JP3142299B2 - マイクロストリップアンテナ - Google Patents
マイクロストリップアンテナInfo
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- JP3142299B2 JP3142299B2 JP03021154A JP2115491A JP3142299B2 JP 3142299 B2 JP3142299 B2 JP 3142299B2 JP 03021154 A JP03021154 A JP 03021154A JP 2115491 A JP2115491 A JP 2115491A JP 3142299 B2 JP3142299 B2 JP 3142299B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- microstrip antenna
- ground conductor
- antenna element
- mounting
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- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばGPS衛星か
らの測位信号を受信するGPS受信機等に用いられるマ
イクロストリップアンテナに関する。
らの測位信号を受信するGPS受信機等に用いられるマ
イクロストリップアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のマイクロストリップアン
テナは図4に示すように取付座1にRF(高周波)回路
部2が取付けられ、このRF回路部2には放射導体とし
てのアンテナ素子3aを形成した基板3が対向配置され
る。この基板3はフッ素樹脂等の誘電体材料で形成さ
れ、そのアンテナ素子3aの形成された一方面と逆の他
方面には地導体として導電膜(図4においては、図の都
合上、図示せず)が形成される。そして、この基板3が
スポンジ等の弾性体4を介してRF回路部2に対向配置
された状態で、そのアンテナ素子3aがコネクタ5を介
してRF回路部2と電気的に接続される。このコネクタ
5は一方が基板3に固定され、他方がRF回路部2に固
定支持されており、相互間が、例えば螺着されることに
より、電気的に接続されると共に、その固定が行われ
る。そして、取付座1には電波を透過するカバー部材6
がRF回路部2及び基板3を覆うように取付けられる。
なお、弾性体4は基板3とRF回路部2間に両面テープ
等を用いて仮止め接着されて相互間を仮位置決めする。
テナは図4に示すように取付座1にRF(高周波)回路
部2が取付けられ、このRF回路部2には放射導体とし
てのアンテナ素子3aを形成した基板3が対向配置され
る。この基板3はフッ素樹脂等の誘電体材料で形成さ
れ、そのアンテナ素子3aの形成された一方面と逆の他
方面には地導体として導電膜(図4においては、図の都
合上、図示せず)が形成される。そして、この基板3が
スポンジ等の弾性体4を介してRF回路部2に対向配置
された状態で、そのアンテナ素子3aがコネクタ5を介
してRF回路部2と電気的に接続される。このコネクタ
5は一方が基板3に固定され、他方がRF回路部2に固
定支持されており、相互間が、例えば螺着されることに
より、電気的に接続されると共に、その固定が行われ
る。そして、取付座1には電波を透過するカバー部材6
がRF回路部2及び基板3を覆うように取付けられる。
なお、弾性体4は基板3とRF回路部2間に両面テープ
等を用いて仮止め接着されて相互間を仮位置決めする。
【0003】ところが、上記マイクロストリップアンテ
ナのように、基板3の一方にアンテナ素子3aを形成
し、他方面に導電膜(図示せず)を形成する構成の場
合、地導体を形成する導電膜(図示せず)に要求される
面積がアンテナ素子3aの面積に比して約1.5倍必要
とされ、高価な基板3にアンテナ素子3aのみを形成す
る場合に比べて基板3には約2倍の面積が必要となり、
高価となると共に、その小形化の促進が困難であるとい
う問題を有する。また、これによれば、基板3を弾性体
4を用いてRF回路部2に仮止めを行った状態で、電気
的接続用のコネクタ5を用いて位置決めを行わなければ
正確な位置決め取付けが困難なために、その組立て作業
が非常に面倒であるという問題も有していた。
ナのように、基板3の一方にアンテナ素子3aを形成
し、他方面に導電膜(図示せず)を形成する構成の場
合、地導体を形成する導電膜(図示せず)に要求される
面積がアンテナ素子3aの面積に比して約1.5倍必要
とされ、高価な基板3にアンテナ素子3aのみを形成す
る場合に比べて基板3には約2倍の面積が必要となり、
高価となると共に、その小形化の促進が困難であるとい
う問題を有する。また、これによれば、基板3を弾性体
4を用いてRF回路部2に仮止めを行った状態で、電気
的接続用のコネクタ5を用いて位置決めを行わなければ
正確な位置決め取付けが困難なために、その組立て作業
が非常に面倒であるという問題も有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のマイクロストリップアンテナでは、大形となると共
に、その組立て作業が非常に面倒であるという問題を有
していた。
来のマイクロストリップアンテナでは、大形となると共
に、その組立て作業が非常に面倒であるという問題を有
していた。
【0005】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、構成簡易にして、小形化を図り得、且つ、組立て
作業の簡略化を図り得るようにしたマイクロストリップ
アンテナを提供することを目的とする。
ので、構成簡易にして、小形化を図り得、且つ、組立て
作業の簡略化を図り得るようにしたマイクロストリップ
アンテナを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、一方の面に
放射導体が形成されるとともに、この放射導体と同程度
の径を有する誘電体基板と、この誘電体基板の他方の面
に取付けられる取付面を有し、かつ、この取付面の周囲
に背面側より径が広がる方向に突出して形成された傾斜
面を有する地導体とを備えてマイクロストリップアンテ
ナを構成したものである。
放射導体が形成されるとともに、この放射導体と同程度
の径を有する誘電体基板と、この誘電体基板の他方の面
に取付けられる取付面を有し、かつ、この取付面の周囲
に背面側より径が広がる方向に突出して形成された傾斜
面を有する地導体とを備えてマイクロストリップアンテ
ナを構成したものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、地導体は、誘電体基板の他
方の面に取付けられる取付面の周囲に対して径が広がる
方向に形成された傾斜面を有する。従って、誘電体基板
はアンテナ素子と同程度の大きさで良く、安価に構成で
きると共に、小形化が図れる。
方の面に取付けられる取付面の周囲に対して径が広がる
方向に形成された傾斜面を有する。従って、誘電体基板
はアンテナ素子と同程度の大きさで良く、安価に構成で
きると共に、小形化が図れる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。
照して詳細に説明する。
【0009】図1はこの発明の一実施例に係るマイクロ
ストリップアンテナを示すもので、図中10はフッ素樹
脂等の誘電体材料で形成された基板で、一方の面に放射
導体としてアンテナ素子10aが形成される(図1
(a)参照)。そして、この基板10の他方の面には図
2に示すように、地導体板11に形成された基板取付面
11aが螺子等を用いて取付けられる。この地導体板1
1は、例えばアルミニウム等の金属材料がプレス加工さ
れて形成されるもので、基板10と略同形状の上記基板
取付面11a及びこの基板取付面11aの周囲に該基板
取付面11aに対して径が広がる方向に形成された傾斜
面11bを有した略円錐台形状に形成される(図2参
照)。
ストリップアンテナを示すもので、図中10はフッ素樹
脂等の誘電体材料で形成された基板で、一方の面に放射
導体としてアンテナ素子10aが形成される(図1
(a)参照)。そして、この基板10の他方の面には図
2に示すように、地導体板11に形成された基板取付面
11aが螺子等を用いて取付けられる。この地導体板1
1は、例えばアルミニウム等の金属材料がプレス加工さ
れて形成されるもので、基板10と略同形状の上記基板
取付面11a及びこの基板取付面11aの周囲に該基板
取付面11aに対して径が広がる方向に形成された傾斜
面11bを有した略円錐台形状に形成される(図2参
照)。
【0010】地導体板11の内側にはプリアンプ等のR
F回路部12が配置され、このRF回路部12と基板1
0上のアンテナ素子10aとが、例えばワンプッシュ式
のコネクタ13を介して電気的に接続される。そして、
地導体板11は取付金具14に設けられた取付座15に
螺子等を用いて固定され、この取付座15にはカバー部
材16が地導体11上の基板10を覆うように取付けら
れる。また、取付座15には図示しない受信機等の内部
機器に接続される出力コネクタ17が設けられ、この出
力コネクタ17にはRF回路部12がケーブル18を介
して電気的に接続される。
F回路部12が配置され、このRF回路部12と基板1
0上のアンテナ素子10aとが、例えばワンプッシュ式
のコネクタ13を介して電気的に接続される。そして、
地導体板11は取付金具14に設けられた取付座15に
螺子等を用いて固定され、この取付座15にはカバー部
材16が地導体11上の基板10を覆うように取付けら
れる。また、取付座15には図示しない受信機等の内部
機器に接続される出力コネクタ17が設けられ、この出
力コネクタ17にはRF回路部12がケーブル18を介
して電気的に接続される。
【0011】このように、上記マイクロストリップアン
テナにおいて、地導体板11には基板取付面11aの周
囲に対して背面側から径が広がる方向に形成した筒状の
傾斜面11bが設けられ、この地導体板11の基板取付
面11aにアンテナ素子10aの形成された基板10を
取付けると共に、地導体板11を介して基板10上のア
ンテナ素子11aとRF回路部12とをコネクタ13を
用いて電気的に接続するように構成した。これによれ
ば、基板10及びRF回路部12が地導体板11にそれ
ぞれ支持されることにより、相互間の位置決めが確実に
行われ、その電気的接続作業を含む取付組立て作業の簡
略化が図れる。そして、これによれば、基板10は、ア
ンテナ素子10aを形成できる大きさがあれば良く、導
電膜で地導体を形成する従来の場合よりも形状寸法をか
なり小さくすることが可能となるため、可及的に小形化
が図れ、しかも、基板10の小形化により低価格化が図
れて経済的に有利となる。
テナにおいて、地導体板11には基板取付面11aの周
囲に対して背面側から径が広がる方向に形成した筒状の
傾斜面11bが設けられ、この地導体板11の基板取付
面11aにアンテナ素子10aの形成された基板10を
取付けると共に、地導体板11を介して基板10上のア
ンテナ素子11aとRF回路部12とをコネクタ13を
用いて電気的に接続するように構成した。これによれ
ば、基板10及びRF回路部12が地導体板11にそれ
ぞれ支持されることにより、相互間の位置決めが確実に
行われ、その電気的接続作業を含む取付組立て作業の簡
略化が図れる。そして、これによれば、基板10は、ア
ンテナ素子10aを形成できる大きさがあれば良く、導
電膜で地導体を形成する従来の場合よりも形状寸法をか
なり小さくすることが可能となるため、可及的に小形化
が図れ、しかも、基板10の小形化により低価格化が図
れて経済的に有利となる。
【0012】また、これによれば、地導体板11に傾斜
面11bが設けられていることにより、例えば図3に示
すアンテナ特性において、水平(H)方向より下の角度
における感度特性が従来破線で示すものであったもの
が、図中実線で示すようになり、感度が改善される。な
お、この発明は上記実施例に限ることなく、その他、こ
の発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得
ることは勿論のことである。
面11bが設けられていることにより、例えば図3に示
すアンテナ特性において、水平(H)方向より下の角度
における感度特性が従来破線で示すものであったもの
が、図中実線で示すようになり、感度が改善される。な
お、この発明は上記実施例に限ることなく、その他、こ
の発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得
ることは勿論のことである。
【0013】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、構成簡易にして、小形化を図り得、且つ、組立て作
業の簡略化を図り得るようにしたマイクロストリップア
ンテナを提供することができる。
ば、構成簡易にして、小形化を図り得、且つ、組立て作
業の簡略化を図り得るようにしたマイクロストリップア
ンテナを提供することができる。
【図1】この発明の一実施例に係るマイクロストリップ
アンテナを示した図。
アンテナを示した図。
【図2】図1の地導体及び基板を取出して示した図。
【図3】図1の動作を説明するために示した特性図。
【図4】従来のマイクロストリップアンテナを示した
図。
図。
10…基板、10a…アンテナ素子、11…地導体板、
11a…基板取付面、11b…傾斜面、12…RF回路
部、13…コネクタ、14…取付金具、15…取付座、
16…カバー部材、17…出力コネクタ。
11a…基板取付面、11b…傾斜面、12…RF回路
部、13…コネクタ、14…取付金具、15…取付座、
16…カバー部材、17…出力コネクタ。
Claims (1)
- 【請求項1】 一方の面に放射導体が形成されるととも
に、この放射導体と同程度の径を有する誘電体基板と、 この誘電体基板の他方の面に取付けられる取付面を有
し、かつ、この取付面の周囲に背面側より径が広がる方
向に突出して形成された傾斜面を有する地導体とを具備
したことを特徴とするマイクロストリップアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03021154A JP3142299B2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | マイクロストリップアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03021154A JP3142299B2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | マイクロストリップアンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04259102A JPH04259102A (ja) | 1992-09-14 |
JP3142299B2 true JP3142299B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=12046990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03021154A Expired - Fee Related JP3142299B2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | マイクロストリップアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3142299B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200484433Y1 (ko) * | 2015-10-21 | 2017-09-05 | 상명대학교 천안산학협력단 | 상의와 하의가 분리되는 전신 수영복 |
-
1991
- 1991-02-14 JP JP03021154A patent/JP3142299B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200484433Y1 (ko) * | 2015-10-21 | 2017-09-05 | 상명대학교 천안산학협력단 | 상의와 하의가 분리되는 전신 수영복 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04259102A (ja) | 1992-09-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |