JP3138289B2 - 行列の演算・表示機能を備えた電子機器 - Google Patents

行列の演算・表示機能を備えた電子機器

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JP3138289B2
JP3138289B2 JP03167198A JP16719891A JP3138289B2 JP 3138289 B2 JP3138289 B2 JP 3138289B2 JP 03167198 A JP03167198 A JP 03167198A JP 16719891 A JP16719891 A JP 16719891A JP 3138289 B2 JP3138289 B2 JP 3138289B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、行列の演算・表示機能
を備えたパーソナルコンピュータ等の電子機器に関し、
より詳しくは、教科書通りの行列フォーマットで行列を
表示できるようになった行列の演算・表示機能を備えた
電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の行列の演算・表示機能を備えた
電子機器において、行列の演算を行うには、その前提と
して該行列の各行列要素をキー入力する入力処理が必要
である。図16は従来の入力処理を示しており、表示装
置(表示部)に表形式の表示画面50を表示し、該表示
画面50を視認しつつ入力処理を行っていた。すなわ
ち、該表示画面50の最上欄に行列Aを便宜的に示すM
AT(Matrix) Aを表示し、その下欄に行列A
の行列要素が入力される欄を表示していた。因みに、図
示例では、行列Aの1行、1列の行列要素A(1、1)
として数値341.が入力され、また該行列Aの2行、
1列の行列要素A(2、1)として数値12.3が入力
された状態を表示している。
【0003】なお、入力時においては、上記のような表
形式で行列Aを表示していたものの、行列Aの演算結果
等は下記数1で示す教科書や文献に記載された通りの行
列フォーマットで表示していた。
【0004】
【数1】
【0005】また、一般式に行列Aが混在した式の場合
は図17に示すように、該式を教科書や文献に記載され
た通りの行列フォーマットと異なる1+MAT A*6
等のような文字列からなる簡易表示形式で表示画面50
に表示し、演算結果のみを下記数2で示す行列フォーマ
ットで表示していた。
【0006】
【数2】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような表形式で示された表示画面50中に行列要素を入
力する方式による場合は、行列要素の入力位置と実際の
行列(教科書や文献に記載された通りの行列フォーマッ
ト)との対応関係を明確に認識するのが困難である。そ
れ故、入力操作に時間を要し、誤操作を発生し易いとい
う欠点がある。
【0008】また、演算結果等は教科書や文献に記載さ
れた通りの行列フォーマットで表示されるものの、表示
画面からはみ出す程の大きなサイズの行列の場合は、い
ずれの行列要素が表示画面50からはみ出しているかを
明確に示す表示がなされていなかったため、表示されて
いる行列要素の行列内での位置付けを正確に認識するの
が困難であった。この点、操作性の向上を図る上でのネ
ックとなっていた。
【0009】また、特に、一般式に行列Aが混在した式
の場合は、上記のような簡易表示を視認して入力操作を
行わなければならないため、操作が更に一層複雑にな
り、操作性の向上を図る上で大きな制約になっていた。
【0010】本発明は、このような従来技術の欠点を解
決するものであり、誤操作を確実に防止でき、行列演算
の操作性を格段に向上できる行列の演算・表示機能を備
えた電子機器を提供することを目的とする。
【0011】本発明の他の目的は、行列が表示画面に表
示しきれないような大きなサイズの行列である場合に、
該行列における行列要素の位置情報を迅速、確実に把握
できる行列の演算・表示機能を備えた電子機器を提供す
ることにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、一般式に行列
が混在した演算式の場合であっても教科書や文献に記載
された通りの行列フォーマットで表示できる行列の演算
・表示機能を備えた電子機器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る行列の演算
・表示機能を備えた電子機器は、上記課題を解決するた
めのものであって、表示部に行列フォーマットに従った
行列を含む数式を表示して演算する行列の演算・表示機
能を備えた電子機器であって、該表示部に表示された該
行列の数値入力の対象となる行列要素の位置を表示する
入力位置表示手段と、該入力位置表示手段により表示さ
れた行列要素の位置の行数・列数を示す識別記号、及
び、該行列の全体の行数・列数を示す行列サイズを表示
する位置・サイズ表示手段と、表示された該行列の全体
のサイズが該表示部のサイズを越えている場合に、その
はみ出し状態に応じてはみ出し状態を示す記号を設け、
該記号をはみ出し状態に合わせて該表示部に表示するは
み出し状態表示手段と、を備え、前記はみ出し状態表示
手段は、表示された行列の全体のサイズが前記表示部の
サイズを越えている場合に、前記行列の表示状態が前記
表示部の右側に表示できていないはみ出し部分が存在し
ている状態の場合には、行列各行の右端部にはみ出し方
向を示す記号の表示を行い、前記行列の表示状態が前記
表示部の左側に表示できていないはみ出し部分が存在
し、さらに上側または下側のいずれかに表示できていな
いはみ出し部分が存在している状態の場合には、行列の
左端部にはみ出し状態を示す記号の表示を行う、ことで
表示されている行列要素の行列内での位置付けを報知す
ることを特徴とするものである。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】上記構成によれば、表示部に行列フォーマ
ットに従った行列を含む数式が表示され、入力位置表示
手段が表示部に表示された行列の数値入力対象となる行
列要素の位置を表示すると共に、位置・サイズ表示手段
が入力位置表示手段により表示された行列要素の位置・
列数を示す識別記号、及び、行列の全体の行数・列数を
示す行列サイズを表示する。その際、表示された行列の
全体サイズが表示部のサイズを越えている場合に、はみ
出し状態表示手段が、そのはみ出し状態に応じてはみ出
し状態を示す記号を設け、その記号をはみ出し状態に合
わせて表示部に表示する。このため、表示部に表示され
た上記記号により、行列がはみ出し状態で表示されてい
ることを視認できると共に、行列サイズと併せて識別記
号により行列要素の入力位置を容易に把握することが可
能をなる。従って、行列要素の入力処理及び演算処理を
迅速、かつ確実に行え、操作性も格段に向上する。つま
り、表示された行列の全体のサイズが前記表示部のサイ
ズを越えている場合に、はみ出し状態表示手段表示
された行列の全体のサイズが前記表示部のサイズを越え
ている場合に、行列の表示状態が表示部の右側に表示で
きていないはみ出し部分が存在している状態の場合に
は、行列各行の右端部にはみ出し方向を示す記号の表示
を行い、行列の表示状態が表示部の左側に表示できてい
ないはみ出し部分が存在し、さらに上側または下側のい
ずれかに表示できていないはみ出し部分が存在している
状態の場合には、行列の左端部にはみ出し状態を示す記
号の表示を行うことで、表示されている行列要素の行列
内での位置付けを報知することができる。これによっ
て、行列がどの方向にはみ出して表示されているのかを
視認できるので、行列要素に数値入力する際の入力ミス
を確実に防ぐことが可能となる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例について以下に説明する。
【0019】図1は本発明行列の演算・表示機能を備え
た電子機器のシステム構成を示す。CPU1はこの電子
機器の制御中枢となるものであり、ROM2に格納され
た制御プログラムに従い後述する行列の演算といった各
種の演算・制御を行う。CPU1にはテンキーやファン
クションキーといった各種のキーが配設されたキーボー
ド4が接続され、オペレータのキー入力により入力され
るデータをRAM3に書き込む。そして、RAM3に一
旦書き込まれた入力データを読み出して表示装置5の表
示画面50に表示する。
【0020】因みに、オペレータのキー入力により、行
列の演算モードが選択されると、表示画面50に教科書
や文献通りの行列フォーマットに従った行列表示を表示
し、かつ該行列の行列要素の入力処理をオペレータに促
す表示を実行する。以下にその詳細を説明する。
【0021】図2および図3は本発明における行列の表
示方式を示しており、該表示方式に従ったオペレータの
キー入力により行列要素が入力され、最終的に図3に示
される演算結果が表示されるようになっている。図2は
行列入力画面51を示しており、該行列入力画面51の
最上欄には、行列Aの行列要素の位置表示欄および行列
サイズ表示欄が設けられる。即ち、最上欄の文字列A
[ 1,1] /[ 3,3] の内[ 1,1] はカーソ
ル6が点滅している位置、つまり行列A内における行列
要素の位置を示しており、具体的には1行、1列の行列
要素の位置を示している。また、[ 3,3]は行列A
のサイズが3行、3列であることを示している。
【0022】一方、図3は行列Aの演算結果、すなわち
答表示画面52を示している。該答表示画面52ではカ
ーソル6は表示されないが、その代わりに行列要素の位
置が反転表示されるようになっている。すなわち、最上
欄には行列入力画面51同様に行列要素の位置表示およ
び行列サイズが表示され、該位置表示された行列要素が
反転表示されるようになっている。
【0023】図2および図3に示されるように、本発明
行列の演算・表示機能を備えた電子機器においては、教
科書や文献通りの行列フォーマットに従って行列Aが表
示装置5に表示されるようになつている。従って、以上
の表示方式によれば、オペレータが行列入力画面51と
答表示画面52とを容易に識別できるので、誤操作を生
じるおそれがない。なお、具体的な表示動作はCPU1
がオペレータからのキー入力に応じて表示装置5を制御
して行われる。一例として、上記反転表示は該表示装置
5への印加電圧を制御する制御回路(図示せず)を介し
てCPU1が表示装置5を制御して行われる。
【0024】加えて、本発明では、行列サイズが表示画
面50からはみ出した場合に、はみ出した状態を表示で
きるようになっている。図4および図5はその時の行列
入力画面51および答表示画面52を示しており、行列
Aのサイズが大きすぎて該行列Aの行列要素が画面5
1、52の右側にはみ出す場合は、図示のように、行列
Aの各行の右端部にその旨を示す→が表示されるように
なっている。従って、これを視認すれば、行列要素の右
側部が画面51、52からはみ出していることを直ちに
理解できる。
【0025】これに対して、画面の左側方向および縦方
向に行列要素がはみ出している場合は、一例として図5
に示す表示方式をとってその旨を示す。すなわち、図示
例では、左側の行列枠「[]」の上下の横棒記号および
縦棒記号を「…」といった表示で示して、その旨をオペ
レータに報じる表示方式をとっている。
【0026】次に、図6に示すフローチャートに従い行
列要素の入力操作におけるCPU1の制御手順を3行、
3列の行列Aを例にとって説明する。CPU1はステッ
プS1でオペレータのキー入力により行列入力モードが
選択されたことを確認すると、次にステップS2でオペ
レータによりキー入力された行列演算の演算命令Dim
A[3,3] を構文解析する。
【0027】演算命令Dim A[ 3,3] =は具体
的には、オペレータがキーボード4上のキーを、Dim
キー、Aキー、[キー、3キー、,キー、3キー、]キ
ーおよび=キーの順番でキー入力して行われる。CPU
1は該演算命令を「大きさ3行3列の行列Aを生成し、
行列要素の入力モードに移る」という一連の命令である
と解釈する。
【0028】上記のように解釈すると、該演算命令を実
行すべく、まずステップS3でRAM3に3行、3列の
行列Aのためのメモリエリアを確保する。次いで、ステ
ップS4でRAM3のメモリエリアに確保された行列A
の行列要素を全て0にする初期化処理を行う。そして、
初期化されたデータをRAM3から読み出して表示装置
5に行列入力画面52として表示し、カーソル6の位置
を行列入力画面51に表示された行列の1行、1列の位
置に位置させる初期化処理を行う(S5)。以下カーソ
ル6の行列入力画面における位置を(i,j)で示す。
但し、iは行を示し、jは列を示す。
【0029】この状態からオペレータによるキー入力
(S6)によって1行、1列に位置する行列要素から順
次数値が入力されることになるが、該数値の入力実行
は、カーソル移動キー↑、↓、→、←のキー入力(S
7、S10、S12、S15)又はEnterキーのキ
ー入力(S18)によってCPU1に報じられ、CPU
1は数値入力があると該数値をRAM3のメモリエリア
に登録する(S9)と共に、表示装置5の行列入力画面
51上の該当する位置に表示する。以下にその詳細を説
明する。
【0030】CPU1は、ステップS6でオペレータの
キー入力を待ち、カーソル位置の行列要素に対するキー
入力があったことを確認すると、次にステップS7でカ
ーソル移動キー↑がキー入力されたかどうかを判定す
る。キー入力されたことを確認すると、これはカーソル
6の位置が一行前の位置にシフトされたことを意味する
ので、この場合は次にステップS8でiをi=i−1に
設定し、入力された行列要素をRAM3に登録すると共
に、該行列要素を行列入力画面51の該当する位置に表
示する(S9)。そして、ステップS9の処理を終了す
ると、ステップS6に復帰し、ステップS6以降の処理
を再行する。
【0031】一方、ステップS7でカーソル移動キー↑
のキー入力がなかったと判定すると、次にステップS1
0でカーソル移動キー↓のキー入力があったかどうかを
判定し、キー入力があったことを確認すると、これはカ
ーソル6の位置が一行後の位置にシフトされたことを意
味するので、この場合は次にステップS11でiをi=
i+1に設定し、上記したステップS9の処理を実行す
る。これに対して、ステップS10でカーソル移動キー
↓のキー入力がなかったと判定すると、次にステップS
12でカーソル移動キー→のキー入力があったかどうか
を判定する。
【0032】ステップS12でカーソル移動キー→のキ
ー入力があったことを確認すると、これはカーソル6が
一つ後の行にシフトされたことを意味するので、この場
合は次にステップS13でj=3になったかどうかを判
定する。j=3になっていない場合は、3行、3列の行
列Aの全ての行列要素の入力処理が終了していないこと
を意味する。従って、この場合は次にステップS14で
jをj=j+1に設定し、上記同様のステップS9の処
理を実行する。これに対して、ステップS13でj=3
になっていることを確認すると、全ての行列要素の入力
処理が終了しているので、この場合は行列入力処理を終
了する。
【0033】一方、ステップS12でカーソル移動キー
→のキー入力がなかったと判定すると、次にステップS
15でカーソル移動キー←のキー入力があったかどうか
を判定する。カーソル移動キー←のキー入力があったこ
とを確認すると、次にステップS16でj=1になって
いるかどうかを判定する。カーソル移動キー←がキー入
力され、j=1になっていれば、同様に全ての行列要素
のキーがあったことを意味するので、この場合は行列入
力処理を終了する。これに対して、ステップS16でj
=1になっていないことを確認すると、この場合はステ
ップS17でjをj=j−1に設定し、上記同様のステ
ップS9の処理を実行する。
【0034】ステップS15でカーソル移動キー←のキ
ー入力がなかったことを確認すると、次にステップS1
8でEnterキーのキー入力があったかどうかを判定
する。Enterキーのキー入力があったことを確認す
ると、これは行列Aの一行列要素の入力があったことを
意味するので、この場合はステップS9の処理を実行
し、以下ステップS6以降の処理を再行する。
【0035】一方、ステップS18でEnterキーが
キー入力されないことを確認すると、この場合は次にス
テップS19で=キーがキー入力されたかどうかを判定
する。該=キーはカーソル移動キー↑、↓、→、←がキ
ー入力され、またはEnterキーが所定回数分キー入
力され、全ての行列要素の入力があった場合に、行列A
の入力処理終了を報じる命令キーである。従って、該=
キーのキー入力によって行列Aの定義が行われ、行列入
力処理が終了する。
【0036】一方、ステップS19で=キーのキー入力
がなかったことを確認すると、この場合は行列Aの後に
一般式が混在した演算式であるので、ステップS20で
文字入力があると処理し、ステップS6に復帰し、オペ
レータのキー入力を待つ。そして、行列Aの後の一般式
に関する文字入力があると、=キーのキー入力を待っ
て、この行列入力処理を終了する。
【0037】なお、上記ステップS1で行列の演算モー
ドが選択されていないと判定すると、ステップS21に
示される他の処理を実行する。
【0038】上記実施例では行列要素の入力処理、すな
わち新たな行列Aの生成について説明したが、本発明行
列の演算・表示機能を備えた電子機器においては、行列
要素の修正を行うこともできる。新たな行列Aを生成す
る場合は、上記のように演算命令として、Dim A
[ 3,3] をキー入力したが、行列要素の修正を行う
場合は行列Aの大きさを省いた演算命令Dim A[]
=をキー入力する。すなわち、Dimキー、Aキー、
[キー、]キー、=キーの順番でキー入力して行う。こ
の演算命令がキー入力されると、CPU1はRAM3の
メモリエリアに予め確保された行列Aの行列要素を読み
出し、以下上記ステップS5以降の処理を行って行列要
素の修正処理を行う。
【0039】次に、図7に示されるフローチャートに従
い行列Aに一般式が混在した場合の演算処理を行うCP
U1の制御手順を、下記数3で示される演算式を例にと
って説明する。
【0040】
【数3】
【0041】CPU1は、ステップS30で混在演算モ
ードが選択されたことを確認すると、ステップS31で
行列Aの前の式1+がキー入力されるのを待ち、キー入
力があったことを確認すると、入力データをRAM3の
メモリエリアに登録すると共に、該式1+を図8に示す
ように表示画面50の中欄に表示する。次いで、該表示
画面50の最下欄のメニュー欄に行列枠[]を表示し、
オペレータの選択を促す(S32)。そして、このメニ
ューが選択されたことを確認すると(S33)、図9に
示すように、表示画面50の上欄部に行列サイズの大き
さを尋ねるメッセージ「Matrix size?
(2,2)ok?」を表示する(S34)。このとき、
表示画面50の最下欄には図9に示すように、表示され
た行列サイズをキャンセルできるメニュー「Cance
l」と行列サイズの選択okメニュー「ok」とが表示
される。
【0042】ステップS35でokメニューが選択され
たことを確認すると、図10に示すように、先に入力さ
れ式1+の横に選択された2行、2列の大きさの行列を
表示する。図示のようにこのときの行列Aの各行列要素
は全て0であり、前記同様の行列入力画面51´が表示
される。また、この時、RAM3に2行、2列の行列の
ためのメモリエリアが確保される。なお、行列入力画面
51´の上欄には上記同様にカーソル6が点滅している
行列要素の位置を示す表示[1,1]および行列サイズ
を示す表示[2,2]が行われる。
【0043】次いで、ステップS37に示す行列要素入
力のためのサブルーチンを実行する。このサブルーチン
の内容は図6に示される内容と略同様であり、該ステッ
プS37で行列Aの各行列要素に具体的な数値が入力さ
れる。入力された数値はRAM3に登録されると共に、
図11に示すように、行列入力画面51´に表示され
る。
【0044】ステップS37を終了し、2行、2列の行
列Aの全ての行列要素の入力が行われると、次にステッ
プS38でカーソル移動キー→のキー入力を待ち、キー
入力があったことを確認すると、図12に示すように、
カーソル6を行列の枠外に移動させる(S39)。この
移動により、行列要素の入力モードは自動終了し、行列
外の式の入力編集、すなわち行列Aの後の式*6の入力
処理が行われる。
【0045】それ故、ステップS40で該式*6のキー
入力を待ち、キー入力があったことを確認すると、次に
ステップS41でカーソル移動キー←又は→がキー入力
されたかどうかを判定し、キー入力されていない場合
は、それまでに入力された式を評価実行し、表示装置5
に答表示画面52´を表示する(S44)。該答表示画
面52´の表示内容は図13に示す通りである。
【0046】一方、ステップS41でカーソル移動キー
←又は→がキー入力されたことを確認すると、表示装置
5の表示画面を直前に実行した式の編集状態を示す表示
画面53にシフトする(S42)。該表示画面53の内
容は図14に示される通りである。該表示画面53は確
認用に利用され、この状態から=キー等がキー入力され
ると、再度答表示画面52´にシフトする。
【0047】また、ステップS45に示すように、答表
示画面52´を表示した状態で2ndf←又は2ndf
→がキー入力されると、図15に示すように、答行列の
1行、1列の行列要素が反転表示されるようになってい
る。この反転表示はカーソル6を移動させると、移動位
置に対応した行列要素が反転表示されるようになってい
る。
【0048】なお、ステップS30で混在演算モードが
選択されない場合は、ステップS47に示す他の処理を
行う。
【0049】
【発明の効果】以上本発明の行列の演算・表示機能を
備えた電子機器によれば、一般式と行列の混在した演算
式の場合も、教科書や文献通りの行列フォーマットに従
った行列表示が行われ、かつ該行列の行列要素および行
列サイズが表示画面上において指示されるので、行列要
素の入力処理および演算処理を迅速、かつ確実に行え
る。従って、操作性も格段に向上できる。
【0050】特に、表示される行列が表示画面からはみ
出すような大きなサイズのものである場合は、そのはみ
出し状態に応じてはみ出し状態を示す記号を設け、その
記号をはみ出し状態に合わせて表示部に表示する。具体
的には、表示された行列の全体のサイズが前記表示部の
サイズを越えている場合に、行列の表示状態が表示部の
右側に表示できていないはみ出し部分が存在している状
態の場合には、行列各行の右端部にはみ出し方向を示す
記号の表示を行い、行列の表示状態が表示部の左側に表
示できていないはみ出し部分が存在し、さらに上側また
は下側のいずれかに表示できていないはみ出し部分が存
在している状態の場合には、行列の左端部にはみ出し状
態を示す記号の表示を行うことで、表示されている行列
要素の行列内での位置付けを報知することができる。以
上のことから、表示部に表示された上記記号により、行
列がはみ出し状態で表示されていることを視認できると
共に、行列サイズと併せて識別記号により行列要素の入
力位置を容易に把握することができ、行列要素に数値入
力する際の入力ミスを確実に防ぐことが可能となる
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明行列の演算・表示機能を備えた電子機器
のシステム構成図。
【図2】表示装置の表示画面を示す図面。
【図3】表示装置の表示画面を示す図面。
【図4】表示装置の表示画面を示す図面。
【図5】表示装置の表示画面を示す図面。
【図6】行列要素の入力処理におけるCPUの制御手順
を示すフローチャート。
【図7】一般式に行列が混在した式の演算処理における
CPUの制御手順を示すフローチャート。
【図8】表示装置の表示画面を示す図面。
【図9】表示装置の表示画面を示す図面。
【図10】表示装置の表示画面を示す図面。
【図11】表示装置の表示画面を示す図面。
【図12】表示装置の表示画面を示す図面。
【図13】表示装置の表示画面を示す図面。
【図14】表示装置の表示画面を示す図面。
【図15】表示装置の表示画面を示す図面。
【図16】従来装置の表示画面を示す図面。
【図17】従来装置の表示画面を示す図面
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 キーボード 5 表示装置 6 カーソル 50 表示画面 51 行列入力画面 52 答表示画面
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−85667(JP,A) 特開 昭63−37393(JP,A) 実開 平1−164556(JP,U) 実開 昭62−154562(JP,U) 実開 昭57−127247(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部に行列フォーマットに従った行列
    を含む数式を表示して演算する行列の演算・表示機能を
    備えた電子機器であって、 該表示部に表示された該行列の数値入力の対象となる行
    列要素の位置を表示する入力位置表示手段と、 該入力位置表示手段により表示された行列要素の位置の
    行数・列数を示す識別記号、及び、該行列の全体の行数
    ・列数を示す行列サイズを表示する位置・サイズ表示手
    段と、 表示された該行列の全体のサイズが該表示部のサイズを
    越えている場合に、そのはみ出し状態に応じてはみ出し
    状態を示す記号を設け、該記号をはみ出し状態に合わせ
    て該表示部に表示するはみ出し状態表示手段と、を備
    え、 前記はみ出し状態表示手段は、表示された行列の全体の
    サイズが前記表示部のサイズを越えている場合に、 前記行列の表示状態が前記表示部の右側に表示できてい
    ないはみ出し部分が存在している状態の場合には、行列
    各行の右端部にはみ出し方向を示す記号の表示を行い、 前記行列の表示状態が前記表示部の左側に表示できてい
    ないはみ出し部分が存在し、さらに上側または下側のい
    ずれかに表示できていないはみ出し部分が存在している
    状態の場合には、行列の左端部にはみ出し状態を示す記
    号の表示を行う、 ことで表示されている行列要素の行列内での位置付けを
    報知することを特徴とする 行列の演算・表示機能を備え
    た電子機器。
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