JP3122929B2 - 引張試験機における接触式標線追跡装置。 - Google Patents

引張試験機における接触式標線追跡装置。

Info

Publication number
JP3122929B2
JP3122929B2 JP08130615A JP13061596A JP3122929B2 JP 3122929 B2 JP3122929 B2 JP 3122929B2 JP 08130615 A JP08130615 A JP 08130615A JP 13061596 A JP13061596 A JP 13061596A JP 3122929 B2 JP3122929 B2 JP 3122929B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding
tracking device
force
test piece
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08130615A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09292323A (ja
Inventor
好則 太田
Original Assignee
株式会社東洋精機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東洋精機製作所 filed Critical 株式会社東洋精機製作所
Priority to JP08130615A priority Critical patent/JP3122929B2/ja
Publication of JPH09292323A publication Critical patent/JPH09292323A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3122929B2 publication Critical patent/JP3122929B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動引張試験機に
おける試験片の伸長度を測定する接触式標線追跡装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の接触式標線追跡装置は試験片の中
央平行部で標線に相当する2点間を挟持アーム先端部で
挟持し試験片表面に接触圧を加えておき、試験片の中央
平行部の伸長度合を挟持アーム先端部と試験片表面との
摩擦力によって挟持アーム先端部が移動することによっ
て検出していた。また、検出条件を与える為に標準的な
試験片の硬度及び表面状態を加味して挟持アーム先端部
の挟持圧を圧縮バネを用い手動によって挟持アーム先端
部の挟持圧を調整し最適な摩擦圧を与えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の通り、従来の接
触式標線追跡装置において、試験片の標線間伸長を求め
るために標準的な試験片の硬度及び表面状態を加味して
圧縮バネを最適に調整して測定を行っていたが、自動化
された引張試験機の場合には試験する試験片は数百種類
あり、且つ連続的に自動で伸長度の検出を行わなければ
ならない。そのなかでも、硬いもの又は柔らかいもの、
また、表面に光沢があるもの又はないもの等があり、各
々の試験片の硬度及び表面状態に対応させるためには上
記の方法では適切な摩擦圧を与えることができないこと
や耐油試験などの滑り易い試験片では、試験片が滑って
引っ張る途中で標線アームがスリップし正規な標線位置
でなくなる恐れがあるという問題点がある。
【0004】本発明は、上記の問題点を解決するため
に、連続的に数百種類ある試験片の硬度及び表面状態に
応じて試験片を最適な挟持力で挟持し、自動的に連続且
つ正確に伸長度を測定することを可能にすることを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明接触式標線追跡装置は、予め試験片の硬度
及び表面状態を検出しておき、その情報を基に、外部か
らの電気信号又は手動ツマミ等により挟持部の挟持アー
ムを作動する駆動部の挟持力を調整し、最適な力で試験
片を挟持することを可能とした。上記駆動部をモータ駆
動による電動ハンド型又は電気─空気変換によるエアー
ハンド型にしてある。さらに挟持部内部にスプリングを
包含させ、引張試験の際に、試験片の伸びに従って挟持
部が支持軸を中心に引張方向へ傾斜し、挟持部後端部に
設けた永久磁石の磁界の変化により、磁気センサが作動
することによりモータが回転し、それに伴ってボールネ
ジが駆動回転し、支持部が引張方向に移動して、支持部
が水平状態になると停止し、エンコーダによって移動量
が検出され試験片の伸長度を測定することができること
を特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。図1乃至図3に、本発明接
触式標線追跡装置の要部となる挟持部1と、この挟持部
1を支持する支持部2を示してある。この支持部2は後
述するボ─ルネジに螺合させて移動するように支持させ
てある。挟持部1はお互いに内向きに突出した先端部1
a,1aを有する一対の挟持アーム1A,1Aと、これ
ら一対の挟持アーム1A,1Aを近接離反作動する駆動
部13と挟持部1を支持部2に軸支する後端部1Bとに
よって構成される。この挟持部1の後端部1Bにはバラ
ンサー14を設けてある。挟持部1の挟持アーム1A,
1Aはその先端部1a,1aによって、試験片(この図
では表示しない)の中央平行部厚み方向の標線部分を挟
持するようにしてある。挟持部1は支持軸3によって支
持部2に軸支してあり、試験片が引っ張られると、挟持
部の先端部1aが引張方向(実施例では上向き)へ移動
し、挟持部の後端部1Bは引張方向とは反対方向(実施
例では時計方向CW方向)へ移動する。挟持部の後端部
1Bには永久磁石4が設けられており、挟持部1が傾斜
すると永久磁石4の磁界の方向が変化することにより反
応する磁気センサ5を支持部2内の永久磁石4の後方に
設けた。磁気センサ5は永久磁石4の磁界の方向の変化
を電気信号に変換し、変換した電気信号をコンピュータ
ー(図示しない)に出力するようにしてある。コンピュ
ーターにより送られた電気信号により支持部2を追跡移
動させるモータ10が回転して、ボールネジ6に伝動さ
れて、挟持部1が水平になるまで引張方向へ移動する。
挟持部1が水平状態から反時計方向CCW方向へ移動す
るのを防止するために、挟持部1が水平になると挟持部
の後端部1Bが移動しないようにするストッパー7を支
持部2に設けてある。上記駆動部13はモータ駆動によ
る電動ハンド型又は電気─空気変換によるエアーハンド
型を使用する。
【0007】図4は挟持部1が時計方向CW方向及び反
時計方向CCW方向へ傾斜したときの磁気センサからの
電気信号出力を表したグラフである。ストッパー7がな
いとき、挟持部1が反時計方向CCW方向及び時計方向
CW方向へ最大60°傾斜可能で、挟持部1が反時計方
向CCW方向へ傾斜すると磁気センサ5は正の電気信号
を出力し、逆に時計方向CW方向へ傾斜すると磁気セン
サ5は負の電気信号を出力する。
【0008】図5は標線追跡装置の実施例である。予め
試験片9の硬度及び表面状態を検出した後試験片チャッ
ク8a,8bにより試験片の幅広部9Aをチャックし、
垂直方向に試験片9を保持する。水平方向に保たれた挟
持部1の挟持アーム1A,1Aはチャッキングされた試
験片の中央平行部9Bの厚み方向の標線部分二箇所を挟
持して、引張試験を行う。このとき、下部の試験片チャ
ック8aを固定して、上部の試験片チャック8bを矢印
の上方向へ引っ張る。試験片9が伸長すると上下の挟持
部1,1は夫々の支持軸3,3を中心に時計方向CW方
向へ移動する。このとき挟持部1,1の後端部に設けた
永久磁石4,4による磁界の変化で磁気センサ5,5か
ら夫々負の電気信号をコンピューターへ出力する。デー
タを送られたコンピューター(図示しない)が電気信号
をゼロにしようとするためにモータ10,10を動か
す。モータ10,10により駆動されるボールネジ6,
6が回転して、支持部2,2を矢印方向へ移動する。こ
のとき、支持部2,2が水平な状態になると、ストッパ
ー7,7によって挟持部の後端部1B,1Bは矢印方向
へ移動しないので、支持部2,2は止まる。ボールネジ
6,6の上端に設けたエンコーダ11,11が支持部
2,2の移動量を検出する。従って試験片の伸長度が測
定される。
【0009】図6には挟持ア─ム1Aの内側に圧縮バネ
12を包含させた例を示してある。
【0010】
【発明の効果】本発明自動引張試験機における接触式標
線追跡装置は、予め試験片の硬度及び表面状態を検出し
ておくので、異なった種類の試験片を連続的に且つ夫々
の試験片の特徴に応じて正確に引張試験を行うことがで
きる。また挟持部をモータ駆動による電動ハンド型又は
電気─空気変換によるエアーハンド型にしたことで、検
出データより、自動的に挟持力を調整することができ、
最適な力で試験片を挟持することが可能で、さらに挟持
アームの内部に圧縮バネを包含させることにより、電動
ハンド(エアーハンド)との相互作用により、よりソフ
トタッチが可能になり非常に微力な挟持力をもって最適
な力で試験片を挟持することが可能である。また、試験
片が引っ張られた際に、挟持部だけ傾斜し、その後、電
気信号により支持部が移動し、挟持部が水平状態になっ
たとき停止することにより、正確に試験片の伸長度を測
定することが可能であるという効果を有する。また、試
験片の平行部の標線位置2点間に挟持アームで挟持され
た試験片の引張試験を行うと、試験片が伸長され、挟持
アームが傾斜し、この傾きを磁気センサーで検出し、サ
ーボ機構により挟持アームの傾をなくする方向に挟持ア
ームを移動させる。この場合動作開始時点において挟持
アームの慣性のために挟持アームを支点を中心にアーム
のバランスをとっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】接触式標線追跡装置の挟持部及び支持部の平面
図である。
【図2】接触式標線追跡装置の挟持部及び支持部の側面
図である
【図3】挟持部を時計方向CW方向へ傾斜させた接触式
標線追跡装置の側面図である。
【図4】挟持部を傾斜させたときの磁気センサからの電
気信号出力を表したグラフである。
【図5】接触標線追跡装置全体の側面図である。
【図6】圧縮バネを設けた挟持アームを示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 挟持部 1A 挟持アーム 1a 先端部 2 支持部 3 支持軸 4 永久磁石 5 磁気センサ 6 ボ─ルネジ 7 ストッパー 8 試験片チャック 9 試験片 10 モータ 11 エンコーダ 12 圧縮バネ 13 駆動部 14 バランサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 3/00 - 3/62 G01B 21/32 JICSTファイル(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め試験片の硬度及び表面状態を検出し
    ておき、その情報を基に、挟持部の挟持アームを作動す
    る駆動部の挟持力を調整し、最適な力で試験片を挟持す
    ることを可能とし、引張試験の際に、試験片の伸びに従
    って挟持部が支持軸を中心に引張方向へ傾斜すると、挟
    持部後端部に設けた永久磁石の磁界の変化に伴い磁気セ
    ンサが作動することによりモータが回転し、それに伴っ
    てボールネジが駆動回転し、支持部が引張方向に移動し
    て、挟持部が水平状態になり、エンコーダによって移動
    量が検出され試験片の伸長度を測定することができるよ
    うにした接触式標線追跡装置。
  2. 【請求項2】 上記駆動部をモータ駆動による電動ハン
    ド型にしてある請求項1記載の接触式標線追跡装置。
  3. 【請求項3】 上記駆動部をエアーハンド型にしてある
    請求項1記載の接触式標線追跡装置。
  4. 【請求項4】 一対の挟持アーム間に圧縮バネを内在さ
    せて電動ハンド力とバネ力との相互作用により挟持力を
    制御する上記請求項2記載の接触式標線追跡装置。
  5. 【請求項5】 一対の挟持アーム間に圧縮バネを内在さ
    せてエアーハンド力とバネ力との相互作用により挟持力
    を制御する上記請求項3記載の接触式標線追跡装置。
  6. 【請求項6】 上記挟持部にバランサーを設けた請求項
    1乃至記載のいずれかの接触式標線追跡装置。
JP08130615A 1996-04-30 1996-04-30 引張試験機における接触式標線追跡装置。 Expired - Fee Related JP3122929B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08130615A JP3122929B2 (ja) 1996-04-30 1996-04-30 引張試験機における接触式標線追跡装置。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08130615A JP3122929B2 (ja) 1996-04-30 1996-04-30 引張試験機における接触式標線追跡装置。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09292323A JPH09292323A (ja) 1997-11-11
JP3122929B2 true JP3122929B2 (ja) 2001-01-09

Family

ID=15038463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08130615A Expired - Fee Related JP3122929B2 (ja) 1996-04-30 1996-04-30 引張試験機における接触式標線追跡装置。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3122929B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100482742B1 (ko) * 2001-05-10 2005-04-15 권동일 미세소자의 열변형 측정을 위한 진공열챔버 및 전기저항식장치
DE102008028403A1 (de) * 2008-06-17 2009-12-24 Bayer Materialscience Ag Ansatzwegaufnehmer zur Messung der Längenänderung einer Probe und diesen verwendendes Messverfahren

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09292323A (ja) 1997-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN218157289U (zh) 一种光纤拉力测试装置
JP3244194B2 (ja) 引張試験機
JP3122929B2 (ja) 引張試験機における接触式標線追跡装置。
CN218956091U (zh) 转向传动轴的性能测试装置
JPH08197381A (ja) 切削工具の自動計測装置
JP2003344192A (ja) 簡易静摩擦測定装置
KR20100016826A (ko) 플렉서블 기판에 형성된 코팅 박막의 벤딩 시험 장치
JPH06102171A (ja) 塗膜パラメータ測定装置
CN219084359U (zh) 笔记本电脑转轴测试装置
CN215952952U (zh) 一种阻尼器的测试机构及测试机
CN220552594U (zh) 一种器械测试工装
CN221037199U (zh) 一种光学镜片厚度检测装置
CN211668378U (zh) 一种检测用百分表固定支架
JP3468173B2 (ja) 伸び測定装置
CN215767173U (zh) 一种超声电机极限能力测试试验台
JP2557719Y2 (ja) 表面特性測定試験機
CN114871280B (zh) 一种高端弹簧钢轧制尺寸的检测组件
KR102538763B1 (ko) 폴더블 디스플레이용 커버글래스의 임계곡률반경 측정을 위한 음향센서장치를 적용한 접힘시험 시스템 및 방법
JP2566191Y2 (ja) V溝とv基準を使用する平行度測定機
CN219456037U (zh) 基于超声检测换能器的测量装置
KR102538765B1 (ko) 폴더블 디스플레이용 커버글래스의 임계곡률반경 측정을 위한 영상 및 음향 분석법을 적용한 접힘시험 시스템 및 방법
CN218412120U (zh) 触摸屏洛氏硬度计
JPH0261537A (ja) ゴルフシャフトの試験装置
JPH059632Y2 (ja)
JPH05332905A (ja) 伸び計の操作方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081027

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091027

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111027

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121027

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131027

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees