JP3114793U - シュー食品 - Google Patents

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Abstract

【課題】ライスや惣菜類等を挟んだ場合でも、これらに含まれる水分、汁気、油分等によって食感が損なわれ難いシュー皮、及びこのシュー皮を用いて、ライスや惣菜類等を手軽に食することのできる新規なシュー食品を提供する。
【解決手段】少なくとも薄力粉、卵、水、油脂類を配合して成る生地に、更にサラダ油を配合して成るシュー生地を、成形及び焼成して得られるシュー皮である。また、当該シュー皮に、ライス及び/又は惣菜類を挟んで成るシュー食品である。
【選択図】図1

Description

本考案は、シュー皮及びこのシュー皮を用いたシュー食品に関する。
従来、シュークリーム等のシュー菓子に使用されるシュー皮は、薄力粉、卵、水、油脂類及び調味料を混練して得られるシュー生地を、成形及び焼成することによって製造されている。
また、シュー皮を使った食品として、シュークリーム等のシュー菓子以外に、従来のシュー皮の内部にサラダや生野菜が充填された「シュー皮に包まれたサラダ」が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。サラダや生野菜をシュー皮で包むことによって、素手でもって菓子感覚で、極めて簡単にサラダや生野菜を食することを可能としたものである。
特開平8−84575号公報(特許請求の範囲)
しかし、従来のシュー皮では、サラダや生野菜を包んだ際、これらに含まれる水分によってシュー皮が柔らかくなり、シュー皮本来の食感が損なわれてしまう。特に、調理後の時間の経過によって、この食感の変化はより顕著に現れる。
また、この食感の変化は、サラダや生野菜以外の食品をシュー皮で包んだ場合にも同様に現れる。シュー皮を使った食品としては、シュークリームに代表されるシュー菓子が殆どであるが、シュー菓子以外の食品、例えばライスや惣菜類等をシュー皮で挟んだ食品の場合には、ライスや惣菜類に含まれる水分、及びこれらから出る汁気や油分によって、シュー皮の食感が著しく損なわれてしまう。
そこで本考案は、ライスや惣菜類等を挟んだ場合でも、これらに含まれる水分、汁気、油分等によって食感が損なわれ難いシュー皮、及びこのシュー皮を用いて、ライスや惣菜類等を手軽に食することのできる新規なシュー食品を提供することを目的とする。
即ち、本考案の要旨とするところは、少なくとも薄力粉、卵、水、油脂類を配合して成る生地に、更にサラダ油を配合して成るシュー生地を、成形及び焼成することによって得られるシュー皮である。
かかるシュー皮において、前記サラダ油の配合量は、前記薄力粉100重量部に対して40〜60重量部であることが好ましい。
かかるシュー皮において、前記薄力粉の一部が、コーンスターチで置換され得る。
かかるシュー皮において、前記コーンスターチの置換量は、前記薄力粉及び前記コーンスターチの全量100重量部に対して10〜25重量部であることが好ましい。
かかるシュー皮において、前記薄力粉の一部が、強力粉で置換され得る。
かかるシュー皮において、前記強力粉の置換量は、前記薄力粉及び前記強力粉の全量100重量部に対して10〜25重量部であることが好ましい。
かかるシュー皮において、更に寒天又はゼラチンが配合されて成ることが好ましい。
かかるシュー皮において、前記寒天又はゼラチンの配合量は、前記シュー生地100重量部に対して0.2〜0.4重量部であることが好ましい。
また、本発明の別の要旨とするところは、前記シュー皮に、ライス及び/又は惣菜類を挟んで成るシュー食品であることにある。
かかるシュー食品において、前記ライスに、前記惣菜類の味と相性の良い味付けが施されることが好ましい。
かかるシュー食品において、前記味付けは、前記惣菜類に使用されるソースによって施され得る。
本考案に係るシュー生地中には、従来と違ってサラダ油が配合されているため、本考案に係るシュー生地を成形及び焼成することによって、従来品に比較して水分に強いシュー皮が得られる。従って、このシュー皮にライス及び/又は惣菜類を挟んだ場合であっても、これらに含まれる水分等によってシュー皮の食感が著しく変化することを最小限に抑えられる。
また、本考案に係るシュー生地に含まれる薄力粉の一部を、コーンスターチで置換することによって、このシュー生地を焼成した際、非常にサクサクとした軽い食感のシュー皮が得られる。当該シュー皮を、本考案のシュー食品のうち、ライス及び/又は柔らかい食感の惣菜類を挟んで成るシュー食品に使用することによって、シュー皮の食感と、ライス及び/又は惣菜類の食感とを近似させることができる。即ち、当該シュー皮によると、ライス及び/又は柔らかい食感の惣菜類を挟んで成るシュー食品において、特に好適に使用し得る。
一方、本考案に係るシュー生地に含まれる薄力粉の一部を、強力粉で置換することによって、このシュー生地を焼成した際、粘り強く、比較的堅い食感のシュー皮が得られる。当該シュー皮を、本考案のシュー食品のうち、ライスと堅い食感の惣菜類、或いは堅い食感の惣菜類のみを挟んで成るシュー食品に使用することによって、シュー皮の食感と、惣菜類の食感とを近似させることができる。即ち、当該シュー皮によると、堅い食感の惣菜類を挟んで成るシュー食品において、特に好適に使用し得る。
更に、寒天又はゼラチンが配合された本考案に係るシュー生地によると、当該シュー生地を焼成した際に、より水分に強いシュー皮が得られる。従って、本考案のシュー食品に当該シュー皮を使用することによって、シュー皮本来の食感は更に損なわれ難くなる。
また、これらのシュー生地を成形及び焼成して得られる本考案のシュー皮に、ライス及び/又は惣菜類が挟まれた本考案のシュー食品によると、ライス及び/又は惣菜類を、手に持って手軽に食することができる。
更に、本考案のシュー食品に係るライスに、惣菜類の味と相性の良い味付けが施されることによって、更に美味なるシュー食品が得られる。
以下、本考案のシュー皮及びシュー食品について、その好ましい実施形態を説明するが、本考案の実施形態は以下に示したものに限定されない。
本考案のシュー皮に係るシュー生地は、従来の生地、即ち少なくとも薄力粉、卵、水、油脂類を配合して成る生地中に、サラダ油を配合して成るものであり、このシュー生地を成形及び焼成することによって本考案のシュー皮が得られる。また、本考案のシュー食品は、本考案のシュー皮に、ライス及び/又は惣菜類を挟んで成る食品である。
まず、本考案のシュー皮の実施形態について詳述する。本実施形態に係るシュー生地は、上記の通り、少なくとも薄力粉、卵、水、油脂類を配合して成る生地中に、サラダ油を配合して成るシュー生地(以下、当該シュー生地を「基本シュー生地」という。)を、成形及び焼成して得られるシュー皮である。ここで、生地中に配合される油脂類としては、バター、マーガリン、ショートニング、ラード等が挙げられるが、基本シュー生地においては、バターの使用が好ましい。また、基本シュー生地に係る油脂類の配合量は、薄力粉100重量部に対して、40〜60重量部であることが好ましい。油脂類の配合量を40重量部未満にすると、基本シュー生地の粘度が高くなり過ぎて成形時の作業性が著しく悪化すると共に、焼成の際、十分に膨張しなくなるおそれがある。一方、60重量部を越えると、基本シュー生地の粘度が低くなり過ぎて成形時の作業性が悪化すると共に、基本シュー生地を焼成して得られるシュー皮の食感が必要以上に柔らかくなり過ぎる。
生地中におけるその他の原料は特に限定されず、薄力粉、卵については市販のものを使用し得る。本考案に係る卵の配合量については、薄力粉100重量部に対して、210〜250重量部とするのが好ましく、特に好ましいのは220〜240重量部である。卵の配合量が210〜250重量部の範囲内にない場合には、上記の油脂類の場合と同様の問題が発生する恐れがある。
また、本考案に係る水についても特に限定されず、天然水、水道水等を使用することができる。水の配合量については、薄力粉100重量部に対して、130〜170重量部とするのが好ましく、特に好ましいのは140〜160重量部である。水の配合量が130〜170重量部の範囲内にない場合には、上記の油脂類、卵の場合と同様、作業性が非常に悪化すると共に、焼き上げた際には、必要以上に堅い、或いは柔らかいシュー皮となる恐れがある。
本実施形態に係る基本シュー生地は、これらの原料、即ち薄力粉、卵、水、油脂類を、上記の配合量で配合した生地中に、更にサラダ油を配合して作られる。生地中にサラダ油を配合することによって、この得られた基本シュー生地を成形及び焼成した際、従来の生地を焼き上げて得られるシュー皮に比較して、水分に強いシュー皮が得られる。従って、このシュー皮にライス及び/又は惣菜類を挟んだ場合であっても、これらに含まれる水分や、これらから出る汁気、油分等によるシュー皮の食感の変化を最小限に抑えることができる。サラダ油としては、市販のものが使用でき、特に限定されない。サラダ油の配合量については、薄力粉100重量部に対して、40〜60重量部であることが好ましい。サラダ油の配合量が40重量部未満では、水分によるシュー皮の食感の変化を十分に抑えることができず、60重量部を超えると、基本シュー生地の粘度が低くなり過ぎて、成形時における作業性の著しい悪化を招くこととなる。
以上のように、本実施形態に係る基本シュー生地にはサラダ油が配合されているため、この基本シュー生地を成形及び焼成することによって、水分に強いシュー皮が得られる。従って、基本シュー生地から得られたシュー皮は、ライス及び/又は惣菜類を挟んで成る本考案のシュー食品において、特に好適に使用し得るものであるが、本考案のシュー皮は本実施形態に限定されない。
本考案のシュー皮の他の実施形態としては、例えば、上記実施形態の基本シュー生地に係る薄力粉の一部が、コーンスターチで置換されたシュー生地(以下、コーンスターチが配合されたシュー生地を「コーンスターチ入りシュー生地」という。)を、成形及び焼成することによって得られるものであっても良い。基本シュー生地の原料である薄力粉の一部を、コーンスターチで置換することによって、焼成した際、非常にサクサクとした軽い食感のシュー皮が得られる。従って、このシュー皮に、ライス及び/又は柔らかい食感の惣菜類を挟んだ場合には、シュー皮の食感と、ライス及び/又は惣菜類の食感とを近似させることができるため、違和感なく食することのできるシュー食品が得られる。コーンスターチの配合量については、薄力粉及びコーンスターチの全量100重量部に対して、10〜25重量部とすることが好ましく、特に好ましいのは、15〜20重量部である。コーンスターチの配合量が10重量部未満では、サクサクとした軽い食感のシュー皮が得られ難く、一方25重量部を超えると、食感が軽くなり過ぎるため、シュー食品に使用するシュー皮としては不向きとなる。
このように、コーンスターチ入りシュー生地によると、焼成した際にサクサクとした軽い食感のシュー皮が得られ、ライス及び/又は柔らかい食感の惣菜類を挟んで成るシュー食品において、特に好適に使用し得る。しかし、この軽い食感のシュー皮に、ライスと共に堅い食感の惣菜類を挟んで成るシュー食品や、堅い食感の惣菜類のみを挟んで成るシュー食品においては、シュー皮と惣菜類との食感の違いに違和感が生じ、必ずしも好ましいとは言えない。
そこで、堅い食感の惣菜類を挟んで成るシュー食品に好適に使用し得るシュー皮を得るために、本考案のシュー皮の更に他の実施形態として、基本シュー生地に係る薄力粉の一部が、強力粉で置換されたシュー生地(以下、強力粉が配合されたシュー生地を「強力粉入りシュー生地」という。)を、成形及び焼成して得られるシュー皮であることが好ましい。基本シュー生地に係る薄力粉の一部を強力粉で置換することによって、焼成した際には、粘り強く、比較的堅い食感のシュー皮が得られる。従って、このシュー皮に、ライス及び堅い食感の惣菜類を挟んだ場合、或いは堅い食感の惣菜類のみを挟んだ場合には、シュー皮の食感と、惣菜類の食感とを近似させることができるため、違和感なく食することのできるシュー食品が得られる。強力粉の配合量については、薄力粉及び強力粉の全量100重量部に対して、10〜25重量部とすることが好ましく、特に好ましいのは、15〜20重量部である。強力粉の配合量が10重量部未満では、堅い食感の惣菜類を挟むのに適した堅さを備えたシュー皮が得られ難く、一方25重量部を超えると、食感が堅くなり過ぎるため、シュー食品に使用するシュー皮としては不向きとなる。
以上、本考案のシュー皮の種々の実施形態について詳述したが、上記の各実施形態に係るシュー生地には、更に寒天又はゼラチンが配合されても良い(以下、寒天等が配合されたシュー生地を「寒天等配合(基本・コーンスターチ入り・強力粉入り)シュー生地」という。)。各実施形態に係るシュー生地に寒天又はゼラチンを配合することによって、焼成した際、各実施形態に係るシュー生地を焼成して得られるシュー皮に比較して、更に水分に強いシュー皮が得られる。つまり、このシュー皮を本考案のシュー食品に使用した場合には、シュー食品に係るライス及び/又は惣菜類に含まれる水分等によるシュー皮の食感の変化を、更に抑制することができる。寒天又はゼラチンの配合量は、上記の各実施形態に係るシュー生地100重量部に対して0.2〜0.4重量部とすることが好ましい。これらのシュー生地中における寒天又はゼラチンの配合量が0.2重量部未満であると、寒天又はゼラチンによる効果、即ち水分によるシュー皮の食感の変化を抑制する効果が十分に発揮されず、0.4重量部を超えると、寒天等配合シュー生地の成形時における作業性が悪化すると共に、このシュー生地を焼成して得られるシュー皮の風味が著しく損なわれる。
次に、本考案のシュー食品の実施形態について以下に説明する。本考案のシュー食品は、上記の各実施形態に係るシュー生地を成形及び焼成することによって得られたシュー皮に、ライス及び/又は惣菜類を挟んで成る。例えば、図1に示したシュー食品10は、図2に示したように、シュー皮12に、ライス13と、惣菜類14としてオムレツ14a及びレタス14bが挟まれて成る。
このように、本考案のシュー食品は、本考案のシュー皮でライス及び/又は惣菜類が挟まれて成るため、ライス及び/又は惣菜類、つまり上記実施形態のシュー食品10におけるライス13及び惣菜類14(オムレツ14a及びレタス14b)を、手に持って手軽に食することができる。特に、シュー食品10は、ライス13及び惣菜類14を同時に食べることができるため、従来のように、おにぎりとおかずを別々に食べなければならないといった煩わしさもなく、片手で持って、手を汚すことなく食べることができる、
ここで、シュー食品10に係るライス13には、オムレツ14aの味と相性の良い味付けが施されることが好ましい。例えば、ライス13にウスターソースやケチャップで味付けを施すことによって、更に美味なるシュー食品10が得られる。
また、シュー食品10に係るシュー皮12には、本考案のシュー皮の実施形態のうち、コーンスターチ入りシュー生地、或いは寒天等配合コーンスターチ入りシュー生地を焼成して成るシュー皮を使用することが好ましい。これらのシュー生地から得られるシュー皮を使用することによって、オムレツ14aの柔らかい食感と、シュー皮12の食感とを近似させることができるため、シュー食品10を食する際に違和感が少なく、非常に食べ易くなる。
以上、本考案の実施形態に係るシュー食品10について説明したが、本考案のシュー食品は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、本考案のシュー食品に係る惣菜類としては、図に示したオムレツ等の他、肉類として焼肉、コロッケ、ハンバーグ、ソーセージ、焼き鳥、焼き豚、煮物等、魚類として焼き魚、刺身、フライ、天ぷら等、野菜類として生野菜、煮物、漬け物類等が挙げられる。即ち、本考案のシュー食品に係る惣菜類は特に限定されず、例示した惣菜類等を1種又は2種以上を組み合わせて、本考案のシュー食品に使用することができる。
また、図に示したシュー食品10では、惣菜類14と共にライス13が挟まれているため、ライス及び惣菜類を同時に食べることができる点で特に好ましいが、本考案のシュー食品はライス及び惣菜類を一緒に挟んだ実施形態に限定されず、ライスのみ、或いは惣菜類のみをシュー皮で挟んだシュー食品であっても良い。
更に、シュー食品10では、ライス13にオムレツ14a(惣菜類14)の味と相性の良い味付け、即ちウスターソースやケチャップによる味付けが施されているため、更に美味なるシュー食品10が得られる。このような味付けの他の実施形態としては、例えば惣菜類として牛ステーキを挟む場合にはステーキソース、エビフライにはタルタルソース、トンカツにはトンカツソース、ハンバーグにはデミグラスソース等が挙げられる。このように、惣菜類と共に挟まれるライス、或いは惣菜類のみを挟んだシュー食品と一緒に食べられるライスのみを挟んだシュー食品に係るライスに、これらの惣菜類を通常食べる際に使用されるソースによって味付けを施すことによって、ライスと惣菜類の相性が非常に良くなり、より美味なるシュー食品が得られる。また更に、中華風の惣菜類を挟んで成るシュー食品の場合には、ライスとしてチャーハンを挟むことによって、惣菜類との相性は更に良くなる。
また、シュー食品10では、惣菜類14が柔らかい食感のオムレツ14aであるため、コーンスターチ入りシュー生地及び寒天等配合コーンスターチ入りシュー生地を、成形及び焼成して得られるシュー皮が好適に使用され得るが、他の惣菜類を挟んで成るシュー食品の場合には、惣菜類の食感に合わせて、上記の各実施形態に係るシュー生地から任意に選択して得られるシュー皮が使用され得る。例えば、肉類のような比較的堅い食感の惣菜類を挟む場合には、強力粉入りシュー生地又は寒天等配合強力粉入りシュー生地を焼成して得られるシュー皮が好適に使用され得る。また、堅くも柔らかくもない食感の惣菜類、例えば、魚類のフライ等を挟む場合には、基本シュー生地、或いは寒天等配合基本シュー生地から得られるシュー皮が好適に使用され得る。更に、各実施形態に係るシュー皮のうちから、寒天等が配合されたシュー生地を焼成して得られるシュー皮を選択するか否かは、ライスや惣菜類に含まれる水分量、惣菜類から出る汁気や油分の量、ライス等の味付けに使用されるソース量等が考慮される。
以上、本考案のシュー皮及びシュー食品の種々の実施形態について説明したが、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものである。
例えば、本考案に係るシュー生地には、塩、グラニュー糖等の調味料が必要に応じて添加されてもよく、また、使用される水の一部を牛乳で置換しても良い。
以下に、本考案のシュー皮及びシュー食品の実施例を示して、本考案の実施形態をより詳述するが、本考案はこれらの実施例に限定されるものではない。
薄力粉:300重量部、卵:690重量部、水:450重量部、バター:150重量部、サラダ油:150重量部を、通常のシュー生地の製造方法により配合することによって、基本シュー生地が得られた。具体的には、鍋に水、バター、サラダ油を入れて火にかけ、バターが溶けたら一旦火から下ろし、薄力粉を入れて混練する。再び加熱しながら混練した後、火から下ろして卵を少量ずつ加えながら混練する。
このようにして得られた基本シュー生地を天板上に搾って霧吹きをし、約200℃のオーブンで焼成することによって、本考案のシュー皮1が得られた。このシュー皮1に、エビフライ及びタルタルソースで味付けされたライスを挟むことによって、本考案のシュー食品1が得られた。
本考案のシュー食品1は、エビフライ及びライスを同時に、しかも片手で持って手軽に食べることができた。また、エビフライとシュー皮1の食感も近似しており、違和感なく食べられる共に、エビフライとライスの味の相性も良く、非常に美味なるシュー食品1が得られた。更に、時間の経過に伴うシュー皮1の食感の変化も殆ど無かった。
薄力粉:250重量部、コーンスターチ:50重量部、卵:690重量部、水:450重量部、バター:150重量部、サラダ油:150重量部を、実施例1と同様の製造方法により配合することによって、コーンスターチ入りシュー生地が得られた。ここで、コーンスターチを配合する時期としては、水、バター、サラダ油を熱した中に薄力粉を入れる際、薄力粉と同時に配合することが好ましい。
このようにして得られたコーンスターチ入りシュー生地を、実施例1と同様の方法で成形及び焼成することによって、本考案のシュー皮2が得られ、このシュー皮2に、オムレツ及びウスターソースで味付けされたライスを挟むことによって、本考案のシュー食品10(図1参照)が得られた。
本考案のシュー食品10は、オムレツ及びライスを同時に、しかも片手で持って手軽に食べることができた。また、オムレツとシュー皮2の食感も近似しており、違和感なく食べられる共に、オムレツとライスの味の相性も良く、非常に美味なるシュー食品10が得られた。更に、時間の経過に伴うシュー皮2の食感の変化も殆ど無かった。
薄力粉:250重量部、強力粉:50重量部、卵:690重量部、水:450重量部、バター:150重量部、サラダ油:150重量部を、実施例1と同様の製造方法により配合することによって、強力粉入りシュー生地が得られた。ここで、強力粉を配合する時期としては、水、バター、サラダ油を熱した中に薄力粉を入れる際、薄力粉と同時に配合することが好ましい。
このようにして得られた強力粉入りシュー生地を、実施例1と同様の方法で成形及び焼成することによって、本考案のシュー皮3が得られ、このシュー皮3に、牛ステーキ及びステーキソースで味付けされたライスを挟むことによって、本考案のシュー食品3が得られた。
本考案のシュー食品3は、牛ステーキ及びライスを同時に、しかも片手で持って手軽に食べることができた。また、牛ステーキとシュー皮3の食感も近似しており、違和感なく食べられる共に、牛ステーキとライスの味の相性も良く、非常に美味なるシュー食品3が得られた。更に、時間の経過に伴うシュー皮3の食感の変化も殆ど無かった。
実施例3と同種・同量の原料、及び寒天(粉末寒天):5重量部を、実施例1と同様の製造方法により配合することによって、寒天配合強力粉入りシュー生地が得られた。ここで、寒天を配合する時期としては、水、バター、サラダ油を熱した中に薄力粉を入れる際、薄力粉と同時に配合することが好ましい。
このようにして得られた寒天配合強力粉入りシュー生地を、実施例1と同様の方法で成形及び焼成することによって、本考案のシュー皮4が得られ、このシュー皮4に、ハンバーグ及びデミグラスソースで味付けされたライスを挟むことによって、本考案のシュー食品4が得られた。
本考案のシュー食品4は、ハンバーグ及びライスを同時に、しかも片手で持って手軽に食べることができた。また、ハンバーグとシュー皮4の食感も近似しており、違和感なく食べられる共に、ハンバーグとライスの味の相性も良く、非常に美味なるシュー食品4が得られた。更に、時間の経過に伴うシュー皮4の食感の変化も殆ど無かった。
また、実施例3に係るシュー皮3に、ハンバーグ及びライスを挟んで得られたシュー食品5と、上記シュー食品4とを比較すると、シュー食品4に係るシュー皮4の食感の変化が更に抑えられることが確認できた。
本考案のシュー食品の一態様を示す斜視図である。 図1に示したシュー食品の分解斜視図である。
符号の説明
10:シュー食品
12:シュー皮
13:ライス
14:惣菜類

Claims (11)

  1. 少なくとも薄力粉、卵、水、油脂類を配合して成る生地に、更にサラダ油を配合して成るシュー生地を、成形及び焼成することによって得られるシュー皮。
  2. 前記サラダ油の配合量が、前記薄力粉100重量部に対して40〜60重量部である請求項1に記載のシュー皮。
  3. 前記薄力粉の一部が、コーンスターチで置換された請求項1又は請求項2に記載のシュー皮。
  4. 前記コーンスターチの置換量が、前記薄力粉及び前記コーンスターチの全量100重量部に対して10〜25重量部である請求項3に記載のシュー皮。
  5. 前記薄力粉の一部が、強力粉で置換された請求項1又は請求項2に記載のシュー皮。
  6. 前記強力粉の置換量が、前記薄力粉及び前記強力粉の全量100重量部に対して10〜25重量部である請求項5に記載のシュー皮。
  7. 寒天又はゼラチンを配合して成る請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のシュー皮。
  8. 前記寒天又はゼラチンの配合量が、前記シュー生地100重量部に対して0.2〜0.4重量部である請求項7に記載のシュー皮。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のシュー皮に、ライス及び/又は惣菜類を挟んで成るシュー食品。
  10. 前記ライスに、前記惣菜類の味と相性の良い味付けが施された請求項9に記載のシュー食品。
  11. 前記味付けが、前記惣菜類に使用されるソースによって施された請求項10に記載のシュー食品。

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