JP3122454B2 - カブトガニ・アメボサイト・ライセートの調製法 - Google Patents

カブトガニ・アメボサイト・ライセートの調製法

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JP3122454B2 JP02255201A JP25520190A JP3122454B2 JP 3122454 B2 JP3122454 B2 JP 3122454B2 JP 02255201 A JP02255201 A JP 02255201A JP 25520190 A JP25520190 A JP 25520190A JP 3122454 B2 JP3122454 B2 JP 3122454B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] カブトガニ・アメボサイト・ライセートの調製法に関
する。
[従来の技術] カブトガニの血球細胞抽出液(以下、LALと記す。)
が、細菌性発熱物質である内毒素(以下、エンドトキシ
ンと記す。)と反応して凝固することが広く知られてい
る。
この反応を基礎として、種々のエンドトキシン検出方
法が開発されている。
最近になつて、第1図に示すような段階的反応でコア
ギユローゲンがコアギユリンとなつて凝固(ゲル化)す
ると言う上記凝固反応の機構が解明された[S.Iwanaga
et al.,The hemolymph coagulation system in inverte
brate animals,J.Protein Chem.,5,255−268(198
6)]。この機構によれば、LALの凝固は、エンドトキシ
ンによつて、開始する系(C因子系)と、(1→3)−
β−D−グルカン(例えば、カードラン、部分カルボキ
シメチル化(1→3)−β−D−グルカンなど)によつ
て開始する系(G因子系)とが存在することが理解され
る。
本発明者等は、先に特定の分子量を有する(1→3)
−β−D−グルカン構造体は、LALの(1→3)−β−
D−グルカンによつて反応が開始する系(G因子系)の
活性化を阻害することを発見し、カブトガニ・アメボサ
イト・ライセートG因子活性化阻害剤として特許出願を
行った(特願昭63−216341号及びWO 90/02951号)。
しかし、エンドトキシンに特異的なLALを得る目的
で、この阻害剤をLALに添加した場合、LAL中には阻害剤
とG因子の複合体が残されており、加える検体によつて
は複合体が解離し、遊離したG因子がG因子活性化物質
によつて活性化される危険性がある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、LALの凝固機構において、(1→3)−β
−D−グルカンによつて最初に活性化されるG因子を含
まないLALの提供をその目的とするものである。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明によれば、式[I] (式中、nは2〜370の数を表す) で示される(1→3)−β−D−グルコシド構造体を不
溶性担体に固定化して得られる不溶性固定化物に、カブ
トガニ・アメボサイト・ライセートを接触させることを
特徴とする、エンドトキシンを特異的に反応する実質的
にG因子を含まないカブトガニ・アメボサイト・ライセ
ートの調製法を要旨とするものである。
本発明において使用される(1→3)−β−D−グル
コシド構造体は、下記式 で示される(1→3)−β−D−グルコシド構造単位
(分子量:162)が連続して2〜370個、好ましくは3〜3
10個、より好ましくは4〜180個結合したポリ−(1→
3)−β−D−グルコシド構造部分[以下、ポリ(1→
3)グルコシド構造部分という]を1分子中に少なくと
も1つ含有するポリグリコシドである。
かくして、本発明で使用されるポリグリコシドは、ポ
リ(1→3)グルコシド構造部分を1分子中に少なくと
も1つ含有することが必要である。例えば、本発明で使
用されるポリグリコシドは、実質的に1つのポリ(1→
3)グルコシド構造部分からなるもの、例えば下記式 式中、 nは2〜370、好ましくは3〜310、より好ましくは4〜
180の整数である、 で示されるポリ−(1→3)−β−D−グルコシドであ
ることができ、また1つのポリ(1→3)グルコシド構
造部分に、下記式 で示される(1→4)−β−D−グルコシド構造単位の
1つもしくはそれ以上又は下記式 で示される(1→6)−β−D−グルコシド構造単位の
1つもしくはそれ以上又は下記式 式(IV)、(V)、(VI)中、 R1、R2及びR3の少くとも1つはメチル基のようなアルキ
ル基、ヒドロキシメチル基などのヒドロキシアルキル
基;カルボキシメチル基などのカルボキシアルキル基;
アセチル基、硫酸基、リン酸基、アリル基等の化学的に
導入しうる基およびそれらの金属塩、アンモニウム塩及
び有機アミン塩から選ばれる残基を表わし、そして残り
は水素原子を表わす、 で示される修飾されたβ−D−グルコシド構造単位の1
つもしくはそれ以上から構成される糖鎖が結合した[こ
の糖鎖は前記ポリ(1→3)グルコシド構造部分に分岐
鎖として結合していてもよい]構造のものであつてもよ
い。
さらにまた、本発明で使用するポリグリコシドは、2
つ又はそれ以上の前記ポリ(1→3)グルコシド構造部
分が、他の糖鎖構造部分を狹んで下記式 A1−B1−A2−B2−・・・・・・・ 式中、 A1、A2、・・・・・はそれぞれ前記式(I)で示される
(1→3)−β−D−グルコシド構造単位が連続して2
〜370個、好ましくは3〜310個、より好ましくは4〜18
0個結合したポリ−(1→3)−β−D−グルコシド構
造部分を表わし、A1、A2、・・・・・の各構造部分を構
成する式(I)の単位の数は互に異なっていてもよく、
そしてB1、B2、・・・・・は各々同一もしくは相異なる
他の糖鎖構造部分を表わす、 で示されるように連結した構造のものであつてもよい。
ここで、B1、B2、・・・・・によつて表わされる他の糖
鎖構造部分としては、例えば前記式(II)、(III)、
(IV)、(V)又は(VI)で示される構造単位の1個又
は2個以上のブロツクからなる構造部分が挙げられる。
さらにまた、本発明で使用するポリグリコシドは、前
記ポリ(1→3)グルコシド構造部分が、上記B1、B2
・・・・・によつて表わされる如き他の糖鎖構造を狹ん
で前記式(I)で示される(1→3)−β−D−グルコ
シド構造単位が連続して371個以上結合した長鎖のポリ
−(1→3)−β−D−グルコシド構造部分が連結した
構造のものであつてもよい。
従つて、本発明で使用されるポリグリコシドは前記ポ
リ(1→3)グルコシド構造部分を1分子中に少なくと
も1つ含有するものであることを必須とするものであつ
て、その分子量は特に制約されるものではない。
また、本発明で使用されるポリグリコシドは前記のポ
リ(1→3)グルコシド構造部分を1分子中に少なくと
も1つ含有するものから実質的になることが好ましい
が、しかし必ずしもそうである必要はなく、例えば、前
記式(I)で示される(1→3)−β−D−グルコシド
構造単位が連続して371個以上結合した高分子量のポリ
−(1→3)−β−D−グルコシド構造部分を含有する
他のポリグリコシドが混在していてもよい。何んとなれ
ば、本発明によるポリグリコシドは、LALのG因子活性
化系の開始因子であるG因子に、G因子活性化物質であ
る高分子量のポリ−(1→3)−β−D−グルコシドよ
りも速く強く結合して活性型G因子への活性化を阻害
し、かかる高分子量のポリ−(1→3)−β−D−グル
コシドの存在によってその阻害作用に実質的な影響がな
いからである。
なお、本明細書においてポリグリコシドの分子量は、
分子量既知の標準物質を用いて下記の条件でゲルパーミ
エイションクロマトグラフィーを行ない標準曲線を作成
し、次に供試試料について同じ条件でクロマトグラフィ
ーを行ない、その結果を標準曲線と対比することにより
求めた値である。
カラム:TSKgel G−PWXLシリーズ(東ソ−株式会社)7.8
×300mm数種数本 移動相:0.3MNaOH 流 速:0.5ml/min 試料溶液濃度:0.1−5mg/ml 試料溶液注入量:0.1ml カラム温度:室温 検出法:示差屈折計(LKB社)による測定又はフエノー
ル硫酸法による糖定量 標準物質:TSK標準ポリエチレンオキシド(東ソ−株式会
社)およびポリエチレングリコール(半井化学薬品株式
会社)の重量平均分子量が1,000から860,000の10種を使
用。
本発明において用いられる上記の如き特性をもつポリ
グリコシドは、天然に由来するものであってもよく、或
いは合成されたもの又は前記式(I)で示される(1→
3)−β−D−グルコシド構造単位を3個以上含有する
ポリ(1→3)−β−D−グルコシドの一部を化学的に
修飾したものであつてもよい。通常は天然に由来するも
のの方が入手容易である。そのようなポリグリコシドの
具体例としては以下に記載するものが挙げられる。
(1) 前記式(I)で示される(1→3)−β−D−
グルコシド構造単位のみから実質的になる実質的に直鎖
状のポリグルコシド:例えば、アルカリゲネス属(Alca
ligenes)バクテリア由来の(1→3)−β−D−グル
カン;鞭毛藻(Euglena)由来のパラミロン;高等植物
の繊維組織のβ−グルカン又は篩管から抽出されるカロ
ース;上記(1→3)−β−D−グルカンやLaminaria
(コンブ属)、Eisenia(アラメ属)等の褐藻類由来の
ラミナラン類等の部分水解物中に含まれる高重合度の
(1→3)−β−結合からなるD−グルコース重合体;
ラミナリデキストリン(重合度10〜20のもの)、ラミナ
リオリゴ糖(重合度10以下のもの)、等。
(2) 前記式(I)で示される(1→3)−β−D−
グルコシド構造単位と前記式(III)で示される(1→
6)−β−D−グルコシド構造単位の両者を含有するポ
リグリコシド:例えば、 a)(1→3)−β−結合からなる主鎖に1〜数個の
(1→6)−β−結合で連鎖したグルコース又はグルコ
ース重合体が組込まれたもの、例えば、Eisenia(アラ
メ属)褐藻類由来のラミナラン類。
b)上記a)の(1→3)−β−結合で連鎖したグルコ
ース又はグルコース重合体にさらに(1→3)−β−結
合の糖鎖が(1→6)−β−結合で分岐し、また特に糖
鎖の一部に他の糖部分を含みうるもの、例えば、Lamina
ria(コンブ属)褐藻類由来のラミナラン類、Ochromona
s、Phaeodactylum、Skeletonema、Biddulphia、Coscino
discus、Chaetoceros等の珪藻由来のクリソラミナラン
類、Poria(ブクリヨウ菌)由来のパキマン等。
c)さらに多くの分岐をもち、樹状構造を有する子嚢
菌、担子菌、および藻菌類の細胞壁を形成するβ−グル
カン、例えばPhytophthoraの細胞壁由来のグルカン、
等。
d)(1→3)−β−結合よりなる直鎖状グルカンに
(1→6)−β−結合でグルコースが連結しているも
の、例えばグルコース単位3残基当り1残基の割合で分
岐のあるSclerotinia由来のスクレロタン、Schizophyll
um(スエヒロタケ)のシゾフイラン、Grifola frondosa
(マイタケ)由来のグリフオランLE、Sclerotium、Cort
icium、Stromatinia等に由来するスクレログルカン類
等。また、(1→3)−β−結合よりなる直鎖状グルカ
ンのグルコース単位5残基当り2残基の割合で(1→
6)−β−結合でグルコースが結合しているもの、例え
ば、Lentinus(シイタケ)のレンチナン、等。
e)(1→6)−β−結合よりなる直鎖状グルカンのグ
ルコースのC−3位から(1→3)−β−結合でグルコ
ース鎖が複数分岐しているもの、例えば、Saccharomyce
s(パン酵母)の細胞壁由来のβ−グルカン、等。
(3) 前記式(I)で示される(1→3)−β−D−
グルコシド構造単位と前記式(II)で示される(1→
4)−β−D−グルコシド構造単位の両者を含有するポ
リグリコシド:例えば、Cetraria、Usnea、Evernia等に
由来するリヒエナン類、オオムギ胚乳中に含まれるβ−
グルカン。
以上に述べたポリグリコシドの或る種のものは市販品
として入手することができ、それらはそのまま利用する
ことができるが、必要に応じて、糖類を部分的に分解し
及び/又は分別処理に付して、前記式(I)で示される
(1→3)−β−D−グルコシド構造単位を前記特定量
で含有するポリグリコシドに富む画分を調製し、それを
利用してもよい。
かかる糖鎖の部分的分解及び分別処理はそれ自体既知
の方法で行なうことができる。例えば、糖鎖の部分分解
は酸またはアルカリ、β−グルカナーゼを用いる加水分
解、加酢分解、音波処理等により行うことができる。ま
た分子量分画は、アルコール、アセトン、エーテル等の
有機溶媒や塩類を用いる分別沈澱法、分子篩剤や分子篩
膜を用いる分画により行うことができる。
また、上記(1)〜(3)に例示した如きポリグリコ
シドは、糖鎖の一部を、メチル基のようなアルキル基、
ヒドロキシメチル基のようなヒドロキシアルキル基、カ
ルボキシメチル基の如きカルボキシアルキル基、アセチ
ル基、硫酸基、リン酸基などの酸基、その他の基によつ
て化学的に修飾されていてもよい。それらはそれ自体既
知の方法でかかる基を導入することによつて調製するこ
とができる[例えば、(1)安藤、寺山、西沢、山川
編、生化学研究法I、284〜303(1967)、朝倉書店、
(2)Whistler,R.L.ed.;Methods in Carbohydrate Che
mistry III,193〜267,271〜331(1964),Academic Pres
s等参照]。特に、G因子活性化作用をもつ分子量が約6
0,000以上の(1→3)−β−D−グルカンは部分的な
化学的修飾によつて、そのポリ−(1→3)−β−D−
グルコシド構造部分における前記式(I)で示される
(1→3)−β−D−グルコシド構造単位の連続結合数
を370個以下にすることにより、使用できるようにな
る。
しかして、本発明において好適に使用しうるポリグリ
コシドの具体例を示せば次のとおりである。
・分子量342〜1,638のラミナリオリゴ糖、 ・分子量1,800〜3,258のラミナリデキストリン、 ・平均分子量2,000〜60,000(1→3)−β−D−グル
カン、 ・平均分子量3,000〜23,000のラミナラン、 ・平均分子量3,000〜20,000のスクレロタン、 ・平均分子量500,000以下のシゾフイラン、 ・平均分子量1,100,000以下のレンチナン、 ・平均分子量12,000以下のパン酵母グルカン水可溶物、 ・平均分子量33,000以下のリヒエナン、 ・平均分子量200,000以下の大麦β−グルカン、 ・例えばカードランの部分カルボキシメチル化により得
られる平均分子量40,000〜240,000の部分カルボキシメ
チル化(1→3)−β−D−グルカンおよびその塩(置
換度:0.003〜1.0)、 ・平均分子量23,000以下の部分カルボキシメチル化ラミ
ナランおよびその塩(置換度:1.0以下)、 ・平均分子量80,000以下の部分メチル化(1→3)−β
−D−グルカン(置換度:0.003〜1.0)、 ・平均分子量23,000以下の部分硫酸化ラミナランおよび
その塩(置換度:1.0以下)。
以上に述べたポリ(1→3)グルコシド構造部分を有
する(1→3)−β−D−グルコシド構造体を固定化す
るために用いられる不溶性担体としては水酸基やカルバ
モイル基などの親水性の基を有する不溶性担体であれば
何れも使用可能である。これら不溶性担体としてはセル
ロース(例えばセルロースパウダー(アドバンテツク東
洋販売)セルロフアイン(生化学工業販売)、アビセル
(フナコシ薬品販売)、セレツクス(バイオラツド販
売)など)、アガロース(例えばセフアロース(フアル
マシア販売)、バイオゲルA(バイオラツド販売)、ク
ロマゲルA(同仁化学販売)、サガバツク(セラバツク
ラボラトリーズ販売)、ゲラロース(リテツクス販
売)、P−Lアガロース(P−Lバイオケミカルズ販
売)など)、架橋デキストラン(例えばセフアデツクス
G、セフアクリル(フアルマシア販売)、P−Lデツク
ス(P−Lバイオケミカルズ販売)など)、ポリアクリ
ルアミド(例えばバイオゲルP(バイオラツド販売)、
クロマゲルP(同仁化学販売)など)、多孔質ガラス
(例えばバイオグラス(バイオラツド販売)など)、親
水性ポリビニル系合成ポリマー(例えばトヨパール(東
ソー販売)など)などが挙げられる。
これらの不溶性担体に(1→3)−β−D−グルコシ
ド構造体を固定化するためには不溶性担体を活性化する
必要がある。この方法としては、種々のものがあり、例
えば、水酸基を有する担体に対しては、臭化シアンによ
る方法(R.Axen,J.Porath.,and S.Ernback,Nature,214,
1302(1967))やオキシラン類による方法(J.Porath a
nd N.Fornstedt,J.Chromatogr.,51,479(1970)および
L.Sundberg and J.Porath,J.Chromatogr.,90,87(197
4))、又、カルバモイル基を有する担体に対しては、
アルキルジアミンを用いてアミノアルキルアミン誘導体
とする方法やヒドラジンを用いてヒドラジド誘導体とす
る方法(共に、J.K.Inman and H.M.Dintzis,Biochemist
ry,8,4074(1969))などが挙げられるが、安定でかつ
非特異的吸着の少ない方法としては、エピクロルヒドリ
ンやビスオキシラン類を用いてエポキシ活性化し、得ら
れたエポキシ活性化不溶性担体を更に抱水ヒドラジンあ
るいはジヒドラジド化合物と反応させて得たヒドラジン
誘導体またはヒドラジド誘導体を活性化体として用いる
方法(松本勲武ら、特開昭59−15401)が優れている。
本発明の調製法において使用するLALとしては、カブ
トガニの血球から抽出されたものでエンドトキシンとの
反応でそのC因子系が活性化されるものであれば特に限
定されることなく挙げられる。これには、LALの凍結乾
燥品やLALに合成基質を加えたものの凍結乾燥品などの
市販されているものも挙げることができる。
各種市販のライセートを示せば次のとおりである。プ
レゲル、プレゲル−S、プレゲル−M、パイロデイツ
ク、トキシカラー(以上、生化学工業販売)、リムルス
II−テストワコー、リムルスII−シングルテストワコ
ー、リムルスHS II−テストワコー、リムルスHS II−シ
ングルテストワコー、リムルスS II−シングルテストワ
コー、カブトガニ血球抽出物II(凍結乾燥品)、カブト
ガニ血球抽出物−HS II(凍結乾燥品)(以上、和光純
薬販売)、パイロテル(ケープコツド社販売)、パイロ
セート(ヘマケム社販売)、パイロジエント 、パイロ
ジエント プラス、パイロジエント シングルテスト、
パイロジエント マルチテスト、LALシングルテストキ
ツト、QCL−1000、カイネテイツクQCLTM(以上、ウィッ
テーカー・バイオプロダクツ社販売)、コーテスト
ンドトキシン(カビービトラム社販売)。
以下、本発明に使用する(1→3)−β−D−グルコ
シド構造体の調製法についてさらに詳細に説明する。
本発明に使用する(1→3)−β−D−グルコシド構
造体は、例えば、以下の調製例に示す方法により調製で
きる。また、市販品の(1→3)−β−D−グルカンの
うち、本発明の範囲にあるものは、そのまま使用するこ
とが出来る。
調製例1:市販カードランからの分子篩クロマト分画によ
る調製 カードラン(和光純薬工業、試薬、Lot No.PEQ 908
0、Mn>136,000、Mw/Mn>2.76)試料No.101の1gを0.3MN
aOHに5mg/mlの濃度に溶解して、100μづつ、室温下、
以下の条件下でゲルパーミエイシヨンクロマトグラフイ
ー(以下GPC)を行なった。{カラム:TSKgelG6000PWXL
とG5000PWXL(ともに7.8×300mm)とを直列に連結、移
動相:0.3MNaOH、流速:0.5ml/min}。溶出してきた低分
子画分(No.44〜46)を採取し、再クラマトグラフイー
にかけ、数平均分子量が3,050、多分散度が1.29の試料
0.015mgを得た(試料No.1)。上記GPC分画パターンを添
付の第2図に示す。更に第2図中No.44〜46画分を再ク
ロマトした分画パターンを添付の第3図に示す。
本試料No.1をβ−1,3−グルカナーゼ(ザイモリエイ
ス−100T、生化学工業製)で消化し、該酵素消化液をGP
C(カラム:TSKgelG4000PWXL、G3000PWXL、G2500PWXL
列;移動相:蒸留水、流速:0.6ml/min)で分析し、酵素
消化液中の糖組成(グルコース40%、ラミナリビオース
30%、ラミナリトリオース20%、ラミナリテトラオース
8%、ラミナリペンタオース2%、回収率94%)が確認
出来た。このことから本試料(No.1)の糖構造は(1→
3)−β−D−グルコシド構造部分を含有するβ−ポリ
グルコシドであることがわかる。
調製例2:カードランの水に対する溶解度差による分画 市販カードラン(試料No.101)50gを蒸留水に懸濁
し、下記のフローシートに示す操作により分画を行っ
た。
調製例3:カードラン水不溶性糖画分のギ酸分解による調
製 試料No.102の45gをK.Ogawaらの方法[Carbohydr.Re
s.,29,397〜403(1973)]によりギ酸分解を行った。操
作内容を下記のフローシートに示す。
調製例4−1:カードランギ酸分解物水可溶性画分の分子
篩による再分画 先に示した調製例3で得た水可溶性画分(試料No.3)
0.15gを蒸留水30mlに溶解しGPC(カラム:TSK gelG3000P
WxL×2、G2500PWxL×1、移動相:蒸留水、流速0.5ml/
min)により各0.5ml宛分画採取し、再クロマトにより分
子量の異なる6種の試料(No.11〜16)を得た。
調製例4−2:カードランギ酸分解物水不溶性画分の分子
篩による再分画 調製例3で得た水不溶性画分(試料No.4)の0.2gを40
mlの0.3MNaOH溶液に溶解し、GPC(カラム:TSK gel G300
0PWXL×2、G2500PWXL×1、移動相:0.3MNaOH溶液、流
速0.5ml/min)を用い上記調製例4−1と同様の操作に
て分画、再クロマトを行い溶出液に0.3MHCl溶液を加え
て中和し、分子量の異なる2種の試料(No.17及び18)
を得た。
調製例5:カードラン水不溶性画分からの音波処理による
試料の調製 試料No.102の1gを約100mlの5mM NaOH溶液に懸濁し、
氷冷下音波発生機、ソニケーターTM(大岳製作所、型式
5202PZT、東京)により20KHz、80Wで12分間音波処理に
より低分子化を行った。
処理液を5M NaOHを用い、最終0.3M NaOH溶液とし、上
記調製剤4−2に準じクラマト分画を行い分子量の異な
る8種類の試料(No.19〜22及び103〜106)を得た。
調製例6−1:海藻由来の阻害物質の調製(I) アラメ(Eisenia bicyclis)由来の試料は、T.Usuiら
Agric.Biol.Chem.43、603〜611(1979)の方法に従い市
販アラメ乾燥藻体(東京、吹田商店)100gを粉砕後、80
%エタノールにより低分子可溶画分を抽出除去し、残渣
から、2%CaCl2水溶液を用いラミナラン画分を抽出す
る。次いで該抽出液にエタノール95%を用い終濃度75%
溶液とし、生じた沈澱を遠沈により集め、エタノール洗
浄後、粗ラミナラン試料を得る。該粗試料を蒸留水に再
溶解し、陰イオン交換体(DEAE−トヨパール)により夾
雑する酸性物質(アルギン酸等)及び色素類を除き、エ
タノール再沈澱から試料No.25を得た。
調製例6−2:海藻由来の阻害物質の調製(II) マコンブLaminaria japonica由来の試料はJ.J.Connel
lら、J.Chem.Soc.,3494(1950)の方法に従い、市販マ
コンブ乾燥藻体(東京、吹田商店)100gを粉砕後、0.09
M HCl溶液にて約3日間静置抽出し、不溶物を濾別し、
濾液を更に1日静置し、生ずる少量の沈澱を遠心分離に
より除去し、上清に3倍容のエタノールを加え、約75%
溶液とし、生ずる沈澱を遠沈により集め、アルコール洗
浄、乾燥後水溶性ラミナラン画分(試料No.27)を得
た。
調製例7−1:真菌由来の阻害物質の調製(I) 真菌Sclerotinia libertiana(ナタネ菌核病菌)由来
の試料スクレロタンは、北原ら、岐大農報 、100〜1
05(1957)の方法に従ってSclerotinia libertianaの菌
核の脱脂乾燥粉末(30g)を水で充分に抽出して得た残
渣を7%NaOH溶液で抽出し、抽出液に10%CuSO4溶液を
加えて沈澱させ、これを濾別して塩酸酸性メタノールで
洗浄して銅を除き、80%メタノールで洗浄してHClを除
き、メタノール、エーテルで洗浄乾燥することを3回繰
返して精製し、6gの試料No.28を得た。
調製例7−2:真菌由来の阻害物質の調製(II) 真菌Schizophyllum commune:スエヒロタメ由来の試料
は、市販シゾフイラン(科研製薬:商品名ソニフイラ
ン、医薬品:Lot No.J61040)をK.Tabataら、Carbohydr.
Res.,89 121〜135(1981)の方法に従い前記調製例5の
操作に準じ、水溶液中10時間音波処理後、アルカリ条件
下分子篩分画により分子量の異なる3種類の試料(No2
9、30、31)を得た。
調製例7−3:真菌由来の阻害物質の調製(III) 酵母Saccharomyces cerevisiae:パン酵母由来のβ−
グルカン試料は、市販パン酵母グルカン(シグマ社Lot
No.56F−4027)90mgに蒸留水50mlを加え、室温で2時間
撹拌後、遠心分離し、上清約50mlを、減圧濃縮により1m
lとし不溶物を再度遠心除去し、上清から0.64mgの試料
(No.33)を得た。
調製例8:大麦β−グルカン由来の試料の調製 市販大麦β−グルカン(シグマ社、Lot No.56F−065
2)を0.3M NaOHにより5mg/mlの溶液とし、前記調製例4
−2に準じアルカリ条件下、分子篩分画により分子量分
布の狭いβ−グルカン試料(No.36)を得た。
また、上記市販の大麦β−グルカンを5mg/mlの濃度に
て熱水に溶解し、その遠心(3,500rpm、10分)上清を前
記調製例4−1に準じて蒸留水を移動相として100μ
づつ50回GPC分画採取し、更に同条件下にて再分画採取
して分子量の異なる2種の試料(試料No.37、38)を得
た。
調製例9:部分カルボキシメチル化(1→3)−β−D−
グルカン(置換度DS=0.63)の調製 調製例2に準じて得たカードラン水不溶物をA.E.Clar
ke and B.A.Stone:Phytochemistry ,175〜188(196
2)の方法に準じて、カルボキシメチル化した。即ち、1
00gのカードラン水不溶物を窒素気流下0℃で1の5M
NaOH溶液に溶解し、これを撹拌しながら236gのモノク
ロル酢酸を200mlの水に溶解したものを滴下して加え、
添加後、60〜65℃で2時間撹拌した。生ずるゲルを2.5
倍容のエタノール中で強く撹拌し細粉化し濾過した。70
%のエタノールで充分洗滌してからエタノール、エーテ
ル、エーテルで洗滌し乾燥した。このものを水7に溶
解し、1M酢酸で中和し、活性炭40gを加え、室温で1時
間撹拌し、濾過する。濾液を減圧濃縮して1とし、3
倍容のエタノールを加えて沈澱とし、エタノール、エー
テルで洗滌し、濃硫酸上減圧乾燥し、113.85gを得た。
得られた部分カルボキシメチル化(1→3)−β−D
−グルカンは、D.F.Dursoらの硝酸ウラニル法[Methods
in Carbobydrate Chem.VIII,127−129(1980)参照に
従って測定するとエーテル化度(置換度:Degree of Sub
stitution:DS)は0.63であつた。これは糖鎖を形成して
いるグルコース残基1個当りの置換し得る水酸基3個の
うちの0.63個が置換されたことを意味するものである。
得られた部分カルボキシメチル化(1→3)−β−D
−グルカンの25mgを5mlの0.1M酢酸アンモニウム水溶液
に溶解し、GPC(カラム:トヨパールHW65F、5×100cm;
移動相:0.1M酢酸アンモニウム水溶液;流速:5.8ml/mi
n)により分画採取し、別のカラムを用いたGPC(カラ
ム:TSKgelG6000PWXL+G5000PWXL+G3000PWXLの直列に使
用;移動相:0.1M酢酸アンモニウム水溶液;流速:0.6ml/
min)により再分画採取し、分子量分布の狭い試料No.41
(Mn=231,000)を得た。
また、部分カルボキシメチル化(1→3)−β−D−
グルカンの0.3gを蒸留水30mlに溶解し、音波処理(9kH
z、180〜130W、1時間、音波発生機として久保田製作
所、Insonat or Model 201M使用)により低分子化した
後、そのうち4.5mlに0.5mlの1M酢酸アンモニウム水溶液
を加えて混和後、上記の試料No.41を得るための操作と
同様な操作にて、GPC分画採取およびGPC再分画採取を行
い、分子量の異なる2種の試料(No.39、40)を得た。
調製例10:置換度1.2の部分カルボキシメチル化(1→
3)−β−D−グルカンの調製 調製例9によつて得られた置換度(DS)0.63のカルボ
キシメチル化(1→3)−β−D−グルカン10gを窒素
気流下0℃で25mlの10.5M NaOH溶液に加えてペースト
とし、よく撹拌しながら、それにモノクロル酢酸水溶液
(10g/12ml)を加え、60℃に加温し、4時間撹拌し、冷
却してから2M HCl溶液30mlを加え、次いで200mlの塩酸
酸性エタノール(40ml HCl/エタノール)中に注いで生
ずる沈澱を集め、70%エタノールで洗滌後、エタノー
ル、エーテルで洗滌し、減圧乾燥し、試料No.107の標品
を得た。
調製例9に示したDS=0.63の部分カルボキシメチル化
(1→3)−β−D−グルカンと同様の方法で置換度を
測定した結果このものはDS=1.20であつた。
調製例11:部分カルボキシメチル化ラミナランの調製 部分カルボキシメチル化ラミナランはLaminaria digi
tata由来のラミナラン(シグマ社Lot No.77F−3885)を
用い、調製例9の部分カルボキシメチル化法と同様、A.
E.Clarke and B.A.Stone:Phytochem.,175(1962)に
記載の方法に準じ調製し、試料No.42(DS=0.06)の標
品を得た。
調製例12:部分メチル化(1→3)−β−D−グルカン
の調製 調製例2に準じて得たカードラン水不溶物3.0gをM.Sa
mec,Kolloid−Beihefte 51,369(1940)の方法に従い、
水80mlに懸濁し、窒素気流下、飽和苛性ソーダ水溶液1.
35mlを加え、完全に溶解させ、4℃で、こゝにジメチル
硫酸60gを徐々に加え、約1時間後、アセトン中に反応
液を滴下し、生ずる沈澱を集め、アセトンで充分洗滌
し、濃硫酸上減圧乾燥し、標記調製品(試料No.43、DS
=0.16)の3.13gを得た。
調製例13:部分硫酸化ラミナランの調製 Laminaria digitata由来のラミナランの硫酸エステル
化はピリジン中でピリジン−3酸化硫黄複合体(和光純
薬工業、Lot No.PPL8823)を用いて次の如く行った。
充分に乾燥したLaminaria digitata由来のラミナラン
(シグマ社、Lot No.77F−3885)0.5gを50mlの脱水ピリ
ジンに溶解し、ピリジン−3酸化硫黄複合体1gを加え、
60℃で1時間反応させ、水100mlを加え、冷却し、NaOH
で中和し、あらかじめアルカリ水溶液で充分洗滌してグ
ルカンを除去した透析膜(スペクトロポア1,000カツ
ト)を用いて水に対して透析した後、濃縮し、2倍容の
アセトンを加えて糖成分を沈澱せしめ、アセトンで洗滌
後、濃硫酸上減圧乾燥し、0.38gの標記調製品を得た
(試料No.44、DS=0.14)。
なお、調製例12〜13に示した各標品のメチル基及び硫
酸基の置換度は、下記文献、の方法に従い測定算出
した。
落合、津田、阪本;有機定量分析法(微量篇)、南
山堂(1956); Whistler,R.L.ed.,Methods in Carbohydrate Chemi
stry III,p229〜235,277〜280(1964),Academic Press [市販試料] 下記市販試料は物性を確認後、そのまま又はアルカリ
可溶化後中和し、測定に供した。
グルコース:(和光純薬工業、JIS特級試薬):試料No.
108 ラミナリオリゴ糖:(生化学工業、ピユアー試薬):試
料No.5〜10 ラミナラン Eisenia araborea由来:(半井化学、試
薬):試料No.23 〃 E.araborea由来:(東京化成、試薬):試
料No.24 〃 Laminaria digitata由来:(シグマ社、試
薬):試料No.26 レンチナン Lentinus edodes(シイタケ)由来:(味
の素、医薬Lot No.9Z01LS):試料No.32 リヒエナン Cetraria islandica由来:(シグマ社、試
薬):試料No.34 〃 Usnea barbata由来:(シグマ社、試
薬):試料No.35 上記の各試料の分子量、G因子活性化阻害力価等の測
定結果を下記表−1に示す。
表中の分子量は前記GPCにより求めた下式で定義され
る数平均分子量(Mn)で表し、また、分子量分布は、下
式で定義される多分散度(Mw/Mn)で表わす。
ただし、Hiはクロマトグラムを時間で等分に多分割し
たときのi番目のピーク高さ(試料濃度)を、Miはi番
目の分子量を表わす。
G因子活性化阻害力価は下記に示す[G因子活性化阻
害物質の活性力価測定法]にて測定し、mg当りの単位と
して示した。
[G因子活性化阻害物質(以下GIと略記することがあ
る)の活性力価測定法] 反応混合液200μ中には以下のものを含む。
(1)検体(注1)GI試料又は純水 50μ [G因子活性化物質(GAと略記、注2)]10pg添加又は
無添加 (2)カブトガニライセート凝固酵素 前駆体画分(A280=2.5)(注3) 30μ (3)カブトガニライセートG因子画分 (A280=0.9)(注3) 20μ (4)トリス−塩酸緩衝液(pH8.0) 20μmole (5)MgCl2 20μmole (6) Boc−Leu−Gly−Arg−pNA (t−ブトキシカルボニル−L−ロイシル−グリシル
−L−アルギニン−p−ニトロアニリド) 0.13μmole 上記反応液を37℃で30分間インキユベートした後、遊
離するpNA(パラニトロアニリン)の量を0.04%亜硝酸
ナトリウム(0.48M HCl溶液)、0.3%スルフアミン酸
アンモニウム、0.07%N−1−ナフチルエチレンジアミ
ン二塩酸塩のそれぞれ0.5mlを順次加え、ジアゾカップ
リングにより色調変換し、545nmにおける吸光度
(A545)量として測定する。GI活性は次式により算出す
る。
この条件下において、GAによるG因子の活性化を100
%阻害するGI量を100単位とする。
(注1)検体のうち、水不溶性のものは、0.3M NaOHに
溶かした後、等容の0.3M HClを加えて中和して用い
る。
(注2)前記調製例5で調製したカードラン音波処理物
のGPC分画精製標品(表−2、No.106,分子量216,00
0)。
(注3)文献[T.Obayashi et al.,Clin.Chim.Acta,14
9,55〜65(1985)]に従い日本産カブトガニT.tridenta
tusから調製した。
上記の(1→3)−β−D−グルコシド構造体を前記
の方法により不溶性担体に固定化して得られた本発明の
不溶性固定化物に、次いでLALを接触させる。両者を接
触させる場合の温度としては通常0〜40℃、好ましくは
0〜10℃、また、pHとしては6〜8の範囲が用いられ
る。続いて不溶性固定化物をLALから除く。このために
は両者の混合物から濾過や遠心分離などによつて不溶性
固定化物を除く、あるいは不溶性固定化物を充填したカ
ラムにLALを通し、通過したLALを得るなどの方法を用い
ることができる。
LALと接触させる該不溶性固定化物の量は、担体上に
固定化された(1→3)−β−D−グルコシド構造体の
G因子活性化阻害作用の強さによつて異なるので、例え
ば次のようにして決定すればよい。氷冷下、一定量のLA
Lに該不溶性固定化物(エンドトキシンを含有しないも
の)を量を変えて接触させた後、遠心分離によつて不溶
性固定化物を除き、これに対して通常の測定条件下にお
いてLALを充分に活性化する一定量のG因子活性化物質
(エンドトキシンを含有しないもの、またできる限りG
因子活性化阻害物質を含まないもの)を加え、通常のLA
L使用時と同条件で反応させる。この条件下でLALの活性
化を100%阻害する該不溶性固定化物の量を求める。次
に、上で求めた量の該不溶性固定化物と上記の一定量の
LALとを接触させた後、更にG因子活性化物質の量を変
化させて加えどの濃度で加えてもLALが活性化されない
ことを確認する。上記の操作によつて一定量のLAL中の
G因子の活性化を完全に阻害するのに必要な該不溶性固
定化物の量を求めることができる。
以下、本発明の不溶性固定化物の調製法およびそれら
を利用してエンドトキシンとのみ特異的に反応するLAL
の調製法を具体例を挙げて述べる。不溶性固定化物の調
製は松本らの方法(松本勲武ら、特開昭59−15401)に
従つて行った。
調製例14:カードランギ酸分解物(Mn,5,800)固定化セ
ルロースの調製 セルロース粉末(メツシユ、100〜200、東洋濾紙製
造)2gをグラスフイルター上で水でよく洗浄後、吸引濾
過した後、フラスコに入れ、水30ml、2M NaOH水溶液13
mlおよびエピクロルヒドリン3mlを順次加えて得られる
懸濁液を40℃で2時間振盪した後、グラスフイルター上
で充分洗浄してエポキシ活性化セルロースを得た。得ら
れたエポキシ活性化セルロース1容(20ml)に80%ヒド
ラジン水化物水溶液1.5容(30ml)を加え、40℃で1.5時
間振盪した。反応後、グラスフイルター上で水で充分に
洗浄してヒドラジノセルロースを得た。得られたヒドラ
ジノセルロースのうち2g(湿重量)に調製例4−1で得
たカードランギ酸分解物(試料No.14、Mn=5,800)50mg
と水素化シアノホウ素ナトリウム26mgとを0.2MK2HPO4
溶液1.5mlに溶解したものを加え、室温で3日間振盪し
た。反応後、グラスフイルター上で水1mlおよび0.2M酢
酸ナトリウム水溶液1mlで順次洗浄した。このものに0.2
M酢酸ナトリウム水溶液1.0mlを加えて懸濁液とし、次い
で、無水酢酸0.5mlを加え、0℃で30分間反応させた
後、更に無水酢酸0.5mlを加え、室温で30分間処理して
未反応のヒドラジン残基をアセチル化した。反応後、
水、0.1M NaOH水溶液、水、リン酸緩衝化生理食塩水
(PBS)で順次洗浄して、カードランギ酸分解物固定化
セルロースを得た。
調製例15:ラミナラン固定化セルロースの調製 セルロース(セルロフアイン、GC−700−m、生化学
工業販売)20g(湿重量)を調製例14と同様な操作によ
つてヒドラジン誘導体とした。得られたヒドラジノセル
ロフアインのうち2g(湿重量)にLaminaria digitataの
ラミナラン(シグマ社、Lot No.77F−3885)50mgと水素
化シアノホウ素ナトリウム26mgとを0.2MK2HPO4水溶液1.
5mlに溶解したものを加え、室温で3日間振盪した。反
応後、調製例14に準じて洗浄、未反応のヒドラジン残基
のアセチル化および洗浄を行いラミナラン固定化セルロ
フアインを得た。
調製例16:ラミナリビオース固定化親水性ポリビニル合
成ポリマーの調製 トヨパール(親水性ポリビニル合成ポリマー、HW55、
Fine、東ソー販売)1kg(湿重量)を調製例14に準じて
操作し、エポキシ活性化トヨパールを得た。
得られたエポキシ活性化トヨパールのうち800mlに、
アジピン酸ジヒドラジド92gを0.1M Na2CO3水溶液1.2
に溶解し、塩酸でpHを9に調整した溶液を加え、40℃で
一夜振盪した。反応後、グラスフイルター上で0.2M Na
Cl水溶液で充分に洗浄して、ヒドラジドトヨパールを得
た。得られたヒドラジドトヨパール全量に、ラミナリビ
オース(生化学工業販売、Lot8701100)32gと水素化シ
アノホウ素ナトリウム10.4gとを0.2M K2HPO4水溶液600
mlに溶解したものを加え、室温で3日間振盪した。反応
後、グラスフイルター上で、水、0.2M酢酸ナトリウム水
溶液で順次洗浄した。このものに0.2M酢酸ナトリウム水
溶液400ml、次いで無水酢酸200mlを加え、0℃で30分間
振盪後、更に無水酢酸200mlを加え室温で30分間振盪し
て、未反応のヒドラジド残基をアセチル化した。反応
後、水、0.1M NaOH水溶液、水、リン酸緩衝化生理食塩
水で順次洗浄して、ラミナリビオース固定化トヨパール
を得た。
実施例1:カードランギ酸分解物固定化セルロースを用い
たLALの調製 調製例14で得たカードランギ酸分解物固定化セルロー
ス(湿体積0.4ml)をエンドトキシンを除くため、グラ
スフイルター上で0.1M NaOH 1および蒸留水1で順
次洗浄後、蒸留水を加えて2.6mlの懸濁液とし、これを
用いてプレゲルーM主剤(ゲル化法リムルステスト製
品、凍結乾燥品、LotAB01、感度0.125EU/ml、生化学工
業販売)1バイアルを溶解した後、毎分3,000回転、10
分間遠心分離し、上清(LAL−1)を得た。この上清お
よびプレゲルーM主剤を2.6mlの蒸留水で溶解したもの
(LAL−2)のエンドトキシン(E.coli 0111:B4由来)
および部分カルボキシメチル化(1→3)−β−D−グ
ルカン[調製例9で得た資料No.41、以下、(1→3)
−β−D−グルカンと記す]に対する反応性をプレゲル
ーMの標準操作法(0.1mlの検体に0.1mlのLALを加え、3
7℃で60分間静置、加温する。)に従つてゲル化の有無
で調べた結果を表−2に示す。表中、+、−はゲル化の
有無を表わす。
表から明らかなようにLAL−1はエンドトキシンとの
み反応する目的のLALである。
実施例2:ラミナラン固定化セルロース(セルロフアイ
ン)を用いたLALの調製 調製例15で得たラミナラン固定化セルロフアイン湿体
積0.4mlをグラスフイルター上で、0.1M NaOH 1およ
び蒸留水1で順次洗浄後、蒸留水を加えて4mlとし、
このうち0.2mlの蒸留水1.8mlを加えた懸濁液をポリビニ
リデンフロライド膜(0.22μm、マイレクスGVフイルタ
ーユニツト、日本ミリポア工業製、LotCEl1)で濾過
し、ラミナラン固定化セルロフアインが付着したフイル
ターを得た。一方、カブトガニ(Tachypleus tridentat
us)の血リンパを採取し遠心分離(毎分3,000回転、5
分間)で血球(約20g)を得、これに0.02M Tris−HCl
緩衝液(pH8.0)100mlを加え、ワーリング・ブレンダー
でホモゲナイズした後、遠心分離(毎分8,000回転、30
分間、4℃)により上清と沈澱物とに分画した。この抽
出操作をもう一度繰り返し、上清合計約150mlをLALとし
て得た。このLALのうち1mlを上記のラミナラン固定化セ
ルロフアイン付着フイルターで濾過し、濾液を得、この
うち0.04mlにMgCl21.5μgおよび合成基質(N−tert−
ブトキシカルボニル−Leu−Gly−Arg−p−ニトロアニ
リド)4.0μgを加えて凍結乾燥した。この凍結乾燥品
に0.2M Tris−HCl緩衝液(pH8.0)0.1mlおよび検体
(実施例1で使用したエンドトキシンあるいは(1→
3)−β−D−グルカンの種々濃度の水溶液)0.1mlを
加えて37℃で30分間加温した後0.6M酢酸0.4mlを加えて
反応停止し、405nmにおける吸光度を測定した結果およ
び未処理LALを用いて同様に測定した結果を第4図に示
す。図中○印は未処理LALを使用した場合の吸光度を、
△印はラミナラン固定化セルロフアインで処理したLAL
を使用した場合の吸光度を示す。図から明らかなよう
に、ラミナラン固定化セルロフアインで処理したLALは
(1→3)−β−D−グルカンとは反応せず、エンドト
キシンとのみ反応し、これを使用することによつてエン
ドトキシンの特異的測定が可能である。
実施例3:ラミナリビオース固定化トヨパールを用いたLA
Lの調製 調製例16で得たラミナリビオース固定化トヨパール湿
体積60mlをグラスフイルター上で、0.1M NaOH1500mlお
よび蒸留水1500mlで順次洗浄後、これに実施例2と同様
な操作で得た未処理LAL2mlを蒸留水で25倍希釈したもの
を加え、4℃で30分間振盪後、遠心分離(毎分3,000回
転、10分間)により得た上清を凍結乾燥し、これに蒸留
水を加え、2mlとした。このうち0.1mlに、実施例1と同
様にエンドトキシンあるいは(1→3)−β−D−グル
カンの種々濃度の水溶液0.1mlを加え、37℃で60分間反
応させた後、(1→3)−β−D−グルカン(0.1〜10,
000ng/ml)ではゲル化せず、一方エンドトキシン(100p
g/ml以上)ではゲル化した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、カブトガニ・アメボサイト・ライセートに関
する凝固系の反応機構を示す図である。 第2図は、市販カードランの分子篩クロマトによる分画
パターン(溶出曲線)を示す図であり、○印はG因子活
性化阻害力価(左側、縦軸)を示す、△印は糖含量を示
す。 第3図は、第2図で得られたNo.44〜46画分を再クロマ
トした分画パターンを示す図であり、○印はG因子活性
化阻害力価(左側、縦軸)を示し、△印は糖含量を示
す。 第4−1図は、未処理のLALおよび本発明により処理し
たLALと各種濃度のエンドトキシンとを反応させたとき
の吸光度を示す図であり、○印は未処理LALを示し、△
印は実施例2により処理したLALを示す。 第4−2図は、未処理のLALおよび本発明により処理し
たLALと各種濃度の(1→3)−β−D−グルカンとを
反応させたときの吸光度を示す図であり、○印は未処理
LALを示し、△印は実施例2により処理したLALを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−235852(JP,A) 特開 平2−186267(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/579 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリ(1→3)−β−D−グルコシド構造
    部分を含有する糖類を部分的に分解し及び/又は分別処
    理することにより得られる式(I) (式中、nは2〜370の数を表す) で示されるポリ(1→3)−β−D−グルコシド構造部
    分を1分子中に少なくとも1つ含有し且つ646,000単位/
    mg以上のG因子活性化阻害力価を有するポリグリコシド
    を不溶性担体に固定化して得られる不溶性固定化物に、
    カブトガニ・アメボサイト・ライセートを接触させた
    後、該不溶性固定化物をカブトガニ・アメボサイト・ラ
    イセートから分離することを特徴とする、エンドトキシ
    ンに特異的に反応する実質的にG因子を含まないカブト
    ガニ・アメボサイト・ライセートの調製法。
  2. 【請求項2】ポリグリコシドがさらに下記式 で示される(1→4)−β−D−グルコシド構造単位の
    1つもしくはそれ以上及び/又は下記式 で示される(1→6)−β−D−グルコシド構造単位の
    1つもしくはそれ以上及び/又は下記式 式(IV)、(V)、(VI)中、 R1、R2及びR3の少くとも1つはアルキル基、ヒドロキシ
    アルキル基、カルボキシアルキル基、アセチル基、硫酸
    基、リン酸基、アリル基等の化学的に導入し得る基およ
    びそれらの金属塩、アンモニウム塩及び有機アミン塩か
    ら選ばれる残基を表わし、そして残りは水素原子を表わ
    す、 で示される修飾されたβ−D−グルコシド構造単位の1
    つもしくはそれ以上から構成される糖鎖を含有する請求
    項1記載の調製法。
  3. 【請求項3】ポリグリコシドがポリ(1→3)−β−D
    −グルコシド構造部分を含有する糖類を、酸、アルカリ
    又はβ−グルカナーゼによる加水分解、加酢分解又は音
    波処理により部分分解することにより得られるもの、或
    いは該糖類を有機溶媒もしくは塩類を用いて分別沈殿さ
    せるか、又は分子篩剤もしくは分子篩膜を用いて分画す
    ることにより得られるものである請求項1記載の調製
    法。
  4. 【請求項4】ポリ(1→3)−β−D−グルコシド構造
    部分を含有する糖類を部分的に分解し及び/又は分別処
    理することにより得られる式(I) (式中、nは2〜370の数を表す) で示されるポリ(1→3)−β−D−グルコシド構造部
    分を1分子中に少なくとも1つ含有し且つ646,000単位/
    mg以上のG因子活性化阻害力価を有するポリグリコシド
    を不溶性担体に固定化して得られる不溶性固定化物に、
    カブトガニ・アメボサイト・ライセートを接触させた
    後、該不溶性固定化物をカブトガニ・アメボサイト・ラ
    イセートから分離することにより得られる、エンドトキ
    シンに特異的に反応する実質的にG因子を含まないカブ
    トガニ・アメボサイト・ライセート。
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