JP3143113U - スリット付きキッチンボール - Google Patents

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Abstract

【課題】食品が洗浄液体と共に流出せず、十分な洗浄効果が得られるスリット付きキッチンボールを提供する。
【解決手段】略お椀状の有底容器であって、該容器の側壁4のうち上縁部2に隣接するスリット領域Sに、食品の洗浄液体を排出させるスリットが全周にわたって複数個開口してなるスリット付きキッチンボール10である。
【選択図】図1

Description

本考案は、調理時等に食品を液体(水等)に浸して洗うためのボールに関する。
従来、調理時に食品を洗う際には、略半球状のボールに水を溜めて食品を浸漬した後、食品が流出しないようボールの縁に手を添えながら、水を排出していた。
又、豆類や野菜等を入れたボールに流水を少しずつ滴下しながらオーバーフローさせ、漬け置き洗いすることがしばしば行われている。特に、近年では、外国産野菜の残留農薬等の問題もあって、漬け置き洗いを行う回数が増えている。
一方、米の洗浄容器として、洗い桶と回転ブラシとを有するものが開発されている(特許文献1)。
又、従来から、流水や溜め水によって台所用品を洗浄するため、スリット状の排水口を備えた洗い桶が市販されている。又、排水ノブを外側面に設けた洗い桶も開発されている(特許文献1)。
実用新案登録第3039826号公報 実開平6−58847号公報
しかしながら、従来のボールで、豆類等の小さな粒状物や、水に浮揚する小さな野菜(カイワレ大根等)を洗浄する場合、水とともにこれらの食品が流出するという問題があった。又、食品を漬け置き洗いするため、ボールに流水を少しずつ滴下しながらオーバーフローさせる場合、作業者が目を離している間にオーバーフロー水と共に食品が流出してしまう恐れがあった。
又、特許文献1記載の技術の場合、装置が複雑となり、スペース上やコストの点で汎用性に乏しい。又、台所用品の洗浄用の洗い桶は大型であると共に、底部が平坦で側壁との間に角部があるため、豆類等の小さな食品を洗おうとすると、角部に食品が滞留し、十分な洗浄効果が得られない。
さらに、上記したスリット状の排水口付き洗い桶の場合、スリット領域が桶の一箇所にのみ形成されているため、例えば傾斜面を有する台所シンクに載置した場合、桶の向きによっては傾斜面の下側にスリットが存在しないことがある。従ってこの桶を用いて食品を洗浄した場合、やはり洗浄液体が桶の上縁からオーバーフローしてしまい、この際に食品が洗浄液体と共に流出することになる。
従って、本考案は、食品が洗浄液体と共に流出せず、十分な洗浄効果が得られるスリット付きキッチンボールの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本考案のスリット付きキッチンボールは、略お椀状の有底容器であって、該容器の側壁のうち上縁部に隣接するスリット領域に、食品の洗浄液体を排出させるスリットが全周にわたって複数個開口してなる。
又、本考案のスリット付きキッチンボールは、略お椀状の有底容器であって、該容器の側壁のうち上縁部に隣接する領域の周方向に、食品の洗浄液体を排出させるスリットが複数個開口してなるスリット領域と、隣接するスリット領域の間の無孔領域とが形成され、かつ前記スリット領域が少なくとも前記周方向を4等分した位置にそれぞれ存在する。
個々の前記スリットの幅が3mm以下、長手方向の長さが50mm以下、隣接するスリットの間隔が5mm以下であることが好ましい。
個々の前記スリットの長手方向が前記キッチンボールの周方向に平行又は直交することが好ましい。
本考案によれば、食品が洗浄液体と共に流出せず、十分な洗浄効果が得られる。特に、洗浄液体をボールからオーバーフローさせて食品を洗浄する場合に、本考案が有効である。
以下、本考案の実施形態に係るスリット付きキッチンボールについて、図を参照して説明する。
図1は、本考案の第1の考案に係るスリット付きキッチンボールの一例を示す斜視図である。この図において、スリット付きキッチンボール10は略お椀状の有底容器であって、上縁部2と、側壁4と、平らな底部6とを備え、上部が開口している。ここで、略お椀状とは、例えば半球状に湾曲した曲面を有したものであり、角部がないものをいう。
スリット付きキッチンボール10は、ステンレス板等の金属板をプレスし、又はプラスチック成型により製造される。上縁部2は、金属板を折り返し、又はプラスチック成型時にエッジを丸める等により形成されているがこれに限定されない。
側壁4のうち上縁部2に隣接する(スリット)領域Sに、スリットが全周にわたって複数個開口している。このスリットは、本考案のスリット付きキッチンボール10に食品を収容し、食品の洗浄液体(通常、水)をボール内に溜めて食品を洗浄した後、洗浄液体を排出させるためのものである。
本考案においては、上縁部2に隣接するスリット領域Sにスリットが開口しているため、洗浄液体が上縁部2より下の位置から排出され、食品がスリットで引っ掛かるため、洗浄液体と共に流出することがない。特に、洗浄液体をオーバーフローさせて洗浄する(例えば漬け置き洗い)際、作業者が常にその場を監視していないので食品が流出しやすく、本考案が有効となる。
又、スリット領域Sが上縁部2側に位置しているので、洗浄液体をスリット付きキッチンボール10の上縁部2に近い水位まで溜めることができ、洗浄効果が高い。
なお、上縁部2に「隣接する」とは、上縁部2の上端から20mm以内、好ましくは10mm以内、最も好ましくは5mm以内の距離に、スリット領域Sの最上部のスリットの上端が位置することをいう。
又、スリット領域Sにおいて、洗浄液体の排出口をスリットとしているため、小さな粒状物や、水に浮揚する小さな野菜(カイワレ大根等)がスリットで引っ掛かり、洗浄液体と共に流出することがない。
図2は、スリット領域Sにおける個々のスリットSxを示す。図2において、スリットSxが長手方向を揃えて離間して配置され、スリット領域Sを構成している。
食品の流出を防止する点から、個々のスリットSxの幅x1が3mm以下、かつ長手方向の長さx2が50mm以下、隣接するスリットの間隔x3が5mm以下であることが好ましい。幅x1が2mm以下、かつ長手方向の長さx2が20mm以下であることがより好ましい。幅x1が2mm以下、かつ長手方向の長さx2が10mm以下であることが最も好ましい。
又、スリットを設けたスリット領域Sは強度が低くなるため、強度確保の点からも幅x1が3mm以下、かつ長手方向の長さx2が50mm以下であることが好ましい。
なお、図1に示す例では、スリットSxの長手方向がキッチンボールの周方向に直交しているが、スリットSxの長手方向は特に限定されず後述する図3に示すように、スリットSxの長手方向をキッチンボールの周方向に平行としてもよい。但し、製造の容易さから、個々のスリットの長手方向がキッチンボールの周方向に平行又は直交することが好ましい。
スリット領域Sにおいて、個々のスリットSxは、長手方向に一列のみ並んでいてもよいが、図3に示すように長手方向に複数列並んでいてもよい。例えば、長さ5mmのスリットが長手方向に3列並び、その長手方向の間隔を2.5mmとすれば、その方向におけるスリット領域Sの長さは20mmとなる。
第1の考案において、スリット領域Sが上縁部2付近の全周にわたって連続して形成されている。このようにすると、例えば傾斜面を有する台所シンクにスリット付きキッチンボール10を載置した場合であっても、スリット付きキッチンボール10の向きに関わらず、傾斜面の下側にスリット領域Sのスリットが存在する。このため、洗浄液体がスリット領域Sのスリットから確実に排出され、食品が洗浄液体と共に流出することがない。
これに対し、スリット領域Sが上縁部2付近の周方向の一部にのみ形成されている場合、傾斜面の下側にスリット領域Sを向けないと、洗浄液体が上縁部2を乗り越えて排出され、食品も洗浄液体と共に流出することがある。
なお、「全周にわたって」とは、スリットの形成されていない領域(以下「無孔領域」という)が周方向に10mm以上存在しないことをいう。
スリット領域Sの大きさは特に制限されないが、スリット領域Sが上縁部2から底部6に向かって幅30mm以下(図1のL)で形成されていることが好ましく、幅が10〜20mmであると最も好ましい。スリット領域Sの幅が30mmを超えると、洗浄液体の水位が上縁部2より下側となり、洗浄液体の貯留量が少なくなるので、洗浄効果が低下することがある。
図3は、本考案の第2の考案に係るスリット付きキッチンボール10Bの一例を示す斜視図である。この図において、第1の考案と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図3において、上縁部2の周方向に複数の(図では6箇所)無孔領域Nが形成され、スリット領域S2が各無孔領域Nで分断されている。上縁部2の周方向における各無孔領域Nの長さは、図3では30mmであり、スリット領域S2における個々のスリットの長手方向がキッチンボールの周方向に平行となっている。無孔領域Nを設けると、洗浄液体の排出効果は若干低下するが、スリット付きキッチンボールの強度が向上する。
第2の考案においては、スリット領域S2と無孔領域Nとが周方向に交互に存在するが、スリット領域S2が少なくともキッチンボールの周方向を4等分した位置にそれぞれ存在する必要がある。つまり、少なくとも4個のスリット領域S2を、キッチンボールの周方向を4等分した位置にそれぞれ配置することで、第1の考案と同様、例えば傾斜面を有する台所シンクにスリット付きキッチンボールを載置した場合であっても、スリット付きキッチンボールの向きに関わらず、傾斜面の下側にスリット領域S2のスリットが存在する。このため、洗浄液体がスリット領域のスリットから確実に排出され、食品が洗浄液体と共に流出することがない。
第2の考案においては、周方向におけるスリット領域S2の長さは20〜50mmであることが好ましく、周方向における無孔領域Nの長さは50mm以下であることが好ましい。又、スリット領域S2を形成する大きさ、個々のスリットの長手方向の長さ、幅、間隔等は、第1の考案と同様とすることができる。
本考案の第1の考案に係るスリット付きキッチンボールの構造の一例を示す図である。 スリット領域の構造の一例を示す図である。 本考案の第2の考案に係るスリット付きキッチンボールの構造の一例を示す図である。
符号の説明
2 上縁部
4 側壁
6 底部
10、10B スリット付きキッチンボール
S、S2 スリット領域
Sx 個々のスリット
L スリット領域の幅
N 無孔領域

Claims (4)

  1. 略お椀状の有底容器であって、該容器の側壁のうち上縁部に隣接するスリット領域に、食品の洗浄液体を排出させるスリットが全周にわたって複数個開口してなるスリット付きキッチンボール。
  2. 略お椀状の有底容器であって、該容器の側壁のうち上縁部に隣接する領域の周方向に、食品の洗浄液体を排出させるスリットが複数個開口してなるスリット領域と、隣接するスリット領域の間の無孔領域とが形成され、かつ前記スリット領域が少なくとも前記周方向を4等分した位置にそれぞれ存在するスリット付きキッチンボール。
  3. 個々の前記スリットの幅が3mm以下、長手方向の長さが50mm以下、隣接するスリットの間隔が5mm以下である請求項1又は2に記載のスリット付きキッチンボール。
  4. 個々の前記スリットの長手方向が前記キッチンボールの周方向に平行又は直交する請求項1〜3のいずれかに記載のスリット付きキッチンボール。
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