JP3129651U - 美容補助眼鏡及び美容補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 美容改善の効果を直ぐに実感することができ、高齢者の美容意識を満足させうる美容補助眼鏡を提供する。
【解決手段】 本考案に係る美容補助眼鏡1は、左右の蔓2のそれぞれ内側に、プラスチックやゴム、木材、ポリウレタン等の硬質部材で構成されている美容補助具10を備えており、美容補助具10が、使用者が美容補助眼鏡1を掛けたときに使用者のこめかみ近傍の皮膚に当接して、こめかみ近傍の皮膚を上方向に押し上げて、目尻や頬のしわやたるみを少なくする。
【選択図】 図1

Description

本考案は、眼鏡に関し、特に、高齢者の美容意識を満足させる美容補助眼鏡に関する。
男女を問わず年齢を重ねると、皮膚がたるみ、皺が増える。若々しい容貌を維持したいというのは、多くの高齢者の願望であり、総人口における高齢者の占める割合の増加が予想されていることから、このような美容に対する高齢者の要求も増加すると考えられる。
この点、芸能や演芸などの分野においては、メークアップを行う際に、セロハンテープなどを用いて、顔面の皮膚を所定の方向に引っ張ることや頭頂を起点として頭髪を引き上げることで一時的に容貌を変化させる手法が知られている。
また、外科的手段を用いて、皮膚の部分的切除や脂肪吸引、或いは、皮下へのシリコン剤の注入などを行って、容貌を長期的に変形させる手法も存在する。
しかしながら、このような手法は、日常生活において容易に用いられるものではない。
一方、高齢になると、個人差があるものの視力が低下し、眼鏡を使用する機会が増える。そこで、めがね構造体に磁石を複数保持させ、顔面の目の周りのしわ部に磁石を当てることで磁気波の浸透により皮膚細胞を活性化させ、血行を促進、疲労物質を排除してしわ部を改善する磁石美容具なるものが、特許文献1に開示されている。
特開2005−319257号公報
しかしながら、上記の磁石美容具では、磁石体をしわ部に当てても、直ぐに血行が促進されることはなく、長時間にわたって眼鏡をかけていなければ、その効果を実感することは困難であるという問題がある。
また、磁石美容具を保持させるために専用の眼鏡フレームが必要になり、使用に際しては眼鏡フレームを取り替えなければならないという問題もある。
そこで、本考案は、上記問題点に鑑みなされたものであり、即効性が高く高齢者の美容意識を満足させうる美容補助眼鏡を提供することを目的とする。また、種々の眼鏡に汎用可能な美容補助具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係る美容補助眼鏡は、左右の蔓のそれぞれ内側に、眼鏡を掛けたときに使用者のこめかみ近傍の皮膚に当接する硬質部材からなる美容補助具を備えたことを特徴とする。
これによって、眼鏡を掛けたときに、蔓に取り付けられた美容補助具がこめかみ近傍の皮膚を上方向に押し上げて、目尻や頬のしわやたるみを少なくするので、美容改善の効果を直ぐに実感することができ、高齢者の美容意識を満足させうる美容補助眼鏡を実現することができる。
また、本考案に係る美容補助眼鏡は、左右の蔓のそれぞれ一部を内側に屈曲させて形成された屈曲部を備え、前記屈曲部が、眼鏡を掛けたときに使用者のこめかみ近傍の皮膚に当接するとしてもよい。
また、上記目的を達成するために、本考案に係る美容補助具は、硬質部材からなり、眼鏡の左右の蔓の内側の、眼鏡を掛けたときに使用者のこめかみ近傍の皮膚に当接する位置に着脱自在に取り付けられることを特徴とする。
これによって、種々の眼鏡に適用可能となるので、汎用性に優れた美容補助具を実現することができる。
以上説明したように、本考案に係る美容補助眼鏡によれば、蔓に取り付けられた美容補助具又は蔓の屈曲部が使用者のこめかみ近傍の皮膚を上方に押し上げることに伴って、目尻や頬のしわやたるみも引っ張り上げられるので、しわやたるみが少なくなって、若々しく見えるようになり、美容改善の即効性を実感することができるとともに、高齢者の美容意識を満足させることができる。また、美容補助具を摺動可能とすることで、皮膚を押し上げる位置の調整が可能となり、個人差又は眼鏡の個体差に応じて最適な美容補助効果を奏する美容補助眼鏡が実現されることとなる。
また、本考案に係る美容補助具によれば、蔓に着脱自在となっているので、汎用性に優れ、種々の眼鏡に適用できる美容補助具が実現される。
以下、本考案を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本考案の実施の形態1に係る美容補助眼鏡を示す斜視図である。
図1に示すように、美容補助眼鏡1は、左右の蔓2のそれぞれ内側に、使用者が美容補助眼鏡1をかけたときに使用者のこめかみ近傍の皮膚に当接する美容補助具10を備えている。蔓2に取り付けられた美容補助具10は、使用者が美容補助眼鏡1をかけたときに使用者のこめかみ近傍の皮膚を圧迫して、皮膚を上方向に引っ張り上げる作用を奏する。なお、こめかみ近傍とは、頬骨のやや上の部分、より具体的には、使用者が美容補助眼鏡1をかけた際に蔓2の位置する高さであって、目尻より1cm以上後方、かつ、耳の付け根よりも前方の部分をいう。
この美容補助具10は、全体がプラスチックやゴム、木材、ポリウレタン等の硬質部材で構成されており、中央に孔が形成されて、蔓2の先端から嵌合されて蔓2に取り付けられる。なお、美容補助具10は、蔓2に固定されるとしてもよいが、前後に摺動可能とするのが好ましく、着脱自在にするのがより好ましい。
図2は、美容補助具10の作用を説明するための図である。
図2の左方は、美容補助具10が取り付けられていない眼鏡を使用した場合を示しており、図2の右方は、美容補助眼鏡1を使用した場合を示している。図2の左方では、頬のしわRが太く、頬のたるみTが大きいのに対して、図2の右方では、しわRが細くなり、たるみTが小さくなっている。こめかみ近傍に当接する美容補助具10を皮膚に押し付けて、上方向へ引っ張り上げるようにして美容補助眼鏡1をかけると、こめかみ近傍の皮膚Bは上方向に押し上げられる。皮膚Bが押し上げられると、目尻のしわや頬のしわR、たるみTも共に上方向へ押し上げられ、外観上しわやたるみが少なくなり、図2に示すような美容改善が図られることとなる。
図3は、美容補助具10の使用者の皮膚と接する面の構成例を示す図である。
図3(a)は、美容補助具10の皮膚Sと接する面に、布や皮革などのシート11を貼り付けた構成を示している。このシート11は、毛先が上方向を向いている起毛12を備えており、起毛12と皮膚Sとが当接することによって、皮膚Sの垂れ下がりの抑止効果を高めることができる。
図3(b)は、美容補助具10の皮膚Sと接する面に、鋸状の溝を形成した構成を示している。このような構成とすることで、歯13が皮膚Sと接触して摩擦係数が大きくなり、皮膚Sが垂れ下がることを効果的に抑止することが可能となる。
図3(c)は、美容補助具10の皮膚Sと接する面に、軟質のプラスチックやゴム等のシート14を貼り付けた構成を示している。このような構成とすることで、美容補助具10の接する皮膚Sに短い毛髪が生えている場合に、皮膚Sの垂下抑止効果を増大させることが可能となる。
図4は、美容補助具の他の構成例を示す図である。
図4(a)に示すように、美容補助具10aを円筒形に構成して、美容補助具10aが当接する皮膚にソフトな触感を与えるようにしてもよい。
また、図4(b)に示すように、美容補助具10bを鉤状に構成して、蔓2に引っ掛けて取り付けるようにしてもよい。
このように、本実施の形態1に係る美容補助眼鏡によれば、眼鏡を掛けたときに、蔓に取り付けられた美容補助具がこめかみ近傍の皮膚を上方向に押し上げて、目尻や頬のしわやたるみを少なくするので、美容改善の効果を直ぐに実感することができる。
また、美容補助具を摺動可能とすれば、各人に適した位置に調整をすることができるようになり、美容補助具を着脱可能とすれば、種々の眼鏡に適用でき、汎用性に優れたものとなる。
さらに、美容補助具の皮膚と接する面にシートや鋸状の溝を形成すれば、皮膚の垂れ下がりの抑止効果がより優れたものとなる。
(実施の形態2)
図5は、本考案の実施の形態2に係る美容補助眼鏡の斜視図である。
図5に示すように、美容補助眼鏡3は、使用者が美容補助眼鏡1をかけたときに使用者のこめかみ近傍の皮膚に当接するように蔓4を内側に屈曲させた屈曲部15を備えている。この屈曲部15は、上記実施の形態1の美容補助具と同様の作用を奏するので、以下の説明は省略する。
本実施の形態2に係る美容補助眼鏡3によっても、眼鏡を掛けたときに、蔓4の一部を屈曲させて形成した屈曲部がこめかみ近傍の皮膚を押し上げて、目尻や頬のしわやたるみを少なくすることが可能であり、美容改善の即効性の高い眼鏡を実現することができる。
以上、本考案に係る高齢者用美容補助具又は美容補助眼鏡について各実施の形態に基づいて説明したが、本考案は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、その範囲を逸脱することなく本考案の趣旨に沿って様々の変形または修正が可能であることはいうまでもない。
例えば、上記実施の形態1では、美容補助具の形状を方形や円筒形を図示したが、例えば三角形などの形状であってもよく、デザインを考慮して種々の形状を採用することが可能である。
また、美容補助具を蔓に取り付ける方法として、美容補助具を蔓に嵌合したり、引っ掛けたりすることを例示したが、美容補助具を蔓に固定ないし着脱可能であれば、粘着等その他の方法でもよいことはいうまでもない。
さらに、上記実施の形態2では、屈曲部の形状をコの字状として図示したが、眼鏡全体のデザインを考慮して、Ω状や山型状に構成してもよい。
本考案に係る美容補助眼鏡は高齢者用の眼鏡として有用であり、本考案に係る美容補助具は高齢者用眼鏡のアタッチメントとして有用である。
実施の形態1に係る美容補助眼鏡を示す斜視図である。 美容補助具の作用を説明するための図である。 美容補助具の使用者の皮膚と接する面の構成例を示す図である。 美容補助具の他の構成例を示す図である。 実施の形態2に係る美容補助眼鏡を示す斜視図である。
符号の説明
1、3 美容補助眼鏡
2、4 蔓
10、10a、10b 美容補助具
11、14 シート
12 毛
13 歯
15 屈曲部

Claims (3)

  1. 左右の蔓のそれぞれ内側に、眼鏡を掛けたときに使用者のこめかみ近傍の皮膚に当接する硬質部材からなる美容補助具を備えた
    ことを特徴とする美容補助眼鏡。
  2. 左右の蔓のそれぞれ一部を内側に屈曲させて形成された屈曲部を備え、
    前記屈曲部が、眼鏡を掛けたときに使用者のこめかみ近傍の皮膚に当接する
    ことを特徴とする美容補助眼鏡。
  3. 硬質部材からなり、
    眼鏡の左右の蔓の内側の、眼鏡を掛けたときに使用者のこめかみ近傍の皮膚に当接する位置に着脱自在に取り付けられる
    ことを特徴とする美容補助具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014149415A (ja) * 2013-02-01 2014-08-21 Bomber Design Works Co Ltd メガネフレーム

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