JP3136644B2 - オフサイクルデフロスト装置 - Google Patents

オフサイクルデフロスト装置

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JP3136644B2
JP3136644B2 JP03111639A JP11163991A JP3136644B2 JP 3136644 B2 JP3136644 B2 JP 3136644B2 JP 03111639 A JP03111639 A JP 03111639A JP 11163991 A JP11163991 A JP 11163991A JP 3136644 B2 JP3136644 B2 JP 3136644B2
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明敏 上野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍回路中の高温冷媒
液をデフロスト熱源に利用してデフロストの立上りを早
くできるようにしたオフサイクルデフロスト装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】冷蔵装置を包含する広義の冷却装置とし
て総称する空気調和装置において、冷蔵室等空気調和対
象域の温度が2℃以上のときに、圧縮機を停止し、室内
機のファンを運転して空気調和対象域内の空気が保有す
る熱量をデフロスト熱源として利用する方法のオフサイ
クルデフロストが多く利用されており、予め定めたイン
ターバルでデフロスト運転に切換え、または着霜量を検
知する検知器からの指令でデフロスト運転させる等、自
動デフロスト運転を行わせるのが殆どである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】デフロスト運転に切換
えるためのインターバルの設定が適正でなく、あるいは
冷蔵品の湿分が非常に高い場合、または着霜検知器が正
しく作動しなかった場合などに、過酷着霜が生じること
は避けられないが、オフサイクルデフロストの場合、付
着した霜の表面から融かす方式であるために、デフロス
ト時間が大幅に長くかかって、室温の変動が大きく、冷
蔵品の品質低下をもたらす等の問題が生じる。
【0004】本発明の目的は、オフサイクルデフロスト
運転の初期に温度の高い冷媒液の一部を融霜熱源として
利用することによって、デフロスト時間の短縮を可能と
するオフサイクルデフロスト装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮機1、凝
縮器2、膨張手段3、蒸発器4およびアキュムレータ5
を冷媒配管によってサイクリックに接続して形成され、
蒸発器4を冷蔵室12内に設けて、室内ファン7によっ
て循環する室内空気と熱交換し、凝縮器2を室外ファン
で冷却する冷凍回路で、冷却運転中に蒸発器4に付着す
る霜を、圧縮機1の運転を停止して室内ファン7を運転
しながら除くオフサイクルデフロスト装置において、膨
張手段3に並列接続され、冷却運転中には閉じている電
磁弁8と、圧縮機1の吐出口と凝縮器2とを接続する冷
媒配管に設けられ、圧力が所定値以上であることを検出
すると信号を出力する高圧圧力スイッチ11と、オフサ
イクルデフロスト開始時に、室外ファン6を停止し、高
圧圧力スイッチ11から出力される信号で検出圧力が所
定値以上になると電磁弁8を開いて、凝縮器2側からの
高温冷媒液を膨張手段3をバイパスさせて蒸発器4に導
く手段とを、含むことを特徴とするオフサイクルデフロ
スト装置である。
【0006】
【作用】本発明に従えば、オフサイクルデフロスト開始
時に、室外ファン6を停止するので凝縮器2では放熱が
抑えられ、蓄熱運転がなされる。凝縮器2内には高温の
冷媒液が滞留し、圧力が上昇する。凝縮器2内の圧力が
所定値以上になると、高圧圧力スイッチ11から信号が
出力され、電磁弁8が開く。凝縮器2側の高温冷媒液
は、膨張手段3をバイパスして電磁弁8を通り、蒸発器
4に送り込まれる。この高温冷媒液が蒸発器4の伝熱管
やフィンを加熱するために、霜はそれ等の伝熱表面側か
ら融かされて融霜が促進されるとともに、伝熱管やフィ
ンからの離脱が速くなる結果、デフロスト時間が短縮さ
れる。
【0007】また、電磁弁8が開いてから予め定める時
間、たとえば数秒間は圧縮機1を運転することによっ
て、高温冷媒液の蒸発器4側への移動が円滑、かつ多量
に成されることになり、融霜作用が大きくなり、デフロ
スト時間の短縮がより一層果たされる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の実施例に係る空気調和装置
の冷凍回路図である。圧縮機1、凝縮器2、膨張手段
3、たとえば感温自動膨張弁(以下、膨張弁と略称す
る)、蒸発器4、アキュムレータ5を冷媒配管によって
サイクリックに接続して、周知の冷却用冷凍サイクルが
形成され、圧縮機1を運転することにより凝縮器2で
は、室外ファン6により送られる外気と、高温高圧冷媒
ガスとの間で凝縮潜熱の熱交換が行われ、一方、冷蔵室
12内に設けられる蒸発器4では、室内ファン7により
循環される室内空気と低温低圧冷媒ガスとの間で蒸発潜
熱の熱交換が行われて、冷蔵室12内は2〜10℃に冷
却される。
【0009】膨張弁3は、蒸発器4のコイル出口部過熱
度が一定値になるように弁開度が自動調節されるが、こ
の膨張弁3に対して、電磁弁8が並列接続される。ま
た、圧縮機1吐出口と凝縮器2とを接続する高圧ガス管
には、高圧圧力スイッチ11が分岐接続される。
【0010】図2は上記調和装置の制御回路ブロック図
であり、図3は本発明の各実施例に係る運転状態を示す
タイムチャートであり、図4は図2図示の処理部9の動
作を説明するフローチャートである。処理部9はタイマ
回路10を備え、予め設定したインターバルに基づいて
冷却運転をオフサイクルデフロスト運転に切換え、また
予め設定したデフロスト運転時間になるか、あるいは図
示しない除霜検知器から除霜終了信号が出されるかのい
ずれか早い方でオフサイクルデフロスト運転を冷却運転
に切換える。
【0011】オフサイクルデフロスト運転の態様は、以
下述べるとおりである。
【0012】冷却運転中に蒸発器4のコイルに霜が付着
して限度量に達する時点になると、ステップa1に至っ
て、冷却運転をデフロスト運転に切換える。図3で時間
t2で示されるこの状態では、圧縮機1を運転したまま
であって、直ちに次のステップa2に移って室外ファン
6が停止する。
【0013】室外ファン6の停止によって、凝縮器2で
は放熱が抑えられることから、コイル内の圧力および温
度が上昇してきて、蓄熱運転が成され、図3の時間t3
に至って高圧圧力が所定値以上になると、ステップa3
に移行して、高圧圧力スイッチ11がオフ信号を出力す
る。
【0014】このオフ信号出力に伴い、ステップa4に
移って、電磁弁8が開閉作動し、圧縮機1は1〜2秒遅
れて停止する。凝縮器2内に滞留している高温冷媒液
は、圧縮機1が1〜2秒間ポンプ作用を成すこと、ま
た、凝縮器2側と蒸発器4側との間に圧力差が存在する
ことによって、膨張弁3をバイパスして、低圧液管を
経、蒸発器4のコイル内に送り込まれる。
【0015】蒸発器4のコイルが高温冷媒液で加熱され
ることによって、霜は付着面から速やかに融け始める。
【0016】所定のデフロスト運転時間に達するなどし
て、デフロストが終了する時点になると、ステップa5
に移り、さらにステップa6に移行して、電磁弁8が閉
弁に切換わるとともに、圧縮機1が運転開始する。
【0017】高温冷媒液は、蒸発器4内で一部蒸発する
が、液分はアキュムレータ5内に貯留されるので、圧縮
機1が冷媒液を吸込んで液圧縮を行うなどの問題は生じ
なく、円滑な起動が成されるが、オフサイクルデフロス
トの直後の起動に際して、アンロード装置によって容量
低下させ、あるいは低速運転させるなどの容量制御を行
わせながら起動するのは好ましい手段である。
【0018】以上説明した運転経過は、図3Aに示され
る。図3Bには、本発明の他の実施例に係る運転経過が
示されるが、オフサイクルデフロスト運転への切換え指
令に応じて圧縮機1が停止し、これに相前後して電磁弁
8が開弁作動することになり、高温冷媒液の蒸発器4へ
の移動は、高・低圧間の圧力差によって行われるもので
あり、この場合においても圧力均衡に至るまでに、可成
りの量の冷媒液を円滑に流動させることができ、本発明
の目的は充分に達成される。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明に従えば、オフサイ
クルデフロスト時に凝縮器2で貯留されている高温冷媒
液を膨張手段3にバイパスさせて蒸発器4に導くように
したから、蒸発器4のコイル、フィンに成長している霜
を付着面から一時的に加熱することにより、霜の離脱、
融解が室内空気による場合に比し、著しく促進される結
果、デフロスト時間が短縮されて、冷却温度の変動幅を
小さく抑え得る。
【0020】また、高低圧圧力差により、あるいは予め
定める時間運転する圧縮機1のポンプ作用によって、高
温冷媒液をデフロスト熱源に利用する方式であって、圧
縮機1を運転して行うホットガスデフロスト方式に比
し、消費電力増は遥かに少なくて、省エネルギー効果も
奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る空気調和装置の冷凍回路
図である。
【図2】図1図示の空気調和装置の制御回路ブロック図
である。
【図3】本発明の各実施例に係る運転状態を示すタイム
チャートである。
【図4】図2図示の各処理部の動作を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 凝縮器 3 膨張手段 4 蒸発器 8 電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−259379(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 47/02 F25D 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機1、凝縮器2、膨張手段3、蒸発
    器4およびアキュムレータ5を冷媒配管によってサイク
    リックに接続して形成され、蒸発器4を冷蔵室12内に
    設けて、室内ファン7によって循環する室内空気と熱交
    換し、凝縮器2を室外ファンで冷却する冷凍回路で、冷
    却運転中に蒸発器4に付着する霜を、圧縮機1の運転を
    停止して室内ファン7を運転しながら除くオフサイクル
    デフロスト装置において、 膨張手段3に並列接続され、冷却運転中には閉じている
    電磁弁8と、 圧縮機1の吐出口と凝縮器2とを接続する冷媒配管の圧
    力を検出し、検出圧力が所定値以上であるか否かを表す
    信号を出力する高圧圧力スイッチ11と、 オフサイクルデフロスト開始時に、室外ファン6を停止
    し、高圧圧力スイッチ11から出力される信号で検出圧
    力が所定値以上になると電磁弁8を開いて、凝縮器2側
    からの高温冷媒液を膨張手段3をバイパスさせて蒸発器
    4に導く手段とを、 含むことを特徴とするオフサイクルデフロスト装置。
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