JP3142666U - 生地 - Google Patents
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Abstract
【課題】裁断した端縁がほつれない、経方向及び緯方向に伸縮性のあるアウターウエアとしても使用することができる生地を提供する。
【解決手段】繊度が33デシテックスの熱融着弾性糸と繊度が80番手の綿糸とを用いて、ダイヤルシリンダタイプの丸編機によって編成されるインターロック編組織(両面編組織)の編地10にヒートセット加工を施したものであり、編成された編地10は1インチ当り32ウエール以上の密度を有している。綿糸は給糸口を通じて、熱融着弾性糸は極力張力をかけずに編成するために給糸ローラを経て、それぞれがダイヤル釜及びシリンダ釜の全てのフィーダーに給糸され、バットの位置の異なる2種類のダイヤル針と、バットの位置の異なる2種類のシリンダ針とを使用して編成されている。
【選択図】図1
【解決手段】繊度が33デシテックスの熱融着弾性糸と繊度が80番手の綿糸とを用いて、ダイヤルシリンダタイプの丸編機によって編成されるインターロック編組織(両面編組織)の編地10にヒートセット加工を施したものであり、編成された編地10は1インチ当り32ウエール以上の密度を有している。綿糸は給糸口を通じて、熱融着弾性糸は極力張力をかけずに編成するために給糸ローラを経て、それぞれがダイヤル釜及びシリンダ釜の全てのフィーダーに給糸され、バットの位置の異なる2種類のダイヤル針と、バットの位置の異なる2種類のシリンダ針とを使用して編成されている。
【選択図】図1
Description
この考案は、Tシャツ、薄手のジャケット等のアウターウエアに適した生地、特に、裁断した端縁にほつれ止めの縫製加工を施さなくてもよい、ほつれ止め機能を有する生地に関する。
裁断してもその端縁がほつれない生地としては、非弾性糸と弾性糸とを同行させた1×1編み組織であって、各編針において非弾性糸と弾性糸のうち少なくとも一方を閉じ目により編成した伸縮性たて編地によって形成したものがあり、この生地は、少なくとも一方の糸を閉じ目により編成することで、編目の安定とほつれの防止を図っている。
また、その他の生地としては、低融点ポリウレタン弾性糸等の熱融着弾性糸とそれ以外の糸とをプレーティング編により編成したよこ編地にヒートセット加工を施したものがあり、この生地は、ヒートセット加工によって熱融着弾性糸を溶融させることで、ほつれ止め機能を付与している。
しかしながら、上述したようなほつれ止め機能を有する生地はいずれも薄地であり、ガードル、ショーツ、アンダーシャツ、パンツ等のインナーウエアを形成する生地としては適しているが、Tシャツ、薄手のジャケット等のアウターウエアを形成する生地としては適していないという問題がある。
そこで、この考案の課題は、裁断した端縁がほつれない、経方向及び緯方向に伸縮性のあるアウターウエアとしても使用することができる生地を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1にかかる考案は、バットの位置の異なる2種類以上のダイヤル針とバットの位置の異なる2種類以上のシリンダ針とを使用して編み立てるダイヤルシリンダタイプの丸編機におけるダイヤル釜及びシリンダ釜のそれぞれのフィーダに熱融着弾性糸及びそれ以外の糸を給糸または熱融着弾性糸を芯にしたカバーリング糸を給糸して編成した編地にヒートセット加工を施した生地であって、前記編地が、1インチ当り32ウエール以上の密度を有していることを特徴とする生地を提供するものである。
また、上記の課題を解決するため、請求項2にかかる考案は、熱融着弾性糸を含む1本または複数本の糸によって編成された、少なくとも一部に両面編み組織を含む編地にヒートセット加工を施した生地であって、前記編地が、1インチ当り32ウエール以上の密度を有していることを特徴とする生地を提供するものである。
以上のように、請求項1にかかる考案の生地は、熱融着弾性糸及びそれ以外の糸の双方または熱融着弾性糸を芯にしたカバーリング糸を給糸して、バットの位置の異なる2種類以上のダイヤル針とバットの位置の異なる2種類以上のシリンダ針とを使用して編成した、1インチ当り32ウエール以上の密度を有している編地にヒートセット加工を施したものであるので、裁断しても、その端縁がほつれることがなく、経方向及び緯方向に伸縮性があり、しかも、高密度であるので、アウターウエアの素材として適している。
また、請求項2にかかる考案の生地は、熱融着弾性糸を含む1本または複数本の糸によって編成された、1インチ当り32ウエール以上の密度を有し、少なくとも一部に両面編み組織を含む編地にヒートセット加工を施したものであるので、裁断しても、その端縁がほつれることがなく、経方向及び緯方向に伸縮性があり、しかも、高密度であるので、アウターウエアの素材として適している。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。この考案に係る生地は、図1(a)、(b)及び図2に示すように、繊度が33デシテックスの熱融着弾性糸11と繊度が80番手の綿糸12とを用いて、ダイヤルシリンダタイプの丸編機によって編成されるインターロック編組織(両面編組織)の編地10にヒートセット加工を施したものであり、編成された編地10は1インチ当り32ウエール以上の密度を有している。なお、図1(a)、(b)では、熱融着弾性糸11及び綿糸12からなる2本の糸を1本の糸として表しており、同図に黒塗りで表示されている糸及び白抜きで表示されている糸は、それぞれ、熱融着弾性糸11及び綿糸12の2本の糸によって構成されている。
また、綿糸12は給糸口を通じて、熱融着弾性糸11は極力張力をかけずに編成するために給糸ローラを経て、それぞれがダイヤル釜及びシリンダ釜の全てのフィーダーに給糸され、図3に示すように、バットbの位置の異なる2種類のダイヤル針DNS、DNLと、バットbの位置の異なる2種類のシリンダ針CNS、CNLとを使用して編み立てるようになっている。なお、綿糸12が通る給糸口と熱融着弾性糸11が通る給糸ローラの位置関係は最適な角度を保持するように設定される。
図4は他の実施形態である生地のベースとなる編地の編成記号を示している。この生地は、繊度が33デシテックスの熱融着弾性糸11と80番手の綿糸12とを用いて、ダイヤルシリンダタイプの丸編機によって編成されるモックロディ編組織(両面編であるインターロック編にダイヤル天竺編及びシリンダ天竺編を加えた編組織)の編地にヒートセット加工を施したものであり、編地10と同様に、1インチ当り32ウエール以上の密度を有している。
上述した各実施形態の生地は、熱融着弾性糸11及び綿糸12の2本の糸をダイヤル釜及びシリンダ釜のフィーダーに給糸して、バットbの位置の異なる2種類のダイヤル針DNS、DNLとバットbの位置の異なる2種類のシリンダ針CNS、CNLとを使用して編成した、少なくとも一部に両面編組織を含み、1インチ当り32ウエール以上の密度を有している編地にヒートセット加工を施したものであるので、裁断しても、その端縁がほつれることがなく、経方向及び緯方向に伸縮性があり、しかも、高密度であるので、Tシャツや薄手のジャケット等のアウターウエアの素材として適している。
特に、モックロディ編組織を採用している第2の実施形態の生地は、インターロック編組織を採用している第1の実施形態の生地に比べて熱融着点の数が増えるので、裁断した端縁のほつれ止め機能がさらに向上する。
なお、上述した各実施形態では、熱融着弾性糸11及び綿糸12という2本の糸を用いて編成した編地を採用しているが、これに限定されるものではなく、熱融着弾性糸を芯にしたカバーリング糸を用いて編成した編地や、少なくとも1本の熱融着弾性糸が含まれているのであれば、3本以上の糸によって編成した編地等を採用してもよい。
また、上述した各実施形態では、バットbの位置の異なる2種類のダイヤル針DNS、DNLと、バットbの位置の異なる2種類のシリンダ針CNS、CNLとを使用して編成した編地を採用しているが、これに限定されるものではなく、バットの位置の異なる3種類以上のダイヤル針と、バットの位置の異なる3種類以上のシリンダ針とを使用して編成した編地を採用してもよい。
また、上述した各実施形態では、インターロック編組織やモックロディ編組織の編地を採用しているが、これに限定されるものではなく、例えば、バックサテン編組織等、少なくとも一部に両面編み組織を含む編地であれば、種々の編地を採用することができる。
また、上述した各実施形態では、繊度が33デシテックスの熱融着弾性糸11及び繊度が80番手の綿糸12を用いて編成された、アウターウエアに適している生地について説明したが、熱融着弾性糸やそれ以外の糸の繊度を変えることで、生地の厚さを変えることができるので、糸の繊度を調整することによってインナーウエアの素材としても使用することができる。
10 編地
11 熱融着弾性糸
12 綿糸
DNS、DNL ダイヤル針
CNS、CNL シリンダ針
b バット
11 熱融着弾性糸
12 綿糸
DNS、DNL ダイヤル針
CNS、CNL シリンダ針
b バット
Claims (2)
- バットの位置の異なる2種類以上のダイヤル針とバットの位置の異なる2種類以上のシリンダ針とを使用して編み立てるダイヤルシリンダタイプの丸編機におけるダイヤル釜及びシリンダ釜のそれぞれのフィーダに熱融着弾性糸及びそれ以外の糸を給糸または熱融着弾性糸を芯にしたカバーリング糸を給糸して編成した編地にヒートセット加工を施した生地であって、
前記編地が、1インチ当り32ウエール以上の密度を有していることを特徴とする生地。 - 熱融着弾性糸を含む1本または複数本の糸によって編成された、少なくとも一部に両面編み組織を含む編地にヒートセット加工を施した生地であって、
前記編地が、1インチ当り32ウエール以上の密度を有していることを特徴とする生地。
Priority Applications (1)
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JP2008002287U JP3142666U (ja) | 2008-04-10 | 2008-04-10 | 生地 |
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JP2008002287U JP3142666U (ja) | 2008-04-10 | 2008-04-10 | 生地 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3142666U true JP3142666U (ja) | 2008-06-19 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010073491A1 (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-01 | 株式会社島精機製作所 | 編糸の解れ止め方法、および編地 |
CN102613714A (zh) * | 2012-04-16 | 2012-08-01 | 无锡红豆居家服饰有限公司 | 一种高保暖黄金甲内衣面料 |
JP2014173211A (ja) * | 2013-03-12 | 2014-09-22 | New Knit:Kk | 編地 |
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2008
- 2008-04-10 JP JP2008002287U patent/JP3142666U/ja not_active Expired - Fee Related
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