JP3125713U - 自動化貼り付けが可能な両面テープ - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルム片を断続させた設計で複数の小さく分断された部分で構成し、自動化機械設備で両面テープを下方向に押し当て、小さく分断された前記フィルム片を固定物に貼り付けて自動的に貼り付けを行うことができる、自動化貼り付けが可能な両面テープの提供。
【解決手段】本考案の自動化貼り付けが可能な両面テープは、断続した設計で一定の適切な長さごとに間隔を設けたフィルム片と、前記フィルム片の上下表面にそれぞれ設けた2つの粘着剤層と、前記フィルム片上表面の前記粘着剤層に貼り合わせられた離型紙を含み、そのうち、前記離型紙は前記フィルム片上方に位置し、連続した設計を採用し、これにより、自動化機械設備で両面テープを下方向に押し当て、小さく分断されたフィルム片を固定物に貼り付けて自動化貼り付けという目的を達する。
【選択図】図4

Description

本考案はテープに関し、詳細には、自動化方式でテープを固定物上に貼り付けることができる、自動化貼り付けが可能な両面テープに関する。
従来の両面テープは主にフィルム片、2つの粘着剤層及び離型紙から構成される。そのうち、前記2つの粘着剤層は前記フィルム片の上下表面にそれぞれ塗布され、前記フィルム片の両面に粘着性を持たせている。この粘着剤層を塗布したフィルム片の両面に離型紙を貼り合わせ、巻き取って1つの巻きテープを形成している。
図1及び図2に従来の両面テープの切断時の状態を示す立体図及び離型紙を剥がすときの状態を示す立体図をそれぞれ示す。従来の両面テープ1は連続した長細い形状であるため、使用時には使用者がはさみやナイフでテープを適切な長さに切る必要があるため、その利便性に限りがある。このほか、前記フィルム片11と離型紙12の両者は全体がぴったりと貼り合わされているため、使用者が剥がすときにフィルム片11及び離型紙12の境目が分別しにくく、分離に時間がかかり、目が疲れる。
図3に従来のシート型の両面テープを示す。このような両面テープ2の離型紙22及びフィルム片21はシート状であり、離型紙22が粘着剤層を塗布したフィルム片21に貼り合わせられた後、さらにその上に複数本の分断線23が設けられている。このような両面テープ2は、長さが大体において使用者の必要な規格であるため、分断線23に沿って必要な本数のテープをシートから分離するだけでよい。これにより、上述の従来の両面テープ1のようにはさみを利用して切断しなければならないという不便さを回避することができる。しかしながら、両面テープ2の形態がシート状を呈するため、空間を占用しやすい。且つ、このような両面テープ2のフィルム片21と離型紙22の両者はやはり全体がぴったりと貼り合わされており、剥がすときにやはり時間がかかり、目が疲れるという問題がある。
このように、従来の両面テープは、フィルム片が連続した長細い形状であり、貼り付けるときにはさみで切断する必要があったり、或いはその形状が水平なシート状であり、離型紙がフィルム片の上下両側に位置するため、自動化設備で直接下方向へ押し当てて固定物に貼り付けることができず、現今の施工自動化の傾向に合わないものとなっている。
このため、本考案は従来の技術的な不便さを解決し、自動的に貼り付けることができる両面テープをいかに提供するかを積極的に探るものである。
上述の従来方式の各欠点に鑑みて、本考案の考案者はその不完全さに感じ入り、その関連産業における長年の経験に基づき研究を重ね、機械設備を利用して自動的に固定物上に貼り付けることができる両面テープの開発に至ったものである。
本考案の主な目的は、フィルム片を断続させた設計で複数の小さく分断された部分で構成し、これにより自動化機械設備で両面テープを下方向に押し当て、小さく分断されたフィルム片を固定物に貼り付けて自動的に貼り付けを行うことができる、自動化貼り付けが可能な両面テープを提供することにある。
上述の目的を達するため、本考案の自動化貼り付けが可能な両面テープは、断続した設計で一定の適切な長さごとに間隔を設けたフィルム片と、前記フィルム片の上下表面にそれぞれ設けた2つの粘着剤層と、前記フィルム片上表面の前記粘着剤層に貼り合わせられた離型紙を含み、そのうち、前記離型紙は前記フィルム片上方に位置し、連続した設計を採用し、これにより、自動化機械設備で両面テープを下方向に押し当て、小さく分断されたフィルム片を固定物に貼り付けて自動化貼り付けという目的を達する。
以下、本考案の目的、特徴及び効果についてより理解を促すため、具体的な実施例と図面に基づき、本考案をより詳細に説明する。
図4に本考案の両面テープの構造を示す側面図、図5に本考案の立体斜視図をそれぞれ示す。
これらの図からはっきりと分かるように、自動化貼り付けが可能な両面テープ4は、フィルム片41と、2つの粘着剤層42と、離型紙43を含み、前記フィルム片41は断続した設計で、一定の適切な長さごとに間隔411を備え、この長さは使用者の必要に応じ適切に設定するものとし、前記粘着剤層42は前記フィルム片41の上下表面にそれぞれ設けられ、塗布または粘着方式で前記フィルム片41の表面に固定され、2つの表面共に粘着性を形成し、前記離型紙43は連続した設計を採用し、フィルム片41上表面の粘着剤層42に貼り合わせられ、前記フィルム片41の上方に位置し、前記離型紙43とフィルム片41を貼り合わせた後、ロール状に巻き取ることができ、巻き取ったとき前記フィルム片41が前記離型紙43の内側に位置する。
図6、図7、図8に本考案の両面テープを自動化機械設備で固定物上に貼り合わせる手順1、手順2、手順3をそれぞれ示す。本考案の自動化貼り付けが可能な両面テープ4は物体と物体の間を貼り合わせるためのインターフェースとすることができ、バックライトモジュールやノートブックコンピュータ及びその他あらゆる貼り合わせが必要な領域に適用することができる。図に示すように、フィルム片41の間隔411の無粘着剤区域により、フィルム片41は一定長さの複数の分断された部分から構成される。このため、自動化機械設備44を利用して、自動化貼り付けが可能な両面テープ4を動かし、自動的に固定物上に貼り付けることができる。自動化機械設備44で両面テープ4を引き出し、フィルム片41の分断された一部分と固定物の位置を合わせ(図6参照)、自動化機械設備44の押し当て部441が下方向に固定物に対して押し当てられると、フィルム片41が固定物上に貼り付けられ(図7参照)、自動化機械設備44の押し当て部441が上方向に移動すると、フィルム片41がすでに固定物上に貼り付けられた状態となり、且つ、離型紙43がすでにフィルム片41から剥がされた状態となる。自動化機械設備44は両面テープ4をさらに外側へ向かって一定長さ引き出し、分断された一部分のフィルム片41と新たに設置された固定物の位置を合わせ、再度自動化貼り付け動作を繰り返し行う。
上述のように、本考案の自動化貼り付けが可能な両面テープ4は巻き取ることができるため、従来のシート状の両面テープにおける空間を占用してしまうという問題を解決することができる。また、本考案のフィルム片41は間隔411が設けられており、分断された複数の小さな部分から成るため、自動化機械設備44が下方向に押し当て動作を行うと、フィルム片41の分断された一部分のみが固定物上に貼り付けられ、前記間隔411の設計により従来のようにはさみを利用して両面テープを切断しなければならないという問題を解決することができる。特に、前記間隔411の設計により、フィルム片41と離型紙43は全体が重なった状態ではないため、従来の両面テープの離型紙を剥がしにくいという問題を回避することができる。このほか、本考案のフィルム片41は一定長さの複数
の分断された小さな部分から構成されるため、自動化機械設備44でこの小さく分断された一部分を固定物上に押し当てることで自動化貼り付けの目的を達することができる。
従来の両面テープ切断時の状態を示す立体図である。 従来の両面テープの離型紙を剥がすときの状態を示す立体図である。 従来のシート状両面テープの立体図である。 本考案の両面テープの側面図である。 本考案の両面テープの立体斜視図である。 本考案の両面テープを自動化機械設備で固定物上に貼り付ける手順1を示す立体図である。 本考案の両面テープを自動化機械設備で固定物上に貼り付ける手順2を示す立体図である。 本考案の両面テープを自動化機械設備で固定物上に貼り付ける手順3を示す立体図である。
符号の説明
1…両面テープ、11…フィルム片、12…離型紙、2…両面テープ、21…フィルム片、22…離型紙、23…分断線、4…自動化貼り付けが可能な両面テープ、41…フィルム片、411…間隔、42…粘着剤層、43…離型紙、44…自動化機械設備、441…押し当て部

Claims (3)

  1. フィルム片と、2つの粘着剤層と、離型紙を含み、そのうち、前記フィルム片が断続した設計であり、一定の適切な長さごとに間隔が設けられ、前記2つの粘着剤層は前記フィルム片の上下表面にそれぞれ設けられ、前記離型紙は前記フィルム片の上表面の前記粘着剤層に貼り合わせられ、フィルム片上方に位置し、前記離型紙は連続した設計であることを特徴とする、自動化貼り付けが可能な両面テープ。
  2. 前記離型紙とフィルム片を貼り合わせた後、ロール状に巻き取ることができる、請求項1に記載の自動化貼り付けが可能な両面テープ。
  3. 前記フィルム片の適切な長さが使用者の必要に応じ設定される、請求項1に記載の自動化貼り付けが可能な両面テープ。
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