JP3121665U - 眼鏡部品の回動構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転軸を回転させる際に十分な摩擦抵抗力を与え、且つ塵等の入ることのない眼鏡部品の回動構造を提供する。
【解決手段】第1部材に対して第2部材を回動させるための眼鏡部品の回動構造であって、第1部材に設けられた回転軸3と、回転軸に外方から圧入される弾性を有する筒状部材4と、を備え、筒状部材は押圧部材5で押圧された状態で第2部材に嵌着されており、第1部材の回転軸を回転させても筒状部材は回転しないものである眼鏡部品の回動構造。そして、第2部材には、筒状部材が嵌め込まれる溝部2aを有し、溝部には、筒状部材の周面と接触するための円弧面が形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】第1部材に対して第2部材を回動させるための眼鏡部品の回動構造であって、第1部材に設けられた回転軸3と、回転軸に外方から圧入される弾性を有する筒状部材4と、を備え、筒状部材は押圧部材5で押圧された状態で第2部材に嵌着されており、第1部材の回転軸を回転させても筒状部材は回転しないものである眼鏡部品の回動構造。そして、第2部材には、筒状部材が嵌め込まれる溝部2aを有し、溝部には、筒状部材の周面と接触するための円弧面が形成されている。
【選択図】図2
Description
本考案は、眼鏡において、第1部材、例えばブラケットに対して、第2部材、例えばテンプルが抵抗のある回動が行える回動構造に関する。
より詳しくは、眼鏡部品を回動させる際に適度な抵抗力(グリップ感)があり且つ回動後に眼鏡部品の動きが拘束され、眼鏡部品の位置ズレがない眼鏡部品の回動構造に関する。
より詳しくは、眼鏡部品を回動させる際に適度な抵抗力(グリップ感)があり且つ回動後に眼鏡部品の動きが拘束され、眼鏡部品の位置ズレがない眼鏡部品の回動構造に関する。
従来、眼鏡部品の回動構造として、図9及び図10に示すような構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この図では、メイン・フロントフレーム100をサブ・フロントフレーム101に回動自在に取り付けるために、眼鏡部品の回動構造がブリッジ部102に適用されている。
この図では、メイン・フロントフレーム100をサブ・フロントフレーム101に回動自在に取り付けるために、眼鏡部品の回動構造がブリッジ部102に適用されている。
図9(a)は、メイン・フロントフレーム100がサブ・フロントフレーム101に垂下している状態を示している。
図9(b)は、メイン・フロントフレーム100をサブ・フロントフレーム101に対して回動させた状態を示している。
図9(b)は、メイン・フロントフレーム100をサブ・フロントフレーム101に対して回動させた状態を示している。
図10は、そのメイン・フロントフレーム100の回動構造を示している。
このメイン・フロントフレーム100とサブ・フロントフレーム101との連結構造には、丸棒状の回転軸103が用いられている。
メイン・フロントフレーム100のリム104の回動に伴って回転軸103及び図10に示す樹脂製パイプ105も回動する。
このメイン・フロントフレーム100とサブ・フロントフレーム101との連結構造には、丸棒状の回転軸103が用いられている。
メイン・フロントフレーム100のリム104の回動に伴って回転軸103及び図10に示す樹脂製パイプ105も回動する。
このとき回転軸103と樹脂製パイプ105とは、ブリッジ筐体106との摩擦抵抗や板ばね106aの弾圧力に抗しながら一体的に回動する。
すなわち、樹脂製パイプ105が線状に板ばね106aやブリッジ筐体106と接触する一方で、回転軸103と樹脂製パイプ105は回転軸103の全周面で接触するため、回転軸103と樹脂製パイプ105とが一体となり回転することになる。
そして、装着者の望む角度でメイン・フロントフレーム100の回動を止めると、樹脂製パイプ105とブリッジ筐体106との摩擦抵抗や板ばね106aからの弾性変形による付勢力を受けて樹脂製パイプ105及び回転軸103はその位置で保持されることになる。
サブ・フロントフレーム101に対するメイン・フロントフレーム100の回動に、いわゆる節度感が生じるのである。
すなわち、樹脂製パイプ105が線状に板ばね106aやブリッジ筐体106と接触する一方で、回転軸103と樹脂製パイプ105は回転軸103の全周面で接触するため、回転軸103と樹脂製パイプ105とが一体となり回転することになる。
そして、装着者の望む角度でメイン・フロントフレーム100の回動を止めると、樹脂製パイプ105とブリッジ筐体106との摩擦抵抗や板ばね106aからの弾性変形による付勢力を受けて樹脂製パイプ105及び回転軸103はその位置で保持されることになる。
サブ・フロントフレーム101に対するメイン・フロントフレーム100の回動に、いわゆる節度感が生じるのである。
しかしながら、上述したような眼鏡部品の回動構造では、樹脂性パイプ105とブリッジ筐体106との接触面積が小さく、板ばね106aを螺子107で押圧しても十分な摩擦抵抗を発揮できない。
すなわち樹脂性パイプ105は、ブリッジ筐体106の凹部面に三カ所で、且つ板ばね106aと一カ所で線状に接しているだけであり、摩擦力が十分発揮できないのである。
一方、このような回動構造ではブリッジ筐体106の凹部と樹脂性パイプ105との間に必然的に空間が生じて、塵等が入り易く、樹脂性パイプ105とそれが噛む込むことで摩擦による損耗の原因となる。
すなわち樹脂性パイプ105は、ブリッジ筐体106の凹部面に三カ所で、且つ板ばね106aと一カ所で線状に接しているだけであり、摩擦力が十分発揮できないのである。
一方、このような回動構造ではブリッジ筐体106の凹部と樹脂性パイプ105との間に必然的に空間が生じて、塵等が入り易く、樹脂性パイプ105とそれが噛む込むことで摩擦による損耗の原因となる。
本考案は、かかる背景技術をもとになされたもので、上記の背景技術の問題点を克服するためになされたものである。
すなわち、本考案は、回転軸を回転させる際に十分な摩擦抵抗力を与え、且つ塵等が入ることのない眼鏡部品の回動構造を提供することを目的とする。
すなわち、本考案は、回転軸を回転させる際に十分な摩擦抵抗力を与え、且つ塵等が入ることのない眼鏡部品の回動構造を提供することを目的とする。
かくして、本考案者は、このような課題背景に対して鋭意研究を重ねた結果、筒状部材に大きな摩擦抵抗を与えて回動を阻止し、回転軸と樹脂性パイプとの間の摩擦抵抗力を十分発揮させることで、上記の問題点を解決することができることを見出し、この知見に基づいて本考案を完成させたものである。
すなわち、本考案は、(1)、第1部材に対して第2部材を回動させるための眼鏡部品の回動構造であって、前記第1部材に設けられた回転軸と、該回転軸に外方から圧入される弾性を有する筒状部材と、を備え、前記筒状部材は押圧部材で押圧された状態で前記第2部材に嵌着されており、前記第1部材の回転軸を回転させても前記筒状部材は回転しないものである眼鏡部品の回動構造に存する。
また、本考案は、(2)、前記第2部材には、前記筒状部材が嵌め込まれる溝部を有し、該溝部には、前記筒状部材の周面と接触するための円弧面が形成されている上記(1)に記載の眼鏡部品の回動構造に存する。
また、本考案は、(3)、前記円弧面が半周面である上記(2)に記載の眼鏡部品の回動構造に存する。
また、本考案は、(4)、該筒状部材は前記溝部から一定厚みはみ出すようにし、該はみ出した部分を前記押圧部材により押圧する上記(2)に記載の眼鏡部品の回動構造に存する。
また、本考案は、(5)、該押圧部材にも溝部が形成され、前記筒状部材がこの溝部にも入り込んで接触している上記(2)に記載の眼鏡部品の回動構造に存する。
また、本考案は、(6)、押圧部材の一方端が第2部材に嵌め込まれ他方端が第2部材に螺子部材により螺合され、中央部によって筒状部材が押圧されるものである上記(2)記載の眼鏡部品の回動構造に存する。
また、本考案は、(7)、押圧部材の一方端と他方端とが螺子部材により第2部材に螺合され、押圧部材の中央部によって筒状部材が押圧されるものである上記(2)記載の眼鏡部品の回動構造に存する。
また、本考案は、(8)、第2部材に形成された貫通穴を通して、押圧部材に形成された袋螺子穴に螺子部材を螺合することにより、第2部材、第1部材、押圧部材が相互に固定されている上記(5)記載の眼鏡部品の回動構造に存する。
また、本考案は、(9)、押圧部材に形成された貫通穴及び第2部材に形成された貫通穴を通して、受止部材に形成された袋螺子穴に螺子部材を螺合することにより、押圧部材、第1部材、第2部材、受止部材が相互に固定されている上記(5)記載の眼鏡部品の回動構造に存する。
また、本考案は、(10)、第1部材および第2部材がブラケット及びテンプルである上記(1)〜(7)記載の眼鏡部品の回動構造に存する。
また、本考案は、(11)、第1部材および第2部材がテンプル及びブラケットである上記(8),(9)記載の眼鏡部品の回動構造に存する。
なお、本考案の目的に添ったものであれば、上記(1)から(11)を適宜組み合わせた構成も採用可能である。
本考案によれば、第1部材に対して第2部材を回動させるための眼鏡部品の回動構造であって、第1部材に設けられた回転軸と、該回転軸に外方から圧入される弾性を有する筒状部材とを有し、該筒状部材は押圧部材で押圧された状態で第2部材に嵌着されており、第1部材の回転軸を回転させても筒状部材は回転しないものであることから、筒状部材と回転軸との間での摩擦抵抗を十分発揮することができる。
また第2部材には、筒状部材が嵌め込まれる溝部を有し、該溝部には、筒状部材の周面と接触するための円弧面が形成されているために、塵等が溝部に入ることが極力防止される。
また筒状部材は溝部から一定厚みはみ出すようにし、該はみ出した部分を押圧部材により押圧するために、弾性を有する筒状部材が変形して溝部の内壁に接触する面積が大きくなり摩擦力も増大し、また溝部の隙間を極力小さくできる。
さらに、筒状部材が回転軸を締め付ける作用が生じて筒状部材と回転軸との摩擦抵抗も強まる。
また筒状部材は溝部から一定厚みはみ出すようにし、該はみ出した部分を押圧部材により押圧するために、弾性を有する筒状部材が変形して溝部の内壁に接触する面積が大きくなり摩擦力も増大し、また溝部の隙間を極力小さくできる。
さらに、筒状部材が回転軸を締め付ける作用が生じて筒状部材と回転軸との摩擦抵抗も強まる。
以下、本考案を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本考案の眼鏡部品の回動構造の一実施形態を有する眼鏡を示している。
図に示すように、この実施形態の眼鏡部品の回動構造は、テンプル2とブラケット1とを連結するのに用いられている。
当然、回動構造を適用することができる箇所ならどこでもでき、例えば、サングラス等の補助眼鏡を本体眼鏡に対して回動させるダブルフレーム眼鏡に適用しても良い。
図1は本考案の眼鏡部品の回動構造の一実施形態を有する眼鏡を示している。
図に示すように、この実施形態の眼鏡部品の回動構造は、テンプル2とブラケット1とを連結するのに用いられている。
当然、回動構造を適用することができる箇所ならどこでもでき、例えば、サングラス等の補助眼鏡を本体眼鏡に対して回動させるダブルフレーム眼鏡に適用しても良い。
図2は、眼鏡部品の回動構造を構成する部品、及びその組付け手順を示している。
図2(a)には、第1部材であるブラケット1の先端側が示されている。
より具体的には、ブラケット1の一対の板部1a(「コマ」という場合もある)の間に円柱状の回転軸3が設けられている。
回転軸3を板部1a間に取り付けるには、ブラケット1を成形する際、板部間に回転軸3を同時一体成形すればよい。
図2(a)には、第1部材であるブラケット1の先端側が示されている。
より具体的には、ブラケット1の一対の板部1a(「コマ」という場合もある)の間に円柱状の回転軸3が設けられている。
回転軸3を板部1a間に取り付けるには、ブラケット1を成形する際、板部間に回転軸3を同時一体成形すればよい。
勿論、一体成形しないで板部間に、別体の回転軸3を接着により取り付けることも可能である。
この回転軸3に対して、弾性を有する樹脂材よりなる別体の筒状部材4を圧入する。
この場合、筒状部材4に形成されたすり割り口を開きながら回転軸3に圧入する。
なお、筒状部材4の材質には、例えば耐磨耗性の観点からポリアセタール樹脂やポリアミド樹脂、PEEK樹脂等を用いる事が出来る。
この回転軸3に対して、弾性を有する樹脂材よりなる別体の筒状部材4を圧入する。
この場合、筒状部材4に形成されたすり割り口を開きながら回転軸3に圧入する。
なお、筒状部材4の材質には、例えば耐磨耗性の観点からポリアセタール樹脂やポリアミド樹脂、PEEK樹脂等を用いる事が出来る。
次いで、図2(b)に示すように、筒状部材4を第2部材であるテンプル2に形成した溝部2aに嵌め込む。
この溝部2aには、筒状部材4の周面と接触するための円弧面(この場合円弧面が半周面である)が形成されてU字状となっているので、このテンプルの溝部2aに向けてブラケットの筒状部材4を嵌め込んで、その面同士を当接するだけでよい。
この溝部2aには、筒状部材4の周面と接触するための円弧面(この場合円弧面が半周面である)が形成されてU字状となっているので、このテンプルの溝部2aに向けてブラケットの筒状部材4を嵌め込んで、その面同士を当接するだけでよい。
図2(c)はブラケット1をテンプル2に嵌め込んだ状態を示している。
図に示すように、テンプル2の溝部2aにブラケット1の回転軸3を嵌め込んだ場合に、筒状部材4は溝部2aから一定厚みはみ出すようにされている。
次いで、この状態から図2(d)に示すように、はみ出した部分を板状の剛性のある押圧部材5により押圧する。
この押圧部材5の材質としては、筒状部材を押圧しても曲がらないような剛性のあるもの、例えば、金属(例えばチタン合金)や硬質のプラスチックを用いることができる。
図に示すように、テンプル2の溝部2aにブラケット1の回転軸3を嵌め込んだ場合に、筒状部材4は溝部2aから一定厚みはみ出すようにされている。
次いで、この状態から図2(d)に示すように、はみ出した部分を板状の剛性のある押圧部材5により押圧する。
この押圧部材5の材質としては、筒状部材を押圧しても曲がらないような剛性のあるもの、例えば、金属(例えばチタン合金)や硬質のプラスチックを用いることができる。
押圧部材5は、詳しくは一方端と他方端の2箇所に貫通穴5aが形成され、テンプル2には、その各貫通穴5aに対応する螺子穴2bが2箇所に形成されている。
各貫通穴5aを介して螺子6螺子穴2bに螺合させることにより、押圧部材5の中央部で筒状部材4を押圧することとなる。
図2(e)は、押圧部材5が取り付けられて、その押圧部材5により筒状部材4が押圧された状態を示す。
各貫通穴5aを介して螺子6螺子穴2bに螺合させることにより、押圧部材5の中央部で筒状部材4を押圧することとなる。
図2(e)は、押圧部材5が取り付けられて、その押圧部材5により筒状部材4が押圧された状態を示す。
さて図3は、ブラケット1とテンプル2との連結構造の断面を示している。
図3(a)は、押圧部材5を取り付ける前の状態を示しており、図3(b)は、押圧部材5を取り付けて押圧した後の状態を示している。
図3(a)に示すように、押圧部材5の取付け前は、筒状部材4の外周面の半分が溝部2aに接触しており、筒状部材4の上端側の一部分はテンプル2の上面2cより一定厚みはみ出している。
図3(a)は、押圧部材5を取り付ける前の状態を示しており、図3(b)は、押圧部材5を取り付けて押圧した後の状態を示している。
図3(a)に示すように、押圧部材5の取付け前は、筒状部材4の外周面の半分が溝部2aに接触しており、筒状部材4の上端側の一部分はテンプル2の上面2cより一定厚みはみ出している。
そして、この状態から、前述したように2本の螺子6を用いて押圧部材5をテンプル2に当接させ締め付けると、図3(b)に示すように、弾性を有する樹脂材よりなる筒状部材4は圧を受けて変形し、溝部2aとの接触面積がより広げられた状態で、嵌着する。
筒状部材4の弾圧力が増加して溝部内壁との摩擦抵抗力が増加し、筒状部材4は溝部に確実にグリップされる。
また溝部内の空隙はより小さくなって、塵等の入り込みが極力防止される。
更に一方では、筒状部材4が回転軸3を締め付ける作用が生じて筒状部材4と回転軸との摩擦抵抗も強まり、回転軸3を回転しても筒状部材4が共回りすることはない
結果的に、テンプル2を回動する際の抵抗力(すなわちグリップ力)が増えて一定の角度位置で保持する力も増大する。
筒状部材4の弾圧力が増加して溝部内壁との摩擦抵抗力が増加し、筒状部材4は溝部に確実にグリップされる。
また溝部内の空隙はより小さくなって、塵等の入り込みが極力防止される。
更に一方では、筒状部材4が回転軸3を締め付ける作用が生じて筒状部材4と回転軸との摩擦抵抗も強まり、回転軸3を回転しても筒状部材4が共回りすることはない
結果的に、テンプル2を回動する際の抵抗力(すなわちグリップ力)が増えて一定の角度位置で保持する力も増大する。
以上、本考案を説明してきたが、本考案は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質を逸脱しない範囲で、他の種々の変形が可能であることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、2本の螺子6により押圧部材5をテンプル2に取り付けた場合について説明したが、押圧部材5を片持ち状に取り付ける構造もある。
例えば、上述した実施形態では、2本の螺子6により押圧部材5をテンプル2に取り付けた場合について説明したが、押圧部材5を片持ち状に取り付ける構造もある。
図4に示すように、押圧部材5Aの一端に段差部5bを形成し、テンプル2の逆L字状の突起部2dの内側に嵌め込むようにしても良い。
この場合の取付構造は、押圧部材5Aの一方端である段差部5bを突起部2dの内側に嵌め込み、押圧部材5Aの他端側の貫通穴5aを介して螺子6でテンプル2Aの螺子穴2bに螺合すると、螺子6の締付けにより梃子力が働き、押圧部材5Aで筒状部材4は強く押圧される〔図4(a)→図4(b)〕。
これで押圧部材の一方端がテンプル2Aに嵌り込み他方端がテンプル2Aに螺合されて、その中央部によって筒状部材4が押圧されることとなる。
この押圧により溝部の空隙は少なくなり、回転軸の回転による筒状部材の共回りはなくなる。
これで押圧部材の一方端がテンプル2Aに嵌り込み他方端がテンプル2Aに螺合されて、その中央部によって筒状部材4が押圧されることとなる。
この押圧により溝部の空隙は少なくなり、回転軸の回転による筒状部材の共回りはなくなる。
また、図5に示すように、L字状の押圧部材5Bを用い、このL字状の押圧部材5Bの短片側に形成された突起5cを、テンプル2Bの端部に形成された溝2eに係合させても良い(図5(a)参照)。
この場合も、押圧部材の一方端がテンプル2Bに嵌り込み他方端がテンプル2Bに螺合されて、その中央部によって筒状部材が押圧されることとなり、図4に示す構造とほぼ同様な効果が得られる。
この場合も、押圧部材の一方端がテンプル2Bに嵌り込み他方端がテンプル2Bに螺合されて、その中央部によって筒状部材が押圧されることとなり、図4に示す構造とほぼ同様な効果が得られる。
また、上述した実施形態では、板状の押圧部材5を用いた例について説明したが、図6に示すように、テンプル2Cだけでなく押圧部材5Cにも円弧状の溝5dを形成し、筒状部材4を押圧部材5Cの円弧状の溝の内周面とテンプル2Cの溝部との間で締め付けて固定し摩擦抵抗を得ることもできる。
また、図7(a)に示すように、押圧部材50に台形状の溝50d及び袋ネジ穴50aを形成し、第2部材であるブラケット20に、円弧面が形成されてU字状の溝部20a及び貫通穴20bを形成する。そして、螺子部材60を、ブラケット20の貫通穴20bを通して押圧部材50の袋螺子穴50aに螺合し、図7(b)に示すように、ブラケット20、第1部材であるテンプル10、及び押圧部材50を相互に一体化する。これにより、筒状部材40を、押圧部材50の溝50dの内面と、ブラケット20の溝部20aとの間で締め付けて固定し摩擦抵抗を得ることもできる。
また、図8(a)に示すように、押圧部材50に台形状の溝50d及び貫通穴50a1を形成し、ブラケット20に、円弧面が形成されてU字状の溝部20a及び貫通穴20bを形成する。さらに、袋螺子穴70aを備える受止部材70を用意する。そして、螺子部材60を、押圧部材50の貫通穴50a1、ブラケット20の貫通穴20bを通して受止部材70の袋螺子穴70aに螺合し、図8(b)に示すように、押圧部材50、ブラケット20、テンプル10、及び受止部材70を相互に一体化する。これにより、筒状部材40を、押圧部材50の溝50dの内面と、ブラケット20の溝部20aとの間で締め付けて固定し摩擦抵抗を得ることもできる。
なお、図7,8により説明した変形例においては、ブラケットに螺子穴を形成する必要がないから、螺子穴の形成の不具合により、重要品であるブラケットを不良品として廃棄するようなことがない。
更に、上述した実施形態では、すり割りが形成された筒状部材4を用いた例について説明したが、すり割りがなく単なる筒状の部材に回転軸3を圧入するようにしても良い。
この場合は、筒状の部材を圧入した状態の回転軸3をブラケット1の一対の板部1aの間に取り付けることとなる。
この場合は、筒状の部材を圧入した状態の回転軸3をブラケット1の一対の板部1aの間に取り付けることとなる。
1 ブラケット
1a 板部
2,2A,2B,2C テンプル
2a 溝部
2b 螺子穴
2c 上面
2d 突起部
2e 溝
3 回転軸
4 筒状部材
5,5A,5B,5C 押圧部材
5a 貫通穴
5b 段差部
5c 突起
5d 溝
6 螺子部材
10 テンプル
20 ブラケット
20a 溝部
20b 貫通穴
30 回転軸
40 筒状部材
50 押圧部材
50a 袋螺子穴
50a1 貫通穴
50d 溝
60 螺子部材
70 受止部材
70a 袋螺子穴
100 メイン・フロントフレーム
101 サブ・フロントフレーム
102 ブリッジ部
103 回転軸
104 リム
105 樹脂製パイプ
106 ブリッジ筐体
106a 板ばね
107 螺子
1a 板部
2,2A,2B,2C テンプル
2a 溝部
2b 螺子穴
2c 上面
2d 突起部
2e 溝
3 回転軸
4 筒状部材
5,5A,5B,5C 押圧部材
5a 貫通穴
5b 段差部
5c 突起
5d 溝
6 螺子部材
10 テンプル
20 ブラケット
20a 溝部
20b 貫通穴
30 回転軸
40 筒状部材
50 押圧部材
50a 袋螺子穴
50a1 貫通穴
50d 溝
60 螺子部材
70 受止部材
70a 袋螺子穴
100 メイン・フロントフレーム
101 サブ・フロントフレーム
102 ブリッジ部
103 回転軸
104 リム
105 樹脂製パイプ
106 ブリッジ筐体
106a 板ばね
107 螺子
Claims (11)
- 第1部材に対して第2部材を回動させるための眼鏡部品の回動構造であって、
前記第1部材に設けられた回転軸と、
該回転軸に外方から圧入される弾性を有する筒状部材と、
を備え、
前記筒状部材は押圧部材で押圧された状態で前記第2部材に嵌着されており、
前記第1部材の回転軸を回転させても前記筒状部材は回転しないものであることを特徴とする眼鏡部品の回動構造。 - 前記第2部材には、前記筒状部材が嵌め込まれる溝部を有し、
該溝部には、前記筒状部材の周面と接触するための円弧面が形成されていることを特徴とする請求項1記載の眼鏡部品の回動構造。 - 前記円弧面が半周面であることを特徴とする請求項2記載の眼鏡部品の回動構造。
- 前記筒状部材は前記溝部から一定厚みはみ出すようにし、該はみ出した部分を前記押圧部材により押圧することを特徴とする請求項2記載の眼鏡部品の回動構造。
- 前記押圧部材にも溝部が形成され、前記筒状部材が前記溝部にも入り込んで接触していることを特徴とする請求項2記載の眼鏡部品の回動構造。
- 前記押圧部材の一方端が第2部材に嵌め込まれ、他方端が前記第2部材に螺子部材により螺合され、中央部によって前記筒状部材が押圧されるものであることを特徴とする請求項2記載の眼鏡部品の回動構造。
- 前記押圧部材の一方端と他方端とが螺子部材により前記第2部材に螺合され、前記押圧部材の中央部によって前記筒状部材が押圧されるものであることを特徴とする請求項2記載の眼鏡部品の回動構造。
- 前記第2部材に形成された貫通穴を通して、前記押圧部材に形成された袋螺子穴に螺子部材を螺合することにより、前記第2部材、前記第1部材、前記押圧部材が相互に固定されていることを特徴とする、請求項5記載の眼鏡部品の回動構造。
- 前記押圧部材に形成された貫通穴及び前記第2部材に形成された貫通穴を通して、受止部材に形成された袋螺子穴に螺子部材を螺合することにより、前記押圧部材、前記第1部材、前記第2部材、受止部材が相互に固定されていることを特徴とする、請求項5記載の眼鏡部品の回動構造。
- 前記第1部材および前記第2部材がブラケット及びテンプルであることを特徴とする、請求項1〜7記載の眼鏡部品の回動構造。
- 前記第1部材および前記第2部材がテンプル及びブラケットであることを特徴とする、請求項8,9記載の眼鏡部品の回動構造。
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