JP3124795B2 - リモコン受信装置 - Google Patents

リモコン受信装置

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JP3124795B2
JP3124795B2 JP03200976A JP20097691A JP3124795B2 JP 3124795 B2 JP3124795 B2 JP 3124795B2 JP 03200976 A JP03200976 A JP 03200976A JP 20097691 A JP20097691 A JP 20097691A JP 3124795 B2 JP3124795 B2 JP 3124795B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光線を通信キャリア(c
arrier) として使用したリモコン(リモートコントロー
ル:remote control) 用の受信装置に関する。尚、具体
的には赤外線リモコン受信装置に関する。
【0002】赤外線を使用したリモコン装置(リモコン
送信装置とリモコン受信装置)は、離れた場所に位置す
る装置をリモートコントロールすることが可能であるた
め、優れて便利である。例えば、AV(audio-video)機
器の操作においては日常生活上で欠かせない装置となっ
ている。
【0003】しかし、この便利なリモコン装置も、光線
をキャリアとして使用しているが為の短所を有してい
る。すなわち、ノイズ源となる外来光が極めて多いこと
である。つまり、外来光はリモコン信号にノイズを与
え、リモコン装置の誤動作を生じさせる。
【0004】他方、リモコン装置の誤動作は、リモート
コントロールの安全性を確保する上で存在してはならな
い事象である。すなわち、場合によっては被制御機器の
損傷や人命に危害を与える等の致命的な結末を招きかね
ない。
【0005】そのため、外来光に対してノイズ耐性の強
固なリモコン受信装置が求められている。
【0006】
【従来の技術】(1)赤外線リモコン受信装置 赤外線を通信キャリアとして情報の伝送を行う場合は、
先ず高周波信号(例えば、38KHz)を伝送したい情報によ
って変調しておき、次に該被変調波信号で赤外線を変調
する。ちなみに、赤外線の変調は振幅変調で行うことが
一般的である。尚、リモコン用の制御コード(code)を伝
送する場合においては、高周波信号の変調も振幅変調で
行っている。
【0007】すなわち、前記の高周波信号は、制御コー
ドを伝送する為の第2のキャリアである。
【0008】図5は、赤外線リモコンとその受信装置を
説明する図で、(a)はリモコン受信装置のブロック図、
(b)は制御コード信号の例を示す波形図、である。
【0009】同図中の送信装置1は、赤外線をキャリア
として制御コードを送信する装置であり、受信装置2
は、受信した赤外線から変調された第2のキャリアを抽
出し、復調・デコードによって制御コードから制御出力
信号(デコード出力)D1,D2,D3, ・・・を出力する。
【0010】すなわち、フォトトランジスタ等の受光素
子で構成された受光部3では、受光した赤外線を電気信
号へ変換する。その結果、第2のキャリアすなわち制御
コードで変調された高周波信号が得られる。
【0011】続いて、選択増幅部4では第2のキャリア
周波数のみを選択的に増幅し、復調/波形整形部5で制
御コードを復調し、該復調信号をシェープファクタ(sh
arpfactor) の高い波形に整形する。
【0012】そして、その制御コード信号をデコード部
6でデコード(decode)し、該制御コードに対応した制御
出力信号D1,D2,D3, ・・・を出力する仕組みである。
【0013】ちなみに、図5(b) は復調・波形整形され
た制御コード信号の例であり、時刻t1〜時刻t2と時刻t3
〜時刻t4そして時刻t5〜時刻t6の期間は"L"レベル、時
刻t2〜時刻t3と時刻t4〜時刻t5の期間は"H" レベルであ
る。
【0014】(2)ノイズ光による影響とその対策 1)外来光による妨害 赤外線リモコン装置が、通信キャリアとして赤外線を使
用している以上、外来光による妨害すなわちノイズは避
けられない。自然界および人間社会にあっては、太陽光
や照明光等々の光線が溢れている。
【0015】すなわち、それらの外来光が受光部3で一
緒に受光される結果、必要とする情報すなわち制御コー
ド信号以外のノイズ信号が混入する。そして、該ノイズ
信号が制御コード信号を歪曲してデコード部6のデコー
ド作業にエラーを与えるのである。
【0016】図6は、外来光が赤外線リモコン装置に与
える影響を説明する図で、(a) は妨害モデル図、(b) は
正しい制御コード信号例の波形図、(c) はノイズの混入
した制御コード信号例の波形図、である。
【0017】また、図7は、蛍光灯の分光分布特性を説
明する図で、(a) は昼光色の蛍光灯の例であり、(b) は
白色の蛍光灯の例である。
【0018】すなわち、図6(a) に示すように、赤外線
リモコン装置(送信装置1および受信装置2)にとって
最大のノイズ源は蛍光灯7の蛍光である。そして、特に
フリッカノイズ(flicker noise) の影響が大きい。ま
た、蛍光灯7の蛍光は、可視光以外に赤外線のスペクト
ル成分も含んでいる。
【0019】例えば、リモコン装置に使用される波長帯
はλ=900nm 程度の波長帯である。他方、蛍光灯7の蛍
光波長は、概ね 400nm〜700nm の可視光の波長帯におよ
んでいるが、700nm 以上の波長帯にもそのスペクトルは
分布している。(図7(a)(b)参照)
【0020】そして、これらの外来光による妨害は、制
御コード信号で観測すると図6(c)に示すように現れ
る。尚、図6(b) が正しい制御コード信号である。
【0021】すなわち、時刻 t13〜時刻 t14の期間およ
び時刻 t16〜時刻 t17の期間は、正しくは"H" レベルで
なければならないのである。
【0022】2)ノイズ光対策 そこで、このような外来光によるエラーを防止するた
め、次のような対策が行われている。
【0023】リモコン受信装置の受光部に、キャリア
つまり赤外線だけを透過するフィルタを設ける。すなわ
ち、キャリア以外の不要な光を除去する。
【0024】強力な制御コードを用いる。すなわち、
ノイズ耐性の高いコードを使用する。
【0025】同一の制御コードを複数回送信し、受信
装置でそれらのコードが少なくとも2回以上に渡って一
致した場合に当該コードを確定してデコードする。すな
わち、再現性のある受信出力を正しいコードとして確定
することによって、ノイズを含んだコードは不採用とす
る。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のノイズ
光対策は、次のような問題を有している。
【0027】赤外線だけを透過するフィルタを設けた
としても、当該波長に該当する外来光はノイズ光として
そのまま受光される。
【0028】強力な制御コードを使用したとしても、
ノイズ光の影響は完全に排除できない。すなわち、制御
コードを上回る強力なノイズには効果が低い。
【0029】同一の制御コードを複数回送信する方法
は、制御開始迄の時間が冗長となり、リアルタイム制御
には向かない。また、オペレータの操作感に煩わしさを
与える。
【0030】本発明の技術的課題は、光線を使用したリ
モコン装置における以上のような問題を解消し、リモコ
ン受信装置でノイズを除去できるようにすることによっ
て、ノイズ耐性が強固で誤動作の無いリモコン受信装置
を実現することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明する図で、(a)は光線のスペクトラムと光学フィル
タの特性との関係を示す図、(b) はリモコン受信装置の
基本ブロック図、(c)(d)(e)はリモコン受信装置の作動
を説明する波形図、である。
【0032】尚、図1(c)(d)(e) の時間軸は同一時間で
あり、(c) は受信部2aの出力信号、(d) は受信部2dの出
力信号、(e) はゲート部9の出力信号である。
【0033】本発明は、外来光(ノイズ光)の影響を専
用の受信部で別途検出し、キャリア(光線)を受信・復
調して得られた制御コード信号中のノイズを打ち消すと
ころに特徴がある。
【0034】(1)リモコン受信装置の基本的構成 次の〜の構成要件を備えるように構成する。
【0035】リモコン用光線 SC の波長λ3 帯の光線
を透過させるキャリア用の光学フィルタF2
【0036】前記のキャリア用光学フィルタ F2
透過した光線を受信・復調する制御コード用の受信部2b
【0037】リモコン用光線 SC の波長λ3 帯以外の
外来光 SF を透過させる外来光用の光学フィルタF1
【0038】前記の外来光用光学フィルタ F1 を透
過した光線を受信・復調するノイズ用の受信部2a
【0039】前記の制御コード用受信部の出力信号
を通過させると共に、前記のノイズ用受信部の出力信
号及び前記の制御コード用受信部の出力信号がともに
アクティブである場合、前記の制御コード用受信部の
出力信号を遮断し、前記の制御コード用受信部の出力
信号の直前の状態を維持した信号を出力するゲート部9
【0040】前記のゲート部9の出力信号をデコー
ドするデコード部6
【0041】 (2)赤外線を使用したリモコン受信装置の構成 前記(1)の基本的構成を、通信キャリアとして赤外線
に限定した構成である。
【0042】すなわち、赤外線を通信キャリアとして制
御用コード信号の送受信を行う装置であって、光学フィ
ルタF2,F1 の特性を次ののように選定して構成す
る。
【0043】キャリア用光学フィルタ F2 の透過波長
帯を当該赤外線 SC の波長λ3 帯とする 。
【0044】外来光用光学フィルタ F1 の透過波長帯
を蛍光灯の蛍光スペクトル SF が透過できる波長帯とす
る。
【0045】
【作用】(1)基本的構成のリモコン受信装置 光学フィルタF2を介して受信部2bで受信・復調した信号
は、波長λ3 のリモコン用光線による信号すなわち制御
コード信号である。しかし、その信号には、例えば図1
(d) に例示するようなノイズ信号8b(時刻t25 〜時刻
t26)が含まれている。
【0046】他方、光学フィルタF1を介して受信部2aで
受信・復調した信号は、外来光 SF による信号である。
すなわちノイズ光によるノイズ信号であり、該ノイズ信
号は、例えば図1(c) に例示するノイズ信号8a(時刻t
25 〜時刻t26)のように現れる。
【0047】ところで、光線を使用したリモコン受信装
置において最も有害なノイズは、制御コード信号と同じ
ような周期で現れるフリッカ(flicker) 性のノイズであ
る。そして、このフリッカ性のノイズの発生源が同一光
源による場合は、その発光帯域の略全域に渡って同じ確
率で発生する。すなわち、同時性がある。
【0048】そこで、ゲート部9のゲート信号として、
ノイズ用受信部2aの出力信号すなわちノイズ信号8aを用
いることで、制御コード用受信部2bの出力信号すなわち
制御コード信号に含まれるノイズ信号8bを遮断・除去す
ることができる。すなわち、図1(e) に例示するよう
に、時刻t25 〜時刻t26 の期間に存在したノイズ信
号8bを除去できる。
【0049】その結果、デコード部6ではノイズ信号の
無い制御コード信号をデコードすることが可能となり、
外来光 SF をノイズ源とする誤動作が無くなる。
【0050】 (2)赤外線を使用したリモコン受信装置の構成 このリモコン受信装置は、光線すなわちキャリアを赤外
線に限定したリモコン受信装置である。
【0051】赤外線をキャリアとして使用した場合の最
大のノイズ源は蛍光灯の蛍光であり、そのフリッカノイ
ズである。しかし、フリッカノイズは、蛍光灯の蛍光帯
域の全域に渡って略同じ確率で発生する。すなわち、同
時性がある。
【0052】したがって、光学フィルタF2を介して受信
部2bで受信・復調した制御コード信号中のノイズ信号8b
は、光学フィルタF1を介して受信部2aで受信・復調した
ノイズ信号8aをゲート信号として、ゲート部9で除去す
ることができる。
【0053】その結果、デコード部6ではノイズ信号の
無い制御コード信号をデコードすることが可能となり、
リモコン受信装置の誤動作が無くなる。
【0054】
【実施例】次に、本発明によるリモコン受信装置を、実
際上どのように具体化できるかを実施例で説明する。
【0055】(1)構成 図2は、実施例のリモコン受信装置の構成を説明するブ
ロック図である。
【0056】本実施例のリモコン受信装置が、図5に示
した従来の赤外線リモコン受信装置と異なる点は、ノイ
ズ光用のフィルタとキャリア用のフィルタとの2つの光
学フィルタF11,F12 を備えている点と、制御コード用
の受信部とノイズ用の受信部との2系統の受信部を備え
ている点、ゲート部としてR-S F/F(reset-set flip-flo
p)9aを備えている点、である。
【0057】すなわち、2系統の受信部は、受光部3aと
選択増幅部4aおよび復調/波形整形部5aとから成る系統
と、受光部3bと選択増幅部4bおよび復調/波形整形部5b
とから成る系統であり、前者がキャリア受信用の受信部
であり、後者がノイズ光受信用の受信部である。
【0058】つまり、キャリア用受信部(受光部3a,選
択増幅部4a,復調/波形整形部5a)から出力した制御コ
ード信号でセットされたR-S F/F 9a を、ノイズ用受信
部(受光部3b,選択増幅部4b,復調/波形整形部5b)か
ら出力したノイズ信号でリセットすることによって、前
記制御コード信号中に含まれているノイズ信号を除去す
る仕組みである。尚、キャリアは、λ≒900nm の赤外線
である。
【0059】図3は、キャリア受光用に用いる光学フィ
ルタの光線透過率特性を示す図である。すなわち、図2
の光学フィルタF11 の特性である。
【0060】尚、図3に例示した光学フィルタの特性
は、新日鉄化学株式会社製の「エスアロイ A− 126」
の光線透過率特性であり、該光学フィルタの厚さは 3.0
mmで色調はcolor No. BA-91696である。
【0061】すなわち、波長λ≒800nm 以上の赤外線に
おいてはその65%以上を透過するが、該波長より短い波
長の光線は殆ど透過しない特性を有している。
【0062】他方、ノイズ受光用に用いる光学フィルタ
F12 としては、光学機器に一般的に使用されている赤
外線フィルタを使用し、遮断波長λc ≒500nm の赤外線
フィルタを使用した。すなわち、キャリアの赤外線は透
過しない。
【0063】(2)作動 図4は、実施例の受信装置の作動を説明する図で、(a)
〜(d) は各部の波形図、(e) はR-S F/F の作動を説明す
る真理値図表である。
【0064】尚、図4(a) はノイズ用受信部から出力し
たノイズ信号、(b) はリモコン送信装置から送信された
制御コード信号、(c)はキャリア用受信部から出力した
ノイズを含む制御コード信号、(d) はR-S F/F 9a の出
力信号を示している。また、本実施例のリモコン受信装
置のロジック(logic) はロウアクティブ(low-active)で
作動するものとし、(a) 〜(d) の時間軸は同一時間であ
る。
【0065】 1)送信された制御コード信号(図4(b) 参照) 図4(b) に示す制御コード信号の例は、時刻t33 〜時
刻t36 の期間と時刻t41 〜時刻t44 の期間が "L"
レベルである。
【0066】尚、赤外線のリモコン送信装置から送信さ
れるところの、制御コード信号によって変調された赤外
線には、何らのノイズも含まれていない。ノイズは全て
外来光として与えられる。
【0067】2)ノイズ用受信部で受信したノイズ信号
(図4(a) 参照) 図4(a) に例示するノイズ信号は、外来光がリモコン受
信装置に与えるノイズ成分であり、光学的ノイズを電気
信号で捕らえた信号である。すなわち、ノイズ用受信部
で捕らえたノイズ信号である。
【0068】尚、時刻t31 〜時刻t32 の期間と時刻
t34 〜時刻t35 の期間、時刻t3 〜時刻t38
期間、時刻t39 〜時刻t40 の期間、時刻t42 〜時
刻t4 の期間について "L"レベルである。
【0069】3)キャリア用受信部で受信した制御コー
ド信号(図4(c) 参照) 図4(c) に示す受信した制御コード信号の例は、前記
1)の正しい制御コード信号成分の他に、時刻t31
時刻t32 の期間と時刻t37 〜時刻t38 の期間、時
刻t39 〜時刻t40 の期間について "L"レベルであ
り、それらはノイズ信号成分である。
【0070】尚、図4(a) に示すように、時刻t34
時刻t35 の期間と時刻t39 〜時刻t40 の期間につ
いてもノイズ信号は存在するが、当該期間については制
御コード信号もアクティブであるため、ノイズ信号成分
が見かけ上影響を与えていない。
【0071】4)ノイズゲートの作動(R-S F/F の出力
信号:図4(d) 参照) ノイズゲートすなわち図2に示すところのR-S F/F 9a
は、図4(e) の真理値図表にしたがって作動する。尚、
図4(c) に示すキャリア用受信部の出力信号はセット
(S) 信号として入力し、図4(a) に示すノイズ用受信部
の出力信号はリセット(R) 信号として入力している。
【0072】次に、時刻を追って、R-S F/F 9a の作動
を説明する。尚、時刻t31 以前の期間におけるR-S F/
F 9a の(Q) 出力は、図4(d) に示すように "H"レベル
にあるものとする。
【0073】時刻t31 〜時刻t32 の期間 この期間は、セット(S) 入力が "L"レベルであり、リセ
ット(R) 入力も "L"レベルである。したがって、R-S F/
F 9a の(Q) 出力は前の状態(Qn)を維持する。したがっ
て、 "H"レベルである。
【0074】時刻t32 〜時刻t33 の期間 この期間は、セット(S) 入力が "H"レベルであり、リセ
ット(R) 入力も "H"レベルである。したがって、R-S F/
F 9a の(Q) 出力は "H"レベルとなる。
【0075】時刻t33 〜時刻t34 の期間 この期間は、セット(S) 入力が "L"レベルであり、リセ
ット(R) 入力は "H"レベルである。したがって、R-S F/
F 9a の(Q) 出力は "L"レベルとなる。
【0076】時刻t34 〜時刻t35 の期間 この期間は、セット(S) 入力が "L"レベルであり、リセ
ット(R) 入力も "L"レベルである。したがって、R-S F/
F 9a の(Q) 出力は前の状態(Qn)を維持する。したがっ
て、 "L"レベルとなる。
【0077】時刻t35 〜時刻t36 の期間 この期間は、セット(S) 入力が "L"レベルであり、リセ
ット(R) 入力は "H"レベルである。したがって、R-S F/
F 9a の(Q) 出力は "L"レベルとなる。
【0078】時刻t36 〜時刻t37 の期間 この期間は、セット(S) 入力が "H"レベルであり、リセ
ット(R) 入力も "H"レベルである。したがって、R-S F/
F 9a の(Q) 出力は "H"レベルとなる。
【0079】以後、時刻t37 以降も同様に作動する。
【0080】すなわち、図4(d) に示すように、R-S F/
F9a の出力信号においてノイズ信号成分を完全に除去で
きる。したがって、図2に示すデコード部6では、エラ
ーの無いデコード作業を行うことができる。
【0081】
【発明の効果】以上のように、本発明のリモコン受信装
置によれば、外来光によるノイズをリモコン受信装置で
除去することができる。したがって、ノイズ耐性が強固
で誤動作の無いリモコン受信装置を実現することができ
る。そしてその結果、光線を使用したリモコン装置の信
頼性を著しく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図で、(a) は光線のス
ペクトラムと光学フィルタの特性との関係を示す図、
(b) はリモコン受信装置の基本ブロック図、(c) (d)(e)
はリモコン受信装置の作動を説明する波形図、である。
【図2】実施例のリモコン受信装置の構成を説明するブ
ロック図である。
【図3】実施例においてキャリア受光用に用いる光学フ
ィルタの光線透過率特性を示す図である。
【図4】実施例の受信装置の作動を説明する図で、(a)
〜(d) は各部の波形図、(e) はR-S F/F の作動を説明す
る真理値図表である。
【図5】赤外線リモコンとその受信装置を説明する図
で、(a) はリモコン受信装置のブロック図、(b)は制御
コード信号の例を示す波形図、である。
【図6】外来光が赤外線リモコン装置に与える影響を説
明する図で、(a) は妨害モデル図、(b) は正しい制御コ
ード信号例の波形図、(c)はノイズの混入した制御コー
ド信号例の波形図、である。
【図7】蛍光灯の分光分布特性を説明する図で、(a) は
昼光色の蛍光灯の例であり、(b) は白色の蛍光灯の例で
ある。
【符号の説明】
1 (赤外線リモコン)送信装置 2 (赤外線リモコン)受信装置 2a,2b 受信部 3,3a,3b 受光部 4,4a,4b 選択増幅部 5,5a,5b 復調/波形整形部 6 デコード部 7 蛍光灯 8-1,8-2 ノイズ 8a,8b ノイズ 9 ゲート部 9a R-S F/F(reset-set flip-flop) D1,D2,D3, ・・・ デコード出力 SF 外来光(蛍光灯)の分光スペクトル SC リモコン用の光線(赤外線)のスペ
クトル F1 光学フィルタ λ1 光学フィルタ F1 の遮断波長 F2 光学フィルタ λ2 光学フィルタ F2 の遮断波長 λ3 リモコン用の光線(赤外線)の波長 F11,F12 光学フィルタ F 光学フィルタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光線を通信キャリアとして制御用のコー
    ド信号を送受信し、被制御対象をリモートコントロール
    するシステムにおいて、 前記光線で送信された制御用コード信号を受信・復調・
    デコードするリモコン受信装置であり、 前記リモコン用光源の波長帯の光線を透過させるキャリ
    ア用の光学フィルタと、 前記キャリア用光学フィルタを透過した光線を受信し復
    調する制御コード用の受信部と、 前記リモコン用光線の波長帯以外の外来光を透過させる
    外来光用の光学フィルタと、 前記外来光用光学フィルタを透過した光線を受信し復調
    するノイズ用の受信部と、前記制御コード用受信部の出力信号を通過させると共
    に、前記ノイズ用受信部の出力信号及び前記制御コード
    用受信部の出力信号がともにアクティブの時は両信号が
    アクティブになる直前の前記制御コード用受信部の出力
    信号の状態を維持した信号を出力する ゲート部と、 前記ゲート部の出力信号をデコードするデコード部と、 を備えていることを特徴とするリモコン受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリモコン受信装置におい
    て、赤外線を通信キャリアとして制御用コード信号の送
    受信を行う装置であって、 キャリア用光学フィルタの透過波長帯を当該赤外線の波
    長帯とし、外来光用光学フィルタの透過波長帯を蛍光灯
    の蛍光スペクトルが透過できる波長帯として構成したこ
    と、 を特徴とするリモコン受信装置。
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Cited By (1)

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