JP3124179B2 - パルス幅変調回路 - Google Patents

パルス幅変調回路

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JP3124179B2
JP3124179B2 JP06047453A JP4745394A JP3124179B2 JP 3124179 B2 JP3124179 B2 JP 3124179B2 JP 06047453 A JP06047453 A JP 06047453A JP 4745394 A JP4745394 A JP 4745394A JP 3124179 B2 JP3124179 B2 JP 3124179B2
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賀 博 之 芳
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Toshiba Development and Engineering Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアナログ入力信号の振幅
に応じて出力パルスのデューティを制御するパルス幅変
調(PWM)回路に関するもので、特に音声信号の電力
増幅に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】パルス幅変調回路は、一般に、パルス幅
変調すべき信号を受け取る入力端子と、この入力端子に
その入力側が接続された積分回路と、入力端子への入力
信号と比較対象入力端への入力信号(積分回路の出力)
との比較結果を出力するヒステリシス特性を有する比較
回路と、この比較回路の出力側に接続された出力端子
と、この出力端子におけるパルス幅が変調された波を積
分回路の入力側へ帰還させる帰還回路と、を備えてい
る。
【0003】この回路では、入力端子に入力が無い状態
においては、帰還回路上の電流による積分回路容量の電
位変化を比較回路により捕捉し、その比較回路出力の極
性によって帰還回路上の電流の向きが切換る、という発
振動作を単調に繰返す。このときに発振されるパルスが
キャリアになる。そして入力端子にアナログ入力信号が
入ると、その入力信号振幅によって積分回路容量の電位
変化の割合が影響を受け、これにより比較回路出力の極
性反転時間が変化する。つまり、出力されるパルス信号
のデューティが変化させられることとなり、これによっ
てアナログ入力信号の振幅に応じてパルス幅変調を行う
ことができる。
【0004】このような変調回路のキャリア自己発振方
式の他、積分回路の入力端にキャリア信号となるパルス
波を別設の発振回路より与える方式の回路もある。とこ
ろで、従来のパルス幅変調回路では、積分信号出力端子
の信号の振幅を大きくすれば、高いS/N比を確保でき
る点、すなわち、比較回路が誤動作しにくい点で有利で
はあるが、ダイナミックレンジが狭くなり、またLSI
の電圧源電圧低減化には不向きである。さらに、この回
路は動作速度が低く不利である。
【0005】逆に、積分信号出力端子に現れる信号の振
幅を小さくすれば、広いダイナミックレンジを確保で
き、しかも、電源電圧低減化に有利ではあるが、高いS
/N比を確保し難い、すなわち、比較回路が誤動作し易
いことになる。さらに、積分信号出力端子の信号の振幅
が小さいとき、即ち、比較回路のヒステリシス幅の小さ
いときには比較回路はノイズによって誤動作し易くな
る。
【0006】さらに、比較回路のヒステリシス幅はディ
ザ信号によって変えることができるが、従来のパルス変
調回路ではディザ信号のレベルに応じて積分回路の出力
レベルが変動してしまうので、S/N比及びダイナミッ
クレンジの両方とも低く抑えられてしまうという問題が
あった。
【0007】また、従来のパルス幅変調回路では、その
キャリア信号となるパルス波の基本波及び高調波成分が
不要輻射(ラジエーション)としてラジオ等の無線機へ
悪影響を与えるということが問題となっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】不要輻射を防止するに
は、プリント板や装置全体を金属製のシールド板で覆う
必要があるが、これは大型化やコストの上昇を招くとい
う別の問題を招く。
【0009】また、2状態変調を行う1つの提案がヨー
ロッパ特許出願85303763.8の公開明細書0184280A1 に開
示されている。ここに示された回路は、周波数安定性を
増加させるために比較器のヒステリシスの幅を変更可能
としている。しかし、このことは誤動作を招きやすいと
いう欠点がある。
【0010】この発明は上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的はS/N比及びダイナミック
レンジの両方を広く確保できる簡単な構成のパルス幅変
調回路を提供することである。また、本発明の他の目的
は、不要輻射を効果的に抑制することのできるパルス幅
変調回路を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明にかかるパル
ス幅変調回路によれば、入力端子と、前記入力端子に供
給された入力信号を時間について積分する積分回路と、
ヒステリシス特性のあるしきい値を有し、前記積分回路
の出力側に設けられ、前記積分回路の出力信号から得ら
れた信号と前記しきい値とを比較する比較回路と、この
比較回路の出力に接続された出力端子と、前記比較回路
の出力信号を前記積分回路の入力側に導く帰還手段と、
前記積分回路と前記比較回路とを含むループ中に設けら
れ、このループ内で振幅変調を行う振幅変調回路とを備
え、前記ループ内での振幅変調により、パルス幅が周波
数変調されたパルス幅変調信号を前記比較回路の出力信
号として前記出力端子から得るようにしたことを特徴と
する。前記振幅変調回路には前記比較回路の出力ととも
に、前記パルス幅変調信号の周波数スペクトルを分散さ
せるディザ信号が供給されていることが好ましい。
【0012】また、第2の発明にかかるパルス変調回路
によれば、入力端子と、前記入力端子に供給された入力
信号を時間について積分する積分回路と、ヒステリシス
特性のあるしきい値を有し、前記積分回路の出力に接続
されて前記積分回路の出力信号と前記しきい値とを比較
する比較回路と、前記比較回路の出力に接続された出力
端子と、前記比較回路の出力信号を前記積分回路の入力
に導く第1の帰還手段と、前記比較回路の出力信号を振
幅変調する振幅変調回路と、前記比較回路の出力信号を
前記振幅変調回路に、および前記振幅変調回路の出力信
号を前記積分回路の入力に導く第2の帰還手段とを備え
たパルス幅変調回路。前記積分回路、前記比較回路、前
記振幅変調回路および前記第2の帰還手段よりなるルー
プ内での振幅変調により、パルス幅が周波数変調された
パルス幅変調信号を前記比較回路の出力信号として前記
出力端子から得るようにしたことを特徴とする。前記振
幅変調回路には前記比較回路の出力とともに、前記パル
ス幅変調信号の周波数スペクトルを分散させるディザ信
号が供給されていることが好ましい。
【0013】さらに、第3の発明にかかるパルス変調回
路によれば、入力端子と、前記入力端子に供給された入
力信号を時間について積分する積分回路と、この積分回
路の出力に接続され、前記積分器の出力信号の振幅変調
を行う振幅変調回路と、ヒステリシス特性のあるしきい
値を有し、前記振幅変調回路の出力に接続され、前記振
幅変調回路の出力信号と前記しきい値とを比較する比較
回路と、この比較回路の出力に接続された出力端子と、
前記比較回路の出力信号を前記積分回路の入力に導く帰
還手段とを備え、前記積分回路、前記振幅変調回路、比
較回路、前記帰還手段よりなるループ内での振幅変調に
より、パルス幅が周波数変調されたパルス幅変調信号を
前記比較回路の出力信号として前記出力端子から得るよ
うにしたことを特徴とする。
【0014】
【作用】入力端子に供給された入力信号を時間について
積分する積分回路と、その出力側に接続されたヒステリ
シス特性を有する比較回路と、この比較回路の出力を積
分回路の入力に導く帰還手段よりなるループが基本とな
っており、このループ中に積分回路と比較回路とを含む
ループ中に振幅変調を行う振幅変調回路を備え、ループ
内での振幅変調により、パルス幅が周波数変調されたパ
ルス幅変調信号を比較回路の出力信号として得る。振幅
変調回路は積分回路の出力信号を振幅変調するものであ
っても、比較回路の出力信号を振幅変調するものであっ
ても良く、自励発振によりパルス幅変調された方形波が
得られる。また、振幅変調回路に対して振幅変調すべき
ループ内の信号とともに、パルス幅変調信号の周波数ス
ペクトルを分散させるディザ信号が供給されることによ
り、高周波のパルス幅変調信号が特定の周波数を持たな
くなるので、不要輻射の影響を抑制することが可能とな
る。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。なお、対応する部分には同一の参照番号を付する
こととする。
【0016】図1は本発明の一実施例の概略構成を示す
ブロック図である。このパルス幅変調回路は、入力端子
1に入力された信号が入力抵抗2を介して積分回路10
に与えられ、この積分回路10の出力は比較回路20に
入力され、その出力が出力端子5から取り出されるとと
もに、帰還回路30を介して積分回路10の入力側に帰
還されている。また、比較回路10の出力は振幅変調回
路40にディザ信号入力端子6からのディザ信号ととも
に入力され、抵抗9を介して積分回路10の入力側に帰
還されている。
【0017】図2は図1に示した構成を詳しく示した回
路図である。同図において、信号入力端子1に入力抵抗
2の一端が接続されている。入力抵抗2の他端は演算増
幅器11の反転入力端子(−)に接続されている。この演
算増幅器11はコンデンサ12と共に積分回路10を構
成しており、コンデンサ12の一端は演算増幅器11の
反転入力端子に接続され、その他端は演算増幅器11の
出力端子に接続されている。そして、演算増幅器11の
非反転入力端子(+)には、基準電圧VREF1を印加する
図示しない電圧源が接続され、演算増幅器11の出力端
子は積分信号出力端子13に接続されている。
【0018】演算増幅器11の出力端子には演算増幅器
21の反転入力端子が接続されている。この演算増幅器
21は抵抗器22,23と共に比較回路20を構成して
いる。このうち、抵抗器22の一端は演算増幅器21の
出力端子に接続され、その他端は演算増幅器21の非反
転入力端子に接続されている。また、抵抗器22の他端
に抵抗器23の一端が接続され、抵抗器23の他端には
基準電圧VREF2を印加する図示しない電圧源が接続され
ている。そして、演算増幅器21の出力端子は比較信号
出力端子24に接続されている。
【0019】演算増幅器21の出力端子にはインバータ
3の入力端子が接続され、このインバータ3の出力端子
は、帰還回路30の帰還要素としての抵抗器4を介し
て、演算増幅器11の反転入力端子に接続されると共
に、PWM信号出力端子5に直接接続されている。
【0020】このPWM信号出力端子5は振幅変調回路
40の一方側入力端子7に接続され、他方側端子はディ
ザ入力端子6となっている。振幅変調回路40の出力側
には振幅変調信号出力端子8が設けられており、この振
幅変調信号出力端子8は帰還抵抗器9の一端に接続され
ている。そして、帰還抵抗器9の他端は演算増幅器11
の反転入力端子14に接続されている。
【0021】次に、この回路の動作を説明する。先ず、
理解を容易にするために、図2中に示したP点、すなわ
ち、帰還抵抗器9と演算増幅器11の反転入力端子14
との間を切り離した場合を考える。信号入力端子1が開
放されているものとし、PWM信号出力端子5の電位が
であると仮定する。また、基準電圧VREF1およ
びVREF2は接地電位に保たれているとする。このと
き、インバータ3の入力端子の電位、即ち、比較回路2
0の出力端子の電位は−Vである。したがって、抵抗
器22の抵抗値をR2,抵抗器23の抵抗値をR3とす
れば、演算増幅器21の非反転入力端子の電位Vは次
式に示す値となる。 V=−R3・V/(R2+R3) …(1)
【0022】一方、抵抗器4の抵抗値をR1 とすれば、
次式に示す電流Iがコンデンサ12に流れ込む。 I=Vo /R1 …(2)
【0023】コンデンサ12に電流Iが流れ込むと、演
算増幅器11の出力端子電位、即ち、積分回路10の出
力端子電位は降下する。そして、積分回路10の出力端
子電位が演算増幅器21の非反転入力端子の電位Vp 以
下になると、この演算増幅器21の出力端子電位はVo
に反転し、これに応じてPWM信号出力端子5の電位は
−Vo に反転する。また、これと同時に、演算増幅器2
1の非反転入力端子の電位Vp は次式に示す値となる。 Vp =R3 ・Vo /(R2 +R3 ) …(3)
【0024】このように、演算増幅器21の出力状態が
反転した場合には、次式に示す電流Iがコンデンサ12
に流れ込む。 I=−Vo /R1 …(4)
【0025】したがって、上述したのとは逆に、演算増
幅器11の出力端子電位、即ち、積分回路10の出力端
子電位は上昇する。そして、積分回路10の出力端子電
位が演算増幅器21の非反転入力端子の電位Vp に到達
すると、この演算増幅器21の出力端子電位は−Vo に
反転し、これに応じてPWM信号出力端子5の電位はV
o に反転する。
【0026】以上説明した動作が繰返されて回路は発振
し、PWM信号出力端子5には図3(a)に示す方形波
信号が出力され、積分信号出力端子13には図3(b)
に示す三角波信号が出力される。
【0027】このPWM基本回路の発振周波数fは、コ
ンデンサ12の静電容量をC1 とすると、次式によって
決められる。 f=(R2 +R3 )/(4・C1 ・R1 ・R3 ) …(5)
【0028】次に、信号入力端子1に図4(a)に示す
信号、すなわち、時間の経過にしたがって基準電圧VRE
F1の上下に変化する信号を印加した場合を考える。ここ
で、信号入力端子1の電位が基準電圧VREF1よりも低い
ときには、積分信号出力端子13の電位の降下する速度
は遅くなり、上昇する速度は速くなる。逆に、信号入力
端子1の電位が基準電圧VREF1よりも高いときには、積
分信号出力端子13の電位の降下する速度は速くなり、
上昇する速度は遅くなる。従って、積分信号出力端子1
3の電位は図4(b)に示したように変化し、これによ
って、PWM信号出力端子5の電位は図4(c)に示す
ようなPWM波形となる。
【0029】また、PWM信号出力端子5に現れる、図
5(b)に示す方形波信号はパルス信号入力端子7を介
して振幅変調回路40に加えられる。そして、振幅変調
回路40のディザ信号入力端子6に図5(a)に示す信号
を印加すると、方形波信号がディザ信号によって振幅変
調され、図5(c)に示す信号が得られる。このとき、
積分信号出力端子13には図5(d)に示した信号が現
れる。
【0030】次に、P点を切り離すことなく、振幅変調
信号出力端子8が、帰還抵抗器9を介して、積分回路1
0内の演算増幅器11の反転入力端子に接続された場合
を図6(a)〜6(d)を参照して説明する。この場
合、図6(a)に示したディザ信号によって、PWM信
号出力端子5に現れた信号を振幅変調したために、図6
(b)に示した信号が振幅変調信号出力端子8に現れ
る。この信号は帰還抵抗器9を介して演算増幅器11の
反転入力端子に加えられる。
【0031】この動作では、振幅変調信号レベルが正の
ときは、波形振幅が大きいほど積分回路出力電圧波形の
立ち下がりが速くなり、逆に、振幅変調信号レベルが負
のときは、波形振幅が大きいほど積分回路出力電圧波形
の立ち上がりが速くなるという関係がある。すなわち、
積分回路10の出力信号周波数はディザ信号の振幅に比
例して変化する。よって、図6(b)に示した信号が積
分回路10に加えられたとき、積分信号出力端子13に
は図6(c)に示す信号が現れる。この結果、図6
(d)に示すようにPWM信号がPWM信号出力端子5
に現れる。振幅変調回路40は図6(d)に示した信号
を振幅変調したことによって、前述した図6(b)に示
した信号を出力する。この結果、積分回路10の出力信
号の振幅を一定に保持したまま、PWM信号の周波数ス
ペクトルを分散させることができる。このように、周波
数変調が行われる結果、不要輻射を防止することができ
る。
【0032】図7は本発明の他の実施例の構成を示す回
路図である。図7中、図1、図2と同一の符号を付した
ものはそれぞれ同一の要素を示している。これは、比較
回路20の出力端子にバッファ3Aの入力端子を接続
し、このバッファ3Aの出力端子をPWM信号出力端子
5Aに接続している。また、PWM信号出力端子5Aに
抵抗器4Aの一端を接続し、その他端を演算増幅器11
の非反転入力端子に接続している。そして、抵抗器4A
の他端には、コンデンサ12Aの一端を接続し、このコ
ンデンサ12Aの他端に基準電圧VREF1を印加する図示
省略の電圧源を接続する。さらにまた、抵抗器4Aの他
端には抵抗器2Aの一端が接続され、その他端に基準電
圧VREF3を印加する図示省略の電圧源が接続されてい
る。
【0033】この実施例における振幅変調回路40はP
NP形のトランジスタ41,42及びNPN形のトラン
ジスタ43,44で構成されている。ここで、トランジ
スタ41,42のエミッタは相互に接続されると共に、
電流入力型のディザ信号入力端子6に接続されている。
また、トランジスタ41のベースには基準電圧VREF4を
印加する図示省略の電圧源が接続され、トランジスタ4
2のベースはパルス信号入力端子7となっており、この
端子はPWM信号出力端子5と接続されている。一方、
トランジスタ43のコレクタはトランジスタ41のコレ
クタに、トランジスタ44のコレクタはトランジスタ4
2のコレクタにそれぞれ接続されている。また、トラン
ジスタ43,44のベースは相互に接続されると共に、
トランジスタ44のコレクタに接続され、さらに、トラ
ンジスタ43,44のエミッタは接地点GNDに共通接
続される。そして、トランジスタ43のコレクタは振幅
変調信号出力端子8となっており、積分回路10の反転
入力端子14に接続されている。
【0034】この振幅変調回路にあっては、トランジス
タ41及び42によって差動増幅回路を形成し、トラン
ジスタ41に略一定の電流を流し、ディザ信号入力端子
6からディザ信号電流を流すことによって、トランジス
タ42に流れる電流を振幅変調させている。トランジス
タ43,44は能動負荷回路を形成し、出力インピーダ
ンスが高くなっているトランジスタ43のコレクタの電
流を振幅変調信号に応動して変化させることにより、演
算増幅器11の反転入力端子に電流を流し、これによっ
て、入力信号に振幅変調信号を重畳させることができ
る。この場合には演算増幅器11の反転入力端子に流れ
る電流値を、振幅変調回路40の内部で適宜設定するこ
とができるので、図1や図2に示した帰還抵抗器9を削
除することができる。
【0035】次に図7に示す回路の動作を説明する。こ
の回路は、バッファ3Aを介して、PWM信号出力端子
5とは逆極性のPWM信号をPWM信号出力端子5Aか
ら取出すようになっている。そして、このPWM信号出
力端子5Aに発生した信号を、抵抗器2A,4A及びコ
ンデンサ12AA でなるCR回路を介して演算増幅器1
1の非反転入力端子に負帰還させている。このように構
成することによって、積分回路10及び比較回路20と
の間にBTL(balanced transformless)の負帰還を行
なっている。
【0036】この結果、BTLを採用したことにより、
同じ電源電圧に対して出力を増大させ得、しかも、PW
M出力信号に含まれる音声信号成分の歪を低減させるこ
とができる。
【0037】ところで、上記各実施例における振幅変調
回路の出力信号レベルは、信号入力端子1に加える入力
信号レベルを考慮して適切に定めるべきである。しか
し、振幅変調回路の出力信号のレベルを一定値に保持し
たとしても、入力信号レベルが通常値よりも低下した場
合には、入力信号レベルよりも振幅変調回路の出力信号
レベルが非常に大きくなる場合がある。
【0038】このように、入力信号レベルよりも振幅変
調回路の出力信号レベルが非常に大きくなると、信号出
力端子5に現れるPWM出力信号のうち、信号入力端子
1に加えた入力信号成分が少なく、振幅変調回路の出力
信号成分が多くなる。この結果、入力信号成分が振幅変
調回路の出力信号成分によってマスキングされ、信号出
力端子5のPWM出力信号に、振幅変調回路の出力信号
成分しか現れないことがあり得る。
【0039】図8はこの事態を積極的に防止するもう一
つの実施例の構成を示すブロック図である。同図中、図
2又は図7と同一の符号を付したものはそれぞれ同一の
要素を示す。ここでは、信号出力端子5に現れたPWM
信号を一方入力とし、ディザ信号入力端子6に加えられ
たディザ信号を他方入力とするスイッチ回路51を有し
ている。また、信号出力端子5に現れたPWM信号をイ
ンバータ52によって反転した信号を一方入力とし、デ
ィザ信号入力端子6に加えられたディザ信号を反転増幅
器53によってレベル反転した信号を他方入力とするス
イッチ回路54を有している。これらのスイッチ回路は
ディザ信号のレベルを超えない範囲でPWM信号を取り
出すものである。
【0040】さらに、信号入力端子1に加えられた入力
信号が乗算器55の一方側端子に、スイッチ回路51で
選択されたディザ信号が他方側端子に与えられ、同様に
信号入力端子1に加えられた入力信号が乗算器56の一
方側の反転入力端子に、スイッチ回路54で選択された
反転されたディザ信号が他方側端子に与えられている。
これらの各乗算器の出力信号はそれぞれ抵抗器57、5
8を介して、演算増幅器11の入力側で入力信号に重畳
される。
【0041】以下、この実施例の動作を図9(a)〜9
(h)を参照して説明する。先ず、抵抗器57,58と
演算増幅器11の反転入力端子との間をそれぞれ切離し
て、デイザ信号成分を加えない場合を想定する。そし
て、図9(a)の実線で示したように、信号入力端子1
のレベルを次第に増大させると、図9(h)に示すよう
にパルス幅が順次狭くなるPWM信号が信号出力端子5
に現れる。
【0042】この図9(h)に示したPWM信号と、デ
ィザ信号入力端子6に印加された図9(b)に示すディ
ザ信号とがスイッチ回路51に加えられると、PWM信
号の正方向のレベルを、ディザ信号によって制限した図
9(c)に示す信号が出力される。一方、反転増幅器5
3は基準信号に対して入力レベルを反転して出力し、イ
ンバータ52はPWM信号の極性を反転して出力する。
これらの各反転信号がスイッチ回路54に加えられる
と、図9(d)に示したように、PWM信号波形の
「1」に対応する部位が「0」で、PWM信号波形の
「0」に対応する部位がディザ信号大きさで制限された
負の値になって出力される。
【0043】そこで、乗算器55は図9(c)に示す信
号と、図9(a)に示す信号とを乗算し、図9(e)に
示す信号を出力する。また、乗算器56は図9(d)に
示す信号と、図9(a)に示す信号とを乗算し、図9
(f)に示す信号を出力する。
【0044】次に、一旦切離して考えた、抵抗器57,
58と演算増幅器11の反転入力端子との間をそれぞれ
接続したとすれば、乗算器55,56から出力された信
号が、それぞれ抵抗器57,58を介して合成され、図
9(g)に示す電流信号が演算増幅器11の反転入力端
子に加えられる。なお、図9(g)に示す電流信号が演
算増幅器11の反転入力端子に加えられた時には、図9
(a)−9(c)の信号波形も変化するが、その記載は
簡略化のため省略する。
【0045】このようにして、入力信号に重畳される図
9(g)に示す信号は、図5(c)の信号に対応するも
のであるが、図9(g)に示す信号の包絡線のレベルが
信号入力端子1の信号レベルに比例するのに対して、図
5(c)に示す信号の包絡線のレベルは、信号入力端子
1の入力信号レベルが変化しても変化しない点で相違す
る。
【0046】以上説明したように、図8に示した実施例
によれば、入力信号レベルよりも振幅変調回路の出力信
号レベルが非常に大きくなるという事態を未然に防止す
ることができ、ラジエーションの抑制、及び、ノイズに
よる比較回路の誤動作を防止を一層確実にする効果があ
る。
【0047】図10は、図8に示した実施例に対する具
体的な回路構成例を示す回路図である。図中、61〜6
5、68、69はPNPトランジスタで、66、67は
NPNトランジスタである。ここで、トランジスタ61
〜63の各エミッタは図示省略の正の基準電圧源に共通
接続されている。また、トランジスタ61のコレクタは
ディザ信号入力端子6に接続され、トランジスタ61〜
63の各ベースはトランジスタ61のコレクタに共通接
続されている。
【0048】そして、トランジスタ64、65の各エミ
ッタはトランジスタ62のコレクタに接続されており、
このうち、トランジスタ64のベースは信号出力端子5
に、トランジスタ65のベースは基準電圧に対して中間
の電圧を発生する電圧源に、そのコレクタは接地点にそ
れぞれ接続されている。
【0049】また、トランジスタ66、67の各エミッ
タは接地点に接続され、これらのトランジスタ66、6
7の各ベースは共通にして、トランジスタ66のコレク
タと共に、トランジスタ64のコレクタに接続されてい
る。そして、トランジスタ67のコレクタは抵抗器を介
して基準電圧源に接続されると共に、乗算器56の入力
端子に接続されている。
【0050】さらに、トランジスタ68、69の各エミ
ッタは前述のトランジスタ63のコレクタに共通接続さ
れており、このうち、トランジスタ68のベースは信号
出力端子5に、そのコレクタは接地点にそれぞれ接続さ
れ、トランジスタ69のベースは基準電圧に対して中間
の電圧を発生する電圧源に接続され、そのコレクタは抵
抗器を介して基準電圧源に接続されると共に、乗算器5
5の入力端子に接続されている。
【0051】この図10において、トランジスタ61〜
63はカレントミラー回路を構成し、ディザ信号入力端
子6にディザ信号を加えると、トランジスタ61と同一
の電流がトランジスタ62、63に流れる。トランジス
タ68、69は差動増幅回路を構成し、これにトランジ
スタ63を通る電流を供給すると共に、トランジスタ6
8のベースに信号出力端子5のPWM信号を加えること
によって、トランジスタ69のコレクタから図9Cに示
した振幅変調信号が得られる。同様に、トランジスタ6
4、65も差動増幅回路を構成し、これにトランジスタ
62を通る電流を供給すると共に、トランジスタ64の
ベースに信号出力端子5のPWM信号を加えることによ
って、レベル反転したPWM信号が得られる。トランジ
スタ66、67は反転増幅回路を構成し、各ベースに接
続されたトランジスタ66のコレクタにこのPWM信号
を加えることによって、トランジスタ67のコレクタか
ら図9Dに示した振幅変調信号が得られる。
【0052】このうち、トランジスタ69のコレクタか
ら得られた振幅変調信号は、乗算器55によって入力信
号と乗算され、トランジスタ67のコレクタから得られ
た振幅変調信号は乗算器56によって、入力信号の反転
信号と乗算される。このようにして、図10の回路構成
により図8を用いて説明した動作を行なわせることがで
きる。
【0053】なお、上述した各実施例では、比較回路か
ら出力されるPWM信号をそのままディザ信号によって
振幅変調しているが、比較回路から出力されるPWM信
号に周波数が比例した信号を用い得ることは勿論であ
り、さらに、この比較回路から出力されるPWM信号を
用いずに、これと同等の周波数を持つパルス信号を用い
ても上述したと同様に周波数スペクトルを分散させるこ
とができる。
【0054】また、上記各実施例では、電圧比較形の比
較回路を用いているが、この代わりに電流比較形の比較
回路を用い得ることは言うまでもない。さらに、電圧比
較回路の代わりに、増幅器を用いて上述したと同様な機
能を持たせることもできる。
【0055】ところで、上述した各実施例にあっては、
PWM信号出力端子5からPWM信号を取り出すことを
前提として説明したが、本発明は積分信号出力端子から
入力信号に対応した周波数変調信号の生成にも応用でき
ることは明らかである。
【0056】以上の説明によって明らかなように、図1
ないし図10の実施例によれば、デイザ信号によって、
積分回路の出力信号の振幅を一定に保持したまま周波数
変調を施すことによりPWM信号の周波数スペクトルを
分散させるので、S/N比及びダイナミックレンジの両
方に影響を及ぼすことなく、ラジエーションを抑制する
ことができる。また、積分回路の出力の振幅が小さいと
きにノイズによって起こり易い比較回路の誤動作を未然
に防止することができる。この場合、被振幅変調信号と
して比較回路の出力信号に比例した信号を用いることに
より、回路構成を簡易化することができる。
【0057】次に図1の構成の他の応用例について説明
する。パルス幅変調回路(PWM回路)は音響用スピー
カ、モータ等の低インピーダンス負荷を駆動するために
用いられることが多い。このため、負荷を十分駆動でき
る能力を有するパワードライバ回路で、PWM信号出力
を電力増幅する必要がある。この際、パワードライバ回
路に例えばパワーMOSFET等の素子を使用すると、
素子自体の特性(立ち上がり、立ち下がり特性のなまり
等)によって得られる音声信号の歪率が悪化してしま
う。
【0058】図11は図2に示した回路を基本とする回
路図であり、比較回路20と信号出力端子5との間にパ
ワードライバ回路70が挿入され、信号出力端子5に音
声帯域外の成分を除去するためのローパスフィルタ80
およびスピーカ81が接続されている点以外は図2と同
じ構成となっている。このパワードライバ回路を図11
に示すように、パルス幅変調回路の信号ループの中に含
むことによって、パワードライバ回路の歪によって音声
信号の歪率を悪化させることを防止できる。
【0059】また図12は図7に示した実施例にパワー
ドライバ回路を付加した実施例を示す回路図である。こ
の実施例ではインバータ3にはパワードライバ回路70
が、バッファ3Aにはパワードライバ70Aがそれぞれ
接続され、それぞれの信号出力点にはローパスフィルタ
80のコイルL1およびL2が接続されており、他の構
成は図7と同じである。
【0060】図13はパワードライバ回路の一例の構成
を示す回路図である。入力端子71に接続された反転プ
リドライバ回路72の出力端子73はPチャンネルパワ
ーMOSFET Q1とNチャンネルパワーMOSFE
T Q2のゲート共通接続点に接続され、これらのドレ
イン共通接続点が出力端子74となっている。
【0061】この回路では、入力端子71がLレベルの
ときは反転プリドライバ回路72の出力端子73はHレ
ベルとなり、両パワーMOSFETのゲートもHレベル
となるのでトランジスタQ1がOFFし、トランジスタ
Q2がONする。このとき、出力端子74は、トランジ
スタQ2のドレイン‐ソース間抵抗(ほぼ0Ω)を介し
てGNDに接続されることになる。このとき、OFFし
ているQ1のドレイン‐ソース間の抵抗はほぼ無限大で
ある。一方、入力端子71がHレベルのときには反転プ
リドライバ回路72の出力端子73はLレベルとなり、
両パワーMOSFET Q1およびQ2のゲートもLレ
ベルとなるのでトランジスタQ1がONし、トランジス
タQ2がOFFする。したがって、出力端子は、Q1の
ドレイン‐ソース間抵抗(ほぼ0Ω)を介してVCCに
接続されることになる。このとき、OFFしているQ2
のドレイン‐ソース間の抵抗はほぼ無限大となる。
【0062】このように図13のパワードライバ回路は
入力端子がLレベルのときには出力端子もLレベル、入
力端子がHレベルのときには出力端子もHレベルとなっ
て、出力端子に接続された負荷(スピーカ)に駆動電流
を供給する。また、反転プリドライバ回路を設けている
のは、図11、図12に示したパワードライバ回路と入
出力の極性を揃えるためである。
【0063】図14はパワードライバ回路の他の例を示
す回路図であって、2つのNチャネルパワーMOSFE
Tを使用した例である。入力端子71にはNチャネルパ
ワーMOSFET Q2のゲートと反転プリドライバ回
路72の入力端子が接続され、反転プリドライバ回路7
2の出力端子73はNチャネルパワーMOSFETQ3
のゲートが接続されている。トランジスタQ2のソース
とQ3のドレインが共通接続されて出力端子74となっ
ている。トランジスタQ2のドレインは電源Vccに接続
され、トランジスタQ3のソースは接地されている。
【0064】この回路では入力端子71がHレベルのと
きには反転プリドライバ回路72の出力端子73はLレ
ベルとなりトランジスタQ3のゲートもLレベルとなる
のでこのトランジスタはOFFする。このときトランジ
スタQ2のゲートはHレベルなのでこのトランジスタは
ONする。この状態で出力端子74は、Q2のドレイン
‐ソース間抵抗(〜0Ω)を介してVCCに接続されて
いることになる。一方、OFFしているQ3のドレイン
‐ソース間抵抗はほぼ無限大である。
【0065】入力端子71がLレベルのときには、反転
プリドライバ回路72の出力端子73はHレベルとな
り、トランジスタQ3のゲートもHレベルとなるのでこ
のトランジスタはONする。このときトランジスタQ2
のゲートはLレベルなのでこのトランジスタはOFFす
る。この状態で出力端子74はQ3のドレイン‐ソース
間抵抗(〜0Ω)を介してGNDに接続されていること
になる。これに対し、OFFしているトランジスタQ2
のドレイン‐ソース間抵抗はほぼ無限大である。
【0066】このように図14のパワードライバ回路は
入力端子がLレベルのときには出力端子もLレベル、入
力端子がHレベルのときには出力端子もHレベルとな
り、出力端子に接続された負荷(スピーカ)に駆動電流
を供給する。
【0067】次に、図1のディザ入力を異なった用途に
用いた他の実施例について説明する。先に説明した実施
例では、図6(a)に示されるように、デイザ信号入力
端子印加信号波形の一例として、三角波信号を示してい
る。これは、三角波信号として例えば20Hz程度の低
周波信号を使用して、PWM出力端子波形に、三角波信
号に比例した周波数変調を促すことによって、ラジエー
ション対策をするものであった。これに対し、以下の実
施例ではディザ信号入力をラジエーション対策に加えて
PWM出力信号波形の周波数補正にも用いるものであ
る。
【0068】図2に示す回路において振幅変調回路40
およびこれを含む帰還ループを欠く構成の場合、信号入
力端子1に印加する入力信号の振幅が大きくなるほど、
PWM回路の出力信号の周波数が低くなってしまう欠点
がある。即ち、図15の実線で示すように、PWM回路
の出力信号(パルス波)の周波数は、そのディーティ比
が入力信号がない場合に相当する0.5のときに最も高
く(この例では200kHz)、デューティ比が0、ま
たは1.0に近づくほど前記PWM回路の出力信号の周
波数は低くなってしまう。
【0069】ここでデューティ比とは図16に示される
ように、PWM出力信号波形のHレベル及びLレベルが
続く時間T1 ,T2 を使用して T1 /(T1 +T2 ) …(6) と表わされる。また、発振周波数fは f=4×(T1 /(T1 +T2 )×(1−T1 /(T1 +T2 )) ×200kHZ …(7) と表わされる。
【0070】図2に示す回路におけるディザ入力端子
に、図15の破線で示したような、PWM出力信号のデ
ィーティ比、即ち、信号入力端子に印加した入力信号の
振幅に応じた、振幅変調回路の倍率(三角波の傾き)に
対応する補正信号を入力することにより、前述したPW
M回路の出力信号の周波数の低下は相殺され、補正でき
ることになる。
【0071】図17はこの補正信号を近似的に得ること
のできる回路の構成を示す回路図である。補正回路入力
端子91に図2の信号入力端子に印加した入力信号と同
様の信号を印加すると、ピーク検出回路92により入力
信号の振幅が検出される。このピーク検出回路92の出
力はコンパレータ93〜95にそれぞれ与えられる。
【0072】コンパレータ93〜95はそれぞれ比較入
力として異なるスレッシュホールド電圧Va ,Vb,V
cが入力されており、これらとの比較出力により、振幅
に応じてスイッチアンプ96〜99を制御する。そし
て、これらの出力の加算回路99による加算結果が補正
回路出力端子100より取り出されることになる。例え
ば振幅の小さいときにはいずれのスイッチアンプもオフ
し、振幅が大きくなるに従って順次スイッチアンプ9
6、スイッチアンプ97、スイッチアンプ98がオンさ
れるので、これらのスイッチアンプの入力電圧V1 、V
2 、V3 を適当に選ぶことによって補正回路出力端子に
おいて図15の破線で示す倍率を有する信号を生成する
ことができる。
【0073】図18は本発明の別の観点によるパルス幅
変調回路の概略構成を示すブロック図である。同図によ
れば、このパルス幅変調回路は、入力端子1に入力され
た信号が積分回路10に与えられ、この積分回路10の
出力は振幅変調回路40を経て比較回路20に入力さ
れ、その出力が出力端子5から取り出されるとともに、
回路30を介して積分回路10の入力側に帰還されてい
る。振幅振幅変調回路40にはディザ信号入力端子6に
ディザ信号が与えられている。なお、この実施例におい
ても端子6には周波数補正信号を与えるようにしても良
い。
【0074】図19は図18とほぼ同じ態様を示すブロ
ック図であり、図18との相違は、振幅変調回路40に
対して与えられるディザ信号がディザ信号生成回路11
0で生成されるようになっている点である。ディザ信号
生成回路110はディザ信号を出力するもので、振幅変
調回路40はそのディザ信号により積分回路10の出力
信号を振幅変調するようになっている。なお、比較回路
20はヒステリシス特性を有する演算増幅器として示さ
れており、その反転入力端子には、振幅変調回路40の
出力信号が入力されている。そして、この比較回路20
の出力は出力端子5から取り出されるとともに、積分回
路10の入力側に帰還回路30によりフィードバックさ
れる。
【0075】図20は図19に示す回路の具体化例を示
す回路図である。この図面において、図2と同じ構成要
素には同じ参照番号を付してある。同図において、信号
入力端子1に入力抵抗2の一端が接続されている。入力
抵抗2の他端は演算増幅器11の反転入力端子(−)に接
続されている。この演算増幅器11はコンデンサ12と
共に積分回路10を構成しており、コンデンサ12の一
端は演算増幅器11の反転入力端子に接続され、その他
端は演算増幅器11の出力端子に接続されている。そし
て、演算増幅器11の非反転入力端子(+)には、基準
電圧VREF1を印加する図示しない電圧源が接続され、演
算増幅器11の出力は掛算回路45に入力され、その出
力は演算増幅器20の反転入力端子に入力されている。
演算増幅器20の出力は出力端子5から取り出されると
ともに、帰還回路30の帰還要素をなす抵抗4を介して
積分回路の演算増幅器11の反転入力端子に帰還されて
いる。
【0076】入力端子1に与えられた信号は、ピーク検
出回路111に与えられ、その出力はディザ発振回路1
12の出力とともに加算回路27で加算される。そして
この加算出力は掛算回路45に与えられ、この掛算回路
45は加算回路113の出力信号を変調波として演算増
幅器11の出力信号を振幅変調する。
【0077】次に、この回路の動作を説明する。入力端
子1にアナログ波入力が無い状態においては、帰還回路
30を流れる電流による積分容量素子12の電位変化が
比較回路20により捕捉される。つまり、帰還回路30
を流れる電流が容量素子12に流れ込むことで積分回路
11の出力電位が下がる状態になり、比較回路20の基
準電位以下になるまでその状態が続く。そして、積分回
路10の出力電位が基準電位以下になると、容量素子1
2が放電する状態となって帰還回路30の電流の向きが
切換り、積分回路10の出力電位が上昇する状態とな
り、比較回路20の基準電位を超えるまでその状態が続
く。その後、積分回路10の出力電位が比較回路20の
基準電位を超えると、積分容量素子12が放電状態に戻
る。このような動作が単調に繰返される結果、デューテ
ィが一定のパルス信号が比較回路20から出力されるこ
ととなる。このパルス信号がキャリア信号となる。
【0078】そして、入力端子1にアナログ信号が入力
されると、その入力信号振幅によって積分容量素子12
の電位変化の割合が影響を受ける。つまり、入力端子1
の電位が比較回路20の基準電位よりも低いときには積
分回路20の出力電位降下速度が遅く、同出力電位上昇
速度は速くなる。また、入力端子1の電位が比較回路2
0の基準電位よりも高いときには積分回路20の出力電
位降下速度が速く、同出力電位上昇速度は遅くなる。
【0079】この様子を図21(a)から21(d)を
参照して説明する。図21(a)に示すようなアナログ
信号が入力端子1に入力された場合、積分回路10の出
力は図21(b)に示されたものとなる。一方、入力信
号のピークとティザ入力信号が加算され、電位上昇時と
電位下降時とで傾斜の異なる図21(c)の破線で示す
振幅変調波の波形により、積分回路10の出力が制限さ
れるため、掛算回路45の出力は図21(c)の実線で
示すような波形に振幅変調される。
【0080】この振幅変調された出力は比較器20に入
力されることにより、そのヒステリシス特性に従い、出
力信号はキャリア信号の基本波及び高調波のスペクトル
成分が拡散されて、図21(d)に示すような周波数変
調されたものとなる。このように積分回路10の出力を
ディザ及び入力ピークにより振幅変調した信号を比較回
路20に与えることにより周波数変調をかけるようにし
たので、被変調波の基本波及び高調波スペクトル成分が
拡散され、それらの成分による不要輻射を抑圧すること
ができることとなる。そして、その基本波及び高調波ス
ペクトル成分のピークレベルを下げることができるた
め、積分回路出力の基本波及び高調波スペクトル成分に
よる悪影響を抑制することができる。
【0081】この実施例では振幅変調を行う構成を信号
ループの中に設けたが、ループ外に設けることもでき
る。図22はこのような例を示すブロック図であって、
積分回路10、比較回路20および抵抗4からなるルー
プが形成されており、入力端子1に接続された入力抵抗
2と積分回路10の入力端との間には電圧制御発振器1
20の出力が与えられている。また、この電圧制御発振
器120は制御回路130により制御されるようになっ
ている。
【0082】図23は、図22の構成を具体的に示した
ものである。積分回路10が演算増幅器11を、比較回
路20が演算増幅器21を有していることはこれまでに
説明した実施例と同じである。ただし、演算増幅器21
は必ずしもヒステリシス特性を有している必要はない。
また、電圧制御発振器120はVCO121であり、制
御入力端子に与えられる電圧に応じた周波数を有するパ
ルス信号をキャリア信号として積分回路41の入力端子
に与える。制御回路130は電圧制御発振器120の制
御入力端子に出力周波数制御用の電圧信号を与えるもの
で、ここではディザ発振回路131となっている。この
ディザ信号によりVCO121から出力されるキャリア
信号に周波数変調が施される。
【0083】この積分回路10に与えるキャリア信号の
周波数変調によって、積分回路10の出力における基本
波及び高調波のスペクトル成分のピークレベルを下げる
ことができるので、積分回路10の出力の基本波及び高
調波スペクトル成分による悪影響ならびに大振幅入力に
よる悪影響を抑制することが可能となる。
【0084】そして特に、その周波数変調動作は、帰還
ループ外から発生されるキャリア信号に基づいて行わ
れ、比較回路20の出力とは独立であるため、被変調波
に影響されずに安定した動作が得られる。
【0085】図24は図23に示す回路の変形例を示す
回路図であって、図23に示す回路においてVCO12
1に対する第2の制御回路として入力端子1の信号を入
力してそのピークを検出するピーク検出回路140を設
けたものである。この構成では、入力端子1への信号レ
ベルに応じてキャリア信号の基本波及び高調波スペクト
ルを可変制御することができ、より良好な大振幅時対策
を施すことができる。
【0086】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、入力信
号を時間について積分する積分回路と、ヒステリシス特
性を有する比較回路と、この比較回路の出力を積分回路
の入力に導く帰還手段によるループ中に振幅変調を行う
振幅変調回路を備え、ループ内での振幅変調により、パ
ルス幅が周波数変調されたパルス幅変調信号を比較回路
の出力信号として得ているので、簡単な構成でS/N比
及びダイナミックレンジの両方を広く確保できるパルス
幅変調回路を提供することが可能となる。また、振幅変
調回路に対して振幅変調すべきループ内の信号ととも
に、パルス幅変調信号の周波数スペクトルを分散させる
ディザ信号が供給された本発明にかかるパルス幅変調回
路によれば、出力信号である高周波のパルス幅変調信号
に周波数変調を行い、特定の周波数を持たなくしている
ので、不要輻射の影響を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の観点による一実施例の概略構成
を示すブロック図。
【図2】図1に示した構成を詳しく示した回路図。
【図3】図2に示した回路の動作を説明する波形図。
【図4】図2に示した回路の動作を説明する波形図。
【図5】図2に示した回路における特に振幅変調回路の
働きを説明する波形図。
【図6】図2に示した回路の総合的動作を説明する波形
図。
【図7】本発明の他の実施例の構成を示す回路図。
【図8】本発明のさらに他の実施例の構成を示すブロッ
ク図。
【図9】図8に示した回路図の動作を示す波形図。
【図10】図8に示した実施例に対する具体的な回路構
成例を示す回路図。
【図11】図2の実施例を低負荷駆動に応用した実施例
を示すブロック図。
【図12】図7の実施例を低負荷駆動に応用した実施例
を示すブロック図。
【図13】パワードライバ回路の一例を示す回路図。
【図14】パワードライバ回路の他の例を示す回路図。
【図15】出力信号のデューティー比を説明するグラ
フ。
【図16】デューティー比の定義を示す説明図。
【図17】補正信号を近似的に得ることのできる回路の
構成を示す回路図。
【図18】本発明の第2の観点による一実施例の概略構
成を示すブロック図。
【図19】図18を具体化した例を示すブロック図。
【図20】図19をさらに具体化した例を示す回路図。
【図21】図20における動作を示す波形図。
【図22】振幅変調を行う構成をループ外に設けた構成
を示すブロック図。
【図23】図22を具体化した図。
【図24】振幅変調の他の方式で行う例を示すブロック
図。
【符号の説明】
1 入力端子 2 入力抵抗 3 インバータ 3A バッファ 4 帰還抵抗 5、5A 出力端子 6 ディザ入力端子 9 第2の帰還抵抗 10 積分回路 20、20A 比較回路 30 フィードバック回路 40 振幅変調回路 45 掛算回路 51、54 スイッチ回路 55、56 掛算器 70 ドライバ回路 80 ローパスフィルタ 81 スピーカ 92、111、140 ピーク検出回路 93、94、95 コンパレータ 96、97、98 スイッチングアンプ 110 ディザ信号発生回路

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力端子と、 前記入力端子に供給された入力信号を時間について積分
    する積分回路と、 ヒステリシス特性のあるしきい値を有し、前記積分回路
    の出力側に設けられ、前記積分回路の出力信号から得ら
    れた信号と前記しきい値とを比較する比較回路と、 この比較回路の出力に接続された出力端子と、 前記比較回路の出力信号を前記積分回路の入力側に導く
    帰還手段と、 前記積分回路と前記比較回路とを含むループ中に設けら
    れ、このループ内で振幅変調を行う振幅変調回路とを備
    え、 前記ループ内での振幅変調により、パルス幅が周波数変
    調されたパルス幅変調信号を前記比較回路の出力信号と
    して前記出力端子から得るようにしたパルス幅変調回
    路。
  2. 【請求項2】前記振幅変調回路には前記比較回路の出力
    とともに、前記パルス幅変調信号の周波数スペクトルを
    分散させるディザ信号が供給されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のパルス幅変調回路。
  3. 【請求項3】入力端子と、 前記入力端子に供給された入力信号を時間について積分
    する積分回路と、 ヒステリシス特性のあるしきい値を有し、前記積分回路
    の出力に接続されて前記積分回路の出力信号と前記しき
    い値とを比較する比較回路と、 前記比較回路の出力に接続された出力端子と、 前記比較回路の出力信号を前記積分回路の入力に導く第
    1の帰還手段と、 前記比較回路の出力信号を振幅変調する振幅変調回路
    と、 前記比較回路の出力信号を前記振幅変調回路に、および
    前記振幅変調回路の出力信号を前記積分回路の入力に導
    く第2の帰還手段とを備えたパルス幅変調回路。前記積
    分回路、前記比較回路、前記振幅変調回路および前記第
    2の帰還手段よりなるループ内での振幅変調により、パ
    ルス幅が周波数変調されたパルス幅変調信号を前記比較
    回路の出力信号として前記出力端子から得るようにした
    パルス幅変調回路。
  4. 【請求項4】前記振幅変調回路には前記比較回路の出力
    とともに、前記パルス幅変調信号の周波数スペクトルを
    分散させるディザ信号が供給されていることを特徴とす
    る請求項3に記載のパルス幅変調回路。
  5. 【請求項5】前記振幅変調回路は、前記パルス幅変調信
    号の周波数スペクトルを分散させるディザ信号を共通エ
    ミッタ入力とする一対のトランジスタよりなる差動増幅
    回路で構成されることを特徴とする請求項3に記載のパ
    ルス幅変調回路。
  6. 【請求項6】前記出力端子が前記比較回路の出力を反転
    して取り出す第1の出力端子と、前記比較回路の出力を
    そのまま取り出す第2の出力端子とからなることを特徴
    とする請求項3に記載のパルス幅変調回路。
  7. 【請求項7】前記比較回路の出力に接続され、比較回路
    出力を反転して前記第1の出力端子に供給する反転器
    と、前記比較回路の出力に接続され、比較回路出力を維
    持して前記第2の出力端子に供給するバッファとをさら
    に備えた請求項6に記載のパルス幅変調回路。
  8. 【請求項8】前記第1の出力端子は第1の帰還抵抗を含
    む第1の帰還回路を介して前記積分回路を構成する演算
    増幅器の反転入力に接続され、前記第2の出力端子は第
    2の帰還抵抗を介して前記演算増幅器の非反転入力に接
    続されたことを特徴とする請求項7に記載のパルス幅変
    調回路。
  9. 【請求項9】前記振幅変調回路は、前記比較回路の出力
    を一方側入力とし、前記パルス幅変調信号の周波数スペ
    クトルを分散させるディザ信号を他方側入力とする第1
    のスイッチ回路と、前記比較回路の出力の反転信号を一
    方側入力とし、前記ディザ信号の反転増幅器による反転
    信号を他方側入力とする第2のスイッチ回路と、前記第
    1のスイッチ回路の出力と入力信号を乗算する第1の乗
    算器と、前記第2のスイッチ回路の出力と前記入力信号
    の反転入力を乗算する第2の乗算器と、これらの第1お
    よび第2の乗算器の出力を前記積分回路の入力に重畳さ
    せる手段とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の
    パルス幅変調回路。
  10. 【請求項10】前記振幅変調回路は、前記比較回路の出
    力を一方側入力とし、基準電圧の半分の電圧を他方側入
    力とする第1および第2の差動増幅器と、これらの差動
    増幅器の各共通エミッタにディザ信号に応じた電流を流
    すカレントミラー回路と、前記第2の差動増幅器の出力
    を反転する反転増幅器と、前記第1の差動増幅器の出力
    と前記入力信号を乗算する第1の乗算器と、前記反転増
    幅器の出力と前記入力信号の反転入力を乗算する第2の
    乗算器と、これらの第1および第2の比較器の出力を前
    記積分回路の入力に重畳させる手段とを備えたことを特
    徴とする請求項3に記載のパルス幅変調回路。
  11. 【請求項11】前記比較回路と前記出力端子間にパワー
    ドライバ回路が接続され、前記出力端子にはローパスフ
    ィルタを介して低インピーダンス負荷が接続されたこと
    を特徴とする請求項3に記載のパルス幅変調回路。
  12. 【請求項12】前記低インピーダンス負荷がスピーカで
    あることを特徴とする請求項11に記載のパルス幅変調
    回路。
  13. 【請求項13】前記第1及び第2の出力端子間には、ロ
    ーパスフィルタの第1および第2のインダクタンスを介
    して低インピーダンス負荷が接続されたことを特徴とす
    る請求項6に記載のパルス幅変調回路。
  14. 【請求項14】前記低インピーダンス負荷がスピーカで
    あることを特徴とする請求項13に記載のパルス幅変調
    回路。
  15. 【請求項15】前記パルス幅変調回路は、前記パルス幅
    変調信号の周波数スペクトルを分散させるディザ信号を
    入力するディザ信号入力端子を備え、このディザ信号入
    力端子にはパルス幅変調信号の周波数を所定値に保つた
    めの補正信号が与えられることを特徴とする請求項3に
    記載のパルス幅変調回路。
  16. 【請求項16】前記ディザ信号入力端子には、前記補正
    信号を出力する補正信号発生手段が接続されることを特
    徴とする請求項15に記載のパルス幅変調回路。
  17. 【請求項17】前記補正信号発生手段は、入力信号のピ
    ーク値を検出するピーク検出回路と、それぞれ異なる比
    較基準電圧が一方側に入力され、他方側に前記ピーク検
    出回路の出力が入力される複数の比較器と、これらの比
    較器の出力に応じて増幅動作が制御される複数のスイッ
    チ増幅器と、これらのスイッチ増幅器の出力を重畳する
    加算回路とを備えたことを特徴とする請求項16に記載
    のパルス幅変調回路。
  18. 【請求項18】入力端子と、 前記入力端子に供給された入力信号を時間について積分
    する積分回路と、 この積分回路の出力に接続され、前記積分器の出力信号
    の振幅変調を行う振幅変調回路と、ヒステリシス特性の
    あるしきい値を有し、前記振幅変調回路の出力に接続さ
    れ、前記振幅変調回路の出力信号と前記しきい値とを比
    較する比較回路と、 この比較回路の出力に接続された出力端子と、 前記比較回路の出力信号を前記積分回路の入力に導く帰
    還手段とを備え、 前記積分回路、前記振幅変調回路、比較回路、前記帰還
    手段よりなるループ内での振幅変調により、パルス幅が
    周波数変調されたパルス幅変調信号を前記比較回路の出
    力信号として前記出力端子から得るようにしたパルス幅
    変調回路。
  19. 【請求項19】前記振幅変調回路に対して振幅変調を制
    御する変調波生成回路をさらに備えたことを特徴とする
    請求項18に記載のパルス幅変調回路。
  20. 【請求項20】前記変調波生成回路は、入力信号のピー
    クを検出するピーク検出回路と、このピーク検出回路の
    出力と前記パルス幅変調信号の周波数スペクトルを分散
    させるディザ信号とを重畳させる加算器とを備え、前記
    振幅変調回路が前記加算器の出力と前記積分回路の出力
    を掛け合わせる乗算回路であることを特徴とする請求項
    18に記載のパルス幅変調回路。
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