JP3139310B2 - ディジタル信号処理装置 - Google Patents

ディジタル信号処理装置

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JP3139310B2
JP3139310B2 JP06274425A JP27442594A JP3139310B2 JP 3139310 B2 JP3139310 B2 JP 3139310B2 JP 06274425 A JP06274425 A JP 06274425A JP 27442594 A JP27442594 A JP 27442594A JP 3139310 B2 JP3139310 B2 JP 3139310B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタル・シグナ
ル・プロセッサ(DSP)等の演算に供されるデータを
外部装置から内部のデータメモリにダイレクト・メモリ
・アクセス(DMA)転送するディジタル信号処理装置
及びそのダイレクト・メモリ・アクセス制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置や音源装置等で使用される
DSPは、内部に備えられたデータRAM(ランダム・
アクセス・メモリ)に外部から供給される係数データ及
び信号データを一旦格納し、内部の乗算器及びALU
(算術論理ユニット)でこれらのデータの演算処理を実
行したのち、その演算結果をデータRAMに格納し外部
に出力することにより、フィルタリング等の各種処理を
実行する。この種のDSPでは、内部に備えられるデー
タRAMの容量に限りがあるため、演算処理に供される
係数データや信号データは、演算処理の合間に外部のメ
モリ等からDMA転送によって補充され、演算処理結果
についても、演算処理の合間に外部のメモリ等に逐次D
MA転送される。従来、DSPの内部のメモリと外部装
置との間のDMA転送は、DSPの外部に設けられたホ
ストCPUがDSPの演算実行状況に合わせてDMA転
送を制御するDMAコントローラを制御することにより
なされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにホストCPUでDMAコントローラの制御、即ちD
SPと外部装置との間のDMA転送を制御すると、ホス
トCPUによるDMA転送と、DSPの演算処理の間の
連係のための時間的なロスが、DSPとホストCPUの
双方に発生するという問題がある。例えば、DSPが現
有データの演算処理を終了し、次のデータを必要とした
ときには、DSPが演算を中断してホストCPUに割り
込みをかける。ホストCPUは、この割り込みを受け
て、DMAコントローラにDMA起動を要求し、データ
転送を行う。データ転送終了後、ホストCPUはDSP
に演算を再開させる。このように、DSP側では演算中
断のロスタイムが発生し、ホストCPU側では割り込み
処理の負荷が発生する。
【0004】この発明は、このような問題点に鑑みなさ
れたもので、CPUとの連係による時間的なロスの発生
を無くし、システム全体のデータ処理効率を向上させる
ことができるディジタル信号処理装置及びそのダイレク
ト・メモリ・アクセス制御方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディジタ
ル信号処理装置は、外部バスとの間でデータの送受が可
能な第1のバスと、演算処理のためのデータを転送する
複数の第2のバスと、これらのバスのうちの任意のバス
に対してそれぞれ個別にアクセス可能な複数のデータメ
モリと、これらデータメモリのうち前記第2のバスとア
クセス可能な複数のデータメモリ間でデータを演算処理
する演算処理手段と、この演算処理手段を制御する演算
命令を含むプログラムを格納するプログラムメモリと、
このプログラムメモリから順次命令を読み出して各部を
制御する命令解読手段とを備え、前記外部バスを介して
CPUと接続されると共に前記CPUによって起動され
て所定のディジタル信号処理を実行するディジタル信号
処理装置において、前記プログラムメモリに格納される
プログラムは、前記演算命令の合間にダイレクト・メモ
リ・アクセス実行用のDMA命令を配置させたものであ
り、前記命令解読手段は、前記DMA命令を解読する
と、前記CPUとは独立に外部のDMA制御手段を起動
して前記第1のバスに接続されたデータメモリと外部装
置との間のダイレクト・メモリ・アクセスを開始させる
と共に、次の演算命令によって引き続き前記演算処理手
段を制御して、前記第1のバスに接続されたデータメモ
リに対するダイレクト・メモリ・アクセスの実行と並行
して前記第2のバスに接続された複数のデータメモリ間
での演算処理の実行を制御することを特徴とする。
【0006】
【0007】
【作用】この発明に係るディジタル信号処理装置によれ
ば、ディジタル信号処理装置の内部のプログラムに、演
算命令と共にDMA命令を含ませておき、このプログラ
ムの実行過程で、DMA命令が解読された場合に、外部
のDMA制御手段を起動してDMA転送を実行させるよ
うにしているので、ホストCPUがDMA転送に全く関
与する必要がない。このため、CPUに対する割り込み
も不要となり、CPUの負荷が軽減される。また、ディ
ジタル信号処理装置から直接DMAを起動することがで
きるので、ディジタル信号処理装置での中断時間も短縮
される。
【0008】また、この発明に係るディジタル信号処理
装置によれば、複数のバスのうちの任意のバスに対して
それぞれ個別にアクセス可能な複数のデータメモリを備
え、演算処理のためにデータを読み書きするデータメモ
リとDMA転送されるデータメモリとを独立させると共
に、演算命令の合間にDMA命令を配置させたプログラ
ムを実行させることにより、あるデータメモリに対する
DMAの実行中に他のデータメモリをアクセスして演算
処理を実行させることができるので、データ処理効率を
更に向上させることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。図1は、この発明の一実施例に係るゲ
ーム機器のシステム構成を示すブロック図である。この
システムは、システム・コントロール・ユニット(以
下、SCUと呼ぶ)1によって調停される3つのバス
2,3,4に、各種の機能要素を接続して構成されてい
る。バス2には、システム全体の制御を司るCPU5
と、このCPU5の作業領域を提供するワークRAM6
と、システム起動時の処理プログラムを記憶したブート
ROM(リード・オンリー・メモリ)7とが接続されて
いる。バス3には、ゲームROM9等のゲームソースが
接続されている。バス4には、画像プロセッサ11と音
源プロセッサ12とが接続されている。
【0010】SCU1には、バス2,3,4の切換え制
御を実行するバスコントローラ21と、内部のメモリと
外部の回路との間でデータ、プログラム等をDMA転送
するDMAコントローラ22と、内部のメモリに格納さ
れた係数データと信号入力データとの積和演算処理を実
行するDSP23とが設けられている。
【0011】図2は、DSP23の更に詳細な構成を示
すブロック図である。このDSP23には、図面上では
0,1,2,3の番号が付加された4つのデータRAM
30,31,32,33が備えられている。これらのデ
ータRAM30〜33は、4つの独立したバス34,3
5,36,37からそれぞれ独立にアクセスが可能にな
っている。即ち、4つのバス34〜37のうち、D0バ
ス34は、双方向バッファ38を介してバスコントロー
ラ21に接続されており、バスコントローラ21を介し
て外部のバス2,3,4との間でデータのやりとりが行
えるようになっている。D1バス35、Xバス36、Y
バス37は、DSP23の内部の演算用バスであるが、
そのうちD1バス35は、DMAコントローラ22にも
接続されている。
【0012】各データRAM30〜33のアドレス端子
には、各データRAM30〜33毎に設けられてD1バ
ス35に共通に接続されたアドレスカウンタ(CT)4
0,41,42,43からのアドレスと、D0バス34
に接続された外部からの共通メモリアクセスに使用され
るアドレスレジスタ(RA)44からのアドレスのいず
れか一方が、それぞれ選択回路45,46,47,48
で選択されて与えられる。また、各データRAM30〜
33には、D0バス34上のデータとD1バス35上の
データのうち、選択回路50,51,52,53で選択
されたいずれか一方のデータが格納される。また、各デ
ータRAM30〜33からは、4つのバス34〜37の
うち、ゲート回路54,55,56,57を介して選択
された任意のバスにデータが読み出される。
【0013】プログラムRAM60は、このDSP23
の実行を規定するプログラムを記憶するメモリで、外部
の例えばワークRAM7からバス2、バスコントローラ
21、双方向バッファ38及びD0バス34を介してD
MA転送されたプログラムを記憶する。プログラムRA
M60のアドレスは、プログラムカウンタ(PC)61
によって与えられる。PC値は、初期設定時には、外部
のCPU5からD0バス34及び選択回路68を介して
TOPレジスタ63に格納され、プログラムのDMA転
送時は、D1バス35及び選択回路68を介して格納さ
れ、DMA実行に先だって選択回路62を介してTOP
レジスタ63に退避される。
【0014】PC値に従ってプログラムRAM60から
読み出された命令コードは、フェッチ回路64でフェッ
チされ、命令デコーダ65で解読される。命令デコーダ
65は、この解読結果に基づいてDSP23の各部を制
御すると共に、E,V,C,Sの各種フラグ66を書き
換える。また、命令デコーダ65は、DMAコントロー
ラ22に対するパラメータの設定やDMAの起動制御も
実行する。この場合、フェッチ回路64にフェッチされ
たパラメータは、ゲート回路67及びD1バス35を介
してDMAコントローラ22に転送される。また、PC
値及び各種のフラグ66は、選択回路68を介してTO
Pレジスタ63及びD0,D1バス34,35から供給
されたり、書き換えられたりすると共に、ゲート回路6
9及びD0バス34を介して外部に転送される。
【0015】乗算器71は、選択回路72で選択され、
RXレジスタ73に格納されたD1バス35上又はXバ
ス36上のデータと、RYレジスタ74に格納されたY
バス37上のデータとを乗算する。その乗算結果は、上
位ビットがPHレジスタ75、下位ビットが選択回路7
6を介してPLレジスタ77に格納される。PLレジス
タ77には、D1バス35、Xバス36上のデータも選
択回路76で選択されて格納されるようになっている。
ALU78は、PH,PLレジスタ75,77に格納さ
れたデータと、ACH,ACLレジスタ79,80に格
納されたデータとを加算する。その加算結果は、上位ビ
ットがACHレジスタ79に、下位ビットが選択回路8
1を介してACLレジスタ80に格納されると共に、シ
フトレジスタ82及びゲート回路83介してD1データ
に出力される。この構成により、積和演算等の演算処理
を実行することができる。
【0016】次に、このシステムの動作について説明す
る。CPU5が、先ず、ワークRAM6に格納されてい
るDSP23の実行用のプログラムをDSP23のプロ
グラムRAM60に転送する。このとき、DSP23の
プログラムRAM60の容量には制限があるので、プロ
グラムRAM60が記憶可能な量だけプログラムが転送
される。次に、CPU5は、DSP23のプログラムを
起動するPC値をPC61に転送する。更に、実行フラ
グEXを1にして、プログラムを開始させる。
【0017】DSP23のプログラムが起動されたら、
以後はCPU5の制御によらず、DSP23が独立して
以下の処理を実行する。図3は、プログラムRAM60
に格納されたプログラムの一例を示す図、図4はそのプ
ログラムにより実行される処理の内容を示すフローチャ
ートである。
【0018】まず、起動直後においては、データRAM
30〜33に係数パラメータ、演算用信号データ等のD
SP処理に必要なデータが全く格納されていない状態で
あるため、これらのデータをデータRAM30〜33に
格納する必要がある。このため、プログラムの先頭番地
“0”に、DMACパラメータ設定命令を配置し、続い
てDMA命令、DMA終了確認命令を配置する。命令デ
コーダ65は、DMACパラメータ設定命令を解読する
と、続くDMACパラメータをD1バス35に出力する
と共に、DMAコントローラ22にレジスタライト信号
を出力する。DMACパラメータは、例えば、転送元ア
ドレス、転送先アドレス及び転送ワード数からなり、転
送元アドレスとして例えばワークRAM6の係数データ
の格納領域の先頭番地、転送ワード数として係数データ
数がDMAコントローラ22に設定され、転送先アドレ
スとしてデータRAM30の先頭番地がアドレスカウン
タ40に設定される。そして、命令デコーダ65がDM
A命令を解読すると、DMAコントローラ22にDMA
スタート信号が出力される。これにより、DMAコント
ローラ22は、外部のワークRAM6から内部のデータ
RAM30へ係数データのDMA転送を実行する(S
1)。
【0019】DMAが開始されると、TOフラグは
“1”になり、以後、DMAコントローラ22からDM
A終了信号が出力されるまで、TOフラグは“1”を維
持する。続く、DMA終了確認命令では、このTOフラ
グが“0”になるまで、待ち状態となる(S2)。同様
の処理により、データRAM31に外部から演算入力デ
ータをDMA転送する(S3,S4)。
【0020】更に、同様の処理により、データRAM3
2に外部から演算入力データをDMA転送するが(S
5)、この状態では、既にデータRAM30,31に係
数データ及び演算入力データがそれぞれ格納されている
ので、これらのデータ間の演算処理は実行可能である。
そこで、データRAM32に対するDMA転送が開始さ
れたら、直ちにデータRAM30に格納された係数デー
タと、データRAM31に格納された演算入力データと
を、乗算器71及びALU78を使用して積和演算処理
し、その演算結果をデータRAM33に格納する処理を
実行する(S6)。この場合、図5(a)に示すよう
に、バス上でデータが衝突しないように、データRAM
32へのDMA転送はD0バス34を介して行い、デー
タRAM30からの係数データの読み出しはXバス3
6、データRAM31からの演算入力データの読み出し
はYバス37をそれぞれ介して行い、データRAM33
への演算結果の書き込みはD1バス35を介して行うと
いうように、各データの転送経路をそれぞれ独立させ
る。これにより、データRAM32へのDMA転送とデ
ータRAM30,31,33による演算処理とを並列に
実行することができる。
【0021】一連の演算処理が終了した時点で、DMA
終了確認命令が実行される(S7)。図3に示すよう
に、DMA終了確認時T1では、DMA処理が終了(T
2で終了)しているケースが殆どであり、次の命令の待
ち時間は実質的に無くなる。次に、データRAM33に
格納された演算結果を、D0バス34を介して外部にD
MA転送する(S8)。この様子を図5(b)に示す。
DMA終了確認がなされたら(S9)、データRAM3
1への演算入力データのDMA転送を開始し(S1
0)、続いてデータRAM30の係数データとデータR
AM32の演算入力データとの演算処理を実行し、その
演算結果をデータRAM33に格納する(S11)。こ
の様子を図5(c)に示す。演算処理終了後、DMA終
了の確認がなされたら(S12)、データRAM33に
格納された演算結果を外部にDMA転送する(S1
3)。DMA終了確認がなされたら(S14)、以後、
ステップS5〜S14を繰り返す。
【0022】また、例えば、図6に示すように、データ
RAM33から外部へのDMA転送時に、データRAM
30に格納された係数データとデータRAM32に格納
された演算入力データとを演算処理し、その演算結果を
データRAM31に格納する処理を並行させる。そし
て、データRAM33のDMA転送が終了する時点T3
を見計らって、DMA終了確認命令を配置させ、続いて
外部からデータRAM33に新たな演算入力データをD
MA転送するようにしてもよい。このときの、データの
流れを図7に示す。演算処理の時間に比べてDMA転送
時間が十分に短い場合、図7(b),(c)でそれぞれ
示すデータRAM33に対する2回のDMA転送と演算
処理とを並行させることにより、更に効率の良い処理が
可能である。この場合、次の演算処理は、データRAM
30とデータRAM33とで行い、その間、データRA
M31のデータを入れ替えることになる。
【0023】なお、以上の処理では、DMA終了を確認
する命令をプログラム中に挿入したが、特にDMA転送
と演算処理とを同時に実行させる場合、DMAに要する
時間が予め分かっていれば、DMA開始からDMA転送
に要する時間だけ経過した時点で指していると予想され
るPC値よりも後に、次のDMA転送命令や演算命令を
配置しておくことにより、DMA終了確認命令を省くこ
ともできる。
【0024】ところで、以上の処理を実現するために
は、各データRAM30〜33にアドレスを与えるアド
レスカウンタ(CT)40〜43の値は、DSP23の
内部の命令によって書換可能であり、この内部及びDM
Aコントローラ22の双方からインクリメント可能であ
ることが必要である。このようにDSP23とDMAコ
ントローラ22の双方からCT40〜43の値を制御可
能であると、DMA転送と演算処理とを並行させるとい
うシステムの性格上、ソフトウェアの記述によっては、
DMA転送中のデータRAMと、演算命令でアクセスさ
れるデータRAMとの重複(オーバーヘッド)が発生す
ることがある。そこで、各データRAM30〜33にア
ドレスを与えるCT40〜43のそれぞれに、そのデー
タRAMがDMA転送のために選択されたことを示すS
EL0〜SEL3フラグを設けると共に、図2に示した
回路に図8に示すようなオーバーヘッド防止回路を追加
することが望ましい。
【0025】このオーバーヘッド防止回路では、DMA
Cパラメータから得られるDATARAM選択信号と、
命令デコーダ65からのDMA開始信号とのAND出力
をゲート回路90〜93で得、各ゲート回路90〜93
の“1”出力でフリップフロップ回路94〜97をセッ
トし、DMAコントローラ22から出力されるDMA終
了信号でフリップフロップ回路94〜97をリセットす
る。これにより、データRAM30〜33のうち、DM
A実行中のデータRAMに対応したフリップフロップ9
4〜97から“1”出力が得られる。このフリップフロ
ップ94〜97の出力であるSEL0〜3のフラグに基
づき、ゲート回路100〜103で、命令デコーダ65
から出力される各データRAM30〜33のアクセス信
号をゲートすれば、DMA実行中に命令デコーダ65か
らアクセス指示されたデータRAMに対応するゲート回
路100〜103から“1”が出力される。これをゲー
ト回路104で検出したら、PC待機信号を出力してプ
ログラムカウンタ61を停止させ、プログラムの実行を
待機させる。これにより、DMA実行中のデータRAM
に対応するアドレスカウンタ40〜43の書換も含め
て、そのデータRAMに対するいかなるアクセスも不可
能になる。この構成によれば、オーバーヘッドを意識せ
ずにプログラムを記述することができる。
【0026】次に、プログラムのDMA転送について説
明する。前述したように、DSP23に内蔵されたプロ
グラムRAM60に容量的な制限があると、DSP23
が実行すべき全てのプログラムを一度にプログラムRA
M60に格納することができない。そこで、DSP23
のプログラム中に、図9に示すような、プログラムRA
M60へのプログラムのDMA転送命令を記述する。こ
のプログラムのDMA命令が実行された場合の処理を図
10に示す。
【0027】プログラムのDMA命令が実行されると、
まず、現在のPC値がTOPレジスタ63に退避される
(S21)。即ち、このDMA命令実行時点でフェッチ
回路64には、次のDMACパラメータ設定命令がプリ
フェッチされているので、PC値は、DMACパラメー
タ設定命令の次のアドレス(図9のN)を指している。
TOPレジスタ63には、このNが格納されることにな
る。続くDMACパラメータ設定命令によって、転送元
アドレス、転送先アドレス及び転送命令数がDMAコン
トローラ22に設定され、プログラムカウンタ61に転
送先アドレスが設定される(S22)。次に、設定され
た命令数が外部からD0バス34を介してプログラムR
AM60にDMA転送される(S23)。例えば、転送
先アドレスを図9に示すように、DMACパラメータ設
定命令の次の番地Nに設定した場合には、DMACパラ
メータ設定命令の次の番地から新たな命令A,B,…が
順番に格納されていくことになる。そして、設定された
数のDMA転送が終了したら、TOPレジスタ63に退
避されていたPC値をプログラムカウンタ61にセット
する(S24)。以後、DMACパラメータ設定命令の
次の命令Aからプログラムの実行が再開されることにな
る。
【0028】このように、DSP23自身のプログラム
によって、自分のプログラムをDMA転送することによ
り、プログラムRAM60の容量に拘らず、CPU5の
負担を全く増すことなしに、どのような長いプログラム
でも連続して実行させることができる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ディジタル信号処理装置の内部のプログラムに、演算命
令と共にDMA命令を含ませておき、このプログラムの
実行過程で、DMA命令が解読された場合に、外部のD
MA制御手段を起動してDMA転送を実行させるように
しているので、ホストCPUがDMA転送に全く関与す
る必要がなく、CPUの負荷が軽減されると共に、ディ
ジタル信号処理装置から直接DMAを起動することがで
きるので、ディジタル信号処理装置での中断時間も短縮
されるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係るゲーム機器のシス
テム構成を示すブロック図である。
【図2】 同システムにおけるDSPの詳細ブロック図
である。
【図3】 同システムにおけるプログラムRAMに格納
されるプログラムの一例を示す図である。
【図4】 同プログラムにより実行される処理の内容を
示すフローチャートである。
【図5】 同処理におけるデータの流れを説明するため
の図である。
【図6】 同システムにおけるプログラムRAMに格納
されるプログラムの他の例を示す図である。
【図7】 同プログラムにより実行される処理における
データの流れを説明するための図である。
【図8】 同システムにおけるオーバーヘッド防止回路
の回路図である。
【図9】 同システムにおけるプログラムのDMA転送
命令を用いたプログラムの例を示す図である。
【図10】 同プログラムによって実行される処理を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1…システム・コントロール・ユニット、2,3,4…
バス、5…CPU、6…ワークRAM、7…ブートRO
M、9…ゲームROM、11…画像プロセッサ、12…
音源プロセッサ、21…バスコントローラ、22…DM
Aコントローラ、23…ディジタル・シグナル・プロセ
ッサ、30〜33…データRAM、34…D0バス、3
5…D1バス、36…Xバス、37…Yバス、40〜4
3…アドレスカウンタ、44…アドレスレジスタ、60
…プログラムRAM、61…プログラムカウンタ、64
フェッチ回路、65…デコーダ、71…乗算器、78…
ALU
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−265932(JP,A) 特開 昭61−271555(JP,A) 特開 平2−129724(JP,A) 特開 昭61−151776(JP,A) 特開 平2−59845(JP,A) 特開 昭63−231367(JP,A) 特開 平8−115291(JP,A) 米国特許5765025(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/30 - 9/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部バスとの間でデータの送受が可能な
    第1のバスと、 演算処理のためのデータを転送する複数の第2のバス
    と、 これらのバスのうちの任意のバスに対してそれぞれ個別
    にアクセス可能な複数のデータメモリと、 これらデータメモリのうち前記第2のバスとアクセス可
    能な複数のデータメモリ間でデータを演算処理する演算
    処理手段と、 この演算処理手段を制御する演算命令を含むプログラム
    を格納するプログラムメモリと、 このプログラムメモリから順次命令を読み出して各部を
    制御する命令解読手段とを備え 前記外部バスを介してCPUと接続されると共に前記C
    PUによって起動されて所定のディジタル信号処理を実
    行する ディジタル信号処理装置において、 前記プログラムメモリに格納されるプログラムは、前記
    演算命令の合間にダイレクト・メモリ・アクセス実行用
    のDMA命令を配置させたものであり、 前記命令解読手段は、前記DMA命令を解読すると、
    記CPUとは独立に外部のDMA制御手段を起動して前
    記第1のバスに接続されたデータメモリと外部装置との
    間のダイレクト・メモリ・アクセスを開始させると共
    に、次の演算命令によって引き続き前記演算処理手段を
    制御して、前記第1のバスに接続されたデータメモリに
    対するダイレクト・メモリ・アクセスの実行と並行して
    前記第2のバスに接続された複数のデータメモリ間での
    演算処理の実行を制御することを特徴とするディジタル
    信号処理装置。
JP06274425A 1994-10-13 1994-10-13 ディジタル信号処理装置 Expired - Fee Related JP3139310B2 (ja)

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