JP3111691U - 金属加飾シート - Google Patents

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Abstract

【課題】形成後に熱が加わった時でも、光沢感を失わない金属加飾フィルムを提供すること。
【解決手段】表面に金属蒸着層を有する金属加飾シートであって、紫外線硬化型接着剤を塗布した基材シート層と金属蒸着層を有する金属蒸着フィルムとを接触させた状態で、紫外線照射機の内部を通すことにより、前記金属蒸着層と前記基材シート層とを接着し、表層から、金属蒸着層、紫外線硬化型接着剤層、基材シート層の順に一体的に積層したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、シュリンクフィルム、プラスチックフィルム又は不織布等に対して金属蒸着の加飾を施した金属加飾シートに関するものである。
従来、フィルム部材に金属の光沢感を付与するために、金属蒸着層の片方の面にホットメルト接着剤が設けられたシートをフィルム部材に当て、熱を加えることにより金属の光沢感を付与する方法がある(例えば、特許文献1参照)。しかし、熱により収縮してしまうシュリンクフィルムや、熱の影響を受けやすい薄いプラスチックフィルムに対しては、熱転写等の高い温度によって金属加飾を施すことはできない。
このため、熱を使わずに金属加飾をフィルム部材に付与する方法がある。例えば、フィルム部材上にゴム系のプライマー層を付与し、その上に金属蒸着層を施す方法がある(例えば、特許文献2参照)。また、フィルム部材状に溶剤型の粘着剤を塗布し、その上に金属蒸着層を施す方法がある(例えば、特許文献3参照)。
特開平6−172976 特公平7−37103 特開昭61−102285
しかしながら、上記の方法においては、フィルム部材の形成後に熱が加わると、金属加飾部の光沢感が失われ、金属加飾としての機能を失ってしまうという不都合があった。
そこで、本考案の目的は、形成後に熱が加わった時でも、光沢感を失わない金属加飾シートを提供することである。
上記目的を達成するための本考案の第1の構成は、表面に金属蒸着層を有する金属加飾シートであって、紫外線硬化型接着剤を塗布した基材シート層と金属蒸着層を有する金属蒸着フィルムとを接触させた状態で、紫外線照射機の内部を通すことにより、前記金属蒸着層と前記基材シート層とを接着し、表層から、金属蒸着層、紫外線硬化型接着剤層、基材シート層の順に一体的に積層したことを特徴とする金属加飾シートである。
第2の構成は、第1の構成に記載の金属加飾シートであって、前記基材シート層は、シュリンクフィルム、薄いプラスチックフィルム、不織布、紙又は合成紙であることを特徴とする金属加飾シートである。
第1の構成によれば、前記金属加飾シートは、熱を使わず紫外線硬化型接着剤を用いて金属蒸着層を基材シート層に転写する。このようにUV接着剤にて接着することで、金属蒸着層を変質させず、効率よく基材シート層上に金属蒸着層を形成することができる。この結果、製造後の金属加飾シートに熱が加わった場合においても、金属蒸着層の光沢感が失われない。
第2の構成のように、熱の影響を受けやすいシュリンクフィルム、薄いプラスチックフィルム、不織布、紙又は合成紙においても同様の効果を得ることができる。
以上の構成により、形成後に熱が加わった時でも、光沢感を失わない金属加飾シートを提供することができる。
図を用いて本考案の特徴を詳細に説明する。説明にあたり、まず金属加飾シートの構成を説明し、次に金属加飾シートの製造方法を説明する。図1は本考案に係る金属加飾シートの構成を説明する断面図であり、図2は本考案に係る金属加飾シートの製造装置を示す図である。
(金属加飾シート10の構成)
図1を用いて金属加飾シート10の構成を説明する。図1に示すように、本考案に係る金属加飾シート10は、表面から、金属蒸着層11、UV接着剤層(紫外線硬化型接着剤層)12、基材シート層13のように積層されて形成される。
金属蒸着層11は、金属蒸着によって加飾が施された連続金属蒸着フィルムをUV接着剤層12に対して加圧し、転写したものである。金属蒸着層を形成する金属としては、アルミニウムの他、種々の金属を用いることができる。例えば、マグネシウム、ニッケル、チタン、金、銀、銅、亜鉛等がある。
UV接着剤層12は、紫外線を照射することで硬化する紫外線硬化型接着剤で構成される。このため、紫外線照射機によって紫外線を照射されることにより、金属蒸着層11と基材シート層13とを接着する働きを有する。
基材シート層13は、熱により収縮するシュリンクフィルム、薄いプラスチックフィルム、不織布、紙又は合成紙を使用する。
(金属加飾シート10の製造方法)
図2を用いて金属加飾シート10の製造方法を説明する。図2に示すように、金属加飾シート10の製造装置20は、金属蒸着層が連続フィルム上に転写されている金属蒸着フィルム31を巻いて保持する金属蒸着フィルム保持ローラ21と、UV接着剤を基材シート32に付与するUV接着剤塗布装置22と、基材シート32を巻いて保持する基材シート保持ローラ23と、紫外線照射機24と、金属蒸着層11の付与後の金属蒸着フィルム31を巻き取る金属蒸着フィルム巻取ローラ25と、完成した金属加飾シート10を巻き取る金属加飾シート巻取ローラ26と、を有する。
図2に示すように、まず基材シート保持ローラ23に巻きつけられて保持される基材シート32は順次送られ、接着剤塗布装置22に導入される。すると、導入された基材シート32の所定箇所(金属加飾を施したい箇所)には、接着剤塗布装置22内の塗布ローラ22aによって、UV接着剤が塗布される。UV接着剤を表面の前記所定箇所に塗布された後、基材シート32はガイドローラ対27へ搬送される。
一方、金属蒸着フィルム保持ローラ21から送られた金属蒸着フィルム31は、基材シート32とともに、互いに当接するガイドローラ対27へ送られる。ガイドローラ対27を通過した後において、金属蒸着フィルム31と基材シート32とがUV接着剤層12を介して積層され、多層フィルム33となって搬送される。
次に、この多層フィルム33は、ガイドローラ対27及びガイドローラ対28の間のラミネート区域Aを通過しつつ、紫外線照射機24に入る。紫外線照射機24においては、多層フィルム33に紫外線が照射される。これにより、金属蒸着フィルム31と基材シート32との間でUV接着剤層12が粘着性を持ち、金属蒸着フィルム31と基材シート32とはUV接着剤層12を介して一体的な構成となる。
一体的となった多層フィルム33は、その後、搬送方向下流側のガイドローラ対28を抜ける。すると、多層フィルム33は、上部側の一方を金属蒸着フィルム巻取ローラ25に巻き取られ、他方を金属加飾シート巻取ローラ26によって別々に巻き取られる。
このようにすることで、基材シート32上にUV接着剤層12が施された部分以外の金属蒸着層は、金属蒸着フィルム31に残留した状態で金属加飾シート巻取ローラ26に巻き取られる。一方、基材シート32上にUV接着剤層12が施された部分に対向する金属蒸着層は、金属加飾シート10側の金属蒸着層11となって転写され、金属加飾シート巻取ローラ26に巻き取られることとなる。
こうして金属加飾シート巻取ローラ26に巻き取られた金属加飾シート10は、金属蒸着層11、UV接着剤層12、基材シート層13のように一体的に積層される。
以上のような製造方法により製造される金属加飾シート10は、熱を使わずUV接着剤を用いて金属蒸着層11を転写して構成される。このため、熱による影響を受けずに金属蒸着層11と基材シート層13とを一体にすることができる。また、UV接着剤にて接着することで金属蒸着層11を変質させず、効率よく基材シート層13上に形成することができる。この結果、金属蒸着層11が安定して構成されるため、金属加飾シート10は熱が加わった時でも、光沢感を失わない。例えば、基材シート層13がシュリンクフィルムである場合、製造後の金属加飾シート10に熱を加えて収縮させた場合においても、光沢感が失われないという利点がある。
尚、金属蒸着フィルム31に蒸着して形成する金属蒸着層は、光沢感を有することを前提として、できる限り薄い方が好ましい。薄い転写層であればあるほど、クラック、シワ又は白化のような金属光沢を失わせる現象の発生を抑制するからである。
尚、前述の実施形態においては、基材シート層13がフィルム状の金属加飾シートを例示したが、これに限るものではなく、基材シート層13をシール、ラベル又はステッカーのような材質としてもよい。
〔他の実施形態〕
前述した実施形態においては、金属加飾シート10の製造方法として、連続フィルムを使用して積層し、紫外線を照射して粘着させる構成としたが、製造方法はこれに限るものではない。例えば、まず、連続的に形成されるものではない1枚ものの金属蒸着層のシートと、シュリンクフィルム、薄いプラスチックフィルム、不織布、紙又は合成紙等の1枚ものの基材シートとを用意する。次に、前記基材シートの表面にUV接着剤を塗布する。そして、前記金属蒸着層を有するシートの表面に前記基材シートを重ねて多層シートとする。さらに、前記多層シートに対して紫外線照射機により紫外線を照射することで、UV接着剤に接着力を発生させ、多層シートが一体的な構成となる。最後に、得られた一体的な多層シート表面から金属蒸着層を有するシートを剥がすことで、UV接着剤が塗布されていない箇所の金属蒸着層が剥がれ、金属加飾シートが完成する。このような製造方法によってもよい。
本考案は、シュリンクフィルム、薄いプラスチックフィルム、不織布、紙又は合成紙に対して金属加飾層を付与した、シール、ラベル又はステッカー等の金属加飾シートにする場合に利用することができる。
本考案に係る金属加飾シートの構成を説明する断面図。 本考案に係る金属加飾シートの製造装置を示す図。
符号の説明
A…ラミネート区域、
10…金属加飾シート、
11…金属蒸着層、12…UV接着剤層、
13…基材シート層、14…多層フィルム、
20…製造装置、
21…金属蒸着フィルム保持ローラ、
22…接着剤塗布装置、22a…塗布ローラ、
23…基材シート保持ローラ、24…紫外線照射機、
25…金属蒸着フィルム巻取ローラ、26…金属加飾シート巻取ローラ、
27…ガイドローラ対、28…ガイドローラ対、
31…金属蒸着フィルム、32…基材シート、33…多層フィルム

Claims (2)

  1. 表面に金属蒸着層を有する金属加飾シートであって、
    紫外線硬化型接着剤を塗布した基材シート層と金属蒸着層を有する金属蒸着シートとを接触させた状態で、紫外線照射機の内部を通すことにより、前記金属蒸着層と前記基材シート層とを接着し、表層から、金属蒸着層、紫外線硬化型接着剤層、基材シート層の順に一体的に積層したことを特徴とする金属加飾シート。
  2. 請求項1に記載の金属加飾シートであって、
    前記基材シート層は、シュリンクフィルム、薄いプラスチックフィルム、不織布、紙又は合成紙であることを特徴とする金属加飾シート。
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