JP3117559B2 - モロヘイヤ入り包装体 - Google Patents
モロヘイヤ入り包装体Info
- Publication number
- JP3117559B2 JP3117559B2 JP28164692A JP28164692A JP3117559B2 JP 3117559 B2 JP3117559 B2 JP 3117559B2 JP 28164692 A JP28164692 A JP 28164692A JP 28164692 A JP28164692 A JP 28164692A JP 3117559 B2 JP3117559 B2 JP 3117559B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- moroheiya
- bag
- area ratio
- synthetic resin
- packaging bag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、モロヘイヤが合成樹脂
フイルムの包装袋により包装された後も、モロヘイヤが
適正な酸素雰囲気下で呼吸作用を継続させることによっ
て、鮮度保持をさせるための包装体に関するものであ
る。さらに詳しくはモロヘイヤの呼吸作用に起因する低
酸素状態での嫌気呼吸をさせないような酸素雰囲気を保
持しつつ、しかも酸素による酸化に起因する品質の劣化
を抑えるような条件を保持する包装体に関するものであ
る。
フイルムの包装袋により包装された後も、モロヘイヤが
適正な酸素雰囲気下で呼吸作用を継続させることによっ
て、鮮度保持をさせるための包装体に関するものであ
る。さらに詳しくはモロヘイヤの呼吸作用に起因する低
酸素状態での嫌気呼吸をさせないような酸素雰囲気を保
持しつつ、しかも酸素による酸化に起因する品質の劣化
を抑えるような条件を保持する包装体に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】モロヘイヤは収穫された後も呼吸作用を
持続する。このため収穫後の貯蔵・流通の間および食す
るまでは、モロヘイヤの品質劣化を防止することが必要
である。また、モロヘイヤの生産形態は夏場には従来通
りの栽培、冬場には温室による栽培が行われている。モ
ロヘイヤはその性質上、品質の低下が早く、鮮度保持の
為にポリプロピレン性の開封包装が使用されている。開
封されているものは、モロヘイヤは包装された後、空気
中と同様の呼吸を行う為に、養分の消費、水分の蒸散が
早く、保存期間が非常に短くなっている。
持続する。このため収穫後の貯蔵・流通の間および食す
るまでは、モロヘイヤの品質劣化を防止することが必要
である。また、モロヘイヤの生産形態は夏場には従来通
りの栽培、冬場には温室による栽培が行われている。モ
ロヘイヤはその性質上、品質の低下が早く、鮮度保持の
為にポリプロピレン性の開封包装が使用されている。開
封されているものは、モロヘイヤは包装された後、空気
中と同様の呼吸を行う為に、養分の消費、水分の蒸散が
早く、保存期間が非常に短くなっている。
【０００３】また、一般の野菜等の植物資材に関して、
酸素を供給し、鮮度を保つ方法として有孔フィルムを用
いる方法が提案されている（特開昭62ー148247号公報、
特開昭63ー119647号公報等）が、これらのフイルムは開
孔面積比率が２×１０-2〜２×１０％と極めて大きく、
これらのフイルムで包装しても袋内の酸素は殆ど大気状
態と変わらず、オープン状態と同じである。枝豆につい
ても、このようなフィルムを用いて包装することが考え
られてきたが、これらのオープンに近い包装では、空気
中の酸素量と同等となってしまい、モロヘイヤが、酸素
量が多いためモロヘイヤの呼吸作用が活発となってしま
い、モロヘイヤがさらに生育してビタミンなどの養分が
消費され、味が低下してしまうという問題、さらには水
分の蒸散により萎れやすいといった問題がある。したが
って、モロヘイヤ本来の味を残し、新鮮な状態を保った
ままで食卓に供せるような包装材料や包装方法は、いま
だ発見されていない。
酸素を供給し、鮮度を保つ方法として有孔フィルムを用
いる方法が提案されている（特開昭62ー148247号公報、
特開昭63ー119647号公報等）が、これらのフイルムは開
孔面積比率が２×１０-2〜２×１０％と極めて大きく、
これらのフイルムで包装しても袋内の酸素は殆ど大気状
態と変わらず、オープン状態と同じである。枝豆につい
ても、このようなフィルムを用いて包装することが考え
られてきたが、これらのオープンに近い包装では、空気
中の酸素量と同等となってしまい、モロヘイヤが、酸素
量が多いためモロヘイヤの呼吸作用が活発となってしま
い、モロヘイヤがさらに生育してビタミンなどの養分が
消費され、味が低下してしまうという問題、さらには水
分の蒸散により萎れやすいといった問題がある。したが
って、モロヘイヤ本来の味を残し、新鮮な状態を保った
ままで食卓に供せるような包装材料や包装方法は、いま
だ発見されていない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、モロ
ヘイヤの鮮度を長時間保つための望ましい酸素濃度雰囲
気を形成し、異臭が発生せず、養分の低下、萎れもない
商品を供給するため、鋭意研究した結果なされたもので
あり、モロヘイヤの生存に必要な最低量の酸素を供給
し、モロヘイヤをいわば冬眠状態に保つことにより、高
酸素量の障害である養分の低下と褐変を抑えて、鮮度の
高いモロヘイヤを供給するためのモロヘイヤ用包装袋お
よびモロヘイヤ入り包装体を提供する点にある。
ヘイヤの鮮度を長時間保つための望ましい酸素濃度雰囲
気を形成し、異臭が発生せず、養分の低下、萎れもない
商品を供給するため、鋭意研究した結果なされたもので
あり、モロヘイヤの生存に必要な最低量の酸素を供給
し、モロヘイヤをいわば冬眠状態に保つことにより、高
酸素量の障害である養分の低下と褐変を抑えて、鮮度の
高いモロヘイヤを供給するためのモロヘイヤ用包装袋お
よびモロヘイヤ入り包装体を提供する点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、モロヘイヤを
密封した有孔合成樹脂フィルムよりなるモロヘイヤ入り
包装体において、有孔合成樹脂フィルムの開孔面積比率
が１×１０-5〜１×１０-4％であり、モロヘイヤ１００
ｇあたりの袋内表面積が６００〜２０００ｃｍ2 である
ことを特徴とするモロヘイヤ入り包装体であり、とく
に、その孔の平均孔径が２０μ〜１５０μであり、また
その孔の個数が１包装袋あたり複数個であることが好ま
しい。
密封した有孔合成樹脂フィルムよりなるモロヘイヤ入り
包装体において、有孔合成樹脂フィルムの開孔面積比率
が１×１０-5〜１×１０-4％であり、モロヘイヤ１００
ｇあたりの袋内表面積が６００〜２０００ｃｍ2 である
ことを特徴とするモロヘイヤ入り包装体であり、とく
に、その孔の平均孔径が２０μ〜１５０μであり、また
その孔の個数が１包装袋あたり複数個であることが好ま
しい。
【０００６】本発明に用いる有孔フィルムとしては、モ
ロヘイヤの包装に用いることのできるものであればどの
ようなものであっても差し支えはないが、一般には無延
伸ポリプロピレン、延伸ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニール、等が用いられるが、これ等以外
のポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート等のフ
イルム、さらにはこれらの複合フイルムであっても良
く、さらには、これらのフイルム表面にシーラント層を
設けたものでも、防曇処理したフイルムであっても何等
差し支えはない。また、これらのフイルムの厚さは通常
２０〜４０μのものが用いられる。さらに、これらのフ
イルムは透明であっても、不透明であっても良く、また
表面に印刷を付したものであっても何等差し支えはな
い。
ロヘイヤの包装に用いることのできるものであればどの
ようなものであっても差し支えはないが、一般には無延
伸ポリプロピレン、延伸ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニール、等が用いられるが、これ等以外
のポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート等のフ
イルム、さらにはこれらの複合フイルムであっても良
く、さらには、これらのフイルム表面にシーラント層を
設けたものでも、防曇処理したフイルムであっても何等
差し支えはない。また、これらのフイルムの厚さは通常
２０〜４０μのものが用いられる。さらに、これらのフ
イルムは透明であっても、不透明であっても良く、また
表面に印刷を付したものであっても何等差し支えはな
い。
【０００７】本発明の有孔フイルムを用いた包装袋は、
包装するモロヘイヤの量によってその開孔面積比率が決
められ、その開孔面積比率は１×１０-5〜１×１０-4％
であることが必要である。この理由は包装袋中の酸素量
および炭酸ガス量をモロヘイヤの鮮度保持に適した条件
に保持するためのものであり、本発明者等の実験結果か
らは酸素濃度が３％以上１５％以下が望ましく、これら
の条件を満たすための開孔面積比率は１×１０-5〜１×
１０-4％となる。開孔面積比率が１×１０-5％以下とな
ればモロヘイヤは包装後の呼吸作用により、流通過程中
で無酸素状態となり嫌気呼吸を始めてしまい、異臭を発
生する。また、開孔面積比率が１×１０-4％以上となれ
ば包装袋中の酸素量が多くなりすぎ、この酸素の影響を
受けて、モロヘイヤの褐変現象を引き起こし、さらには
酸素量が多いため、モロヘイヤの呼吸作用が活発化し、
モロヘイヤが必要以上に生育して養分が消耗してしまう
という問題が発生する。従ってモロヘイヤの包装袋とし
て用いられる有孔フイルムの開孔面積比率としては１×
１０-5〜１×１０-4％であることが必要であり、望まし
くは２×１０-5〜８×１０-5％、とくに望ましくは３×
１０-5〜７×１０−５の範囲にあることがさらに有効で
ある。
包装するモロヘイヤの量によってその開孔面積比率が決
められ、その開孔面積比率は１×１０-5〜１×１０-4％
であることが必要である。この理由は包装袋中の酸素量
および炭酸ガス量をモロヘイヤの鮮度保持に適した条件
に保持するためのものであり、本発明者等の実験結果か
らは酸素濃度が３％以上１５％以下が望ましく、これら
の条件を満たすための開孔面積比率は１×１０-5〜１×
１０-4％となる。開孔面積比率が１×１０-5％以下とな
ればモロヘイヤは包装後の呼吸作用により、流通過程中
で無酸素状態となり嫌気呼吸を始めてしまい、異臭を発
生する。また、開孔面積比率が１×１０-4％以上となれ
ば包装袋中の酸素量が多くなりすぎ、この酸素の影響を
受けて、モロヘイヤの褐変現象を引き起こし、さらには
酸素量が多いため、モロヘイヤの呼吸作用が活発化し、
モロヘイヤが必要以上に生育して養分が消耗してしまう
という問題が発生する。従ってモロヘイヤの包装袋とし
て用いられる有孔フイルムの開孔面積比率としては１×
１０-5〜１×１０-4％であることが必要であり、望まし
くは２×１０-5〜８×１０-5％、とくに望ましくは３×
１０-5〜７×１０−５の範囲にあることがさらに有効で
ある。
【０００８】また、有孔フイルムにおける孔部の平均径
は出来るだけ小さいことが望ましく、一般的には２０〜
１５０μ程度、好ましくは３０〜１００μである。孔径
は出来るだけ小さいことが望ましいが、２０μ以下では
有孔フイルムの生産性が低下する。また、平均孔径が１
５０μ以上であれば、適正な開孔面積比率を得るに必要
な孔数が減少して、鮮度保持の品質精度に不安が生じ
る。また、孔の形状は、円形や四角または三角形など、
どのような形状であってもよく、長径方向の平均径が１
５０μ以下であれば何等差し支えはないが、円形が開孔
作業性等の面より望ましい。
は出来るだけ小さいことが望ましく、一般的には２０〜
１５０μ程度、好ましくは３０〜１００μである。孔径
は出来るだけ小さいことが望ましいが、２０μ以下では
有孔フイルムの生産性が低下する。また、平均孔径が１
５０μ以上であれば、適正な開孔面積比率を得るに必要
な孔数が減少して、鮮度保持の品質精度に不安が生じ
る。また、孔の形状は、円形や四角または三角形など、
どのような形状であってもよく、長径方向の平均径が１
５０μ以下であれば何等差し支えはないが、円形が開孔
作業性等の面より望ましい。
【０００９】また、モロヘイヤ包装袋に用いる有孔フイ
ルムの袋当たりの孔の個数は開孔面積比率と平均孔径よ
り算出されるが、できる限り複数個とすることが望まし
い。内容物の付着や外的条件たとえば値段表の添付等で
孔がふさがれてしまう場合があるので、鮮度を保証する
には複数個の孔が好ましく、さらに袋あたり５個以上の
孔をもち、孔１個あたりの影響度を２０％以下にするこ
とが望ましい。また、モロヘイヤの包装袋としては、三
方シール袋、四方シール袋またはガゼット袋などの形態
の袋であっても何等差し支えなく、さらには、トレー、
カップ等にモロヘイヤを充填し、これを包装袋で包装す
る形態のものであってもよい。
ルムの袋当たりの孔の個数は開孔面積比率と平均孔径よ
り算出されるが、できる限り複数個とすることが望まし
い。内容物の付着や外的条件たとえば値段表の添付等で
孔がふさがれてしまう場合があるので、鮮度を保証する
には複数個の孔が好ましく、さらに袋あたり５個以上の
孔をもち、孔１個あたりの影響度を２０％以下にするこ
とが望ましい。また、モロヘイヤの包装袋としては、三
方シール袋、四方シール袋またはガゼット袋などの形態
の袋であっても何等差し支えなく、さらには、トレー、
カップ等にモロヘイヤを充填し、これを包装袋で包装す
る形態のものであってもよい。
【００１０】モロヘイヤ用包装袋の大きさはモロヘイヤ
１００ｇあたり袋内表面積が６００〜２０００ｃｍ２
である必要があり、好ましくは８００〜１８００ｃｍ2
である。袋の内表面積で規定しているのは、シール部分
すなわちとじ代が計算に含まれないようにするためであ
る。モロヘイヤ１００ｇあたり袋内表面積が６００ｃｍ
2 以下であると、袋内のモロヘイヤの密度が高くなり、
モロヘイヤ同士での接触により傷が付き、褐変しやすく
なり、前記の開孔面積比率では酸素不足になり嫌気呼吸
に陥り好ましくない。更に、モロヘイヤ１００ｇあたり
袋内表面積が２０００ｃｍ2 以上になると、袋内のモロ
ヘイヤの密度が低くなり、袋内の初期の酸素量も多く、
前記の開孔面積比率では酸素供給量も多く、モロヘイヤ
の呼吸作用が活発になり褐変しやすくなり、モロヘイヤ
の養分が消耗していまうことになる。またフィルムの使
用量が多いため袋のコストも高くなってしまう。
１００ｇあたり袋内表面積が６００〜２０００ｃｍ２
である必要があり、好ましくは８００〜１８００ｃｍ2
である。袋の内表面積で規定しているのは、シール部分
すなわちとじ代が計算に含まれないようにするためであ
る。モロヘイヤ１００ｇあたり袋内表面積が６００ｃｍ
2 以下であると、袋内のモロヘイヤの密度が高くなり、
モロヘイヤ同士での接触により傷が付き、褐変しやすく
なり、前記の開孔面積比率では酸素不足になり嫌気呼吸
に陥り好ましくない。更に、モロヘイヤ１００ｇあたり
袋内表面積が２０００ｃｍ2 以上になると、袋内のモロ
ヘイヤの密度が低くなり、袋内の初期の酸素量も多く、
前記の開孔面積比率では酸素供給量も多く、モロヘイヤ
の呼吸作用が活発になり褐変しやすくなり、モロヘイヤ
の養分が消耗していまうことになる。またフィルムの使
用量が多いため袋のコストも高くなってしまう。
【００１１】なお、モロヘイヤの包装に限るものではな
いが、野菜等の鮮度保持には、当然ながら、その流通過
程、および店頭における温度管理が重要なポイントであ
り、モロヘイヤの呼吸量も当然これらの温度に依存し、
これらの温度が高くなるにつれてその呼吸量も増加する
が、本発明はこれらの温度を３〜２２℃を想定したもの
である。
いが、野菜等の鮮度保持には、当然ながら、その流通過
程、および店頭における温度管理が重要なポイントであ
り、モロヘイヤの呼吸量も当然これらの温度に依存し、
これらの温度が高くなるにつれてその呼吸量も増加する
が、本発明はこれらの温度を３〜２２℃を想定したもの
である。
【００１２】
《実施例１》内寸が２００ｍｍ×３５０ｍｍの、厚さ３
０μの延伸ポリプロピレンからなる包装袋に、開孔面積
比率が９．７×１０-5％となるように平均孔径８０μの
孔を２７個あけた三方シール袋に、モロヘイヤを１００
ｇ充填し（袋内表面積は２００×３５０×２＝１４００
００ｍｍ2 であるから、モロヘイヤ１００ｇあたりの袋
内表面積は１４００００ｍｍ2 すなわち１４００ｃｍ2
である）、５℃で保存し、その３日および７日後の鮮度
を臭気発生状況、褐変状況を観察した結果を表１に示
す。
０μの延伸ポリプロピレンからなる包装袋に、開孔面積
比率が９．７×１０-5％となるように平均孔径８０μの
孔を２７個あけた三方シール袋に、モロヘイヤを１００
ｇ充填し（袋内表面積は２００×３５０×２＝１４００
００ｍｍ2 であるから、モロヘイヤ１００ｇあたりの袋
内表面積は１４００００ｍｍ2 すなわち１４００ｃｍ2
である）、５℃で保存し、その３日および７日後の鮮度
を臭気発生状況、褐変状況を観察した結果を表１に示
す。
【００１３】《実施例２》実施例１と同様な大きさの包
装袋であり、３０μ厚の延伸ポリプロピレンを用い、開
孔面積比率が１．３×１０-5％となるよう平均孔径が４
０μの孔を１４個開けた包装袋を用い、実施例１で用い
たと同様のモロヘイヤを１００ｇ充填し、実施例１と同
様に３日および７日後の鮮度を調べた結果を表１に示
す。
装袋であり、３０μ厚の延伸ポリプロピレンを用い、開
孔面積比率が１．３×１０-5％となるよう平均孔径が４
０μの孔を１４個開けた包装袋を用い、実施例１で用い
たと同様のモロヘイヤを１００ｇ充填し、実施例１と同
様に３日および７日後の鮮度を調べた結果を表１に示
す。
【００１４】《実施例３》実施例１と同様な大きさの包
装袋であり、３０μ厚の延伸ポリプロピレンを用い、開
孔面積比率が３．６×１０-5％となるよう平均孔径が６
０μの孔を１８個開けた包装袋を用い、実施例１で用い
たと同様のモロヘイヤを１００ｇ充填し、実施例１と同
様に３日および７日後の鮮度を調べた結果を表１に示
す。
装袋であり、３０μ厚の延伸ポリプロピレンを用い、開
孔面積比率が３．６×１０-5％となるよう平均孔径が６
０μの孔を１８個開けた包装袋を用い、実施例１で用い
たと同様のモロヘイヤを１００ｇ充填し、実施例１と同
様に３日および７日後の鮮度を調べた結果を表１に示
す。
【００１５】《比較例１》内寸が２００ｍｍ×３５０ｍ
ｍの厚さ３０μの延伸ポリプロピレンからなる無孔の包
装袋に、実施例１で用いたと同様のモロヘイヤを１００
ｇ充填し、実施例１と同様に３日および７日後の鮮度を
調べた結果を表１に示す。
ｍの厚さ３０μの延伸ポリプロピレンからなる無孔の包
装袋に、実施例１で用いたと同様のモロヘイヤを１００
ｇ充填し、実施例１と同様に３日および７日後の鮮度を
調べた結果を表１に示す。
【００１６】《比較例２》実施例１と同様な大きさの包
装袋であり、３０μの厚の延伸ポリプロピレンを用い、
開孔面積比率が９．０×１０-6％となるよう平均孔径が
４０μの孔を１０個開けた包装袋を用い、実施例１で用
いたと同様のモロヘイヤを１００ｇ充填し、実施例１と
同様に３日および７日後の鮮度を調べた結果を表１に示
す。
装袋であり、３０μの厚の延伸ポリプロピレンを用い、
開孔面積比率が９．０×１０-6％となるよう平均孔径が
４０μの孔を１０個開けた包装袋を用い、実施例１で用
いたと同様のモロヘイヤを１００ｇ充填し、実施例１と
同様に３日および７日後の鮮度を調べた結果を表１に示
す。
【００１７】《比較例３》実施例１と同様な大きさの包
装袋であり、３０μ厚の延伸ポリプロピレンを用い、開
孔面積比率が２．０×１０-4％となるよう平均孔径が１
００μの孔を３５個開けた包装袋を用い、実施例１で用
いたと同様のモロヘイヤを１００ｇ充填し、実施例１と
同様３日および７日後の鮮度を調べた結果を表１に示
す。
装袋であり、３０μ厚の延伸ポリプロピレンを用い、開
孔面積比率が２．０×１０-4％となるよう平均孔径が１
００μの孔を３５個開けた包装袋を用い、実施例１で用
いたと同様のモロヘイヤを１００ｇ充填し、実施例１と
同様３日および７日後の鮮度を調べた結果を表１に示
す。
【００１８】
【表１】
【００１９】
【発明の効果】本発明の包装袋を使用することによっ
て、モロヘイヤの嫌気呼吸のため発生する臭気を防ぎ、
しかも嫌気呼吸による養分の消化を防止し、一方、過剰
の酸素による褐変を防ぎ、モロヘイヤの鮮度を保った状
態で永く保存することができる。
て、モロヘイヤの嫌気呼吸のため発生する臭気を防ぎ、
しかも嫌気呼吸による養分の消化を防止し、一方、過剰
の酸素による褐変を防ぎ、モロヘイヤの鮮度を保った状
態で永く保存することができる。
Claims (5)
- 【請求項１】 モロヘイヤを密封した有孔合成樹脂フィ
ルムよりなるモロヘイヤ入り包装体において、有孔合成
樹脂フィルムの開孔面積比率が１×１０-5〜１×１０-4
％であり、モロヘイヤ１００ｇあたりの袋内表面積が６
００〜２０００ｃｍ2 であることを特徴とするモロヘイ
ヤ入り包装体。 - 【請求項２】 有孔合成樹脂フイルムの有する孔の平均
孔径が２０〜１５０μである請求項１記載のモロヘイヤ
入り包装体。 - 【請求項３】 １つの包装体に有する前記孔の数が複数
個である請求項１又は２記載のモロヘイヤ入り包装体。 - 【請求項４】 前記開孔面積比率が２×１０-5〜８×１
０-5％である請求項１、２または３記載のモロヘイヤ入
り包装体。 - 【請求項５】 モロヘイヤ１００ｇあたりの袋内表面積
が８００〜１８００ｃｍ2 である請求項１、２、３また
は４記載のモロヘイヤ入り包装体。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28164692A JP3117559B2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | モロヘイヤ入り包装体 |
| PCT/JP1993/001512 WO1994008463A1 (en) | 1992-10-20 | 1993-10-20 | Vegetables and fruit preservation bag |
| AU52857/93A AU5285793A (en) | 1992-10-20 | 1993-10-20 | Vegetables and fruit preservation bag |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28164692A JP3117559B2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | モロヘイヤ入り包装体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06125699A JPH06125699A (ja) | 1994-05-10 |
| JP3117559B2 true JP3117559B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=17642007
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28164692A Expired - Lifetime JP3117559B2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | モロヘイヤ入り包装体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3117559B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7236323B2 (ja) | 2019-05-22 | 2023-03-09 | カワサキモータース株式会社 | 乗物用シート、当該乗物用シートを備える乗物 |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP28164692A patent/JP3117559B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7236323B2 (ja) | 2019-05-22 | 2023-03-09 | カワサキモータース株式会社 | 乗物用シート、当該乗物用シートを備える乗物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06125699A (ja) | 1994-05-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2006204194A (ja) | 枝豆入り包装体 | |
| JP3117556B2 (ja) | 枝豆入り包装体 | |
| JP3090361B2 (ja) | きのこ入り包装体 | |
| JP2634526B2 (ja) | 青果物入り包装体 | |
| JPH03977B2 (ja) | ||
| JP3035149B2 (ja) | 渋柿入り包装体 | |
| JP3117559B2 (ja) | モロヘイヤ入り包装体 | |
| JP3117558B2 (ja) | ブロッコリー入り包装体 | |
| JP3154441B2 (ja) | バナナ入り包装体 | |
| JP2601588B2 (ja) | もやし入り包装体 | |
| JP3154440B2 (ja) | スライスキャベツ入り包装体 | |
| JP3090360B2 (ja) | カットレタス入り包装体 | |
| JP3117557B2 (ja) | ほうれん草入り包装体 | |
| JP4141606B2 (ja) | 青果物鮮度保持用包装体 | |
| JP3117546B2 (ja) | マッシュルーム入り包装体 | |
| JP3154442B2 (ja) | スライスネギ入り包装体 | |
| JP3154446B2 (ja) | アスパラ入り包装体 | |
| JP3154447B2 (ja) | 千切りニンジン入り包装体 | |
| JP3154443B2 (ja) | スライスタマネギ入り包装体 | |
| JP3117555B2 (ja) | スイートコーン入り包装体 | |
| JPH06183478A (ja) | カスミ草入り包装体 | |
| JP3154445B2 (ja) | 千切りキュウリ入り包装体 | |
| JP2601588C (ja) | ||
| JP3797794B2 (ja) | リンゴの鮮度保持包装体 | |
| JP3264829B2 (ja) | キュウリの包装体及びその保存方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081006 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091006 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006 Year of fee payment: 12 |