を備えている。被覆部63Aは、金属部材60の円筒部材26の端面26aと対向する外面の一部を被覆するとともに、その厚さが略一定の厚さに形成されている。液封部64は、被覆部63Aから所定の厚さ突出するとともに、端面26aと当接することでシールするシール面65を有する形状に形成されている。
なお、液封部64は、シール部材53の液封部64と同一構成であり、液封部64のシール面65と、被覆部63Aの外面とは、傾斜部又は曲面部である傾斜部66を有して連続している。即ち、シール61Aは、金属部材60の外面の一部に所定の厚さの被覆部63Aが設けられ、この被覆部63Aからシール面65を有する円環山状の液封部64が突出するとともに、被覆部63Aと液封部64とが滑らかに連続する形状に一体成形されている。
このように構成されたアキュムレータ1Aによれば、アキュムレータ1のシール部材53と同様に、シール部材53Aの液封部64がガス圧により端面26aに当接し、押圧された場合に、傾斜部66が弾性変形する。このため、シール61Aと金属部材60との接着が剥離することを防止することが可能となる。これにより、シール部材53Aのシール61Aの剥離によるシール性の損失を防止することが可能となり、信頼性が向上することとなる。また、シール部材53Aの信頼性を向上させることで、金属ベローズ51の内径方向への変形を防止し、アキュムレータ1Aの信頼性の向上となる。
さらに、シール部材53Aは、金属部材60の円筒部材26の端面26aと対向する外面の一部にのみシール61Aを設けることで、シール部材53Aの厚さ及び径を、シール61Aの被覆部63Aの厚み分小さくすることが可能となる。このため、ベローズキャップ52も小さくすることが可能となり、アキュムレータ1A内の油室L及びガス室Gの容積の向上、又は、アキュムレータ1Aの小型化が可能となる。
上述したように、本実施の形態に係るアキュムレータ1Aによれば、シール部材53Aの金属部材60の外面の一部に液封部64と被覆部63Aとを傾斜部66により滑らかに連続させたシール61Aを設けることで、シール部材53Aのシール機能の低下を防止することが可能となる。これにより、シール部材53Aの耐久性及び信頼性が向上し、アキュムレータ1Aの信頼性の向上にもなる。また、アキュムレータ1Aの小型化とすることも可能となる。
次に、本実施の形態に係るアキュムレータ1,1Aの第2の変形例について説明する。図5は、本考案の第2の変形例に係るアキュムレータ1Bに用いられるシール部材53Bの構成を示す一部断面図である。なお、図5において図1〜4と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図5に示すように、アキュムレータ1Bは、ベローズキャップ52の凹部56内部に嵌合されたシール部材53Bを有しており、このシール部材53Bは、シールストッパ57により脱落を防止可能に固定されている。
シール部材53Bは、金属部材60と、この金属部材60の外面に設けられ、弾性を有する樹脂材料で形成されたシール61Bと、を備えている。
シール61Bは、樹脂材料により、金属部材60の外面に成型されることで形成されている。また、シール61Bは、金属部材60の外面に加硫接着剤等の接着剤により金属部材60に接着される。シール61Bは、金属部材60の外面を被覆する被覆部63Bと、連通孔33周囲の端面26aをシールする液封部64と、を備えている。被覆部63Bは、金属部材60の外面を被覆するとともに、その厚さが略一定の厚さに形成されている。液封部64は、被覆部63Bから所定の厚さ突出して形成されている。
なお、液封部64は、シール部材53、53Aの液封部64と同様に形成されており、液封部64のシール面65と、被覆部63Bの外面とは、傾斜部66を有して連続している。
このように構成されたアキュムレータ1Bによれば、アキュムレータ1、1Aのシール部材53、53Aと同様に、シール部材53Bの液封部64がガス圧により端面26aに当接し、押圧された場合に、傾斜部66が弾性変形する。このため、シール61Bと金属部材60との接着が剥離することを防止することが可能となる。これにより、シール部材53Bのシール61Bの剥離によるシール性の低下を防止することが可能となり、耐久性及び信頼性が向上することとなる。また、シール部材53Bの信頼性を向上させることで、金属ベローズ51の内径方向への変形を防止し、アキュムレータ1Bの信頼性の向上となる。
また、金属部材60は、シール61Bによりその外面が全て覆われているため、接着剤が剥離しても、シール61Bが金属部材60からの脱離を確実に防止することが可能となる。これにより、シール61Bと金属部材60との接触面積を極力多くすることが可能となり、接着剤による接着強度の低下を極力防止することが可能となる。なお、金属部材60は、シール61Bにより全て覆われており、金属部材60の周囲に成型されているため、接着剤を用いなくても適用できる。
なお、本考案は前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した例では、アキュムレータ1〜1Bは、車体のブレーキ用油圧回路に用いるとしたが、その他、各油圧回路に適用可能である。また、油圧回路だけではなく、他の圧力回路にも用いることが可能となる。また、上述した傾斜部66は、所定の角度を有する傾斜又は曲面としたが、曲面及び傾斜の連続であってもよい。この他、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
本考案の一実施の形態に係るアキュムレータの構成を示す断面図。 同アキュムレータのベローズ機構の移動を示す断面図。 同ベローズ機構の要部を示す拡大断面図。 本考案の第1の変形例に係るアキュムレータに用いられるシール部材の構成を示す一部断面図。 本考案の第1の変形例に係るアキュムレータに用いられるシール部材の構成を示す一部断面図。 従来のアキュムレータに用いられていたシール部材の構成の一例を示す一部断面図。
符号の説明
1〜1B…アキュムレータ、10…圧力容器、11…鋼管、12…開口部、12a…曲面部、13…蓋体、15…管部、15a…内周面、16…端部(底部)、16a…内面、17…内壁面、18…貫通孔、19…ガス封入栓、20…カバー、21…蓋体本体、22…ポート部、23…第1面、24…第2面、26…円筒部材、26a…端面、27…側面部、28…遮断シール、29…シール溝、30…通油孔、31…空洞部、32…端面部、33…連通孔(流入孔)、50…ベローズ機構、51…金属ベローズ、52…ベローズキャップ(仕切板)、53〜53B…シール部材、54…ガイド、56…凹部、57…シールストッパ、60…金属部材、61〜61B…シール、63〜63B…被覆部、64…液封部、65…シール面、66…傾斜部、G…ガス室、S…溶接部、L…油室。

Claims (4)

  1. 有底筒状の外殻部材、及び、この外殻部材の開口部を閉塞し、且つ、液体を前記外殻部材内部へと流出入可能な流入孔を有する蓋体を具備する圧力容器と、
    この圧力容器内壁面に沿って伸縮自在に形成された金属ベローズ、及び、金属ベローズに設けられ、前記圧力容器内壁面に沿って前記金属ベローズに追従して移動する仕切板を有し、これら金属ベローズ及び仕切板により前記圧力容器内を、前記液体を流出入可能な液室及びガスを封入可能な気室に仕切るベローズ機構と、
    前記仕切板の前記液室側に設けられた円板状の金属部材、及び、この金属部材表面を覆う被覆部及びこの被覆部から突出し、且つ、前記被覆部と傾斜部及び曲面部の少なくとも一方で連続して設けられるとともに、前記液室を前記流入孔と液封可能に形成された液封部を有するシール部材と、を備えることを特徴とするアキュムレータ。
  2. 前記被覆部は、前記金属部材の前記液面と対向する面の少なくとも一部を被覆することを特徴とする請求項1に記載のアキュムレータ。
  3. 前記被覆部は、前記金属部材の前記液室と対向する面、及び、前記金属部材の側面を覆うことを特徴とする、請求項1に記載のアキュムレータ。
  4. 前記被覆部は、前記金属部材の外面全てを覆うことを特徴とする請求項1に記載のアキュムレータ。
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