JP3126602B2 - シート搬送装置及び画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置及び画像読取装置及び画像形成装置

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JP3126602B2 JP06276548A JP27654894A JP3126602B2 JP 3126602 B2 JP3126602 B2 JP 3126602B2 JP 06276548 A JP06276548 A JP 06276548A JP 27654894 A JP27654894 A JP 27654894A JP 3126602 B2 JP3126602 B2 JP 3126602B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、スキャナ、プ
リンタ等の画像形成装置や画像読み取り装置におけるシ
ート搬送装置に関し、特に画像形成部或いは画像読み取
り部の上流側においてシートのレジストレーションを行
うことを目的としたシート搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複写機、スキャナ、プリンタ
等の画像形成又は画像読み取りを行う機械では、その画
像形成部或いは画像読み取り部の直前に、シートの姿勢
及び位置を合わせるためのレジストレーション装置が使
用されている。これらのレジストレーション装置として
は、例えば停止しているローラ対のニップにシート先端
を突き立ててシートに撓みを作り、該シートの弾性によ
ってシート先端をローラニップに添わせて斜行を矯正す
るループレジスト方式や、シート先端を停止させるシャ
ッタ部材をシート搬送路中に退避可能に設け、シート先
端をシャッタ部材に添わせた後、シャッタ部材を搬送路
から退避して斜行を矯正するシャッタレジスト方式等が
使用されている。
【0003】しかしながら、近年、これらの画像形成装
置や画像読み取り装置が、デジタル化されるに従い、シ
ートとシートの間隔(以下、「紙間」という)を詰め、
短い時間の中で多くのシートを処理することによって画
像形成のプロセス速度を上げずに実質的な画像形成速度
の向上が計られるようになってきている。
【0004】例えば従来のアナログの複写機において
は、連続して複写を行う場合、原稿を露光するための光
学装置が複写枚数分往復しなければならないため、前記
原稿の情報を複写する紙間は必然的に決まっていた。し
かしながら、原稿の読み取り及びその画像形成がデジタ
ル化されることによって、原稿を1度読み取った後、そ
の画像情報は電気的に符号化されてメモリに蓄えられる
ようになっている。そして画像形成時には前記メモリ内
の画像情報を読み出してレーザー光、LEDアレイ等の
露光装置によって画像形成部の感光体上に画像情報に対
応する画像を形成する。このため、複数枚の複写におい
ても光学装置等のメカニカルな動きが不要となる。
【0005】従って、先に述べたシートのレジストレー
ションのための時間が、前述紙間を決定する1つの大き
な要因となる。このレジストレーションの時間を縮める
ために提案された方式の1つに、シートを搬送しながら
斜行補正をするアクティブレジスト方式がある。この方
式は、シートの搬送路中に、シート搬送方向に直交する
同軸線上に2個のセンサを配置して、シートの先端がそ
れぞれのセンサを横切る信号をもとにシート先端の傾き
を検出し、シート搬送方向に直交する同軸上に配置さ
れ、それぞれ独立して駆動する斜行補正ローラ(以下
「レジストローラ」という)のシート搬送スピードを制
御してシートの斜行を補正しようとするものである。こ
の方式によれば、シートを一旦停止させることなく搬送
しながら斜行補正を行えるため、前述紙間を他の方式に
比べて小さくすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例においては、装置を耐久的に使用していく場合、ロ
ーラがわずかずつではあるが削れていき、外径が小さく
なり所望のスピードを得られなくなったり、ローラの表
面すきまに紙粉やトナー等がつまってローラ表面のまさ
つ力が減少して初期の挾持力が不足してきてやはり所望
のスピードが得られなくなるという問題があった。
【0007】そこで本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって、シート搬送装置を長時間または多数回繰り返
し耐久的に使用した後でも、シートのレジストレーショ
ンが、耐久的使用前と変わらず精度良く行うことができ
るシート搬送装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成は、シートの斜行量を検知する第1の斜
行量検知手段と、シートの斜行を補正するレジストレー
ション手段と、前記レジストレーション手段によって斜
行補正が成されたシートの斜行量を検知する第2の斜行
量検知手段と、前記第1の斜行量検知手段によって検知
されたシートの斜行量、及び前記第2の斜行量検知手段
によって過去に検知したシートの斜行量に基づいて前記
レジストレーション手段を制御する制御手段と、を有す
るシート搬送装置である。
【0009】
【実施例】次に本発明に係るシート搬送装置の一実施例
について図面を参照して具体的に説明する。尚、本実施
例では、本発明を原稿画像読み取り装置に適用した場合
の一実施例について説明する。図1は本発明を適用した
原稿搬送装置及び画像読み取り装置の概略構成を示す断
面図、図2は搬送ローラ対の接離機構を示す断面図、図
3は原稿の斜行補正部を示す上視図である。
【0010】図1において、1は原稿載置台であって、
原稿Gがその画像面を上にして複数枚セットされる。2
a、2bはシート長さ検出手段としてのセンサであっ
て、前記原稿載置台1上にセットされた原稿Gの搬送方
向の長さLs1、Ls2をそれぞれ検出するものである(L
s1<Ls2)。3はピックアップローラであって、外周面
が比較的摩擦係数の高いゴム等で被覆されており、前記
原稿載置台1上にセットされた原稿Gを送り出すもので
ある。4は分離給送ローラ対であって、上ローラ4A、
下ローラ4Bがともに時計回りに回転することによって
前記ピックアップローラ3によって送り出された原稿G
を一枚ずつ分離し給送するものである。
【0011】5、6はそれぞれシート搬送手段としての
第一搬送ローラ対、及び当接/離間可能な第二搬送ロー
ラ対である。前記第二搬送ローラ対6のうち、ローラ6
aは図2に示す接離機構7によってローラ6bに対して
当接/離間するように構成してある。本実施例における
接離機構7は、図2(a)に示すように、電気的にON
/OFFするソレノイド7aと、前記ソレノイド7aと
前記ローラ6aとを連結するアーム7bと、前記ローラ
6aをローラ6bに当接するバネ7cとにより構成され
ている。尚、本実施例では、前記ソレノイド7aはON
状態にあり、前記ローラ6aはローラ6bから離間して
いる。そして、前記ソレノイド7aが開放されるとバネ
7cの力によってローラ6bに当接される。
【0012】また、図1において、8は原稿Gの斜行補
正を行うレジストレーション手段であって、図3に示す
ように、原稿搬送方向に直交する同軸線上にそれぞれ独
立して回転駆動する搬送手段又は回転体としての2組の
ローラ対8a、8bを有している。即ち、原稿の斜行量
に応じて一方のローラ対の回転速度を速めるか、或いは
遅くするかして二つの搬送手段の搬送速度を異ならしめ
ることによって原稿の斜行補正を行うものである。尚、
本実施例にあっては、原稿の斜行量に応じて一方のロー
ラ対(原稿の先行している側)の回転速度を遅くして原
稿の斜行補正を行うようにしている。
【0013】また、9は原稿の斜行量(先端の傾き)を
検出するためのシート斜行量検出手段であつて、図3に
示すように、2組の光透過型センサ9a、9bを原稿搬
送方向に直交する同軸線上に搬送路を介して配設してい
る。このセンサ9a、9bによって検出された原稿の斜
行量に基づいて不図示の制御手段によって前記レジスト
ローラ対8a、8bの各駆動モータM1 、M2 の回転が
制御され、原稿の斜行補正が行われる。
【0014】また、図1において、10は画像読み取り
装置であって、搬送路中に配設された透過ガラスを介し
て原稿Gの画像面を照射する照明ランプ10aと、その
照射光を反射するミラー10b、10c、10dと、前
記反射光を集光するレンズ10eと、CCD等の画像読
み取り素子10fとにより構成してある。
【0015】また、12は排出ローラ対であって、画像
の読み取られた原稿Gを排出トレイ13上に排出するも
のである。尚、前記各ローラ対の間には原稿Gを案内す
る搬送ガイド14が設けてある。
【0016】ここで、図1に示す長さの関係について説
明する。図1において、レジストレーション手段8から
第二搬送ローラ対6までの搬送長さLa1は、原稿Gの搬
送方向の長さLs1に対してLa1<Ls1となっている。ま
た、レジストレーション手段8から第一搬送ローラ対5
までの搬送長さLa2は、原稿Gの搬送方向の長さLs2
対してLa2<Ls2となっている。
【0017】また、前記搬送長さLa1、La2にレジスト
レーション手段8から光透過型センサ9までの搬送長さ
b を加えた長さは、それぞれ前記原稿Gの搬送方向の
長さLs1、Ls2に対してLa1+Lb >Ls1、La2+Lb
>Ls2となっている。
【0018】次に上述の如く構成された原稿画像読み取
り装置の動作について説明する。
【0019】原稿Gが原稿載置台1上にセットされる
と、センサ2a、2bによって原稿Gの搬送方向の長さ
s1、Ls2が検出される。ここで、検知された原稿Gの
長さがLs1である場合には、前記長さLs1がレジストレ
ーション手段8から第二搬送ローラ対6までの搬送長さ
a1よりも長く(La1<Ls1)、且つレジストレーショ
ン手段8から光透過型センサ9までの搬送長さLb を加
えた長さLa1+Lb よりも短い(La1+Lb +Ls1)た
め、予め離間状態にある第二搬送ローラ対6は接離機構
7によって当接される。また、検出された原稿Gの長さ
がLs2である場合には、前記長さLs2がレジストレーシ
ョン手段8から第二搬送ローラ対6までの搬送長さLa1
よりも長く(La1<Ls2)、且つレジストレーション手
段8から光透過型センサ9までの搬送長さLb を加えた
長さLa1+Lb よりも長い(La1+Lb <Ls2)ため、
前記第二搬送ローラ対6は離間状態のまま保持される。
【0020】前記第二搬送ローラ対6の当接/離間が行
われた後、ピックアップローラ3が回転して原稿載置台
1上の最上部の原稿を分離給送ローラ対4に向かって送
り出す。分離給送ローラ対4は、送り込まれた原稿が1
枚ならばそのまま第一搬送ローラ対5に向けて前記原稿
を給送するが、2枚以上の原稿が1度に送り込まれた場
合には下側ローラが搬送方向とは逆方向に回転して一番
上の原稿一枚だけを第一搬送ローラ対5に給送する。こ
の分離機構は本発明の本質に関わらないため、その詳細
な説明は省略する。
【0021】そして給送された原稿が、長さLs1の原稿
の場合は前記ローラ対6が当接状態であるため、前記ロ
ーラ対5、6によって搬送ガイド14に沿ってレジスト
ローラ対8a、8bに送り込まれ、長さLs2の原稿の場
合は前記ローラ対6が離間状態であるため、前記ローラ
対5によって搬送ガイド14に沿ってレジストローラ対
8a、8bに送り込まれる。
【0022】前記レジストローラ対8a、8bは前記搬
送ローラ対5、6の原稿搬送速度と同速度で回転してい
る。図3に示すように、レジストローラ対8a、8bに
挟持された原稿は、画像読み取り部となる透過ガラス1
1上へと搬送されていくが、その途中で光透過型センサ
9a、9bを通過する。前記センサ9a、9bはそれぞ
れ原稿が通過した瞬間の信号を発し、それらの信号に基
づいて不図示の演算回路によって原稿の先端の傾きが計
算される。この計算された傾きに基づいて不図示の制御
手段によってレジストローラ対8a、8bの各駆動モー
タM1 、M2 の回転を制御して原稿Gの斜行補正を行
う。このとき原稿Gの後端は大きく回転移動するため、
前記後端が搬送ローラ対5、6に挟持されたままの状態
では、その動きが拘束されてしまう。
【0023】先に述べたように、原稿の先端がセンサ9
a、9bに到達するときには、長さLs1の原稿の後端は
常に搬送ローラ対5、6を通り過ぎており、更に長さL
s2の原稿の後端は搬送ローラ対5を通り過ぎ且つ搬送ロ
ーラ対6は事前に離間状態にあるため、レジストローラ
対8a、8bによる斜行補正時に、原稿の後端の動きを
拘束することはない。従って、原稿の長さに関わらず、
斜行補正は精度良く行われる。
【0024】斜行補正制御について、図4に示すブロッ
ク図及び図5に示すフローチャートを用いて説明する。
【0025】最初に搬送された原稿の先端が、光透過型
センサ9a、9bを通過すると両センサ出力タイミング
の時間差により、斜行量に相当するカウントデータがカ
ウント回路21により出力される。
【0026】図6のタイミングチャートでは9aが9b
より先行しており、9aのセンサ出力がハイレベルに変
化した時にカウンタ回路21がスタートして、センサ9
bがハイレベルになるまでカウント動作を行う。逆に9
bが先行した場合も同様にカウンタ回路21が動作す
る。
【0027】次に2つのセンサともハイレベルになった
ときに割込信号がカウンタ回路21から、マイコン22
に対して出力される(フローチャート:ステップS
1)。
【0028】マイコン22は割込信号が入力されるとカ
ウントのデータを読み込んで、この時にどちらの方向に
どれだけ斜行していたかを知ることになる(ステップS
2)。
【0029】ここで、原稿が9aのセンサを先に通過し
ているためマイコン22はステップモータドライバ23
によってシートPの先端両角部Pa、Pbのうち先行す
る角部9aに近いローラ8aを駆動するM1のモーター
を減速制御して斜行量を補正する(ステップS3)。
【0030】これについては図7の(制御時間−駆動周
波数)によって説明する。駆動周波数はM1のモーター
ドライバに出力されるクロックである。通常斜行補正制
御をしていない場合には5000Hzで駆動されてい
る。そしてステップS3の減速制御が開始するとM1の
ステップモータを徐々に減速していく。マイコンではM
1とM2に出力されているクロック出力の差をマイコン
内のカウンタ回路(図示せず)でカウントする(ステッ
プS4)。
【0031】そのカウント量が、斜行補正量に相当する
カウント量の半分になったときに(検出された斜行量の
半分の補正が終了したとき)折り返して加速制御をスタ
ートさせる(ステップS5)(図7折り返し点1)。
【0032】そして減速制御時と同時にM1とM2に出
力されているクロック出力の差をマイコン内のカウンタ
回路(図示せず)でカウントして、そのカウント量が斜
行補正量に相当するカウント量と等しくなったときに斜
行補正終了となる(ステップS6)(図7制御終了
1)。
【0033】すなわち遅れていた角部9bが先行する角
部9aよりも遅れ分だけ多く進行したことになる。
【0034】斜行量が大きければ減速制御時間は長くな
り(折り返し点2)、加速制御時間も長くなる(制御終
了2)。
【0035】また、原稿サイズを事前に検出する(又
は、操作者がサイズを入力することでも良い)ことによ
って、搬送ローラ対6の当接又は離間を選択できるた
め、前記ローラ対6の接離を行う接離機構7のタイミン
グ制御を精密に行う必要はない。更に原稿を連続的に送
る場合に、前記ローラ対6の接離動作を毎回行わないた
め、接離機構に耐久性を厳しく求める必要がない。また
前記ローラ対6の接離動作に伴うショックが伝わって、
原稿読み取りに対して悪影響を与える虞もない。
【0036】(第2の実施例)次に本発明に係るシート
搬送装置の第2実施例について、図8を参照して説明す
る。
【0037】図8において、斜行量検知の光透過型セン
サ9を通過した後、画像読み取り部前までに、さらに1
5の光透過型センサの2組(15aと15b)を原稿搬
送方向に直交する同軸線上に搬送路を介して配設してい
る。
【0038】上述してきた斜行補正をこの15のセンサ
の前までに終了させるようにしておけば、センサ15で
斜行補正の結果を知ることができ、画像読み取り部で斜
行量を再測する必要がない。
【0039】通常画像読み取り部での斜行量計測は、主
走方向(読み取りライン方向)のカウンタを設けなけれ
ばならないが、光透過型センサ15を新設すれば、その
必要がなくなるという効果がある。以上の9と15の光
透過型センサを用いることで、斜行量補正を精度よく耐
久的にも行うことができる。
【0040】さらに、この第2実施例の場合、15のセ
ンサと読み取り部の間に充分な時間と距離があれば、こ
の間にさらなる斜行量の微補正を行うことができ、より
良いさらなる斜行量補正を行うことができる。
【0041】しかしながら、前記レジストローラ対8
a、8bは耐久的に外径の削れや表面まさつ力の低下が
さけられず、所望の搬送スピードが低下していく。その
ため、初期完全に補正できていた斜行量も、補正が正し
くできなくなってくる。そこで、画像読み取り位置で再
度、画像の斜行量を計測し、その量をメモリに畜積して
いく。ある程度の枚数、仮に数十万枚とする、が通過し
たさい最近の1万枚について行われた補正後の斜行量が
0mmではなく、どちらか側にかたよっていた場合、例
えばレジストローラ8a側の方が、補正後も0.1mm
先行する場合、今後、補正を行う場合レジストローラ8
a側のローラが0.1mm余計に遅れるように補正量に
0.1mmを加味する。
【0042】この制御について、先に述べたように、フ
ローチャートにしてみると図9のようになる。
【0043】カウンタデータの読み込み値(ステップS
2)に最近の1万枚の補正後の斜行量の平均値を加算し
て(ステップS7)減速制御を行う(ステップS5)。
【0044】このように補正量を、最近の補正結果から
フィードバック修正していくことで耐久的にもより精度
の高い制御を行うことができる。また多少レジストロー
ラ8がまもう、その他異常により激しく径が減少して
も、自己フィードバック制御をするので、サービスマン
を呼んでのローラ交換のひん度を減らすことにもなる。
【0045】前述した実施例では、本発明に係るシート
搬送装置を原稿画像読み取り装置に適用した例について
説明したが、これに限定されるものではなく、例えば画
像形成装置にも適用可能であることは勿論である。画像
形成装置としては、例えば、図1において、原稿Gに代
わってコピー紙等の記録媒体を載置し、光学系10a〜
10f、11に代わって記録系(記録ヘッド、ヘッド駆
動回路等を備える)を配置した構成である。この際、コ
ピー紙カセットからのサイズ情報もシート長さ検出手段
に相当する。また更に、本発明の特徴を備える原稿画像
読み取り装置と画像形成装置本体とを組み合わせて、読
み取った原稿の画像情報をコピー紙に記録する画像形成
装置を構成しても良い。
【0046】上記実施例において、センサ9aがセンサ
9bよりも先行してハイレベルの出力をした場合にモー
タM1を減速制御して斜行量を補正していたが、モータ
M1を一時的に停止することによっても斜行の補正は可
能である。また逆にモータM2を増速制御して斜行補正
してもよい。さらにモータM1の減速制御とモータM2
の増速制御を同時に行ってもよい。
【0047】上記実施例においてはパルスモータの減速
制御又は増速制御は速度を一定の割合で変化させていた
がこれに限らず、通常速度VO からより高速なVH へ、
又は低速なVL へと段階的に切り換えるようにしてもよ
い。
【0048】上記実施例においては、シートの斜行量が
大きいほど減速制御の時間を長くし、二つの搬送手段の
速度差も大きくなるようにしている。これに対し減速制
御時間は一定で斜行量が大きいほど減速の割合を大きく
したり、より低速に切り換えるようにしてもよい。
【0049】なお上記のシート搬送装置は原稿読取装置
のみならず画像形成装置にも適用できる。特にシートに
画像形成する画像形成手段の上流側に配置することによ
ってシート上の正確な位置に画像が形成できる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、シートを搬送しな
がら斜行補正を行う搬送装置において、レジストレーシ
ョン手段による斜行補正終了後にその斜行補正結果を計
測し、その結果を蓄積、フィードバックすることで、耐
久的に補正精度を維持向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るシート搬送装置を原
稿画像読み取り装置に適用した場合の概略構成を示す断
面図である。
【図2】前記装置における搬送ローラ対の接離機構を示
す断面図である。
【図3】前記装置における原稿の斜行補正部を示す上視
図である。
【図4】前記装置における制御ブロック図である。
【図5】前記装置の制御フローチャートである。
【図6】前記装置の制御タイミングチャートである。
【図7】減速制御中のパルスモータの駆動周波数の変化
を示すグラフである。
【図8】本発明の第2実施例に係るシート搬送装置を原
稿画像読み取り装置に適用した場合の概略構成を示す断
面図である。
【図9】前記装置の制御フローチャートである。
【符号の説明】
G 原稿 M1 、M2 モータ 1 原稿載置台 2a、2b センサ 3 ピックアップローラ 4 分離給送ローラ対 5、6 搬送ローラ対 6a、6b ローラ 7 接離機構 7a ソレノイド 7b アーム 7c バネ 7d モータ 7e モータギア 7f カム 8 レジストレーション手段 8a、8b レジストローラ対 9 シート斜行量検出手段 9a、9b 光透過型センサ 10 画像読み取り装置 10a 照明ランプ 10b、10c、10d ミラー 10e レンズ 10f 画像読み取り素子 11 透過ガラス 12 排出ローラ対 13 排出トレイ 14 搬送ガイド 15 センサ

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの斜行量を検知する第1の斜行量
    検知手段と、 シートの斜行を補正するレジストレーション手段と、 前記レジストレーション手段によって斜行補正が成され
    たシートの斜行量を検知する第2の斜行量検知手段と、 前記第1の斜行量検知手段によって検知されたシートの
    斜行量、及び前記第2の斜行量検知手段によって過去に
    検知したシートの斜行量に基づいて前記レジストレーシ
    ョン手段を制御する制御手段と、を有するシート搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は前記第1の斜行量検知手
    段によって検知されたシートの斜行量と、前記第2の斜
    行量検知手段によって過去に検知したシートの斜行量を
    加えた斜行量に基づいて前記レジストレーション手段を
    制御する請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は前記第1の斜行量検知手
    段によって検知されたシートの斜行量と、前記第2の斜
    行量検知手段によって過去に検知したシートの斜行量の
    平均値を加えた斜行量に基づいて前記レジストレーショ
    ン手段を制御する請求項1記載のシート搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の斜行量検知手段によって検知
    したシートの斜行量を複数回分記憶できるメモリを有す
    る請求項3記載のシート搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記レジストレーション手段によって斜
    行の補正が成されたシートに対し、前記第2の斜行量検
    知手段によって検知した該シートの斜行量に基づき再度
    の斜行補正を行うように前記レジストレーション手段を
    制御する請求項1記載のシート搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の斜行量検知手段が画像読取部
    であることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5のいずれかに記載のシー
    ト搬送装置によって搬送されたシートに画像を形成する
    画像形成手段を有する画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至5のいずれかに記載のシー
    ト搬送装置によって搬送されたシートの画像を読み取る
    画像読取手段を有する画像読取装置。
  9. 【請求項9】 請求項8の画像読取装置を有する画像形
    成装置。
  10. 【請求項10】 同時にシートに搬送力を与えてシート
    の斜行を補正するための複数の搬送手段と、 シートの斜行を検知する第1の斜行検知手段と、 前記複数の搬送手段によって斜行補正の成されたシート
    の斜行を検知する第2の斜行検知手段と、 前記第1の斜行量検知手段によって検知されたシートの
    斜行量、及び前記第2の斜行量検知手段によって過去に
    検知したシートの斜行量に基づいて、斜行を補正するた
    めに、前記複数の搬送手段の搬送速度が互いに異なるよ
    うに前記複数の搬送手段のうち少なくとも一つについて
    搬送速度を制御する制御手段と、を有することを特徴と
    するシート搬送装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の搬送手段はシートの搬送方
    向に対して交わる方向に並んで配置された第1および第
    2の搬送手段を含むことを特徴とする請求項10記載の
    シート搬送装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、シートの先端の両角
    部のうち、先行するものに近い側の搬送手段の搬送速度
    を他の搬送手段よりも遅く制御して斜行を補正すること
    を特徴とする請求項11記載のシート搬送装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、シートの先端の両角
    部のうち、先行するものに近い側の搬送手段の搬送速度
    を減速して斜行を補正することを特徴とする請求項12
    記載のシート搬送装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、シートの先端の両角
    部のうち、遅れているものに近い側の搬送手段の搬送速
    度を増速して斜行を補正することを特徴とする請求項1
    3記載のシート搬送装置。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、シートの先端の両角
    部のうち、先行するものに近い側の搬送手段の搬送速度
    を減速し、遅れているものに近い側の搬送手段の搬送速
    度を増速して斜行を補正することを特徴とする請求項1
    2記載のシート搬送装置。
  16. 【請求項16】 前記複数の搬送手段の各々は、シート
    に接触する回転体と、前記回転体を駆動するパルスモー
    タを有していることを特徴とする請求項10乃至15の
    いずれかに記載のシート搬送装置。
  17. 【請求項17】 前記第1または第2の斜行検知手段
    は、シート搬送方向に対して交わる方向に並べて配置さ
    れたシートの有無を検知する複数のシートセンサを有し
    ていることを特徴とする請求項10乃至16のいずれか
    に記載のシート搬送装置。
  18. 【請求項18】 前記制御手段は、前記複数のシートセ
    ンサのシートの検知の時間差によってシートの斜行量を
    算出する請求項17記載のシート搬送装置。
  19. 【請求項19】 前記制御手段は、算出したシートの斜
    行量に基づいて搬送手段の速度制御を行うことを特徴と
    する請求項18記載のシート搬送装置。
  20. 【請求項20】 前記制御手段は、算出したシートの斜
    行量が大きいほど前記複数の搬送手段の搬送速度差が大
    きくなるように前記複数の搬送手段のうちの少なくとも
    ひとつの速度制御を行うことを特徴とする請求項19記
    載のシート搬送装置。
  21. 【請求項21】 前記制御手段は、算出したシートの斜
    行量が大きいほど長い期間、前記複数の搬送手段の搬送
    速度が相対的に異なるように前記複数の搬送手段のうち
    の少なくとも一つについて速度制御することを特徴とす
    る請求項19記載のシート搬送装置。
  22. 【請求項22】 請求項10乃至21に記載のシート搬
    送装置によって搬送されたシートに画像を形成する画像
    形成手段を有する画像形成装置。
  23. 【請求項23】 請求項10乃至21に記載のシート搬
    送装置によって搬送されたシートの画像を読み取る画像
    読取手段を有する画像形成装置。
  24. 【請求項24】 請求項23の画像読取装置を有する画
    像形成装置。
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