JP3141985B2 - 電線処理装置における電線移送装置および電線移送方法 - Google Patents
電線処理装置における電線移送装置および電線移送方法Info
- Publication number
- JP3141985B2 JP3141985B2 JP07324673A JP32467395A JP3141985B2 JP 3141985 B2 JP3141985 B2 JP 3141985B2 JP 07324673 A JP07324673 A JP 07324673A JP 32467395 A JP32467395 A JP 32467395A JP 3141985 B2 JP3141985 B2 JP 3141985B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric wire
- clamp
- endless transport
- transfer device
- processing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Description
れた電線の両端部を把持した状態で電線の各種端末処理
装置へ送り込むため使用される電線処理装置における電
線移送装置および電線移送方法の改良に関する。
5に示すような電線処理装置Mが提案されている。電線
処理装置Mは、電線リールから電線引き出して測長する
電線供給装置a、この電線供給装置aから供給された電
線Wの端末部を把持して電線の繰り出し方向に回転して
電線Wをループ状とする反転装置b、電線Wを所定の長
さに切断する切断装置c、切断された電線Wの両端部を
把持して各種端末処理装置へ移送する搬送装置d、搬送
装置dによって送られた電線Wの端末部の絶縁被覆を剥
ぎ取る剥皮装置e、その剥皮状態の良否を検知する検出
器f、検出器fを通過した電線の端末部に電気接続子を
接続する加締圧着装置g、その接続状態の可否を検知す
る検出器h、これらの各装置を設置する取付台iなどか
ら構成されている。
すように、電線Wの両端部を把持する2基の電線クラン
プj、j′を有するクランプ台kが無端チェーンmに装
着されており、無端チェーンmを所定のピッチで間欠的
に進行させることにより、クランプ台kを各種端末処理
装置、すなわち剥皮装置e、加締圧着装置g等へ順次移
動するようにしている。
部をそれぞれ把持する電線クランプj、j′の片方毎に
所定の位置で停止するように移動させるピッチであり、
これにより電線の両端部をそれぞれ各種端末処理装置に
対する位置決めを行って、剥皮や電気接続子の圧着等の
処理を行うようにしている。
を行う必要がない場合においても、常時、電線クランプ
j、j′を片方ずつ所定の位置で停止するように無端チ
ェーンmを間欠的に駆動しなければならず、長大重厚な
無端チェーンmの運転停止を繰り返すため動力消費が大
となることと運転速度の増大が図れず生産性を向上させ
ることが困難となるなどの問題点を有している。
点に着目してなされたもので、電線処理装置において、
2基の電線クランプを備えたクランプ台をクランプ支持
体に対し移動自在に装着して、無端搬送帯の間欠的進行
のピッチを電線クランプ2基毎とすることにより、生産
性の向上と長大な無端搬送帯の採用が可能となる電線移
送装置および電線移送方法を提供することを課題とす
る。
め、請求項1に記載した発明は、電線を一定長さに切断
して供給する電線供給装置と、電線を把持して移送する
電線移送装置と、電線端末に配線に適した処理を施す端
末処理装置とを備えて成る電線処理装置における電線移
送装置であって、クランプ支持体を着装した無端搬送帯
と、2基の電線クランプを並設したクランプ台と、取付
台の所定の位置に出没自在に並設した2本の停止ピンと
から成り、クランプ支持体にクランプ台を無端搬送帯の
進行方向へ移動自在に装架すると共に弾性体を介装して
無端搬送帯の進行方向へ付勢し、無端搬送帯の進行に伴
って移動するクランプ台に対し該停止ピンのいずれか一
方を突出させて衝合させることにより、いずれか一方の
電線クランプを所定の位置に選択的に駐止するようにし
たことを特徴とする。電線クランプは、対向する一対の
開閉自在な電線把持爪からなることが好ましい(請求項
2)。
は、請求項1または請求項2記載の電線移送装置の2基
の電線クランプに電線の両端部をそれぞれ把持させ、無
端搬送帯の進行に伴って移動するクランプ台に対し一方
の停止ピンを突出させて衝合させることにより、該クラ
ンプ台を停止させて一方の電線クランプを所定の位置に
駐止し、次いで他方の停止ピンを突出させると共に一方
の停止ピンを没入させることにより、該クランプ台を弾
性体の復元力によって移動させて他方の電線クランプを
所定の位置に駐止するようにしたことを特徴とする。
明する。図1は、本発明の実施例に係わる電線移送装置
Aの要部を示す正面図であり、図2はその側面図であ
る。電線移送装置Aは、無端チェーンで形成された無端
搬送帯1と、無端搬送帯1に適宜等間隔に装着された複
数のクランプ支持体2と、クランプ支持体2に対し無端
搬送帯1の進行方向へ移動自在にそれぞれ装架されたク
ランプ台3と、電線処理装置の近傍に設けた取付台4に
並設された2本の停止ピン5、5′とから構成されてい
る。
部に配置されたスプロケットの回転によって駆動され、
制御装置からの信号に基づいて矢印方向へ間欠的に進行
するように設置されている。クランプ支持体2は、平板
状の基板6の中央部で無端搬送帯1に連結されており、
基板6の両側が無端搬送帯1の両側に配置されたガイド
板7、7′の溝7a、7a′に沿って移動するように装
着されている。基板6には支持板9が略垂直に立設さ
れ、支持板9にはクランプ台3を装着するための案内溝
8が無端搬送帯に平行して凹設されている。
0′間に2基の電線クランプ11、11′を収容してい
る。一方の電線クランプ11は、保持板10、10′に
設けた支点12、12′を中心にそれぞれ回動自在に設
けられた対向する一対の電線把持爪13、13および1
3′、13′を有し、電線把持爪13と13(13′と
13′)との内側において電線を把持するようにしてい
る。
結合孔13a、13aが設けてあり、リンク結合孔13
a、13a相互は開閉杆14、14および駆動杆15か
ら成るリンクによって結合されている。駆動杆15に突
設した駆動ピン15aを上下に駆動することにより電線
把持爪13、13を開閉するようにしている。他方の電
線クランプ11′の電線把持爪13′、13′も同様
に、リンク結合孔13a′に連結された開閉杆14′、
駆動杆15′および駆動ピン15a′により開閉され
る。
導突部16が付設されており、クランプ支持体2の案内
溝8内に誘導突部16嵌入することにより、クランプ台
3はクランプ支持体2に対し無端搬送帯1の進行方向へ
移動自在に装着される。また、保持板10には、弾性体
としてのスプリング18の一端を支持する係止突起17
が設けてあり、スプリング18の他端をクランプ支持体
2の支持板9に設けた支持突起19に係止することによ
り、クランプ台3が無端搬送帯1の進行方向(矢印方
向)へ付勢されるように装着されている。
1′を、電線の剥皮装置や電気接続子を圧着するための
加締圧着装置などの端末処理装置に対して位置決めする
ため、2本の停止ピン5、5′がクランプ台3の保持板
10と衝合する位置に並設されている。停止ピン5、
5′は、エアシリンダ20、20′に連結されており、
制御装置(図示せず)からの信号によって随時突出ある
いは没入するようにしてある。
プ11または11′を所定の位置に駐止するためのクラ
ンプ台3と停止ピン5、5′の作動について説明する。
実際の電線の移送工程においては、電線クランプ11、
11′によって電線が把持されて移送されるが、クラン
プ台3と停止ピン5、5′の作動については電線の把持
とは無関係なため、電線の把持については説明を省略し
た。
させていない状態においては、クランプ台3は、スプリ
ング18により無端搬送帯1の進行方向へ常時付勢され
ているため、クランプ支持体2に対し最左端(図4参
照)に位置している。この状態を保持したまま、クラン
プ支持体2とクランプ台3は無端搬送帯1の進行に伴っ
て矢印方向へ移動して行く。
の電線クランプ11を停止させようとするときは、クラ
ンプ台3が端末処理装置Sの位置に到達する以前に停止
ピン5を突出させておく。無端搬送帯1の進行に伴いク
ランプ台3が停止ピン5に接近して衝合すると、クラン
プ台3は停止ピン5に妨げられて停止するが、クランプ
支持体2は無端搬送帯1の進行に従って移動を継続す
る。クランプ台3が相対的にクランプ支持体2の右端方
向へ移動した状態で無端搬送帯1の進行が停止するよう
に設定されている。このとき、スプリング18は引き延
ばされた状態で保持されている。
5′を突出させると共に停止ピン5を没入させると、ク
ランプ台3と停止ピン5との衝合が解除され、スプリン
グ18が収縮してクランプ台3はクランプ支持体2の左
端方向へ引き戻され、他方の停止ピン5′と衝合して停
止する。その結果、他方の電線クランプ11′が端末処
理装置Sに対し位置決めされる。
送帯1が停止したままの状態で行われる。したがって、
無端搬送帯1の1回毎の間欠的進行の間に、電線クラン
プ11、11′によって把持された電線の両端部の端末
処理を行うことが可能となり、無端搬送帯1の駆動・停
止の頻度を半減することができ生産性が著しく向上す
る。
線の端末に対し処理が施された後は、他方の停止ピン
5′を没入することにより、クランプ台3との衝合が解
除され、無端搬送帯1の進行が再開されてクランプ台3
は次工程へ移送される。なお、必要に応じて電線の片方
の端部のみを選択的に端末処理を行うことも可能であ
る。
備えたクランプ台をクランプ支持体に対し弾性体を介し
て移動自在に装着し、停止ピンの突出によっていずれか
一方の電線クランプの位置決めを行うようにしているた
め、無端搬送帯の間欠的進行のピッチを1台のクランプ
台すなわち電線の両端部を把持した電線クランプ2基分
毎に1回とすることができる。したがって、電線の片側
端部すなわち電線クランプ1基毎のピッチで間欠的進行
を行う場合に比較して端末処理の生産性が著しく向上す
ると共に、長大な無端チェーンを使用しても間欠的な進
行が可能となるので多種類の端末処理が実施できる。ま
た、停止ピンによって電線クランプの位置決めを行うた
め、位置決めの精度が向上し微細な端末処理が可能とな
るなどの多くの利点がある。
示す正面図である。
置決めする状態を示す説明図である。
置決めする状態を示す説明図である。
決めする状態を示す説明図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 電線を一定長さに切断して供給する電線
供給装置と、電線を把持して移送する電線移送装置と、
電線端末に配線に適した処理を施す端末処理装置とを備
えて成る電線処理装置における電線移送装置であって、 クランプ支持体を着装した無端搬送帯と、2基の電線ク
ランプを並設したクランプ台と、取付台の所定の位置に
出没自在に並設した2本の停止ピンとから成り、クラン
プ支持体にクランプ台を無端搬送帯の進行方向へ移動自
在に装架すると共に弾性体を介装して無端搬送帯の進行
方向へ付勢し、無端搬送帯の進行に伴って移動するクラ
ンプ台に対し該停止ピンのいずれか一方を突出させて衝
合させることにより、いずれか一方の電線クランプを所
定の位置に選択的に駐止するようにしたことを特徴とす
る電線処理装置における電線移送装置。 - 【請求項2】 電線クランプが、対向する一対の開閉自
在な電線把持爪からなることを特徴とする請求項1記載
の電線処理装置における電線移送装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の電線移送
装置の2基の電線クランプに電線の両端部をそれぞれ把
持させ、無端搬送帯の進行に伴って移動するクランプ台
に対し一方の停止ピンを突出させて衝合させることによ
り、該クランプ台を停止させて一方の電線クランプを所
定の位置に駐止し、次いで他方の停止ピンを突出させる
と共に一方の停止ピンを没入させることにより、該クラ
ンプ台を弾性体の復元力によって移動させて他方の電線
クランプを所定の位置に駐止するようにしたことを特徴
とする電線処理装置における電線移送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07324673A JP3141985B2 (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 電線処理装置における電線移送装置および電線移送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07324673A JP3141985B2 (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 電線処理装置における電線移送装置および電線移送方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09161939A JPH09161939A (ja) | 1997-06-20 |
JP3141985B2 true JP3141985B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=18168460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07324673A Expired - Fee Related JP3141985B2 (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 電線処理装置における電線移送装置および電線移送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3141985B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4934468B2 (ja) | 2006-11-17 | 2012-05-16 | 古河電気工業株式会社 | 電線の端子圧着装置及び電線の端子圧着方法 |
KR100980506B1 (ko) * | 2008-06-23 | 2010-09-07 | (주)티에이치엔 | 전선 이송장치 |
JP4870206B2 (ja) * | 2009-12-28 | 2012-02-08 | 日本オートマチックマシン株式会社 | 電線のダブル圧着装置 |
-
1995
- 1995-12-13 JP JP07324673A patent/JP3141985B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09161939A (ja) | 1997-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4980958A (en) | Electrical cable-making apparatus | |
JP4704889B2 (ja) | ワイヤハーネスの製造装置及び製造方法 | |
JPH0684577A (ja) | 端子挿入装置 | |
JPH07201236A (ja) | テープ巻付け方法および装置 | |
JPH01274315A (ja) | ワイヤ処理方法及び装置 | |
JP3141985B2 (ja) | 電線処理装置における電線移送装置および電線移送方法 | |
JP2649792B2 (ja) | 多線ケーブルの結束装置及びその方法 | |
EP0716484B1 (en) | Terminal inserting apparatus | |
JPS6225454B2 (ja) | ||
JP2006228746A (ja) | 二芯シールド線のためのクランプ装置 | |
JP3001142B2 (ja) | 電線ジョイント装置と電線ジョイント方法及び電線検尺方法 | |
JP3351862B2 (ja) | 自動配線方法及び自動配線装置 | |
JPH0555994B2 (ja) | ||
JP3256887B2 (ja) | 自動配線方法及び該方法に使用する自動配線装置 | |
JP3445628B2 (ja) | 電線用クリップおよび電線搬送装置 | |
JPH04229910A (ja) | リード線製造装置及びそれに使用するワイヤ把持装置 | |
JP2000123661A (ja) | 電線把持クランプ | |
JPH0656790B2 (ja) | 電線処理装置 | |
JP3249639B2 (ja) | 自動配線方法及び自動配線装置 | |
US5144733A (en) | Apparatus for bonding and laying conductors | |
JP3301009B2 (ja) | 電線移送装置と電線移送方法及び電線移載装置 | |
JPS6212604B2 (ja) | ||
JPS645425B2 (ja) | ||
JPH0360200B2 (ja) | ||
JPH0684578A (ja) | 端子挿入ガイド装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20001107 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |