JP3145096B2 - フレキシブルレール - Google Patents

フレキシブルレール

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JP3145096B2
JP3145096B2 JP12986790A JP12986790A JP3145096B2 JP 3145096 B2 JP3145096 B2 JP 3145096B2 JP 12986790 A JP12986790 A JP 12986790A JP 12986790 A JP12986790 A JP 12986790A JP 3145096 B2 JP3145096 B2 JP 3145096B2
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英行 酒井
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、主に、トロリコンベア,クロスバーコンベ
ア,パレットコンベア等の各種コンベア装置において、
上下方向への高低変化を自在としたい箇所におけるコン
ベアレールとして使用すると有益な、自在レールとでも
称すべきフレキシブルレールに関するものである。
(コンベアレールの従来の技術) 周知のように、比較的小物軽量なワークや中程度の大
きさや重さのワークを搬送するトロリコンベアは、断面
が伏コ字状乃至下向き凹状のリップ溝型鋼又はC型鋼等
のようなコンベアレール(以下、単にリップ溝型レール
という)に、サイドローラ付きコンベアチェーンやユニ
バーサルチェーン等のコンベアチェーンを転動案内し、
これにてコンベアチェーンに支持したハンガにワークを
吊持してトロリ搬送に供している。
また、前記の場合に比して、ワークの重さが重くなっ
たり、大きくなると、それに伴ってI型鋼やH型鋼のよ
うなコンベアレール(此等を代表して、以下、単にI型
レールという)が使用され、当該I型レールの左右のレ
ール溝部に、上端部に案内ローラを支持したトロリを吊
持し、当該トロリをコンベアチェーンで連結し、当該ト
ロリの下端部にロードハンガを吊持し、当該ロードハン
ガにワークを吊持してトロリ搬送に供している。
その際、此種のトロリコンベアでは、直線状の直レー
ル、45度や90度等の角度に曲成したコーナーレール、或
は、上面が45度や30度等の角度に反り曲げられた凹レー
ルや、逆に、下面が45度や30度等の角度に反り曲げられ
た凸レール等の種々のコンベアレールを組み合わせるこ
とで、無端のコンベアラインを構成している。
(発明が解決しようとする問題点1) ところが、斯様なトロリコンベアの場合には、コンベ
アチェーンやトロリを転動案内するコンベアレールが、
不動状態で固定的に組み合わせられている為、その適所
でコンベアレールを自在に高低変化させることができな
いものであった。
(電着塗装装置の従来の技術) 他方、本発明者は、従来、特開昭62−54097号公報に
開示するように、コンベアチェーンに支持したワークを
間欠搬送するトロリコンベアと、電着塗装の工程順序に
従って配設した処理槽群と、電着処理したワークの焼き
付け乾燥炉を組み合わせてなる装置において、昇降駆動
する1又は2以上の昇降テーブル上に、前記処理槽群を
設置してなる電着塗装装置を提供している。
この場合、固定的に構成したコンベアレールに沿って
トロリコンベアが転動案内されて循環するように構成す
ると共に、当該コンベアチェーンに適宜の間隔ごとに吊
持したワークに対して、その直下部の昇降テーブルの上
に設置した処理槽群を昇降移動させることによって、比
較的小物軽量部品に対する前処理、電着処理、焼き付け
乾燥処理を、比較的小型コンパクトな装置によって効率
良く行えるようにしている。
(発明が解決しようとする問題点2) ところが、比較的大きなワークを対象としようとする
場合、それに付随して個々の処理槽の大きさも大型化せ
ねばならないが、それに伴って処理槽群の大幅な重量増
加を招来することになる。
また、個々の処理槽でワークを前処理したり、電着処
理したり、後処理に供する場合、ワークが大きくなれば
なる程、その上下の昇降ストロークも大きくとる必要性
が生じ、それが為、昇降テーブルを駆動させる昇降装置
を格段に大型化し、その駆動力も大幅に増強せねばなら
ない。
斯様に、トロリコンベア(クロスバーコンベアの場合
も同じ)に吊持したワークに対して、大幅に重量増加し
た処理槽群を、上下方向に大きなストロークで昇降移動
させることは、装置的にみて必ずしも効率に優れるもの
とはいい難い。
そこで、本発明者は、処理槽群それ自体は不動状態で
固定的に設置する反面、当該処理槽群でワークを前処理
したり、電着処理したり、後処理するに、処理槽群の直
上部で搬送停止したワーク全体を、当該直上部に構成し
たコンベアレールごと昇降移動自在とすることに着眼し
た。
その為には、ワークを最先の処理槽へ搬入するコンベ
アレール(以下、搬入側レールという)の末端部と、処
理槽群の直上部に昇降自在に構成したコンベアレール
(以下、移動レールという)の先端部との間、及び、当
該移動レールの末端部とその後工程の焼き付け乾燥炉
へ、電着処理したワークを搬出するコンベアレール(以
下、単に搬出側レールという)の先端部との間で、コン
ベアチェーンやトロリの転動案内機能を保持しつつ、上
下方向へ適宜のストロークで高低変化を自在とすること
ができるフレキシブルなレール構造とする必要性が生じ
た。
(問題点を解決するための手段) そこで、本発明では、前記のような箇所における移動
レールの上下方向への高低変化に、円滑に応動自在な自
在レールとでも称すべきフレキシブルレールとして、短
い長さに形成したレールピースR0〜Rnを設け、当該レー
ルピースR0〜Rnから前後いずれか一方へサイド接続プレ
ートS0〜Snを食み出して固定し、当該サイド接続プレー
トS0〜Sn-1の食み出し側とレールピースR1〜Rnの他方と
を連結軸P1〜Pnで枢設し、その多数組を折曲自在に連設
してなるフレキシブルレールを提供したのである。
(実施例) 以下、本発明に係るフレキシブルレールの実施例を、
添付図面に従って順次説明する。
先ず、本発明のフレキシブルレールFにおけるコンベ
アレールとして、I型鋼(以下、I型レールという)を
採択した場合を示す第1図〜第9図において、このI型
レールは、第6図や第7図の縦断側面図に示すように、
通常、I型断面の長尺体構造を呈し、その上下両端部に
は、左右幅方向へ張り出した上板部1と下板部2が形成
され、その間の中央部には、上板部1と下板部2を上下
に一体接続する縦板部3が形成され、トロリ搬送された
り、チェーン搬送されるワークの大きさや重さによっ
て、適宜のレール高さとレール幅のI型レールが採択さ
れる。
第1図〜第9図において、R0〜RnはI型レールを切断
加工して短い長さのレール長さL1に形成したI型断面の
レールピース(以下、単にI型ピースという)であっ
て、当該I型ピースR0〜Rnの全高Hの5分の2程度の高
さH1位置に、フレキシブルレールFとしての折曲基準線
X−Xを設定している。
4,5は折曲基準線X−Xの上部側と下部側に向かって
傾斜勾配θを変える鈍角状(円弧状でも可)の変曲部で
あって、第1図や第2図に示す中間部のI型ピースR1
Rn-1(先端部と末端部を除く)の場合には、折曲基準線
X−X上の前後両端部に前部変曲部4と後部変曲部5が
形成されるに対し、先端部と末端部のI型ピースR0,Rn
の場合には、第3図や第4図に示すように、折曲基準線
X−X上の前後いずれか一方に形成される。
6,7はI型ピースR0〜Rnにおける上部テーパー端面で
あって、前部変曲部4と後部変曲部5の上部側に、斜め
上向きに4度程度の傾斜角度θで端面T字状に切断加工
している。
この上部テーパー端面6,7は、第1図や第2図に示す
中間部のI型ピースR1〜Rn-1(先端部と末端部を除く)
の場合には、前後対称的に形成されるに対し、先端部の
I型ピースR0の場合には、第3図に示すように、その後
部側に形成され、また、末端部のI型ピースRnの場合に
は、第4図に示すように、その前部側に形成される。
8,9はI型ピースR0〜Rnにおける下部テーパー端面で
あって、前部変曲部4と後部変曲部5の下部側に、斜め
下向きに4度程度の傾斜角度θで端面逆T字状に切断加
工している。
この下部テーパー端面8,9は、第1図や第2図に示す
中間部のI型ピースR1〜Rn-1(先端部と末端部を除く)
の場合には、下部側に前後対称的に形成されるに対し、
先端部のI型ピースR0の場合には、第3図に示すよう
に、その後部側に形成され、また、末端部のI型ピース
Rnの場合には、第4図に示すように、その前部側に形成
される。
10は先端部のI型ピースR0を除く、I型ピースR1〜Rn
の縦板部3に穿設した通孔であって、当該I型ピースR1
〜Rnの前部変曲部4から折曲基準線X−X上に沿って、
レール長さL1の5分の1程度の距離E1を、内側へ入った
位置の縦板部3に形成している。
S0〜SnはI型ピースR0〜Rnを前後に連結する左右一対
のサイド接続プレートであって、I型ピースR0〜Rnのレ
ール長さL1と略同一のプレート長さL2に形成され、当該
プレート長さL2の5分の2程度の距離E、即ち、前記の
距離E1の2倍程度の長さを後部側へ向かって齟齬させて
食み出し形成すると共に、その前半部側をI型ピースR1
〜Rnの前部折曲部4(先端部のI型ピースR0の場合2
は、後記する鉛直端面)から折曲基準線X−Xに沿っ
て、略同一の距離Eを内側へ入った位置に齟齬させた上
で、然も、サイド接続プレートS1〜Sn-1の上下両端部を
I型ピースR0〜Rnの縦板部3に溶接11,12によって固定
している。
このとき、サイド接続プレートS0〜Snの上下両端部と
I型ピースR0〜Rnの上板部1と下板部2の上下面との間
は、適度の間隙C1,C2を隔てて溶接され、先端部と末端
部のI型ピースR0,Rnを除く、中間部の隣合うI型ピー
スR1〜Rn-1が適度に折れ曲げられるようにしている。
13,14はサイド接続プレートS0〜Snの変曲部であっ
て、折曲基準線X−Xの上部側と下部側に向かって傾斜
勾配θを変えるべく鈍角状(円弧状でも可)に形成さ
れ、第1図や第2図に示す中間部のサイド接続プレート
S1〜Sn-1(先端部と末端部を除く)の場合には、折曲基
準線X−X上の前後両端部に前部変曲部13と後部変曲部
14が形成されるに対し、先端部と末端部のサイド接続プ
レートS0,Snの場合には、第3図や第4図に示すよう
に、折曲基準線X−X上の前後いずれか一方に形成され
る。
15,16はサイド接続プレートS0〜Snにおける上部テー
パー端面であって、前部変曲部13と後部変曲部14の上部
側に、斜め上向きに4度程度の傾斜角度θで切断加工さ
れ、第1図や第2図に示す中間部のサイド接続プレート
S1〜Sn-1(先端部と末端部を除く)の場合には、上部側
に前後対称的に形成されるに対し、先端部と末端部のサ
イド接続プレートS0,Snの場合には、第3図や第4図に
示すように、折曲基準線X−X上の前後いずれか一方に
形成される。
17,18はサイド接続プレートS0〜Snにおける下部テー
パー端面であって、前部変曲部13と後部変曲部14の下部
側に、斜め下向きに4度程度の傾斜角度θで切断加工さ
れ、第1図や第2図に示す中間部のサイド接続プレート
S1〜Sn-1(先端部と末端部を除く)の場合には、下部側
に前後対称的に形成されるに対し、先端部と末端部のサ
イド接続プレートS0,Snの場合には、第3図や第4図に
示すように、折曲基準線X−X上の前後いずれか一方に
形成される。
19は末端部のサイド接続プレートSnを除く、サイド接
続プレートS0〜Sn-1に穿設した通孔であって、そのプレ
ート高さhの3分の1程度の高さh1位置にその折曲基準
線X−Xが設定され、当該サイド接続プレートS0〜Sn-1
の後部変曲部14からプレート長さL2の5分の1程度の距
離E2を、折曲基準線X−X上に沿って内側へ入った位置
に開口形成している。
P1〜Pnは前後に位置するレール構成部材を枢設する連
結軸であって、末端部のサイド接続プレートSnを除くサ
イド接続プレートS0〜Sn-1の通孔19と、I型ピースR0
Rnの通孔10に左右横方向から嵌挿支持している。
20は先端部のI型ピースR0の前端部を略鉛直に切断加
工した鉛直端面であって、当該鉛直端面20には、I型レ
ールK1が突き合わせられ、当該突き合わせ端面の上下両
面には、上部プレート21と底部プレート22が連結固定さ
れる。
23は末端部のI型ピースRnの後端部を略鉛直に切断加
工した鉛直端面であって、当該鉛直端面23には、I型レ
ールK2が突き合わせられ、当該突き合わせ端面の上下両
面には、上部プレート21と底部プレート22が連結固定さ
れる。
24は先端部のサイド接続プレートS0の前端部を略鉛直
に切り落とした鉛直端面である。
25は末端部のサイド接続プレートSnの後端部を略鉛直
に切断加工した鉛直端面である。
従って、I型ピースR0〜Rnにサイド接続プレートS0
Snを固定してなるレール構成部材を、長手方向へ次々と
突き合わせて連設すると共に、左右のサイド接続プレー
トS0〜Sn-1の間にI型ピースR1〜Rnを差し込んだ上で、
サイド接続プレートS0〜Sn-1の通孔19とI型ピースR1
Rnの通孔10にかけて連結軸P1〜Pnを嵌挿し、当該連結軸
P1〜Pnの軸頭部とサイド接続プレートS0〜Sn-1の通孔19
の周縁部とを溶接26によって固定することにより、本発
明に係るフレキシブルレールFが第5図に示すように折
曲自在に組み立て構成される。
また、フレキシブルレールFの前後両端部には、搬入
側と搬出側のI型レールK1,K2が突き合わされ、その上
で上部プレート21と底部プレート22が連結固定される。
尚、第6図と第7図において、Tはトロリであって、
チェーンコンベアやリンクチェーン等で前後に間隔を隔
てて連設して搬送されたり、自走して搬送に供されるよ
うにしている。
27はトロリTの上端部に枢設した転動ローラであっ
て、トロリTの下端部にワークを吊持して、本発明のフ
レキシブルレールFを含むコンベアレールK1〜K3に搬送
案内されて転動する。
(作 用) 而して、フレキシブルレールFの一端部を固定し、そ
の他端部を上下方向へ昇降移動すると、それに伴って先
端部と末端部のサイド接続プレートS0,Sn付きI型ピー
スR0,Rnを除く、中間部のレール構成部材であるサイド
接続プレートS1〜Sn-1付きI型ピースR1〜Rn-1が、連結
軸P1〜Pnを回転支点として徐々に折り曲げられ、例え
ば、第8図に示すように、フレキシブルレールFの先端
部寄りと後端部寄りに位置するI型ピースR0,R1,R2,R3
・・・Rn-3,Rn-2,Rn-1,Rnにおける前後部の上部テーパ
ー端面6,7又は下部テーパー端面8,9のいずれか一方が適
度に突き合わされ、同じくフレキシブルレールFの先端
部寄りと後端部寄りに位置するサイド接続プレートS0,S
1,S2,S3・・・Sn-3,Sn-2,Sn-1,Snの前後部の上部テーパ
端面15,16又は下部テーパー端面17,18のいずれか一方が
突き合わされることで適度に折り曲げられると共に、当
該フレキシブルレールFの先端部寄りと後端部寄りの位
置を除く中間部分では、此等のレール構成部材が前後に
適度の傾斜間隙を隔てた状態に折り曲げられる。
これにて、本発明のフレキシブルレールFによる上下
方向への応動が確保される。
このフレキシブルレールFには、第6図や第7図に示
すように、上端部に転動ローラ27を支承したトロリTが
掛架支持されて搬送案内に供されるが、その際、トロリ
Tの転動ローラ27を円滑に転動案内させる上で、フレキ
シブルレールFにおける前後に位置するレールピースR0
〜Rnの相互間の下部側に、必要以上の間隙が形成される
ことは好ましくない。
そこで、本実施例の場合には、I型ピースR0〜Rnの全
高Hの下部5分の2程度の高さH1位置に折曲基準線X−
Xを設定し、また、I型ピースR0〜Rnにおける上部テー
パー端面6,7と下部テーパー端面8,9、サイド接続プレー
トS0〜Snにおける上部テーパー端面15,16と下部テーパ
ー端面17,18の傾斜角度θを、上下略同じ4度程度に形
成することで対処したが、それに代えて、上部テーパー
端面6,7、15,16の傾斜角度θを4度程度とするに対し、
下部テーパー端面8,9、17,18の傾斜角度を2度程度と
し、これにて上部テーパー端面6,7、15,16に比して下部
テーパー端面8,9、17,18の傾斜角度θを小さくしたり、
また、上下の傾斜角度θを共に2度程度の小さな勾配に
して組み合わせることで、転動ローラ27の円滑な転動に
対処することもできる。
また、前記のように上部テーパー端面6,7、15,16の傾
斜角度θと、下部テーパー端面8,9、17,18の傾斜角度θ
を比較的小さくした場合には、I型ピースR0〜Rnの折曲
基準線X−Xを、当該I型ピースR0〜Rnを上下に2等分
する中心位置に設定すると共に、サイド接続プレートS0
〜Snの折曲基準線X−Xも、それを上下に2等分する中
心位置に設定することもできる。
尚、第8図の正面図に示すように折れ曲げられたフレ
キシブルレールFの場合には、その先端部と末端部のI
型ピースR0,RnにI型レールK1,K2を突き合わせて連結固
定し、当該I型レールK1,K2を上下方向へ相対的に昇降
移動させた場合におけるフレキシブルレールFの折れ曲
げ状態を図示している。
また、第9図の正面図には、前後両端部の適宜の高さ
位置に、I型の搬入側レールK1と搬出側レールK3を移動
不能に固定支持し、中央部の移動レールK2を上下方向へ
移動自在に支持し、此等のコンベアレールK1〜K3の間
に、本発明のフレキシブルレールFを連結固定し、その
上で、中央部の移動レールK2を上下方向へ移動させた場
合に、その前後1組のフレキシブルレールFが上下方向
へ折れ曲げられてフレキシブルな状態に姿勢変化した場
合を図示している。
(その他の実施例) 前記の実施例の場合には、短い長さに形成したI型ピ
ースR0〜Rnと、そのサイド接続プレートS0〜Snとを組み
合わせた場合について説明したが、当該I型ピースR0
Rnに代えて、上板部と下板部と縦板部とからなるH型鋼
を採択したり、上板部と左右の側板部と下端部の左右の
リップ部とからなる伏コ字状乃至下向き凹状のリップ溝
型レールを採択したり、同じく伏コ字状乃至下向き凹状
のリップ溝型レールの外側レールと、その天井部に固定
した伏コ字状乃至下向き凹状のリップ溝型レールの内側
レールとからなるダブルレールを採択したり、上下の上
板部と下板部と、その左右いずれか一方の側板部と、上
板部と下板部の他方に形成した上下のリップ部とからな
るC字状のリップ溝型レールを採択したり、或は、同じ
くC字状のリップ溝型レールを左右背中合わせに形成し
たリップI型レールのいずれかを採択し、前記と同様に
構成することもできる。
(発明の効果) 本発明では、前記のように短い長さに形成したレール
ピースR0〜Rnを設け、当該レールピースR0〜Rnから前後
いずれか一方へサイド接続プレートS0〜Snを食み出して
固定し、当該サイド接続プレートS0〜Sn-1の食み出し側
とレールピースR1〜Rnの他方とを連結軸P1〜Pnで枢設
し、その多数組を折曲自在に連設してなるフレキシブル
レールFを提供したので、コンベアレールにおける適所
を自在に高低変化するに極めて利便であるばかりか、当
該フレキシブルレールFに沿ってトロリコンベアやクロ
スバーコンベアの案内ローラを円滑に転動案内できる搬
送レールとして、多様な使途に有益に利用することがで
きる画期的な効果を齎す。
特に、その応用例の一として、トロリコンベアやクロ
スバーコンベア等のコンベア装置に支持したワークを搬
送し、当該ワークを所要の工程順序に従って配設した処
理槽群で電着処理する電着塗装装置において、前記処理
槽群の直上部に、第9図に示すような、上下方向へ昇降
自在な移動レールK2を構成し、当該移動レールK2とその
前後に間隔を隔てて固定した搬入側レールK1と搬出側レ
ールK3との間に、本発明のフレキシブルレールFを連結
して構成した上で電着塗装に供すれば、搬送対象物が大
型化して処理槽群が大容量化するも、従前の電着塗装装
置のように昇降テーブルの昇降ストロークを必要以上に
大きくとる必要がなく、格段に効率良く装置化すること
ができるのみならず、その作業効率にも優れる等の諸効
果をも発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はフレキシブルレールの主要部を構成する中間部
のレール構成部材を示す分解斜視図、第2図は中間部の
I型ピースと接続プレートの1組を示す正面図、第3図
は先端部のI型ピースと接続プレートの1組と、搬入側
のI型レールとの突き合わせ端部の上下両面に固定され
る上部プレートと底部プレートを示す分解斜視図、第4
図は末端部のI型ピースと、搬出側のI型レールとの突
き合わせ端部の上下両面に固定される上部プレートとの
底部プレートを示す分解斜視図である。 第5図はフレキシブルレールの全体を長手方向へ直線状
に連設した状態を示す正面図、第6図と第7図はフレキ
シブルレールの縦断側面図であって、その内、第6図は
第5図のI−I線断面図、第7図は同じくII−II線断面
図である。 第8図はフレキシブルレールの前後両端部又はいずれか
一方を上下方向へストロークさせたフレキシブル状態を
示す正面図である。 第9図はフレキシブルレールを、中央部の上下方向へ昇
降移動するI型レールとその前後両端部に間隔を隔てて
固定した搬入側と搬出側のI型レールとの間に構成し、
中央部のI型レールの昇降移動によって、前後のフレキ
シブルレールを上下方向へ折れ曲げてストロークさせた
状態を示す正面図である。 符号表 F……フレキシブルレール R0〜Rn……I型ピース、X−X……折曲基準線 S0〜Sn……サイド接続プレート P1〜Pn……連結軸、θ……傾斜角度 E,E1,E2……距離 K1,K2,K3……I型レール L1……レール長さ、L2……プレート長さ H……レール高さ、H1……下部側高さ H2……上部側高さ、h……プレート高さ h1……下部側高さ、h2……上部側高さ T……トロリ 1……上板部、2……下板部、3……縦板部 4,5……変曲部、6,7……上部テーパー端面 8,9……下部テーパー端面、10,19……通孔 11,12,26……溶接、13,14……変曲部 15,16……上部テーパー端面 17,18……下部テーパー端面 20,23,24,25……鉛直端面 21……上部プレート、22……下部プレート 27……転動ローラ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 21/00 - 21/22 B65G 17/00 - 17/48 C25D 13/00 304 C25D 17/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レールピースR0〜Rnが、I型レール,H型レ
    ール,リップ溝型レール,リップ溝型レールの外側レー
    ルとその天井部に固定したリップ溝型レールの内側レー
    ルとからなるダブルレール,C字状のリップ溝型レール,C
    字状のリップ溝型レールを背中合わせに形成したリップ
    I型レールのいずれかであって、前記レールピースR0
    Rnの前後いずれか一方へサイド接続プレートS0〜Snを食
    み出して固定し、 前記レールピースR1〜Rn-1の前後両端部に、その上部側
    と下部側に向かって傾斜勾配θを変える変曲部4,5を形
    成し、当該変曲部4,5の上部側に斜め上向きの上部テー
    パー端面6,7を形成すると共に、その下部側には斜め下
    向きの下部テーパー端面8,9を形成し、 前記サイド接続プレートS0〜Sn付きのレールピースR0
    Rnを1組とするレール構成部材の多数組を、連結軸P1
    Pnで折曲自在に枢設したことを特徴とするフレキシブル
    レール。
  2. 【請求項2】レールピースR0〜Rnが、I型レール,H型レ
    ール,リップ溝型レール,リップ溝型レールの外側レー
    ルとその天井部に固定したリップ溝型レールの内側レー
    ルとからなるダブルレール,C字状のリップ溝型レール,C
    字状のリップ溝型レールを背中合わせに形成したリップ
    I型レールのいずれかであって、前記レールピースR0
    Rnの前後いずれか一方へサイド接続プレートS0〜Snを食
    み出して固定し、 前記レールピースR1〜Rn-1の前後両端部に、その上部側
    と下部側に向かって傾斜勾配θを変える変曲部4,5を形
    成し、当該変曲部4,5の上部側に斜め上向きの上部テー
    パー端面6,7を形成すると共に、その下部側には斜め下
    向きの下部テーパー端面8,9を形成し、 前記サイド接続プレートS1〜Sn-1の前後両端部に、その
    上部側と下部側に向かって傾斜勾配θを変える変曲部1
    3,14を形成し、当該変曲部13,14の上部側に斜め上向き
    の上部テーパー端面15,16を形成すると共に、その下部
    側に斜め下向きの下部テーパー端面17,18を形成し、 前記サイド接続プレートS0〜Sn付きのレールピースR0
    Rnを1組とするレール構成部材の多数組を、連結軸P1
    Pnで折曲自在に枢設したことを特徴とするフレキシブル
    レール。
  3. 【請求項3】レールピースR1〜Rn-1のレール長さL1とサ
    イド接続プレートS1〜Sn-1のプレート長さL2を略同一に
    形成し、 前記レールピースR1〜Rn-1に対してサイド接続プレート
    S1〜Sn-1を前後方向に距離Eを齟齬して固定してなる請
    求項1又は請求項2に記載のフレキシブルレール。
  4. 【請求項4】レールピースR0〜Rnが、天板部1と底板部
    2と縦板部3とからなるI型ピースであって、 当該I型ピースR0〜Rnの縦板部3の前後いずれか一方に
    サイド接続プレートS0〜Snを食み出して固定し、 前記I型ピースR1〜Rn-1の前後両端部に、その上部側と
    下部側に向かって傾斜勾配θを変える変曲部4,5を形成
    し、当該変曲部4,5の上部側に斜め上向きの上部テーパ
    ー端面6,7を形成すると共に、その下部側には斜め下向
    きの下部テーパー端面8,9を形成し、 前記サイド接続プレートS1〜Sn-1の前後両端部に、その
    上部側と下部側に向かって傾斜勾配θを変える変曲部1
    3,14を形成し、当該変曲部13,14の上部側に斜め上向き
    の上部テーパー端面15,16を形成すると共に、その下部
    側に斜め下向きの下部テーパー端面17,18を形成し、 前記サイド接続プレートS0〜Sn付きのI型ピースR0〜Rn
    を1組とするレール構成部材の多数組を、連結軸P1〜Pn
    で折曲自在に枢設したことを特徴とするフレキシブルレ
    ール。
  5. 【請求項5】連結軸P1〜Pnを、サイド接続プレートS0
    Sn-1に設けた通孔19とレールピースR1〜Rnに設けた通孔
    10に嵌挿支持してなる請求項1、請求項2又は請求項4
    に記載のフレキシブルレール。
  6. 【請求項6】上部テーパー端面6,7を斜め上向きに端面
    T字状に形成すると共に、下部テーパー端面8,9を斜め
    下向きに端面逆T字状に形成してなる請求項4に記載の
    フレキシブルレール。
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