JP3118045U - 嵌め込み型歯間ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラシヘッドとブラシ柄が堅固に結合され、より弾性があって彎曲しやすく、容易に使用者の口腔奥深くの歯間をクリーニングすることが出来る嵌め込み型歯間ブラシの提供。
【解決手段】ブラシヘッド5は、金属線51をスリーブ4の結合孔43に通し、並びにその金属線51の端部53を折り曲げてスリーブ4の第二端42の端面に固定する。次に、そのスリーブ4の第二端42を開口33からブラシ柄本体3に入れ、並びにスリーブ4のヘッド部45及び軸管44をそれぞれブラシ柄本体3に入れ、並びにスリーブ4のヘッド部45及び軸管44をそれそれブラシ柄本体3の結合溝35及び軸孔34に結合させる。最後はそれらの部材を型の中に入れ、射出成型設備によって覆いプラスチック6をブラシ柄本体3及びスリーブ4の結合部分に詰め込み、及びブラシ柄本体3及びスリーブ4の凹部36及び凹頸部46に詰め込む。
【選択図】図6

Description

本考案は嵌め込み型歯間ブラシの構造に関するもので、特にそのブラシヘッドの結合が堅固で、より弾性がある、口腔の奥に入れて歯間をクリーニングすることができる嵌め込み型歯間ブラシの構造に関するものである。
一般の歯ブラシはブラシ柄の一面に複数束のブラシ毛が植え付けられてある。歯磨き時はブラシ毛を歯の正面または内面に接触させるので、クリーニングできるのは歯の正面または内面の大部分である。ところが、一般にものを食べると、食べ物のかすまたはくず等汚れは隣接する歯の間の隙間(すなわち歯間隙間)にたまりやすい。それら歯間隙間は隣接する歯の側面に位置し、かつ空間が狭く、上述一般の歯ブラシは体積が大きく、歯間隙間の汚れを清掃することができないので、常に歯の衛生保健上の死角になっている。また、使用者が歯型矯正器を付けて歯の矯正を行っている場合、その歯型矯正器の支えフレームと使用者の歯の間にも多くの隙間が形成して汚れがたまりやすく、一般の歯ブラシもその隙間にたまった汚れを有効にクリーニングすることができない。
このことに鑑み、ある業者は歯間ブラシを設計提供し、それは縦方向の錐状ブラシ毛に作られ、縦方向の往復運動をもって歯間隙間または細い隙間の空間内の汚れのクリーニングに用いられる。
第1図及び第2図に示すのは従来の歯間ブラシの側面図及び断面図である。それら図面に示す如く、一般の歯間ブラシAはブラシヘッド1及びブラシ柄2が含まれる。そのブラシ柄2には柄部21及び柄部21の前端に接続されてある頸部22があり、かつ外径は明らかに小さい。その頸部22の中心にはブラシ柄2の長手方向に沿って延伸する結合孔23が設けられてある。ブラシヘッド1はスチールワイヤのような極細い金属線11をもって複数束のブラシ毛12に巻き付けられ、それらブラシ毛12は錐状の形態に現れ、その金属線11の端部は縦方向にブラシ柄2の結合孔23に取り付けられている。このように、そのブラシ柄2をブラシヘッド1の支持とし、そのブラシ柄2を持ち、ブラシヘッド1を歯間隙間または細い隙間内に入れて往復に動かせば、ブラシヘッド1のブラシ毛12をもって歯間または細い隙間内にたまったの汚れをクリーニングすることができる。
ところが、上述従来の歯間ブラシAは使用時に次のような欠点がある、
(一)そのブラシヘッド1は金属線を縦方向にブラシ柄2の結合孔23に取り付けただけで、それには横方向の結合嵌め付け作用がなく、そのブラシヘッド1を歯間隙間または細い隙間内に入れて往復に動かして使用した場合、それら歯間隙間または細い隙間の空間が極めて狭いので、たまにはブラシヘッド1の金属線11を挟み付けるという現象が発生し、その挟み付ける力がブラシヘッド1とブラシ柄2の結合力より大きい場合、ブラシヘッド1とブラシ柄2の間に横方向の結合嵌め付け構造がないので、ブラシヘッド1がブラシ柄2から脱落して歯間に挟まる現象が起こり、使用者の極めて大きな不便になってしまう。
(二)ブラシ柄2は一般に工程プラスチックをもって直接製造成型され、それは硬度が高く、そのブラシ柄2の前端は極力外径の小さい頸部22に作られているが、依然理想な弾性があって彎曲しにくいものを提供することができなく、口腔の奥深い歯間をクリーニングすることができないので、歯の保健の死角になっている。
本考案の主な目的はブラシヘッドとブラシ柄が堅固に結合され、ブラシヘッドが随意に脱落する恐れのない嵌め込み型歯間ブラシの提供である。
本考案のもう一つの目的はブラシヘッドにはより弾性があって彎曲しやすく、容易に使用者の口腔奥深くの歯間をクリーニングすることができる嵌め込み型歯間ブラシの提供である。
上述目的を達成するため、本考案の嵌め込み型歯間ブラシはブラシ柄本体、スリーブ、ブラシヘッド、及び覆いプラスチックを含む。そのスリーブはブラシ柄本体の一端に結合され、かつそのスリーブにはそれの長手方向に沿って貫通する結合孔が設けられてある。そのブラシヘッドは金属線をもって多数束のブラシ毛が巻き付けられ、かつその金属線の端部はスリーブの結合孔を貫き通った後、折り曲げられてスリーブ端部の端面に固定される。その覆いプラスチックはブラシ柄本体及びブラシヘッドの結合部を覆い被せて結合し、並びに一部のブラシ柄本体及び一部のスリーブを覆い被せる。これにより、そのブラシヘッドは軸方向及び横方向にスリーブ及びブラシ柄本体と結合し、脱落する恐れがなくなる。なおかつ、覆いプラスチックをもってブラシ頸部の一部を形成し、それにはよい彎曲弾性があるので、使用者の口腔奥深くの歯間への進入に供され、よいクリーニング効果を得ることができる。
請求項1の考案は、嵌め込み型歯間ブラシにおいて、
ブラシ柄本体であって、それの長手方向に第一端及び第二端がある上記ブラシ柄本体、 スリーブであって、それの長手方向に第一端及び第二端があり、その第二端はブラシ柄本体の第一端に結合し、かつそのスリーブの中央には第一端から第二端に貫通する結合孔が設けられている、上記スリーブ、
ブラシヘッドであって、それは金属線をもって多数束のブラシ毛に巻き付けられ、その金属線はスリーブの結合孔を貫き通った後、折り曲げられてスリーブの第二端の端面に固定される、上記ブラシヘッド、
覆いプラスチックであって、それはブラシ柄本体及びブラシヘッドの結合部を覆い被せて結合し、並びに一部のブラシ柄本体及び一部のスリーブを覆い被せる、上記覆いプラスチック、
を包含したことを特徴とする、嵌め込み型歯間ブラシとしている。
請求項2の考案は、請求項1記載の嵌め込み型歯間ブラシにおいて、そのうち、そのブラシ柄本体の第一端には開口が設けられ、その開口内には軸孔及びその軸孔に連接される結合溝が設けられ、そのスリーブには軸管及び一端のヘッド部が軸管に連接されてスリーブに位置する第二端があり、そのスリーブの第二端はその開口からブラシ柄本体に入れられ、並びにそのヘッド部及び軸管をそれぞれ結合溝及び軸孔に結合することを特徴とする、嵌め込み型歯間ブラシとしている。
請求項3の考案は、請求項1記載の嵌め込み型歯間ブラシにおいて、そのうち、そのブラシ柄本体の外周には複数の凹部が設けられ、かつそのスリーブの軸管外周にも最少一つの凹頸部が設けられ、その覆いプラスチックはそのブラシ柄本体及びそのスリーブの結合部分を覆い詰め込み、並びにそれら凹部及び凹頸部を覆い詰め込んでそのブラシ柄本体及びスリーブを覆い被せ結合することを特徴とする、嵌め込み型歯間ブラシとしている。
請求項4の考案は、請求項3記載の嵌め込み型歯間ブラシにおいて、そのうち、そのブラシ柄本体の一部はその覆いプラスチックの表面から突き出し、それによって滑り止め作用のある突起部が形成されることを特徴とする、嵌め込み型歯間ブラシとしている。
請求項5の考案は、請求項3記載の嵌め込み型歯間ブラシにおいて、そのうち、その覆いプラスチックの一部はそのブラシ柄本体の表面から突き出し、それによって滑り止め作用のある突起部が形成されることを特徴とする、嵌め込み型歯間ブラシとしている。
本考案の嵌め込み型歯間ブラシはブラシ柄本体、スリーブ、ブラシヘッド、及び覆いプラスチックを含む。そのスリーブはブラシ柄本体の一端に結合され、かつそのスリーブにはそれの長手方向に沿って貫通する結合孔が設けられてある。そのブラシヘッドは金属線をもって多数束のブラシ毛が巻き付けられ、かつその金属線の端部はスリーブの結合孔を貫き通った後、折り曲げられてスリーブ端部の端面に固定される。その覆いプラスチックはブラシ柄本体及びブラシヘッドの結合部を覆い被せて結合し、並びに一部のブラシ柄本体及び一部のスリーブを覆い被せる。これにより、そのブラシヘッドは軸方向及び横方向にスリーブ及びブラシ柄本体と結合し、脱落する恐れがなくなる。なおかつ、覆いプラスチックをもってブラシ頸部の一部を形成し、それにはよい彎曲弾性があるので、使用者の口腔奥深くの歯間の進入に供され、よいクリーニング効果を得ることができる。
第3図は覆いプラスチックを示していない状況の本考案嵌め込み型歯間ブラシの分解図であり、第4図は第3図に示す嵌め込み型歯間ブラシの組み合わせ図であり、第5図は本考案嵌め込み型歯間ブラシの全体組み合わせ外観図であり、第6図は第5図に示す嵌め込み型歯間ブラシの断面図である。
図面に示す如く、本考案の嵌め込み型歯間ブラシBはブラシ柄本体3、スリーブ4、ブラシヘッド5、及び覆いプラスチック6を含む。
上述ブラシ柄本体3はそれの長手方向によって第一端31及び第二端32がある。その第一端31はスリーブ4の一端との結合に供される。
上述スリーブ4はそれの長手方向によって第一端41及び第二端42があり、その第二端42はブラシ柄本体3の第一端31に結合し、かつそのスリーブ4の中央には第一端41から第二端42に貫通する結合孔43が設けられてある。
そのスリーブ4とブラシ柄本体3間の結合について、その結合構造の実施例では、そのブラシ柄本体3の第一端31に開口33が設けられ、その開口内には軸孔34及びその軸孔に連接される結合溝35が設けられてある。そのスリーブ4には軸管44及びヘッド部45が軸管に連接されてスリーブ4に位置する第二端42がある。そのスリーブ4の第二端42はその開口33からブラシ柄本体3に入れられ、並びにそのスリーブ4のヘッド部45及び軸管44をそれぞれブラシ柄本体3の結合溝35及び軸孔34に結合する。
上述ブラシヘッド5は従来のものと同じく、それは金属線51をもって複数束のブラシ毛52に巻き付けられるが、その金属線51の端部53はスリーブ4の結合孔43を貫き通った後、折り曲げられてスリーブ4の第二端42の端面に固定され、そのためにブラシヘッド5とスリーブ4の間には軸方向の貫通する結合力があるだけでなく、同時に横方向の嵌め付け結合力があるようになる。
上述ブラシ柄本体3の外周には複数の凹部36が設けられ、かつそのスリーブ4の軸管44外周にも最少一つの凹頸部46が設けられ、上述覆いプラスチック6はブラシ柄本体3及びスリーブ4の結合部分を覆い詰め込むほか、同時にそれら凹部36及び凹頸部46を覆い詰め込んでそのブラシ柄本体3及びスリーブ4を覆い被せ結合する。その覆いプラスチック6を覆うスリーブ4部分は同時に全体の歯間ブラシのブラシ頸部に形成される。
また、上述ブラシ柄本体3の一部はその覆いプラスチック6の表面から突き出して突起部37が形成され、それを握って使用するとそれら突起部37には滑り止めの作用がある。または覆いプラスチック6の一部をそのブラシ柄本体3の表面から突き出すように設計し、同じく滑り止め作用のある突起部が形成される。
本考案嵌め込み型歯間ブラシの組み合わせ及び製作法は次の方法が採用される。先ず、ブラシヘッド5は金属線51をスリーブ4の結合孔43に通し、並びにその金属線51の端部53を折り曲げてスリーブ4の第二端42の端面に固定する。次に、そのスリーブ4の第二端42を開口33からブラシ柄本体3に入れ、並びにスリーブ4のヘッド部45及び軸管44をそれぞれブラシ柄本体3の結合溝35及び軸孔34に結合させる。最後はそれら部材を型の中に入れ、射出成型設備によって覆いプラスチック6をブラシ柄本体3及びスリーブ4の結合部分に詰め込み、及びブラシ柄本体3及びスリーブ4の凹部36及び凹頸部46に詰め込む。
本考案の嵌め込み型歯間ブラシを使用する場合は従来のものと同じく、それは手でブラシ柄本体3及び覆いプラスチック6を持ち、ブラシヘッド5を歯間隙間または細い隙間に入れて往復に動かし、そのブラシヘッド5のブラシ毛52をもって歯間隙間または細い隙間にたまっている汚れをクリーニングする。本考案の嵌め込み型歯間ブラシの構造により、そのブラシヘッド5は軸方向及び横方向にスリーブ4及びブラシ柄本体3と結合しているので、ブラシヘッド5は歯間隙間に挟まれて脱落する恐れがない。また、本考案の嵌め込み型歯間ブラシは覆いプラスチックをもってブラシ頸部の一部を形成し、それには良好な彎曲弾性があるので、口腔奥深くの歯間の進入に供され、よいクリーニング効果を得ることができる。
従来の歯間ブラシの側面図である。 第1図に示すの歯間ブラシの断面図である。 覆いプラスチックを示していない状況の本考案嵌め込み型歯間ブラシの分解図である。 第3図に示す嵌め込み型歯間ブラシの組み合わせ図である。 本考案嵌め込み型歯間ブラシの全体組み合わせ外観図である。 第5図に示す嵌め込み型歯間ブラシの断面図である。
符号の説明
1 ブラシヘッド
11 金属線 12 ブラシ毛
2 ブラシ柄
21 柄部 22 頸部 23 結合孔
3 ブラシ柄本体
31 第一端 32 第二端 33 開口
34 軸孔 35 結合溝 36 凹部
37 突起部
4 スリーブ
41 第一端 42 第二端 43 結合孔
44 軸管 45 ヘッド部 46 凹頸部
5 ブラシヘッド
51 金属線 52 ブラシ毛 53 端部
6 覆いプラスチック

Claims (5)

  1. 嵌め込み型歯間ブラシにおいて、
    ブラシ柄本体であって、それの長手方向に第一端及び第二端がある上記ブラシ柄本体、 スリーブであって、それの長手方向に第一端及び第二端があり、その第二端はブラシ柄本体の第一端に結合し、かつそのスリーブの中央には第一端から第二端に貫通する結合孔が設けられている、上記スリーブ、
    ブラシヘッドであって、それは金属線をもって多数束のブラシ毛に巻き付けられ、その金属線はスリーブの結合孔を貫き通った後、折り曲げられてスリーブの第二端の端面に固定される、上記ブラシヘッド、
    覆いプラスチックであって、それはブラシ柄本体及びブラシヘッドの結合部を覆い被せて結合し、並びに一部のブラシ柄本体及び一部のスリーブを覆い被せる、上記覆いプラスチック、
    を包含したことを特徴とする、嵌め込み型歯間ブラシ。
  2. 請求項1記載の嵌め込み型歯間ブラシにおいて、そのうち、そのブラシ柄本体の第一端には開口が設けられ、その開口内には軸孔及びその軸孔に連接される結合溝が設けられ、そのスリーブには軸管及び一端のヘッド部が軸管に連接されてスリーブに位置する第二端があり、そのスリーブの第二端はその開口からブラシ柄本体に入れられ、並びにそのヘッド部及び軸管をそれぞれ結合溝及び軸孔に結合することを特徴とする、嵌め込み型歯間ブラシ。
  3. 請求項1記載の嵌め込み型歯間ブラシにおいて、そのうち、そのブラシ柄本体の外周には複数の凹部が設けられ、かつそのスリーブの軸管外周にも最少一つの凹頸部が設けられ、その覆いプラスチックはそのブラシ柄本体及びそのスリーブの結合部分を覆い詰め込み、並びにそれら凹部及び凹頸部を覆い詰め込んでそのブラシ柄本体及びスリーブを覆い被せ結合することを特徴とする、嵌め込み型歯間ブラシ。
  4. 請求項3記載の嵌め込み型歯間ブラシにおいて、そのうち、そのブラシ柄本体の一部はその覆いプラスチックの表面から突き出し、それによって滑り止め作用のある突起部が形成されることを特徴とする、嵌め込み型歯間ブラシ。
  5. 請求項3記載の嵌め込み型歯間ブラシにおいて、そのうち、その覆いプラスチックの一部はそのブラシ柄本体の表面から突き出し、それによって滑り止め作用のある突起部が形成されることを特徴とする、嵌め込み型歯間ブラシ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5194029B2 (ja) * 2007-12-26 2013-05-08 ライオン株式会社 歯間ブラシ
JP2017144104A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 エビス株式会社 歯間ブラシおよびその製造方法
CN110338901A (zh) * 2019-07-15 2019-10-18 中国医学科学院北京协和医院 关节镜用可伸缩毛刷

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