JP3111527B2 - コードマーク表示体 - Google Patents

コードマーク表示体

Info

Publication number
JP3111527B2
JP3111527B2 JP03220326A JP22032691A JP3111527B2 JP 3111527 B2 JP3111527 B2 JP 3111527B2 JP 03220326 A JP03220326 A JP 03220326A JP 22032691 A JP22032691 A JP 22032691A JP 3111527 B2 JP3111527 B2 JP 3111527B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code mark
layer
code
metal
light scattering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03220326A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0558086A (ja
Inventor
斌夫 藤本
善之 伊藤
信 冨岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP03220326A priority Critical patent/JP3111527B2/ja
Publication of JPH0558086A publication Critical patent/JPH0558086A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3111527B2 publication Critical patent/JP3111527B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カード、通帳など所定
の情報記録体表面のうちの適宜領域に、所定の情報をコ
ード化した情報記録用コードマークが施されているコー
ドマーク表示体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カードなどの表面の適宜領域を、
例えば約2mm角程度の大きさの1個乃至複数個の□形
状ブロック領域相当部に分割し、各々該□形状ブロック
領域相当部内を田形状に4分割して得られる例えば約1
mm角程度の各々4つの小ブロック領域のうち、記録す
べき所定の情報入力信号に基づいて選定される所定の小
ブロック領域に相当する領域を、印刷方式、転写方式に
て着色材を用いて着色して、所定の情報読取マークを形
成したテトラブロック(4分割)コード方式により表示
されるコードマーク表示体がある。
【0003】上記テトラブロックコード方式により所定
の情報を記録する情報コードマーク表示体としては、例
えば、クレジットカード、ショッピングカード、メンバ
ーズカードなどのカード類、通帳類、その他印刷物、あ
るいは出荷製品、商品など、広範に亘っており、それら
の基材表面に表示して使用されるものである。
【0004】着色表示方式としては、通常着色材、ある
いは紫外線発光性着色材、発色消色性着色材など特殊着
色材などを用いて印刷インキ化、又は着色転写シート化
して印刷方式、又は転写方式(着色転写シートを用いた
感熱転写方式、感圧転写方式など)により、コードマー
クを着色表示し、該コードマークに可視光あるいは紫外
線を照射して、フォトセンサー、CCDカメラなど所定
の光学検出手段によってそのコードマークの配列、組合
せなど予め決められた規則性を検出し、その規則性によ
って所定の情報を読み取ることができるようにしてあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、情報コード
マークを表示する表示体には、情報コードマークを、そ
の表示体の表面に後から順次記録する随時書き込み記録
方式の表示体があり、表示体の最上層にコードマークが
着色表示されるため、従来の印刷方式や転写方式により
着色表示した場合には、表示体表面に対する外的な応
力、衝撃力、摩擦力などによって容易にコードマークが
剥離、脱落する危険がある。
【0006】本発明は、従来の印刷方式、転写方式によ
り記録される情報読取コードマークよりも、記録情報の
耐久保持性及び改ざん防止性能を備え、外観的にも見栄
えがよく、比較的簡単な記録機構、読取機構によって確
実に必要とする情報が記録、読取りできるようにするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材1の片面
又は両面に合成樹脂層2と、金属反射層3とをこの順に
積層し、前記金属反射層3表面のうちの適宜領域を1個
乃至複数個の矩形状ブロック領域相当部に分割し、各々
矩形状ブロック領域相当部内を田形状に4分割して得
られる各々4つの小ブロック領域のうち、記録すべき所
定の情報信号に基づいて選定される所定の小ブロック領
域に相当する領域の金属反射層3表面に、加熱手段を用
いて微細凹凸粗面化した光散乱部4により表示される情
報記録用コードマーク5が施されていることを特徴とす
るコードマーク表示体である。
【0008】本発明を実施例に従って詳細に説明する。
図1(a)は、本発明のコードマーク表示体Aの一実施
例における側断面図であり、基材1の片面に合成樹脂層
2を設け、該合成樹脂層2の上に金属反射層3を積層し
たものである。
【0009】基材1は、紙製、合成樹脂製、金属製のシ
ート状体であり、合成樹脂層2は、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポ
リスチレン、ポリプロピレン、アクリル、ポリエチレン
テレフタレート(飽和ポリエステル)など熱可塑性樹
脂、又はポリエステル(不飽和ポリエステル)、ウレタ
ン、エポキシなど熱硬化性樹脂が使用できる。
【0010】なお、合成樹脂層2として前記熱硬化性樹
脂を使用する場合には、該樹脂中に硬化剤を混入するこ
とは可能であり、又、基材1上に積層される合成樹脂層
2は、完全硬化処理されていない不完全硬化状態である
ことが望ましい。
【0011】該基材1上に積層される合成樹脂層2は、
塗布方式、ラミネート方式、エクストルーダー方式など
により積層される。
【0012】合成樹脂層2の上に積層される金属反射層
3は、金属箔をラミネートするか、又は金属蒸着方式に
より積層され、該金属反射層3の外表面はなるべく平滑
な鏡面状態であることが望ましい。
【0013】該金属反射層3に使用する金属材として
は、アルミニウム、銅、錫、亜鉛、ニッケルなどの金属
単体か、あるいはこれらを主体とする合金が使用でき
る。
【0014】本発明のコードマーク表示体Aは、図1
(a)に示すように、金属反射層3の表面の適宜領域R
1 ,R2 ,R3 のうち領域R2 =(r1 +r2 )におけ
る一部領域r1 を、ラスタードットピン方式による感熱
印字装置のサーマルヘッド、又は微細凹凸面を有する金
型を用いて加熱又は加熱加圧して、該金属反射層3表面
に微細凹凸状の光散乱部4を形成してコードマーク5を
表示したものである。
【0015】本発明のコードマーク表示体Aにおいて
は、前記光散乱部4の微細凹凸は、少なくとも金属反射
層3の外表面に形成されることが必要であるが、図1
(a)に示すように、金属反射層3の外表面だけでな
く、合成樹脂層2と金属反射層3との界面にも形成され
るようにしてもよい。
【0016】前記基材1の厚さは、適宜設定することが
でき、基材1がカード用の基材などシート状体の場合に
は、例えば0.1mm〜1.0mm程度でよい。
【0017】合成樹脂層2の厚さは、例えば0.05m
m〜0.5mm程度である。金属反射層3の厚さは、例
えば、1×10-4μm〜1×10-1μmの範囲の厚さが
適当であり、金属蒸着法にて形成することが望ましく、
特に金属反射層3の厚さが必要以上に厚い場合は感熱記
録性能の低下が生ずる場合がある。
【0018】なお、上記基材シート1、樹脂層2、金属
反射層3の各層の厚さは、上記数値に限定されるもので
はない。
【0019】金属反射層3の表面は、金属素材色を呈し
ているか若しくは適宜色調に着色されており、又、比較
的に光反射性能のよい光沢のある平滑な表面、若しくは
可能な限り平滑な表面であることが望ましく、鏡面状態
であれば一層良好である。
【0020】本発明のコードマーク表示体Aには、前記
金属反射層3上の情報コードマーク5以外の領域、ある
いは必要に応じては該領域を含めて、又は、金属反射層
3形成面に対して反対面の基材1に、適宜に、所望の文
字、記号、あるいは絵柄、彩色などの印刷表示を行うこ
とは可能である。
【0021】金属反射層3上側には、透光性の合成樹脂
による表面保護層を積層することは可能であり、該表面
保護層としては、例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリオレフィン系樹脂、
ポリエステル系樹脂(飽和ポリエステル、不飽和ポリエ
ステル)など、熱可塑性樹脂、熱架橋硬化性樹脂、ある
いはこれらの混合樹脂を使用できる。
【0022】図1(b)は、本発明のコードマーク表示
体Aの一実施例におけるコードマークの形体を説明する
平面図であり、該表示体Aの図面横方向の一部領域
1 ,R 2 ,R3 ,・・・Rn相当部、及び図面縦方向
の一部領域T1 相当部には、n個の□形状ブロック領域
(R1 −T1 ),(R2 −T1 ),(R3 −T1 ),・
・・(Rn −T1 )が互いに隣設配列して設けられる。
なお、図面では、各ブロック(R−T)は互いに接する
ように接続状態で配列されているが、互いに僅かの空間
を空けて配列するように設けてもよい。又、図面縦方向
の一部領域は、図面では、領域T1 として1行のみで表
現されているが、記録すべき情報量に応じて、適宜行数
に設定できるものである。
【0023】上記各□形状ブロック領域((R1
1 ),(R2 −T1 ),(R3 −T1 ))の各々に
は、縦横に田形状に4分割した4個の小ブロック領域
(r1 −t1 ),(r1 −t2 ),(r2 −t1 ),
(r2 −t2 )相当部が設けられる。なお、R1 とR2
とR3 の値は互いに等しく、r1 とr2 、t1 とt2
値は、互いに等しくても、異なっていてもよい。
【0024】図1(b)に示すように、本発明において
は上記各□形状ブロック領域(R−T)内に割当てられ
ている前記各小ブロック領域(r−t)のうちのいずれ
かの領域に、微細凹凸状の光散乱部4を施すことによっ
て、情報コードマーク5が構成されるものであり、図1
(b)では、左から2番目の□形状ブロック(R2 −T
1 )領域内の小ブロック領域(r1 −t1 )に光散乱部
4が施されて、コードマーク5が構成される。
【0025】上記のように、1個乃至複数の各々□形状
ブロック領域(Rn−Tn )内を縦横方向に4分割した
4つの各小ブロック領域(r1 −t1 ),(r1
2 ),(r2 −t1 ),(r2 −t2 )のいずれかの
領域の金属反射層3表面に光散乱部4を形成することに
よって、テトラブロックコード記録方式によるコードマ
ーク5が構成される。なお、□形状ブロック(R−T)
の形状は矩形状であり、正方形又は長方形が適当であ
り、又、その大きさは1平方mmから100平方mm程
度が適当であるが、この数値に限定されることはない。
【0026】図1(c)は、その他のコードマーク5の
表示形体を説明するコートマーク表示体Aの説明図であ
り、コードマーク表示体Aの適宜領域を、横方向にR1
〜R 5 領域に分割し、縦方向にT1 〜T2 領域に分割し
て、10個の□形状ブロックを設け、該各□形状ブロッ
ク領域内を各々4分割して形成した各小ブロック領域の
いずれかの小ブロック領域(r1 −t1 ),(r1 −t
2 ),(r2 −t1 ),(r2 −t2 )に該当する金属
反射層3表面に光散乱部4を形成して、コードマーク5
を得るものである。
【0027】本発明のコードマーク表示体Aに、所定の
情報信号に基づいてテトラブロックコード記録方式によ
るコードマーク5を書き込みする場合には、所定の記録
すべき情報(データ)信号を所定の情報信号変換手段に
よってコードマーク出力用信号に変換し、該信号に基づ
いて、例えば感熱記録手段のサーマルヘッド(400℃
まで加熱温度設定可能)を動作させてコードマーク5を
コードマーク表示体Aの金属反射層3面に出力表示する
ものである。
【0028】上記サーマルヘッドを用いて出力表示する
場合の一例を図2(a),(b)に従って説明すれば、
図2(a)に示すように、コードマーク5が記録される
以前のコードマーク表示体Aの金属反射層3側を、加熱
媒体としてのサーマルヘッド6の下側に離間対向設置し
た後、サーマルヘッド6に、記録すべき所定の書き込み
情報を信号として発信する。
【0029】該サーマルヘッド6のハウジング6a内に
装備されたレシプロ動作する加熱用ストロークピン6b
を、前記信号に基づいて、コードマーク表示体Aに向か
って垂直方向にストローク動作させることにより、該ス
トロークピン6bの加熱先端部6cを金属反射層3に向
かって突出させて、該金属反射層3面に前記先端部6c
を接近、又は接触させ、乃至は該金属反射層3面を所定
の圧力(例えば、通常のサーマルヘッドのストロークピ
ンの圧力)にて押圧する。金属反射層3の表面を加熱、
乃至加熱押圧すると、直ちに前記ストロークピン6aの
加熱先端部6cは金属反射層3面より離間してハウシン
グ6a側に復帰動作する。
【0030】なお、前記サーマルヘッド6としては、例
えばストロークピン6aが、8本/mmの密度で所定本
数配列されているラスター方式(ドット方式)を使用
し、各々1本のストロークピン6aの先端部6cによっ
て1つのドットを表現し、それらドットの組合せによっ
て記録すべきコードマーク5の形状(□形状のブロック
(R−T)領域を4分割した各小ブロック(r1
1 ),(r1 −t2 ),(r2 −t1 ),(r2 −t
2 )領域の形状)を表現するものである。
【0031】図2(b)に示すように、前記ストローク
ピン6a先端部6cにより加熱、乃至加熱押圧された金
属反射層3は、加熱、乃至加熱押圧されない個所よりも
温度が上昇して、そのために下層にある合成樹脂層2も
加熱されて一旦溶融する。
【0032】このストロークピン6bの加熱先端部6c
による前記合成樹脂層2の溶融、及び、該先端部6cの
離間による金属反射層3及び合成樹脂層2の冷却現象に
よって、該合成樹脂層2と金属反射層3との界面での樹
脂−金属間の熱による伸縮率の相違による微細な凹凸が
金属反射層3表面に発生して、光拡散(光散乱)性能の
ある微細凹凸状の光散乱部4によるコードマーク5が得
られる。
【0033】なお、ストロークピン6bの加熱先端部6
cが金属反射層3表面に対して押圧接触する場合は、該
先端部6cの押圧接触した部分の金属反射層3が圧縮さ
れつつ熱せられ、同時に下層の合成樹脂層2も熱せられ
て溶融し、ストロークピン6bの加熱先端部6cの押圧
による凹凸が金属反射層3表面に発生して微細凹凸状の
光散乱部4が得られ、コードマーク表示体A面に所定の
情報がコードマーク5として記録される。
【0034】本発明のコードマーク表示体Aの金属反射
層3表面に対して情報を記録するための加熱媒体として
は、ストロークピン6aを用いたドット方式以外に、コ
ードマーク5を表現するマークの単位形状(4分割され
た各小ブロック(r1 −t1 ),(r1 −t2 ),(r
2 −t1 ),(r2 −t2 )領域の形状)に等しい形状
の押圧面を備え、該押圧面に微細凹凸を施した所定の加
熱押圧金型を使用することは可能である。
【0035】図2(b)に示すように、金属反射層3表
面にコードマーク5として記録された微細凹凸状の光散
乱部4は、加熱媒体と近接又は接触しない、乃至は加熱
媒体が押圧接触せずに記録されない領域の金属反射層3
表面(比較的平滑面、若しくは光反射性能のある鏡面)
と比較して光を散乱させる拡散性能があり、高い光反射
性能を有する高反射領域mと、光拡散(光散乱)性能を
有する光散乱部4に該当する低反射領域nとを、照射光
Lを発する投光器によって照射して、前記領域m,nを
CCDカメラ、又はラインセンサー等を備えた反射式の
光学式読取装置によって識別検出して、前記光散乱部4
による表示情報をコードマーク5として読み取るもので
ある。
【0036】なお、光散乱部4は、上記光学式読取装置
によって、光散乱部4と光散乱部4の形成されていない
領域との反射光量の差が検出できる程度の粗さが必要で
あり、サーマルヘッドのストロークピンの集積密度や、
押圧金型の押圧面の粗度によって異なるが、例えば、平
均粗さピッチが1μm〜50μmの範囲、高低差が0.
5μm〜100μm程度が適当である。
【0037】図3は、本発明のコードマーク表示体Aを
形成する場合において、該表示体Aの金属反射層3の基
材1側に、光吸収性層を積層した本発明のコードマーク
表示体Aのその他の実施例における積層状態を説明する
側面図である。
【0038】図3(a)は、基材1の一面に黒色インキ
など光吸収性着色材による光吸収層7を設け、該光吸収
層7の上側より合成樹脂層2を積層し、該合成樹脂層2
の上側に、金属反射層3を積層したコードマーク表示体
Aである。なお、記録方式は、上記一実施例と同様の方
式によって金属反射層3表面に光散乱部4を形成して、
コードマーク5を記録表示することができ、光散乱部4
の下層にある光吸収層7は、ストロークピン6bの加熱
先端部6cによって押圧されて光散乱部4の形成された
個所の金属反射層3が一層薄膜化して、下層に対する光
隠蔽性が低下した場合において、光拡散性能に加えて光
吸収性能が付与されるようにしたものであり、前記光散
乱部4をより一層、低反射性領域とすることがてきる。
【0039】図3(b)は、基材1の一面に、光吸収性
の着色剤(例えば黒色顔料など)を混入した着色合成樹
脂を用いて合成樹脂層2を設け、該合成樹脂層2を光吸
収層7として、該合成樹脂層2上に金属反射層3を積層
した場合の一例であり、光散乱部4の微細凹凸部分の金
属反射層3が、光散乱部4の形成によって一層薄膜化し
た場合に有効であり、記録方式は、上記一実施例と同様
の方式によって光散乱部4を形成してコードマーク5を
記録表示することができる。
【0040】図3(c)は、基材1に順に合成樹脂層2
と金属反射層3とを積層し、該合成樹脂層2を第1樹脂
層2aと第2樹脂層2bとして、該第1、第2樹脂層2
a,2bの間に、光吸収層7を積層した場合の一例であ
り、記録方式は、上記一実施例と同様の方式によって光
散乱部4を形成して、コードマーク5を記録表示するこ
とができる。
【0041】本発明のコードマーク表示体Aの金属反射
層3の表面を含めてその最外層面には、適宜に、文字、
記号、絵柄、彩色などの印刷層、あるいは、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリ
オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂(飽和ポリエス
テル、不飽和ポリエステル)など、熱可塑性樹脂、熱架
橋硬化性樹脂、あるいはこれらの混合樹脂を用いた表面
保護層(金属反射層3に対する腐食防止、外部応力、衝
撃力、摩擦力等による変形や損傷の防止)を施すことは
可能である。
【0042】本発明のコードマーク表示体Aは、クレジ
ットカード、ショツピングカード、メンバーズカードな
ど、発行先コード、有効期限日、所有者コード、暗証記
号、照合記号等必要とする情報をテトラブロックコード
によりコード化して記録する情報記録体として利用で
き、又、製造物品、販売商品に製造元コード、物品識別
コード、価格等をコード化して表示するための記録体と
して、あるいはこれら物品に貼着して発送元コード、発
送先コードを表示するラベル、シール状の記録体等とし
て利用することができる。
【0043】
【作用】本発明のコードマーク表示体Aは、基材1に、
合成樹脂層2を介して金属反射層3を積層し、該金属反
射層3の表面に、テトラブロックコードにより所定の情
報を記録した表示体であり、サーマルヘッドの加熱媒体
を該金属反射層3に近接、あるいは接触乃至押圧接触す
ることによって、該金属反射層3は加熱媒体により熱せ
られ、且つ下層にある合成樹脂層2も熱せられて、該合
成樹脂層2はその上側に金属反射層3を保持した状態で
一旦溶融して、樹脂と金属との熱伸縮率の差による、あ
るいは加熱媒体の押圧による微細凹凸状の光散乱部4が
形成され、光散乱部4の形成された金属反射層3と光散
乱部4の形成されていない金属反射層3との間の光反射
光量の相違によって、コードマーク5が形成されるもの
である。
【0044】又、上記コードマーク5は、テトラブロッ
クコード方式によって表示されるため、該コードマーク
5は、CCD読取手段、あるいはOCR読取手段によっ
て2次元画像情報として読取りができ、したがって、情
報コードマーク表示体Aが、静止している場合、移動し
ている場合だけでなく、読取手段に正対して接近乃至離
反している場合でも、読取精度がきわめて良好である。
【0045】
【発明の効果】本発明のコードマーク表示体は、金属反
射層本体の光反射面と光散乱面ととの間での光反射量の
相違によってテトラブロックコード表示によってコード
マークが構成されており、金属反射層を形成する金属本
体が本来的に保持する強度によって、従来にない記録情
報の耐久保持性及び改ざん防止性能が得られる。
【0046】又、コードマークの形成される金属反射層
表面は綺麗な金属光沢を備え、外観的に見栄えが良好で
ある。
【0047】又、情報をテトラブロックコードによって
表示してあるため、コードマークを画像情報として読取
りでき、CCD読取手段、OCR読取手段など、従来か
らある比較的簡単な記録手段、読取機構によっても、確
実に必要とする情報が容易に記録でき、又、読み取りで
きる。
【0048】又、本発明のコードマーク表示体は、情報
記録容量の比較的大きいテトラブロックコードによって
記録してあるため、限られた僅かなコード表示スペース
でも、多くの情報を収納記録できる長所があり、情報を
テトラブロックコードに変換して記録することにより、
一層の機密性を高めることができ、磁気記録方式、IC
カードなどの電子記録方式などを併用することによっ
て、なお一層のセキュリティの向上を図ることが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明コードマーク表示体の一実施例の
積層構造及びコードマークの形成状態を説明する側断面
図である。 (b)本発明の一実施例におけるコードマーク表示形体
の一例を説明する平面図である。 (c)本発明の一実施例におけるコードマーク表示形体
の他の例を説明する平面図である。
【図2】(a)本発明コードマーク表示体にコードマー
クを表示する場合の一例を示す側断面図である。 (b)本発明のコードマーク表示体に表示されたコード
マークを読取る方法を説明する側断面図である。
【図3】(a)本発明コードマーク表示体の他の実施例
の積層構造及びコードマーク形成状態を説明する側断面
図である。 (b)本発明コードマーク表示体の他の実施例の積層構
造及びコードマーク形成状態を説明する側断面図であ
る。 (c)本発明コードマーク表示体の他の実施例の積層構
造及びコードマーク形成状態を説明する側断面図であ
る。
【符号の説明】
A…コードマーク表示体 1…基材 2…合成樹脂層
3…金属反射層 4…光散乱部 5…コードマーク 6
…サーマルヘッド 7…光吸収層 R1,2,3,・・・
n …横方向の□形状ブロック領域 T1,2,・・・T
n …縦方向の□形状ブロック領域 r1,2 …横方向の
小ブロック領域 t1,2 …縦方向の小ブロック領域
L…照射光 m…高反射領域 n…低反射領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−195786(JP,A) 特開 平3−153395(JP,A) 実開 昭63−139664(JP,U) 実開 昭64−7374(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 15/10 501 - 551 B42D 15/00 341

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材1の片面又は両面に合成樹脂層2と、
    金属反射層3とをこの順に積層し、前記金属反射層3表
    面のうちの適宜領域を1個乃至複数個の矩形状ブロック
    領域相当部に分割し、各々該矩形状ブロック領域相当部
    内を田形状に4分割して得られる各々4つの小ブロック
    領域のうち、記録すべき所定の情報信号に基づいて選定
    される所定の小ブロック領域に相当する領域の金属反射
    層3表面に、加熱手段を用いて微細凹凸粗面化した光散
    乱部4により表示される情報記録用コードマーク5が施
    されていることを特徴とするコードマーク表示体。
JP03220326A 1991-08-30 1991-08-30 コードマーク表示体 Expired - Fee Related JP3111527B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03220326A JP3111527B2 (ja) 1991-08-30 1991-08-30 コードマーク表示体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03220326A JP3111527B2 (ja) 1991-08-30 1991-08-30 コードマーク表示体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0558086A JPH0558086A (ja) 1993-03-09
JP3111527B2 true JP3111527B2 (ja) 2000-11-27

Family

ID=16749394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03220326A Expired - Fee Related JP3111527B2 (ja) 1991-08-30 1991-08-30 コードマーク表示体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3111527B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4517439B2 (ja) * 2000-03-03 2010-08-04 凸版印刷株式会社 情報記録媒体の製造方法
US7268796B2 (en) * 2005-03-21 2007-09-11 Dell Products L.P. Process and mechanism to label removable media
JP2014191337A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Toppan Printing Co Ltd 画像表示体および物品

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0558086A (ja) 1993-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10698140B2 (en) Image display, labeled article, and methods of manufacturing thereof
AU679114B2 (en) Security card and method for making same
WO2004063978A1 (ja) 情報を刻印した積層材料、それを貼付した物品、及び情報コードの観察方法
JP2004066827A (ja) 改良されたラベル及びその製造方法
JP4011894B2 (ja) 情報記録部と可逆表示部とを有するカード、およびそれを用いる発行方法
JP3111527B2 (ja) コードマーク表示体
JP6213227B2 (ja) 画像表示デバイス、および、画像表示デバイスの製造方法
JP2001105800A (ja) 受像シートの偽造防止方法及び偽造防止を施した受像シート及びそれを用いた画像表示体
JP3047529B2 (ja) 感熱記録体
JP4338849B2 (ja) Icカード
JP3014129B2 (ja) Idカード発行システム
JPH0852930A (ja) 隠蔽カード
JP2001293982A (ja) 情報記録体および情報記録カード
JP2006036443A (ja) 流通情報管理システム
NZ500362A (en) Laser recording on laminated sheet
JPH0995054A (ja) 情報記録媒体
JP3489773B2 (ja) 感熱記録カード
JP2001138558A (ja) 熱転写印刷装置、受像体
JP3347192B2 (ja) 可視記録媒体
JP2001225556A (ja) 情報記録媒体及びその記録方法
GB2229963A (en) Security card
JP3118323B2 (ja) 可視記録媒体の製造方法
JPH0528996B2 (ja)
JP3605524B2 (ja) リライタブルカード
JP3118322B2 (ja) 可視記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees