JP3128063B2 - ビデオにおけるｖｔｒカセットのガイド機構 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオ内に挿入さ
れるＶＴＲカセットをローディングポストの位置までガ
イド移送するガイド機構に関し、特に、ビデオの薄型化
を図ることができるビデオにおけるＶＴＲカセットのガ
イド機構に関する。

【従来の技術】従来のビデオの内部構造は、例えば、図
６、図７に示すようになっている。このビデオでは、Ｖ
ＴＲカセットＴを挿入するための受台２がシャーシ１上
のカセット挿入位置とカセット載置位置との間を前後方
向往復移動可能に構成され、受台２を連動機構４を介し
て駆動するための回転カム５がシャーシ１に設けられて
いる。上記構成において、ＶＴＲカセットＴをカセット
挿入位置に待機する受台２に挿入すると、それを検知す
る検知信号に基づいて回転カム５が正転され、連動機構
４を介してＶＴＲカセットＴを挿入した受台２がカセッ
ト載置位置まで後退される。次に、ＶＴＲカセットＴ取
り出し釦（図示略）を押すことにより、その取り出し信
号に基づいて回転カム５が逆転され、連動機構４を介し
てＶＴＲカセットＴを挿入した受台２がカセット取り出
し位置まで前進され、ＶＴＲカセットＴを取り出すこと
ができるようになっている。このビデオの内部構造を、
図６を参照しつつ更に詳しく説明すると、ＶＴＲカセッ
トＴを挿入するための受台２がシャーシ１上のカセット
挿入位置Ａとカセット載置位置Ｂとの間を前後方向往復
移動可能に構成され、受台２を連動機構４を介して駆動
するための回転カム５がシャーシ１に設けられている。
シャーシ１の両側縁に左右一対のガイド板６ａ、６ｂが
立設され、この各ガイド板６ａ、６ｂのカセット挿入位
置Ａとカセット載置位置Ｂとの間に上下一対の略Ｌ字状
のガイド孔７、８が形成され、その上側ガイド孔７に沿
ってラック９が略Ｌ字状に形成されている。また、図示
しないが、両ガイド板６ａ、６ｂ間にＶＴＲカセットガ
イド杆と連結杆とが架設されている。受台２は、両ガイ
ド板６ａ、６ｂ間に配置され、この受台２の両側壁部２
ａ、２ｂの上端部を回転可能に貫通するガイドロッド１
０の両端部がガイド孔７に移動可能に貫通され、このガ
イドロッド１０の両端部に固定したピニオン１１がラッ
ク９に噛合され、両側壁部２ａ，２ｂの中央部に突設し
たガイドピン１２が下側ガイド孔８に移動可能に挿通さ
れている。また、受台２の底壁部２ｃの後端部にＶＴＲ
カセット用ストッパー１３が突設されている。上記構成
において、図６に示すように、カセット挿入位置Ａに待
機する受台２にＶＴＲカセットＴを挿入すると、このＶ
ＴＲカセットＴの先端がストッパー１３に当たり、その
ＶＴＲカセットＴを挿入した受台２をガイド孔７，８の
水平部７ａ，８ａから垂直部７ｂ，８ｂに沿ってカセッ
ト載置位置Ｂまで後退ａさせることができる。図７中、
１５はテープカセット押さえ部材であって、受台２の各
側壁部２ａ，２ｂの上端部に枢着された揺動杆１５ａ
と、この揺動杆１５ａの先端部に回転可能に支持された
支持軸１５ｂの一端部に設けた押さえローラ１５ｃと、
この押さえローラ１５ｃを下向きに付勢するばね（図示
略）と、支持軸１５ｂの他端部に設けたピニオン１５ｅ
とを有し、このピニオン１５ｅに対向して各側壁部２
ａ，２ｂに上側ガイド孔７の水平部７ａに沿ってラック
１６が設けられている。上記構成において、ＶＴＲカセ
ットＴを受台２に挿入すると、このＶＴＲカセットＴに
より押さえローラ１５ｃがばね（図示略）に抗して押し
上げられ、その押さえローラ１５ｃと受台２の底壁部２
ｃとでＶＴＲカセットＴが挟持され、この状態から、Ｖ
ＴＲカセットＴを挿入した受台２を後退ａさせると、ピ
ニオン１５ｅがラック１６に噛合されて、押さえローラ
１５ｃが正転駆動され、そのＶＴＲカセットＴを挿入し
た受台２をガイド孔７，８に沿って円滑に後退ａさせる
ことができ、また、その逆に、ＶＴＲカセットＴを挿入
した受台２を前進ｂさせると、押さえローラ１５ｃが逆
転駆動され、そのＶＴＲカセットＴを前方に大きく押し
出すことができる。連動機構４は、図６，図７及び図８
に示すように、受台２に連動レバー１９を介して連動す
る連動杆２０と、回転カム５に連動する揺動レバー２１
と、この揺動レバー２１に回転可能に枢支されたクラッ
チレバー２２と、このクラッチレバー２２を付勢するば
ね２３とを有し、このばね２３に抗してクラッチレバー
２２を押圧して回転させる押圧片２４が回転カム５に突
設されている。また、クラッチレバー２２に突設したク
ラッチピン３ａとこのクラッチピン３ａに対向して連動
杆２０に形成した凹部３ｂとでクラッチ３が形成されて
いる。連動レバー１９は、一方のガイド板６ａに突設し
た枢支軸２６に回転可能に枢支され、その先端部に形成
した長孔１９ａが下側ガイド孔８に嵌入するガイドピン
１２に嵌合されている。連動杆２０は、一方のガイド板
６ａに沿って前方方向ａ，ｂに移動可能に配置され、そ
の前端部に形成したラック２０ａが連動レバー１９のピ
ニオン１９ｂに噛合され、その後端部に形成した凹部３
ｂの近傍から後方に向けて回転カム５側に傾斜する傾斜
ガイド面２０ｂが形成されている。連動レバー２１は、
図８に示すように、基端部がシャーシ１に枢支軸２７を
介して矢印ｃ，ｄ方向に揺動可能に枢支され、その中央
部に突設したカムピン２８が回転カム５のカム溝２９に
嵌入され、このカム溝２９の始端２９ａの幅Ｒがカムピ
ン２８の直径ｒよりも広幅に設定されており、受台２が
カセット挿入位置Ａに待機している状態でカムピン２８
がカム溝２９の始端２９ａ内でこのカム溝２９ａの幅方
向に移動可能に構成されている。クラッチレバー２２
は、図８に示すように、揺動レバー２１の先端部に枢支
軸３０を介して揺動可能に枢支され、その中央部に突設
した突起部２２ａと揺動レバー２１の先端部に突設した
突起部２１ａとの間に張設したバネ２３により、先端部
に突設したクラッチピン３ａが凹部３ｂから離間する方
向に付勢され、その基端部に押圧片２４に対向して受圧
片２２ｂが突設されている。図８中、３１は、回転カム
５の外周歯車部５ａに噛合されたピニオンであって、駆
動モータ（図示略）によりピニオン３１を介して回転カ
ム５を矢印ｅ，ｆ方向に正逆回転させるようになってい
る。上記構成において、ＶＴＲカセットＴをカセット挿
入位置Ａに待機する受台２に挿入すると、この状態で
は、押圧片２４によりクラッチレバー２２をばね２３に
抗して回転させ、クラッチピン３ａが連動杆２０の凹部
３ｂから離脱されて、受台２と回転カム５との連動連結
が解除されているので、ＶＴＲカセットＴを挿入した受
台２をカセット載置位置Ｂまで後退ａさせたのに連動し
て連動杆２０だけが前進ｂし、ＶＴＲカセットＴの挿入
を容易に行うことができる。ＶＴＲカセットＴを挿入し
た受台２が後退ｂすると、それを検知する信号に基づい
て回転カム５が正転され、押圧片２４がクラッチレバー
２２から離間され、ばね２３によりクラッチピン３ａが
連動杆２０の傾斜ガイド２０ｂに当接される。回転カム
５の正転に伴って、揺動レバー２１が揺動され、ＶＴＲ
カセットＴを挿入した受台２がカセット載置位置Ｂに載
置された状態で、クラッチピン３ａが凹部３ｂに嵌入さ
れ、受台２と回転カム５とが連動連結される。次に、Ｖ
ＴＲカセット取り出し釦（図示略）を押すと、その取り
出し信号に基づいて回転カム５が逆転され、クラッチピ
ン３ａにより連動杆２０が後退ｂされ、ＶＴＲカセット
Ｔを取り出すことができる。テープカセットＴを挿入し
た受台２がカセット挿入位置Ａまで前進ｂされると図８
に示すように、押圧片２４により受圧片２２ｂを押圧し
てクラッチレバー２２がばね２３に抗して回動され、こ
れによって、クラッチピン３ａが凹部３ｂから離脱さ
れ、受台２と回転カム５との連動連結が解除されるが、
その際に、クラッチピン３ａが凹部３ｂの内側面に圧接
し、その圧接力によりカム溝２９の始端２９ａ内に嵌入
するカムピン２８が該カム溝２９の幅方向に移動され
て、揺動レバー２１が矢印ｃ方向に揺動され、これによ
って圧接力が軽減され、そのクラッチピン３ａを凹部３
ｂから容易に離脱させることができる。上記構成とＶＴ
ＲカセットＴの挿入と取り出し動作により、図９に示す
ように、ビデオケース本体３０のカセット挿入用開口部
３０ａからＶＴＲカセットＴを挿入して、カセットドア
ー３２を開けながら、実線で示すように、ＶＴＲカセッ
トＴを受台２上に載置させ、続いて一点鎖線で示す位置
に受台２が上下のガイド孔７、８の水平部７ａ，８ａに
沿って水平移動してＶＴＲカセットＴを移動させ、次
に、二点鎖線で示す位置に受台２が上下のガイド孔７，
８の垂直部７ｂ，８ｂに沿って垂下移動してＶＴＲカセ
ットＴを移動させて、ＶＴＲカセットＴの先端部をロー
ディングポスト４０に嵌めてセットするようにしてい
る。

【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うに、上記従来のビデオでは、ＶＴＲカセットＴを載置
して移動させる受台２をガイド移動させるための上下の
ガイド孔７、８が、水平部７ａ，８ａと垂直部７ａ，８
ｂで形成されているので、垂直部７ｂ，８ｂの下端とロ
ーディングポスト４０の位置が限定されていてビデオケ
ース本体３０の下側部３０ｂの高さｈ１を低くすること
ができず、このために、ビデオの高さＨ１を低くできず
ビデオを薄型化することができないという問題があっ
た。本発明は、上記従来の問題を解消し、上下のガイド
孔の垂直部の下端とローディングポストの位置を従来に
比べて上側に位置させることができて、ビデオケース本
体の下側部の高さを低くでき、ビデオの薄型化を図るこ
とができるビデオにおけるＶＴＲカセットのガイド機構
を提供することを目的としている。

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、請求項１に記載
の発明は、ビデオ内に挿入されるＶＴＲカセットをロー
ディングポストの位置までガイド移送するガイド機構に
おいて、挿入されたＶＴＲカセットを載置する受台の両
側壁部の上端部を貫通するガイドロッドの両端部が移動
可能に挿通される上側ガイド孔と、上記両側壁部の中央
部に突設したガイドピンが移動可能に挿通される下側ガ
イド孔とを、カセット挿入用開口部側に位置する下側水
平部と、この下側水平部の先端から斜め上向きに傾斜し
て延設した上向き傾斜部と、この上向き傾斜部の上端か
ら水平向きに延設した上側水平部と、この上側水平部の
先端から下向きに延設した垂直部とでそれぞれ形成し、
上記ガイドロッドとガイドピンが上側水平部の先端に位
置しているときに受台と受台に載置されたＶＴＲカセッ
トが最上部に位置し、かつ、カセットドアーが上向きに
大きく撥ね上げられた状態にあり、該カセットドアーが
上記受台の降下直前の位置から閉まり工程となるように
構成し、上記受台と受台上のＶＴＲカセットを上記各垂
直部に沿って水平状態を維持しながら垂下移動させて、
上記受台が上記垂直部の下端に位置したときに、上記Ｖ
ＴＲカセットの先端部が、上記ローディングポストに嵌
まるように構成し、上記垂直部の下端と上記ローディン
グポストを上記上向き傾斜部の高さ寸法分上側に位置さ
せることにより、ビデオケース本体の下側部の高さを低
く形成して、ビデオを薄型化したことを特徴としてい
る。

【発明の実施の形態】以下、本発明に係るビデオにおけ
るＶＴＲカセットのガイド機構の実施の形態について、
図とともに説明する。図１は本発明のＶＴＲカセットの
ガイド機構を備えたビデオにＶＴＲカセットを挿入、移
動したときの状態を示す概略縦断面図、図２はＶＴＲカ
セットを挿入したときの状態のビデオの概略縦断面図、
図３はＶＴＲカセットを水平移動したときの状態を示す
ビデオの概略縦断面図、図４はＶＴＲカセットを斜め上
向きに移動したときの状態を示すビデオの概略縦断面
図、図５はＶＴＲカセットを垂直下向きに移動して先端
部をローディングポストに嵌めた状態のビデオの概略縦
断面図である。尚、本実施形態のビデオにおけるＶＴＲ
カセットのガイド機構におけるＶＴＲカセットをセット
する側に移動させる機構と、取り出す側に移動させる機
構は、上記した従来とほぼ同様な構造の機構を用いるの
で、図示とその説明を省略する。また、上記した従来例
と同一部品、同一部分には、同一符号を付して説明す
る。 本実施形態のビデオにおけるＶＴＲカセットのガ
イド機構は、図１に示すように、挿入されたＶＴＲカセ
ットを載置する受台２の両側壁部２ａ，２ｂ（図７参
照）の上端部を貫通するガイドロッド１０の両端部が移
動可能に挿通される上側ガイド孔７Ａと、両側壁部２
ａ，２ｂ（図７参照）の中央部に突設したガイドピン１
２が移動可能に挿通される下側ガイド孔８Ａとを、ビデ
オケース本体３１のカセット挿入用開口部３１ａ側に位
置する下側水平部７ｓ，８ｓと、この下側水平部７ｓ，
８ｓの先端から斜め上向きに傾斜して延設した上向き傾
斜部７ｔ，８ｔと、この上向き傾斜部７ｔ，８ｔの上端
から水平向きに延設した上側水平部７ｕ，８ｕと、この
上側水平部７ｕ，８ｕの先端から下向きに延設した垂直
部７ｖ，８ｖとでそれぞれ形成している。そして、図１
に二点鎖線で示すように、受台２が垂直部７ｖ，８ｖの
下端に位置したとき、即ち、ガイドロッド１０とガイド
ピン１２が上側ガイド孔７Ａと上側ガイド孔８Ａの垂直
部７ｖ，８ｖの下端に位置したときに、ＶＴＲカセット
Ｔの先端部が、ローディングポスト４０に嵌まるように
構成している。このために、上側ガイド孔７Ａと下側ガ
イド孔８Ａの垂直部７ｖ，８ｖの下端とローディングポ
スト４０を上向き傾斜部７ｔ，８ｔの高さ寸法分上側に
位置させることができ、これにより、ビデオケース本体
３１の下端部３１ｂの高さｈ２を上記した従来例より低
く形成することができ（ｈ１＜ｈ２）、ビデオの高さＨ
２を上記した従来例より低くできる（Ｈ２＜Ｈ１）の
で、ビデオを薄型化することができる。次に、図２〜図
５を参照しつつ、本実施形態のガイド機構によるＶＴＲ
カセットの挿入、移動状態について説明する。図２に示
すように、ＶＴＲカセットＴをビデオケース本体３１の
カセット挿入用開口部３１ａから挿入し、受台２のテー
プカセット用ストッパー１３に当てて、受台２に載置す
る。このとき、ガイドロッド１０とガイドピン１２は、
上側ガイド孔７Ａと下側ガイド孔８Ａの下側水平部７
ｓ、８ｓの基端部分に位置している。また、カセットド
アー３２は、ＶＴＲカセットＴの上面に沿わせた状態と
なる。次に、図３に示すように、受台２と受台２に載置
されたＶＴＲカセットＴを水平方向奥側に向けて移動さ
せて、ガイドロッド１０とガイドピン１２を上側ガイド
孔７Ａと下側ガイド孔８Ａの下側水平部７ｓ、８ｓの先
端に位置させる。このとき、カセットドアー３２は、上
向きに大きく撥ね上げた状態となる。更に、ガイドロッ
ド１０とガイドピン１２を上側ガイド孔７Ａと下側ガイ
ド孔８Ａの上向き傾斜部７ｔ，８ｔに沿って斜め上向き
に移動させ、更に、上側水平部７ｕ，８ｕを水平方向奥
側に向けて移動させ、図４に示すように、ガイドロッド
１０とガイドピン１２を上側水平部７ｕ，８ｕの先端に
位置させる。このとき、受台２と受台２に載置されたＶ
ＴＲカセットＴは、最上部に位置している。また、カセ
ットドアー３２は、閉まり行程となる。次に、ガイドロ
ッド１０とガイドピン１２を上側ガイド孔７Ａと下側ガ
イド孔８Ａの垂直部７ｖ，８ｖを垂下移動させて、図５
に示すように、垂直部７ｖ，８ｖの下端に位置したとき
に、受台２と受台２に載置されたＶＴＲカセットＴは、
最下部に位置し、ＶＴＲカセットＴの先端部が、ローデ
ィングポスト４０に嵌まる。このとき、カセットドアー
３２は、ビデオケース本体３１のカセット挿入用開口部
３１ａを閉めたフリーの状態となる。このように、ＶＴ
ＲカセットＴは、上側ガイド孔７Ａと下側ガイド孔８Ａ
の上向き傾斜部７ｔ，８ｔに沿って斜め上向きに移動
し、上側水平部７ｓ，８ｓを移動して、垂直部７ｖ，８
ｖの下端で停止して、その先端部がローディングポスト
４０に嵌まるので、垂直部７ｖ，８ｖの下端とローディ
ングポスト４０の位置を従来例より上側に位置すること
ができて、その分、ビデオケース本体３１の下側部３１
ｂの高さｈ２を低く形成することができ（ｈ２＜ｈ
１）、ビデオの高さＨ２を低くできる（Ｈ２＜Ｈ１）の
で、ビデオを薄型化することができる。

【発明の効果】以上説明したように、請求項１に記載の
発明によれば、挿入されたＶＴＲカセットを載置する受
台の両側壁部の上端部を貫通するガイドロッドの両端部
が移動可能に挿通される上側ガイド孔と、上記両側壁部
の中央部に突設したガイドピンが移動可能に挿通される
下側ガイド孔とに、下側水平部の先端から斜め上向きに
傾斜した上向き傾斜部を延設したので、上側ガイド孔と
下側ガイド孔の垂直部の下端と、ＶＴＲカセットと先端
部が嵌まるローディングポストとを、上向き傾斜部の高
さ寸法分上側に位置させることができて、ビデオケース
本体の下側部の高さを低くでき、ビデオの薄型化を図る
ことができる。また、受台と受台上のＶＴＲカセットを
上記各垂直部に沿って水平状態を維持しながら垂下移動
させるようにしたので、ＶＴＲカセットの先端部が、ロ
ーディングポストにスムーズに嵌まるようにすることが
でき、しかも垂下移動のときのＶＴＲカセットを安定し
た姿勢に保持することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のＶＴＲカセットのガイド機構を備えた
ビデオにＶＴＲカセットを挿入、移動したときの状態を
示す概略縦断面図である。

【図２】ＶＴＲカセットを挿入したときの状態のビデオ
の概略縦断面図である。

【図３】ＶＴＲカセットを水平移動したときの状態を示
すビデオの概略縦断面図である。

【図４】ＶＴＲカセットを斜め上向きに移動したときの
状態を示すビデオの概略縦断面図である。

【図５】ＶＴＲカセットを垂直下向きに移動して先端部
をローディングポストに嵌めた状態のビデオの概略縦断
面図である。

【図６】従来のＶＴＲカセットのガイド機構を備えたビ
デオの内部構造を示す側面縦断面図である。

【図７】従来のビデオの正面縦断面図である。

【図８】連動機構のクラッチ部分の平面図である。

【図９】従来のＶＴＲカセットのガイド機構を備えたビ
デオにおけるＶＴＲカセットの移動状態を示す側面縦断
面図である。

【符号の説明】

２ 受台 ２ａ，２ｂ 側壁部 ７Ａ 上側ガイド孔 ７ｓ 下側水平部 ７ｔ 上向き傾斜部 ７ｕ 上側水平部 ７ｖ 垂直部 ８Ａ 下側ガイド孔 ８ｓ 下側水平部 ８ｔ 上向き傾斜部 ８ｕ 上側水平部 ８ｖ 垂直部 １０ ガイドロッド １２ ガイドピン ３１ ビデオケース本体 ３１ａ カセット挿入用開口部 ３１ｂ 下側部 ４０ ローディングポスト

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ビデオ内に挿入されるＶＴＲカセットをロ
   ーディングポストの位置までガイド移送するガイド機構
   において、 挿入されたＶＴＲカセットを載置する受台の両側壁部の
   上端部を貫通するガイドロッドの両端部が移動可能に挿
   通される上側ガイド孔と、上記両側壁部の中央部に突設
   したガイドピンが移動可能に挿通される下側ガイド孔と
   を、 カセット挿入用開口部側に位置する下側水平部と、この
   下側水平部の先端から斜め上向きに傾斜して延設した上
   向き傾斜部と、この上向き傾斜部の上端から水平向きに
   延設した上側水平部と、この上側水平部の先端から下向
   きに延設した垂直部とでそれぞれ形成し、 上記ガイドロッドとガイドピンが上側水平部の先端に位
   置しているときに受台と受台に載置されたＶＴＲカセッ
   トが最上部に位置し、かつ、カセットドアーが上向きに
   大きく撥ね上げられた状態にあり、該カセットドアーが
   上記受台の降下直前の位置から閉まり工程となるように
   構成し、 上記受台と受台上のＶＴＲカセットを上記各垂直部に沿
   って水平状態を維持しながら垂下移動させて、上記受台
   が上記垂直部の下端に位置したときに、上記ＶＴＲカセ
   ットの先端部が、上記ローディングポストに嵌まるよう
   に構成し、 上記垂直部の下端と上記ローディングポストを上記上向
   き傾斜部の高さ寸法分上側に位置させることにより、ビ
   デオケース本体の下側部の高さを低く形成して、ビデオ
   を薄型化したことを特徴とするビデオにおけるＶＴＲカ
   セットのガイド機構。