JP3115761U - シリンダ錠装置 - Google Patents

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秀夫 小平
勉 山本
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株式会社小平製作所
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Abstract

【課題】 簡単な構造のもとに、ダイカスト製等の耐磨耗性の比較的低いロータを採用するにも拘わらず、鍵孔の摩耗に起因する弊害を生じないようにしたシリンダ錠装置を提供すること。
【解決手段】 両長辺の中央付近に内向きの凸条部8を設けた断面がほぼ長方形の鍵孔1を有するダイカスト製のロータ7を備えた型式のシリンダ錠装置において、鍵孔1について、隅角部に鍵の被規制溝12aに対応した状態のもとに、案内用の凸条部9を設けて案内用の凸条部を3カ所にしたシリンダ錠と、片方の端縁部において、鍵山部を廃止してその位置に被規制片16を設けたまま、被規制片16に隣接して凸条部9に対応する被規制溝14を設けた親鍵10bとの組合せを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本考案は、鍵を安定的に挿脱することができるようにしたシリンダ錠装置に関するものである。
従来のシリンダ錠におけるロータの鍵孔を形成する前後方向に延びる凹凸壁面は、鍵の挿脱の際に鍵をがたつかせることなく案内すること,鍵とタンブラとの対接関係の誤りに起因する誤作動が生じないようにすること,不正鍵の使用を防止すること等の目的を有しているが、従来のシリンダ錠におけるロータの主体は生産性の理由から主としてダイカストによる亜鉛合金製が採用されており、鍵孔形状は概ね図5の(a)のように扁平な長方形の中央部がくびれた形状が採用されており、かつ通常使用する子鍵は(b)のように対角関係の隅角都の端縁寄り部の厚みを半分に削成して鍵山部に充当するようにした断面に形成し、所謂リバーシブル鍵とすると共に、親鍵は(c)のように子鍵と左右対称な断面に形成している。
亜鉛合金は耐摩耗性が比較的低いので、コインロッカー等の共用施設の錠前のように、使用頻度のはげしい条件下では亜鉛合金製ロータ主体の鍵孔は、使用時における鍵との摺擦により壁面殊に凸条部が摩耗し易く、特に前記従来品においては、鍵の脱着時の規制が主として凸条部において行われる構成であると、凸条部の摩損が進行し、鍵の挿脱時にタンブラに対する正規の対接関係が保てずに誤作動が生じて、施解錠に不都合が生じる場合がある。
そこで本考案の目的は、簡単な構造のもとに、ダイカスト製のロータを採用するにも拘わらず、鍵孔形状の改善により鍵の案内を安定化すると共に、耐久性を強化するようにしたシリンダ錠装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の考案は、断面がほぼ長方形主部の対向両長辺の中央付近に内向きに案内用の凸条部を設けた鍵孔を有するダイカスト製のロータを備えた型式のシリンダ錠装置を対象として、鍵孔について、ほぼ長方形主部の1カ所の隅角部に鍵の削成部に対応した状態のもとに、案内用の凸条部を設けて案内用の凸条部を3カ所にしたシリンダ錠と、片方の鍵山部を廃止したまま、子鍵における鍵山部に相当する隣接位置に被規制片を設けた親鍵との組合せを特徴とし、請求項2の考案は、請求項1に記載のシリンダ錠装置において、長辺の中央付近に設けた両凸条部の一方について、外方から半径方向にロータ主体よりも耐摩耗性もしくは硬度を有するくし型の補強片を挿着固定したことを特徴とする。
本考案によれば、鍵穴の案内用の凸条部を3カ所に増設すると共に、親子両鍵には凸条部に対応する被規制溝を設けたことにより、簡単な構成のもとに、鍵の挿脱操作を安定的に長期にわたり維持することができるほか、親鍵の構造をリバーシブル型式にすることなく簡単化することができる。また補強片の付設により凸条部の一部を耐摩耗性に補強したから、これにより簡単な構造のもとに、鍵の挿脱時においてタンブラに対する対接関係を常時安定的に確保した状態のもとに支障なく施解錠することができる。
本考案の適用対象としてのシリンダ錠装置としては、例えば図1および図2のように、中心部付近に鍵の受入れに対応した前後方向の鍵孔1を穿設するほか、直径方向に複数のスリット状溝孔2とこの溝孔2に隣接したばね受穴3とを形成したロータ主体4を設け、かつ溝孔2にはディスクタンブラ5をばね受穴3内におけるばね6により常時半径方向に進出し易い方向に付勢したまま収容して構成したロータ7を、シリンダ(図示せず)の内部に収容した状態のもとに、必要に応じ鍵の挿込み時に限りディスクタンブラ5を溝孔2に退没させ、一定角度例えば90°あるいは180°旋回することができるようにしたディスクタンブラ使用型を採択する。
上記シリンダ錠装置に対する本考案の特殊構成としては、例えば鍵孔1の断面を扁平な長方形の対向両長辺の中央部に内向きに案内用の凸条部8を設けるほか、ばね受穴3の受座3aと対角位置の隅角部に案内用の凸条部9を長方形主部の厚みの約中間まで突設する。通常使用する子鍵10aとしては、図1および図3の(b)のように、扁平な長方形の対向両長辺の中央部に内向きに被規制溝11を前記凸条部8に符合するように刻設すると共に、対角関係の隅角部に被規制溝12aを形成して厚みが半分の鍵山片13aを残し、この鍵山片13aに個々のコードに対応する鍵山を刻設する。この子鍵10aのブランクの断面形状は、中心軸線に関して点対称の形状であり、従来の子鍵と性質的に異なるところはない。親鍵10bとしては、扁平な長方形の対向両長辺の中央部に内向きに被規制溝11を前記凸条部8に符合するように刻設すると共に、片方の端縁(図において上半部)において子鍵10aにおける鍵山片13aに相当する隅角部に被規制溝12bを削成することにより、子鍵10aにおける被規制溝12aに相当する位置に鍵山片13bを形成し、かつ鍵山片13bには親鍵10bとしての鍵山を刻設する。また他方の端縁(図において下半部)においては、子鍵10aにおける被規制溝12aと同位置に同様な削成部を設けて被規制溝14を形成し、厚みが半分の被規制片15を子鍵10aにおける鍵山片13aと同位置に形成する。親鍵10bのブランクの断面形状は両長辺を二等分する線に関し線対称である。
前記ロータ主体4には、そのばね受穴3がある反対側において外方から半径方向にスリット状の嵌合孔16を設けると共に、これに対し先端に凸条部8が形成された耐摩耗性もしくは硬度を有する材質のくし型の補強片17(図4参照)を用意してこの補強片17をその凸条部8が鍵穴1の所定位置に合致するように嵌合孔16に挿着したまま、圧入,かしめ,ろう付け等の適宜手段により固着し、なお補強片17はステンレススチールが適当であるが、ロータ主体4の構成材よりも耐摩耗性もしくは硬度を有する材料の中から適宜選択すればよい。
なお、この明細書において凸条部8および9については、スリット状溝孔2並びにディスクタンブラ5により不連続状態であるが、凸起が列設された状態であるため、凸条部と表現した。
本考案における一実施形態を示すシリンダ錠装置の要部の斜面図である。 図1のシリンダ錠装置の縦断端面図である。 本考案の鍵孔と鍵との関係を説明する断面図である。 本考案における補強片を示す斜面図である。 従来装置のにおける鍵孔と鍵の関係を説明する断面図である。
符号の説明
1 鍵孔
2 スリット状溝孔
3 ばね受穴
3a 受座
4 ロータ主体
5 ディスクタンブラ
6 ばね
7 ロータ
8 案内用の凸条部
9 案内用の凸条部
10a 子鍵
10b 親鍵
11 被規制溝
12a 被規制溝
12b 被規制溝
13a 鍵山片
13b 鍵山片
14 被規制溝
15 被規制片
16 嵌合孔
17 補強片

Claims (2)

  1. 前後方向の鍵孔(1)を穿設するほか、直径方向に複数のスリット状溝孔(2)とこの溝孔(2)に隣接したばね受穴(3)とを形成したロータ主体(4)を設け、かつ溝孔(2)にはディスクタンブラ(5)をばね受穴(3)内におけるばね(6)により常時半径方向に進出し易い方向に付勢したまま収容して構成したロータ(7)をシリンダの内部に収容し、必要に応じ鍵の挿込み時に限りディスクタンブラ(5)を溝孔(2)に退没させ、一定角度旋回することができるようにしたディスクタンブラ使用型のシリンダ錠装置であって、
    前記鍵孔(1)の断面形状として扁平な長方形の対向両長辺の中央部に内向きに案内用の凸条部(8)を設けるほか、ばね受穴(3)の受座(3a)と対角位置の隅角部に案内用の凸条部(9)を長方形主部の厚みの約中間まで突設し、
    施解錠用の子鍵(10a)の断面形状として、扁平な長方形の対向両長辺の中央部に内向きに被規制溝(11)を前記凸条部(8)に符合するように刻設すると共に、対角関係の隅角部に被規制溝(12a)を削成して厚みが半分の鍵山片(13a)を残し、この鍵山片(13a)に鍵山を刻設し、
    親鍵(10b)の断面形状として、扁平な長方形の対向両長辺の中央部に内向きに被規制溝(11)を前記凸条部(8)に符合するように刻設すると共に、片方の端縁において子鍵(10a)における鍵山片(13a)に相当する隅角部に被規制溝(12b)を削成することにより、子鍵(10a)における被規制溝(12a)に相当する位置に鍵山片(13b)を形成し、かつ鍵山片(13b)には鍵山を刻設し、また他方の端縁においては子鍵(10a)におけると被規制溝(12a)と同位置に削成部を設けて被規制溝(14)を形成し、厚みが半分の被規制片(15)を子鍵(10a)における鍵山片(13a)と同位置に形成したことを特徴とするシリンダ錠装置。
  2. ダイカスト製のロータ主体(4)を採択してこのロータ主体(4)には、ばね受穴(3)とは反対側において外方から半径方向にスリット状の嵌合孔(16)を設けると共に、これに対しロータ主体(4)よりも耐摩耗性もしくは硬度を有する材質からなり、先端に凸条部(8)が形成されたくし型の補強片(17)を用意してこの補強片(17)をその凸条部(8)が鍵穴(1)の所定位置に合致するように嵌合孔(16)に挿着固着してなる請求項1に記載のシリンダ錠装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013144897A (ja) * 2012-01-16 2013-07-25 Hori Lock Kogyo Kk シリンダ錠
CN108331456A (zh) * 2017-01-19 2018-07-27 厦门美科安防科技有限公司 简化版子母叶片锁

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