JP3120732B2 - 演奏指示装置 - Google Patents

演奏指示装置

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JP3120732B2
JP3120732B2 JP08146456A JP14645696A JP3120732B2 JP 3120732 B2 JP3120732 B2 JP 3120732B2 JP 08146456 A JP08146456 A JP 08146456A JP 14645696 A JP14645696 A JP 14645696A JP 3120732 B2 JP3120732 B2 JP 3120732B2
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  • Auxiliary Devices For Music (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押鍵(または離
鍵)すべきタイミングを指示する押鍵指示機能およびこ
の押鍵指示と実際の演奏者の押鍵との一致判別(または
一致進行)を行う演奏ガイド機能を備えた演奏指示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、押鍵指示機能および演奏ガイド機
能を備えた演奏指示装置として、たとえば楽器本体の鍵
盤の各鍵毎に設けられた発光ダイオード(鍵盤LED)
を自動演奏データの再生(曲の進行)に従って点灯して
演奏者に押鍵すべきタイミングを指示したり、この押鍵
指示と演奏者の押鍵とを一致判別したりするものは知ら
れている。
【0003】また、たとえばパーソナルコンピュータを
用いたシーケンサにおける譜面表示(ディスプレイ上に
表示された譜面)で、鍵盤を縦方向、すなわち実際の鍵
盤を半時計方向に90°回転させた方向に表示し、押鍵
から離鍵までの区間をその長さで示す横バー(水平方向
のバー)を、押鍵すべき鍵およびタイミングに応じた位
置に表示するようにしたものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の演奏指示装置では、現在の押鍵や次の押鍵を指示す
ることはできるものの、それ以降の押鍵、すなわち曲の
進行状態を表示することは難しく、演奏者は曲の流れを
把握することはできなかった。
【0005】また、上記従来のシーケンサでは、ディス
プレイ上の鍵盤は演奏者が実際に演奏する鍵盤と同一の
方向に表示されていないため、演奏に際して演奏者はデ
ィスプレイ上の鍵と実際に弾くべきの鍵盤上の鍵とを瞬
時に対応付けなければならず、特に初心者にとって、こ
の瞬時の対応付けは難しかった。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、曲の流れを把握できるとともに、初心者でも押鍵す
べき鍵を瞬時に判断することができ、これにより操作性
を向上させることが可能な演奏指示装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、自動演奏データを読み出す
読出し手段と、鍵盤の図形を表示するとともに、該表示
された鍵盤の各鍵に対応して演奏者が行うべき押鍵から
離鍵に至る範囲を示す鍵操作領域を表示する表示手段
と、前記読出し手段によって読み出された自動演奏デー
タに従って、前記鍵操作領域を前記表示された鍵盤に近
づいていくようにスクロールするスクロール手段とを有
し、前記鍵操作領域が、操作すべき鍵および操作すべき
タイミングに応じた位置で、自動演奏曲の進行に応じて
スクロール表示され、操作すべき鍵とその操作タイミン
グを表示することを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、前記表示された鍵
操作領域が対応する前記表示鍵盤の鍵に到達したとき
に、当該鍵の表示態様を変更する鍵表示態様変更手段を
有することを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、演奏者が音高情報
を入力するための鍵盤を有し、演奏者が前記鍵盤を押鍵
したときに、当該押鍵に係る鍵の音高と前記読み出され
自動演奏データの音高とを比較し、当該押鍵の正誤を
判定する正誤判定手段を有し、前記鍵表示態様変更手段
は、該正誤判定手段による判定結果に応じて表示態様を
変更することを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、前記表示された鍵
操作領域毎に、該鍵操作領域に対応する鍵の階名または
音名を当該鍵操作領域の近傍に表示する階名/音名表示
手段を有することを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、前記表示された鍵
操作領域が対応する前記表示鍵盤の鍵に到達したとき
に、演奏者が当該鍵操作領域に対応する押鍵をしない場
合には、当該押鍵があるまで前記曲の再生および前記ス
クロールを一時停止する一時停止手段を有することを特
徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、前記表示された鍵
操作領域の表示態様を、当該鍵操作領域に対応する鍵の
種類に応じて変更する鍵操作領域表示態様変更手段を有
することを特徴とする。
【0013】請求項7記載の発明は、前記読出し手段
は、押鍵に関する押鍵イベント及び演奏の特定タイミン
グを示すタイミング線イベントを発生するものであり、
前記表示手段は所定個の最小表示単位からなる表示エリ
アで構成され、更に該表示手段は前記タイミング線を表
示するものであり、前記スクロール手段は、前記表示エ
リアの端部の複数M個の最小表示単位において、前記曲
再生手段によって押鍵イベントが発生された場合に複数
M個の最小表示単位を押鍵操作領域を示す第1の表示態
様にて表示するとともに、タイミング線イベントが発生
された場合に複数M個の最小表示単位のうちのN個のみ
をタイミング線を示す第2の表示態様にて表示し、かつ
複数M個のうちの残りの最小表示単位を前記第1の表示
態様にて表示し、更に所定時間毎に前記端部を含む所定
表示領域を前記複数M個分ずらしてスクロール方向へコ
ピーするとともに、前記端部の複数M個の最小表示単位
のうちの前記N個を、該N個を除く最小表示単位の表示
態様で書き換えることを特徴とする。
【0014】請求項8記載の発明は、前記複数M個の個
数を変更する個数変更手段を有することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、前記鍵操作領域を、操作すべき
手に応じて異なった色で表示することを特徴とする。
求項10記載の発明は、前記表示鍵盤の各鍵に対応して
演奏者の表示手段上の操作を検出する手段を有し、前記
表示手段上の鍵を触れることで、一致進行させるように
したことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の実施の一形態に係る演奏
指示装置を適用した電子鍵盤楽器の概略構成を示すブロ
ック図である。
【0017】同図に示すように、本実施の形態の電子鍵
盤楽器は、音高情報を入力するための鍵盤1と、各種情
報を入力するための複数のスイッチを備えたパネルスイ
ッチ2と、鍵盤1の各鍵の押鍵状態を検出する押鍵検出
回路3と、パネルスイッチ2の各スイッチの押下状態を
検出するスイッチ検出回路4と、装置全体の制御を司る
CPU5と、該CPU5が実行する制御プログラムやテ
ーブルデータ等を記憶するROM6と、自動演奏デー
タ、各種入力情報および演算結果等を一時的に記憶する
RAM7と、タイマ割り込み処理における割り込み時間
や各種時間を計時するタイマ8と、各種情報等を表示す
る、たとえば大型LCD若しくはCRTおよびLED等
を備えた表示装置9と、記憶媒体であるフロッピディス
ク(FD)をドライブするフロッピディスクドライブ
(FDD)10と、前記制御プログラムを含む各種アプ
リケーションプログラムや各種データ等を記憶する外部
記憶装置であるハードディスクドライブ(HDD)11
と、前記制御プログラムを含む各種アプリケーションプ
ログラムや各種データ等を記憶するコンパクトディスク
−リード・オンリ・メモリ(CD−ROM)をドライブ
するCD−ROMドライブ12と、外部からのMIDI
(Musical Instrument Digital Interface)信号を入力
したり、MIDI信号として外部に出力したりするMI
DIインターフェース(I/F)13と、通信ネットワ
ーク101を介して、たとえばサーバコンピュータ10
2とデータの送受信を行う通信インターフェース(I/
F)14と、鍵盤1から入力された演奏データや自動演
奏データ等を楽音信号に変換する音源回路15と、該音
源回路15からの楽音信号に各種効果を付与するための
効果回路16と、該効果回路16からの楽音信号を音響
に変換する、たとえばスピーカ等のサウンドシステム1
7とにより構成されている。
【0018】上記構成要素3〜16は、バス18を介し
て相互に接続され、CPU5にはタイマ8が接続され、
MIDII/F13には他のMIDI機器100が接続
され、通信I/F14には通信ネットワーク101が接
続され、音源回路15には効果回路16が接続され、効
果回路16にはサウンドシステム17が接続されてい
る。
【0019】HDD11には、前述のようにCPU5が
実行する制御プログラムが記憶され、ROM6に制御プ
ログラムが記憶されていない場合には、このHDD11
内のハードディスクに制御プログラムを記憶させてお
き、それをRAM7に読み込むことにより、ROM6に
制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCP
U5にさせることができる。このようにすると、制御プ
ログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。
【0020】CD−ROMドライブ12のCD−ROM
から読み出された制御プログラムや各種データは、HD
D11内のハードディスクにストアされる。これによ
り、制御プログラムの新規インストールやバージョンア
ップ等が容易に行える。なお、このCD−ROMドライ
ブ12以外にも、外部記憶装置として、光磁気ディスク
(MO)装置等、様々な形態のメディアを利用するため
の装置を設けるようにしてもよい。
【0021】通信I/F14は、上述のように、LAN
(ローカルエリアネットワーク)やインターネット、電
話回線等の通信ネットワーク101に接続されており、
該通信ネットワーク101を介して、サーバコンピュー
タ102と接続される。ハードディスク装置11内に上
記各プログラムや各種パラメータが記憶されていない場
合には、通信I/F14は、サーバコンピュータ102
からプログラムやパラメータをダウンロードするために
用いられる。クライアントとなるコンピュータ(本実施
の形態の電子楽器)は、通信I/F14及び通信ネット
ワーク101を介してサーバコンピュータ102へとプ
ログラムやパラメータのダウンロードを要求するコマン
ドを送信する。サーバコンピュータ102は、このコマ
ンドを受け、要求されたプログラムやパラメータを、通
信ネットワーク101を介してコンピュータへと配信
し、コンピュータが通信I/F101を介して、これら
プログラムやパラメータを受信してハードディスク装置
11に蓄積することにより、ダウンロードが完了する。
【0022】この他、外部コンピュータ等との間で直接
データのやりとりを行うためのインターフェースを備え
てもよい。
【0023】図2は、自動演奏データのデータフォーマ
ットを示す図である。
【0024】同図に示すように、自動演奏データは、ヘ
ッダデータ21、デュレーションデータ22、ノートイ
ベントデータ23、小節線データ24、テンポデータ2
5およびファイルエンドデータ26により、主として構
成されている。
【0025】ヘッダデータ21とは、自動演奏データの
先頭に記憶されるデータをいい、本実施の形態では、ヘ
ッダデータ21として、曲名や初期テンポ等のデータが
記憶されている。
【0026】デュレーションデータ22とは、イベント
データ(本実施の形態では、ノートイベントデータ2
3、小節線データ24およびテンポデータ25)間の間
隔を示す時間データをいう。
【0027】ノートイベントデータ23とは、ノートオ
ンイベントデータおよびノートオフイベントデータの2
種類のデータをいう。ノートオンイベントデータは、ノ
ートオン、MIDIチャンネル、ノートナンバおよびベ
ロシティの各データにより構成され、ノートオフイベン
トデータは、ノートオフ、MIDIチャンネルおよびノ
ートナンバの各データにより構成されている。MIDI
チャンネルは、たとえば16チャンネルで構成され、チ
ャンネル1および2には、それぞれ右手および左手デー
タが割り当てられ、その他のチャンネルには伴奏用のイ
ベントデータが割り当てられている。ここで、チャンネ
ル1および2とは、演奏ガイドを行うためのノートイベ
ントデータが割り当てられるMIDIチャンネルをい
い、右手データとは、演奏者が右手で弾くべきノートイ
ベントデータをいい、左手データとは、演奏者が左手で
弾くべきノートイベントデータをいう。このように、各
ノートイベントデータ毎にMIDIチャンネルを記憶す
るようにしたのは、本実施の形態では、ノートイベント
データ23を各イベントの種類に拘わらず出力順に1列
に並べて記憶し、実際に読み出して処理する段階で、当
該MIDIチャンネルに基づいてイベントの種類を判別
し、その判別結果に応じて当該ノートイベントの処理を
行うようにしたからである。
【0028】なお、本実施の形態では、ノートオフイベ
ントデータは、ベロシティを含まない構成にしている
が、ベロシティを含むような構成にしてもよいことはい
うまでもない。
【0029】小節線データ24とは、小節線を表示する
ためのデータをいい、テンポデータ25とは、テンポを
変更するためのデータをいう。さらに、ファイルエンド
データ26とは、ファイル、すなわち自動演奏データの
終わりを示すデータをいう。
【0030】実際には、自動演奏データには、上述のデ
ータ以外のデータも含まれているが、本発明を説明する
上で必須のものではないため、その説明を省略する。
【0031】なお、本実施の形態では、イベントデータ
を、その割り当てられたMIDIチャンネルに拘わら
ず、出力順に1列に並べて記憶するようにしたが、これ
に限らず、MIDIチャンネルに対応したトラックを設
け、このトラック毎にイベントデータを割り当てるよう
にしてもよい。このようにすれば、上述のように、ノー
トイベントデータ毎にMIDIチャンネルを記憶する必
要はないが、メモリ容量は増大する。
【0032】また、本実施の形態では、自動演奏データ
のデータフォーマットを上述のように「イベントデータ
+デュレーションデータ」という構成にしたが、これに
限る必要はなく、たとえば「イベントデータ+相対時間
データ」、「イベントデータ+絶対時間データ」、「音
高データ+符長データ」等どのようなフォーマットでも
よい。
【0033】図3は、前記表示装置9の表示の一例を示
す図であり、同図に示すように、演奏者が前記鍵盤1を
見下ろした状態を表す縮小表示鍵盤31および操作すべ
き鍵とその操作タイミングを表すピアノロール紙状の領
域(以下、この領域を「ピアノロール紙」という)32
が表示されている。そして、(a)は、ある時点の表示
状態を示し、(b)は、(a)の表示状態から所定時間
経過した表示状態を示している。
【0034】縮小表示鍵盤31は、鍵盤1に向かったと
きに演奏者が鍵盤1を見た状態をそのまま縮小表示した
ものであり、縮小表示鍵盤31には、鍵盤1と同様に、
88鍵が表示されている。
【0035】ピアノロール紙32は、押鍵から離鍵まで
の鍵の操作範囲を縦バーで表示し、この縦バーが自動演
奏データの再生に従ってスクロールするスクロールエリ
ア32aと、スクロールされた縦バーの下限がスクロー
ルエリア32aを超えてからその縦バーの上限がスクロ
ールエリア32aから消えるまで、当該縦バーに対応す
る鍵の階名あるいは音名を表示する階名/音名表示エリ
ア32bとにより構成されている。なお、図においては
音名が表示される例を示している。以下、「縦バー」を
「スクロールバー」という。
【0036】スクロールエリア32aは、縮小表示鍵盤
31の白鍵の個数にかつ等間隔に分割され、操作すべき
鍵が白鍵の場合には、前記スクロールバーが、この複数
個の分割領域中、当該鍵に対応する領域上の、操作すべ
き鍵および操作すべきタイミングに応じた位置に表示さ
れる。一方、操作すべき鍵が黒鍵の場合には、スクロー
ルバーは、実際の鍵盤1と同様に白鍵と白鍵とを跨いだ
位置、すなわち当該各白鍵にそれぞれ対応する分割領域
を跨いだ位置であって、操作すべき鍵および操作すべき
タイミングに応じた位置に表示される。
【0037】そして、スクロールバーは、左手データお
よび右手データに応じてそれぞれ異なった色(たとえ
ば、スクロールバーが左手データに対応するものである
ときには緑色、スクロールバーが右手データに対応する
ものであるときには黄色)に着色して表示され、かつ黒
鍵および白鍵に応じてそれぞれ異なった表示態様(たと
えば、スクロールバーが黒鍵に対応するものであるとき
には濃い色、スクロールバーが白鍵に対応するものであ
るときには薄い色)で表示される。さらに、スクロール
バーの下には当該鍵の階名/音名が白色で表示されてい
る。なお、図面上は、実際の表示色を表現することはで
きないので、表示態様を変更(すなわち、斜線の向きお
よび斜線の太さを変更)し、各色の区別を行っている。
【0038】階名/音名表示エリア32bは、前述のよ
うに、表示された階名/音名がスクロールエリア32a
より下がった場合に、当該スクロールバーがスクロール
エリア32aから消えるまでその階名/音名を表示する
ための領域であり、階名/音名の下限がスクロールエリ
ア32aの下限に到達してから、階名/音名の上限がス
クロールエリア32aから消えるまでは、階名/音名は
スクロールエリア32aと階名/音名表示エリア32b
の間をスクロールする一方、階名/音名がスクロールエ
リア32aから完全に消え、かつスクロールバーがスク
ロールエリア32a内にまだ表示されているときには、
階名/音名は階名/音名表示エリア32bの所定位置に
停止して表示される。階名/音名は、スクロールエリア
32aにあるときには、上述のように白色で表示され、
階名表示エリア32bにあるときには、たとえば紫色で
表示される。
【0039】演奏者が押鍵すべきタイミングは、スクロ
ールバーの下限がスクロールエリア32aの下限、すな
わちスクロールエリア32aと階名/音名表示エリア3
2bとの境界線に到達したときであり、このとき、当該
押鍵すべき縮小表示鍵盤31上の鍵の色を、そのスクロ
ールバーの色と同一の色に着色して表示する。これに応
じて演奏者が鍵盤1を押鍵したときに、その押鍵が正し
ければ、縮小表示鍵盤31の当該鍵の色は、たとえば青
色に変更される一方、その押鍵が間違っていれば、縮小
表示鍵盤31の当該鍵の色は、たとえば赤色に変更され
る。
【0040】図4は、演奏者が拡大表示モードを選択し
たときに、表示装置9に表示された表示の一例を示す図
であり、同図に示すように、縮小表示鍵盤31から連続
した所定個(本実施の形態では、白鍵が21個)の鍵の
範囲(鍵域)が選択され、この範囲が、各鍵の大きさが
実際の鍵盤1の各鍵の大きさと略同一になるように拡大
表示される。拡大表示されるのは、選択された鍵域の鍵
盤31′、ピアノロール紙32′であり、縮小表示鍵盤
31も前記図3の表示状態で表示される。ここで、縮小
表示鍵盤31を表示するようにしたのは、選択された鍵
域が鍵盤1のどの部分に相当するのかを演奏者によく分
からせ、これにより、押鍵すべき鍵が瞬時に分かるよう
にするためである。また、この鍵域には、後述するよう
に、所定個先のガイドトラックの自動演奏データを先読
みし、この先読み結果に応じて最適な範囲、すなわち先
読みされた自動演奏データのノートイベントデータのす
べての音高を含む範囲が選択される。
【0041】以上のように構成された電子鍵盤楽器が実
行する制御処理を、以下、図5〜16を参照して説明す
る。
【0042】図5は、本実施の形態の電子鍵盤楽器、特
にCPU5が実行するメインルーチンの手順を示すフロ
ーチャートである。
【0043】同図において、まず、表示装置9に画像を
表示するためのVRAM(ビデオラム)等のグラフィッ
ク関連要素(図示せず)、MIDII/F13、通信I
/F14、タイマ8等のクリアや、演奏すべき自動演奏
曲の曲データファイルのオープン等の初期設定を行う
(ステップS1)。本実施の形態では、自動演奏曲デー
タは、前記FDDにファイル形式で複数個格納され、演
奏者の指示に応じて1つ(または複数)の曲データファ
イルが読み出され、RAM7の所定位置に確保された曲
データ格納領域にロードされる。なお、自動演奏曲デー
タは、予めROM6に複数個格納され、その中から選択
するようにしてもよいし、CD−ROMドライブ12か
ら供給あるいはMIDII/F13や通信I/F14を
介して外部から供給するようにしてもよい。
【0044】次に、演奏者が選択した表示モードに応じ
て、前記図3の画面表示(縮小表示鍵盤31およびピア
ノロール紙32の表示)または図4の画面表示(縮小表
示鍵盤31、拡大表示鍵盤31′およびピアノロール紙
32′)の一方を描画する(ステップS2)。なお、実
際には、これ以外の画面表示を行う場合もあるが、説明
の都合上、この2種類の画面表示に限っている。
【0045】次に、前記パネルスイッチ2のスイッチイ
ベントがあるか否かを判別する(ステップS3)。この
判別で、スイッチイベントがあるときには、当該スイッ
チイベントに応じた処理を行うパネルスイッチイベント
処理サブルーチン(その詳細は、図6を用いて後述す
る)を実行する(ステップS4)一方、スイッチイベン
トがないときには、ステップS4をスキップしてステッ
プS5に進む。
【0046】ステップS5では、前記RAM7の所定位
置に確保されたソフトタイマである一致進行タイマの値
が“0”より大きいか否かを判別する。ここで、一致進
行タイマとは、自動演奏データのノートオンイベントお
よび演奏者の押鍵イベントに応じてそれぞれバッファ1
および2(図14)に格納されるキーコードKCの格納
後の経過時間time(KC)をカウントするためのタ
イマをいう。また、バッファ1および2は、ともにRA
M7の所定位置に確保されたバッファであり、図14に
示すように、それぞれ、最大32個のキーコードKCお
よび各キーコードKC毎の格納後の経過時間time
(KC)を格納するだけの容量を有している。
【0047】ステップS5の判別で、一致進行タイマ>
0のときには、図8を用いて後述する一致進行タイマ処
理サブルーチンを実行する(ステップS6)一方、一致
進行タイマ≦0のときには、ステップS6をスキップし
てステップS7に進む。
【0048】ステップS7では、自動演奏データの再生
を行うために、RAM7の所定位置に確保されたソフト
タイマである再生処理タイマの値が“0”以下か否かを
判別する。この判別で、再生処理タイマ≦0のときに
は、図9を用いて後述する再生処理サブルーチンを実行
する(ステップS8)一方、再生処理タイマ>0のとき
には、ステップS8をスキップしてステップS9に進
む。
【0049】ステップS9では、ピアノロール紙32に
前記スクロールバーや小節線等を先付けするために、R
AM7の所定領域に確保されたソフトタイマである先付
けタイマの値が“0”以下か否かを判別する。この判別
で、先付けタイマ≦0のときには、図10を用いて後述
する先付け処理サブルーチンを実行する(ステップS1
0)一方、先付けタイマ>0のときには、ステップS1
0をスキップしてステップS11に進む。
【0050】ステップS11では、ピアノロール紙32
をスクロールするために、RAM7の所定位置に確保さ
れたソフトタイマであるスクロールタイマの値が“0”
以下か否かを判別する。この判別で、スクロールタイマ
≦0のときには、図11を用いて後述するスクロール処
理サブルーチンを実行する(ステップS12)一方、ス
クロールタイマ>0のときには、ステップS12をスキ
ップしてステップS13に進む。
【0051】ステップS13では、鍵盤1からの鍵イベ
ント、すなわち押鍵イベントまたは離鍵イベントがあっ
たか否かを判別する。この判別で、鍵イベントがあった
ときには、図12を用いて後述する鍵処理サブルーチン
を実行する(ステップS14)一方、鍵イベントがない
ときには、ステップS14をスキップしてステップS1
5に進む。
【0052】ステップS15では、上述の処理以外のそ
の他処理を実行した後に、前記ステップS3に進み、前
述の処理を繰り返す。
【0053】なお、一致進行タイマ、再生処理タイマ、
ロール先付けタイマおよびスクロールタイマのカウント
は、図13を用いて後述するタイマ割り込み処理で行っ
ている。
【0054】図6は、前記ステップS4のパネルスイッ
チイベント処理サブルーチンの詳細な手順を示すフロー
チャートである。
【0055】同図において、まず、演奏者が前記パネル
スイッチ2を操作することにより発生したスイッチイベ
ントに応じて、各種モード設定を行う(ステップS2
1)。このとき設定されるモードとしては、たとえば、
自動演奏のスタート/ストップを指示できる自動演奏モ
ード、演奏ガイド機能のオン/オフを指示できるガイド
モード、右手/左手パートの有効/無効を指示できるパ
ート設定モード等がある。
【0056】次に、自動演奏スタート指示がなされたか
否かを判別し(ステップS22)、この指示がなされた
ときには、図7を用いて後述する先読み処理サブルーチ
ンを実行する(ステップS23)。そして、前記表示モ
ードに従って選択された表示画面(図3または4のいず
れかの表示画面)で、この先読み処理サブルーチンによ
り得られた情報に基づいて、たとえば前記スクロールバ
ーや階名/音名等の初期状態を表示する初期描画を行っ
た(ステップS24)後に、本パネルスイッチイベント
処理サブルーチンを終了する。
【0057】一方、ステップS22の判別で、自動演奏
スタート指示がなされないときには、直ちに本パネルス
イッチイベント処理サブルーチンを終了する。
【0058】図7は、上記ステップS23の先読み処理
サブルーチンの詳細な手順を示すフローチャートであ
り、本先読み処理サブルーチンは、図3または4の表示
画面を生成するために、前記RAM7の所定位置に確保
された先読みバッファにデータを加工してセーブする処
理を行うものである。
【0059】同図において、まず、演奏が指示された自
動演奏データの先頭をシークし、その位置にファイルポ
インタを合わせるファイルポインタシーク処理を行う
(ステップS31)。本実施の形態では、自動演奏デー
タは、前記RAM7の曲データ格納領域に記憶されてい
るので、このファイルポインタシーク処理により、ファ
イルポインタは、当該自動演奏データの先頭のアドレス
位置を指示することになる。
【0060】続くステップS32では、前記先読みバッ
ファにデータを書き込む(セーブする)ときに用いる書
き込みポインタ等の、本サブルーチンで用いる各種変数
を初期化する。
【0061】次に、前記ファイルポインタを“1”だけ
進め、ファイルポインタが示す位置に記憶されたイベン
トデータを読み出し(ステップS33)、読み出された
イベントデータが前記ファイルエンドデータか否かを判
別する(ステップS34)。この判別で、読み出された
イベントデータがファイルエンドデータのときには、直
ちに本先読み処理サブルーチンを終了する一方、読み出
されたイベントデータがファイルエンドデータでないと
きには、前記ノートオン/オフイベントデータであるか
否かを判別する(ステップS35)。
【0062】ステップS35の判別で、読み出されたデ
ータがノートオン/オフイベントデータのときには、当
該データがガイドトラック、すなわちMIDIチャンネ
ル1または2のものであるか否かを判別する(ステップ
S36)。
【0063】ステップS36の判別で、読み出されたノ
ートオン/オフイベントデータがガイドトラックのもの
であるときには、前記書き込みポインタを“1”だけ進
め、この書き込みポインタが示す、前記先読みバッファ
の位置に当該データをセーブする(ステップS39)一
方、読み出されたノートオン/オフイベントデータがガ
イドトラックのものでないときにはステップS41に進
む。
【0064】一方、ステップS35の判別で、読み出さ
れたデータがノートオン/オフイベントデータでないと
きには、当該データが前記デュレーションデータである
か否かを判別する(ステップS37)。
【0065】ステップS37の判別で、読み出されたデ
ータがデュレーションデータのときには、デュレーショ
ンデータまとめ処理を行った(ステップS38)後に、
前記ステップS39に進む。ここで、デュレーションデ
ータまとめ処理とは、ガイドトラックのノートイベント
データ間に他のトラック(チャンネル)のノートイベン
トデータが含まれていることにより、当該ガイドトラッ
クのノートイベントデータ間に複数のデュレーションデ
ータが含まれている場合に、この複数のデュレーション
データを1つにまとめて、当該ガイドトラックのノート
イベントデータ間のデュレーションデータを生成する処
理をいう。このような処理をするのは、先読みバッファ
に格納されるデータは16チャンネルのうち2チャンネ
ル(ガイドトラック)に関連するイベントデータのみで
あるため、当該チャンネルのイベントデータ間の時間間
隔は複数個のデュレーションデータに分断される場合が
あり、このような場合に、この複数個のデュレーション
データを1つにまとめて1つのデュレーションデータと
して取り扱う方が便利だからである。
【0066】一方、ステップS37の判別で、読み出さ
れたデータがデュレーションデータでないときには、当
該データが小節線データであるか否かを判別する(ステ
ップS40)。
【0067】ステップS40の判別で、読み出されたデ
ータが小節線データのときには前記ステップS39に進
む一方、読み出されたデータが小節線データでないとき
にはステップS41に進み、先読み数が所定の設定数、
すなわち先読みバッファに記憶できるデータの最大値よ
り小さいか否かを判別する。なお、先読みバッファの容
量が、自動演奏データを記憶する領域の容量に比較して
十分大きく採られているときには、このステップS41
の判別は必要ない。
【0068】ステップS41の判別で、先読み数<設定
数のときには、前記ステップS33に戻って前述の処理
を繰り返す一方、先読み数≧設定数のときには、本先読
み処理サブルーチンを終了する。
【0069】図8は、前記図5のステップS6の一致進
行タイマ処理サブルーチンの詳細な手順を示すフローチ
ャートである。
【0070】同図において、まず、バッファ1または2
に押鍵イベントデータ(キーコードKC)が格納されて
いるときには、当該キーコードKCに付随して格納され
ている経過時間データtime(KC)に一致進行タイ
マの値を加算し、一致進行タイマをクリアするガイドタ
イマ処理を行う(ステップS51)。ここで、バッファ
1は、上述したように、演奏者の押鍵により発生したキ
ーオンイベントに対応するキーコードKCを書き込むた
めのバッファであり、そのキーコードKCの書き込み
は、前記ステップS14の鍵処理サブルーチン(その詳
細は図12を用いて後述する)内で行われる。一方、バ
ッファ2は、上述したように、自動演奏データの再生に
より発生したガイドトラックのノートオンイベントに対
応するキーコードを書き込むためのバッファであり、そ
のキーコードKCの書き込みは、前記ステップS8の再
生処理サブルーチン(その詳細は図9を用いて後述す
る)内で行われる。なお、バッファ1に書き込まれたデ
ータは、演奏者の離鍵により削除され、バッファ2に書
き込まれたデータは、ノートオフイベントの発生により
削除される。
【0071】次に、自動演奏データの再生を一時停止
(ポーズ)するか否かを判別する(ステップS52)。
具体的には、バッファ1に格納されているデータとバッ
ファ2に格納されているデータとを比較し、バッファ2
に格納された後所定時間経過したキーコードKCがバッ
ファ1に格納されていない場合に一時停止(ポーズ)と
判別し、バッファ2に格納されているがバッファ1に格
納されていないキーコードKCであって前記所定時間経
過していないものがある場合、またはバッファ2に格納
されているキーコードKCがすべてバッファ1に格納さ
れている場合に進行(ポーズしない)と判別する。
【0072】ステップS52の判別で、ポーズと判別さ
れたときには、ポーズ要求を“1”で示すポーズ要求フ
ラグFPAUSEをセット(“1”)した(ステップS
53)後に、本一致進行タイマ処理サブルーチンを終了
する。
【0073】一方、ステップS52の判別で、ポーズし
ないと判別されたときには、前記ポーズ要求フラグFP
AUSEをリセット(“0”)した(ステップS54)
後に、本一致進行タイマ処理サブルーチンを終了する。
【0074】図9は、前記図5のステップS8の再生処
理サブルーチンの詳細な手順を示すフローチャートであ
る。
【0075】同図において、まず、自動演奏データを再
生するために、前記RAM7の所定位置に確保された再
生ポインタが示す位置のイベントデータを1つ読み出し
(ステップS61)、読み出されたイベントデータがノ
ートオン/オフイベントデータであるか否かを判別する
(ステップS62)。
【0076】ステップS62の判別で、読み出されたイ
ベントデータがノートオン/オフイベントデータである
ときには、そのノートイベントデータがガイドトラック
(チャンネル1または2)のものであるか否かを判別す
る(ステップS63)。
【0077】ステップS63の判別で、読み出されたノ
ートイベントデータがガイドトラックのものであるとき
には、そのイベントデータの種類に応じた一致進行処理
を行う(ステップS64)。具体的には、読み出された
イベントデータがノートオンイベントデータのときに
は、前記図14のバッファ1に当該ノートオンイベント
に対応するキーコードKCを書き込む一方、読み出され
たイベントデータがノートオフイベントデータのときに
は、バッファ1から当該ノートオフイベントに対応する
キーコードKCおよび経過時間データtime(KC)
を削除する。
【0078】続くステップS65では、このバッファ1
に格納されたデータに基づいて、前記図3で説明したよ
うに、縮小表示鍵盤31の鍵の色を変更する鍵盤色変更
処理を実行した後に、本再生処理サブルーチンを終了す
る。
【0079】一方、前記ステップS63の判別で、読み
出されたノートイベントデータがガイドトラックのもの
ではないときには、当該イベントデータに応じたMID
I信号(コード)を出力した(ステップS66)後に、
本再生処理サブルーチンを終了する。
【0080】一方、前記ステップS62の判別で、読み
出されたイベントデータがノートオン/オフイベントデ
ータでないときには、そのイベントデータがデュレーシ
ョンデータであるか否かを判別する(ステップS6
7)。
【0081】ステップS67の判別で、読み出されたイ
ベントデータがデュレーションデータのときには、次式
により前記再生処理タイマの値を更新した(ステップS
68)後に、本再生処理サブルーチンを終了する。
【0082】再生処理タイマ = 再生処理タイマ値 +
デュレーション値×テンポ係数値一方、ステップS67
の判別で、読み出されたイベントデータがデュレーショ
ンデータでないときには、そのイベントデータがテンポ
データであるか否かを判別する(ステップS69)。
【0083】ステップS69の判別で、読み出されたイ
ベントデータがテンポデータであるときには、当該テン
ポデータに応じてテンポ係数を変更する(ステップS7
0)一方、読み出されたイベントデータがテンポデータ
でないときには、本再生処理サブルーチンを終了する。
【0084】図10は、前記図5のステップS10のロ
ール先付け処理サブルーチンの詳細な手順を示すフロー
チャートである。
【0085】同図において、まず、前記先読みバッファ
からデータの読み出しを行うために、前記RAM7の所
定位置に確保された読み出しポインタを“1”だけ進
め、その読み出しポインタが指示する位置のイベントデ
ータを1つ読み出す(ステップS81)。そして、その
読み出されたイベントデータがノートオン/オフイベン
トデータであるか否かを判別する(ステップS82)。
【0086】ステップS82の判別で、読み出されたイ
ベントデータがノートオン/オフイベントデータである
ときには、そのデータがノートオンイベントデータであ
るか否かを判別する(ステップS83)。
【0087】ステップS83の判別で、読み出されたノ
ートイベントデータがノートオンイベントデータである
ときには、当該データの種類に応じて、すなわち黒鍵/
白鍵、右手/左手データのいずれのデータであるかを判
別し、その判別結果に応じて、前記図3で説明したよう
に、スクロールバーの色を設定する(ステップS8
4)。そして、図16を用いて後述するように、スクロ
ールエリア32aの当該スクロールバーを表示する領域
の第1および2行目にスクロールバーを描画し(ステッ
プS85)、そのスクロールバーの下に階名/音名を描
画する(ステップS86)。
【0088】一方、ステップS83の判別で、読み出さ
れたノートイベントデータがノートオンイベントデータ
でないとき、すなわちノートオフイベントデータである
ときには、前記第1および2行目のスクロールバーの描
画を消去する(ステップS87)。
【0089】一方、ステップS82の判別で、読み出さ
れたイベントデータがノートオン/オフイベントデータ
でないときには、そのイベントデータが小節線データで
あるか否かを判別する(ステップS88)。この判別
で、読み出されたイベントデータが小節線データのとき
には、図16を用いて後述するように、前記第2行目に
小節線を描画する(ステップS89)一方、読み出され
たイベントデータが小節線データでないとき、すなわち
デュレーションデータであるときには、次式により前記
ロール先付けタイマの値を更新する(ステップS9
0)。
【0090】ロール先付けタイマ = ロール先付けタイ
マ値 + デュレーション値×テンポ係数値 次に、読み出しポインタが指示する位置から所定個(N
個)先までのデータを先読みバッファから読み出し(ス
テップS91)、このN個のデータのうち、ノートオン
/オフイベントデータのキーコードの下限値および上限
値を検索し、この下限値および上限値で決定される範囲
が、現在の拡大表示範囲内にあるか否かを判別する(ス
テップS92)。この判別で、拡大表示範囲内でないと
きには、拡大表示範囲を左または右にスクロールさせる
ための左/右スクロールリクエストを行う(ステップS
93)。ここで、左/右スクロールリクエストは、具体
的には、前記RAM7の所定位置に確保されたスクロー
ルリクエスト領域に、スクロールリクエストする方向お
よび量に応じた値、たとえばスクロールする方向が左方
向であれば負の値(その絶対値がスクロール量を示す)
を、一方、スクロールする方向が右方向であれば正の値
(その絶対値がスクロール量を示す)を格納することに
よって行う。
【0091】一方、ステップS92の判別で、前記下限
値および上限値で決定される範囲が、現在の拡大表示範
囲内にあるときには、ステップS93をスキップしてス
テップS94に進む。
【0092】ステップS94では、先読みバッファにデ
ータが残っているか否かを判別し、データが残っていな
いときには、前記図7で説明した先読み処理サブルーチ
ンを実行する(ステップS95)一方、先読みバッファ
にデータが残っているときには、直ちに本ロール先付け
処理サブルーチンを終了する。
【0093】図11は、前記図5のステップS12のス
クロール処理サブルーチンの詳細な手順を示すフローチ
ャートである。
【0094】同図において、まず、前記スクロールタイ
マに初期値をセットする(ステップS100)。
【0095】次に、ポーズ中か否かを判別する(ステッ
プS101)。具体的には、この判別は、前記ポーズ要
求フラグFPAUSEの状態を検査することによって行
う。
【0096】ステップS101の判別で、ポーズ中でな
いとき、すなわちFPAUSE=0のときには、階名/
音名表示エリア32bをロールダウンし(ステップS1
02)、階名/音名のみコピーし(ステップS10
3)、スクロールエリア32aをロールダウンし(ステ
ップS104)、最上段をコピーする(ステップS10
5)。以下、このステップS102〜S105の処理
を、図15および16に基づいて説明する。
【0097】図15において、(a)は、表示された音
名“C”がスクロールエリア32aと階名/音名表示エ
リア32bとに跨っている状態を示し、(b)は、
(a)のスクロールエリア32aと階名/音名表示エリ
ア32bとの境界の近傍を拡大表示した拡大図を示し、
(c)は、(a)よりさらにスクロールが進んだ状態を
示している。
【0098】(b)において、ドットD1は、音名
“C”を表示するドットのうちスクロールエリア32a
内にある1ドットを示し、ドットD2は、音名“C”を
表示するドットのうち階名/音名表示エリア32b内に
ある1ドットを示している(ドットは描画の最小単
位)。ここで、階名/音名は、前述したように、スクロ
ールエリア32a内に表示されているときには「白色」
で表示され、階名/音名表示エリア32b内に表示され
ているときには「紫色」で表示される。前記ステップS
102の階名/音名表示エリアロールダウン処理はこの
処理を行うものであり、図16を用いて後述するロール
ダウン処理に加えて表示色を変更する処理を行う。
【0099】(c)は、(a)からスクロールが進み、
音名“C”がすべて階名/音名表示エリア32b内に入
った状態を示している。この状態からスクロールが進ん
だとしても、音名“C”は階名/音名表示エリア32b
を移動することはなく、(c)の状態を継続する。そし
て、音名“C”に対応するスクロールバーがスクロール
エリア32aから消滅すると同時に、音名“C”の表示
も消滅する。前記ステップS103の音名のみコピー処
理はこの処理を行うもので、(c)の状態からスクロー
ルが進んだときに、音名“C”が階名/音名表示エリア
32bを移動しないように、音名“C”を階名/音名表
示エリア32bにコピーするとともに、音名“C”に対
応するスクロールバーがスクロールエリア32aから消
滅すると同時に音名“C”を消去する処理を行う。
【0100】図16において、(a)は、前記図3のス
クロールバー(すなわちノートオンからノートオフまで
の表示)を1倍速でスクロールする方法を示す図であ
り、(b)は、図3の小節線(破線)を1倍速でスクロ
ールする方法を示す図であり、(c)は、(a)のスク
ロールバーを2倍速でスクロールする方法を示す図であ
り、(d)は、(b)の小節線を2倍速でスクロールす
る方法を示す図である。
【0101】前記図10のステップS85の処理がなさ
れると、(a)に示すように、ステップS84の処理に
より決定された色のドットD11およびD12が、スク
ロールエリア32aの第1および2行目に表示される。
そして、ステップS104の処理により、ドットD11
およびD12はそのままそれぞれ第3および4行目に書
き移され、ドットD11′およびD12′が表示され
る。このようにして、スクロールバーRB1は、1回
(2ドット)下方向にスクロールされ、スクロールバー
RB2になる。スクロールバーRB2が1回下方にスク
ロールされると、ドットD11′およびD12′はその
ままそれぞれ第3および4行目に書き移されて、ドット
D11″およびD12″が表示され、ドットD11′お
よびD12′には、ドットD11およびD12のデータ
が書き移される。次に、先読みバッファからノートオフ
イベントデータが読み出され、前記ステップS87で、
描画クリア処理がなされると、スクロールバーRB4に
示すように、スクロールエリア32aの第1および2行
目にはスクロールエリア32aの背景が書き込まれる。
そして、スクロールバーRB2およびRB3と同様にし
て、スクロールバーRB5およびRB6は、この第1お
よび2行目のデータに基づいてスクロールされる。
【0102】このように、第1および2行目に表示され
たデータを所定間隔だけ離れた位置にそのまま移動する
ことにより、スクロールバーのスクロールを行うように
したのは、スクロール処理の速度を可能な限り向上させ
たいからである。すなわち、本実施の形態では、スクロ
ール処理は、前述のように、メインルーチン内で行って
おり、また特別なハードウェア等を使用していないた
め、スクロール処理に費やす時間は制限されるからであ
る。一方、上述のスクロール方法を用いずにスクロール
を行うためには、たとえばスクロール毎にキーオン中の
イベントデータ、特にノートナンバを検索する等の処理
を追加しなければならず、スクロール処理に費やす時間
はそれだけ長くなる。
【0103】小節線は、(b)に示すように、1ドット
(行)の横線(前記図3に示すように破線)で表示され
るが、そのスクロールは、上記(a)と同様に、スクロ
ールエリア32aの第1および2行目に書き込まれたデ
ータ(すなわち、小節線の場合には第2行目のみにデー
タは書き込まれる)に基づいて、2行ずつ下方に書き込
むことによって行われる。
【0104】ステップS105では、最上段、すなわち
1行目を2行目にコピーする。スクロールバーが表示さ
れている状態では、1行目と2行目のドットには共にス
クロールバーを表す同色が表示されている。そのため、
1行目を2行目にコピーしても、その状態は以前と変わ
らず、スクロールバーのままである。しかし、小節線が
表示されている状態では2行目のドットには小節線を表
す色が表示されているものの、1行目のドットにはスク
ロールバー色、或いは背景色が表示されている。このた
め、1行目を2行目にコピーすると2行目もスクロール
バー色、或いは背景色になる。すなわち、小節線につい
てステップS105の処理を行うと、以前は小節線が表
示されていた部分が、スクロールバー色、或いは背景色
に変化するのである。このようにして、ステップS85
でスクロールバーを描画した場合は、ステップS10
4、S105を経ることによって、その長さを下方向に
延ばすようになるが、ステップS85で小節線を描画し
た場合は、ステップS104、S105を経ることによ
って、その表示位置が下方向に移動するだけとなる。同
一の処理により、スクロールバーの下方延長、小節線の
下方移動という異なる処理を実現しているのである。な
お、スクロールバーが下方向へ伸びる処理は、ステップ
S87でスクロールバーの描画をクリアするまで継続
し、描画をクリアした時点から次のキーオンによるスク
ロールバーの発生まで、背景色が継続するようになる。
【0105】(c)は、(a)に対して、2倍速(4行
毎)でスクロールさせるようにした点が異なるのみであ
り、(d)は、(b)に対して、2倍速でスクロールさ
せるようにした点が異なるのみであり、その他の処理方
法は変わらない。2倍速でスクロールさせる場合を示し
たのは、メインルーチンで行う処理が多いために、1倍
速でスクロールしたのでは実際の曲の進行より表示が遅
れてしまう虞があるときに、1倍速表示から2倍速表示
に切り換えができるようにしたからである。したがっ
て、CPU5の処理スピードが十分に速く、表示に遅れ
が生じない場合には、1倍速スクロールのみを行うよう
にすればよい。なお、上記1倍速または2倍速の切り換
えは、たとえば前記スクロールタイマの値を検査し、こ
の検査結果に応じて行うようにすればよい。具体的に
は、前記図5のメインルーチンの、たとえばその他処理
に、メインルーチン処理を1回終了したときにスクロー
ルタイマが減少する値を検出する処理を追加し、その検
出された減少値に応じてフラグのセット/リセットを行
い、前記ステップS104では、このフラグの状態を見
ることにより1倍速または2倍速の切り換えを行うよう
にすればよい。
【0106】なお、この実施の形態においては、ロール
先付け処理においてイベント種類に応じて一度に2行分
を描画(キーオンがあったときは2行ともスクロールバ
ーの色、キーオフがあったときは2行とも背景色、小節
線があったときは2行目のみを小節線の色)し、スクロ
ール処理において2行下方向にスクロールした後、最上
段の1行を2行目にコピーすることで、スクロールを実
現したが、描画、スクロールさせる行数は適宜変更可能
である。例えば、ロール先付け処理においてイベント種
類に応じて一度に3行分を描画(キーオンがあったとき
は3行ともスクロールバーの色、キーオフがあったとき
は3行とも背景色、小節線があったときは1行目、2行
目をスクロールバー色、或いは背景色、3行目を小節線
の色)し、スクロール処理において3行下方向にスクロ
ールした後、1行目、2行目を2行目、3行目にコピー
することで、スクロールを実現するようにしてもよい。
また、小節線イベントにより1行目に小節線の色を、2
行目にスクロールバー色、或いは背景色を描画し、スク
ロール処理においては2行目を1行目にコピーすること
でも同様の処理になる。要するに、キーオンからキーオ
フまでの間においては、常にスクロールバーの色表示が
最初の数行に存在し、キーオフからキーオンまでの間に
おいては、常に背景色が最初の数行に存在し、小節線に
ついては最初の数行のうち、一部が小節線の色、残りが
スクロールバー色、或いは背景色となっており、スクロ
ール処理において小節線の色がスクロールバー色、或い
は背景色に書き換えられるようにすればよく、行数の選
び方、コピーの仕方は自由である。
【0107】図11に戻り、前記ステップS101の判
別でポーズ中のとき、すなわちFPAUSE=1のとき
にはステップS106に進み、本スクロール処理サブル
ーチンが呼ばれた回数をカウントするために、前記RA
M7の所定位置に確保されたソフトカウンタMの値が設
定値kに等しいか否かを判別する。この判別で、M≠k
のときには、カウンタMを“1”だけインクリメントし
た(ステップS107)後に、本スクロール処理サブル
ーチンを終了する。一方、ステップS106の判別で、
M=kのときには、カウンタMをリセット(M=0)し
(ステップS108)、前記スクロールリクエスト領域
の値を検査して、スクロールリクエストがあるか否かを
判別する(ステップS109)。
【0108】ステップS109の判別で、スクロールリ
クエスト領域の値(リクエスト値)が“0”でないと
き、すなわちスクロールリクエストがなされているとき
には、そのリクエスト値が正であるか負であるかを判別
する(ステップS110)。この判別で、リクエスト値
が正(>0)のときには、前記拡大表示エリアを、その
リクエスト値に応じた移動量だけ右にスクロールさせる
(ステップS111)一方、リクエスト値が負(<0)
のときには、前記拡大表示エリアを、そのリクエスト値
の絶対値に応じた移動量だけ左にスクロールさせる(ス
テップS112)。
【0109】なお、左右スクロール量が大きいと、1回
の移動処理に時間がかかるので、数回に分けて(例えば
1回につき白鍵1キー分のみ)移動させてもよい。この
ようにすると拡大表示エリアが徐々に動くようになり見
やすくなるという効果もある。
【0110】一方、ステップS109の判別で、リクエ
スト値が“0”のときには、直ちに本スクロール処理サ
ブルーチンを終了する。
【0111】図12は、前記図5のステップS14の鍵
処理サブルーチンの詳細な手順を示すフローチャートで
ある。
【0112】同図において、まず、押鍵または離鍵に応
じた一致進行処理を行う(ステップS121)。具体的
には、押鍵されると、当該押鍵に対応するキーコードK
Cを前記図14のバッファ2に書き込み、一方、離鍵さ
れると、当該離鍵に対応するキーコードKCをバッファ
2から削除する。
【0113】次に、前記図9のステップS65と同様に
して、バッファ2に格納されたデータに基づいて鍵盤色
変更処理を行い(ステップS122)、ポーズ状態が解
除されたか否かを判別する(ステップS123)。ここ
で、ポーズ状態が解除がされたか否かは、バッファ1お
よび2の各内容を比較し、ポーズ状態を生じさせていた
自動演奏データに対する押鍵があるか否かを判別するこ
とにより行う。
【0114】ステップS123の判別で、ポーズ状態が
解除されると、たとえば前記ポーズ要求フラグFPAU
SEのリセット(“0”)等のポーズ解除処理を行い
(ステップS124)、ポーズ状態でないとき、または
ポーズ状態が解除されないときには、本鍵処理サブルー
チンを終了する。
【0115】図13は、タイマ割り込み処理の手順を示
すフローチャートであり、本タイマ割り込み処理は、前
記タイマ8が10msec毎にCPU5に対して発生す
る割り込み信号に応じて実行される。
【0116】同図において、まず、前記一致進行タイマ
を“1”だけインクリメントする(ステップS13
1)。
【0117】次に、前記ポーズ要求フラグFPAUSE
の状態を判別し(ステップS132)、ポーズ要求フラ
グFPAUSE=1のとき、すなわちポーズ中のときに
は、直ちに本タイマ割り込み処理を終了する一方、ポー
ズ要求フラグFPAUSE=0のとき、ポーズ中でない
ときにはステップS133に進む。
【0118】ステップS133では、前記再生処理タイ
マを“1”だけデクリメントし、ステップS134で
は、前記ロール先付けタイマを“1”だけデクリメント
し、ステップS135では、スクロールタイマを“1”
だけデクリメントした後に、本タイマ割り込み処理を終
了する。
【0119】なお、タイマ割り込み処理は、実際にはこ
の他にも各種処理を行っているが、本発明を説明する上
で必須の処理ではないため、その説明を省略する。
【0120】図17は、表示装置9に表示される表示の
他の一例を示す図である。
【0121】前記図3がピアノロール紙32のスクロー
ルエリア32aを白鍵の個数に等分したのに対して、図
17は、このスクロールエリア32aをすべての鍵(白
鍵および黒鍵)の個数に等分した点が主として異なって
いる。また、図17の表示例では、音名Bのスクロール
バーで示すように、ノートイベントデータのベロシティ
の大きさに応じて、スクロールバーの幅を変更している
点も異なっている。図3においても、このように、ベロ
シティの大きさに応じてスクロールバーの幅を変更する
ようにしてもよい。
【0122】なお、図17においては、スクロールバー
の幅が、スクロールエリアの縦線の幅よりも広くなって
いるが、縦線の幅の間に納まるようにスクロールバーの
幅をベロシティの大きさによって変更制御するようにし
てもよい。
【0123】さらに、図3および17においても、分割
後の領域(各スクロールバーがスクロールする領域)の
幅は、スクロールエリア32aの垂直方向至る所で同一
の幅に設定しているが、これに限らず、上方に行く程そ
の幅が狭くなるようにしてもよい。このようにすると、
時間的に近い部分が大きく(太く)表示されて、次に弾
かなければならない部分が強調される。また、これとは
逆に、上方に行く程その幅が広くなるようにしてもよ
い。さらに、本実施の形態では、縮小表示鍵盤31を表
示装置9の画面内の下部に表示するとともに、スクロー
ルエリア32aをその上部に表示し、スクロールバーを
上から下にスクロールするようにしたが、これとは逆
に、縮小表示鍵盤31を表示装置9の画面内の上部に表
示するとともに、スクロールエリア32aをその下部に
表示し、スクロールバーを下から上にスクロールするよ
うにしてもよい。
【0124】以上説明したように、本実施の形態では、
演奏者が鍵盤1に向かったときに鍵盤1を見た状態をそ
のまま表示装置9に縮小表示するとともに、ピアノロー
ル紙32を縦方向に配置して、自動演奏曲の進行に応じ
てピアノロール紙32をスクロールするようにしたの
で、五線譜を読むことができない初心者でも、操作すべ
き鍵の位置を容易に認識することができる。
【0125】また、キーオンからキーオフまでの時間長
がスクロールバーの長さで示されるためキーオフタイミ
ングが把握しやすい。
【0126】また、ピアノロール紙32には、鍵の現在
の操作状態から所定の範囲だけ将来の操作状態まで一度
に表示されるので、曲の進行を先読みすることができ
る。
【0127】さらに、スクロールバーの色を左手/右手
データに応じて変更し、また、スクロールバーの下に当
該階名を表示するようにしたので、鍵操作の視認性を向
上させることができ、これにより、高い演奏補助効果を
得ることができる。
【0128】また、演奏者の押鍵の正誤に応じて鍵盤の
鍵の色を変更するようにしたので、演奏のフィードバッ
クができ、練習の効果を向上させることができる。
【0129】なお、本実施の形態では、スクロールバー
の幅はデータの種類に拘わらず一定にしたが、これに限
らず、ノートイベントデータ中のベロシティデータの値
に応じてスクロールバーの幅や色の濃淡を変更するよう
にしてもよい。これにより、従来の鍵盤LEDでは困難
であった曲想の表現も行うことができる。
【0130】また、縮小表示鍵盤31上に、手の模範型
(たとえば教師の手の画像データや線画等)を表示する
ようにしてもよい。このとき、演奏者の手の位置を検出
して、縮小表示鍵盤31上に併せて表示するようにして
もよい。ここで、演奏者の手の位置の検出は、鍵盤1に
接触センサを設け、演奏者の手が触れた鍵を検出した
り、静電容量センサや光センサを設け、手が近づいた鍵
を検出するようにすればよい。
【0131】なお、本実施の形態では、テンポの変更
は、図9のステップS68〜S70で説明したように、
テンポ係数を変更し、これによりタイミングデータの値
を修正するようにして行ったが、これに限らず、テンポ
クロックの周期を変更してもよいし、1回の処理におい
てタイミングデータをカウントする値(カウント量)を
変更するようにしてもよい。
【0132】また、本実施の形態では、先読みバッファ
に格納した後に、このバッファからデータを読み出して
各種の処理を行うように構成したが、これに限らず、C
PU5の能力が高いときには、リアルタイムで前記RA
M7の曲データ格納領域から先読みすべきデータを読み
出し、これに応じて各種の処理を行うようにしてもよ
い。
【0133】なお、本実施の形態では、スクロールバー
の近傍に当該音名をアルファベットで表示するようにし
たが、これに限らず、階名をカタカナ(「ド」、
「レ」、「ミ」等)で表示するようにしてもよい。さら
に、この階名や音名に代えてまたは加えて、指番号(数
値または指名)を表示するようにしてもよい。
【0134】また、自動演奏データによる模範演奏と、
演奏者が行った演奏の結果とをピアノロール紙32上に
重ねて表示し、両者の差異を示すようにしてもよい。こ
のとき、たとえば1回目の再生時には、自動演奏データ
による模範演奏を見ながら演奏者は演奏入力(手弾き入
力)を行い、2回目の再生時には、模範演奏と手弾き演
奏とを重ねて表示するようにしてもよい。
【0135】また、本実施の形態では、鍵盤1として実
際の物理的な鍵盤を用いたが、鍵盤1を用いずに、表示
装置5の画面上にタッチパネルを設け、縮小表示鍵盤3
1上の鍵を直接触れることにより、一致進行させるよう
にしてもよい。
【0136】なお、本実施の形態では、本発明を電子鍵
盤楽器の形態で構成したが、これに限らず、パーソナル
コンピュータとアプリケーションプログラムの形態で構
成することもできる。また、本発明をカラオケ装置等の
機器にも適用できる。
【0137】また、本実施の形態では、図1に示すよう
に、本発明を音源装置(音源回路12、効果回路13お
よびサウンドシステム14)および自動演奏装置(CP
U5)を内蔵した電子鍵盤楽器で実現したが、これに限
らず、それぞれ別体の装置で構成し、MIDIインタフ
ェースや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置
を接続して本発明を実現するようにしてもよい。
【0138】さらに、本実施の形態では、本発明を電子
鍵盤楽器に適用したが、これに限らず、電子楽器でない
ピアノに適用してもよい。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に依れば、表示手段には、鍵盤の図形が表示されると
ともに、該表示された鍵盤の各鍵に対応して演奏者が行
うべき押鍵から離鍵に至る範囲を示す鍵操作領域が表示
され、この記鍵操作領域が、操作すべき鍵および操作す
べきタイミングに応じた位置で、自動演奏曲の進行に応
じてスクロール表示され、操作すべき鍵とその操作タイ
ミングが表示されるので、曲の流れを把握できるととも
に、初心者でも押鍵すべき鍵を瞬時に判断することがで
き、これにより操作性を向上させることが可能となる効
果を奏する。
【0140】請求項2記載の発明に依れば、前記表示さ
れた鍵操作領域が対応する前記表示鍵盤の鍵に到達した
ときに、当該鍵の表示態様が変更されるので、鍵操作の
視認性を向上させることができ、これにより、高い演奏
補助効果を得ることができる。
【0141】請求項3記載の発明に依れば、演奏者が鍵
盤を押鍵したときに、当該押鍵に係る鍵の音高と前記
み出された自動演奏データの音高とが比較されて、当該
押鍵の正誤が判定され、その判定結果に応じて表示態様
が変更するされるので、自己の演奏のフィードバックを
行うことができ、曲練習の効果を向上させることができ
る。
【0142】請求項4記載の発明に依れば、前記表示さ
れた鍵操作領域毎に、該鍵操作領域に対応する鍵の階名
あるいは音名が当該鍵操作領域の近傍に表示されるの
で、鍵操作の視認性をさらに向上させることができ、こ
れにより、さらに高い演奏補助効果を得ることができ
る。
【0143】請求項5記載の発明に依れば、前記表示さ
れた鍵操作領域が対応する前記表示鍵盤の鍵に到達した
ときに、演奏者が当該鍵操作領域に対応する押鍵をしな
い場合には、当該押鍵があるまで前記曲の再生および前
記スクロールが一時停止されるので、曲練習の効果をさ
らに向上させることができる。
【0144】請求項6記載の発明に依れば、前記表示さ
れた鍵操作領域の表示態様が当該鍵操作領域に対応する
鍵の種類に応じて変更されるので、鍵操作の視認性をさ
らに向上させることができ、これにより、さらに高い演
奏補助効果を得ることができる。
【0145】請求項7記載の発明に依れば、前記読出し
手段は、押鍵に関する押鍵イベント及び演奏の特定タイ
ミングを示すタイミング線イベントを発生するものであ
り、前記表示手段は所定個の最小表示単位からなる表示
エリアで構成され、更に該表示手段は前記タイミング線
を表示するものであり、前記スクロール手段は、前記表
示エリアの端部の複数M個の最小表示単位において、前
記曲再生手段によって押鍵イベントが発生された場合に
複数M個の最小表示単位を押鍵操作領域を示す第1の表
示態様にて表示するとともに、タイミング線イベントが
発生された場合に複数M個の最小表示単位のうちのN個
のみをタイミング線を示す第2の表示態様にて表示し、
かつ複数M個のうちの残りの最小表示単位を前記第1の
表示態様にて表示し、更に所定時間毎に前記端部を含む
所定表示領域を前記複数M個分ずらしてスクロール方向
へコピーするとともに、前記端部の複数M個の最小表示
単位のうちの前記N個を、該N個を除く最小表示単位の
表示態様で書き換えるので、スクロール処理の処理時間
を短縮化させることができる。
【0146】請求項8記載の発明に依れば、前記複数M
個の個数が変更されるので、前記スクロール処理を含む
各種処理に時間がかかることによって生ずる前記表示手
段の表示の遅れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る電子楽器の概略構
成を示すブロック図である。
【図2】演奏データのデータフォーマットを示す図であ
る。
【図3】図1の表示装置の表示の一例を示す図である。
【図4】図3のピアノロール紙を拡大表示した場合の一
例を示す図である。
【図5】図1の電子楽器、特にCPUが実行するメイン
ルーチンの手順を示すフローチャートである。
【図6】図5のパネルスイッチイベントサブルーチンの
詳細な手順を示すフローチャートである。
【図7】図6の先読み処理サブルーチンの詳細な手順を
示すフローチャートである。
【図8】図5の一致進行タイマ処理サブルーチンの詳細
な手順を示すフローチャートである。
【図9】図5の再生処理サブルーチンの詳細な手順を示
すフローチャートである。
【図10】図5のロール先付け処理サブルーチンの詳細
な手順を示すフローチャートである。
【図11】前記図5のスクロール処理サブルーチンの詳
細な手順を示すフローチャートである。
【図12】図5の鍵処理サブルーチンの詳細な手順を示
すフローチャートである。
【図13】タイマ割り込み処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図14】バッファ1および2に格納されるデータのフ
ォーマットを示す図である。
【図15】図11のステップS102〜S105の処理
を説明するための図である。
【図16】図11のステップS102〜S105の処理
を説明するための図である。
【図17】図1の表示装置の表示の他の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 鍵盤 5 CPU(読出し手段、表示手段、スクロール手段、
鍵表示態様変更手段、正誤判定手段、階名表示手段、一
時停止手段、鍵操作領域表示態様変更手段、個数変更手
段) 9 表示装置(表示手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−225986(JP,A) 特開 平8−305356(JP,A) 実開 平6−84471(JP,U) 特公 平3−56480(JP,B2) 特公 平1−321484(JP,B2) 実公 昭58−12185(JP,Y1) 実公 昭63−50674(JP,Y1) 実公 昭62−167272(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 G10G 1/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動演奏データを読み出す読出し手段
    、 鍵盤の図形を表示するとともに、該表示された鍵盤の各
    鍵に対応して演奏者が行うべき押鍵から離鍵に至る範囲
    を示す鍵操作領域を表示する表示手段と、前記読出し手段によって読み出された自動演奏データに
    従って、 前記鍵操作領域を前記表示された鍵盤に近づい
    ていくようにスクロールするスクロール手段とを有し、
    前記鍵操作領域が、操作すべき鍵および操作すべきタイ
    ミングに応じた位置で、自動演奏曲の進行に応じてスク
    ロール表示され、操作すべき鍵とその操作タイミングを
    表示することを特徴とする演奏指示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示された鍵操作領域が対応する前
    記表示鍵盤の鍵に到達したときに、当該鍵の表示態様を
    変更する鍵表示態様変更手段を有することを特徴とする
    請求項1記載の演奏指示装置。
  3. 【請求項3】 演奏者が音高情報を入力するための鍵盤
    を有し、演奏者が前記鍵盤を押鍵したときに、当該押鍵
    に係る鍵の音高と前記読み出された自動演奏データの音
    高とを比較し、当該押鍵の正誤を判定する正誤判定手段
    を有し、 前記鍵表示態様変更手段は、該正誤判定手段による判定
    結果に応じて表示態様を変更することを特徴とする請求
    項2記載の演奏指示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示された鍵操作領域毎に、該鍵操
    作領域に対応する鍵の階名または音名を当該鍵操作領域
    の近傍に表示する階名/音名表示手段を有することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の演奏指示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記表示された鍵操作領域が対応する前
    記表示鍵盤の鍵に到達したときに、演奏者が当該鍵操作
    領域に対応する押鍵をしない場合には、当該押鍵がある
    まで前記曲の再生および前記スクロールを一時停止する
    一時停止手段を有することを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載の演奏指示装置。
  6. 【請求項6】 前記表示された鍵操作領域の表示態様
    を、当該鍵操作領域に対応する鍵の種類に応じて変更す
    る鍵操作領域表示態様変更手段を有することを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれかに記載の演奏指示装置。
  7. 【請求項7】 前記読出し手段は、押鍵に関する押鍵イ
    ベント及び演奏の特定タイミングを示すタイミング線イ
    ベントを発生するものであり、 前記表示手段は所定個の最小表示単位からなる表示エリ
    アで構成され、更に該表示手段は前記タイミング線を表
    示するものであり、 前記スクロール手段は、前記表示エリアの端部の複数M
    個の最小表示単位において、前記曲再生手段によって押
    鍵イベントが発生された場合に複数M個の最小表示単位
    を押鍵操作領域を示す第1の表示態様にて表示するとと
    もに、タイミング線イベントが発生された場合に複数M
    個の最小表示単位のうちのN個のみをタイミング線を示
    す第2の表示態様にて表示し、かつ複数M個のうちの残
    りの最小表示単位を前記第1の表示態様にて表示し、更
    に所定時間毎に前記端部を含む所定表示領域を前記複数
    M個分ずらしてスクロール方向へコピーするとともに、
    前記端部の複数M個の最小表示単位のうちの前記N個
    を、該N個を除く最小表示単位の表示態様で書き換える
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の演
    奏指示装置。
  8. 【請求項8】 前記複数M個の個数を変更する個数変更
    手段を有することを特徴とする請求項7記載の演奏指示
    装置。
  9. 【請求項9】 前記鍵操作領域を、操作すべき手に応じ
    て異なった色で表示することを特徴とする請求項1乃至
    6のいずれかに記載の演奏指示装置。
  10. 【請求項10】 前記表示鍵盤の各鍵に対応して演奏者
    の表示手段上の操作を検出する手段を有し、前記表示手
    段上の鍵を触れることで、一致進行させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の演奏
    指示装置。
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