JP3120878B2 - 自動原稿給送装置 - Google Patents

自動原稿給送装置

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JP3120878B2
JP3120878B2 JP03281521A JP28152191A JP3120878B2 JP 3120878 B2 JP3120878 B2 JP 3120878B2 JP 03281521 A JP03281521 A JP 03281521A JP 28152191 A JP28152191 A JP 28152191A JP 3120878 B2 JP3120878 B2 JP 3120878B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に適用さ
れる自動原稿給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置において、従来
から種々の自動原稿給送装置が提案されている。自動原
稿給送装置は、大別して2通りの方式がある。
【0003】1つは、ADF(Automatic D
ocumento Feeder)と称される方式で、
セットされた原稿を各々1回だけ画像情報読取部まで自
動給送し、設定回数分、連続して複写するとの内容を有
する。
【0004】他の1つは、RDF(Recycle D
ocument Feeder)と称される方式で、セ
ットされた原稿を各々設定された複写回数に到達するま
で循環給送し、画像情報読取部では1回ずつ複写すると
の内容を有する。
【0005】以上2つとも、原稿給送方式は異なるもの
の、複写機への原稿セットの煩わしさを解消し、原稿入
れ替えの所要時間を短縮し、操作性、生産性を大幅に向
上させることができる。
【0006】ところで、原稿には、規格サイズのまま何
ら折り目のない原稿(以下、折り無し原稿という)だけ
の場合と、折り無し原稿に混在させてZ字状に折られた
Z折り原稿が含まれる場合がある。
【0007】ここで、Z折り原稿とは、例えば長方形に
カットされたシートを横長に広げた状態から、これを長
手方向1/2の位置にて2つに折り返し、さらにこの折
り返しにより、上になったシート部分を該シート部分の
前記長手方向1/2の位置にて外側に折り返した原稿を
いい、折り目の折線方向から見ると略Z字状に見えるこ
とからZ折り原稿と称する。またこの折り返しの最初の
折り部を第1折り部、次の折り部を第2折り部と称す
る。
【0008】ある原稿をZ折りした場合、その下のサイ
ズの原稿とサイズを揃えることができることから、この
ような折り方がされる。例えばA3サイズの原稿をZ折
りすればA4サイズとなり、A4サイズの折り無し原稿
にサイズを合わせることができる。
【0009】つまり、A4横とA3縦またはB5横とB
4縦なる組合せの混在原稿があるとき、ファイリング上
の関係からA3またはB4原稿は、Z折りにされ、各々
A4またはB5にされている場合が多い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動原稿給送装
置は、確かに便利なものには違いないが、いまだに以下
に述べるような問題点を有していた。
【0011】先ず、Z折り原稿に対する操作性、取扱性
が悪いことである。 1.自動原稿給送装置を用いて混在原稿を複写する場
合、Z折り状態となっているA3またはB4原稿をオペ
レータが原稿の中から探しだすことが必要となり、さら
に、Z折り状態となっている原稿を1枚々オペレータが
手で引き伸ばしてから自動原稿給送装置にセットしなけ
ればならず、極めて煩わしい面倒な作業となっていた。
【0012】2.また、混在原稿であるにも拘らず、不
用意にZ折り状態の原稿を引き伸ばさずに自動原稿給送
装置にセットしてしまうと、給送時に、原稿にしわがよ
ってしまったり、ひどい場合には原稿ジャムにより、原
稿が破損してしまうこともあった。
【0013】3.さらに、自動原稿給送装置は、原稿サ
イズに適合するサイズの記録紙が収容された給紙部を自
動選択する自動用紙選択機能を有しているので、得られ
る記録紙はサイズの異なる混載状態となってしまい、記
録紙もZ折りする必要を生じている。
【0014】本発明はこれらの問題点のうち、2.及び
3.における問題、つまり混在原稿中の折り原稿につい
て自動的に引き伸ばして給送不良を解消するとともに、
折りを引き伸ばしてセットしなければならなかったオペ
レータの煩わしさを解消することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は以下の構成とした。 (1).原稿を載置する原稿載置手段と、前記原稿載置
手段に載置された原稿を搬送する搬送手段とを有し、原
稿を自動給送する自動原稿給送装置において、折り原稿
の折り部が搬送方向下流側へ搬送されるのに伴なって前
記折り部に入り込み、当該折り部の搬送を抑制する抑制
手段を備え、前記原稿載置手段に載置された折り原稿を
搬送するときに、前記抑制手段により前記折り部の搬送
を抑制すると共に、前記搬送手段により当該折り原稿に
ついて折り部が形成されていない非折り部の搬送を行な
い、当該非折り部から折り部へ向けて当該原稿の折りを
伸ばしながら搬送を行なうこととした(請求項1)。 (2).(1)記載の自動原稿給送装置において、前記
抑制手段により搬送を抑制された前記折り部を収納する
空間を備えた(請求項2)。 (3).(2)記載の自動原稿給送装置において、前記
空間に前記折り部が収納されたことを検知する折り原稿
検知手段と、前記折り原稿検知手段からの検知信号に応
じて折り原稿を判別する判別手段とを備えた(請求項
3)。 (4).(2)記載の自動原稿給送装置において、前記
搬送手段は、前記原稿載置手段から原稿を1枚ずつ分離
給送する分離部と、当該分離部から分離された原稿を原
稿搬送方向下流側に搬送する搬送部とからなり、前記空
間を前記分離部より原稿搬送方向の上流側に設けた(請
求項4)。 (5).(1)記載の自動原稿給送装置において、前記
原稿載置手段は、原稿搬送方向に対して傾斜角度の異な
る第1載置面と第2載置面とを有し、前記抑制手段を、
前記第1載置面と前記第2載置面との間に設けた(請求
項5)。 (6).(1)記載の自動原稿給送装置において、前記
抑制手段を、前記原稿載置手段上に載置された前記非折
り部の原稿搬送方向での最下流側端と当該折り原稿の折
り部の原稿搬送方向での最下流側端との間に設けた(請
求項6)。 (7).(5)又は(6)記載の自動原稿給送装置にお
いて、前記抑制手段は、前記原稿載置手段に設けられ、
原稿の全幅域にわたる幅を有する開口部により構成さ
れ、前記開口部の原稿搬送方向の下流端側を滑らかな曲
面状に形成した(請求項7)。 (8).(7)記載の自動原稿給送装置において、前記
開口部を開閉自在とする遮蔽部材を備えた(請求項
8)。 (9).(8)記載の自動原稿給送装置において、前記
原稿載置手段に原稿が載置されたことが検知され、折り
原稿モードであった場合、前記遮蔽部材を開状態にする
こととした(請求項9)。 (10).(9)記載の自動原稿給送装置において、前
記原稿載置手段に原稿が無くなったことが検知され、前
記遮蔽部材が開状態であった場合、当該遮蔽部材を閉状
態にすることとした(請求項10)。 (11).(1)記載の自動原稿給送装置において、前
記搬送手段により搬送される原稿を反転させて案内する
湾曲した反転搬送経路を有し、前記抑制手段を前記反転
搬送経路の湾曲部の外側に設けた(請求項11)。 (12).(11)記載の自動原稿給送装置において、
前記抑制手段は、その一端側を支点として揺動自在であ
り、前記抑制手段が原稿を案内する案内位置と折り原稿
の折り部の搬送を抑制する抑制位置とに変位することと
した(請求項12)。 (13).(12)記載の自動原稿給送装置において、
前記抑制手段の原稿搬送方向での上流側端を、折り原稿
の非折り部の先端が通過後、所定の第1タイミングで前
記案内位置から前記制御位置に変位させる制御手段を備
えた(請求項13)。 (14).(13)記載の自動原稿給送装置において、
前記制御手段は、前記抑制手段の原稿搬送方向での上流
側端を前記抑制位置に変位させた後、所定の第2タイミ
ングで前記抑制位置から前記案内位置に変位させること
とした(請求項14)。 (15).(3)記載の自動原稿給送装置において、画
像形成手段を備え、当該画像形成手段が非画像形成時に
前記折り原稿検知手段により前記空間内への原稿進入が
検知されたとき、当該画像形成入力の受け付けを不可と
する制御手段を有することとした(請求項15)。 (16).(3)記載の自動原稿給送装置において、画
像形成手段を備え、当該画像形成手段が非画像形成状態
時に前記折り原稿検知手段により前記空間内への原稿進
入が検知されたとき、警告を行なう制御手段を有するこ
ととした(請求項16)。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【作用】原稿の搬送に伴い、折り原稿の折り返し側部が
伸ばされながら給送される。
【0022】
【実施例】以下に本発明の一実施例として、自動原稿給
送装置を備えた電子写真複写機について説明する。以下
の説明は、§1;全体構成、§2;折り伸ばし系、§
3;排紙折り系、§4;制御・モード、§5;複写動
作、§6;説明の補足、の全6章からなり、本発明はこ
のうち、§3;折り伸ばし系、§4;制御・モード、§
6;説明の補足、等に主に関係するものであるが、全体
の把握が本発明の理解にとって必要と考えられるので敢
えて全体も説明するものである。
【0023】§1;全体構成(図29、図30参照) 原稿のセットの仕方に関し、画像面を下にしてセット
する方法(以下、フェースダウンという)と、上にし
てセットする方法(以下フェースアップという)があ
る。
【0024】また、原稿の送り出しの順位として、下
の方から送り出す方法(以下、下給紙という)と、上
の方から送り出す方法(以下、上給紙という)がある。
【0025】さらに、原稿の露光を含む読み取り、後の
原稿を排出する方法として、読み取り態位のまま排出
する方法(以下ストレート排紙という)と、読み取り
時の態位から反転させた状態で排紙する方法(以下、反
転排紙という)がある。
【0026】これらの組合せのうち、(フェースダウ
ン・下給紙・ストレート排紙)の自動原稿給送装置と、
(フェースアップ・下給紙・反転排紙)の自動原稿給
送装置を代表例として項を分けて説明する。
【0027】§1−1;(フェースダウン・下給紙・ス
トレート排紙)の自動原稿給紙装置を搭載した複写装置
の例(図29参照) 図29において、複写機1−1の上に自動原稿給送装置
2−1が搭載され、また、大量給紙部を有する大量給紙
ユニット3が付帯されて複写装置全体が構成されてい
る。
【0028】§1−1−(A);自動原稿給送装置の概
要 図29において、Z折り原稿Gzを含む原稿は所定の原
稿載置部20に載せられる。複写開始とともに、原稿は
1枚分離されて送り出されZ折り原稿Gzに関してはZ
折り原稿引き伸ばし部21にてZ折れの部分が引き伸ば
されて、原稿読取部たるコンタクトガラス4部に送られ
る。
【0029】ここで、露光を終えたZ折り原稿は、搬送
ベルト22により送り出され、再Z折り部23にて元の
通りにZ折りされてから、原稿排紙トレイ24に送り出
される。折り無し原稿に関しても、前記伸ばしの工程と
再Z折りの工程が無いことを除けばZ折り原稿の場合と
同様である。
【0030】§1−1−(B);複写機の概要 この複写機は周知のものであるので、主な部材名称を示
し、詳細の説明は省略する。原稿読み取り手段に関して
は、コンタクトガラス4、露光ランプ5、結像レンズ6
等からなる。これらのうち、露光ランプ5及びミラーM
はスキャナーを構成する。
【0031】画像形成プロセス部に関しては、感光体ド
ラム7の周囲にその回転方向順に主帯電器8、現像器
9、転写分離帯電器10、クリーニング器11等が配置
されていて、さらに主帯電器8とクリーニング器11と
の間の感光体ドラム上に原稿の光像が結像されるように
なっている。
【0032】記録紙の給紙系に関しては、大量給紙ユニ
ット3の給紙部の他に、給紙部12、13があり、原稿
サイズに適合する各種サイズの記録紙が収納されてい
る。原稿サイズに応じて選択されたこれら給紙部からの
記録紙は、紙の搬送経路をたどり、レジストローラ対1
4で待機して感光体ドラム上のトナー像の到来と同期し
たタイミングで送り出され、転写される。
【0033】定着排紙系に関しては、前記転写後の記録
紙は定着器15を経て排紙部16に排出される。なお、
両面記録等のため、適宜、他の搬送経路も用意されてい
る。
【0034】§1−2;(フェースアップ・下給紙・反
転給紙)の自動原稿給紙装置を搭載した複写装置の例
(図30参照) 図30において、複写機1−2の上に自動原稿給送装置
2−2が搭載されている。
【0035】§1−2−(A);自動原稿給送装置の概
要 図30において、Z折り原稿Gzを含む原稿は所定の原
稿載置部30に載せられる。複写開始とともに、原稿は
1枚分離されて送り出されZ折り原稿Gzに関してはZ
折り原稿引き伸ばし部31にてZ折れの部分が引き伸ば
されて、原稿読取部たるコンタクトガラス4部に送られ
る。
【0036】ここで、露光を終えたZ折り原稿は、搬送
ベルト22により送り出され、再Z折り部3にて元の
通りにZ折りされてから、反転手段35を経て原稿排紙
トレイ34に送り出される。折り無し原稿に関しても、
前記伸ばしの工程と再Z折りの工程が無いことを除けば
Z折り原稿の場合と同様である。
【0037】§1−2−(B);複写機の概要 この複写機は前記図29に準ずるので同一機能部材には
同一の符号を付し説明は省略する。両面記録等のため、
適宜、他の搬送経路も用意されている。 §2;折り伸ばし系 本章はZ折り原稿の折りを伸ばす折り伸ばし手段に係
る。
【0038】§2−1;フェースダウン下給紙の場合
(図31乃至図35参照) 原稿のコピーする面を下向きにセットし、下側から順次
給紙するフェースダウン下給紙のZ折り原稿の伸ばし部
について、図31、図32を用いて説明する。
【0039】図31において、Z折り原稿Gzは傾斜し
た原稿トレイ102上に載置され、さばきコロ103に
より、ブレード104とローラ105からなる分離部へ
搬送され、さらに搬送ベルト106により排紙部へ搬送
される。
【0040】原稿トレイ102とさばきコロ103の間
には、原稿トレイ102と180゜以下の角度で交わ
る、つまりは、原稿トレイ102より傾斜の緩い斜面に
なる、開閉自在のガイド板107が設けられる。
【0041】Z折り原稿がある場合、ガイド板107は
図31に実線で示すように開状態で待機する。また、原
稿トレイGzの延長線上、ガイド板107の下方、分離
部の手前には原稿伸ばしスペース108が設けられ、さ
らに原稿トレイ102とガイド板107に略平行で一定
間隔を有し、伸ばしスペース108に対向する位置に屈
曲部が形成された開閉自在の上ガイド板109が設けら
れる。
【0042】Z折り原稿は分離部で1枚ずつ分離された
後、搬送されるに従い図32に示すようにZ折り原稿G
zの第2折り部の先端がスペース108へ導かれる。
【0043】原稿トレイ102とガイド板107が鈍角
を成し、ガイド板107が開状態であれば、Z折り原稿
Gzは上ガイド板109に沿って曲げられながら搬送さ
れるので、第2折り部の先端は自動的にスペース108
に導かれる。
【0044】Z折り原稿Gzがさらに搬送されると、こ
れに従い、図33に示すように開口のシャッター機能と
原稿の案内機能を兼用するガイド板107の先端に設け
た丸め部110に沿って第2折り部は円滑に伸ばされ、
搬送ベルト106へ受け継がれる。
【0045】本実施例では、分離後に、下側で折り伸ば
しを行なうよう、構成されているので、原稿トレイ10
2にZ折り原稿とZ折りのない通常の原稿、つまり折り
無し原稿を混載しても、上側に積載されている原稿が邪
魔することなく確実に最下紙のZ折り原稿を分離、伸ば
し、及び搬送できる。なお、フェースアップ上給紙のと
きは、伸ばし部を上側に設けることもできる。
【0046】本実施例では、Z折りのない原稿は薄紙の
場合を除くと、原稿の一部が伸ばしスペース108に突
入することはない。薄紙(例えば45K紙程度)では搬
送されるに従い、後端部が伸ばしスペース108にさし
かかった時に後端が垂れ下がってスペース108に突入
する。
【0047】一方、Z折り原稿は、搬送され、原稿の中
央部がスペース108にさしかかった時に折り曲げ部が
スペース108に突入する。本実施例では、伸ばしスペ
ース108導入口近傍に設けたZ折り原稿検知センサ1
11により分離されてから、すぐに、紙突入が検知され
た場合、Z折り原稿と認識し、他のZ折りのない原稿を
区別している。
【0048】ガイド板107は、図34に示すように固
定部107−a上で可動部107−bが平行にスライド
可能で構成される。可動部107−bの一端側は緊縮性
のスプリング112で引かれ、他端側はシャッター開閉
ソレノイド113でひかれるようにそれぞれが取付けら
れている。よって、該ソレノイド113がオンのときに
ガイド板107が開き、オフのときにスプリング112
の力により閉ざされる。
【0049】具体的には、図31に示す原稿セットセン
サ114が原稿を検知していない時、または電流オフ時
には、スプリング112の引張力により可動部107−
bは右方向位置、図31における1点鎖線で示す位置、
つまり、閉じ状態で停止する。
【0050】この時、可動部107−bはオペレータに
よる原稿挿入のシートガイドの役割を担う。センサ11
4が原稿を検知するとソレノイド113が引かれ、可動
部107−bが左方向に移動し、ガイド板107は開状
態になり、前記のようにZ折り原稿に対して、折り伸ば
し動作が行なわれる。
【0051】前記のように、伸ばしスペース108に
は、Z折り原稿を伸ばすとき、又は薄原稿時の後端部以
外に原稿が進入することはない。よって、非複写動作中
にセンサ111が原稿を検知した場合はジャム防止のた
め、例えば、プリントキー内のランプを点灯して赤にす
る等、表示部に警告表示を発し、複写動作を禁止するよ
うに制御する。
【0052】本実施例では、ガイド板107を傾斜さ
せ、伸ばしスペース108をコンタクトガラス面より上
方、つまりはスキャナーと干渉しない位置に設けてい
る。
【0053】なお、原稿の全面を一時に露光するフラッ
シュ露光等の、スキャナーが干渉しない方式の場合は、
図35に示すように、ガイド板107を略水平とし、伸
ばしスペース108をコンタクトガラス面より下方に設
けることにより、装置をコンパクトに構成することがで
きる。図35において、符号7´はベルト状の感光体を
示す。
【0054】§2−2;フェースアップ下給紙の場合
(図1乃至図4参照) 原稿のコピーする面を上向きにセットし、下側から順次
給紙する方式のZ折り原稿伸ばし部について、図1乃至
図4を参照しながら説明する。
【0055】図1において、原稿トレイ121上に載置
されたZ折り原稿Gzは送りローラ123aとリバース
ローラ123bから成る分離部123で1枚ずつ分離搬
送された後、ターンローラ124で約180゜方向転換
され、さらに搬送ベルト125により排紙部へ導かれ
る。
【0056】ターンローラ124の原稿搬送路を挾んで
対向する位置、原稿面側に、切り換えガイド126が設
けられ、支点127を中心に図示しない切換ガイドソレ
ノイド等を介して回転駆動される。
【0057】切り換えガイド126は、通常、図1に実
線で乃至図2に示す解放状態を保ち、ターンローラ12
4の曲面と当間隔の間隙を保持する。この時は原稿を1
80゜ターン搬送するようにガイドする。
【0058】一方、切換ガイドソレノイドが引かれる
と、切り換えガイド126はその先端部がターンローラ
124に近接した状態、図中、2点鎖線で示す閉状態と
なり、このときはZ折り原稿の2番目の折り曲げ部であ
る第2折り部が図3に示すように一時的にストレート搬
送の経路に導かれるようにガイドする。
【0059】Z折り原稿は、折られた状態のまま分離部
123で1枚ずつ分離され搬送されるに従い、図2に示
すように、先端が解放状態を保つ切り換えガイド126
とターンローラ124間へ導かれる。つまり、解放状態
の切り換えガイド126はターン部への用紙導入のため
のガイド機能を有する。
【0060】先端が両者間に導かれてから一定時間後、
折り曲げ部が両者間に進入する前に切換ガイドソレノイ
ドが引かれ、図3に示すように切り換えガイド126は
閉状態となり、前記した如く、ターンローラ124に軽
く接する状態を保持する。
【0061】切換ガイドソレノイドを引くタイミング
は、原稿先端が切り換えガイド126を通過後t(se
c),但し、t<a/4÷b(a:Z折りを伸ばし状態
での原稿搬送長さ(mm)、b:搬送速度(mm/se
c))となるよう制御される。
【0062】実施例では、上記タイミングを第1原稿搬
送センサ128が原稿先端を検知してから一定時間カウ
ントすることにより得る。原稿ターン部の対向する位
置、切り換えガイド126の上方には、折り伸ばしスペ
ース129が設けられている。
【0063】Z折り原稿Gzの折り部は、切り換えガイ
ド126が閉状態であれば、ターンローラ124の曲率
により、この折り伸ばしスペース129へ自動的に導か
れる。
【0064】Z折り原稿Gzは搬送されるに従い、図4
に示すように折り部が切り換えガイド先端の丸め部に沿
って円滑に伸ばされ、搬送ベルト125へ導かれる。つ
まり、閉状態の切り換えガイド126はZ折り伸ばしガ
イド機能を有する。
【0065】本実施例では、Z折り原稿と折り無し原稿
が混載されても、折り伸ばしは分離後になされるので、
最下紙のZ折り原稿を確実に伸ばすことができる。
【0066】切り換えガイド126は、Z折りのない原
稿を搬送する場合も同等の動作(開から閉へ切り換え)
を繰り返すが、Z折り原稿の場合と異なり、切り換えガ
イド126が閉状態でも先端が切り換えガイドとターン
ローラ間に導かれていれば、原稿が折り伸ばしスペース
129へ侵入することはない。
【0067】よって、伸ばしスペース129導入口近傍
に設けたセンサ130により前記の折り曲げ部を検知す
ることにより、Z折り原稿と折り無し原稿を識別するこ
とができる。
【0068】切り換えガイド126の動作は、Z折り原
稿の折り部が折り曲げスペース129へ突入するときだ
け、一旦閉状態とし、その後、原稿後端が切り換えガイ
ド126を通過するまで開状態を保っていてもよい。
【0069】この方式でも同様に良好な折り伸ばしが行
なえ、かつ、切り換えガイド126の原稿に接触する時
間を短くすることができるので、原稿保護の見地から、
良好な結果が得られる。
【0070】§2−3;フェースアップ上給紙の場合
(図10参照) 原稿のコピーする面を上向きにセットし、上側から順次
給紙するフェースアップ上給紙の場合のZ折り原稿の伸
ばし部について図10を参照しながら説明する。本例で
は、図1で示したフェースアップ下給紙と比べ、分離部
123が上給紙に置き代わっただけで、他の構成部品、
切り換えガイドやターン部等は同等に設けられる。各構
成部品の動作制御も同等に行なわれる。
【0071】Z折り原稿は折られた状態のまま分離部で
1枚ずつ分離され、折り曲げ部が折り伸ばしスペースへ
導かれるよう、切り換えガイドが回転駆動される。この
実施例においても、折り伸ばしは分離後なので、Z折り
のない原稿と混載されても、最上紙のZ折り原稿を確実
に伸ばすことができる。また、折り伸ばしスペースに設
けたセンサにより、Z折り原稿を前記と同様に識別する
ことができる。
【0072】§3;排紙系における再Z折り 前記§2の折り伸ばし系で折り曲げ状態から引き伸ばさ
れたZ折り原稿は、コンタクトガラス部、つまり原稿読
取部に送られてそこで露光走査を施され、しかる後、元
のZ折り状態に折り曲げられてから、原稿排紙トレイに
排出される。この排紙折り系では、元のZ折り状態に折
り曲げる手段に係る構成が主となる。
【0073】原稿のコピーする面を上にしてセットし、
下側から順次、給紙する方式の排紙折り系について図1
1乃至図19を用いて説明する。
【0074】§3−1;フェースアップ下給紙の場合 原稿のコピーする面を上にしてセットし、下側から順
次、給紙する方式の排紙折り系について図11乃至図1
9を用いて説明する。
【0075】図1で説明したように、Z折り原稿Gzは
給紙部にて検知され、伸ばされた状態でベルト125に
よりコンタクトガラス4へ搬送される。ここで原稿は読
み取られた後、搬送ベルト125により、排紙部へ搬送
される。
【0076】図11において、原稿が反転ローラ202
を通過し、反転排紙検知センサ203が原稿後端を検知
した後、所定時間後、グリップローラ204に原稿後端
がグリップされている状態で一時、グリップローラ対2
04、搬送ローラ対205、206、207を停止させ
る。この状態は、図26で原稿排紙モータの駆動線図が
立ち下がることで示される。また、この動作は、図15
のstepO:,step1:が該当する。
【0077】次にグリップローラ対204は停止した状
態で、3対の搬送ローラを逆転させる。これは図26で
原稿排紙モータの駆動線図が逆転方向に立ち上がること
で示される。同時に図11に示すように、中間ガイド板
208を搬送ローラ軸209を中心に図示しないソレノ
イドをオンにして、下方向へ開き、再Z折りするための
空間を設ける。
【0078】そして、折りが済んだことが再Z折り検知
センサ218により検知されてから元の閉じ状態に戻
る。この動作タイミングは、図26において、中間ガイ
ド板駆動モータの駆動で示される。
【0079】この様に、動作させることにより、Z折り
原稿は、折りぐせがついているために図12に示す状態
から図14に示す状態、すなわちZ折り状態に復帰す
る。なお、搬送ローラ対(原稿排紙モータ)が逆転して
いる時間は、原稿のサイズによって異なる。確実に再Z
折りするため、原稿長手方向の1/2の長さ或いは1/
2の長さに若干プラスした長さ分、逆転させる必要があ
る。ここまでの動作は、図15のstep2:が該当す
る。
【0080】原稿が、Z折りの状態に復帰した後、図2
7に示すように原稿排紙モータの正転に伴い、搬送ロー
ラ対205、206、207及びグリップローラ対20
4は再び正転し、搬送ローラ対210、排紙ローラ対2
11を経て排紙トレイ212に排出される。この動作
は、図16のstep4:が該当する。
【0081】なお、4対の搬送ローラ対及び排紙ローラ
は、適度な圧力で接しており、Z折り原稿の折りを確実
化させている。この排紙折り系の搬送路は第1反転部2
13、第2反転部214、第3反転部215を有してい
るが、Z折りの不安定な第2反転部214において、そ
の屈曲方向はZ折り部分が原稿の内側になる方向であ
り、再折りし易いよう構成し、また、折りのない面がガ
イド板に接触しながら搬送されるため、搬送品質が安定
する。
【0082】第1反転部213には、両面原稿用切換爪
216があり、両面原稿の場合に、該両面原稿用切換爪
を図示の状態よりも反時計回りの向きに回動させて、原
稿を反転させて再びベルト125とコンタクトガラス4
の間に送り込み、該ベルト125を逆送りして所定の原
稿読み取り位置に送り、そこで原稿裏面の読み取りを行
なうことができるようになっている。
【0083】片面原稿の場合は、図11に示すとおりの
態位にて、グリップローラ対204に送る。第3反転部
215は、原稿のページ順を狂わせないために設けられ
ている。グリップローラ対204直後の固定ガイド板2
17は、Z折り原稿の後端部が下方へ垂れ下がる現象を
防止し、確実に再Z折りするための補助をしている。
【0084】また、この固定ガイド板217はグリップ
ローラ対204を覆う様、構成されており、再Z折りさ
れた原稿の中央折り部が、グリップローラ対204に接
触し、巻き込まれる現象を防止している。
【0085】さらに、この固定ガイド板217には、セ
ンサ218が取付けられており、再折りされた原稿の中
央折部を検知する様構成されている。即ち、再Z折り工
程にて、搬送ローラ逆転開始後、所定時間経過しても、
原稿の中央折り部を検知しない場合には、再Z折り不良
とし、原稿ジャムと判断する。この動作は、図16のs
tep3:が該当する。
【0086】中間ガイド板208は固定とし、下方へ開
放しなくとも再Z折りできる空間を予め設ける様、構成
することも可能であるが、搬送品質向上のため、通常搬
送時は、ある程度狭いギャップとし、原稿が不安定に動
く所謂あばれを規制した方がよく、可動とすることが望
ましい。
【0087】開放した中間ガイド板208が、復帰する
タイミングは、再Z折り原稿後端部にダメージを与えな
い様、搬送ローラ対205乃至207が再正転開始後、
所定時間経過した後で、次の原稿が来るまでに復帰する
(図26参照)。なお、この動作は、図17のフロー図
が該当する。
【0088】§3−2;フェースダウン下給紙の場合及
びフェースアップ上給紙の場合 原稿のコピーする面を下にしてセットし、下側から順
次、給紙するフェースダウン下給紙の場合の排紙折り系
を図18に示す。
【0089】また、原稿のコピーする面を上向きにセッ
トし、上側から順次給紙するフェースアップ上給紙の場
合の排紙折り系を図19に示す。
【0090】これらにおいても、再折り部の動作は全て
前記図11のタイプに準ずる。ただ、図11の構成と比
較して第3反転部215を有する必要がないことからこ
れを有しておらず、原稿のZ折り部が外側になる屈曲部
が無いため、さらに搬送品質が安定する。また、Z折り
部が下側にあるため、原稿のスタッキング性もよい。 §4;制御・モード §4−1;フェースダウン下給紙(図31参照) Z折り原稿を含んだ原稿束が原稿載置部20にセットさ
れ、プリントキーが押されると、原稿は、1枚ずつコン
タクトガラス4上に搬送され、原稿読み取りがされる。
【0091】このZ折り原稿を含んだ場合の給紙は、原
稿が原稿載置部20にセットされたことが原稿セットセ
ンサ114により検知されると、シャッター機能を有す
るガイド板107の駆動用、つまりシャッター開閉ソレ
ノイド113(図34参照)が駆動され、ガイド板が開
き状態になる(図20参照)。
【0092】その後、原稿は、ブレード104、原稿給
紙のローラ105により1枚ずつ分離搬送される。折り
無し原稿の場合は、シャッターの開閉に関係なく送られ
るが、Z折り原稿は、このシャッターが開いていること
により、折り部がシャッターにより開けられた開口に入
り込み、Z折り原稿検知センサ111により、Z折り原
稿であることが検知される。
【0093】Z折り原稿は、そこで折れを伸ばされる
が、折りの伸ばし過程でもそれまでの搬送速度と同じだ
と折りの伸ばしに際し原稿を傷めることが懸念される。
そこで、このセンサにより検知されると、原稿搬送モー
タの搬送速度が落される。
【0094】この関係を、図27により説明すると、原
稿の送りに関しては、さばきコロ103、ローラ105
等の駆動源たる原稿給紙モータとベルト4の駆動源たる
原稿搬送モータとが同時に立上り、駆動されることを示
している。
【0095】この送り過程で原稿の先後端を第2原稿搬
送センサ115が検知するわけであるが、先端検知後、
Z折り原稿検知センサ111により、Z折り原稿である
ことが検知されると、原稿搬送モータの速度が折りが伸
ばされるまでの間、立ち下げられる。
【0096】これにより、A3サイズをZ折りしたA3
Z折り原稿の後端検知の時点と折り無しのA3サイズの
原稿(A3Z折り原稿を伸ばしたときのサイズ)とを比
較すると搬送時間にΔtの遅れを生じることがわかる。
しかし、原稿を傷つけることなく折りが伸ばされる利点
がある。
【0097】折りが伸ばされた後は、再び、原稿搬送モ
ータは搬送速度は元に戻り、コンタクトガラス上への原
稿セット時間の短縮に寄与する。
【0098】原稿サイズ及びジャム検知は、次のように
動作する。図22(a)を参照するに、まず、原稿載置
部上のサイドフェンスにより一方の長さを検知する。こ
の場合、例えば、B5長手方向とB4短手方向の長さ、
A4の長手方向とA3の短手方向とは、それぞれ等しい
ので、その識別は搬送時に行なう。原稿搬送時に、第2
原稿搬送センサ115(図31参照)が原稿先端を検知
すると、サイズ検知タイマーが動作を開始し、原稿後端
検知までの時間を測定する。
【0099】次に、図22(b)を参照するに、折り無
し原稿(通常の原稿)の場合は、時間×搬送速度により
用紙長が求まる。Z折り原稿の場合は、搬送速度が変化
するため、同サイズの折り無し原稿と比べると、測定時
間は長くなるが、搬送速度の時間積分により、搬送距離
が求められるため、その時間によりサイズが決定され
る。
【0100】ジャムか否かの判断は、前記により決定さ
れる時間より所定時間長い時間が経過しても第2原稿搬
送センサ115により後端が検知されない場合は、ジャ
ムと判断する。
【0101】Z折り原稿検知センサ111により、Z折
れ原稿であることが検知された場合は、前記したとおり
搬送速度を切り換えるため、Z折り原稿検知時点で、ジ
ャム検知タイミングを切り換える。ジャムを検知した場
合、原稿搬送モータは、即座に停止し、表示部にジャム
表示をする。
【0102】前記Z折り原稿給紙においては、原稿を伸
ばすために、原稿載置部に設けられた、開口部を開くわ
けであるが、Z折り原稿でない原稿も、その後端が開口
部に落ち、Z折り原稿検知センサ111により、Z折り
原稿であると検知される場合もある。
【0103】その場合は、Z折り原稿同様、原稿搬送モ
ータの速度を落すわけであるが、Z折り原稿でないた
め、前記サイズ検知タイマーによる測定時間は、正常搬
送時と比べて速度を落とした分長くなるが、Z折リ原稿
とせず、折り無し原稿として、以後の処理を行なう。
【0104】また、Z折り原稿と同サイズの折り無し原
稿は、後端が開口部に落ちるタイミングは、Z折り原稿
検知センサ111が検知するタイミングより遅いので、
Z折り原稿の検知の時間を限定することで、容易に判断
できる。
【0105】シャッターの閉じ動作は、原稿セットセン
サ114のオフ信号による原稿無しとの判断に基づき行
なう(図21参照)。
【0106】従って、コピー動作中であっても、原稿給
紙の完了ににより、開口部は閉ざされる。これは、原稿
セット時に、開口部に原稿が挿入されるのを防止するた
めである。さらに、誤操作防止として、非複写動作中、
開口部への進入により、Z折り原稿検知センサ111が
オンした場合は、警告表示とともに、プリントキーを赤
にし、複写動作を禁止している。
【0107】§4−2;フェースアップ下給紙・上給紙 この場合の動作を、図1、図22乃至図24により説明
する。原稿給紙が開始され、Z折り原稿検知センサ13
0により、原稿先端が検知されると、タイマーが0から
動作を開始する(step0:)。
【0108】step1:でサイズによって異なる、切
換ガイド126駆動用の切換ガイドソレノイドがオンに
なる時間になると、このソレノイドはオンにされる。そ
の後、所定時間経過後、切換ガイドソレノイドをオフに
し、同時にZ折り原稿検知センサ130をチェックし、
オンであればZ折り原稿であるから、原稿搬送モータの
速度を切り換えて、一旦、タイマーをクリアする。オフ
であれば、折り無し原稿であるので、処理を終了し、再
び次の原稿に備える。
【0109】Z折り原稿の場合は、図24に示すste
p2:で所定時間経過後、一旦、落とした搬送速度を元
に戻して終了する。
【0110】§4−3;再Z折り処理 前記により、搬送された原稿が、Z折り原稿の場合は、
排出時、再Z折り手段により、Z折りする(図25参
照)。この処理は、給紙原稿がZ折り原稿であると認識
したときに、Z折り原稿フラグをセットしておき、画像
読み取り動作完了後、原稿排出時に前記フラグが立って
いる場合のみ、再Z折り手段を動作させ、立っていない
場合は、動作させないよう制御している。
【0111】この再折り処理のタイミングを説明したの
が図26であり、前記§3−1において説明したとおり
である。
【0112】§4−4;制御システム 以上の実施例において、Z折り原稿の処理が可能な自動
原稿給紙装置の制御は図28に示す構成により行なわれ
る。フェースダウン下給紙場合も、フェースアップ下給
紙の場合もほぼ共通であるので、同じ図を用いて一緒に
説明する。
【0113】前記各フロー図で示された内容はCPU2
00により行なわれる。このCPU200は、モータ制
御回路201、ドライバー202、入力ポート203と
上方の授受がなされるようになっている。
【0114】モータ制御回路201には、原稿給紙モー
タ、原稿搬送モータ、原稿排紙モータ、中間ガイド板駆
動モータ等が接続されている。このうち、原稿給紙モー
タはは原稿載置部の原稿から原稿を分離給送し、搬送ベ
ルト125に受け継ぐまでの搬送に係る駆動源としての
モータが該当する。
【0115】原稿搬送モータは、搬送ベルト125の駆
動源たるモータのことである。原稿排紙モータは、搬送
ベルト125から受け継がれた原稿を排紙トレイに送り
込むまでの搬送に係る駆動源としてのモータが該当す
る。中間ガイド板駆動モータはフェースアップ下給紙
(図11の例)における排紙系に使用されるもので、中
間ガイド板208の駆動源としてのモータである。
【0116】ドライバー202には、シャッタ開閉ソレ
ノイド、切換ガイドソレノイド、排紙切換ガイドソレノ
イド等が接続されている。このうち、シャッタ開閉ソレ
ノイドはフェースダウン下給紙(図11参照)における
給紙系のガイド板107の駆動に用いられるソレノイド
である。
【0117】切換ガイドソレノイドは、フェースアップ
下給紙(図1参照)における給紙系の切換ガイド126
の駆動に用いられるソレノイドである。排紙切換ガイド
ソレノイドは、フェースアップ下給紙(図11参照)に
おける排紙系の切換爪216の駆動に用いられるソレノ
イドである。
【0118】入力ポート203には、原稿セットセン
サ、原稿サイズセンサ、Z折り原稿検知センサ、第1原
稿搬送センサ、第2原稿搬送センサ、反転排紙検知セン
サ、再Z折り検知センサ等が接続されている。このう
ち、原稿セットセンサは、符号114で示したもの(図
31参照)若しくは符号141(図1参照)が該当す
る。
【0119】原稿サイズ検知センサは、具体的には図示
を省略したが、原稿載置部に設けられていて、原稿のサ
イズの検知するためのセンサである。Z折り原稿検知セ
ンサは、符号111で示したもの(図31参照)若しく
は符号130で示したもの(図1参照)が該当する。
【0120】第1原稿搬送センサは、符号128で示し
たもの(図1参照)が該当する。第2原稿搬送センサ
は、符号115で示したもの(図31参照)若しくは符
号140で示したもの(図31参照)が該当する。
【0121】反転排紙検知センサは、図18、図19に
符号203で示したもの、再Z折り検知センサは、同図
において符号218で示したものがそれぞれ該当する。
【0122】§5;複写動作 以上説明した実施例に係る原稿自動給送装置を使用する
ことにより、Z折り原稿を含む原稿束であっても、その
ままセットするだけで、コピーすることができ、排出時
には、再び折られた状態になっている。
【0123】ところが、コピーされた用紙は、サイズの
異なったものとなってしまう。これを防ぐために以下の
方法が考えられる。 (1)Z折り原稿を縮小し、サイズを合わせる。例えば
71%の縮小をした場合には、A4をA5に、或いはB
4をB5になしうる。 (2)Z折り原稿を半分の大きさの2枚の用紙にコピー
する。 (1)の場合は、通常の複写機の場合においては、用紙
の方向が変わってしまうが、サイズを同じにすることが
できる。
【0124】ページメモリを有するデジタル複写機の場
合は、90°回転を使用することで最も望ましい状態に
することが可能である。但しこの場合は、1頁目からコ
ピーする場合と最終頁からコピーする場合とでは、原稿
の右半分からコピーするか、左半分からコピーするかが
かわる。この方法をとる場合は、画像欠けが生じないよ
う、少し縮小するとさらによい。
【0125】§6;説明の補足 図1乃至図10、図23、図28等を参照しつつ、説明
を補足する。
【0126】§6−1;図1乃至図4及び図10に示し
た例について 図1において、原稿の搬送経路は、原稿トレイ121か
らターンローラ124を巡り、コンタクトガラス4を経
て排紙トレイ212に到る経路をいう。
【0127】画像面を上にして原稿トレイ121上に載
置された原稿は、複写に際して、最下の原稿から分離給
送手段としての分離部123により1枚分離されて送り
出される。
【0128】図2乃至図4に示した如く、前記送り出さ
れた原稿は搬送過程において、搬送経路の途中に設けら
れたターンローラ124と原稿搬送方向下流側を支点と
して揺動される切り換えガイド126とで構成される曲
空間にてわん曲させられるので、これらターンローラ1
24と切り換えガイド126(さらにいえば、切り換え
ガイドのターンロ−ラとの対向面部)は、わん曲手段を
構成する。
【0129】ここで曲空間は、ターンローラの外周面た
る外側曲面部と、切り換えガイドのターンローラ対向面
たる内側曲面部とで囲まれた空間である。
【0130】切り換えがガイド126は、通常は図2に
示すようにターンローラと所定の間隔を維持し、原稿を
単にわん曲させて通過させるだけの案内態位にある。
【0131】そして、原稿の先端がこの切り換えガイド
126の上流側端と通過してから所定のタイミングで図
3に示すように該上流側端がターンローラの周面に近接
した状態に揺動変位させられる。この態位をZ折り原稿
の折りを伸ばす伸ばし態位と称する。この態位の切り換
えは、図28に示す切換ガイドソレノイド及びCPU2
00を含む制御手段によって行なわれ、その制御手順は
図23のstep:0,step:1に従う。
【0132】切り換えガイドを駆動させる前記所定のタ
イミングは、伸ばし手段を第2折り部とその対向面間に
進入させるための条件として設定され、伸ばし手段の原
稿搬送方向上流端が原稿先端から第2折り部Gz2の間
に位置している状態下ならばいつでもよい。
【0133】この条件を設定したのが、§2−2で説明
した条件式(t<a/4÷b)であり、原稿先端が伸ば
し手段たる切り換えガイド126の上流側端を通過後t
(sec)で切り換えガイドを駆動すればよい。但し、
a:Z折りを伸ばした状態での原稿搬送長さ(mm),
b:搬送速度(mm/sec)とする。
【0134】かかるタイミングを設定するための情報
は、図1乃至図6に示した第1原稿搬送センサ128に
よる原稿先端検知時点、原稿の搬送速度、原稿のサイズ
等に基づき得られる。
【0135】このように、案内態位から伸ばし態位への
切り換えタイミング(以下第1タイミングという)は設
定されるが、今度は、伸ばし態位から案内態位への切り
換えのタイミング(以下第2タイミングという)が問題
となる。
【0136】この第2タイミングに関しては、原稿の先
端が伸ばし手段たる切り換えガイド126の上流側端を
通過後t2(sec)とする。但し、t2>a/4÷bで
あり、つまり、第2折り部Gz2が切り換えガイド12
6の上流側端を通過したことが条件とされる。もし、通
過前に復帰するとすれば、伸ばし機能は不十分となり、
原稿を損なう虞れがある。よって、第1タイミングを規
定した条件と、第2タイミングを規定した条件とは同じ
に満たされていることが望ましい。
【0137】第2タイミングは、上記条件を満たした上
で、次の原稿が伸ばし手段に達するまでの任意の時点と
する。
【0138】図4に示した如く、Z折り原稿の折り伸ば
し過程において、切り換えガイド126、特にその先端
部は原稿の第2折部Gz2とその対向面Gz3との間に
進入して折りを伸ばすし、ターンローラとの対向曲面部
は原稿を案内する機能を果たすので、この切り換えガイ
ド126は伸ばし手段を構成する。
【0139】以上の如く本例では、切り換えガイドは、
わん曲手段と伸ばし手段とを兼用している。
【0140】§6−2;図5乃至図9に示した例につい
て 本例は、図5乃至図9に示すように、前記図1の例にお
ける切り換えガイド126の位置に、これに代えて切り
換えガイド126−1を設けている。この切り換えガイ
ドは搬送方向上流側を支点として揺動自在とし、その下
流側には円柱状の部材145をターンローラ124と間
隔をおいて軸方向にわたって固定配置し、さらにその下
流に曲板による固定ガイド150を固定配置した構成と
している。この例では、図6乃至図9に示すように、Z
折り原稿Gzの進行度合いに応じて切り換えガイド12
6−1の態位が変化し、Z折り原稿Gzの折りが伸ばさ
れる。
【0141】原稿の搬送過程において、ターンローラ1
24、切り換えガイド126−1、部材145、固定ガ
イド150等は原稿をわん曲させるので、これらの部材
はわん曲手段を構成する。
【0142】図6に示すように部材145は、原稿の先
端を案内するし、また、図8、図9に示すようにわん曲
されたZ折り原稿Gzの第2折り部Gz2とその対向面
Gz3との間に進入して折りを伸ばす機能を有するの
で、伸ばし手段を構成する。
【0143】図5乃至図7に示すように実線で示す切り
換えガイド126の位置は原稿を案内するときの案内態
位であり、図5に破線で、図8、図9に実線で示す位置
はZ折り原稿の折りを伸ばすときの伸ばし態位であり、
前記各支点を中心とする揺動により変位が行なわれる。
【0144】この駆動は図示省略の切り換えガイドによ
り行なわれる。案内態位から伸ばし態位への切り換え及
び伸ばし態位から案内態位への切り換えに係る制御手
段、制御手順、及び、第1、第2の各タイミング等につ
いては、前記§6−1で述べた内容に準ずる。この場
合、原稿先端、第2折り部Gz2等が部材145の原稿
搬送方向上流側端を経過した時点を捉えて制御が行なわ
れる。
【0145】
【発明の効果】本発明によれば、混在原稿中の折り原稿
について自動的に引き伸ばして給送不良を解消するとと
もに、折りを引き伸ばしてセットしなければならなかっ
たオペレータの煩わしさを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フェースアップ下給紙の給紙系主体とした自動
原稿給送装置の説明図である。
【図2】図1の構成に基づく、Z折り原稿の折りが伸ば
される過程の説明図である。
【図3】図1の構成に基づく、Z折り原稿の折りが伸ば
される過程の説明図である。
【図4】図1の構成に基づく、Z折り原稿の折りが伸ば
される過程の説明図である。
【図5】伸ばし手段の他の例の説明図である。
【図6】図5の例に基づく、Z折り原稿の折りが伸ばさ
れる過程の説明図である。
【図7】図5の例に基づく、Z折り原稿の折りが伸ばさ
れる過程の説明図である。
【図8】図5の例に基づく、Z折り原稿の折りが伸ばさ
れる過程の説明図である。
【図9】図5の例に基づく、Z折り原稿の折りが伸ばさ
れる過程の説明図である。
【図10】フェースアップ上給紙の給紙計を主体とした
自動原稿給送装置の説明図である。
【図11】フェースアップ下給紙の給紙系を主体とした
自動原稿給送装置の説明図である。
【図12】図11の構成に基づく、再Z折り過程の説明
図である。
【図13】図11の構成に基づく、再Z折り過程の説明
図である。
【図14】図11の構成に基づく、再Z折り過程の説明
図である。
【図15】図11の構成に基づく、再Z折り過程のフロ
ー図である。
【図16】図11の構成に基づく、再Z折り過程のフロ
ー図である。
【図17】図11の構成に基づく、再Z折り過程のフロ
ー図である。
【図18】フェースダウン下給紙の場合の排紙折り系の
説明図である。
【図19】フェースアップ上給紙の場合の排紙折り系の
説明図である。
【図20】図31の構成に基づく、折り伸ばし過程のフ
ロー図である。
【図21】図31の構成に基づく、折り伸ばし過程のフ
ロー図である。
【図22】図1乃至図10の構成に基づく、折り伸ばし
過程のフロー図である。
【図23】図1乃至図10の構成に基づく、折り伸ばし
過程のフロー図である。
【図24】図1乃至図10の構成に基づく、折り伸ばし
過程のフロー図である。
【図25】図1乃至図10の構成に基づく、再Z折り過
程のフロー図である。
【図26】図11の構成に基づく、再Z折り過程におけ
る中間ガイド板の駆動のタイミングの説明図である。
【図27】Z折り原稿の送り速度を一時的に遅くするこ
とを説明した図である。
【図28】複写装置の制御ブロック図である。
【図29】フェースダウン下給紙、ストレート排紙の自
動原稿給送装置を搭載した複写装置の説明図である。
【図30】フェースアップ下給紙、反転排紙の自動原稿
給送装置を搭載した複写装置の説明図である。
【図31】フェースダウン下給紙の給紙系を主体とした
自動原稿給紙装置の説明図である。
【図32】図31の構成に基づく、Z折り原稿の折りが
伸ばされる過程の説明図である。
【図33】図31の構成に基づく、Z折り原稿の折りが
伸ばされる過程の説明図である。
【図34】ガイド板の開閉機構の説明図である。
【図35】全面フラッシュ露光を行なう複写機における
ガイド板の構成の説明図である。
【符号の説明】 20、30 原稿載置部 102、121 原稿トレイ 107 ガイド板 123a 送りローラ 124 ターンローラ 126 切り換えガイド 129 折り伸ばしスペース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 来住 文男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 黒鳥 恒夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 轡田 正郷 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭63−123036(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 29/70 B65H 5/30 G03G 15/00 107

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を載置する原稿載置手段と、前記原稿
    載置手段に載置された原稿を搬送する搬送手段とを有
    し、原稿を自動給送する自動原稿給送装置において、 折り原稿の折り部が搬送方向下流側へ搬送されるのに伴
    なって前記折り部に入り込み、当該折り部の搬送を抑制
    する抑制手段を備え、前記原稿載置手段に載置された折
    り原稿を搬送するときに、前記抑制手段により前記折り
    部の搬送を抑制すると共に、前記搬送手段により当該折
    り原稿について折り部が形成されていない非折り部の搬
    送を行ない、当該非折り部から折り部へ向けて当該原稿
    の折りを伸ばしながら搬送を行なうことを特徴とする自
    動原稿給送装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動原稿給送装置におい
    て、 前記抑制手段により搬送を抑制された前記折り部を収納
    する空間を備えたことを特徴とする自動原稿給送装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の自動原稿給送装置におい
    て、 前記空間に前記折り部が収納されたことを検知する折り
    原稿検知手段と、 前記折り原稿検知手段からの検知信号に応じて折り原稿
    を判別する判別手段とを備えたことを特徴とする自動原
    稿給送装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の自動原稿給送装置におい
    て、 前記搬送手段は、前記原稿載置手段から原稿を1枚ずつ
    分離給送する分離部と、当該分離部から分離された原稿
    を原稿搬送方向下流側に搬送する搬送部とからなり、 前記空間を前記分離部より原稿搬送方向の上流側に設け
    たことを特徴とする自動原稿給送装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の自動原稿給送装置におい
    て、 前記原稿載置手段は、原稿搬送方向に対して傾斜角度の
    異なる第1載置面と第2載置面とを有し、 前記抑制手段を、前記第1載置面と前記第2載置面との
    間に設けたことを特徴とする自動原稿給送装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の自動原稿給送装置におい
    て、 前記抑制手段を、前記原稿載置手段上に載置された前記
    非折り部の原稿搬送方向での最下流側端と当該折り原稿
    の折り部の原稿搬送方向での最下流側端との間に設けた
    ことを特徴とする自動原稿給送装置。
  7. 【請求項7】請求項5又は6記載の自動原稿給送装置に
    おいて、 前記抑制手段は、前記原稿載置手段に設けられ、原稿の
    全幅域にわたる幅を有する開口部により構成され、 前記開口部の原稿搬送方向の下流端側を滑らかな曲面状
    に形成したことを特徴とする自動原稿給送装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の自動原稿給送装置におい
    て、 前記開口部を開閉自在とする遮蔽部材を備えたことを特
    徴とする自動原稿給送装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の自動原稿給送装置におい
    て、 前記原稿載置手段に原稿が載置されたことが検知され、
    折り原稿モードであった場合、前記遮蔽部材を開状態に
    することを特徴とする自動原稿給送装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の自動原稿給送装置におい
    て、 前記原稿載置手段に原稿が無くなったことが検知され、
    前記遮蔽部材が開状態であった場合、当該遮蔽部材を閉
    状態にすることを特徴とする自動原稿給送装置。
  11. 【請求項11】請求項1記載の自動原稿給送装置におい
    て、 前記搬送手段により搬送される原稿を反転させて案内す
    る湾曲した反転搬送経路を有し、 前記抑制手段を前記反転搬送経路の湾曲部の外側に設け
    たことを特徴とする自動原稿給送装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の自動原稿給送装置にお
    いて、 前記抑制手段は、その一端側を支点として揺動自在であ
    り、前記抑制手段が原稿を案内する案内位置と折り原稿
    の折り部の搬送を抑制する抑制位置とに変位することを
    特徴とする自動原稿給送装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載の自動原稿給送装置にお
    いて、 前記抑制手段の原稿搬送方向での上流側端を、折り原稿
    の非折り部の先端が通過後、所定の第1タイミングで前
    記案内位置から前記制御位置に変位させる制御手段を備
    えたことを特徴とする自動原稿給送装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の自動原稿給送装置にお
    いて、 前記制御手段は、前記抑制手段の原稿搬送方向での上流
    側端を前記抑制位置に変位させた後、所定の第2タイミ
    ングで前記抑制位置から前記案内位置に変位させること
    を特徴とする自動原稿給送装置。
  15. 【請求項15】請求項3記載の自動原稿給送装置におい
    て、 画像形成手段を備え、当該画像形成手段が非画像形成時
    に前記折り原稿検知手段により前記空間内への原稿進入
    が検知されたとき、当該画像形成入力の受け付けを不可
    とする制御手段を有することを特徴とする自動原稿給送
    装置。
  16. 【請求項16】請求項3記載の自動原稿給送装置におい
    て、 画像形成手段を備え、当該画像形成手段が非画像形成状
    態時に前記折り原稿検知手段により前記空間内への原稿
    進入が検知されたとき、警告を行なう制御手段を有する
    ことを特徴とする自動原稿給送装置。
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