JP3114141B2 - 地下室 - Google Patents

地下室

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JP3114141B2
JP3114141B2 JP10361122A JP36112298A JP3114141B2 JP 3114141 B2 JP3114141 B2 JP 3114141B2 JP 10361122 A JP10361122 A JP 10361122A JP 36112298 A JP36112298 A JP 36112298A JP 3114141 B2 JP3114141 B2 JP 3114141B2
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弘行 松本
喬夫 岩崎
聡 南澤
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日本ヒューム管株式会社
三井ホーム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小形のプレキャス
ト・コンクリート部材で側壁を構成する地下室に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、地価の高騰や騒音等のため、一般
住宅においても地下室に対する需要が高まっている。
【0003】従来、地下室は、現場打ちコンクリートに
より構築されていた。しかしながら、現場打ちコンクリ
ートによる地下室を構築する場合は、型枠、配筋等の高
度の熟練工が必要となる問題点があった。また、大きな
土圧が作用する側壁を含めた全体を現場打ちコンクリー
トで構築すると、品質管理が大変であり、また工期も長
くなる問題点があった。
【0004】このような問題点を解決するため、最近、
縦断面形状がL字形で小形のプレキャスト・コンクリー
ト部材を用いて地下室の側壁を構築する工法が提案され
ている。
【0005】このプレキャスト・コンクリート部材を用
いた地下室は、掘削された地下空間に、縦向きの壁構成
部と水平向きの底盤構成部が一体化された縦断面形状が
L字形のプレキャスト・コンクリート部材が、隣接相互
間を互いに接合して設置されて地下室の側壁が構成さ
れ、該地下室の内部空間の底部に現場打ちコンクリート
による底盤が各プレキャスト・コンクリート部材の底盤
構成部に連続する形で構築され、また各プレキャスト・
コンクリート部材の壁構成部の頂面上には該壁構成部に
アンカー部が埋設されたアンカーボルトのネジ部が突設
されている構造になっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような構造の地下
室では、大きな土圧が作用する側壁が、工場で十分な品
質管理を受けて構築された複数のプレキャスト・コンク
リート部材で構築されるので、熟練工でなくても十分な
機械的強度を持つ地下室側壁を構築することができる利
点がある。
【0007】本発明の目的は、地上建物からの応力を十
分に負担できるアンカーボルトを備えた地下室を提供
し、かつ、地下室の天井の機械的強度を向上し、更に、
地上建物との一体化を強化することによって天井高の高
い地下室を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の如き従来の問題点
を解決し、所期の目的を達成するため本発明の特徴は、
掘削された地下空間に、縦向きの壁構成部と水平向きの
底盤構成部が一体化された縦断面形状がL字形のプレキ
ャスト・コンクリート部材が、隣接相互間を互いに接合
して設置されて地下室の側壁が構成され、前記地下室の
内部空間の底部に現場打ちコンクリートによる底盤が前
記各プレキャスト・コンクリート部材の底盤構成部に連
続されて構築されてなる地下室において、前記側壁の互
いに対向するプレキャストコンクリート部材の頂部間
に、鉄骨梁を掛け渡し、該鉄骨の上部を埋め込むととも
前記各プレキャストコンクリート部材の頂部と一体化
させて、現場打ち鉄筋コンクリート天井スラブが設けら
れ、前記各プレキャストコンクリート部材の壁構成部頂
面上には、該壁構成部にアンカー部が埋設されたアンカ
ーボルトのネジ部が突設され、該アンカーボルトのネジ
部には抜止め部材が取り付けられ、前記各プレキャスト
・コンクリート部材の各壁構成部の上面にはこれらに沿
ってスパイラル筋がその環状空間内に前記各アンカーボ
ルトの前記抜止め部材がそれぞれ存在するようにして設
置され、前記スパイラル筋内からは該スパイラル筋内に
アンカー部を位置決めした地上建物締結用アンカーボル
トが所定間隔で立設され、前記地下室の内部空間の天井
には前記スパイラル筋の全体と前記各地上建物締結用ア
ンカーボルトの下半部を埋設するようにして前記現場打
ち鉄筋コンクリート天井スラブが設けられ、該天井スラ
ブ内にはコ字状に折り返されたU字型鉄筋を、該U字型
鉄筋の両端の平行部で前記スパイラル筋を跨ぎ、該平行
部の先端をスラブ筋に重ねる配置に埋設されていること
にある。
【0009】このような構成になっていると、各プレキ
ャストコンクリート部材は、上端がコンクリート天井ス
ラブにより一体化されて、相互間の結合が強化され、し
かも、鉄骨粱で補強された鉄筋コンクリート天井スラブ
が、側壁と一体化されるため、高強度の地下室が得られ
る。
【0010】また、各地上建物締結用アンカーボルト
は、現場打ち鉄筋コンクリート天井スラブ内に埋設され
ているスパイラル筋内にアンカー部がそれぞれ設けられ
て該現場打ち鉄筋コンクリート天井スラブで一体化され
ているので、機械的強度が従来に比べて遥かに向上し、
地上建物からの応力を十分に負担することができる。
【0011】更に、地下室の内部空間の天井に、スパイ
ラル筋の全体と各地上建物締結用アンカーボルトの下半
部を埋設するように現場打ち鉄筋コンクリート天井スラ
ブが設けられていると、各プレキャスト・コンクリート
部材に作用する大きな土圧を該現場打ち鉄筋コンクリー
ト天井スラブでも負担することになって、地下室の側壁
上部の土圧に対して十分な機械的強度をもつ地下室を得
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1乃至図12は本発明に係る地
下室における実施の形態の一例を示したものである。
【0013】本例では、地下室を構築するに際し、従来
と同様に、図1及び図2(A)(B)に示すプレキャス
ト・コンクリート部材1を用いる。このプレキャスト・
コンクリート部材(以下、PCa部材と称する)1は、
縦向きの壁構成部2と水平向きの底盤構成部3が一体化
されて縦断面形状がL字形に形成されている。このPC
a部材1の内面の幅方向の両側には、連結金具4が固着
されている。連結金具4は、図3に示すように、ボルト
孔があけられたコ字形の鋼板により形成されており、こ
れに溶接されたアンカー鉄筋5と共にPCa部材1内に
埋設されて固定されている。そして、この連結金具4に
ボルトを装着するためのボルトボックス6が形成されて
いる。また、このPCa部材1の接合側面には、シール
材を充填するための深溝7が、図2(B)に示すよう
に、壁構成部2または底盤構成部3に対して平行に形成
されている。深溝7の注入口7iは壁構成部2の頂面に
開口するように設けられ、空気抜き口7oは底盤構成部
3の上面に開口するように設けられている。さらに、P
Ca部材1の接合側面には、弾性材を装着するための1
対の浅溝8が、図4及び図5に示すように深溝7の両側
に段状に配置された形で深溝7に連続して形成されてい
る。
【0014】このように構成されたPCa部材1によっ
て地下室を構築するには、図6に示すように、掘削され
た地下空間に、割栗地業9,捨てコンクリート10の施
工を行った後に、必要な種類及び数のPCa部材1を搬
入、設置して、例えば図1に示すように地下室を構築す
る。
【0015】そして、この地下室の内部空間11の底部
に、現場打ちコンクリート12を打設して底盤13をP
Ca部材1による地下側壁と一体化させる形で構築す
る。
【0016】PCa部材1の搬入、設置に際しては、各
PCa部材1が小形(例えば、幅910mm,高さ281
0mm)に形成されているので、敷地や周辺道路の狭い一
般住宅であっても容易に作業を行うことができる。
【0017】PCa部材1を設置するには、まず、隣接
するPCa部材1の接合面の浅溝8間に形成される前後
1対の隙間に天然ゴムや合成ゴム等のゴム状弾性材14
を装着し、このゴム状弾性材14を隣接するPCa部材
1によって挟んで圧縮する形で、各PCa部材1を捨て
コンクリート10上に設置する。
【0018】そして、図8に示すように、隣接するPC
a部材1を互いに接合させ、その接合端面の各連結金具
4をハイテンションボルト15で締結して一体化する。
【0019】次に、隣接するPCa部材1の接合端面の
深溝7が対向することによって形成される孔16内に、
2液性反応硬化軟質エポキシ樹脂等のシール材17を注
入若しくは充填する。シール材17を注入する際には、
上端面の注入口7iから注入し、下方の空気抜き口7o
から深溝7間の孔16内の空気を排出することにより、
シール材17を密実に充填することができる。深溝7間
の孔16内にシール材17を充填すると、浅溝8間の隙
間のゴム状弾性材14のバックアップ材の効果として、
シール材17が深溝7間の孔16から漏れるのを防止で
きると共に、地下水があるような場所ではゴム状弾性材
14,シール材17,ゴム状弾性材14の順序で3段階
に止水することができる。
【0020】PCa部材1による地下側壁の内部空間1
1の底盤13を構築するに、まずPCa部材1の底盤構
成部3と接続形で配筋18を行う。そして、現場打ちコ
ンクリート12を打設して、各PCa部材1の底盤構成
部3と現場打ちコンクリート12を一体化させる形で、
底盤13を構築する。
【0021】従って、最も応力が大きくなる地下側壁と
底盤13の接合部分は、工場製作されるPCa部材1に
より構築されるので、工期を短縮できると共に、構造的
な信頼性を高くすることができる。即ち、地下側壁と底
盤13の接合部分に十分な強度を確保でき、また、確実
に止水することができる。
【0022】また、図6に示すように、底盤13に排水
溝22を設け、耐水石膏ボード,ロックウール等からな
る内壁19を設置する。すると、PCa部材1の壁構成
部2と内壁19の間に空間21が形成されるので、内壁
19に結露が生じることが防止される。また、万一、壁
構成部2に結露が生じた場合にも、この排水溝22を介
して排水することができる。
【0023】図9及び図10に示すように、各PCa部
材1の壁構成部2には従来と同様に予めアンカーボルト
23のアンカー部23aがそれぞれ埋設され、これらア
ンカーボルト23のネジ部23bは壁構成部2の頂面上
にそれぞれ突設されている。本例では、これらアンカー
ボルト23のネジ部23bにダブルナットと座金により
抜止め部材24をそれぞれ取り付ける。
【0024】かかる状態で、各PCa部材1の壁構成部
2の上面には、これらに沿って図9及び図10に示すよ
うに、スパイラル筋25を、その環状空間内に各アンカ
ーボルト23の抜止め部材24がそれぞれ存在するよう
にして設置する。また、スパイラル筋25内からは該ス
パイラル筋25内にアンカー部26aを溶接等で位置決
めした地上建物締結用アンカーボルト26を所定間隔で
立設する。
【0025】また、各PCa部材1の壁構成部2の上面
の内側コーナ部には、予め受け金物27を設けておく。
これらの受け金物27に沿ってFデッキ受け金物28を
配置し、このフラットデッキ受け金物28を各受け金物
27に溶接で固定する。
【0026】PCa部材1による地下側壁の内部空間1
1の上には、対向するフラットデッキ受け金物28に跨
がるようにしてフラットデッキプレート29を掛け渡
す。また、対向するPCa部材1の頂部間には、所定間
隔で鉄骨梁30を掛け渡す。
【0027】フラットデッキプレート29上には、図1
、図12に示すようにスラブ筋31を配筋するととも
にコ字状に折り返された形状のU字型鉄筋35を配管
し、前記鉄骨梁30の上部、スパイラル筋25の全体
各地上建物締結用アンカーボルト26の下半部を埋設
するように現場打ち鉄筋コンクリート天井スラブ32を
打設する。これによって形成される現場打ち鉄筋コンク
リート天井スラブ32内にはU字型鉄筋35の両端の平
行部35a,35bで前記スパイラル筋25を跨ぎ、該
平行部35a,35bの先端をスラブ筋31に重ねる配
置に埋設させるとともに、該天井スラブ32上から、各
地上建物締結用アンカーボルト26のネジ部26bが
設させる。
【0028】これら地上建物締結用アンカーボルト26
のネジ部26bには、地上建物の一階の木材よりなる土
台33をナット34で締結する。
【0029】このような構造になっていると、各地上建
物締結用アンカーボルト26は、現場打ち鉄筋コンクリ
ート天井スラブ32内に埋設されているスパイラル筋2
5内にアンカー部26aがそれぞれ設けられて該現場打
ち鉄筋コンクリート天井スラブ32で一体化されている
ので、機械的強度が従来に比べて遥かに向上し、地上建
物からの応力を十分に負担することができる。
【0030】また、地下室の内部空間11の天井に、ス
パイラル筋25の全体と各地上建物締結用アンカーボル
ト26の下半部を埋設するように現場打ち鉄筋コンクリ
ート天井スラブ32が設けられているので、各PCa部
材1に作用する大きな土圧を該現場打ち鉄筋コンクリー
ト天井スラブ32でも負担することになって、地下室の
側壁上部の土圧に対して十分な機械的強度をもち、か
つ、天井高の高い地下室を得ることができる。
【0031】また、現場打ち鉄筋コンクリート天井スラ
ブ32は、各PCa部材1の対向する頂部間に掛け渡さ
れた鉄骨梁30で補強しているので、現場打ち鉄筋コン
クリート天井スラブ32の機械的強度を一層向上させる
ことができる。
【0032】尚、フラットデッキ受け金物28の代わり
にH形鋼等を用いることもできる。
【0033】
【発明の効果】本発明における地下室では、掘削された
地下空間に、縦向きの壁構成部と水平向きの底盤構成部
が一体化された縦断面形状がL字形のプレキャスト・コ
ンクリート部材が、隣接相互間を互いに接合して設置さ
れて地下室の側壁が構成され、前記地下室の内部空間の
底部に現場打ちコンクリートによる底盤が前記各プレキ
ャスト・コンクリート部材の底盤構成部に連続されて構
築されてなる地下室において、前記側壁の互いに対向す
るプレキャストコンクリート部材の頂部間に、鉄骨梁を
掛け渡し、該鉄骨の上部を埋め込むとともに前記各プレ
キャストコンクリート部材の頂部と一体化させて、現場
打ち鉄筋コンクリート天井スラブが設けられ、前記各プ
レキャストコンクリート部材の壁構成部頂面上には、該
壁構成部にアンカー部が埋設されたアンカーボルトのネ
ジ部が突設され、該アンカーボルトのネジ部には抜止め
部材が取り付けられ、前記各プレキャスト・コンクリー
ト部 材の各壁構成部の上面にはこれらに沿ってスパイラ
ル筋がその環状空間内に前記各アンカーボルトの前記抜
止め部材がそれぞれ存在するようにして設置され、前記
スパイラル筋内からは該スパイラル筋内にアンカー部を
位置決めした地上建物締結用アンカーボルトが所定間隔
で立設され、前記地下室の内部空間の天井には前記スパ
イラル筋の全体と前記各地上建物締結用アンカーボルト
の下半部を埋設するようにして前記現場打ち鉄筋コンク
リート天井スラブが設けられ、該天井スラブ内にはコ字
状に折り返されたU字型鉄筋を、該U字型鉄筋の両端の
平行部で前記スパイラル筋を跨ぎ、該平行部の先端をス
ラブ筋に重ねる配置に埋設されていることにより、地下
室全体が一体化された箱状となって全体の機械的強度が
高くなり、従来の天井スラブ枠組工法では対応が不可能
であった構造、デザインにも対応でき、大幅に設計対応
が向上した地下室が得られる。
【0034】また、本発明に係る地下室では、各地上建
物締結用アンカーボルトは、現場打ち鉄筋コンクリート
天井スラブ内に埋設されているスパイラル筋内にアンカ
ー部がそれぞれ設けられて該現場打ち鉄筋コンクリート
天井スラブで一体化されているので、機械的強度が従来
に比べて遥かに向上し、地上建物からの応力を十分に負
担することができる。また、地下室の内部空間の天井に
は、スパイラル筋の全体と各地上建物締結用アンカーボ
ルトの下半部を埋設するように現場打ち鉄筋コンクリー
ト天井スラブが設けられているので、各プレキャスト・
コンクリート部材に作用する大きな土圧を該現場打ち鉄
筋コンクリート天井スラブでも負担することになって、
地下室の側壁上部の土圧に対して十分な機械的強度をも
ち、かつ、天井高の高い地下室を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地下室における実施の形態の一例
の要部斜視図である。
【図2】(A)(B)は本例で用いているプレキャスト
・コンクリート部材の正面図及び側面図である。
【図3】図2中の連結金具部分の拡大正面図である。
【図4】図2(B)に示す溝部分の拡大平面図である。
【図5】図2(B)に示す溝部分の拡大側面図である。
【図6】プレキャスト・コンクリート部材による地下室
の内側に構築される内壁を示す垂直断面図である。
【図7】プレキャスト・コンクリート部材の接合端面へ
の弾性材,シール材の装着状態を示す水平断面図であ
る。
【図8】プレキャスト・コンクリート部材の接合方法を
示す垂直断面図である。
【図9】本発明でプレキャスト・コンクリート部材の上
部にスパイラル筋,地上建物締結用アンカーボルト及び
フラットデッキプレートを設けた状態の一例を示す斜視
図である。
【図10】本発明でプレキャスト・コンクリート部材の
上部にスパイラル筋,地上建物締結用アンカーボルト及
びフラットデッキプレートを設けた状態の一例を示す垂
直断面図である。
【図11】本発明でフラットデッキプレート上にスラブ
筋を配筋した状態の一例を示す斜視図である。
【図12】本発明で地下室の内部空間の天井に、スパイ
ラル筋の全体と各地上建物締結用アンカーボルトの下半
部を埋設するように現場打ち鉄筋コンクリート天井スラ
ブを設けた状態の一例を示す垂直断面図である。
【符号の説明】
1 プレキャスト・コンクリート部材(PCa部材) 2 壁構成部 3 底盤構成部 4 連結金具 5 アンカー鉄筋 6 ボルトボックス 7 深溝 7i 注入口 7o 空気抜き口 8 浅溝 9 割栗地業 10 捨てコンクリート 11 内部空間 12 現場打ちコンクリート 13 底盤 14 ゴム状弾性材 15 ハイテンションボルト 16 孔 17 シール材 18 配筋 19 内壁 21 空間 22 排水溝 23 アンカーボルト 23a アンカー部 23b ネジ部 24 抜止め部材 25 スパイラル筋 26 地上建物締結用アンカーボルト 26a アンカー部 26b ネジ部 27 受け金物 28 フラットデッキ受け金物 29 フラットデッキプレート 30 鉄骨梁 31 スラブ筋 32 現場打ち鉄筋コンクリート天井スラブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 喬夫 東京都港区新橋5丁目33番11号 日本ヒ ューム管株式会社内 (72)発明者 南澤 聡 東京都港区新橋5丁目33番11号 日本ヒ ューム管株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−260488(JP,A) 特開 平9−67939(JP,A) 特開 平8−239848(JP,A) 実開 平7−44103(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】掘削された地下空間に、縦向きの壁構成部
    と水平向きの底盤構成部が一体化された縦断面形状がL
    字形のプレキャスト・コンクリート部材が、隣接相互間
    を互いに接合して設置されて地下室の側壁が構成され、
    前記地下室の内部空間の底部に現場打ちコンクリートに
    よる底盤が前記各プレキャスト・コンクリート部材の底
    盤構成部に連続されて構築されてなる地下室において、 前記側壁の互いに対向するプレキャストコンクリート部
    材の頂部間に、鉄骨梁を掛け渡し、該鉄骨の上部を埋め
    込むとともに前記各プレキャストコンクリート部材の頂
    部と一体化させて、現場打ち鉄筋コンクリート天井スラ
    ブが設けられ、前記各プレキャストコンクリート部材の
    壁構成部頂面上には、該壁構成部にアンカー部が埋設さ
    れたアンカーボルトのネジ部が突設され、該アンカーボ
    ルトのネジ部には抜止め部材が取り付けられ、前記各プ
    レキャスト・コンクリート部材の各壁構成部の上面には
    これらに沿ってスパイラル筋がその環状空間内に前記各
    アンカーボルトの前記抜止め部材がそれぞれ存在するよ
    うにして設置され、前記スパイラル筋内からは該スパイ
    ラル筋内にアンカー部を位置決めした地上建物締結用ア
    ンカーボルトが所定間隔で立設され、前記地下室の内部
    空間の天井には前記スパイラル筋の全体と前記各地上建
    物締結用アンカーボルトの下半部を埋設するようにして
    前記現場打ち鉄筋コンクリート天井スラブが設けられ、
    該天井スラブ内にはコ字状に折り返されたU字型鉄筋
    を、該U字型鉄筋の両端の平行部で前記スパイラル筋を
    跨ぎ、該平行部の先端をスラブ筋に重ねる配置に埋設さ
    れていることを特徴としてなる地下室。
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CN109184026A (zh) * 2018-10-30 2019-01-11 江苏华实装配式建筑技术有限公司 一种预制装配式混凝土可呼吸外墙大板套件
CN115288194B (zh) * 2022-09-15 2024-05-28 中铁第四勘察设计院集团有限公司 一种地下结构出入口通道装配式叠合结构及工艺

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