JP3124842U

JP3124842U - Ｕｓｂフラッシュメモリ装置

Info

Publication number: JP3124842U
Application number: JP2006004766U
Authority: JP
Inventors: ホーリン−レイ; リンユー−チャン
Original assignee: シリコンパワーコンピューターアンドコミュニケーションズインコーポレイテッド
Priority date: 2005-12-07
Filing date: 2006-06-19
Publication date: 2006-08-31
Anticipated expiration: 2016-06-19
Also published as: TWM292774U; US20070127219A1; US7307849B2

Abstract

【課題】ＵＳＢコネクタを収納する機能を備えるだけでなく、ＵＳＢコネクタを飛び出させる機能も兼備えた操作が簡便なＵＳＢフラッシュメモリ装置を提供する。
【解決手段】プリント回路基板１１０は、ＵＳＢフラッシュメモリ装置の記憶機能を備える。プリント回路基板１１０は、データを記憶するフラッシュメモリ１１２と、コンピュータと通信するためのインターフェイスであるコネクタ１０６とを備える。プリント回路基板１１０は、収納室１１４内に固定される。収納室１１４は、弾性ラッチ１１８及び一組の翼形ラッチ１１６ａ、１１６ｂを備える。スプリング１１９及び収納室１１４は、中部ハウジング１２２内に組み入れられる。収納室１１４は、中部ハウジング１２２内でスライドし、中部ハウジング１２２の開口１２２ａにより伸縮する機能を有する。
【選択図】図３

Description

本考案は、記憶装置に関し、特にユニバーサル・シリアル・バスのフラッシュメモリ記憶装置に関する。

フラッシュメモリの製造技術の発展に伴い、大容量のフラッシュメモリが記憶装置へ大量に応用されている。特に現在市販されているＵＳＢフラッシュメモリやサムドライブなどの製品には、記憶容量が大きいフラッシュメモリが応用され、記憶装置の体積は親指大のサイズにまで縮小されている。

現在、ＵＳＢフラッシュメモリのインターフェイスには、ユニバーサル・シリアル・バス（Universal Serial Bus：ＵＳＢ）が多く用いられている。そして、このＵＳＢフラッシュメモリ装置のハウジングには、使用していない時にＵＢＳコネクタを塵から守るカバーが一般に含まれている。

しかし、ＵＳＢフラッシュメモリ装置を使用する時（例えば、ＵＳＢコネクタをコンピュータコネクタへ挿入する時）、そのカバーをコンピュータ近くに放置すると、サイズが小さいために紛失してしまうことがよくあった。そして、ＵＳＢフラッシュメモリ装置のカバーが無くなると、ＵＳＢコネクタを塵から保護することができなくなった。

本考案の目的は、ＵＳＢコネクタを収納する機能を有するＵＳＢフラッシュメモリ装置を提供することにある。

上述の目的を達成するため、本考案はＵＳＢフラッシュメモリ装置を提供する。このＵＳＢフラッシュメモリ装置のハウジングは、開口、弾性構造及びハウジング表面から突出した一組のスイッチを有する。このスイッチは、ハウジングの一部であり、その厚みはハウジングよりも薄く弾性回復力を提供する。ＵＳＢフラッシュメモリ装置のプリント回路基板は、その上にフラッシュメモリ及びＵＳＢコネクタが配置されている。収納室は、弾性ラッチ及び一組の翼形ラッチを有する。そして、この収納室によりＵＳＢフラッシュメモリ装置のハウジング内にプリント回路基板を固定して組み入れる。収納室はハウジング内でスライドし、ＵＳＢコネクタをハウジングから押し出したりハウジングへ収納したりする。ＵＳＢコネクタが中部ハウジングの開口から押し出されると、翼形ラッチはスイッチの内側表面にある凹部に当たり、コネクタがハウジングへ押し戻されることを防ぐ。ＵＳＢコネクタがハウジング内に収納されると、弾性ラッチは、弾性構造の下部表面にある凹部に当たる。スプリングが、収納室とハウジングとの間に固定され、ＵＳＢコネクタを押し出す駆動力を提供する。ハウジングは、弾性構造に対応するボタンを有し、ボタンが押されると、弾性ラッチは弾性構造の下表面にある凹部から外れる。ＵＳＢコネクタを収納するときは、先ずスイッチを押す。翼形ラッチを内側に曲げてスイッチの凹部から外し、ＵＳＢコネクタを押して開口へ戻し、弾性ラッチを押して弾性構造の下表面にある凹部に当てる。

本考案のＵＳＢフラッシュメモリ装置は、ＵＳＢコネクタを収納する機能を備えるだけでなく、ＵＳＢコネクタを自動的に押し出す機能も兼備えているため、ＵＳＢフラッシュメモリ装置の操作がより簡便となる。

以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
図１の（Ａ）は、本考案の好適な一実施形態によるＵＳＢフラッシュメモリ装置（ＵＳＢコネクタがハウジング外に延伸された状態）を示す平面図である。図１の（Ｂ）は、本考案の一実施形態によるＵＳＢフラッシュメモリ装置を示す側面図である。図１の（Ａ）及び（Ｂ）は、ＵＳＢフラッシュメモリ装置１００の使用状態（ＵＳＢコネクタがハウジング外に延伸された状態）を示す。ＵＳＢフラッシュメモリ装置１００のＵＳＢコネクタ１０６をコンピュータのコネクタへ挿入し、コンピュータのデータにアクセスする。そして、ユーザがＵＳＢフラッシュメモリ装置１００上にある一組のスイッチ１０４ａ、１０４ｂを押すと、ＵＳＢコネクタ１０６はＵＳＢフラッシュメモリ装置のハウジング内に引き込まれる。

図２は、本考案の好適な一実施形態によるＵＳＢフラッシュメモリ装置（ＵＳＢコネクタがハウジング内に収納された状態）を示す平面図である。図２は、ＵＳＢフラッシュメモリ装置１００の未使用状態（ＵＳＢコネクタがハウジング内に収納された状態）を示す。ユーザがＵＳＢフラッシュメモリ装置１００上にあるボタン１０２を押すと、その中にあるＵＳＢコネクタが自動的に押し出され、図１の（Ａ）及び（Ｂ）に示すような状態となる。

図３は、本考案の好適な一実施形態によるＵＳＢフラッシュメモリ装置を示す分解斜視図である。プリント回路基板１１０は、ＵＳＢフラッシュメモリ装置の記憶機能を備える。プリント回路基板１１０は、データを記憶するフラッシュメモリ１１２と、コンピュータと通信するためのインターフェイスであるコネクタ１０６とを備える。プリント回路基板１１０は、収納室１１４内に固定されている。この収納室１１４は、弾性ラッチ１１８及び一組の翼形ラッチ１１６ａ、１１６ｂを備える。スプリング１１９及び収納室１１４は、中部ハウジング１２２内に組み入れられる。収納室１１４は、中部ハウジング１２２内でスライドし、中部ハウジング１２２の開口１２２ａにより伸縮を行う。中部ハウジング１２２は、弾性構造１２６及びハウジングの表面から突出した一組のスイッチ１０４ａ、１０４ｂを有する。この一組のスイッチ１０４ａ、１０４ｂは、フレームの一部であり、その厚みはフレームよりも薄く、弾性回復力を有する。言い換えると、ユーザがスイッチ１０４ａ、１０４ｂを押すだけで、スイッチのハウジング厚みを元の形状に回復することができる。中部ハウジング１２２は、弾性構造１２６及びスイッチ１０４ａ、１０４ｂの弾性回復力を提供するため、ＡＢＳ（アクロルニトリルブタジェンスチレン）樹脂を原料に用いてもよい。プリント回路基板１１０及び収納室１１４をそれぞれ中部ハウジング１２２に組み合わせてから、上部ハウジング１２０ａ及び下部ハウジング１２０ｂを中部ハウジング１２２の上下部に接合する。上部ハウジング１２０ａは、そのボタン延伸部１０２ａをハウジングに組み合わせるボタン１０２をさらに含む。

図４は、本考案の好適な一実施形態によるＵＳＢフラッシュメモリ装置（ＵＳＢコネクタがハウジングの外に延伸された状態）を示す断面図（図１の（Ａ）の線Ｃ−Ｃ’に沿った断面図）である。図４は、ＵＳＢフラッシュメモリ装置１００の使用態様（ＵＳＢコネクタがハウジングの外に延伸された状態）、つまりコネクタ１０６がハウジングの外に延伸された状態を示す断面図である。収納室１１４の弾性ラッチ１１８は、弾性構造１２６の下表面の凹部から外れた状態である。スプリング１１９の一方の端部は、中部ハウジング１２２のスプリングホルダー１１７上に固定され、スプリング１１９の他方の端部は収納室１１４に接続される。

図５は、本考案の好適な一実施形態によるＵＳＢフラッシュメモリ装置（ＵＳＢコネクタがハウジングの外に延伸された状態）を示す断面図（図１の（Ｂ）の線Ｄ−Ｄ’に沿った断面図）である。図４は、ＵＳＢフラッシュメモリ装置１００の使用態様（ＵＳＢコネクタがハウジングの外に延伸された状態）、つまりコネクタ１０６がハウジングの外に延伸された状態を示す断面図である。使用時にＵＳＢフラッシュメモリ装置のＵＳＢコネクタ１０６が中部ハウジング１２２内に押し込まれることを防ぐため、収納室１１４上にある翼形ラッチ１１６ａ、１１６は、外側に開いて中部ハウジング１２２の一組のスイッチ１０４ａ、１０４ｂの内側表面にある凹部に当たる。反対に、ユーザがＵＳＢコネクタ１０６を収納するときは、スイッチ１０４ａ、１０４ｂを押し、一組の翼形ラッチ１１６ａ、１１６ｂを内側に曲げてスイッチ１０４ａ、１０４ｂの凹部から外す。

図６は、本考案の好適な一実施形態によるＵＳＢフラッシュメモリ装置（ＵＳＢコネクタがハウジング内に収納された状態）を示す断面図（図２の線Ｅ−Ｅ’に沿った断面図）である。ＵＳＢコネクタ１０６を収納するときは、先ずスイッチ１０４ａ、１０４ｂを押す。そして一組の翼形ラッチ１１６ａ、１１６ｂを内側に曲げてスイッチ１０４ａ、１０４ｂの凹部から外し（図５参照）、ＵＳＢコネクタ１０６を押して開口内に戻し、弾性ラッチ１１８を弾性構造１２６の下表面にある凹部に当てる。この際に、スプリング１１９の圧縮によりためられたＵＳＢコネクタ１０６のエネルギーは、ユーザがボタン１０２を押したときに放出され、コネクタ１０６を自動的に飛び出させる。

上述の実施形態から分かるように、本考案のＵＳＢフラッシュメモリ装置は、ＵＳＢコネクタを収納する機能を備えるだけでなく、ＵＳＢコネクタを飛び出させる機能も兼備えるため、ＵＳＢフラッシュメモリ装置の操作がより簡便となる。

本考案では好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではなく、当該技術を熟知するものなら誰でも、本考案の主旨と領域を脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って本考案の保護の範囲は、実用新案登録請求の範囲で指定した内容を基準とする。

（Ａ）は本考案の好適な一実施形態によるＵＳＢフラッシュメモリ装置（ＵＳＢコネクタがハウジングの外に延伸された状態）を示す平面図である。（Ｂ）は本考案の好適な一実施形態によるＵＳＢフラッシュメモリ装置（ＵＳＢコネクタがハウジングの外に延伸された状態）を示す側面図である。本考案の好適な一実施形態によるＵＳＢフラッシュメモリ装置（ＵＳＢコネクタがハウジング内に収納された状態）を示す平面図である。本考案の好適な一実施形態によるＵＳＢフラッシュメモリ装置を示す分解斜視図である。本考案の好適な一実施形態によるＵＳＢフラッシュメモリ装置（ＵＳＢコネクタがハウジングの外に延伸された状態）を示す断面図（図１の（Ａ）の線Ｃ−Ｃ’に沿った断面図）である。本考案の好適な一実施形態によるＵＳＢフラッシュメモリ装置（ＵＳＢコネクタがハウジングの外に延伸された状態）を示す断面図（図１の（Ｂ）の線Ｄ−Ｄ’に沿った断面図）である。本考案の好適な一実施形態によるＵＳＢフラッシュメモリ装置（ＵＳＢコネクタがハウジング内に収納された状態）を示す断面図（図２の線Ｅ−Ｅ’に沿った断面図）である。

符号の説明

１００ＵＳＢフラッシュメモリ装置
１０２ボタン
１０２ａボタン延伸部
１０４ａスイッチ
１０４ｂスイッチ
１０６ＵＳＢコネクタ
１１０プリント回路基板
１１２フラッシュメモリ
１１４収納室
１１６ａ翼形ラッチ
１１６ｂ翼形ラッチ
１１７スプリングホルダー
１１８弾性ラッチ
１１９スプリング
１２０ａ上部ハウジング
１２０ｂ下部ハウジング
１２２中部ハウジング
１２２ａ開口
１２６弾性構造

Claims

中部ハウジング、プリント回路基板、収納室、スプリング、上部ハウジング及び下部ハウジングを備えるＵＳＢフラッシュメモリ装置であって、
前記中部ハウジングは、開口、弾性構造及びハウジング表面から突出した一組のスイッチを有し、該スイッチは前記中部ハウジングの一部であり、前記スイッチの厚みは前記中部ハウジングよりも薄く、弾性回復力を提供し、
前記プリント回路基板は、その上にフラッシュメモリ及びＵＳＢコネクタが配置され、
前記収納室は、弾性ラッチ及び一組の翼形ラッチを有し、前記収納室により前記中部ハウジング内に前記プリント回路基板を固定し、前記収納室は前記中部ハウジング内でスライドして前記ＵＳＢコネクタの伸縮を行い、前記ＵＳＢコネクタが前記中部ハウジングの前記開口から押し出されると、前記翼形ラッチが前記スイッチの内側表面にある凹部に当たり、前記ＵＳＢコネクタが前記中部ハウジング内に収納されると、前記弾性ラッチは、前記弾性構造の下部表面にある前記凹部に当たり、
前記スプリングは、前記収納室と前記中部ハウジングとの間に固定され、前記ＵＳＢコネクタの駆動力を提供し、
前記上部ハウジングは、前記中部ハウジング上に組み合わされ、前記上部ハウジングは、前記弾性構造に対応するボタンを有し、該ボタンが押されると、前記弾性ラッチが前記弾性構造の下表面にある前記凹部から外れ、前記スプリングの駆動により前記ＵＳＢコネクタを前記中部ハウジングの前記開口外へ押し出し、
前記下部ハウジングは、前記中部ハウジングの下方へ組み合わさることを特徴とするＵＳＢフラッシュメモリ装置。
前記中部ハウジングは、ＡＢＳ樹脂からなることを特徴とする請求項１に記載のＵＳＢフラッシュメモリ装置。
前記ＵＳＢコネクタを収納するときは、前記スイッチを押して前記翼形ラッチを内側へ曲げ、前記スイッチの内側にある前記凹部から外し、前記ＵＳＢコネクタを前記開口内へ押し入れ、前記弾性構造の下部表面にある前記凹部に当てることを特徴とする請求項１に記載のＵＳＢフラッシュメモリ装置。