JP3124678B2 - モータ - Google Patents

モータ

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JP3124678B2
JP3124678B2 JP06072774A JP7277494A JP3124678B2 JP 3124678 B2 JP3124678 B2 JP 3124678B2 JP 06072774 A JP06072774 A JP 06072774A JP 7277494 A JP7277494 A JP 7277494A JP 3124678 B2 JP3124678 B2 JP 3124678B2
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和弘 村松
重利 籠宮
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
    • H02K11/20Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection for measuring, monitoring, testing, protecting or switching
    • H02K11/21Devices for sensing speed or position, or actuated thereby
    • H02K11/215Magnetic effect devices, e.g. Hall-effect or magneto-resistive elements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロッピーディスクド
ライブ等に用いられるモータに係わり、特にそのインデ
ックス検出部分に関する。
【0002】
【従来の技術】フロッピーディスクドライブ等に用いら
れるモータにおいては、ロータの回転基準位置の検出、
すなわちインデックス検出が行われている。図20はイ
ンデックス検出手段を備えたの従来のモータの側面図、
図21は図20に示すモータの平面図である。
【0003】これらの図に示すように、ロータヨーク1
の外周には、ロータヨーク1とともに回転するインデッ
クス検出用磁石2が取り付けられており、このインデッ
クス検出用磁石2の発生する磁束を検出するホール素子
等の磁気センサ3がロータヨーク1の外周に設けられれ
いる。そして、磁気センサ3の検出信号を図示しない処
理回路(検出回路)に入力し、ロータの1回転に1つの
インデックス信号を前記処理回路より得ていた。なお、
図20に示す4は、図示せぬコイルが設けられたステー
タであり、図21には、ステータ4を図示省略してい
る。
【0004】しかし、この図20、図21に示すモータ
においては、別途インデックス検出用磁石2が必要とな
り、さらに磁石2をロータヨーク1に取り付ける作業が
必要となるため、モータおよびそのモータが用いられる
装置の小型化、ローコスト化という点において問題があ
った。これらの問題を解決するために、最近、ロータヨ
ークの側面に切欠きを設け、ロータヨーク内の磁石の一
部を露出させ、露出した磁石からの磁束を磁気センサで
検出することによりインデックス検出を行うものが提案
されている。
【0005】図22はこの改善されたモータに備えられ
るロータの要部を示す斜視図、図23は図22に示すロ
ータの部分平面図、図24は図22に示すロータが回転
したときの磁気検出特性図である。
【0006】これらの図に示すようにロータヨーク5に
は、N極S極が軸方向に等間隔で着磁された回転用磁石
6が備えられており、回転用磁石6の一部を外周に露出
させるための長方形状をした切欠き7が形成されてい
る。この回転用磁石6は、図22に示すように、例え
ば、上側(表側)がN極であれば、その下側(図示せぬ
ステータ側)はS極となっており、図22,図23にお
いて、符号6aないし6dで示す磁石の極性は、下側の
極性を表している。そして、前記切欠き7からはN極6
bとS極6cが同程度露出しており、この回転用磁石6
の磁束を切欠き7に対向して設けられた図示しない磁気
センサ(ホール素子等)で検出している。この磁気セン
サは、回転用磁石6の発生する磁束の半径方向成分を検
出するものであり、ロータ8が図23の矢印A方向に回
転した場合の検出特性(時間に対する磁束密度を表した
もの)は、図24のようになる。図24において、上側
(+側)は、磁石6の中心より外側に向かう磁束を表
し、下側(−側)は、逆に外側より磁石6の中心に向か
う磁束を表すものとし、図24のa〜eは、図23にお
ける対応する符号の位置の磁束密度を表している。
【0007】図24からわかるように磁気センサの前に
N極6bが位置するb点では、+側に大きな出力(磁束
密度)が得られ、N極6bとS極6cの境界点(c点)
では、出力がゼロとなり、さらにロータ8が回転して磁
気センサの前にS極6cが来ると、今度は−側に大きな
出力が得られる(d点)。そして、磁気センサが接続さ
れた図示せぬ処理回路は、出力がゼロとなるc点をイン
デックス位置として特定し、ロータの位置を検出してい
る。すなわち、出力がしきい値Thを超えた後、ゼロと
なった点をインデックス位置としている。このように、
しきい値Thを設定しているのは、図24に示すよう
に、磁気センサは、切欠き7を設けていない部分のロー
タヨーク5からも磁束を検出してノイズとして信号を出
力するが、このノイズ信号を切欠き7から露出する磁石
に基づく信号と区別できるようにするためである。そし
て、このしきい値Thは、前記図示しない処理回路内の
コンパレータのヒステリシス幅、すなわち、コンパレー
タの出力がHレベル(例えば、5V)からLレベル(例
えば、0V)となるコンパレータの入力電圧と、出力が
LレベルからHレベルとなる入力電圧との差として設定
可能となっており、そのヒステリシス幅(しきい値T
h)は、コンパレータに接続される抵抗器の抵抗値によ
り定められる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図22,図
23に示すモータにあっては、図24に示すように、切
欠き7より露出するN極6bに隣接して露出しないS極
6aがあるため、N極6bからS極6aに向かう磁束も
漏洩しており、磁気センサがこの磁束を検出し、a点に
おいて、回転用磁石6の中心側に向かう磁束を示す−側
の信号(オーバーシュート)を出力する。同様に、露出
していないN極6dより露出するS極6cに向かう磁束
も磁気センサが検出し、e点において+側の出力(オー
バーシュート)が磁気センサより出され、これらオーバ
ーシュートの信号レベルは、切欠き7のない部分のロー
タヨーク5から検出されるノイズ信号レベルよりも大き
い。
【0009】また、ホール素子等の磁気センサ、ロータ
ヨーク5、回転用磁石6等のモータを構成する各部材に
は、寸法および特性にばらつきがあり、さらに、これら
の部材を組み立てたときに取付寸法にばらつきが発生す
る他、処理回路の特性にもばらつきがある。そのため、
これらのばらつきの組み合わせにより、例えば、感度の
良い磁気センサがロータヨーク5に近接して取り付けら
れた場合、e点のレベルが前記しきい値Thを超える可
能性があり、その場合には、処理回路はロータ1周に2
個のインデックス検出をしてしまう。逆に、感度の悪い
磁気センサがロータヨーク5から離れて取り付けられる
と、最悪の場合、b点の出力もしきい値Thを超えるこ
とがなく、インデックス検出ができないという問題があ
る。これらの問題を解決する方法として、各部材の寸法
的なばらつきや磁気センサの感度にあったしきい値を個
別に設定することが考えられるが、この方法では、モー
タあるいはモータを使った機器の製造工程にしきい値を
設定するという調整作業が入るため、機器の生産性およ
び、それによるコストアップの点で問題がある。
【0010】本発明の目的は、上述した従来技術の実情
に鑑み、製造工程において、しきい値調整が不要で、確
実にインデックス検出をすることができるモータを提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、ステータと、このステータと対向する複数のN極S
極が着磁された回転用磁石を保持するとともに、この回
転用磁石の側面の一部が外部に露出する切欠きを形成し
たロータヨークと、このロータヨークの周辺に設けられ
たロータの回転位置を検出する磁気検出手段とを備えた
モータにおいて、前記切欠きの幅を前記回転用磁石の1
極の長さより長く設定するとともに、前記回転用磁石の
一方の極のほぼ全てと、この一方の極と回転下流側で隣
接する他方の極の一部を前記切欠きより露出させたこと
によって達成される。
【0012】また、前記磁気検出手段は、前記ロータヨ
ークに対向して配置され、前記回転用磁石の発生する磁
束の半径方向成分を検出する検出素子であるとともに、
前記他方の極の前記切欠きからの露出を前記回転用磁石
の1極の長さの46%以内とした。
【0013】さらに、前記磁気検出手段を前記回転用磁
石の発生する磁束の半径方向成分を検出する検出素子と
し、前記切欠きを台形形状等の非矩形形状とした。
【0014】
【作用】ロータヨークの切欠きの幅を回転用磁石の1極
の長さより長く設定するとともに、この切欠きから回転
用磁石の一方の極のほぼ全てと、この一方の極と回転下
流側で隣接する他方の極の一部を露出させたので、一方
の極から大きな磁束密度(最大磁束密度)を得るととも
に、他方の極からのオーバーシュートやその他のノイズ
等の影響を最大磁束密度に比べて相対的に抑制できるた
め、磁気検出手段の出力のS/N比の向上が図れ、誤っ
たインデックス検出を防止することができる。
【0015】また、磁気検出手段をロータヨークに対向
して配置し、回転用磁石の発生する磁束の半径方向成分
を検出する検出素子とし、他方の極の切欠きからの露出
を回転用磁石の1極の長さの46%以内とした場合に
は、検出素子やその他のモータを構成する部材および検
出素子の信号処理回路にばらつきがあったとしても、そ
のばらつきを吸収できるS/N比が得られ、インデック
ス検出を確実に行うことができる。
【0016】さらに、磁気検出手段を回転用磁石の発生
する磁束の半径方向成分を検出する検出素子とし、ロー
タヨークの切欠きを台形形状等の非矩形形状とすると、
切欠き付近の磁束の半径方向成分の集中が抑えられるの
で、他方の極からのオーバーシュートをより低いレベル
とすることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の第1実施例のモータに備えられるロ
ータの要部を示す斜視図、図2はロータヨークおよび回
転用磁石の一部を切り欠いてロータ内部を見えるように
した第1実施例のモータの側面図、図3は図1に示すロ
ータの部分平面図、図4は磁束の様子を表した図1に示
すロータの拡大平面図、図5は図2に示すモータに備え
られた磁気検出手段が接続される検出回路(処理回路)
図、図6は磁気検出手段の検出特性およびインデックス
信号を示す図、図7は実測による磁気検出手段の検出特
性図である。
【0018】この第1実施例のモータは、図示せぬコイ
ルが形成されたステータ10と、このステータ10上に
載置されたドーナツ状のボールベアリング(スラストベ
アリング)11と、このボールベアリング11を挟んで
前記ステータ10と対向する回転可能なロータ12と、
ロータ12の外周に設けられロータ12とその半径方向
で対向するステータ10上に取り付けられた磁気検出手
段であるホール素子13とにより概略構成された面対向
タイプの3相ブラシレスモータである。
【0019】前記ステータ10は、詳細な図面は省略す
るが、強磁性体であるケイ素鋼板からなる板厚0.5m
mのステータヨークをベースとし、このステータヨーク
上を全面絶縁層で覆い、この絶縁層の上に、モータの回
転数を検出するためのFGパターンの他、前記ホール素
子13やその検出回路、モータの駆動回路等を構成する
IC、固定抵抗器等の回路部品を半田付けするためのラ
ンドや配線パターン等の銅箔パターンが形成されてお
り、半田ランド等の必要な部分を除いて第2の絶縁層で
前記銅箔パターンが覆われたものとなっている。このよ
うに、ステータ10は印刷配線板の機能を兼ね備えてお
り、さらに、前記第2の絶縁層の上に、ロータ12を回
転させるための図示せぬ前記コイルが半田付けおよび両
面テープにて取り付けられている。なお、このステータ
10は、モータが取り付けられる金属製のシャーシ(フ
ロッピーディスクドライブのシャーシ)20に図示せぬ
ネジで固定されており、これにより、後述する回転用磁
石15の吸引力によるステータ10の変形が防止され
る。
【0020】ボールベアリング11は、複数の金属製小
ボール11aを周方向に回転可能に保持する合成樹脂製
のボール保持体11bと、このボール保持体11bの下
側(ステータ側)に位置し、小ボール11aと接触する
リング状の第1滑性板11cと、前記ボール保持体11
bの上側に位置し、小ボール11aと接触してロータ1
2とともに回転可能な金属製のリング状の第2滑性板1
1dとからなっている。
【0021】ロータ12は、強磁性体である亜鉛メッキ
鋼板からなる断面逆凹状のロータヨーク14と、このロ
ータヨーク14に接着剤およびその吸着力で取り付けら
れるドーナツ状の回転用磁石(界磁マグネット)15と
からなっており、回転用磁石15と前記ステータ10の
ステータヨークとの間には常時、吸引力が働いている。
そして、前記ボールベアリング11は、その下側の第1
滑性板11cがステータ10と接触し、上側の第2滑性
板11dがロータ12と接触して、ロータ12が滑らか
に回転するよう機能している。なお、前記シャーシ20
上には、ボールベアリング11の回転方向のガイドとな
る中空状の軸受け17がかしめにより取り付けられてお
り、この軸受け17はステータ10に設けられた円孔に
挿通され、ステータ10の上方に突出している。そし
て、軸受け17の外周に前記ボールベアリング11(ボ
ール保持体11bと第1滑性板11c)の内周がクリア
ランスをもってはめ込まれ、軸受け17の周りをボール
ベアリング11が回転可能となっている。
【0022】また、前記シャーシ20の下側(ステータ
10が取り付けられていない側)より回転軸18が挿通
され、この回転軸18は、さらに、前記軸受け17の中
空部にクリアランスをもって挿通され、ロータヨーク1
4の上側より挿通されるネジ19により、第2滑性板1
1dとロータヨーク14とを挟んでネジ止め固定され、
ロータ12とともに回転可能となっている。なお、図2
において、ボールベアリング11が軸受け17を囲んで
いないように示したのは、ロータ12の回転機構を分か
りやすくするためであり、実際には、ボールベアリング
11は軸受け17の外周を囲んでいる。
【0023】ロータヨーク14は、図1ないし図3に示
すように、天面14aと、この天面14aから垂直に切
り起こした側面14bとを備えており、側面14bに
は、前記回転用磁石15の一部を露出させる回転用磁石
15の中心から見て19°の角度(幅)を有する側面長
方形状の切欠き16が形成されている。前記回転用磁石
15は、N極とS極とが15°毎に交互に着磁された2
4極のフェライト磁石であり、図22および図23を用
いて従来の技術で説明したものと同様、軸方向に着磁さ
れ、磁石の上側(表)と下側(裏)とで極性を異にして
いる。そして、前記切欠き16からは回転上流側よりN
極15bが全て(15°),S極15cが4°露出して
おり、ロータヨーク14(切欠き16)に対向して前記
ホール素子13が配置されている。なお、図1ないし図
4では、破線で磁石の1極を表しており、これらの図に
示す磁石の極性は、回転用磁石15の下側(ステータ
側)の極性を表している。
【0024】前記ホール素子13は、回転用磁石15の
発生する磁束の半径方向成分を検出すべくパッケージ内
部の検出面(図示せず)が回転用磁石15の半径を延長
した架空の線と直交するように、前記ステータ10上に
半田付けにて取り付けられている。さらに、このホール
素子13のパッケージ内部の実際の検出部の前面および
後面には、フェライト等の強磁性体からなる集束ヨーク
(図示せず)が設けられており、磁束を検出部に集める
よう構成されている。
【0025】なお、前記回転用磁石15の外径(半径)
は33mm,板厚は2.4mm、ステータ10のスーテ
タヨーク上面から回転用磁石15の下面までの寸法は
1.07mmとなっている。また、ロータヨーク14の
板厚は0.8mm、その外径(半径)は33.9mmで
あり、ロータの中心点からホール素子13の実際の検出
部の中心までの寸法は35mm、回転用磁石15の下面
からホール素子13の検出部の中心までの高さ寸法は
1.3mmに設定している。
【0026】図5に示すように、ホール素子13には、
ホールバイアス電流を流す一対の端子(入力端子)13
a,13bと、ホール素子13の出力電圧(ホール出
力)を得る他の一対の端子(出力端子)13c,13d
が備えられている。入力端子13aはバイアス抵抗器R
1を介して5Vの電圧電源Eに接続されており、入力端
子13bはバイアス抵抗器R2を介してアース電位に接
地されている。また、出力端子13cはコンパレータ2
1の反転入力端子に接続されており、もう一方の出力端
子13dはヒステリシス幅設定用抵抗器R3を介してコ
ンパレータ21の非反転入力端子に接続されている。コ
ンパレータ21の非反転入力端子とヒステリシス幅設定
用抵抗器R3との接続点は、ヒステリシス設定用定電流
源22の電流流入側に接続され、ヒステリシス設定用定
電流源22の電流流出側は接地されている。そして、コ
ンパレータ21の出力端子よりインデックスパルス(信
号)が得られる。なお、コンパレータ21およびヒステ
リシス設定用定電流源22は、モータの駆動回路ととも
にIC化されており、前記ヒステリシス設定用電流源2
2は、コンパレータ21の非反転入力端子がLレベルの
ときに、定電流Ihを流すように動作し、非反転入力端
子がHレベルのときには定電流Ihが流れないように構
成されており、ヒステリシス幅(しきい値Th)はIC
に取り付けられる前記ヒステリシス幅設定用抵抗器R3
の抵抗値により定められる。
【0027】上述のように構成された第1実施例のモー
タにおいて、ステータ10上の図示せぬコイルに電流を
流し、ロータ12が図4の矢印B方向に定速回転する
と、ホール素子13より図6(a)に示すような検出特
性が得られる。すなわち、ホール素子13の前面にN極
15bが位置するf点で+側(磁束が回転用磁石15の
中心より外側に向かう側)に大きな出力(磁束密度)が
得られ、N極15bとS極15cとの境界点(g点)で
出力がゼロとなり、ホール素子13の前にS極15cが
位置するようになるh点では、−側(磁束が外側より回
転用磁石15の中心に向かう側)の出力が得られる。そ
して、さらにロータ12が回転してi点、すなわちS極
15cが切欠き16により露出しだす付近がホール素子
13の前に位置すると、N極15dから発せられてS極
15cに達する磁束Cを検出して、+側に若干の出力が
得られる。このように、ロータヨーク14から回転用磁
石15の外側に飛び出す磁束Cがオーバーシュートをも
たらす。しかし、実際には、S極15cは大部分ロータ
ヨーク14に覆われているため、磁束Cのほとんどは磁
気抵抗の小さいロータヨーク14内を通り、ホール素子
13ではほとんど検出されず、むしろ、N極15bより
発せられてS極15cに入る磁束Dを多く検出し、結果
としてi点で検出される出力は−側となる。これは、シ
ミュレーションでも確認されており、シミュレーション
の結果では、f点:132G(ガウス)、h点:−27
G、i点:−1.6Gとなった。また、実際に測定を行
った検出特性を図7に示すが、この図7より明らかなよ
うに、i点では−側の出力が検出され、シミュレーショ
ンと同様の結果が得られた。
【0028】なお、コンパレータ21の出力端子より得
られるインデックス信号は、図6(b)に示すように、
ホール素子13より得られる出力(ホール出力)が、し
きい値Thに達したところでインデックス信号はHレベ
ルからLレベルとなり、出力がゼロとなるゼロクロス点
(g点)でインデックス信号はLレベルからHレベルと
なる。そして、このインデックスパルスのLレベルから
Hレベルの立ち上がりをモータのインデックス位置とし
ている。すなわち、ホール出力(磁束密度)がしきい値
Thをいったん超えた後、ゼロクロスしたg点がインデ
ックス位置となる。
【0029】このように構成した本発明の第1実施例に
あっては、f点ではN極15bの全てを切欠き16より
露出させているため、ホール素子13により大きな+側
の出力が得られる。また、S極15cをわずかに露出さ
せたため、h点では−側の出力となり、ゼロクロス点
(g点)が確実に得られるとともに、i点の出力を、f
点の出力に比べて極めて小さいものとすることができ
る。したがって、S/N比の向上が図れ、ホール素子1
3の感度やその他のモータを構成するロータヨーク1
4,回転用磁石15等の各部材の寸法にばらつきがあ
り、さらに、図5に示す検出回路の特性にばらつきがあ
ったとしても、i点での出力が−側であることから、し
きい値Thを適切に設定することにより、製造工程にお
いて個別にしきい値を調整することなく、f点での出力
のみを検出することが可能となり、ロータ1周に1個の
インデックスを確実に検出することができる。
【0030】また、ホール素子13には、フェライト等
の強磁性体からなる集束ヨークが設けられているタイプ
を用いたため、磁束が検出部に集まり、ホール素子13
から大きな出力が得られるので、集束ヨークが付いてい
ないホール素子を用いた場合と比べてノイズに対して強
くなる。
【0031】なお、上述した第1実施例では、切欠き1
6の角度を19°としたが、本発明の切欠き角度は、こ
の角度に限られるものではない。そこで、切欠き16の
許容範囲を有限要素法によるシミュレーションにより求
めたので、その結果を図面を用いて説明する。
【0032】図8は本発明の第1実施例のモータにおけ
るホール素子による磁気検出特性図、図9は図1に示す
ロータ12の切欠き16の回転上流側の位置を変化させ
たときの最大値の磁束密度の変化を表す特性図、図10
は図1に示すロータ12の切欠き16の回転下流側の位
置を変化させたときのオーバーシュートの磁束密度の変
化を表す特性図である。
【0033】図1ないし図3に示す第1実施例のモータ
において、ロータ12が定速回転したときに、ホール素
子13に加わる磁束密度およびホール素子13の出力電
圧(ホール出力)は、時間軸(回転角度)を横軸に取る
と、図8のように表される。図8において、は磁束密
度が最大の点(図4のf点に相当)、はオーバーシュ
ートが見られる点(図4のi点に相当)、の点は切欠
きのない部分の回転用磁石15によるノイズが見られる
点である。そして、ホール素子13の中心点における磁
束密度の基準値は、周囲温度Ta=25℃のとき、の
点で132G(ガウス)、ノイズ成分(の点)は2G
であり、オーバーシュートはこのノイズ成分よりも小さ
な値となっている。なお、これらの磁束密度の値は、以
下、特にことわりのない限り、半径方向成分の値を示し
ている。
【0034】これらの値は、周囲温度により異なり、ま
た、ロータ12、ステータ10およびホール素子13等
の取付寸法を含む寸法的なばらつきや回転用磁石15の
特性(残留磁束密度等)のばらつきにより大きく変化す
る。これらのばらつきを考慮したの点での最悪値であ
る最小値は、想定した使用温度の最高温度であるTa=
50℃のときで、その磁束密度は、シミュレーションの
結果103Gとなった。また、の点、すなわち、ノイ
ズ成分の最悪値である最大値は、想定した使用温度の最
低温度であるTa=0℃のときで、シミュレーションの
結果では、8.9Gとなった。なお、この場合にも、
の点のオーバーシュートはノイズ成分よりも小さな値と
なる。さらに、ホール素子13に感度等の特性のばらつ
きがある他、バイアス抵抗器R1,R2に抵抗値のばら
つき、電圧電源Eに電圧値のばらつきがあり、これらの
ばらつきを含めると、の点におけるホール素子13の
出力端子13c,13d間の出力電圧の最悪値(最小
値)V1は、やはりTa=50℃のときで、73mVと
なり、の点での最悪値(最大値)V2は、Ta=0℃
のときで、16.3mVというシミュレーション結果が
得られ、両者の比(V1/V2)は約4.5倍となっ
た。
【0035】一方、ヒステリシス幅Vh(しきい値T
h)は、前述したように、図5に示す検出回路の前記ヒ
ステリシス幅設定用抵抗器R3の抵抗値で定めることが
できるが、これは、前記ヒステリシス設定用定電流源2
2より流れるヒステリシス設定電流Ihが一定の場合の
話であり、正確には、ヒステリシス幅設定用抵抗器R3
の抵抗値とヒステリシス設定用電流Ihの積でヒステリ
シス幅Vhが決まる。そして、前記ヒステリシス設定用
電流Ihは、ICの電気的特性で決まり、例えば、基準
値としては10μAであるが、最小値5μA,最大値1
5μAというように、一般的に最悪で3倍程度ばらつ
き、結果として、ヒステリシス幅Vhも3倍ばらつくと
考えることができる。
【0036】以上のように、切欠き16の角度が19°
の場合には、V1/V2が約4.5倍であるのに対し、
ヒステリシス幅のばらつきが3倍であるので、1.5倍
(4.5/3)の余裕がある。換言すれば、の点にお
ける磁束密度が現在の1/1.5倍となるか、あるい
はの点の大きい方の磁束密度が1.5倍となったとし
ても許容することができる。そこで、この許容できる範
囲を、切欠き16の角度をパラメータとしてシミュレー
ションにて求めた。なお、シミュレーションを行うに当
たり、切欠き16の角度が変化した場合でも、磁束密度
の基準値と最悪値の関係(変化率)は同じであると仮定
し、ロータ12等のモータを構成するすべてのものは基
準値とした。
【0037】の点でのホール素子13の中心点におけ
る磁束密度は、前述したように基準値132Gであるの
で、およびの点におけるオーバーシュートおよびノ
イズ成分が2Gで変わらないとした場合、の点で13
2/1.5=88G以上得られれば許容できる。図9
(a)は、切欠き16の回転下流側の位置を固定した場
合のロータ12の説明図で、図9(b)は、図9(a)
の説明図において、ロータヨーク14に隠れるN極15
bの角度θ1に対するの点での磁束密度の変化を表す
特性図であり、磁束密度が88Gとなるときの角度θ1
は7°であった。
【0038】また、ホール素子13の中心点でのノイズ
成分の基準値は、2Gであるので、の点での磁束密度
が132Gの場合、ノイズ成分あるいはオーバーシュー
トの値が2×1.5=3G以下であれば許容範囲内とな
る。図10(a)は、切欠き16の回転上流側の位置を
固定した場合(N極15bが15°全て露出する場合)
のロータ12の説明図で、図10(b)は、図10
(a)の説明図において、ロータヨーク14より露出す
るS極15cの角度θ2に対するオーバーシュートの磁
束密度の変化を表す特性図である。この図より分かるよ
うに、θ2が6°程度よりオーバーシュートが確認で
き、θ2=6.5°でオーバーシュートの磁束密度がノ
イズ成分と同じ2Gとなり、磁束密度が3Gとなるとき
の角度θ2は7°であった。なお、ここで、露出するS
極15cの角度θ2を変えても、ノイズ成分は変化しな
いため、オーバーシュートに注目し、オーバーシュート
が3Gとなる角度θ2を求めた。
【0039】図11は、図9,図10の結果をまとめ、
許容範囲にはいるN極とS極の露出角度を表した図であ
る。図11において、斜線を引いた部分が許容範囲であ
り、N極15bの露出角度は8°から15°までとるこ
とができ、N極15bが15°全て露出していれば、N
極15bと回転上流側および下流側の何れの側で隣接す
るS極においても、その露出角度が7°以内に収まれば
よく、換言すれば、回転用磁石15の切欠き16からの
許容できる最大露出角度は、ほぼ磁石の2極分の角度に
相当する29°となる。また、N極15bの露出角度が
8°の場合には、N極15bと隣接するS極15cの露
出角度は、オーバーシュートの磁束密度がノイズ成分と
同じとなる6.5°以内に収まる必要がある。
【0040】このように、このシミュレーション結果に
よれば、N極15bが8°以上切欠き16より露出して
いれば、回転下流側で隣接するS極15cは、全く露出
していなくてもよい(θ2=0°でもよい)ということ
になる。しかし、これは、の点の磁束密度ともしく
はの点の磁束密度の大きさのみを比較した場合の結果
であり、S極15cが全く露出していないと、の点で
の磁束密度はシミュレーションにおいては−側となるも
のの、その値は非常に小さいため、実際のモータでは、
ノイズ等によりゼロクロス点(図8のの点)が得られ
ず、結果として、インデックス検出が正確に行われない
可能性がある。したがって、S極15cが切欠き16よ
り露出していることは、必要条件であり、N極15bが
全て露出している場合のS極15cの許容角度は、シミ
ュレーション結果より、7°以内である。また、N極1
5bの露出角度は、シミュレーションの結果では、8°
以上あればよいが、この露出角度は広いほど、の点で
大きな磁束密度が得られるため、好ましくは、15°全
て切欠き16より露出しているのがよい。
【0041】なお、N極15bと回転上流側で隣接する
S極15aは、回転下流側のS極15cと同様、シミュ
レーション結果においては、N極15bが全て露出して
いる場合には、7°まで切欠き16より露出していても
許容できる。しかし、N極15bの回転上流側では、ゼ
ロクロス点が得られなくてもよいため、S極15aの切
欠き16からの露出角度は0°であってもよく、回転用
磁石15とロータヨーク14の個々の寸法および両者の
組立上のばらつきが公差範囲内で最悪となった場合にお
いても、依然としてN極15bの全てが切欠き16より
露出するようなことを考慮すると、S極15aの露出角
度は2°以上(7°以内)が望ましい。
【0042】以上をまとめると、N極15bをほぼ15
°全てと、その回転下流側で隣接するS極15cを必ず
切欠き16から露出させるとともに、S極15cの露出
角度を7°以内、割合では1極の長さ(角度)の46%
以内に設定するのが好ましい。このように、回転用磁石
15の切欠き16からの露出量を設定すると、ほぼ全て
が露出するN極15bにより、の点で大きな磁束密度
をホール素子13で検出することができ、N極15bと
回転下流側で隣接するS極15cを必ず露出させたため
の点では必ず−側の出力となり、ゼロクロス点(の
点)が確実に得られる。また、S極15cの露出を7°
(割合では46%)以内に抑えたため、取付寸法を含む
モータを構成する各部材の寸法的ばらつき、ホール素子
13の感度特性を含む各部材の特性のばらつき、ヒステ
リシス設定用電流等の検出回路のばらつき、さらには、
周囲温度の変化を吸収できるS/N比、すなわち、ノイ
ズ成分およびオーバーシュートに対するの点での磁束
密度の比が得られ、個別のしきい値調整をすることな
く、インデックス検出を確実に行うことができる。
【0043】なお、上述した本発明の第1実施例および
図8ないし図11で示したシミュレーションでは、回転
用磁石15の下側の極性において、N極1極をほぼ全て
と、このN極と回転下流側で隣接するS極の一部を切欠
き16より露出する構成のモータで説明したが、ホール
素子13の出力端子を適切に選ぶことにより、逆に、ほ
ぼ全てのS極と、このS極と回転下流側で隣接するN極
の一部を切欠き16より露出させてもよく、その場合に
も、同様の効果を得ることができる。
【0044】図12は本発明の第2実施例に係わるロー
タの切欠き部を示す要部側面図、図13は切欠き形状に
よる磁束の分布を説明するための斜視図である。この第
2実施例のモータが、前述した第1実施例と異なる点
は、切欠き16の角度と形状であり、その他の構成は第
1実施例と同様であるため、重複する部分の詳細な説明
は省略する。なお、第1実施例と同一部材には、同一符
号を記した。
【0045】この第2実施例のモータの回転用磁石15
も、N極とS極が15°毎に交互に軸方向に着磁されて
おり、ロータヨーク14に設けた切欠き16からその一
部が露出し、回転用磁石15からの磁束(半径方向成
分)を、ロータ12に対向して設けられた図示せぬホー
ル素子13で検出するように構成されている。
【0046】図12に示すように、切欠き16は下側の
辺が長い側面台形形状となっている。そして、N極15
b全てと、このN極15bと回転下流側で隣接するS極
15cの一部とが、前記切欠き16より露出しており、
切欠き16の上側の角度(回転用磁石15を平面的に見
た角度、すなわち、図3に示す角度に対応する角度)
は、N極15b側が15°,S極15c側が5°の計2
0°となっており、下側の角度は、上側より広い例え
ば、計27°となっている。
【0047】切欠き16の形状を、第1実施例のように
側面矩形形状のままで、切欠き16の幅(角度)を広
げ、S極15cの露出量が例えば、8.5°と大きくな
ると、図6(a)に示すi点、すなわちS極15cが切
欠き16により露出しだす付近でのホール素子13によ
る出力が+となりその出力値(オーバーシュート)も大
きなものてなっていく。しかし、図12に示すように、
切欠き16の形状を側面台形形状とすることにより、i
点での+側のオーバーシュートを抑えることができる。
これは、図13(a)に示すように、切欠き16が側面
矩形形状のものでは、N極15dから発せられてS極1
5cに達する磁束Cが切欠き16の端部(u点)に集中
するのに対し、図12の側面台形形状では、図13
(b)に示すように、磁束Cが分散されるためである。
【0048】このように構成した本発明の第2実施例に
おいては、N極15bを15°全て露出させたので、N
極15bの前面では、ホール素子より大きな出力(磁束
密度)を得ることができ、また、切欠き16の形状を側
面台形形状とし、少なくとも、回転下流側での切欠き1
6の端部を斜めとしたので、磁束の集中を防ぎ、オーバ
ーシュートのレベルを抑えることができる。したがっ
て、両者の比(S/N比)も充分に得ることができ、し
きい値Thの適切な設定により、個別のしきい値調整を
することなく、ロータの1周に1個のインデックス信号
の検出を確実に行うことができる。
【0049】また、オーバーシュートのレベルが抑えら
れる分S極15cの露出角度を広くできるので、図6の
h点における−側の出力を大きく得ることができ、ゼロ
クロス点をより確実に検出することができる。さらに、
ロータヨーク14の加工上のばらつき及びロータヨーク
14と回転用磁石15との組立上のばらつき等により、
S極15cの露出量が大きくなったとしても、i点にお
ける+側の出力値、すなわち、オーバーシュートを抑え
ることができるため、前述した第1実施例におけるシミ
ュレーション結果以上に、切欠き16に余裕を持たせる
ことができるので、モータの組立性作業性を向上させる
ことができる。
【0050】なお、この第2実施例における切欠き16
の形状は、図12に示したものに限られるものではな
く、図14に切欠きの変形例として示すような形状であ
ってもよい。図14(a)に示す切欠き16の形状は、
上側の辺が下側の辺よりも長い側面台形形状をしてお
り、ロータの回転上流側では、端部16aが上下の辺と
垂直に形成されている。図14(b)の切欠き16は、
やはり回転上流側では、端部16bが上下の辺と垂直と
なっており、回転下流側の切欠き端部16cは、>字状
となっている。また、図14(c)に示す切欠き16
は、回転上流側は)字状の端部16d、回転下流側は
(字状の端部16eで、切欠き形状としては、小判型に
似た形状となっている。
【0051】これらの図に示すような非矩形形状の切欠
き16を備えたモータにおいても、少なくともロータの
回転下流側では、切欠き16の端部を上下の辺と直交し
ないように構成したため、回転下流側で問題となる+側
のオーバーシュートを抑えてS/N比を向上させること
ができ、前述した第2実施例と同様の効果を得ることが
できる。
【0052】図15は本発明の第3実施例に係わるモー
タの側面図、図16は図15に示すロータの要部平面
図、図17は図15に示すロータヨークの切欠きのない
部分と有る部分の磁束の様子を表した拡大側面図、図1
8は図16に示すロータヨークの切欠き側(図17のR
方向)から見た磁束の様子を表す部分側面図、図19は
ロータが回転したときにホール素子で検出される特性図
である。
【0053】図15ないし図18に示す第3実施例のモ
ータが、前述した第1実施例と異なる点は、切欠き16
からの回転用磁石15の露出角度とホール素子23であ
り、検出回路を含むその他の構成は、第1実施例と同様
であるため、重複する部分の詳細な説明は省略し、同一
部材には第1実施例と同一符号を付与した。
【0054】この第3実施例のホール素子23は、ロー
タ12の外周のステータ10上に設けられ、回転用磁石
15の発生する磁束の図15における上下方向成分、す
なわち、ロータ12が回転する面(回転面)に対して直
交する成分を検出すべくパッケージ内部の図示しない検
出面がロータ12の回転面と平行となるように、ステー
タ10上に半田付けにて取り付けられている。そして、
このホール素子23には、第1実施例のホール素子13
と同様、検出部に磁束を集めるための集束ヨーク(図示
せず)が設けられている。
【0055】ロータヨーク14には、ロータ12の中心
点から見て28°の側面矩形状の切欠き16が設けられ
ており、この切欠き16からは、図16に示すように、
回転上流側より、基準において、S極15aが3°,N
極15bが15°全て,S極15cが10°露出してい
る。なお、これらの磁石の極性も、第1実施例と同様回
転用磁石15の下側の極性を表したものである。
【0056】回転用磁石15により発生する磁束は、切
欠き16がない場合には、図17(a)に示すように、
ほとんどが磁気抵抗の小さいロータヨーク14内を通
る。このため、ロータ12の外周に設けたホール素子2
3による切欠き16のない部分でのホール出力は小さな
ものとなる。また、切欠き16が存在し、回転用磁石1
5が切欠き16より露出する部分の磁束は、図17
(b)および図18に示すように、磁束の一部がホール
素子23が設けられたところまで漏れる。すなわち、回
転用磁石15から出た磁束のいくらかは、磁気抵抗の小
さいケイ素鋼板をベースとしたステータ10まで達す
る。なお、図17(b)で、磁束がループ状に表されて
いないのは、磁束の上側(v点)と下側(w点)におい
ては、磁束が紙面に対して垂直となっているため、この
図では、磁束をループ状に表すことができないだけであ
り、図17(b)のR方向から見た磁束分布を示す図1
8よりわかるように、切欠き16より回転用磁石15が
露出する部分においても、磁束はループを成している。
【0057】上述したように構成された第3実施例のモ
ータにおいて、ロータ12が図16および図18の矢印
B方向に回転すると、ホール素子23はロータ12の回
転面と直交する成分の磁束を検出し、図19に示すよう
な検出特性が得られる。すなわち、図16において、紙
面の表側から裏側に向かう磁束密度(ホール出力)を+
とした場合、ホール素子23の前にS極15aが位置す
るm点で−側の比較的小さな出力(磁束密度にして例え
ば、−3G)が得られ、N極15bがホール素子23の
前に達するn点では、+側の最大出力(同じく、68
G)が得られる。そして、N極15bとS極15cとの
境界点(O点)で出力はゼロとなり、ホール素子23の
前にS極15cが位置するようになるp点では、−側の
比較的大きな出力(同じく、−50G)が得られ、さら
にロータ12が回転してN極15dがホール素子23の
前に達するq点では、+方向に若干の出力が得られる。
しかし、実際のq点での磁束密度は、−2Gと−側の値
となる。これは、N極15dが全てロータヨーク14に
覆われているため、この極による磁束がほとんどロータ
ヨーク14外に漏れないのに対し、切欠き16より全て
露出するN極15bより発せられてステータヨーク内を
通り、S極15cに入る磁束が多く、この磁束の影響を
q点においても受けているためである。
【0058】なお、ホール素子23は、ロータ12の回
転面と直交する成分の磁束を検出しているため、図4の
磁束Cで表したような切欠き16より外側に向かう磁束
の影響を受けることはなく、換言すれば、ホール素子2
3では、オーバーシュートを検出することはない。
【0059】そして、ホール素子23は、図5に示すよ
うな検出回路に接続されており、この検出回路にて、前
述した第1実施例と同様、ホール出力がしきい値Thを
いったん超えた後、ゼロとなるゼロクロス点(O点)が
インデックス位置として検出される。
【0060】この第3実施例において、切欠き16より
N極15bを15°全て露出させたのは、このN極15
bにより+側に最大の磁束密度(ホール出力)を得るた
めである。そして、このN極15bと回転上流側で隣接
するS極15aを、切欠き16よりわずかに(3°)露
出させたのは、回転用磁石15とロータヨーク14の個
々の寸法および両者の組立上のばらつきを考慮し、仮に
これらのばらつきが公差範囲内で最悪となった場合にお
いても、依然としてN極15bの全てが切欠き16より
露出し、+側の最大の磁束密度が確実に得られるように
するためである。言い換えれば、ばらつきによりN極1
5bの露出角度が小さくなり、その結果、最大の磁束密
度のレベルが低下するのを防ぐためである。なお、S極
15aによる磁束密度(ホール出力)は、図19にm点
として示すように−側であるため、S極15aの切欠き
16からの露出量が増え、仮にS極15aが15°全て
露出し、m点での磁束密度のレベルが大きくなったとし
ても、インデックス検出には何等問題はない。
【0061】また、N極15bと回転下流側で隣接する
S極15cの切欠き16からの露出量を10°と比較的
大きくしたのは、図19のp点で、大きな−側の磁束密
度を得ることにより、ゼロクロス点の発生を確実なもの
とするためである。S極15cの切欠き16からの露出
量が大きい程、−側の磁束密度のレベルも大きなものと
なるため、このS極15cの理想的な露出角度は、1極
の角度である15°である。そこで、仮に、S極15c
の露出角度を基準で15°に設定すると、回転用磁石1
5やロータヨーク14の個々の寸法的ばらつきおよびこ
れらの組立上のばらつきにより、S極15cと回転下流
側で隣接するN極15dも切欠き16より露出する場合
も発生する。そして、このときのN極15dによる磁束
密度は、図19でq点として示すように、+側となり、
n点での最大レベルよりは小さいものの、ホール素子2
3の感度のばらつき等を考慮した場合には、しきい値T
hの設定に余裕がなくなり、最悪の場合には、q点のレ
ベルがしきい値Thを超え、誤ったインデックス検出を
するおそれがある。このインデックスの誤検出を防ぎ、
p点の出力を−側として、確実にゼロクロス点を得るた
めに、この第3実施例では、S極15cの切欠き16か
らの露出量を基準で10°に設定したが、ロータ12を
構成する部材の寸法的ばらつきを考慮した場合におけ
る、切欠き16から露出するS極15cの理想的な基準
角度は13°である。
【0062】なお、切欠き16からS極15aが15°
全て露出したとしても問題はないと前述したが、ロータ
12を構成する部材の寸法的なばらつきは、S極15a
の露出量においても考慮する必要があるため、S極15
cと同様に、S極15aの切欠き16からの最大露出角
度は基準で13°までとするのが望ましい。すなわち、
寸法的なばらつきががない場合には、切欠き16から露
出する回転用磁石15の最大角度は、S極15a,N極
15b,S極15cのそれぞれが15°全て露出する計
45°(3極分の角度)であるが、ロータ12を構成す
る部材の寸法的ばらつきを考慮すると、S極15aが1
3°,N極15bが15°全て,S極15cが13°の
計41°となり、この41°(1極の角度のほぼ2.7
3倍)が現実的な許容できる最大の露出角度である。
【0063】このように構成した本発明の第3実施例に
あっては、N極15bの全てを切欠き16より露出させ
ているため、N極15bがホール素子23の前に位置す
るn点では、+側の最大出力がホール素子23より得ら
れる。また、S極15cを10°と比較的多く露出させ
たので、p点では必ず−側の出力となり、ゼロクロス点
を確実に得ることができる。さらに、ロータ12を構成
する回転用磁石15や切欠き16を含むロータヨーク1
4などの個々の部材およびこれらの部材の組立上の寸法
的ばらつきがあったとしても、S極15cと回転下流側
で隣接するN極15dが切欠き16より露出することは
ないので、q点での出力レベルを小さく抑えることがで
き、n点とq点でのレベルの比を大きなものとすること
ができる。したがって、製造工程において、個別にしき
い値を調整しなくとも、しきい値Thの適切な設定によ
り、ロータ1周に1個のインデックス検出を確実に行う
ことが可能となる。
【0064】なお、S極15cの切欠き16からの露出
量を10°と大きくすることができるのは、ホール素子
23で検出される磁束が、ロータ12の回転面と直交す
る成分の磁束であり、第1実施例のシミュレーションで
述べたようなオーバーシュートの影響がないためであ
る。
【0065】また、ホール素子23には、フェライト等
の強磁性体からなる集束ヨークが設けられているタイプ
を用いたため、磁束が検出部に集まり、ホール素子23
からの出力が大きくなるので、集束ヨークが付いていな
いホール素子を用いた場合と比べてノイズに対して強く
なる。
【0066】なお、何れの実施例においても、N極とS
極とが15°毎に着磁された24極の回転用磁石15を
備えたモータについて説明したが、本発明は、これに限
られるものではなく、例えば、20°毎に着磁された1
8極や12°毎に着磁された30極の回転用磁石を備え
たモータにも適用することができる。また、磁気センサ
として、第1ないし第3実施例では、ホール素子を用い
たもので説明したが、本発明においては、例えば、磁気
抵抗効果素子(MR素子)等のホール素子以外の磁気セ
ンサを用いてロータの回転位置を検出するようにしても
よい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ロータヨークの切欠きの幅を回転用磁石の1極の長さよ
り長く設定するとともに、この切欠きから回転用磁石の
一方の極のほぼ全てと、この一方の極と回転下流側で隣
接する他方の極の一部を露出させたので、一方の極から
最大の磁束密度を得るとともに、他方の極からのオーバ
ーシュートやその他のノイズ等の影響を最大磁束密度に
比べて相対的に抑制できるため、磁気検出手段のS/N
比の向上が図れ、磁気検出手段の信号を処理する信号処
理回路により誤ったインデックス検出がされるのを防止
することができる。
【0068】また、磁気検出手段をロータヨークに対向
して配置し、回転用磁石の発生する磁束の半径方向成分
を検出する検出素子とし、他方の極の切欠きからの露出
を回転用磁石の1極の長さの46%以内とした場合に
は、検出素子やその他のモータを構成する部材および検
出素子の信号処理回路にばらつきがあったとしても、そ
れらのばらつきを吸収できるS/N比が得られ、インデ
ックス検出を確実に行うことができる。
【0069】さらに、磁気検出手段を回転用磁石の発生
する磁束の半径方向成分を検出する検出素子とし、ロー
タヨークの切欠きを台形形状等の非矩形形状とすると、
切欠き付近の磁束の半径方向成分の集中が抑えられるの
で、他方の極からのオーバーシュートをより低いレベル
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のモータに備えられるロー
タの要部を示す斜視図である。
【図2】ロータヨークおよび回転用磁石の一部を切り欠
いてロータ内部を見えるようにした第1実施例のモータ
の側面図である。
【図3】図1に示すロータの部分平面図である。
【図4】磁束の様子を表した図1に示すロータの拡大平
面図である。
【図5】図2に示すモータに備えられた磁気検出手段が
接続される検出回路(処理回路)図である。
【図6】図1に示すロータが回転したときの磁気検出手
段の検出特性およびインデックス信号を示す図である。
【図7】図1に示すロータが回転したときの実測による
磁気検出手段の検出特性図である。
【図8】本発明の第1実施例のモータにおけるホール素
子による磁気検出特性図である。
【図9】図1に示すロータ12の切欠き16の回転上流
側の位置を変化させたときの最大値の磁束密度の変化を
表す特性図である。
【図10】図1に示すロータ12の切欠き16の回転下
流側の位置を変化させたときのオーバーシュートの磁束
密度の変化を表す特性図である。
【図11】図9,図10の結果をまとめ、許容範囲には
いるN極とS極の露出角度を表した図である。
【図12】本発明の第2実施例に係わるロータの切欠き
部を示す要部側面図である。
【図13】本発明の第2実施例に係わるロータの切欠き
形状による磁束の分布を説明するための斜視図である。
【図14】本発明の第2実施例に係わるロータの切欠き
の変形例を表す要部側面図である。
【図15】本発明の第3実施例に係わるモータの側面図
である。
【図16】図15に示すロータの要部平面図である。
【図17】図15に示すロータヨークの切欠きのない部
分と有る部分の磁束の様子を表した拡大側面図である。
【図18】図16に示すロータヨークの切欠き側から見
た磁束の様子を表す部分側面図である。
【図19】図15に示すロータが回転したときにホール
素子で検出される特性図である。
【図20】インデックス検出手段を備えたの従来のモー
タの側面図である。
【図21】図20に示すモータの平面図である。
【図22】従来の改善されたモータに備えられるロータ
の要部を示す斜視図である。
【図23】図22に示すロータの部分平面図である。
【図24】図22に示すロータが回転したときの磁気検
出特性図である。
【符号の説明】
10 ステータ 11 ボールベアリング(スラストベアリング) 12 ロータ 13,23 ホール素子(磁気検出手段) 14 ロータヨーク 15 回転用磁石(界磁マグネット) 15b N極(一方の極) 15c S極(他方の極) 16 切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−52546(JP,A) 特開 昭63−310358(JP,A) 特開 平5−176513(JP,A) 実開 平1−64977(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 29/08 H02K 11/00 H02K 21/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータと、このステータと対向する複
    数のN極S極が着磁された回転用磁石を保持するととも
    に、この回転用磁石の側面の一部が外部に露出する切欠
    きを形成したロータヨークと、このロータヨークの周辺
    に設けられたロータの回転位置を検出する磁気検出手段
    とを備えたモータにおいて、前記切欠きの幅を前記回転
    用磁石の1極の長さより長く設定するとともに、前記回
    転用磁石の一方の極のほぼ全てと、この一方の極と回転
    下流側で隣接する他方の極の一部を前記切欠きより露出
    させたことを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 前記磁気検出手段は、前記ロータヨーク
    に対向して配置され、前記回転用磁石の発生する磁束の
    半径方向成分を検出する検出素子であるとともに、前記
    他方の極の前記切欠きからの露出が前記回転用磁石の1
    極の長さの46%以内であることを特徴とする請求項1
    記載のモータ。
  3. 【請求項3】 前記磁気検出手段は、前記ロータヨーク
    に対向して配置され、前記回転用磁石の発生する磁束の
    半径方向成分を検出する検出素子であるとともに、前記
    切欠きが台形形状等の非矩形形状であることを特徴とす
    る請求項1記載のモータ。
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