JP3115169U - 全熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エアー漏れを防止することができる全熱交換器を提供する。
【解決手段】 長方形の2本の短辺の各々に、短辺を底辺とする二等辺三角形を一体状に連設した細長六角形14の二等辺三角形の頂部を切落し辺16をもって切落として全体を細長八角形17に形成した伝熱性及び透湿性を有する仕切膜1と、仕切膜1の長方形の長辺18と二等辺三角形の斜辺部19と切落し辺16に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材8と、仕切膜1に固着されるとともに一対のフレーム部材8の間に配設される補強部材9と、をもって給気流路2の一部を形成する第1単位部材Cを備える。一対のフレーム部材8と補強部材9とを第1単位部材Cとは線対称位置になるように仕切膜1に固着して形成されるとともに、排気流路3の一部を形成する第2単位部材を備える。第1単位部材Cと第2単位部材とを上下に交互に積層して給気流路2と排気流路3とを形成する。
【選択図】 図4

Description

本考案は、全熱交換器に関する。
一般に、全熱交換器は、仕切り膜によって仕切られた給気流路と排気流路を有する(例えば、特許文献1参照)。
しかし、図17に示すように、平面視形状が三角形部40を有し、隣接する2辺41,42に給気流路出入口の一方43と排気流路出入口の一方44が形成されているものでは、給気流路45と排気流路46を仕切るための間仕切板47が、上記隣接する2辺41,42によって形成される頂点部48に線状に当接する構成であり、全熱交換器49と間仕切板47との配置が少しずれるだけで、図17の矢印f、矢印gのようにエアー漏れをするという欠点があった。
特開2000−146468号公報
解決しようとする課題は、全熱交換器と間仕切板の間で、エアー漏れする点である。
そこで、本考案に係る全熱交換器は、伝熱性及び透湿性を有する仕切膜を備え、給気流路を通過する空気と排気流路を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部と、上記給気流路を通過する空気と上記排気流路を通過する空気とが上記仕切膜と直交する方向から見て交差して流れる交差流部とを、具備し、上記対向流部の幅寸法Wと長さ寸法Lを、 2.0×W≦L≦ 4.5×Wを満たすように設定したものである。
また、長方形の2本の短辺の各々に、該短辺を底辺とする二等辺三角形を一体状に連設した細長六角形の上記二等辺三角形の頂部を切落し辺をもって切落として全体を細長八角形に形成した伝熱性及び透湿性を有する仕切膜と、該仕切膜の上記長方形の長辺と上記二等辺三角形の斜辺部と上記切落し辺に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材と、上記仕切膜に固着されるとともに上記一対のフレーム部材の間に配設される補強部材と、をもって給気流路の一部を形成する第1単位部材を備えるとともに、一対のフレーム部材と補強部材とを上記第1単位部材とは線対称位置になるように仕切膜に固着して形成されるとともに、排気流路の一部を形成する第2単位部材を備え、上記第1単位部材と上記第2単位部材とを上下に交互に積層して上記給気流路と上記排気流路とを形成したものである。
また、長方形の2本の短辺の各々に、該短辺を底辺とする二等辺三角形を一体状に連設した細長六角形の上記二等辺三角形の頂部を切落し辺をもって切落として全体を細長八角形に形成した伝熱性及び透湿性を有する仕切膜と、該仕切膜の上記長方形の長辺と上記二等辺三角形の斜辺部と上記切落し辺に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材と、上記仕切膜に固着されるとともに上記一対のフレーム部材の間に配設される補強部材と、をもって給気流路の一部を形成する第1単位部材を備えるとともに、一対のフレーム部材と補強部材とを上記第1単位部材とは線対称位置になるように仕切膜に固着して形成されるとともに、排気流路の一部を形成する第2単位部材を備え、上記第1単位部材と上記第2単位部材とを上下に交互に積層して上記給気流路と上記排気流路とを形成し、さらに、上記給気流路を通過する空気と上記排気流路を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部と、上記給気流路を通過する空気と上記排気流路を通過する空気とが上記仕切膜と直交する方向から見て交差して流れる交差流部とを、具備し、上記対向流部の幅寸法Wと長さ寸法Lを、 2.0×W≦L≦ 4.5×Wを満たすように設定したものである。
また、伝熱性及び透湿性を有する長方形の仕切膜と、該仕切膜の上記長方形の長辺の一部と短辺に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材と、上記仕切膜に固着されるとともに上記一対のフレーム部材の間に配設される補強部材と、をもって給気流路の一部を形成する第1単位部材を備えるとともに、一対のフレーム部材と補強部材とを上記第1単位部材とは線対称位置になるように仕切膜に固着して形成されるとともに、排気流路の一部を形成する第2単位部材を備え、上記第1単位部材と上記第2単位部材とを上下に交互に積層して上記給気流路と上記排気流路とを形成し、さらに、上記給気流路を通過する空気と上記排気流路を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部と、上記給気流路を通過する空気と上記排気流路を通過する空気とが上記仕切膜と直交する方向から見て交差して流れる交差流部とを、具備し、上記対向流部の幅寸法Wと長さ寸法Lを、 2.0×W≦L≦ 4.5×Wを満たすように設定したものである。
また、長方形の4隅を隅切り辺をもって切落として全体を細長八角形に形成した伝熱性及び透湿性を有する仕切膜と、該仕切膜の上記長方形の長辺と上記隅切り辺と上記長方形の短辺に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材と、上記仕切膜に固着されるとともに上記一対のフレーム部材の間に配設される補強部材と、をもって給気流路の一部を形成する第1単位部材を備えるとともに、一対のフレーム部材と補強部材とを上記第1単位部材とは線対称位置になるように仕切膜に固着して形成されるとともに、排気流路の一部を形成する第2単位部材を備え、上記第1単位部材と上記第2単位部材とを上下に交互に積層して上記給気流路と上記排気流路とを形成し、さらに、上記給気流路を通過する空気と上記排気流路を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部と、上記給気流路を通過する空気と上記排気流路を通過する空気とが上記仕切膜と直交する方向から見て交差して流れる交差流部とを、具備し、上記対向流部の幅寸法Wと長さ寸法Lを、 2.0×W≦L≦ 4.5×Wを満たすように設定したものである。
また、対向流部に、仕切膜に対して近づいたり離れたりする方向の速度成分を有する流れを生じさせる複数本の邪魔部材を、流れと直交方向に配設したものである。
本考案の全熱交換器によれば、エアー漏れを防止することができる。また、十分な熱交換を行なうことができるとともに、コンパクトな設置スペースに設置することができる。
図1は、本考案の第1の実施の形態の使用状態を示す。室内Xと屋外Yとを分ける壁Zには、内部に全熱交換器Hを備えたケーシング25が付設されている。Aは給気空気の流れを示し、Bは排気空気の流れを示す。すなわち、給気空気は、給気入口10から全熱交換器Hに流入し、給気出口20から室内Xへ流出する。また、排気空気は、排気入口11から全熱交換器Hに流入し、排気出口21から屋外Yへ流出する。
具体的には、ケーシング25内には、給気用ファン22と排気用ファン23とが取り付けられ、室内X側の吸込口26a近傍と、屋外Y側の吸込口26b近傍には、フィルター24が取り付けられている。さらに、給気用ファン22は全熱交換器Hの給気入口10へ向かって送風するように配設され、排気用ファン23は排気出口21から空気を吸い込むように配置されている。20は給気出口を示す。11は排気入口を示す。なお、ケーシング25内で、給気空気と排気空気は混在させずに全熱交換器Hを通過させるために複数個の間仕切板30が設けられている。
図2は、全熱交換器Hを示す。全熱交換器H内には、給気流路2と排気流路3が、伝熱性・透湿性を有する、パルプを主成分とした薄膜又は合成樹脂を主成分とした箔膜から成る仕切膜1を介して、交互に積層状に形成されている。具体的には、図2・図3に示すように、後述の第1単位部材Cと第2単位部材Dとが上下に交互に積層して給気流路2と排気流路3とが形成されている。
図4に於て、Aは給気流路2を通過する空気(給気空気)の流れを示し、Bは排気流路3を通過する空気(排気空気)の流れを示す。つまり、全熱交換器Hは、給気空気と排気空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部4を有し、対向流部4の両端には給気空気と排気空気とが仕切膜1と直交する方向から見て(平面視にて)交差して流れる交差流部5,5を具備する。
対向流部4の幅寸法Wと長さ寸法Lが、 2.0×W≦L≦ 4.5×Wを満たすように設定されている。L< 2.0×Wの場合、十分な熱交換を行なうことができない。 4.5×W<Lの場合、不必要に全体が長くなり、大きな設置スペースを必要とする。
第1単位部材Cは、仕切膜1と、一対のプラスチック製フレーム部材8と、仕切膜1に固着されるとともに一対のフレーム部材8の間に配設されるプラスチック製補強部材9と、をもって給気流路2の一部を形成する。
仕切膜1は、図5に示すような形状に形成されている。すなわち、仕切膜1は、長方形6の2本の短辺7,7の各々に、短辺7を底辺12とする二等辺三角形13を一体状に連設した細長六角形14の二等辺三角形13の頂部15を切落し辺16をもって切落として全体を細長八角形17に形成されている。
図3〜図5に示すように、一対のフレーム部材8は、仕切膜1の長方形6の長辺18と二等辺三角形13の斜辺部19と切落し辺16に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設されている。フレーム部材8の横断面形状は、正方形に形成されている。
図6に示すように、第2単位部材Dは、一対のフレーム部材8と補強部材9とを第1単位部材Cとは線対称位置になるように仕切膜1に固着して形成されるとともに、排気流路3の一部を形成する。
上述のように、給気流路2は、第1単位部材Cの仕切膜1、フレーム部材8、補強部材9と、第2単位部材Dの仕切膜1によって形成される。また、排気流路3は、第2単位部材Dの仕切膜1、フレーム部材8、補強部材9と、第1単位部材Cの仕切膜1によって形成される。
図7・図8は、第2の実施の形態を示す。第1単位部材Cは、長方形26の仕切膜1と、仕切膜1の長方形26の長辺27の一部と短辺28に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材8と、仕切膜1に固着されるとともに一対のフレーム部材8の間に配設される補強部材9と、をもって給気流路2の一部を形成する。第2単位部材Dは、一対のフレーム部材8と補強部材9とを第1単位部材Cとは線対称位置になるように仕切膜1に固着して形成されるとともに、排気流路3の一部を形成する。
第2の実施の形態のその他の部分については、第1の実施の形態と同様である。
図9・図10は、第3の実施の形態を示す。第1単位部材Cは、長方形29の4隅31を隅切り辺32をもって切落として全体を細長八角形33に形成した伝熱性及び透湿性を有する仕切膜1と、仕切膜1の長方形29の長辺34と隅切り辺32と長方形29の短辺35に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材8と、仕切膜1に固着されるとともに一対のフレーム部材8の間に配設される補強部材9と、をもって給気流路2の一部を形成する。第2単位部材Dは、一対のフレーム部材8と補強部材9とを第1単位部材Cとは線対称位置になるように仕切膜1に固着して形成されるとともに、排気流路3の一部を形成する。
第3の実施の形態のその他の部分については、第1の実施の形態と同様である。
図11は、第4の実施の形態を示す。すなわち、対向流部4に、仕切膜1に対して近づいたり離れたりする方向の速度成分V1 を有する流れを生じさせる複数本の邪魔部材(偏向部材、乱れ発生部材)37が、流れと直交方向に配設されている。具体的には、第1単位部材Cの仕切膜1に3本の邪魔部材37が配設されるとともに、第2単位部材Dの仕切膜1に、上記3本の邪魔部材37の中間位置に対応して、2本の邪魔部材37が配設されている。
図12は、給気流路2を流れる空気(給気空気)と、排気流路3を流れる空気(排気空気)の流れを示す。図13は、図12の点Pに於ける速度ベクトルVを示す。後述の邪魔部材37によって、給気空気及び排気空気は、仕切膜1に対して近づいたり離れたりする方向の速度成分V1 を有する流れを生じる。
第4の実施の形態のその他の部分については、第1の実施の形態と同様である。
図14は、第5の実施の形態を示す。邪魔部材37の断面形状が、略二等辺三角形に形成されている。
第5の実施の形態のその他の部分については、第1の実施の形態と同様である。
図15は、第6の実施の形態を示す。邪魔部材37の断面形状が、略直角二等辺三角形に形成されている。
第6の実施の形態のその他の部分については、第1の実施の形態と同様である。
図16は、第7の実施の形態を示す。邪魔部材37が、流れの厚さの中間位置に、配設されている。
第7の実施の形態のその他の部分については、第1の実施の形態と同様である。
なお、本考案は、設計変更可能であって、例えば、フレーム部材8及び補強部材9の横断面形状を、長方形、円形、半円形、かまぼこ形等のいずれに形成するも良い。また、補強部材9の平面視形状は、図示したものに限定されない。また、補強部材9の本数は、増減自在であって、例えば、2本や3本とするも良い。また、補強部材9を省略したものとするも良い。
また、仕切膜1の平面視形状を、長円形等とするも良い。さらに、仕切膜1の材料を、顕熱のみを回収する目的の熱交換器にも適用できるような材料とするも良い。
また、第2の実施の形態、第3の実施の形態に於て、上述のような邪魔部材37を設けたものとするも良い。
また、邪魔部材37をフレーム部材8や補強部材9と一体成型するも好ましい。また、邪魔部材37どうしの間隔を不規則に設定するも良い。また、邪魔部材37の横断面形状が、正三角形や四角形等に形成されているものであっても良い。
以上のように、本考案は、伝熱性及び透湿性を有する仕切膜1を備え、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部4と、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが仕切膜1と直交する方向から見て交差して流れる交差流部5とを、具備し、対向流部4の幅寸法Wと長さ寸法Lを、 2.0×W≦L≦ 4.5×Wを満たすように設定したので、十分な熱交換を行なうことができるとともに、コンパクトな設置スペースに設置することができる。
また、長方形6の2本の短辺7の各々に、短辺7を底辺12とする二等辺三角形13を一体状に連設した細長六角形14の二等辺三角形13の頂部15を切落し辺16をもって切落として全体を細長八角形17に形成した伝熱性及び透湿性を有する仕切膜1と、仕切膜1の長方形6の長辺18と二等辺三角形13の斜辺部19と切落し辺16に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材8と、仕切膜1に固着されるとともに一対のフレーム部材8の間に配設される補強部材9と、をもって給気流路2の一部を形成する第1単位部材Cを備えるとともに、一対のフレーム部材8と補強部材9とを第1単位部材Cとは線対称位置になるように仕切膜1に固着して形成されるとともに、排気流路3の一部を形成する第2単位部材Dを備え、第1単位部材Cと第2単位部材Dとを上下に交互に積層して給気流路2と排気流路3とを形成したので、熱交換効率を向上させることができるとともに、エアー漏れを防止することができる。特に、全熱交換器Hの設置位置が多少ずれた場合にも、エアー漏れを防止することができる。
また、長方形の2本の短辺7の各々に、短辺7を底辺12とする二等辺三角形13を一体状に連設した細長六角形14の二等辺三角形13の頂部15を切落し辺16をもって切落として全体を細長八角形17に形成した伝熱性及び透湿性を有する仕切膜1と、仕切膜1の長方形6の長辺18と二等辺三角形13の斜辺部19と切落し辺16に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材8と、仕切膜1に固着されるとともに一対のフレーム部材8の間に配設される補強部材9と、をもって給気流路2の一部を形成する第1単位部材Cを備えるとともに、一対のフレーム部材8と補強部材9とを第1単位部材Cとは線対称位置になるように仕切膜1に固着して形成されるとともに、排気流路3の一部を形成する第2単位部材Dを備え、第1単位部材Cと第2単位部材Dとを上下に交互に積層して給気流路2と排気流路3とを形成し、さらに、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部4と、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが仕切膜1と直交する方向から見て交差して流れる交差流部5とを、具備し、対向流部4の幅寸法Wと長さ寸法Lを、 2.0×W≦L≦ 4.5×Wを満たすように設定したので、熱交換効率を向上させることができるとともに、エアー漏れを防止することができる。特に、全熱交換器Hの設置位置が多少ずれた場合にも、エアー漏れを防止することができる。また、十分な熱交換を行なうことができるとともに、コンパクトな設置スペースに設置することができる。
また、伝熱性及び透湿性を有する長方形26の仕切膜1と、仕切膜1の長方形26の長辺27の一部と短辺28に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材8と、仕切膜1に固着されるとともに一対のフレーム部材8の間に配設される補強部材9と、をもって給気流路2の一部を形成する第1単位部材Cを備えるとともに、一対のフレーム部材8と補強部材9とを第1単位部材Cとは線対称位置になるように仕切膜1に固着して形成されるとともに、排気流路3の一部を形成する第2単位部材Dを備え、第1単位部材Cと第2単位部材Dとを上下に交互に積層して給気流路2と排気流路3とを形成し、さらに、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部4と、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが仕切膜1と直交する方向から見て交差して流れる交差流部5とを、具備し、対向流部の幅寸法Wと長さ寸法Lを、 2.0×W≦L≦ 4.5×Wを満たすように設定したので、熱交換効率を向上させることができるとともに、エアー漏れを防止することができる。特に、全熱交換器Hの設置位置が多少ずれた場合にも、エアー漏れを防止することができる。また、製造時に材料ロスを少なくすることができる。特に、業務用の大型のものに適している。また、十分な熱交換を行なうことができるとともに、コンパクトな設置スペースに設置することができる。
また、長方形29の4隅31を隅切り辺32をもって切落として全体を細長八角形33に形成した伝熱性及び透湿性を有する仕切膜1と、仕切膜1の長方形29の長辺34と隅切り辺32と長方形29の短辺35に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材8と、仕切膜1に固着されるとともに一対のフレーム部材8の間に配設される補強部材9と、をもって給気流路2の一部を形成する第1単位部材Cを備えるとともに、一対のフレーム部材8と補強部材9とを第1単位部材Cとは線対称位置になるように仕切膜1に固着して形成されるとともに、排気流路3の一部を形成する第2単位部材Dを備え、第1単位部材Cと第2単位部材Dとを上下に交互に積層して給気流路2と排気流路3とを形成し、さらに、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部4と、給気流路2を通過する空気と排気流路3を通過する空気とが仕切膜1と直交する方向から見て交差して流れる交差流部5とを、具備し、対向流部4の幅寸法Wと長さ寸法Lを、 2.0×W≦L≦ 4.5×Wを満たすように設定したので、熱交換効率を向上させることができるとともに、エアー漏れを防止することができる。特に、全熱交換器Hの設置位置が多少ずれた場合にも、エアー漏れを防止することができる。また、平面視長方形のもの(例えば、第2の実施の形態)と比較して、空気をよりスムースに流すことができる。また、十分な熱交換を行なうことができるとともに、コンパクトな設置スペースに設置することができる。
また、対向流部4に、仕切膜1に対して近づいたり離れたりする方向の速度成分V1 を有する流れを生じさせる複数本の邪魔部材37を、流れと直交方向に配設したので、空気の流れに乱れが生じるとともに、部分的に境界層が薄くなり、熱交換効率を向上させることができる。また、邪魔部材37によって、仕切膜1を補強できるので、その歪みや変形を防止することができる。また、邪魔部材37をフレーム部材8と一体成型して、容易に大量生産することができる。
本考案の第1の実施の形態の使用状態を示す平面図である。 本考案の第1の実施の形態を示す斜視図である。 説明用分解斜視図である。 説明用平面図である。 説明図である。 第1の実施の形態の第2単位部材を示す平面図である。 第2の実施の形態の第1単位部材を示す平面図である。 第2の実施の形態の第2単位部材を示す平面図である。 第3の実施の形態の第1単位部材を示す平面図である。 第3の実施の形態の第2単位部材を示す平面図である。 第4の実施の形態を示す説明用分解斜視図である。 要部拡大断面図である。 速度ベクトルを示す説明図である。 第5の実施の形態を示す要部拡大断面図である。 第6の実施の形態を示す要部拡大断面図である。 第7の実施の形態を示す要部拡大断面図である。 従来例を示す断面平面図である。
符号の説明
1 仕切膜
2 給気流路
3 排気流路
4 対向流部
5 交差流部
6 長方形
7 短辺
8 フレーム部材
9 補強部材
12 底辺
13 二等辺三角形
14 細長六角形
15 頂部
16 切落し辺
17 細長八角形
18 長辺
19 斜辺部
26 長方形
27 長辺
28 短辺
29 長方形
31 (4)隅
32 隅切り辺
33 細長八角形
34 長辺
35 短辺
37 邪魔部材
C 第1単位部材
D 第2単位部材
L 長さ寸法
1 速度成分
W 幅寸法

Claims (6)

  1. 伝熱性及び透湿性を有する仕切膜(1)を備え、
    給気流路(2)を通過する空気と排気流路(3)を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部(4)と、上記給気流路(2)を通過する空気と上記排気流路(3)を通過する空気とが上記仕切膜(1)と直交する方向から見て交差して流れる交差流部(5)とを、具備し、
    上記対向流部(4)の幅寸法(W)と長さ寸法(L)を、 2.0×W≦L≦ 4.5×Wを満たすように設定したことを特徴とする全熱交換器。
  2. 長方形(6)の2本の短辺(7)の各々に、該短辺(7)を底辺(12)とする二等辺三角形(13)を一体状に連設した細長六角形(14)の上記二等辺三角形(13)の頂部(15)を切落し辺(16)をもって切落として全体を細長八角形(17)に形成した伝熱性及び透湿性を有する仕切膜(1)と、該仕切膜(1)の上記長方形(6)の長辺(18)と上記二等辺三角形(13)の斜辺部(19)と上記切落し辺(16)に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材(8)と、上記仕切膜(1)に固着されるとともに上記一対のフレーム部材(8)の間に配設される補強部材(9)と、をもって給気流路(2)の一部を形成する第1単位部材(C)を備えるとともに、
    一対のフレーム部材(8)と補強部材(9)とを上記第1単位部材(C)とは線対称位置になるように仕切膜(1)に固着して形成されるとともに、排気流路(3)の一部を形成する第2単位部材(D)を備え、
    上記第1単位部材(C)と上記第2単位部材(D)とを上下に交互に積層して上記給気流路(2)と上記排気流路(3)とを形成したことを特徴とする全熱交換器。
  3. 長方形の2本の短辺(7)の各々に、該短辺(7)を底辺(12)とする二等辺三角形(13)を一体状に連設した細長六角形(14)の上記二等辺三角形(13)の頂部(15)を切落し辺(16)をもって切落として全体を細長八角形(17)に形成した伝熱性及び透湿性を有する仕切膜(1)と、該仕切膜(1)の上記長方形(6)の長辺(18)と上記二等辺三角形(13)の斜辺部(19)と上記切落し辺(16)に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材(8)と、上記仕切膜(1)に固着されるとともに上記一対のフレーム部材(8)の間に配設される補強部材(9)と、をもって給気流路(2)の一部を形成する第1単位部材(C)を備えるとともに、
    一対のフレーム部材(8)と補強部材(9)とを上記第1単位部材(C)とは線対称位置になるように仕切膜(1)に固着して形成されるとともに、排気流路(3)の一部を形成する第2単位部材(D)を備え、
    上記第1単位部材(C)と上記第2単位部材(D)とを上下に交互に積層して上記給気流路(2)と上記排気流路(3)とを形成し、
    さらに、上記給気流路(2)を通過する空気と上記排気流路(3)を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部(4)と、上記給気流路(2)を通過する空気と上記排気流路(3)を通過する空気とが上記仕切膜(1)と直交する方向から見て交差して流れる交差流部(5)とを、具備し、
    上記対向流部(4)の幅寸法(W)と長さ寸法(L)を、 2.0×W≦L≦ 4.5×Wを満たすように設定したことを特徴とする全熱交換器。
  4. 伝熱性及び透湿性を有する長方形(26)の仕切膜(1)と、該仕切膜(1)の上記長方形(26)の長辺(27)の一部と短辺(28)に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材(8)と、上記仕切膜(1)に固着されるとともに上記一対のフレーム部材(8)の間に配設される補強部材(9)と、をもって給気流路(2)の一部を形成する第1単位部材(C)を備えるとともに、
    一対のフレーム部材(8)と補強部材(9)とを上記第1単位部材(C)とは線対称位置になるように仕切膜(1)に固着して形成されるとともに、排気流路(3)の一部を形成する第2単位部材(D)を備え、
    上記第1単位部材(C)と上記第2単位部材(D)とを上下に交互に積層して上記給気流路(2)と上記排気流路(3)とを形成し、
    さらに、上記給気流路(2)を通過する空気と上記排気流路(3)を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部(4)と、上記給気流路(2)を通過する空気と上記排気流路(3)を通過する空気とが上記仕切膜(1)と直交する方向から見て交差して流れる交差流部(5)とを、具備し、
    上記対向流部の幅寸法(W)と長さ寸法(L)を、 2.0×W≦L≦ 4.5×Wを満たすように設定したことを特徴とする全熱交換器。
  5. 長方形(29)の4隅(31)を隅切り辺(32)をもって切落として全体を細長八角形(33)に形成した伝熱性及び透湿性を有する仕切膜(1)と、該仕切膜(1)の上記長方形(29)の長辺(34)と上記隅切り辺(32)と上記長方形(29)の短辺(35)に連続状に固着されかつ互いに点対称位置に配設される一対のフレーム部材(8)と、上記仕切膜(1)に固着されるとともに上記一対のフレーム部材(8)の間に配設される補強部材(9)と、をもって給気流路(2)の一部を形成する第1単位部材(C)を備えるとともに、
    一対のフレーム部材(8)と補強部材(9)とを上記第1単位部材(C)とは線対称位置になるように仕切膜(1)に固着して形成されるとともに、排気流路(3)の一部を形成する第2単位部材(D)を備え、
    上記第1単位部材(C)と上記第2単位部材(D)とを上下に交互に積層して上記給気流路(2)と上記排気流路(3)とを形成し、
    さらに、上記給気流路(2)を通過する空気と上記排気流路(3)を通過する空気とが相互に平行かつ反対向きに流れる対向流部(4)と、上記給気流路(2)を通過する空気と上記排気流路(3)を通過する空気とが上記仕切膜(1)と直交する方向から見て交差して流れる交差流部(5)とを、具備し、
    上記対向流部(4)の幅寸法(W)と長さ寸法(L)を、 2.0×W≦L≦ 4.5×Wを満たすように設定したことを特徴とする全熱交換器。
  6. 対向流部(4)に、仕切膜(1)に対して近づいたり離れたりする方向の速度成分(V1 )を有する流れを生じさせる複数本の邪魔部材(37)を、流れと直交方向に配設した請求項1,3,4又は5記載の全熱交換器。
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