JP3128859B2 - デジタル無線電話装置 - Google Patents

デジタル無線電話装置

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JP3128859B2
JP3128859B2 JP03147543A JP14754391A JP3128859B2 JP 3128859 B2 JP3128859 B2 JP 3128859B2 JP 03147543 A JP03147543 A JP 03147543A JP 14754391 A JP14754391 A JP 14754391A JP 3128859 B2 JP3128859 B2 JP 3128859B2
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文浩 西山
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルデータの無線
通信が行われるデジタル無線電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車電話システムなどの移動体との通
信システムにおいて、セルラ方式と称されるものが実用
化されている。このセルラ方式は、通信可能エリアを複
数のセルに分割し、それぞれのセル毎に基地局(固定
局)を設け、この基地局とセル内の移動体との通信を行
うようにしたものである。この場合、各移動体側では、
基地局との間で送信,受信を行うと共に、制御信号を受
信してどのセルの基地局と通信が可能か判別している。
即ち、例えばデジタル回線による移動体電話システムの
場合、各移動体が基地局とアクセスするときの通信デー
タ構成は、図3に示すように、所定長のフレームが連続
するフレーム構造とされ、1フレーム内に時分割で、移
動体からの送信スロットTと、移動体での受信スロット
Rと、アイドルスロットIとが割り当てられている。こ
の場合、図4に示すように、例えば第0フレームから第
25フレームまでの26フレームの繰り返しで構成さ
れ、第0フレームから第24フレームまでで送信スロッ
トTと受信スロットRとを使用した移動体と基地局との
音声データなどの通信が行われ、第25フレームで基地
局からの制御データを受信する。このように受信スロッ
トと送信スロットとが時分割で配置された通信方式は、
TDMA方式(Time Division Multiple Access )と称
される。
【0003】そして、アイドルスロットIの期間では、
現在通話中のセルと隣接するセルの電界強度を測定す
る。即ち、アイドルスロットIで隣接セルの基地局から
送信される制御信号を受信し、この電界強度判別用制御
信号の受信レベルより電界強度を判定する。この場合、
各セルには、この電界強度判別用制御信号の周波数(チ
ャンネル)が割り当ててあり、隣接するセル同士は制御
信号の周波数が異なるように設定してある。そしてこの
判定により、現在通信中のセルの電界強度の方が強いと
きには、このまま同じ基地局との通信を続行させ、隣接
セルの電界強度の方が強いときには、隣接セルの基地局
に近づいたと判断して、隣接セルの基地局との通信に切
換えさせる指令を、基地局に送信する。この隣接セルと
の通信に切換える場合には、この指令を送信した後、基
地局側からの指示に基づいて、所定タイミングで隣接セ
ルとの通信に切換える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
隣接セルとの通信に切換える場合、現在通信中のセルの
基地局と隣接セル側の基地局とが同期が取れていない場
合があり、このようなときには、現在行われている通信
タイミングと、隣接セル側の基地局で行われている通信
タイミングとが一致してない。従って、切換え時に移動
体側で隣接セルの基地局の通信タイミングに合わせて通
信を行うようにする必要があり、隣接セルの基地局の通
信タイミングに合うまでの間、一時的に通信が乱れる虞
れがある。
【0005】本発明の目的は、セルラ方式のデジタル無
線電話装置において、基地局の切換えが良好にできるよ
うにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数設置され
た基地局の中の通信状態が最も良好な基地局との間で、
フレーム構造のデジタルデータの無線通信が行われるデ
ジタル無線電話装置において、現在通信が行われている
基地局及び隣接する基地局の基地局識別データを検出す
る手段と、上記通信中の基地局から送信されるデジタル
データと、隣接する他の基地局から送信されるデジタル
データとのフレーム差及びフレーム内の位相差を検出す
る手段と、上記検出された基地局識別データに対応させ
て、上記通信中の基地局から送信されるデジタルデータ
とのフレーム差及びフレーム内の位相差を記憶する記憶
手段とを有するものである。
【0007】
【作用】このようにしたことで、電話装置内のメモリに
隣接局側の通信状態に関するデータが記憶され、隣接局
との通信に切換えるときには、このメモリに記憶された
データに基づいて通信状態(フレーム構造のデジタルデ
ータの通信タイミング)を判別して、正確なタイミング
で直ちに隣接局側との通信ができるようになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。
【0009】本例においては、デジタル回線により通信
が行われるセルラ方式のデジタル無線電話装置に適用し
たもので、受信系を図1に示すように構成する。即ち、
図1において、1は基地局から送信されるデータを受信
するアンテナを示し、このアンテナ1を受信処理回路2
に接続し、受信処理回路2で所定の周波数帯の信号を受
信させる処理を行う。この場合、本例の受信信号は、図
3及び図4に示すように26フレーム周期でフレーム構
造化されたデジタルデータである。そして、受信処理回
路2での受信周波数などの受信動作は、システムコント
ローラ9の制御で行われ、受信処理回路2で受信して復
調した音声信号を音声回路(図示せず)に供給して、音
声の出力処理を行う。
【0010】また、受信処理回路2で受信した信号をフ
レーム同期信号抽出回路3に供給し、このフレーム同期
信号抽出回路3で受信デジタルデータに含まれるフレー
ム同期信号を抽出する。この場合、フレーム同期信号に
はフレーム番号とベースステーションIDのデータが含
まれ、検出したフレーム同期信号をフレーム番号及びベ
ースステーションID再生回路4に供給して、フレーム
番号とベースステーションIDとを再生させる。また、
フレーム同期信号抽出回路3で検出したフレーム同期信
号をn進カウンタ5及びTDMAカウンタ6に供給す
る。このn進カウンタ5とTDMAカウンタ6とは同期
させてあり、n進カウンタ5は1フレームを1周期とし
たカウント出力が得られるカウンタで、TDMAカウン
タ6は26フレームを1周期としたカウント出力が得ら
れるカウンタである。この場合、TDMAカウンタ6
は、通信する基地局が変わる毎にシステムコントローラ
9の制御でカウント値がリセットされるようにしてあ
る。
【0011】そして、フレーム番号及びベースステーシ
ョンID再生回路4で検出したフレーム番号のデータ
と、TDMAカウンタ6のカウント出力とを、フレーム
差検出回路7に供給し、このフレーム差検出回路7で受
信中の信号のフレーム番号と、TDMAカウンタ6がカ
ウントしたフレーム番号との差を検出し、この検出値を
システムコントローラ9の制御で所定時にデータ格納用
RAM8に記憶させる。
【0012】また、この受信したフレーム番号とカウン
トしたフレーム番号との差を記憶させたときのn進カウ
ンタ5のカウント出力を、システムコントローラ9の制
御でデータ格納用RAM8に、フレーム内のオフセット
データとして記憶させる。
【0013】このデータ格納用RAM8は、通信中の基
地局とこの基地局に隣接する基地局の通信状態に関する
データを記憶するもので、図2に示すように記憶エリア
が設定してある。即ち、現在通信中の基地局(基地局A
とする)に隣接する各方向のセルの基地局(基地局B,
C,D,E,Fとする)のフレーム差データ及びフレー
ム内のオフセットデータが記憶できるようにしてある。
また、フレーム番号及びベースステーションID再生回
路4で検出したベースステーションIDもデータ格納用
RAM8に供給されるようにしてあり、このベースステ
ーションIDが記憶される。なお、基地局Aからの受信
状態の値は基準値となるので、RAM8に基地局Aのフ
レーム差データ及びオフセットデータは記憶されない。
また、隣接局のデータを5局(基地局B,C,D,E,
F)まで記憶できるようにしたが、存在する隣接局が5
局未満の場合には、存在する隣接局の数のデータだけを
記憶させる。
【0014】そして、この電話装置で通信を行う基地局
の切換えを行うときには、このデータ格納用RAM8に
記憶されたデータをシステムコントローラ9が読出し、
新しく通信を行う基地局との通信タイミングを判断し、
この判断した通信タイミングで送信スロット,受信スロ
ットなどが存在する時間を判断して通信制御を行う。
【0015】次に、本例のデジタル無線電話装置を使用
して通信を行う際の動作について説明すると、まずコン
トローラ9の制御で受信処理回路2が所定の基地局から
の信号を受信して、この受信した局との間で通話が行わ
れたとき、この通信中の基地局から送信されるベースス
テーションIDをフレーム番号及びベースステーション
ID再生回路4で検出させ、検出したベースステーショ
ンIDをデータ格納用RAM8の基地局Aのデータとし
て記憶させる。そして、アイドルスロットIの期間に、
隣接する基地局からの信号を受信したときに、フレーム
番号及びベースステーションID再生回路4で受信信号
からベースステーションIDが検出された場合、このベ
ースステーションIDが検出された順に、基地局B,
C,D,E,Fのデータとして順次記憶させる。そし
て、この各基地局B,C,D,E,Fにベースステーシ
ョンIDを記憶させるとき、同時に検出したフレーム番
号と基地局Aのフレーム番号との差をフレーム差検出回
路7で検出させ、この検出したフレーム差の値を各基地
局B,C,D,E,Fのフレーム差データとして記憶さ
せる。さらに、このときn進カウンタ5のカウント出力
としてフレーム内のオフセットデータを検出させ、この
検出したオフセットデータを各基地局B,C,D,E,
Fのオフセットデータとして記憶させる。
【0016】なお、このフレーム差データとオフセット
データとの記憶は、基地局Aを使用した通話が行われて
から、各データが検出できたときに最初に1回だけ行う
ようにすれば良いが、通話中にフレーム差データとオフ
セットデータとが検出できる毎に記憶データを更新する
ようにしても良い。
【0017】このようにして各隣接基地局B,C,D,
E,Fのフレーム差データとオフセットデータとがデー
タ格納用RAM8に記憶されることで、現在通話中の基
地局からの通信状態が悪化して、何れかの隣接基地局と
の通信に切換える場合には、基地局側から切換えるタイ
ミングが指示されたとき、新しく通信を行う基地局(こ
の基地局はベースステーションIDで特定される)に関
するフレーム差データとオフセットデータとをデータ格
納用RAM8からコントローラ9が読出し、このフレー
ム差データとオフセットデータとで示されるタイミング
だけ通信タイミングをシフトさせて通信を切換えさせ
る。
【0018】このようにして通信を行う基地局が切換わ
ることで、切換え直後においても、新しく通信を行う基
地局側から送信されるフレーム構造化されたデジタルデ
ータに同期した通信制御が無線電話装置側で行われ、基
地局の切換えにより通信が乱れることが全くない。従っ
て、本例のデジタル無線電話装置を使用して通話してい
る最中に基地局の切換えがあっても、通話に全く支障が
生じない。
【0019】なお、図3及び図4に示す通信データの構
成は、一例を示したもので、他のフレーム構造のデータ
で通信が行われる無線電話装置にも適用できる。
【0020】
【発明の効果】本発明によると、何れかの基地局と通信
が行われて通話が行われるときに、電話装置内のメモリ
に隣接局の通信状態に関するデータが記憶されるので、
隣接局との通信に切換えるときには、このメモリに記憶
されたデータに基づいて正確なタイミングで直ちに隣接
局側との通信ができるようになり、切換え時に通信が乱
れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】一実施例によるメモリのデータ格納エリアを示
す説明図である。
【図3】一実施例による通信時のスロット構成を示す構
成図である。
【図4】一実施例による通信データのフレーム構造を示
す構成図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 受信処理回路 3 フレーム同期信号抽出回路 4 フレーム番号及びベースステーションID再生回路 5 n進カウンタ 6 TDMAカウンタ 7 フレーム差検出回路 8 データ格納用RAM 9 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 7/00 - 7/38 H04B 7/24 - 7/26 102

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数設置された基地局の中の通信状態が
    最も良好な基地局との間で、フレーム構造のデジタルデ
    ータの無線通信が行われるデジタル無線電話装置におい
    て、 現在通信が行われている基地局及び隣接する基地局の基
    地局識別データを検出する手段と、 上記通信中の基地局から送信されるデジタルデータと、
    隣接する他の基地局から送信されるデジタルデータとの
    フレーム差及びフレーム内の位相差を検出する手段と、 上記検出された基地局識別データに対応させて、上記通
    信中の基地局から送信されるデジタルデータとのフレー
    ム差及びフレーム内の位相差を記憶する記憶手段とを有
    することを特徴とするデジタル無線電話装置。
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