JP3143511B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3143511B2
JP3143511B2 JP04022714A JP2271492A JP3143511B2 JP 3143511 B2 JP3143511 B2 JP 3143511B2 JP 04022714 A JP04022714 A JP 04022714A JP 2271492 A JP2271492 A JP 2271492A JP 3143511 B2 JP3143511 B2 JP 3143511B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等で
入力された画像情報を2値記録するための画像処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置では、画像中の高濃度
部を再生する方法としてマスキング・UCR処理によっ
て黒成分を抽出し、黒色の記録材を用いて画像を記録再
生している。更に、出力方式として2値記録手段を使用
する装置では、誤差拡散法に代表される様な擬似中間調
処理方式を用いることで高画質化を実現している。この
擬似中間調処理方式は、写真画像のような比較的滑らな
か濃度変化を有する画像に対する再現性に優れている反
面、文字・細線などの濃度エッジを有する画像には適し
ていないことが良く知られている。そこで本出願人によ
り提案された従来装置では上記文字・細線中の特に黒色
を有するものを検出するいわゆる黒文字検出を用い、2
値化処理後の画像データを黒色の記録材を用いて記録再
生を行うように制御している。図8は、従来装置で使用
されている2値画像データの制御回路を示したものであ
る。同図における回路では黒文字検出信号(CTL)が
2(Highレベル)、すなわち黒色の文字・細線の一
部であると判定された画素データに対しては、ANDゲ
ート121〜123の出力が0(Lowレベル)とな
り、ORゲート124の出力は1となる。前記21〜2
4の各ゲートの出力は、各々記録色C′(シアン)、
M′(マゼンタ)、Y′(イエロー)、K′(ブラッ
ク)に対応した記録ヘッドに供給されており、画素の記
録/非記録を制御することにより、2値画像の記録再生
を行う。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、画像データ中の黒色の文字・細線部分に
対応した黒文字検出信号(CTL)が1(Hレベル)と
なった場合には、C,M,Yの2値画像データが0(L
レベル)、Kの2値データが1(Hレベル)に強制的に
変換制御されてしまうように動作するために、全ての画
素がKのみで記録されてしまうことになる。
【0004】したがってこのような制御を行った場合の
弊害として、ハーフトーンの文字・細線を再生する場合
に、黒文字部と判定された画素は、Kのベタ画像となる
のに対して、それ以外の部分は擬似中間調処理によって
C,M,Y,Kの各ドットが各々ランダムに記録された
混色表現によるハーフトーン画像となるため、前者と後
者の境界部分で著しい色味の差が発生してしまう。ま
た、再生画像の濃度調節機能を有する装置においては、
特に、濃度調節を行うことにより、ハーフトーン部の記
録濃度が変化するのに対して黒文字部では、常にKのベ
タ画像として記録されてしまうという問題がある。ま
た、上記のような制御を行った場合の弊害として、本来
記録すべき画像データがない領域(CMYK=0)に対
して、黒文字検出信号のみに基づいてK=1とした場合
に文字ではない領域に対してKのベタ画像が記録されて
しまうという問題がある。この問題は特に黒文字領域と
黒文字でない領域の境界である黒文字部領域の周辺の領
域において発生し、黒文字が太く記録されてしまうこと
になる。
【0005】本発明は、上述の様な事情に鑑みてなされ
たものであり、黒色細線部を良好に再生できる画像処理
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、入力画像データを中間調処理し、
ドットの記録/非記録を示す2値画像データを色成分毎
に発生する発生手段と、前記入力画像データから黒色細
線部を検出する検出手段と、前記検出された黒色細線部
に対し、前記2値画像データのうち少なくとも1つがド
ットの記録を示す場合に黒色記録を行うように制御する
制御手段とを有することを特徴とする。また、請求項2
の発明は、前記制御手段は、前記検出された黒色細線部
に対し、前記2値画像データが全てドットの非記録を示
す場合には記録を行わないように制御することを特徴と
する。
【0007】
【実施例】本発明の実施例は、入力した画像情報に対し
て所定のデータ変換処理を行い2値画像情報を生成する
画像変換手段と、前記入力画像情報から所定のアルゴリ
ズムに従い画像制御信号を出力する制御信号発生手段
と、前記2値化された画像情報を前記画像制御信号に基
づいて制御する2値制御手段とを設けることにより、前
記制御信号発生手段出力に基づいて制御される2値制御
手段出力を、該手段に入力する2値画像情報の濃度変化
に応じて変化するようにしたものである。
【0008】以下具体的に説明する。
【0009】図1は、本発明を実施した画像記録装置の
ブロック図である。同図において、1は画像データ及び
そのタイミング信号を入力するための画像情報入力部で
あり、該入力部に、スキャナ、画像メモリ、コンピュー
タ等を接続することにより、所定階調数に量子化した3
原色〔R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)〕
の色成分画像データを入力する。
【0010】2は、画像情報入力部1より入力される
R,G,Bの画像データに対して、公知の画像変換処理
(例えば、対数変換、マスキングUCR処理、ガンマ変
換処理等)を施した後、C,M,Y,Kの各色に対して
任意の擬似中間調処理手法(組織ディザ法、誤差拡散法
など)により画像データの2値化処理を行い、C(シア
ン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラッ
ク)の4色の2値画像データを生成する。
【0011】他方、3は制御信号発生回路であり、前記
画像情報入力部1より入力されるR,G,Bの画像デー
タより予め定められたアルゴリズムに従い、入力画像中
の所定の特徴を有する画素を検出し、該検出結果に基づ
き画像制御信号(CTL)を出力する。
【0012】4は、2値制御部であり、前記画像変換部
2の出力であるC,M,Y,Kの各色成分の2値画像デ
ータに対して、前記画像制御信号(CTL)に基づいて
所定のゲート処理を行って2値記録データC′,M′,
Y′,K′を出力する。
【0013】5は、記録制御部であって、前記2値記録
データを不図示は記録タイミング信号により、所定期間
遅延処理した後、C′,M′,Y′,K′の各色に対応
した記録ヘッド6(a)〜6(d)に対して出力する。
該記録ヘッド6(a)〜6(d)は、前記2値記録デー
タの値(1or0)に従い、被記録材(例えば、紙、布
など)の上に、ドットの記録/非記録を行い、2値フル
カラー画像を記録再生するものである。
【0014】次に、制御信号発生回路3の一例として、
黒文字判定処理のアルゴリズムを実現した回路につい
て、以下に詳細に述べる。
【0015】この黒文字判定を行う回路は、図2に示す
如く黒信号生成部61、該信号の2値化部62、2値化
データより文字の一部であることを示す信号(CTL)
を生成する文字識別部63から構成される。
【0016】図3に黒信号生成部31を示す。図中最大
値検出部61及び最小値検出部62はそれぞれ8bit
で表わされるRGB信号を画素毎にそのレベルを比較
し、レベルの最も大きい値と最も小さい値をそれぞれm
ax(RGB),min(RGB)として得る。加算器
63は同信号の差max(RGB)−min(RGB)
を演算し、その結果を乗算器66で所定定数α倍して加
算器64でmax(RGB)に加算する。加算結果は制
限器(リミッタ)65にて8bit幅を越えた場合25
5に制限して黒信号dを得る。
【0017】図4に本処理の説明図を示す。本実施例で
は各色信号R,G,Bとも値が大きい程、白色、つまり
R=G=B=0の時、黒色であるとする。従って図13
(b)でAの部分は色味を有する細線Bの部分は黒い線
を示している。
【0018】 d=max(RGB)+α〔max(RGB)−min(RGB)〕… (max(RGB)はグレイ成分信号、max(RG
B)−min(RGB)は色味を示す信号、αは色抑圧
定数)
【0019】本処理の物理的意味はmax(RGB)−
min(RGB)を色味ととらえかつmax(RGB)
をグレイ成分(明るさ)とするならばmax(RGB)
−min(RGB)が大の時つまり色味を有する点では
この値を定数α倍してmax(RGB)に加える事でよ
り明るい(白い)方向に変換出来る。従って定数αの値
が大である程色味を持つ点をより白い点とする為に色味
を抑圧する程度を表す値として、αを色抑圧定数と呼
ぶ。即ち、不図示のCPUにより乗算器66にセットさ
れるαの値を変化させることによりdが示す黒成分検出
の度合いを変化させることができる。図4ではα=1と
表したがmax(RGB)が大きくかつmax(RG
B)−min(RGB)が大きい場合は図3の制限器6
5により完全な白い点を表す最大値255となる。従っ
て生成される信号dの変化はほぼ黒成分の変化を意味す
ると考えられる。
【0020】さて黒信号dは図2に示す2値化部32に
入力される。
【0021】<2値化部>図5において黒信号dはそれ
ぞれ1ライン分づつデータをメモリ71を用いて遅延保
持され順次ライン遅延された5画素分のデータが加算器
72で加算される。さらに該加算値をF/F73で1画
素に遅延保持した5個の加算値をさらに加算器75で加
算する。同加算器出力は入力データより2ラインとして
画素遅延したつまりメモリ71−2出力をF/F73−
5、73−6で遅延したF/F73−6出力位置を注目
画素位置とするならば、その周辺25画素分の積算値で
あり従って除乗器76で1/25倍すれば注目画素近傍
の黒信号の平均値mが得られる。
【0022】比較器79において注目画素位置のデータ
dを上記平均値mをしきい値として比較してより精細な
2値信号Bが得られる。
【0023】即ち d<mの時B=1(黒) d≧mの時B=0(白) とする。
【0024】さらに加算器77で平均値mとdとの差を
求め絶対値回路78が絶対値に変換した後比較器74で
定数δと比較して2値信号Cが得られる。
【0025】即ち |d−m|>δの時C=1 |d−m|≦δの時C=0 とする。
【0026】両信号の物理的意味は前者Bが黒信号を高
精細に2値化した信号であり、後者Cが注目画素でのレ
ベル変化量を2値化した信号である。つまりB=1でか
つC=1は注目画素での濃度変化が定数δより大きく、
かつ黒方向に変化していると判断出来る。つまりこの点
が文字細線の一部である確率が高いと言える。
【0027】しかしながら注目画素が網点で表現された
中間調画像部分である可能性もあるので、この網点を除
去する為に同2bit信号を黒文字識別部33に入力し
文字部の識別を行う。
【0028】<黒文字識別部>図6に黒文字識別部を示
す。まず入力される2値信号Bはラインメモリ80−
1、80−2、80−3、80−4を用いて順次1ライ
ンづつ遅延保持すると共にフリップフロップ81−0〜
81−9で1画素毎に遅延保持する。従って今、注目す
る画素位置をF/F81−4出力位置とするならば注目
画素に隣接する8画素の2値データBはF/F81−
2、81−4、81−6の入力位置及びF/F81−
2、81−6、81−3、81−5,81−7出力端子
に位置し、注目画素を含む9個の隣接画素データは共に
ゲート回路83−2に入力される。
【0029】同様に考えればゲート回路83−1には前
記注目画素より1ライン後の画素データつまりF/F8
1−2出力位置に隣接する9点、ゲート回路83−4へ
は注目画素より1ライン前のつまりF/F81−6出力
位置に隣接する9点のデータが入力される。同ゲート回
路83内部では(後に詳説するが)それぞれ中央の点が
隣接する8点の2値レベル(0又は1)から反転してい
るか否かつまり中央の点が周辺から孤立して“0”又は
“1”のレベルを有しているか否かによって画素毎に0
〜4の値Sを割り付ける。該値Sはその値が大きい程網
点画素の可能性が大きく逆に0ならば文字等の1部であ
る可能性が高いと言える。なぜならば文字、線は1次元
的に連続したドットの集合であるからである。しかしな
がら文字か否かは必ずしも1点では判断出来ない為に上
記各画素毎に割り付けられた孤立性を示す値Sを2次元
的に積算して判定する。即ち、孤立性の度合いを示す多
値データを判定に用いるものである。まず加算器85−
1で1ライン方向の3画素分を加算し、その結果をF/
F84−1〜84−6で6画素分遅延保持して加算器8
5−2で加算すれば入力画像データBに対して2ライン
と4画素遅れた画素を注目画素位置とするならば注目画
素を中心とする3×7画素分のデータSの加算値Pfが
求まる。該特徴量Pfは二次元的空間周波数を意味す
る。つまりPf値が大である程注目画素近傍は2値デー
タBの値が“0”←→“1”の反転が多く、即ち、空間
周波数が高く、従って二次元的にドットが孤立した点が
多い事を意味する。
【0030】Pf>KかつC=1かつB=1の時E=1 その他の時 E=0
【0031】従って該Pf値を所定定数K(4〜5程
度)と比較器86で比較し、かつ、注目画素位置つまり
メモリ80−5、80−6で2ラインとF/F82−1
〜82−4でさらに4画素遅延させた2値信号C及び同
位置の2値信号Bとのアンドをとった87出力値E=1
は、黒文字の一部の点である。従って該信号を黒文字検
出信号(CTL)として出力する。
【0032】さて、前述のゲート回路83内部について
詳説しておく。図7はゲート回路83を示す図であり、
中央の画素iに隣接するa,b,c,d,e,f,g,
hは前述したF/F81の各入出力信号Bである。EX
−ORゲート831−1、831−2はa,i,i方向
に注目画素iが反転しているか否かを検出する。つまり
両EX−ORゲート出力が共に“1”であればアンドゲ
ート832−1出力が1となり注目画素iはaih方向
に孤立している。同様にEX−ORゲート831−3、
831−4、ANDゲート832−2はcif方向、E
X−ORゲート831−5、831−6、ANDゲート
832−3はbig方向、EX−ORゲート831−
7、831−8、ANDゲート832−4はdie方向
の孤立性を検出する。ここでANDゲート833−1、
833−2、ORゲート834は注目画素iがbig方
向か又はdie方向に連続して同レベル“0”又は
“1”の場合を検出し、該当する場合はORゲート83
4出力が“0”となる。該信号はANDゲート835−
1〜835−4で先述のアンドゲート832−1〜83
2−4出力とアンドし、その出力結果を加算器836で
加算すれば0〜4の値を示すSが求まる。
【0033】アンドゲート833とORゲート834に
よる条件の物理的意味はその連続性が紙面(原稿又は記
録紙面)上で直交する線分である為文字の一部である可
能性が高い。従ってこの場合は一意的にS=0として結
果として特徴量Pfを下げる。尚、Pf値として積算す
る領域は望ましくは7×7程度に方形で本実施例より広
い方が高精細に文字を識別出来る。但し、そのブロック
サイズブロック形状は上述の例に限らず、検出精度等に
応じて適宜設定することができる。
【0034】次に本発明の特徴的な構成である2値制御
部4について詳細に説明する。
【0035】図9は、本発明の装置における2値制御部
4の回路構成を示す図である。同図において131はC
(シアン)の2値画像データ及び黒文字検出信号CTL
の反転を入力とするANDゲートであり、CTL信号が
0(Lレベル)の場合には、入力Cを2値記録データ
C′としてそのまま出力する。他方、CTL信号が1
(Hレベル)、すなわち制御信号発生回路3において黒
文字の一部として判定された画素データに対しては、A
NDゲート131の出力C′が一意的に0となり、シア
ンに相当する記録ヘッド6(a)が駆動されず、画素再
生が行われない。以下同様にして、M(マゼンタ)を入
力とするANDゲート132、及びY(イエロー)を入
力とするANDゲート133においても、CTL信号に
おいて、2値記録データM′、Y′の制御を行う。一方
ANDゲート134には2値画像データC,M,Y及び
CTL信号が入力されており、CTL信号が1の場合に
ついてのみ、C,M,Yのデータがすべて4となると、
出力として1をORゲート135に対して出力する。ま
た、ORゲート135の他方の入力にはK(ブラック)
の2値画像データが入力してあり、CTL信号が0の場
合には、2値記録データK′としてKの値をそのまま出
力する。CTL信号が1の場合には、Kデータが1もし
くはC=M=Y=1の画素に対してのみ、K′データが
1となりブラック色の記録再生が行われる。
【0036】以上説明した様に、本実施例における装置
では、制御信号発生回路において、黒文字の一部として
判定された画素に対してはC,M,Yの各色に対応する
2値記録データが0となると共に、K色に対応する2値
画像データが1の場合に加えて、Kのデータが0であっ
てもC=M=Y=1なる画素に対して、K色の記録を行
う様に構成してある。すなわち、黒文字の一部として判
定された画像部分においてK色で記録される画素が増加
し、文字・細線を強調して記録再生できる様にしたもの
である。
【0037】また、本実施例の装置のように、擬似中間
調処理により2値化処理を行う装置ではC,M,Y,K
の記録画素が入力画像情報の濃度に応じて各々ランダム
に記録される為、例えばハーフトーンの部分では画像濃
度が濃くなる程各色が同一位置に記録される確率が高く
なる。従って図9に示したように2値制御部4を構成す
ることにより、入力画像濃度に応じて黒文字判定された
部分に記録されるK色の数が変化する様にしてある。特
に、本実施例では比較的高濃度を有する黒色文字・細線
を強調して記録することが出来る。
【0038】<第2の実施例>次に本発明の第2の実施
例の2値制御回路の構成を図10に示す。同図における
回路の特徴としては、ORゲート144において2値画
像データC,M,Yのうちいずれかが1の時に出力とし
て1を出力するようにしてあり、該出力はANDゲート
145に入力してある。また、ANDゲート145の他
方の入力にはCTL信号が入力してあり、CTL信号が
1で且つC,M,Yのデータのうちの1つ以上が1の場
合に1をORゲート146に対して出力する。従ってO
Rゲートの出力が1となりK色が記録されるようにして
ある。本実施例における回路構成では、ランダムに発生
するC,M,Yの各データのうちのいずれか1つでも1
である場合に、K色が記録される様に構成してあり、第
1の実施例よりも、低濃度域から黒文字部の強調効果が
得られる。
【0039】<第3の実施例>次に本発明の第3の実施
例を図11に示す。
【0040】同図において、ANDゲート150には2
値画像データCが入力してあり、もう一方の入力は1、
黒文字判定信号CTLの反転入力となっている。他方、
ANDゲート151には、前記黒文字判定信号CTL及
び、ゲートコントロール信号SCが入力してある。同構
成において、CTL信号が0の場合には、ANDゲート
150側Cデータ入力がそのままORゲート152より
出力され、2値記録データC′となる。他方、CTL信
号が1の場合には、ANDゲート151側がイネーブル
となり、SC信号の状態が、C′信号として出力され
る。以下同様に、ゲートコントロール信号SM,SY,
SKの状態がCTL信号が1の時のみ出力されるように
構成してある。
【0041】本実施例における回路構成の特長として、
前記ゲートコントロール信号SC,SM,SY,SKの
値を不図示のCPUもしくはスイッチ等で任意に設定し
ておくことで、黒文字部と判定された文字・細線等の記
録色を変化させることができる。また、先に説明した黒
文字判定用の回路のパラメータを調整することにより文
字等の輪郭部のみを異なる色で記録することが出来、い
わゆる縁取り文字を記録再生することが可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、入力画像データを中間調処理し、ドットの記録/
非記録を示す2値画像データを色成分毎に発生する発生
手段と、前記入力画像データから黒色細線部を検出する
検出手段と、前記検出された黒色細線部に対し、前記2
値画像データのうち少なくとも1つがドットの記録を示
す場合に黒色記録を行うように制御する制御手段とを有
することにより、黒色細線部と検出された領域に対して
は常に黒単色で記録するように制御するのではなく、前
記2値画像データのうち少なくとも1つがドットの記録
を示す場合に黒単色で記録するように制御しているの
で、ハーフトーンの文字、細線部を再生する場合に、黒
色細線部と検出された領域は黒のベタ画像になり、それ
以外の領域はCMYKの各ドットが各々ランダムに記録
された混色表現によるハーフトーン画像になってしまう
といった、黒色細線部と検出された領域とそれ以外の領
域の境界部部での著しい色味の差が発生してしまうこと
を防止できる。また、請求項2の発明によれば、請求項
1の構成に加え、制御手段は、前記検出された黒色細線
部に対し、前記2値画像データが全てドットの非記録を
示す場合には記録を行わないように制御することによ
り、黒細線部と誤検出された場合に、記録すべき画像デ
ータがない(CMYK=0)のにも関わらず、黒単色で
記録されて、例えば黒文字が太く記録されてしまう問題
を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像記録装置のブロック図。
【図2】黒文字検出の回路を示す図。
【図3】黒信号生成を示す図。
【図4】黒信号生成を示す図。
【図5】2値化部を示す図。
【図6】黒文字識別部を示す図。
【図7】網点判定の回路を示す図。
【図8】従来の2値制御回路を示す図。
【図9】第1の実施例の2値制御回路を示す図。
【図10】第2の実施例の2値制御回路を示す図。
【図11】第3の実施例の2値制御回路を示す図。
【符号の説明】
1 画像情報入力部 2 画像変換部 3 制御信号発生回路 4 2値制御部 5 記録制御部 6 記録ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/46 H04N 1/60 B41J 2/52

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データを中間調処理し、ドット
    の記録/非記録を示す2値画像データを色成分毎に発生
    する発生手段と、 前記入力画像データから黒色細線部を検出する検出手段
    と、 前記検出された黒色細線部に対し、前記2値データのう
    ち少なくとも1つがドットの記録を示す場合に黒色記録
    を行うように制御する制御手段とを有することを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記検出された黒色細
    線部に対し、前記2値データが全てドットの非記録を示
    す場合には記録を行わないように制御することを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置。
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