JP3119580U - 力率改善装置及び力率改善装置の鉄芯 - Google Patents

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Abstract

【課題】材料の無駄を少なくし、不良品の発生を抑え、優れた放熱効果が得られると共に、異音の発生や低周波リプルの干渉を防ぐ力率改善装置及びこれに用いる鉄芯の提供。
【解決手段】所定幅の長尺なシリコン鋼シートまたはアモルファス磁性シートを、角部が湾曲するよう巻いて径方向に多重に重ねた環状鉄芯原型を、直径に沿って切断することにより形成した二つの対称なコア材32を、その切断面が対向するよう接合して成る鉄芯の外周をコイル20で被覆する。
【選択図】図4

Description

本考案は、力率改善装置及び力率改善装置の鉄芯に関する。
パーソナルコンピュータ、サーバ等の電気機器に使用される電源供給器は、通常、インダクタ等を用いて、交流電流の入力時間及び波形を直流電流の電圧波形とできるだけ一致するよう制御・調節し、これにより、電気機器のエネルギー使用効率を改善させている。これを力率改善(Power Factor Correction,PFC)と称する。
従来のコイル型力率改善装置を図1に示す。この種の力率改善装置は、コイル20でUU型鉄芯10を包み込んで成り、電気と磁気とを相互に転換して、電流が流れた導線の周囲に磁場を形成する。
導線を巻きつけたコイルを相互に近接させ、電流を流すと、コイル内に磁気エネルギーが発生する。そして、電流が小さくなると、コイル内の磁気エネルギーが電流の変化を阻止しようとする。
従って、コイル型力率改善装置は、電流中のノイズをフィルタリングし、回路中の電流を安定させて電磁波の干渉を防止し、且つ、磁場の形式で寒露中の電気エネルギーを保存・開放して電流を調節することができ、このため、電源供給器、モニター装置、交換機、マザーボード、スキャナ、電話機、モデム等に広く応用されている。
従来のコイル型力率改善装置に用いられるUU型鉄芯10は、U型の珪素鋼板111を厚み方向に積層して成るU型鋼部材11を二つ組み合わせ、各U型鋼部材11を被覆部材の内部に挿入して、その先端を互いに対接させてある。
しかし、U型鋼部材11を構成する珪素鋼板111はそれぞれプレス成形してあるため、製造工程において30%〜60%もの廃棄材料が発生し、材料が無駄になってコストが増大する。
しかも、組み立て時に、プレス成形された珪素鋼板111の品質によってコイル部材が破損し、絶縁状態が影響を受けて不良品が生まれやすいという問題もある。
また、コイル型力率改善装置は、高感度の磁性装置であるため、「銅損」や「鉄損」が往々にして発生するが、従来のU型鋼部材11のように珪素鋼板111間を緊密に結合し難い場合、磁力抵抗と層間のキャパシタンスが発生し、磁力が急速に失われる状況下で、珪素鋼板111間の磁路が不完全であると放熱が遅くなり、電気機器の放熱効率にも悪影響を与える。
本考案が解決しようとする課題は、材料の無駄を少なくし、不良品の発生を抑え、優れた放熱効果が得られると共に、異音の発生や低周波リプルの干渉を防ぐ力率改善装置及びこれに用いる力率改善装置及び力率改善装置の鉄芯を提供することにある。
本考案の力率改善装置は、所定幅の長尺なシリコン鋼シートまたはアモルファス磁性シートを、角部が湾曲するよう巻いて径方向に多重に重ねた環状鉄芯原型を、直径に沿って切断することにより形成した二つの対称なコア材を、その切断面が対向するよう接合して成る鉄芯の外周をコイルで被覆してある。
また、本考案の力率改善装置の鉄芯は、所定幅の長尺なシリコン鋼シートまたはアモルファス磁性シートを、角部が湾曲するよう巻いて径方向に多重に重ねた環状鉄芯原型を、直径に沿って切断することにより形成した二つの対称なコア材を、その切断面が対向するよう接合して成る。
本考案によれば、シートを巻いた環状鉄芯原型から鉄芯を形成しているので、プレス成形した板を積層したものと比較して、材料の無駄を省いてコストを削減することができ、層間が緊密に結合されて不良品の発生も少なくて済む。また、二つのコア材をコイルに差し込んで接合するので、組み立てが容易である。
さらに、鉄芯の結晶構造は無方向であり、とがった角の無い形状なので、磁気漏れが起こりにくく、磁気漏れによって電気機器の外殻及び周辺部材に異音や低周波リプルの干渉が発生するのを防ぐことができる。
また、発熱部分であるコイルが鉄芯の外周に配置され、鉄芯は角が無い環状なので、放熱面積が大きく、且つ、空気がスムーズに流れ易く、このため、搭載した電気機器のファンにより容易に熱を取り除くことができて、高い放熱機能が得られる。
以下、本考案の実施例を図2〜図4に基づいて詳細に説明する。なお、従来例と共通する部材には共通の符号を付す。
本考案の力率改善装置は、図2及び図4に示すように、鉄芯30の外周をコイル20で包んで成る。
鉄芯30は、図3に示すように、所定幅の長尺なシート311を、径方向に多重に重なるよう、且つ、角部が湾曲するよう巻いた環状鉄芯原型31を利用して形成する。シート311は、シリコン鋼シートまたはアモルファス磁性シートである。
図4に示すように、この環状鉄芯原型31をその直径(図に示す例では短径)に沿って切断して、二つの対称なコア材32とする。
そして、隣接して平行に配置された二つのコイル20の両端開口部に、各コア材32をその切断面から、且つ、コア材32が二つのコイル20にまたがるよう差し込み、二つのコア材32の切断面どうしを対向させて接合する。
これにより、二つのコア材32を接続して成る環状の鉄芯30を形成すると共に、鉄芯30の外周をコイル20で被覆する。
このようにシート311を巻いて環状鉄芯原型31を形成し、これを切断してコア材32とし、二つのコア材32をコイル20に挿入した後、再び接合して鉄芯30を形成してあるので、積層された層間が緊密に結合されると共に、コア材32同士の接合面にも寸法の狂いが無く、不良品の発生や材料の無駄を抑制できる。
従来の力率改善装置の斜視図。 本考案の実施例を示す力率改善装置の斜視図。 本考案の実施例に係る環状鉄芯原型の斜視図。 本考案の実施例を示す力率改善装置の分解斜視図。
符号の説明
10 UU型鉄芯
11 U型鋼部材
111 珪素鋼板
20 コイル
30 鉄芯
31 環状鉄芯原型
311 シート
32 コア材

Claims (2)

  1. 所定幅の長尺なシリコン鋼シートまたはアモルファス磁性シートを、角部が湾曲するよう巻いて径方向に多重に重ねた環状鉄芯原型を、直径に沿って切断することにより形成した二つの対称なコア材を、その切断面が対向するよう接合して成る鉄芯の外周をコイルで被覆したことを特徴とする力率改善装置。
  2. 所定幅の長尺なシリコン鋼シートまたはアモルファス磁性シートを、角部が湾曲するよう巻いて径方向に多重に重ねた環状鉄芯原型を、直径に沿って切断することにより形成した二つの対称なコア材を、その切断面が対向するよう接合して成る力率改善装置の鉄芯。
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