JP3126400B2 - 熱転写記録材料及び熱転写画像の形成方法 - Google Patents

熱転写記録材料及び熱転写画像の形成方法

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JP3126400B2 JP03050790A JP5079091A JP3126400B2 JP 3126400 B2 JP3126400 B2 JP 3126400B2 JP 03050790 A JP03050790 A JP 03050790A JP 5079091 A JP5079091 A JP 5079091A JP 3126400 B2 JP3126400 B2 JP 3126400B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写記録材料及び熱転
写画像の形成方法に関し、詳しくはポジ画像を得ること
ができ、透過原稿フィルムと熱転写記録材料との密着性
が向上し、画質が向上する熱転写記録材料及び熱転写画
像の形成方法に関する。
【0002】
【発明の背景】従来、高品質な画像を形成するには銀塩
記録材料や感光性樹脂記録材料等が用いられてきた。こ
のような記録材料においては記録後に液体を用いた処理
が必要とされてきた。即ち銀塩記録材料の場合には感光
した銀粒子を黒化させる工程あるいはカプラーを所望の
色に発色させる工程が必要であり、このような処理には
ほとんどの場合、液体の処理液が必要であった。また感
光性樹脂記録材料の場合は露光により現像液に対する溶
解性、浸透性等が変化するという性質を利用して画像を
形成するものであるから、露光後に現像液による非画像
部の除去工程が必要であった。このような液体を用いた
処理は廃液を生じ、また環境衛生上も好ましくない。
【0003】そこで、ドライ処理が可能な画像形成方法
として熱転写記録方法が注目されている。しかし、サー
マルヘッドを用いた熱転写記録方法では記録の解像度が
サーマルヘッドの集積度に制限される。またサーマルヘ
ッドの集積度を上げても隣接するヘッドからの影響等に
より、画質向上には限界があった。このようなサーマル
ヘッドによる画質の限界を突破する方法として光熱変換
による熱パターンの適用が考えられる。これは画像情報
を光の形で付与しこれを熱の形に変換することにより発
熱させ熱転写を起こさせるものである。
【0004】このような光熱変換を利用した熱転写記録
方法としてワックス系のバインダーにカーボンブラック
を分散した熱溶融インキ層を持った熱溶融転写リボンを
用い、透過原稿(ネガ)を通してフラッシュ光で記録を
行ない転写画像を形成する方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように露
光部を受像支持体へ転写する方式の場合、薄膜支持体側
へポジ像が残り、ネガ像が受像支持体側へ転写される。
薄膜支持体は物理的強度が弱く、傷つきやすいため実質
的にポジ像を後工程で画像として利用するのは難しい。
【0006】また、この方式の場合、熱転写記録材料の
支持体を通して露光を行なうため、膜厚の厚い支持体を
用いると、光の拡散により画像再現性が低下する。膜厚
の薄い支持体を用いた場合、光拡散は抑制されるが支持
体の剛性が不足するため、原稿との局部的な密着不良が
おこりやすく、また多色画像を形成する場合、各色間の
寸度ずれがおこりやすい。特に大面積の画像を作成しよ
うとする場合にこのような密着不良あるいは寸度ずれは
起こりやすいことが判った。
【0007】そこで本発明の目的は、ポジ型記録が可能
で、原画との密着不良がおこりにくく、寸度ずれがおこ
りにくく、かつ画像再現性が良好な熱転写記録材料及び
熱転写画像の形成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成すべく鋭意検討の結果、本発明に至った。
【0009】即ち、本発明に係る第1の熱転写記録材料
は、厚み30μm以上500μm以下の支持体上に熱転
写層、光熱変換層及び溶融押出法もしくはコーティング
法によるか又はラミネートされた剥離支持体をこの順に
有する熱転写記録材料であって、該剥離支持体は厚み1
μm以上20μm以下で前記熱転写層及び光熱変換層と
共に前記支持体から剥離する性質を有し、かつ熱転写層
及び光熱変換層から剥がれることがない性質を有するこ
とを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る第2の熱転写記録材料
は、厚み30μm以上500μm以下の支持体上に熱転
写層、溶融押出法もしくはコーティング法によるか又は
ラミネートされた剥離支持体及び光熱変換層をこの順に
有する熱転写記録材料であって、該剥離支持体は厚み1
μm以上20μm以下で前記熱転写層及び光熱変換層と
共に前記支持体から剥離する性質を有し、かつ熱転写層
及び光熱変換層から剥がれることがない性質を有するこ
とを特徴とする。
【0011】更に、本発明の熱転写画像の形成方法は、
上記第1又は第2の熱転写記録材料を剥離支持体側より
高照度光で露光し、該剥離支持体を剥離すると同時に熱
転写層の露光された部分を支持体側より除去することを
特徴とする。
【0012】
【作用】本発明においては、支持体上に熱転写層、光熱
変換層及び剥離支持体を順に有する熱転写記録材料又は
支持体上に熱転写層、剥離支持体及び光熱変換層をこの
順に有する熱転写記録材料を用いるため、剥離支持体側
から露光されるので厚膜の支持体を用いることが可能と
なり、密着性が向上し、画質が向上し、さらに寸度ずれ
が改善された。また本発明の熱転写記録材料を用いるこ
とによって、ポジ型記録が可能となった。
【0013】
【発明の構成】以下、本発明について詳説する。 (熱転写記録材料) 本発明の熱転写記録材料の第1の態様は、図1に示すよ
うに支持体1上に熱転写層2、光熱変換層3、剥離支持
体4をこの順に有する層構成を持つものであり、第2の
態様は、図2に示すように、支持体1上に熱転写層2、
剥離支持体4、光熱変換層3をこの順に有するものであ
る。また上記第1の態様において、熱転写層2と光熱変
換層3は同一層であってもよく、また支持体1と熱転写
層2の間に離型層5を有すること、支持体1と離型層5
の間に熱軟化層を有すること、熱転写層2と光熱変換層
3との間に中間層を有すること、剥離支持体4の表面に
断熱層を有することが好ましい。
【0014】さらに上記第2の態様において、支持体1
と熱転写層2の間に離型層5を有すること、支持体1と
離型層5の間に熱軟化層を有すること、熱転写層2と剥
離支持体4との間に中間層を有すること、光熱変換層3
の表面に断熱層を有することが好ましい。
【0015】支持体としては、合成紙(ユポ[王子油化
社製]、ピーチコート[日清紡社製]等)、上質紙、ア
ート紙、コート紙、キャストコート紙、レジンコート
紙、合成樹脂含浸紙、ラテックス含浸紙、等の紙類、ポ
リエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ弗化ビニリデン、ポリア
クリル酸エステル、ポリオレフィン、ポリカーボネー
ト、ポリスチレン、フェノール樹脂、三酢酸セルロー
ス、等の各種プラスチックフィルムまたはシート、ガラ
ス、金属(アルミニウム、ステンレス等)などが用いら
れる。
【0016】支持体の厚みは、原稿と熱転写記録材料の
密着性向上という観点から厚くすることが好ましく、3
0μm以上500μm以下である。
【0017】これらのプラスチックフィルムまたはシー
トは着色するため、あるいはフィルムまたはシートの曲
げ強度を高めるために、顔料や空気を含有していてもよ
い。顔料の例としては、アルカリ土類金属の炭酸塩、Ti
O2、MgO、 ZnO、アルミナ、シリカ、カーボンブラック等
が挙げられる。
【0018】本発明に用いられる熱転写層は、溶融転写
層、昇華転写層のいずれであってもよい。溶融転写層
は、熱によって溶融し、光熱変換層に対する接着性を示
す性質を有していればよいが、染料、顔料、ワックス
類、熱可塑性樹脂、添加剤等から構成される。
【0019】染料、顔料としては、アルカリ土類金属の
炭酸塩、TiO2、 MgO、 ZnO、アルミナ、シリカ、カーボン
ブラック、ニグロシン染料、スーダンブラックSM、フ
ァースト・イエローG、ベンジジン・イエロー、ピグメ
ント・イエロー、オイルイエローGG、ザポンファース
トイエローCGG、スミプラストイエローGG、インド
ファーストオレンジ、スミプラストオレンジG、ピグメ
ントオレンジR、ザポンファーストオレンジGG、イル
ガジン・レッド、パラニトロアニリン・レッド、トルイ
ジン・レッド、リソールレッド2G、レーキレッドO、
オイルスカーレット、ザポンファーストスカーレットO
G、アイゼンスピロンレッドBEH、メチルバイオレッ
トBレーキ、フタロシアニンブルー、ピグメントブル
ー、ファーストゲンブルー5007、ビクトリアブルーF4
R、スーダンブルー、オイルピーコックブルー、ブリリ
アントグリーンB、フタロシアニングリーン等公知の染
料、顔料をすべて用いることができる。
【0020】ワックス類としては、カルナバワックス、
モンタンワックス、蜜ろう、ライスワックス、キャンデ
リラワックス、ラノリンワックス、パラフィンワック
ス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワッ
クス、サゾールワックス、酸化ワックス、アミドワック
ス、シリコンワックス等が挙げられる。
【0021】熱可塑性樹脂としては、ポリアミド樹脂
(ナイロン等)、ポリエステル樹脂、ポリ(メタ)アク
リル酸エステル系樹脂(ポリメチルメタクリレート、ポ
リエチルアクリレートなど)、ポリウレタン樹脂、ポリ
塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリスチレ
ン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル−酢酸ビ
ニル樹脂、ポリスチレン−アクリル樹脂、ポリエチレン
−酢酸ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリビニルアルコール樹
脂、フェノール樹脂、セルロース系樹脂(メチルセルロ
ース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ニトロセルロース、アセチルセルロースなど)、ポ
リビニルエーテル樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂、ポ
リビニルアニリン樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、アイオノマー樹脂、ポリシロキサン樹脂、
アセタール系樹脂(ポリビニルブチラール、ポリビニル
アセタール、ポリビニルホルマール等)、石油系樹脂、
ロジン系樹脂、クマロン−インデン樹脂、テルペン系樹
脂、スチレン−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ニト
リルゴム等が挙げられる。
【0022】添加剤としては、各種界面活性剤、高級脂
肪酸類(ステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸
等)、長鎖アルコール類(ステアリルアルコール等)、
長鎖脂肪酸の金属塩(ステアリン酸カルシウム、パルミ
チン酸亜鉛等)、酸化防止剤、各種可塑剤、シリコンオ
イル等が挙げられる。
【0023】昇華転写層は、昇華性色素、バインダー、
添加剤等より構成される。昇華性色素は、イエロー色
素、マゼンタ色素、シアン色素のいずれを含んでいても
よく、形成しようとする画像の色調によって1種又は2
種以上を組合せ使用できる。
【0024】イエロー色素としては:カヤセットイエロ
ーAG、カヤセットイエロー963、MSイエローV
P、MSイエローVPH、MSイエローHSO−24
6、マクロレックスイエロー6G、フォランブリリアン
トイエローS−6GL、SYS−1、特開昭59-78896
号、同60-27594号、同60-31560号、同60-53565号、同61
-12394号、同 63-122594号等の各公報に記載されている
メチン系色素、キノフタロン系色素、アゾ系色素等が挙
げられ、マゼンタ色素としては:カヤセットレッドTD
−FB、MSマゼンタVP、MSマゼンタHM−145
0、MSマゼンタHSO−147、MSマゼンタHM−
1450、MSレッドG、マクロレックスレッドバイオ
レットR、カヤセットレッド130、SMS−2、SM
S−3、SMS−4、特開昭60-30392号、同60-30394
号、同 60-253595号、同 61-262190号、同63-5992号、
同 63-205288号、同64-159号、同64-63194号等の各公報
に記載されているアントラキノン系色素、アゾメチン系
色素、アゾ系色素等が挙げられ、シアン色素としては:
カヤセットブルー714、カヤセットブルーFR、カヤ
セットブルー136、カヤセットブルー814、カヤセ
ットTブルー776、MSシアンVPG、MSシアンH
M−1238、MSシアンHSO−144、MSシアン
HSO−16、セレスブルー、SCM−1、特開昭59-7
8896号、同 59-227948号、同60-24996号、同60-53563
号、同 60-130735号、同 60-131292号、同 60-239289
号、同61-19396号、同61-22993号、同61-31292号、同61
-31467号、同61-35994号、同61-49893号、同 61-148269
号、同 62-191191号、同63-91288号、同63-91287号、同
63-290793号等の各公報に記載されているナフトキノン
系色素、アントラキノン系色素、アゾメチン系色素等が
挙げられる。
【0025】バインダーとしては、上記の溶融転写層に
用いられる熱可塑性樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹
脂、ポリフェニレンオキシド樹脂、ポリアリレート樹脂
等が挙げられる。
【0026】光熱変換層は、画像状に照射された光を吸
収し、温度が上昇する層である。この層にはレーザー
光、フラッシュ光等の高照度光のエネルギーを有効に利
用するために顔料、染料を添加することが好ましい。こ
のために用いられる顔料または染料は高照度光のパター
ンを熱パターンに変換するものであればすべて用いるこ
とができる。
【0027】露光にフラッシュ光を用いる場合は、吸収
域の広い顔料が好ましい。特にカーボンブラック、カー
ボングラファイト、フタロシアニン系顔料、鉄粉、黒鉛
粉末、酸化鉄粉、酸化鉛、黒化銀等の可視及び近赤外領
域に吸収を有する顔料が好ましく、特にカーボンブラッ
クが好ましく用いられる。
【0028】露光にレーザーを用いる場合はレーザーの
発光波長を有する染料、顔料を用いることができる。赤
外半導体レーザーのような、可視域に発光域をもたない
レーザーを用いる場合は必ずしも可視域に吸収をもつ染
料、顔料を用いる必要はなく、可視域に吸収を持たない
赤外吸収染料を用いることができる。もちろん上記フラ
ッシュ光を用いる場合に好ましい染料、顔料も好適に用
いられる。
【0029】光熱変換層は上記染料、顔料を適当なバイ
ンダー中に溶解ないし分散させて塗布液を作成して、前
記の熱転写層又は剥離支持体上にワイヤーバー等の塗布
手段により塗布することにより形成される。
【0030】中間層は樹脂材料を溶解あるいは溶融し、
塗布により設けてもよいし、あるいはあらかじめ押出し
法、キャスト法などにより成膜したものをラミネートし
て使用しても良い。中間層は、光熱変換物質の含有率が
光熱変換層より小さく、また熱可塑性あるいは熱溶融性
が熱転写層より低いものが好ましい。中間層に好適な樹
脂は、上記のような特性を有していれば特に限定されな
い。中間層の膜厚は特に限定されないが、好ましくは
0.5〜5μm である。
【0031】上記第1の態様の熱転写記録材料におい
て、熱転写層と光熱変換層を同一層に形成する場合は上
記の光熱変換物質、熱可塑性樹脂(バインダー)等を用
いて、熱転写と光熱変換の両方の性質を有する層を形成
すればよい。
【0032】本発明における剥離支持体は、記録用の支
持体から熱転写層とともに剥がれる性質を有し、かつ熱
転写層から剥がれることがない性質を有する。剥離支持
体は、合成樹脂層または合成樹脂フィルム等によって構
成される。
【0033】剥離支持体の厚みについては、1μm以上
20μm以下である。この厚みが1μm未満であると、
物理的強度が十分でなく剥離が良好に行われないことが
あり、また20μmを超えると、印加したエネルギーの
ロスおよび光拡散などが生じ、印字品質を低下させるこ
とがあるので好ましくない。
【0034】剥離支持体は、樹脂と充填剤とを含む組成
物、あるいはさらに溶媒を含む組成物から公知の手段、
たとえば溶融押出法(Tダイ、インフレーション法)、
コーティング法によるか又はラミネート法に基づいて得
られる。
【0035】上記樹脂としては、たとえばポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリビ
ニルアルコール、ポリカーボ、ポリアミド系樹脂、ポリ
アミドイミド、ポリエステル樹脂、ポリスルフォン系樹
脂、ポリイミド系樹脂、ニトロセルロース、セルロース
ジアセテート、セルローストリアセテート等のセルロー
ス系樹脂、ポリエチレンフタレート、ポリエチレンナフ
タレート、ポリブチレンナフタレート、ポリフェニレン
サルファイド、ポリフェニレンオキサイド、ポリパラバ
ン酸、ホスファゼン樹脂、ポリ塩化ビニリデン、ポリエ
ーテルエーテルケトンなどを好適な例として挙げること
ができる。
【0036】なお、合成樹脂フィルムを用いる場合、こ
のフィルムは延伸処理されたものでも、コロナ放電その
他の公知の表面処理を施したものであっても良い。
【0037】さらに、充填剤として強磁性粉を含有する
合成樹脂フィルムを用いる場合、成膜時にこのフィルム
に強磁場を垂直にかけることによって、フィルムの熱伝
導性に異方性を与えることができる。
【0038】合成樹脂フィルムの成形に際し、合成樹脂
と充填剤との混合は、たとえばバンバリーミキサー、ミ
キシングロール、エキストルーダーなどを用いて行なう
ことができる。
【0039】上記の剥離支持体は、前記第1の態様の熱
転写記録材料に用いる場合は、光透過性のものが用いら
れるが、第2の態様の場合は光透過性である必要がな
い。
【0040】また支持体と熱転写層の間に好ましく形成
される離型層は、熱転写層に用いられたワックス類、熱
可塑性樹脂類、添加剤を組み合わせて作成される。加熱
時に溶融または軟化することによってそれ自体が凝集破
壊できる層であっても良いし、または、他の樹脂との組
み合わせで比較的接着力を示しにくい樹脂、例えば、シ
リコン系樹脂、弗素系樹脂(テフロン、弗素含有アクリ
ル樹脂等)、ポリシロキサン樹脂、アセタール系樹脂
(ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリ
ビニルホルマール等)、エチレン系樹脂(エチレン酢酸
ビニル樹脂、エチレンアクリレート系樹脂、エチレンア
クリル酸系樹脂、アイオノマー樹脂)を用いた層であっ
ても良い。
【0041】ただし、後者の接着力を示しにくい樹脂に
よる層構成の場合は、これに隣接する層の組成によっ
て、離型層の素材も大きく変化するものであって上記の
例は単なる一例である。この離型層は熱軟化性であるこ
とが好ましい。
【0042】あるいは支持体と離型層の間に別に熱軟化
層を有することもできる。熱軟化性を有する離型層ある
いは熱軟化層は、熱可塑性樹脂からなり、熱転写時の温
度で軟化する性質を有するものである。該熱可塑性樹脂
としては軟化点が−30〜150 ℃のものが好ましい。ここ
で示す軟化点温度はVICAT軟化点又は環球法で示し
た値である。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレ
ンなどのポリオレフィン:エチレンと酢酸ビニル、エチ
レンとアクリル酸エステル、エチレンとアクリル酸の如
きエチレン共重合体:ポリ塩化ビニル:塩化ビニルと酢
酸ビニルの如き塩化ビニル共重合体:ポリ塩化ビニリデ
ン:塩化ビニリデン共重合体:ポリスチレン:スチレン
と無水マレイン酸の如きスチレン共重合体:アクリル酸
エステルと酢酸ビニルの如きアクリル酸エステル共重合
体:ポリメタアクリル酸エステル:メタアクリル酸メチ
ルと酢酸ビニル、メタアクリル酸メチルとアクリル酸の
如きメタアクリル酸エステル共重合体:ポリ酢酸ビニ
ル:酢酸ビニル共重合体:ビニルブチラール樹脂:ナイ
ロン、共重合ナイロン、N−アルコキシメチル化ナイロ
ンの如きポリアミド樹脂:合成ゴム:石油樹脂:塩化ゴ
ム:ポリエチレングリコール:ポリビニルアルコールハ
イドロジンフタレート:セルローズ誘導体、セルローズ
アセテートフタレート、セルローズアセテートサクシネ
ート:シェラック:ワックス等を挙げることができる。
熱軟化層は公知の方法を用いて支持体上に設けること
ができ、熱軟化層の厚さは1〜50μm の範囲が適当であ
り、特に好ましくは5〜30μm の範囲である。
【0043】本発明においては好ましく形成される断熱
層とは、原画からの熱伝導を防止する層をいい、例えば
樹脂のように熱伝導率の低い樹脂を用い、断熱層の構造
を空隙状にしたものが好ましい。更に好ましいのは断熱
層と原画の接触面において原画が部分的に断熱層の形成
物質に保持され、その他の部分では空気に触れている状
態である。
【0044】断熱層は任意の方法で設けることができ
る。例えば、断熱層を塗布によって設ける場合、断熱層
塗布液は光熱変換層に実質的に物理的、化学的な悪影響
を与えることがないものであれば良い。
【0045】本発明の好ましい実施態様に従えば、断熱
層は機械的にマット化された層、あるいはマット剤が含
有された樹脂層である。
【0046】断熱層表面を機械的にマット化する方法と
しては断熱層を凹凸パターンからなる塗布層が得られ
るように塗布する方法、及び機械的に粗面化し、断熱
層を形成する方法がある。
【0047】の具体例としては断熱層を凹凸パターン
を有するグラビアロールで塗布する方法あるいは樹脂粒
子を吹付け熱融着させ凹凸パターンを得る方法等が挙げ
られる。の具体例としては断熱層を設けた後、断熱層
の硬度より高い硬度の凹凸表面を有する加圧ローラーに
て加圧してマット化する方法がある。また剥離支持体又
は光熱変換層そのものを加圧によりマット化しても良
い。
【0048】断熱層の膜厚は2〜30μm であることが好
ましい。断熱層が2μm より薄い場合、断熱効果が十分
でない。断熱層の膜厚が30μm より厚い場合、原画との
密着性が不完全で、鮮明な画像が得られない。
【0049】マット剤を使用する場合にはマット剤の粒
子の粒径は前述の不都合さがあるために2〜30μm の範
囲が適当であり、とくに4〜20μm の範囲にあることが
好ましい。
【0050】本発明の好ましい実施態様によれば、断熱
層の表面粗さは中心線平均粗さにおいて 0.3〜2.0 μm
である。中心線平均表面粗さが 0.3μm より小さい場
合、断熱効果が小さい。また 2.0μm より大きい場合、
原画との密着が不完全で鮮明な画像が得られない場合が
ある。(熱転写画像の形成方法)次に本発明に係る熱転
写画像の形成方法について説明する。先ず、上記の熱転
写記録材料の剥離支持体側から像様露光する。
【0051】露光用光源としては、キセノンランプ、ハ
ロゲンランプ、タングステンランプ、レーザー、LE
D、CRT等が挙げられ、光強度の強い光源であれば発
光波長等に制限されず用いることができる。好適に用い
られる光源としてはフラッシュ光源あるいはレーザー光
源があげられる。フラッシュ光源としては発光半値幅が
10ms以下で発光強度が10W/cm2以上のキセノンフラッシ
ュが好ましい。好適なレーザー光源としては出力 50mW
以上のアルゴンレーザー、ヘリウムネオンレーザー、半
導体レーザー等が挙げられる。
【0052】このような光源を用いる場合の露光方法と
しては密着露光と走査露光が挙げられる。
【0053】密着露光の場合、オリジナルの透過原稿と
記録材料を密着し、透過原稿側より上記高照度光で露光
を行なう。この場合の露光時間としては10ms以下が好ま
しい。露光時間が10msより長い場合、熱パターンの拡散
により画質が低下する。透過原稿として写真用ネガフィ
ルムに記録されているものを用いる場合は、乳剤層側即
ち記録層側を剥離支持体又は断熱層と密着させる。
【0054】走査露光方法の場合、記録光学系としては
円筒走査光学系や平面走査光学系が用いられる。その中
で円筒外面走査光学系が光源のロスが少なく、ビームを
細く絞ることが容易であり最も好ましい。
【0055】次いで露光後、剥離支持体を剥離すると同
時に熱転写層の露光された部分を支持体側より除去する
ことによって熱転写画像を形成することができる。
【0056】本発明においては支持体上に形成された画
像を最終支持体に転写する工程を含んでもよく、その場
合には印刷版等を形成できる。ここに最終支持体として
は、通常の平版印刷機にセットできるたわみ性と印刷時
に加わる荷重に耐えうるものであることが好ましく、例
えばアルミニウム、亜鉛、銅、鋼等の金属板、及びクロ
ム、亜鉛、銅、ニッケル、アルミニウム及び鉄等がメッ
キ又は蒸着された金属板、紙、プラスチックフィルム及
びガラス板、樹脂コート紙、アルミニウム等の金属箔が
張られた紙、親水化処理したプラスチックフィルム等が
挙げられる。これらのうち好ましいのはアルミニウム板
である。アルミニウム板を使用する場合、砂目立て処
理、陽極酸化処理等の粗面化処理等が施されていてもよ
い。最終支持体の厚みは50〜 400μm が好ましく、より
好ましくは 100〜 300μm である。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、厚み1〜20μmの剥
離支持体側から露光されるので、厚み30〜500μm
という厚膜の支持体を用いることが可能となり、原稿と
の密着性が向上し、画質が向上し、寸度ずれが改善され
た。また本発明の熱転写記録材料を用いることによっ
て、ポジ型記録が可能となった。
【0058】また支持体と熱転写層の間に離型層を有す
ることによって、熱転写層の露光された部分を支持体側
より除去することが容易となり、さらに支持体と離型層
の間に熱軟化層を有することによって、最終支持体への
転写が更に容易となる。更に断熱層を有することによっ
て、露光むらによる熱かぶりの発生をより防止でき、ま
た画像の解像力が向上する。
【0059】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げて本発明を更に
詳説するが、本発明はこれらの実施例によって限定され
るものではない。尚、以下に「部」とあるのは特に断ら
ない限り重量部を意味する。
【0060】実施例1 厚さ 100μm のポリエチレンテレフタレート上に下記組
成の離型層塗布液をワイヤーバーを用いて乾燥後の重量
が10mg/dm2になるよう塗布した。
【0061】<離型層組成物> パラフィンワックスエマルジョン 50部 低分子量ポリエチレン樹脂 50部 この離型層の上に下記組成の光熱変換熱転写層(光熱変
換層と熱転写層が一体となった層)を設けた。
【0062】<光熱変換熱転写層組成物> カーボンブラック水分散液(固形分50%) 20部 パラフィンワックスエマルジョン 20部 エチレン酢酸ビニル共重合体エマルジョン 20部 この光熱変換熱転写層の上に厚さ8μmのポリカーボネ
ートフィルムを剥離支持体として積層(コーティング
法)した。
【0063】この記録材料の剥離支持体側にポジ透過原
稿を重ね、真空密着し、キセノンフラッシュ光源FX−
180 (理想科学工業社製)を用い、 0.3J/cm2のエネル
ギーで原稿側より露光した。
【0064】次いで剥離支持体を剥離すると、露光され
た部分の光熱変換熱転写層が剥離支持体と同時に除去さ
れ、支持体側に画質良好なポジの画像が残された。
【0065】実施例2 厚さ 100μm のポリエチレンテレフタレートフィルム上
に厚さ25μm のエチレン酢酸ビニル共重合樹脂層(三井
デュポンポリケミカル社製EVAFLEX F-1405、酢酸ビニル
含有率14%、 VICAT軟化点68℃)からなる離型層を押出
しラミネートにより設けた。この離型層の上に下記組成
の分散液より乾燥膜厚20mg/dm2になるように熱転写層を
設けた。
【0066】<熱転写層組成物> 下記顔料 10部 ステアリルアクリレート・メタクリル酸共重合体 20部 パラフィンワックス 10部 アイソパーG 200部 (顔料) シアン顔料 シアニンブルー4920(大日精化製) イエロー顔料 セイカファーストイエロー2400(大日精
化製) マゼンタ顔料 セイカファーストカーミン1483(大日精
化製) ブラック顔料 カーボンブラックMA-100(三菱化成製) 一方厚さ8μm のポリプロピレンフィルム上に下記組成
の分散液を用い、乾燥膜厚15mg/dm2になるように光熱変
換層を設けた。
【0067】<光熱変換層組成物> カーボンブラック50%水分散液 20部 ポリビニルアルコール20%水溶液 100部 グリオキザール 4部 水 50部
【0068】上記ポリエチレンテレフタレートフィルム
の熱転写層側とポリプロピレンフィルムの光熱変換層側
を密着し、50℃に加熱された一対のニップロール間を5
kg/cm2の加圧条件下にて50cm/分の速度で通過させ
ポリプロピレンフィルムをポリエチレンテレフタレート
フィルム上にラミネートし、本発明の記録材料を作成し
た。
【0069】こうして得られた本発明の記録材料のポリ
プロピレンフィルム側にYMCK4色分解された銀塩フ
ィルムのポジ透過原稿の乳剤面を密着し、真空密着を行
ない、キセノンフラッシュ光源FX-180(理想科学
社製)を用い、0.3J/cm2のエネルギーで原稿側から露光
した。
【0070】次いでポリプロピレンフィルムを剥離する
と、露光された部分の熱転写層がポリプロピレンフィル
ムと同時に除去され、ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム側にポジの画像が形成された。
【0071】さらにポジ画像が形成されたポリエチレン
テレフタレートフィルムの画像側とアート紙を密着し、
90℃に加熱された一対のニップロール間を5kg/cm2の加
圧条件下にて50cm/分の速度で通過させた。ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム上の画像はアート紙に転写さ
れた。
【0072】このような操作をYMCK4色繰り返すこ
とで、アート紙上にフルカラーの画像を形成することが
できた。
【0073】実施例3 厚さ 100μm のポリエチレンテレフタレートフィルム上
に厚さ25μm のアイオノマー樹脂フィルム(三井デュポ
ンポリケミカル社製ハイミラン1707、 VICAT軟化点59
℃)を乾式ラミネートにより離型層として設けた。この
離型層の上に下記組成の分散液を用い、乾燥膜厚20mg/d
m2になるように光熱変換熱転写層を設けた。
【0074】<光熱変換熱転写層組成物> カーボンブラック(MA-100:三菱化成製) 10部 ステアリルアクリレート・メタクリル酸共重合体 20部 パラフィンワックス 10部 アイソパーG 200部 上記光熱変換熱転写層と厚さ6μm のポリプロピレンフ
ィルムを密着し、50℃に加熱された一対のニップロール
間を5kg/cm2の加圧条件下にて50cm/分の速度で通過さ
せポリプロピレンフィルムをポリエチレンテレフタレー
トフィルム上にラミネートし、本発明の熱転写記録材料
を作成した。
【0075】こうして得られた本発明の熱転写記録材料
のポリプロピレンフィルム側に銀塩フィルムのポジ透過
原稿の乳剤面を密着し、真空密着を行ない、キセノンフ
ラッシュ光源FX-180(理想科学社製)を用い、0.3
J/cm2のエネルギーで原稿側から露光した。次いでポリ
プロピレンフィルムを剥離すると、露光された部分の光
熱変換層がポリプロピレンフィルムと同時に除去され、
ポリエチレンテレフタレートフィルム側にポジの画像が
形成された。
【0076】さらにポジ画像が形成されたポリエチレン
テレフタレートフィルムの画像側と砂目立て親水化処理
された0.24mm厚のアルミ板の砂目側を密着し、90℃に加
熱された一対のニップロール間を5kg/cm2の加圧条件下
にて30cm/分の速度で通過させた。ポリエチレンテレフ
タレートフィルム上の画像はアルミ板に転写された。
【0077】得られたアルミ板は、平版印刷版としてオ
フセット印刷機にかけて印刷が可能であった。
【0078】実施例4 実施例1〜3おいて、剥離支持体上に下記組成の断熱層
塗布液を乾燥後の重量が5mg/dm2となるように塗布して
同様に画像形成を行ったところ、解像力に優れたより良
好な画像が形成された。
【0079】<断熱層塗布液> 12.5%ポリメチルメタクリレート粒子水分散液 (平均粒径10μm) 1部 5%ポリビニルアルコール水溶液 10部 水 10部
【0080】実施例5 実施例1において、支持体と離型層の間に下記組成の熱
軟化層を乾燥膜厚20mg/dm2になるように設け、同様に画
像形成を行ったところ、同様に良好な画像が形成され、
さらに形成されたポリエチレンテレフタレートフィルム
の上の画像側とアート紙を密着し、90℃に加熱された一
対のニップロール間を5Kg/cm2の加圧条件下にて50cm/
分の速度で通過させた。ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム上の画像はアート紙に転写された。
【0081】<熱軟化層組成物> エチレンエチルアクリレート共重合樹脂 (EVAFLEX-EEA A-709 EA 含有率35% VICAT軟化点23℃以下 : 三井デュポンポリケミカル社製) 10部 THF 20部
【0082】実施例6 実施例2おいて、熱転写層と光熱変換層の間に下記組成
の中間層を乾燥重量5mg/dm2になるように設け、同様に
画像形成を行ったところ、色濁りのない鮮明な画像が得
られた。
【0083】<中間層組成物> ポリエステル樹脂(バイロン200:東洋紡製) 10部 シクロヘキサノン 90部
【0084】実施例7 厚さ 100μm のポリエチレンテレフタレートフィルム上
に下記組成の離型層塗布液をワイヤーバーを用いて乾燥
後の重量が10mg/dm2 になるよう塗布した。
【0085】 パラフィンワックスエマルジョン 50部 低分子量ポリエチレン樹脂 50部 この離型層の上に下記組成の分散液を乾燥後の重量が20
mg/dm2 となるように塗布して熱転写層を設けた。
【0086】 シアン顔料水分散液(固形分50%) 20部 パラフィンワックスエマルジョン 20部 エチレン酢酸ビニル共重合体エマルジョン 20部 この熱転写層の上に厚さ8μmのポリカーボネートフィ
ルムを積層(溶融押出法)した。次いでポリカーボネー
トフィルム上に下記組成の塗布液をワイヤーバーを用い
て乾燥後の重量が10mg/dm2となるように塗布
し、光熱変換層を形成した。
【0087】 カーボンブラックメチルエチルケトン分散液(固形分40%) 50部 ポリエステル樹脂 50部 この記録材料の光熱変換層側にネガ透過原稿を重ね、真
空密着し、キセノンフラッシュ光源FX−180(理想
科学工業社製)を用い、0.3J/cm2 のエネルギ−で原稿
側より露光した。
【0088】次いで剥離支持体を剥離すると、露光され
た部分の熱転写層が剥離支持体と同時に除去され、支持
体側にポジ画像が残された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写記録材料の第1の態様を示す断
面図である。
【図2】本発明の熱転写記録材料の第2の態様を示す断
面図である。
【符号の説明】
1:支持体 2:熱転写層 3:光熱変換層 4:剥離支持体 5:離型層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−104881(JP,A) 特開 平1−99877(JP,A) 特開 昭60−225793(JP,A) 特開 平1−158432(JP,A) 特開 昭61−189535(JP,A) 特開 昭48−48137(JP,A) 特開 昭56−77194(JP,A) 特開 昭49−98225(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚み30μm以上500μm以下の支持体
    上に熱転写層、光熱変換層及び溶融押出法もしくはコー
    ティング法によるか又はラミネートされた剥離支持体を
    この順に有する熱転写記録材料であって、該剥離支持体
    は厚み1μm以上20μm以下で前記熱転写層及び光熱
    変換層と共に前記支持体から剥離する性質を有し、かつ
    熱転写層及び光熱変換層から剥がれることがない性質を
    有することを特徴とする熱転写記録材料。
  2. 【請求項2】厚み30μm以上500μm以下の支持体
    上に熱転写層、溶融押出法もしくはコーティング法によ
    るか又はラミネートされた剥離支持体及び光熱変換層を
    この順に有する熱転写記録材料であって、該剥離支持体
    は厚み1μm以上20μm以下で前記熱転写層及び光熱
    変換層と共に前記支持体から剥離する性質を有し、かつ
    熱転写層及び光熱変換層から剥がれることがない性質を
    有することを特徴とする熱転写記録材料。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の熱転写記録材料を
    剥離支持体側より高照度光で露光し、該剥離支持体を剥
    離すると同時に熱転写層の露光された部分を支持体側よ
    り除去することを特徴とする熱転写画像の形成方法。
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