JP3113299B2 - 幌型車両の幌ユニット格納構造 - Google Patents

幌型車両の幌ユニット格納構造

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JP3113299B2 JP03040516A JP4051691A JP3113299B2 JP 3113299 B2 JP3113299 B2 JP 3113299B2 JP 03040516 A JP03040516 A JP 03040516A JP 4051691 A JP4051691 A JP 4051691A JP 3113299 B2 JP3113299 B2 JP 3113299B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は幌型車両の幌ユニット
格納構造に関する。
【0002】
【従来の技術】屋根付き車とオープンカーの両方に転換
できるように、車のルーフにリヤパーセル部にまで至る
ような大きめのルーフ開口部を形成し、そのルーフ開口
部を折りたたみ式の幌ユニットにて覆う一種のコンバー
チブル車が考えられている〔類似技術として、“ユーノ
スロードスター新型車の紹介”(1989年9月株式会
社ユーノス発行等)にて知られているようなものがあ
る〕。このような幌型車両では、図9に示すように、使
用時は左右一対の折たたみ式リンク1間に幌シート2等
を取付けた幌ユニット3を展開し、幌ユニット3の先端
の幌ロック部4をルーフ開口部5の前縁部6のストライ
カ7に係合させてルーフ開口部5を覆う。一方、不使用
時には幌ロック部4のロックノブ4aを回動させてロッ
ク状態を解除し、幌ユニット3を折りたたんで車体後部
の所定位置に格納する。そして、これをビニールレザー
等の柔らかいカバー8で覆うのが一般的である。このよ
うな幌ユニット格納構造では、幌ロック部4のロックノ
ブ4aを戻し忘れたまま格納しても特に問題とならない
利点があるものの、カバー8の取付けに手間がかかり、
また車体の見映えもよくない。このため、格納リッド付
きの格納スペースに、折りたたまれた幌ユニット3を格
納することが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに格納リッド付きの格納スペースに、折りたたまれた
幌ユニット3を格納する場合には、ロックノブ4aを起
こしたままの状態で幌ユニット3を格納スペースに格納
すると、ロックノブが上向きに起きた状態となり、格納
スペースを大きくとれない車両においてはロックノブが
格納リッドに当たって格納リッドを傷つけるおそれがあ
る。
【0004】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、ロックノブを起こしたままの状
態で幌ユニットを格納スペースに格納しても、ロックノ
ブが格納リッドにぶつかって傷つけることのない幌型車
両の幌ユニット格納構造を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る幌型車両
の幌ユニット格納構造は、上記の目的を達成するため
に、格納スペースに格納した幌ユニットにおける幌ロッ
ク部のロックノブが対応する格納リッド内側面に、緩衝
部材を設けたものである。
【0006】
【作 用】この発明に係る幌型車両の幌ユニット格納構
造によれば、格納スペースに格納した幌ユニットにおけ
る幌ロック部のロックノブが対応する格納リッド内側面
に緩衝部材を設けた。このため、幌ロック部のロックノ
ブを起こしたまま幌ユニットを格納して格納リッドを閉
じる場合には、緩衝部材がロックノブに当たって自動的
にロックノブを押し倒すので、ロックノブが格納リッド
にぶつかって格納リッドを傷つけることがない。
【0007】
【実施例】以下この発明の好適な一実施例を図1〜図8
に基づいて説明する。この実施例に係る自動車には、ル
ーフ41の頂部から左右のリヤピラー42、42間を経
てリヤパーセル部43に至る連続した大きめのルーフ開
口部44が設けてある。そして、このルーフ開口部44
を、左右一対の折りたたみ自在なリンク45間に幌シー
ト46やバックパネル47を取付けた幌ユニット48に
て、覆ったり(図1の状態)或いは開放(図2の状態)
できるようになっている。すなわち、リンク45の基端
ブラケット49は、車体後部の格納スペース50内に配
したマウントブラケット51へ回動自在に固定されてお
り、使用時、幌ユニット48を前側へ展開してルーフ開
口部44を覆い、不使用時、幌ユニット48を折りたた
んで格納スペース50内へ格納自在としている。格納ス
ペース50は格納トレー52と格納リッド53等にて区
画形成されているものであり、格納スペース50内に幌
ユニット48が格納された後に、格納リッド53を閉め
て、幌ユニット48の存在が外から見て分からないよう
にしてある(図3参照)。尚、格納トレー52の下方に
は、トランクルーム54が形成されており、トランクリ
ッド55を開閉することにより、内部へ荷物や工具など
を出し入れできるようになっている。
【0008】また、幌ユニット48の先端には幌ロック
部56が設けてあり、ルーフ開口部44を覆った状態の
幌ユニット48をそのまま固定できるようになってい
る。すなわち、この幌ロック部56は、図4に示すよう
に、ロックベース59に幌ロック部56操作用のロック
ノブ60と、このロックノブ60の固定・解除を行う解
除ノブ61と、ロックノブ60の回動に従って前後に移
動するスライダ62と、ロックノブ60及びスライダ6
2の動きにより連動して回動するラッチ63とを有して
いる。そして、ロックノブ60を回動することにより、
ルーフ開口部44の前縁部に設けられているストライカ
64に前記スライダ62及びラッチ63を係合させて幌
ユニット48をロック状態とする。尚、65はマイクロ
スイッチであり、スライド板66の動きにより幌ユニッ
ト48のロック状態を検知するためのものである。
【0009】更に、バックパネル47には、デフォッガ
用の熱線57付きのリヤウインドウ58が設けられてい
る。
【0010】一方、格納リッド53の内側面で、格納し
た幌ユニット48の左右の幌ロック部56に対応する位
置には、各々緩衝部材67が設けられている(図5参
照)。この緩衝部材67は、ステンレス鋼を略U字形状
に曲げて形成したものであり、一方の側面には幅の狭い
長円状のボルト孔68が設けられており、他方の側面に
は前記ボルト孔68に対応した位置に大径のボルト挿入
孔69を設けると共に、その側面の先端70を内側に少
し折り曲げている。そして、防錆および耐磨耗性の観点
から、全体をエポキシ樹脂によりコーティングしたもの
である(図6参照)。この緩衝部材67はその開口側先
端71が前方を向くようにして、ボルト挿入孔69から
ボルト孔68へ挿入した取付ボルト72により、格納リ
ッド53のインナパネル53aの内側に溶接で取付けて
あるナット73に締結されている。
【0011】次に、幌ユニット48を格納スペース50
へ格納する際の動作について図7に基づいて説明する。
先ず、幌ロック部56のロックノブ60を回動させてロ
ック状態を解除し、左右に取付けられているリンク45
を折りたたんで格納スペース50に格納する。そして、
格納トレー52に設けられているバンド74により幌ユ
ニット48を固定する。この状態では、幌ユニット48
の幌ロック部56が最上面に露出することになる。従っ
て、幌ロック部56のロック状態を解除するために回動
させたロックノブ60を元に戻さずに幌ユニット48を
格納すると、ロックノブ60が上向きに出っ張った状態
となる(図7中破線で示す状態)。この時、ロックノブ
60は後側を支点として前側に倒れるようになっている
(図中A方向)。この状態で格納リッド53を前側(図
中B方向)に倒して閉じると、格納リッド53の内側面
に取付けられている緩衝部材67がロックノブ60に当
たってロックノブ60を前側に押し倒しながら下りてく
るので、ロックノブ60は元の位置に収められる。ま
た、ロックノブ60が元の位置に戻されている状態で
は、格納リッド53を閉じても緩衝部材67はどこにも
当たらないので、図8に示すように、緩衝部材67の内
側に傘75等を収納することができる。すなわち、緩衝
部材67はバネ性のステンレス鋼を使用しているため、
内側に傘7等を保持することができる。
【0012】このような幌ユニット格納構造によれば、
ロックノブ60を起こしたままの状態で幌ユニット48
を格納スペース50に格納しても、格納リッド53を閉
じる際には格納リッド53の内側に設けられている緩衝
部材67が自動的にロックノブ60を倒して元の位置に
戻すので、ロックノブ60が格納リッド53にぶつかっ
て傷つけることがない。また、緩衝部材67はステンレ
ス鋼を略U字形状に曲げて形成されているので、その内
側に傘75等の小物を収納することができ、スペースを
有効に利用することができる。さらに、緩衝部材67
は、エポキシ樹脂によりコーティングされているので、
錆びにくく外観も良い。また、耐磨耗性に優れているの
で、ロックノブ60に接触しても擦り減ることがない。
【0013】
【発明の効果】この発明に係る幌型車両の幌ユニット格
納構造は、以上説明したような内容であって、幌ユニッ
トにおける幌ロック部のロックノブが対応する格納リッ
ド内側面に緩衝部材を設けた。このため、幌ロック部の
ロックノブを起こしたまま格納した状態で格納リッドを
閉じても、緩衝部材がロックノブを自動的に押し倒すの
でロックノブが格納リッドにぶつかって格納リッドを傷
つけることがない。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】幌ユニットにてルーフ開口部を覆った状態を示
す幌型車両の斜視図である。
【図2】ルーフ開口部を開放した状態を示す幌型車両の
斜視図である。
【図3】幌ユニットの動作を示す幌型車両の側面図であ
る。
【図4】幌ロック部の構造を示す断面図である。
【図5】幌ユニットを格納スペースに格納した状態を示
す部分斜視図である。
【図6】緩衝部材を示す拡大斜視図である。
【図7】格納リッドを閉じる際の緩衝部材とロックノブ
との関係を示す説明図である。
【図8】格納リッドの緩衝部材に傘を収納させた状態を
示す部分斜視図である。
【図9】従来の幌型車両を示す側面図である。
【符号の説明】
41…ルーフ 42…リヤピラー 43…リヤパーセル 44…ルーフ開口部 45…リンク 46…幌シート 48…幌ユニット 50…格納スペース 53…格納リッド 56…幌ロック部 67…緩衝部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 久夫 神奈川県横浜市中区豊浦町2番地3高田 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−358924(JP,A) 実開 平2−21030(JP,U) 実開 平5−37533(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 7/12 B60J 7/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフの頂部の前側からリヤパーセル部
    に至る連続したルーフ開口部を設け、且つ左右一対の折
    たたみ式リンク間に幌シート等を取付けた幌ユニットを
    設け、該幌ユニットを折りたたみ状態で格納する格納ス
    ペースをリヤパーセル部の後方に設けると共に、該格納
    スペースを覆う格納リッドを前開き可能な状態で設け、
    使用時には該幌ユニットを展開してルーフ開口部を覆
    い、該幌ユニット先端の幌ロック部をルーフ開口部の前
    縁部に係合させ、不使用時には幌ユニットを折りたたん
    で幌ロック部が上向きの状態で格納スペース内へ格納自
    在とした幌型車両の幌ユニット格納構造において、 前記幌ロック部には、幌ユニットが格納スペース内に格
    納された状態では上向きの起立状態になると共に後側に
    支点を有して前側に倒伏するロックノブを備え、格納ス
    ペースに格納した幌ユニットにおける上向き状態の幌ロ
    ック部のロックノブが対応する格納リッド内側面に緩衝
    部材を設け該緩衝部材が格納リッドの閉鎖中において
    起立状態のロックノブと当接して、ロックノブを倒伏状
    態に移行させるようにしたことを特徴とする幌型車両の
    幌ユニット格納構造。
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DE19635869C1 (de) * 1996-09-04 1998-01-22 Daimler Benz Ag Klappverdeck für Fahrzeuge
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