JP3131394B2 - 自動車用シートのパワースライド装置 - Google Patents

自動車用シートのパワースライド装置

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JP3131394B2
JP3131394B2 JP08300529A JP30052996A JP3131394B2 JP 3131394 B2 JP3131394 B2 JP 3131394B2 JP 08300529 A JP08300529 A JP 08300529A JP 30052996 A JP30052996 A JP 30052996A JP 3131394 B2 JP3131394 B2 JP 3131394B2
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伸行 中野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用シートのパ
ワースライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車シートを電動モータにより前後に
スライドさせるパワースライド装置が知られている(例
えば、実開平1−99734号公報参照)。
【0003】一般にこの種のパワースライド装置として
は、シートに固定された可動レール(アッパレール)
か、フロアに固定された固定レール(ロアレール)のい
ずれか一方に、長手方向に沿う長いスクリュシャフトを
設け、他方に該スクリュシャフトに螺合するナット部を
設け、スクリュシャフトかナット部のどちらかを電動モ
ータで回転させることにより、可動レール(シート)を
固定レールに対して前後方向にスライドさせている。
【0004】このシートの最大スライド量はスクリュシ
ャフトの長さにより決定される。従って、シートの最大
スライド量を拡大するには、より長いスクリュシャフト
を採用する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、長いスクリュシャフトを可
動レール又は固定レールに設ける必要があるため、該ス
クリュシャフトの組立作業が困難である。
【0006】すなわち、スクリュシャフトは可動レール
等に対して完全に平行な状態でないと、ナット部との螺
合状態に悪影響を生じるため、該スクリュシャフトの平
行調整作業に時間がかかり、組立作業が大変に困難であ
る。
【0007】また、スクリュシャフトをあまり長くする
と、途中で撓み易くなるため、シートのロングスライド
化を図るうえにおいても不利である。
【0008】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、組立作業が簡単で且つシートの
ロングスライド化が容易な自動車シートのパワースライ
ド装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
フロアに固定された左右一対の固定レールと、シートに
固定された左右一対の可動レールとをそれぞれ前後スラ
イド自在に組み合わせ、前記固定レールに長手方向に沿
うナット部を一体的に設け、前記可動レールに固定レー
ルのナット部と噛合する所定長さのギアユニットを設
け、該ギアユニットに長手方向に対する直交軸で回転す
第1ネジ歯車を噛合させ、該第1ネジ歯車に内歯を形
成し、該内歯に対して直交軸で回転する駆動ギアよりモ
ータの回転力を伝達するものである。
【0010】請求項1記載の発明によれば、固定レール
に長手方向に沿うナット部を一体的に設ける構造のた
め、必然的にナット部は固定レールに対して完全な平行
状態となり、組立作業が容易である。
【0011】また、シートのロングスライド化を図るう
えにおいても、ギアユニットの所定長さはそのままで、
ナット部の長さを延長するだけで容易に実現することが
可能である。
【0012】また、ギアユニットとナット部とを噛合さ
せているため、単なる平ギアよりも噛合する歯の数が多
く、モータ停止時におけるシートの前後移動を阻止する
ストッパ機能が高い。
【0013】更に、第1ネジ歯車に内歯を形成し、該内
歯に対して直交軸で回転する駆動ギアよりモータの回転
力を伝達するようにしたため、モータの回転力を伝達す
るためのギアの数を減らすことができる。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の自
動車用シートのパワースライド装置であって、前記駆動
ギアには、直交軸で回転する減速ギア群から回転力が伝
達されてなることを特徴とする。
【0015】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の効果に加え、前記駆動ギアが直交軸を中心として回
転するものなので、直交軸で回転する減速ギア群から回
転力を伝達し易い。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載の自
動車用シートのパワースライド装置であって、前記左右
の減速ギア群が、連結軸にて連動してなることを特徴と
する。
【0017】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の効果に加え、前記左右の減速ギア群を設け、それを
連結軸にて連動するようにしたため、左右どちらの減速
ギア群にモータを設けてもよい。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の自動車用シートのパワースライド装
置であって、前記ナット部が、固定レールの底面部の長
手方向に沿って形成した複数の溝よりなることを特徴と
する。
【0019】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
3のいずれか1項に記載の効果に加え、前記ナット部が
固定レールの長手方向に沿って形成した複数の溝である
ため、部品点数が増加しない。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項4記載の自
動車用シートのパワースライド装置であって、前記左右
の固定レールの底面部に形成した溝が、互いに対称な方
向に傾斜してなることを特徴とする。
【0021】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の効果に加え、前記固定レールの底面部の溝が左右対
称に形成されているため、可動レールの左右方向でのガ
タつきが抑制される。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の自動車用シートのパワースライド装
置であって、前記ナット部が、固定レールの底面部に取
付けた長手方向に沿うラック部材よりなることを特徴と
する。
【0023】請求項6記載の発明によれば、請求項1〜
3のいずれか1項に記載の効果に加え、前記ナット部が
固定レールとは別部品のラック部材であるため、固定レ
ールに加工を施す必要がなく、該固定レールの形成が容
易である。
【0024】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれか1項に記載の自動車用シートのパワースライド装
置であって、前記固定レールの上面がフロアの表面と同
一面よりなることを特徴とする。
【0025】請求項7記載の発明によれば、請求項1〜
6のいずれか1項に記載の効果に加え、前記固定レール
の上面がフロアの表面と同一面であるため、フロアのフ
ラット化を図ることができ、見映え及び乗降性が向上す
る。
【0026】請求項8記載の発明は、請求項1〜7のい
ずれか1項に記載の自動車用シートのパワースライド装
置であって、前記可動レールにギアユニットを保持する
ための切欠部が形成されてなることを特徴とする。
【0027】請求項8記載の発明によれば、請求項1〜
7のいずれか1項に記載の効果に加え、前記ギアユニッ
の取付けが容易になるだけでなく、切欠部を利用して
第1ネジ歯車ギアユニットに噛合させることができ
る。
【0028】請求項9記載の発明は、請求項1〜8のい
ずれか1項に記載の自動車用シートのパワースライド装
置であって、前記第1ネジ歯車と減速ギア群とモータと
が予めシート側に組付けられ、固定レールと可動レール
ギアユニットとが予めフロア側に組付け可能なること
を特徴とする。
【0029】請求項9記載の発明によれば、請求項1〜
8のいずれか1項に記載の効果に加え、前記シート側の
構造とフロア側の構造を別々に組立て準備でき、最終組
立段階でシート側の構造をフロア側の構造へ組付けるこ
とにより、車両用シートのパワースライド装置を形成で
きる。
【0030】請求項10記載の発明は、請求項1〜9の
いずれか1項に記載の自動車用シートのパワースライド
装置であって、前記ギアユニットが、ナット部に噛合す
る第1ウォーム歯と、第1ネジ歯車に噛合する第2ネジ
歯車を有してなることを特徴とする。
【0031】請求項10記載の発明によれば、請求項1
〜9のいずれか1項に記載の効果に加え、前記ナット部
に噛合する部分と、第1ネジ歯車に噛合する部分とを別
々にしたため、それぞれの部分で都合の良い歯の大きさ
を選定できる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態を図面に
基づいて説明する。尚、図中、Yが前後方向で、例えば
図1中において、図の左が前方で、右が後方である。ま
た、Xが左右方向(前後方向Yに対する直交方向)であ
る。
【0033】図1〜図4は本発明の第1実施形態を示す
ものである。符号1は、自動車のシートで、該シート1
の下面には左右一対の「可動レール」としてのアッパレ
ール2が固定されている。
【0034】一方、フロア3には、左右一対の「固定レ
ール」としてのロアレール4が固定され、該ロアレール
4に対して前記アッパレール2が前後スライド自在に組
み合わせられている。
【0035】該ロアレール4は、上面部に細幅の開口5
を有した断面形状で、全体がフロア3内に埋め込まれて
おり、ロアレール4の上面とフロア3の表面が同一面と
なっている。
【0036】従って、フロア3の表面がフラット化し、
見映えが良いだけでなく、乗降する際に足がロアレール
4に引っ掛かったりするおそれもない。
【0037】また、ロアレール4の開口5が細幅のた
め、ハイヒールの踵が入ったりするのを防止すると共
に、ゴミもロアレール4内に侵入しづらくなっている。
【0038】更に、ロアレール4の底面部6には、「ナ
ット部」としての複数の溝7が所定間隔で長手方向に沿
って形成されている。この溝7は傾斜状態で形成されて
おり、左右のロアレール4に形成された溝7は互いに対
称な方向に傾斜している。
【0039】アッパレール2は、図3に示すように、2
枚の部材を接合した構造で、中央に接合部8を有し、そ
の上下にそれぞれT形部9、10を有した断面形状とな
っている。下側のT形部10がロアレール4の断面内に
挿入され、開口5に接合部8が位置した状態で、アッパ
レール2とロアレール4とが前後スライド自在に組み合
わされている。
【0040】また、このアッパレール2の接合部8付近
には切欠部12が部分的に形成されており、該切欠部1
2内に所定長さのギアユニット13が回転自在に保持さ
れている。ギアユニット13はこの切欠部12に保持さ
れることにより、ロアレール4の断面内に位置する。こ
ギアユニット13は第1ウォーム歯14と第2ネジ歯
車15とを有する形状をしている。
【0041】第1ウォーム歯14は前記アッパレール2
の溝7に噛合している。第2ネジ歯車15には減速用の
ギアボックスG内に設けられた第1ネジ歯車16が噛合
している。第1ネジ歯車16は開口5からロアレール4
内に挿入されて、前記第2ネジ歯車15と噛合してい
る。ギアボックスGはシート1の下面に形成された凹部
17内に設けられており、前記第1ネジ歯車16は左右
方向に沿う直交軸18を中心に回転する。ギアボックス
G内にはこの内歯11に噛合する駆動ギア19が設けら
れている。
【0042】この駆動ギア19は、別の直交軸21を中
心に回転するもので、この直交軸21には駆動ウォーム
ホイル22も設けられている。
【0043】この直交軸21は「連結軸」として他側の
駆動ウォームホイル22にも連結されている。
【0044】尚、他側の駆動ウォームホイル22は本来
不要だが、左右のバランスをとる意味と、車種によって
は他側の駆動ウォームホイル22にモータ23が設けら
れる場合もあるので、この構造では設けることにした。
【0045】また、第1ネジ歯車16に内歯11を形成
し、該内歯11に対して直交軸21で回転する駆動ギア
19よりモータ23の回転力を伝達するようにしたた
め、モータ23の回転力を伝達するためのギアの数を減
らすことができる。
【0046】すなわち、第1ネジ歯車16の直交軸21
に設けるギアを省略し、第1ネジ歯車16に形成した内
歯11に駆動ギア19を直接噛合させるので、その分、
ギアの数を減らすことが可能となる。
【0047】ギアユニット13が前後方向での軸を中心
に回転するものでありながら、第1ネジ歯車16が直交
軸18を中心として回転するものなので、左右の構造を
連結する直交軸21と平行になり、該直交軸21の形成
が容易である。また、左右のギアユニット13の一方に
は、モータ23の軸の取付けられた駆動ギアユニット2
4が噛合している。ギアボックスGは、前記第1ネジ歯
16、駆動ギア19、駆動第1ネジ歯車22、駆動ギ
アユニット24により構成される。
【0048】以上のような構造により、モータ23の回
転力がギアボックスG内の各種のギアを介してギアユニ
ット13に伝達され、該ギアユニット13を回転させ
る。ギアユニット13が回転すると、該ギアユニット
3がロアレール4の溝7に噛合していることから、アッ
パレール2がシート1ごとロアレール4に対して前後に
スライドする。溝7が左右対称に形成されているため、
アッパレール2の左右方向でのガタつきが抑制される。
【0049】また、ギアユニット13及び溝7が共にロ
アレール4内に設けられているため、該ギアユニット
3等にゴミやホコリが付着しづらい。シート1のカバー
やカーペットが可動部に巻き込まれるおそれもない。
【0050】アッパレール2とロアレール4とは、この
ようなギアユニット13と溝7との噛合により、モータ
23の回転時においては前後へのスライドを行い(スラ
イド機能)、モータ23の停止時には、アッパレール2
の前後移動を阻止(ストッパ機能)する構造になってい
るため、スライド機能及びストッパ機能が共に確実であ
る。特に、この実施形態では、ギアユニット13の5歯
を有し、この5歯を5つの溝7に同時に噛合させている
ため(通常の平ギアでは1.5歯程度しか噛合状態とな
らない)、シート1に対して前後方向での過大な荷重が
加わったとしても、ギアユニット13と溝7との噛合状
態が破壊されることはない。
【0051】また、シート1の最大スライド量は「ナッ
ト部」である溝7が形成されている長さにより決まる
が、この溝7の形成長さをアッパレール2の範囲内にお
いていくら長くしても、該溝7はアッパレール2に一体
形成したものであるため、該溝7の長手方向軌跡はアッ
パレール2と必ず一致する。従来のスクリュシャフトの
ように、アッパレール2との平行状態が問題になること
はない。従って、シート1のロングスライド化のため
に、溝7の形成長さを延長しても、装置の組付作業が困
難になることはない。また、このように、溝7の形成長
さを延長しても、ギアユニット13の所定長さはそのま
まで済むため、ロングスライド化の実現が容易である。
【0052】更に、この実施形態では、ギアボックス
G、モータ23が予めシート1側に組付けられ、ロアレ
ール4、アッパレール2、ギアユニット13が予めフロ
ア3側に組付けら、シート1をアッパレール2に対して
取付けた段階で、前記パワースライド装置が形成される
ようになっている。すなわち、シート1に組付けられた
ギアボックスGからは第1ネジ歯車16の下端部が下向
きに突出した状態となっており、アッパレール2の切欠
部12内にはギアユニット13が露呈した状態になって
いる。従って、最終組立作業において、シート1をアッ
パレール2の上に載せて取付けることにより、第1ネジ
歯車16とギアユニット13の第2ウォーム歯15とが
噛合し、パワースライド装置が完成する。
【0053】図5は本発明の第2実施形態を示す図であ
る。この実施形態では、「ナット部」としてのラック部
材25をロアレール26の底面部6に沿って取付けた。
このラッ部材25は、通常のナットを2分割した如き
断面形状を有し、内面にギアユニット13と噛合可能な
ラック歯を有しており、底面部6に取付けられることに
より、必ずロアレール4と同じ長手方向軌跡(ロアレー
ル4と平行)となる。従って、ロングスライド化のため
に、該ラック部材25の長さを延長しても、ギアユニッ
13とは常に同じ噛合状態が得られる。その他の構成
及び作用効果は先の実施形態と同様に付き、重複説明を
省略する。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ロアレー
ルに長手方向に沿うナット部を一体的に設ける構造のた
め、必然的にナット部はロアレールに対して完全な平行
状態となり、組立作業が容易である。また、シートのロ
ングスライド化を図るうえにおいても、ギアユニット
所定長さはそのままで、ナット部の長さを延長するだけ
で容易に実現することが可能である。また、ギアユニッ
とナット部とを噛合させているため、単なる平ギアよ
りも噛合する歯の数が多く、モータ停止時におけるシー
トの前後移動を阻止するストッパ機能が高い。
【0055】更に、第1ネジ歯車に内歯を形成し、該内
歯に対して直交軸で回転する駆動ギアよりモータの回転
力を伝達するようにしたため、モータの回転力を伝達す
るためのギアの数を減らすことができる。
【0056】請求項2記載の発明によれば、駆動ギアが
直交軸を中心として回転するものなので、直交軸で回転
する減速ギア群から回転力を伝達し易い。
【0057】請求項3記載の発明によれば、左右の減速
ギア群を設け、それを連結軸にて連動するようにしたた
め、左右どちらの減速ギア群にモータを設けてもよい。
【0058】請求項4記載の発明によれば、ナット部が
ロアレールの長手方向に沿って形成した複数の溝である
ため、部品点数が増加しない。
【0059】請求項5記載の発明によれば、ロアレール
の底面部の溝が左右対称に形成されているため、アッパ
レールの左右方向でのガタつきが抑制される。
【0060】請求項6記載の発明によれば、ナット部が
ロアレールとは別部品のラック部材であるため、ロアレ
ールに加工を施す必要がなく、該ロアレールの形成が容
易である。
【0061】請求項7記載の発明によれば、ロアレール
の上面がフロアの表面と同一面であるため、フロアのフ
ラット化を図ることができ、見映え及び乗降性が向上す
る。
【0062】請求項8記載の発明によれば、ギアユニッ
の取付けが容易になるだけでなく、切欠部を利用して
第1ネジ歯車ギアユニットに噛合させることができ
る。
【0063】請求項9記載の発明によれば、シート側の
構造とフロア側の構造を別々に組立て準備でき、最終組
立段階でシート側の構造をフロア側の構造へ組付けるこ
とにより、車両用シートのパワースライド装置を形成で
きる。
【0064】請求項10記載の発明によれば、ナット部
に噛合する部分と、第1ネジ歯車に噛合する部分とを別
々にしたため、それぞれの部分で都合の良い歯の大きさ
を選定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るパワースライド装
置を示す一部断面の側面図。
【図2】パワースライド装置を示す平面図。
【図3】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図4】ギアユニット及び第1ネジ歯車の周辺構造を示
す斜視図。
【図5】本発明の第2実施形態を示す図3相当の断面
図。
【符号の説明】
1 シート 2 アッパレール(可動レール) 3 フロア 4 ロアレール(固定レール) 6 底面部 7 溝(ナット部) 11 内歯 13 ギアユニット 14 第1ウォーム歯 15 第2ネジ歯車 16 第1ネジ歯車 18 直交軸 19 駆動ギア 21 直交軸(連結軸) 23 モータ 25 ラック部材(ナット部) G ギアボックス Y 前後方向 X 左右方向(直交方向)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−38047(JP,A) 特開 平4−166429(JP,A) 実開 平7−5890(JP,U) 実開 平4−113230(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/00 - 2/72 F16H 25/24

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアに固定された左右一対の固定レー
    ルと、シートに固定された左右一対の可動レールとをそ
    れぞれ前後スライド自在に組み合わせ、前記固定レール
    に長手方向に沿うナット部を一体的に設け、前記可動レ
    ールに固定レールのナット部と噛合する所定長さのギア
    ユニットを設け、該ギアユニットに長手方向に対する直
    交軸で回転する第1ネジ歯車を噛合させ、該第1ネジ歯
    に内歯を形成し、該内歯に対して直交軸で回転する駆
    動ギアよりモータの回転力を伝達することを特徴とする
    自動車用シートのパワースライド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用シートのパワー
    スライド装置であって、 前記駆動ギアには、直交軸で回転する減速ギア群から回
    転力が伝達されてなることを特徴とする自動車用シート
    のパワースライド装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の自動車用シートのパワー
    スライド装置であって、 前記左右の減速ギア群が、連結軸にて連動してなること
    を特徴とする自動車用シートのパワースライド装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自
    動車用シートのパワースライド装置であって、 前記ナット部が、固定レールの底面部の長手方向に沿っ
    て形成した複数の溝よりなることを特徴とする自動車用
    シートのパワースライド装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の自動車用シートのパワー
    スライド装置であって、 前記左右の固定レールの底面部に形成した溝が、互いに
    対称な方向に傾斜してなることを特徴とする自動車用シ
    ートのパワースライド装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自
    動車用シートのパワースライド装置であって、 前記ナット部が、固定レールの底面部に取付けた長手方
    向に沿うラック部材よりなることを特徴とする自動車用
    シートのパワースライド装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の自
    動車用シートのパワースライド装置であって、 前記固定レールの上面がフロアの表面と同一面よりなる
    ことを特徴とする自動車用シートのパワースライド装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の自
    動車用シートのパワースライド装置であって、 前記可動レールにギアユニットを保持するための切欠部
    が形成されてなることを特徴とする自動車用シートのパ
    ワースライド装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の自
    動車用シートのパワースライド装置であって、 前記第1ネジ歯車と減速ギア群とモータとが予めシート
    側に組付けられ、固定レールと可動レールとギアユニッ
    とが予めフロア側に組付け可能なることを特徴とする
    自動車用シートのパワースライド装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    自動車用シートのパワースライド装置であって、 前記ギアユニットが、ナット部に噛合する第1ウォーム
    歯と、第1ネジ歯車に噛合する第2ネジ歯車を有してな
    ることを特徴とする自動車用シートのパワースライド装
    置。
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