JP2001293982A - 情報記録体および情報記録カード - Google Patents

情報記録体および情報記録カード

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JP2001293982A
JP2001293982A JP2000110078A JP2000110078A JP2001293982A JP 2001293982 A JP2001293982 A JP 2001293982A JP 2000110078 A JP2000110078 A JP 2000110078A JP 2000110078 A JP2000110078 A JP 2000110078A JP 2001293982 A JP2001293982 A JP 2001293982A
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JP2000110078A
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English (en)
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Shunsuke Sato
俊介 佐藤
Satoshi Nakasone
聡 中曽根
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホログラム等の光回折構造を、不正を防止す
る目的でシールとして使用する際の、偽造等の防止性
を、基材等にある他の情報との関連性を持たせること
で、より一層高めることを課題とする。 【解決手段】 基材2上にホログラムシール6が積層さ
れており、ホログラム層64の下層の反射層65の変化
による記録65aが、基材毎に固有な情報と関連付けら
れた情報、または/および、ホログラム毎に固有な情報
を有することにより、さらに好ましくは、下層に、染料
画像66a、顔料画像66bを有することにより、課題
を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光回折構造(代表
的にはホログラム)を基材に有し、しかも、その光回折
構造を構成する光反射性層の変化による第2の情報をも
有することにより偽造防止のより困難な情報記録体およ
び情報記録カードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】種々の情報を記録させた情報記録体の中
には、証券等のように、それらの情報記録体自身が高額
な金銭との交換が可能なものや、それら自身は高額でな
くても、不正に使用されると経済的な損失の大きいクレ
ジットカードのようなものがある。いずれにおいても、
偽物を本物と偽る「偽造」や、本物を入手し、不正に変
更する「変造」を試みる等の不正な者が後を絶たない。
【0003】偽造や変造に対抗する措置の一つとして、
ホログラムシールを証紙として貼付することが行なわれ
ている。ホログラムは、模様が精緻であり、製造に高度
な技術を要する事から、小型のシール状に製作して使用
されている。本明細書におけるホログラムシールとして
は、大別すると、光回折構造を適宜な基材上に接着でき
るものであればよく、例えば、基材、光回折構造、光反
射性層、および粘着剤層が順次積層されているラベル形
態のもの、または、基材、剥離層、プライマー層、光回
折構造層、光反射性層、および感熱接着剤層からなる転
写箔から、剥離層以降の各層からなる転写層が剥離した
もの、あるいは、基材、剥離層、プライマー層、光回折
構造層、光反射性層、感熱接着剤層、および粘着剤層が
順次積層されていて、被貼付体から剥がそうとすると、
基材と剥離層との界面、および場合によっては光回折構
造層が部分的に破壊される脆質ラベルがあり、それぞれ
において、光反射性層が部分的に除去される等により、
ホログラム以外の情報が保持されるものである。
【0004】現在、ホログラムシールを製造するには、
感光性樹脂等の硬化性樹脂にレーザー光の干渉光を照射
して凹凸、もしくは内部での光の屈折率の変化を生じさ
せるか、凹凸型を使用して複製する等によりホログラム
を得た後、凹凸面にアルミニウム薄膜等の金属光沢層、
もしくはホログラムを生じた硬化樹脂とは光の屈折率の
異なる透明層を光反射性層として積層することにより、
ホログラムの視認性を高めて使用しており、通常、さら
に耐久性を向上させる目的で、硬化性樹脂を主成分とす
る硬化性樹脂組成物により保護層を形成している。
【0005】実際には、製造工程上の利便性を考えて、
支持体シート上に剥離性樹脂層を介する等して、電離放
射線硬化型樹脂で形成された保護層、必要に応じプライ
マー層、光回折構造層(=ホログラム層もしくは回折格
子層)、光反射性層、および接着剤層等を順に積層形成
した転写シートを用い、転写によりカード等の基材上
に、上から保護層、必要に応じプライマー層、光回折構
造層、光反射性層、および接着剤層が順に積層したもの
を得る事が多い(特開平10−187046号)。
【0006】ところで、上記したホログラムシールにお
いて、絵柄は、絵柄情報を含んだ回折格子により記録さ
れたもので、それ自身、非常に精緻なものであり、同じ
物を真似て作ることは極めて困難であり、そのためホロ
グラムシールを貼ったものは、偽造が困難であることか
ら広く利用されており、クレジットカードに使用されて
いる例がかなりある。
【0007】しかし、ホログラムシールは、同じ会社の
クレジットカードには共通で、多数出回っている。従っ
て、ホログラムシールが貼ってあることが真正品である
ことの証明になるのであれば、不正にクレジットカード
を入手してホログラムシールを剥がし、不正に作成した
カード基材に貼ろうという考えが生じる。
【0008】これに関連して、特公平6−85102号
公報、および特公平6−90590号公報には、ホログ
ラムが持つ第1情報に加えて、第2情報を反射層への加
工により持たせることが記載されており、ホログラムの
偽造の困難性が増してはいるが、第2情報として持たせ
る情報として、文字、記号、図形を挙げてあるのみで、
基材等にある他の情報との関連性については触れられて
ない。
【0009】同様に、特開2000−47555号公
報、および特開2000−47556号公報には、ホロ
グラムの絵柄以外の絵柄、模様、文字、画像(例えば顔
写真)、さらには機械読取り可能なバーコード、OCR
文字、OMR等を、好ましくはパルスレーザーを用いて
形成することが記載されているが、やはり、基材等にあ
る他の情報との関連性については触れられてない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、ホ
ログラム等の光回折構造を、不正を防止する目的でシー
ルとして使用する際の、偽造等の防止性を、基材等にあ
る他の情報との関連性を持たせることで、より一層高め
ることを課題とする。
【0011】
【課題を解決する手段】我々の検討によれば、ホログラ
ム等の光回折構造に、ホログラム等の光回折構造とは別
の、(1)このホログラム等を貼る対象の基材に記録さ
せてある基材毎に特有な情報と関連付けられた情報、ま
たは/および(2)光回折構造毎に特有な情報とを記録
することにより、上記の課題が解決できることが判明し
たので、本発明に到った。
【0012】第1の発明は、少なくとも光反射性層、お
よび光回折構造層とからなる光回折構造が、基材内に前
記基材上から観察可能に埋め込まれて積層されている
か、もしくは前記基材上に積層されており、前記基材に
は一つの基材毎に固有な情報が記録されており、前記光
反射性層には、前記基材毎に固有な情報と関連付けられ
た情報が、光反射性層の変化により記録されていること
を特徴とする情報記録体に関するものである。第2の発
明は、少なくとも光反射性層、および光回折構造層とか
らなる光回折構造が、基材内に前記基材上から観察可能
に埋め込まれて積層されているか、もしくは前記基材上
に積層されており、前記光反射性層には、一つの光回折
構造毎に固有な情報が光反射性層の変化により記録され
ていることを特徴とする情報記録体に関するものであ
る。第3の発明は、少なくとも光反射性層、および光回
折構造層とからなる光回折構造が、基材内に前記基材上
から観察可能に埋め込まれて積層されているか、もしく
は前記基材上に積層されており、前記基材には基材毎に
固有な情報が記録されており、前記光反射性層には、一
つの基材毎に固有な情報と関連付けられた情報、および
一つの光回折構造毎に固有な情報が光反射性層の変化に
より記録されていることを特徴とする情報記録体に関す
るものである。第4の発明は、第1〜第3の発明におい
て、前記基材と前記光回折構造との間には、さらに別の
情報が記録されていることを特徴とする情報記録体に関
するものである。第5の発明は第1〜第4いずれかの発
明において、前記基材が携帯可能なカードサイズである
ことを特徴とする情報記録カードに関するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の情報記録体を、銀行カー
ドやクレジットカードのようなカードに適用した情報記
録カードを例に説明する。この明細書中でカードとは、
工業的ならびに商業的に取り決められた、54mm×8
6mm程度の携帯可能なサイズを有し、身分証明(=I
D)等、何らかの証明機能を有するものを指すものとす
る。なお、本発明は、クレジットカードに限定されるも
のではなく、また、光回折構造は、その代表であるホロ
グラムを使った例で示すけれども、ホログラムに限定さ
れるものではない。
【0014】図1において示す情報記録カード1は、ク
レジットカードの例であり、基材2上に、カードの名
称、有効期限の項目等の文字のほか、カードの種類ごと
に決められた図案等の適宜な印刷3、カード一枚毎に固
有な情報、即ち、一の基材毎に固有な情報であるカード
番号、およびカード保持者の氏名等を示し、エンボス加
工により浮き出して形成されたエンボス文字4(有効期
限もエンボス文字で形成される。)、および磁気記録層
5(隠蔽してあることが多い。)が形成されたもので、
かつ、このカードが真正品であることを保証し、偽造防
止のために貼付されたホログラムシール6を有するもの
である。このほか、クレジットカードにおいては、図示
はしないが、磁気記録層を見えなくする隠蔽層を形成し
たものもある。
【0015】印刷3、エンボス文字4、および磁気記録
層5は、カードの場合、備わっているのが普通である。
これらは、必ずしも全部、揃える必要はないが、現在の
カードの機能を考えたとき、最小限として磁気記録層5
を備えているべきであり、磁気記録層5に替えてICモ
ジュール、または/および光記録層を備えていてもよ
く、磁気記録層、ICモジュール、光記録層のうちの二
者、もしくは三者を有していてもよい。
【0016】同じクレジット会社から、多種類発行され
ているカードどうしの区別のためのカードの名称等のロ
ゴや絵柄も、磁気記録層やICモジュールにくらべれば
優先度は低いが、実用上は備えているべきであり、さら
にクレジットカード用途であれば、実際に使用されるこ
とのあるエンボス文字を備えているべきである。
【0017】図1に示すカード1を左右方向の線A−A
で切断した断面を図2に示す。図2は、主に、ホログラ
ムシール6が積層されている位置を示しており、図2
(a)においては、カード基材2上にホログラムシール
6が積層されており、半ば出来上がったカードの表面
に、転写法によりホログラムシール6を適用する場合の
形態である。図2(b)においては、カード基材の表面
近傍が、オーバーシートと呼ばれる透明シート2aが最
上層で、その下に、コアシート2bが積層されており、
ホログラムシール6は、コアシート2bとオーバーシー
ト2aとの間に挟まれて積層されている。この形態のも
のは、カード基材が出来上がる過程で、ホログラムシー
ル6を、コアシート2bかオーバーシート2aのいずれ
かに予め貼っておくか、あるいは、コアシート2bとオ
ーバーシート2aを貼る際に、ホログラムシール6を介
在させるかによって、ホログラムシールを適用する。
【0018】なお、ホログラムシール6は、カードとし
ての使用を考えると、全体としての厚さが8μm以下に
形成されることが好ましく、6μm以下が更に好まし
い。
【0019】図3(a)は、本発明を特にホログラムシ
ール6に適用した例を示すものである。図3(a)にお
いて、縦長の長方形のホログラムシール6は、周囲の枠
線で囲まれた領域全体にホログラム画像7(ホログラム
画像そのものは図示せず。)が形成されており、中央や
や上寄りの部分は、顔写真がホログラムシール6の光反
射性層の変化により、大きさの異なる網点の集合体とし
て記録形成された画像領域8を形成している。
【0020】また、図3(a)のホログラムシール6の
下部には、カード1の一つの基材2毎に固有な情報と関
連付けられた情報9が、ホログラムシール6の光反射性
層の変化により記録形成されている。情報9は、図示の
例では、基材2にエンボス文字4で表現されているカー
ド番号、およびカード保持者の氏名と同じである。さら
にホログラムシール6の右上には、ホログラムシール6
を製造する際の一連番号、即ち、一つのホログラムシー
ルに固有な情報が、ホログラムシール6の光反射性層の
変化により記録形成されている。
【0021】図3(b)は、本発明を、ホログラムシー
ルにではなく、カード裏面に設けられることの多いサイ
ンパネルに適用したホログラムサインパネルの例を示す
ものである。従って、一つのカードにおいて、図3
(a)のものと、図3(b)のものとを、カードの表裏
のそれぞれに積層してもよい。図3(b)において、横
長のホログラムサインパネル11は、基本的な構造は、
図3(a)に示すホログラムシールと同様で、その周囲
の枠線で囲まれた領域全体には、やはりホログラム画像
12(ホログラム画像そのものは図示せず。)が形成さ
れているが、枠内に、カード保持者自身の署名13が、
ホログラムの光反射性層の変化により記録形成されてい
る点が相違している。
【0022】クレジットカード等において、署名13
が、このサインパネル11にのみ形成されていれば、署
名13の性格は、一つのホログラムシールに固有な情報
であるが、カード上において、手書きの署名がなされた
別のサインパネルがあれば、ホログラムの光反射性層の
変化により記録形成された上記の署名13は、カード1
の一つの基材2毎に固有な情報と関連付けられた情報で
あると言える。
【0023】ホログラムシール6とサインパネル11の
二つの例を引いて、ホログラムシール折構造に、光反射
性層の変化によりホログラム以外の情報を記録すること
を説明したが、これらにおける、光反射性層の変化によ
る情報の記録、および記録される情報について説明す
る。
【0024】上記において、光反射性層の変化により情
報を記録するには、反射性層を部分的に熱的、化学
的、機械的な方法で除去する、反射性層を部分的に変
形させる、反射性層を部分的に色変化させる、反射
性層構造を部分的に、熱的に相変化させる、反射層の
偏光特性を部分的に変える(光磁気的方法)、部分的
なマスクを介して金属蒸着等を行なって反射性層を部分
的に形成する、もしくは反射性層の材質を部分的に置
換させる方法によって行なうことができる。光反射性層
の変化により情報を記録するには、上記〜のいずれ
によってもよいが、少ない工程数で記録が行なえる熱的
な方法を採ることが好ましい。
【0025】熱的な記録方法としては、サーマルヘッド
を用いる方法、レーザー光を用いる方法、もしくはマス
クや赤外線吸収パターンを用いての赤外線のフラッシュ
露光等がある。中でもレーザー光は、エネルギー効率も
よく、走査も可能なために優れており、中でも、レーザ
ー光として、パルスレーザー光を用いると、ごく僅かな
時間にのみ高出力が得られるため、基材や他の層への悪
影響がなく、好ましい。特にレーザー光を使う記録方式
においては、一例として10μmピッチの網点や万線の
形成が可能であり、非常に精緻な画像を形成することが
できるので、顔写真も精度良く作成できる利点がある。
【0026】上記〜に示したような、光反射性層の
変化により記録する情報は、ホログラムのように光波の
振幅および位相に関して記録/再生されるものではな
く、光波の振幅および/または波長のみに関して記録/
再生されるものである。
【0027】この、光反射性層の変化により記録する情
報としては、前記したクレジットカードのカード番号、
もしくは氏名等の属性番号、商品券、もしくはギフト券
における券の番号等がある。これらの番号の情報は、通
常、カード基材にも記録されていて、一つのカード基材
毎に固有な情報であるので、その限りにおいて、カード
基材毎に固有な情報と関連付けられた情報である。な
お、「関連付けられた」とは、必ずしも、同じ番号であ
る事を指すものではなく、適宜な変換、暗号化等によ
り、見た目には異なる数字や文字で表現することをも含
み、要は、1:1に対応していればよい。
【0028】光反射性層の変化により記録する情報とし
ては、上記した以外に、顔写真、指紋、もしくは署名等
の属性データ、あるいは、製造日、製造場所、製造ロッ
ト番号等の製造データがあり、これらのデータは、カー
ド基材とホログラムシールの両方に記録されれば、一つ
のカード基材毎に固有な情報と関連付けられた情報とな
るが、ホログラムシールにのみ記録されるときは、一つ
の光回折構造(この場合はホログラム)毎に固有な情報
となる。なお、当然ながら、光反射性層の変化により記
録する情報としては、必ずしもセキュリティを要しない
会社名やカード名、あるいはその他の情報であってもよ
い。いずれの種類の情報であっても、数字や文字の情報
は、通常の形態であって、視認可能なものとして記録す
るほか、バーコードのような機械読み取り用の形態、O
CR文字、もしくはOMR文字等の人間も機械も読取り
可能な形態のものとして記録してもよい。
【0029】図3において例示したように、二種類の情
報、即ち、一つのカード基材毎に固有な情報と関連付け
られた情報、および一つの光回折構造毎に固有な情報と
は、本発明においては、いずれか一方の種類の情報のみ
を記録しても、あるいは、両方を記録してもよいが、前
者の方がより高いセキュリティを与える。
【0030】本発明においては、基材2と光回折構造
(以上の例ではホログラム)6とが、図2(a)、もし
くは図2(b)の形態を採るにせよ、互いに積層されて
いるので、基材2と光回折構造6との間に、別の情報を
記録して、さらに偽造・変造の困難性を増すことができ
る。
【0031】図4(a)を引用して、基材2と光回折構
造6との間に、別の情報を記録した例を説明する。図4
(a)および(b)は、実施される形に近い構造を示す
もので、図4(a)は、図2(a)に示すものに、ま
た、図4(b)のものは、図2(b)に示すものに相当
する。
【0032】図4(a)に示すカード1は、カード基材
2上に、ホログラムシール6が積層されており、被覆シ
ール6は、上側から剥離層61、剥離プライマー層6
2、保護層63、下面にホログラムの凹凸を有するホロ
グラム層(光回折構造層)64、光反射性層65、受像
層66、および接着剤層67とが順次積層した構造を有
しているものであり、光反射性層に記録65a、受像層
66に、記録66a、および66bとを有している。
【0033】図4(b)に示すカード1は、基材がコア
シート2bとオーバーシート2aとからなっており、図
4(a)におけるのと同じで、やはり、記録65a、記
録66a、および66bとを有するホログラムシール6
が、コアシート2bとオーバーシート2aとの間に積層
されているものであるが、実施には、コアシート2枚と
その上下に1枚ずつのオーバーシートとから基材を構成
する事が多い。
【0034】図3(a)および(b)において、光反射
性層65には、光反射性層65が変化した部分65aが
形成されて、ホログラム層64のホログラム画像とは異
なる情報が記録されている。
【0035】また、図3(a)および(b)において、
受像層66には、昇華性染料が移行してできた染料画像
66a、および顔料、もしくは顔料およびバインダ樹脂
が付着してできた顔料画像66bが形成されているもの
である。
【0036】剥離層6は、この図には表れない転写シー
ト基材とホログラムシール6とを適宜な接着力で接着し
ており、かつ、転写時には安定的にホログラムシール6
を剥離させるためのもので、このように転写により被着
体であるカード基材2上に他の層と共に転移する場合
と、転写シート基材に付着したままの場合とがある。
【0037】剥離プライマー層62は、剥離層と下層と
の接着力を確保するためのもので、補助的なものであ
り、省くこともある。保護層63は、ホログラムの耐久
性、例えば、耐摩耗性、耐溶剤性、もしくは耐汚染性等
を向上させるためのもので、耐久性の要求度が高いとき
には、熱硬化性樹脂や電離放射線硬化性樹脂を用いて塗
付等により設け、加熱もしくは電離放射線の照射により
硬化させて形成する。
【0038】ホログラム層64は、合成樹脂の層にホロ
グラムの凹凸が形成されたものである。光回折構造の代
表例であるホログラムとしては、平面ホログラム、体積
ホログラムともに使用でき、具体例としては、レリーフ
ホログラム、リップマンホログラム、フルネルホログラ
ム、フラウンホーファホログラム、レンズレスフーリエ
変換ホログラム、レーザー再生ホログラム(イメージホ
ログラムなど)、白色光再生ホログラム(レインボーホ
ログラムなど)、カラーホログラム、コンピュータホロ
グラム、ホログラムディスプレイ、マルチプレックスホ
ログラム、ホログラフィックステレオグラム、ホログラ
フィック回折格子などが挙げられる。
【0039】ホログラム層64を構成する合成樹脂とし
ては、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂(例、PMM
A)、ポリスチレン、ポリカーボネートなどの熱可塑性
樹脂、不飽和ポリエステル、メラミン、エポキシ、ポリ
エステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アク
リレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエーテ
ル(メタ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリレ
ート、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン系ア
クリレートなどの熱硬化性樹脂をそれぞれ単独、或いは
上記熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂とを混合して使用する
ことができ、更には、ラジカル重合性不飽和基を有する
熱成形性物質、或いは、これらにラジカル重合性不飽和
単量体を加え電離放射線硬化性としたものなどを使用す
ることができる。このほか、銀塩、重クロム酸ゼラチ
ン、サーモプラスチック、ジアゾ系感光材料、フォトレ
ジスト、強誘電体、フォトクロミックス材料、サーモク
ロミックス材料、カルコゲンガラスなどの感光材料など
も使用できる。
【0040】上記の樹脂の層へのホログラムの形成は、
上記の材料を用いて、従来既知の方法によって形成する
ことができる。例えば、回折格子やホログラムの干渉縞
を表面凹凸のレリーフとして記録する場合には、回折格
子や干渉縞が凹凸の形で記録された原版をプレス型とし
て用い、上記樹脂層上に前記原版を重ねて加熱ロールな
どの適宜手段により、両者を加熱圧着することにより、
原版の凹凸模様を複製することができる。また、フォト
ポリマーを用いる場合は、前記積層シートの保護層上
に、フォトポリマーを同様にコーティングした後、前記
原版を重ねてレーザー光を照射することにより複製する
ことができる。
【0041】このように、表面凹凸のレリーフとして回
折格子やホログラムの干渉縞を光回折構造層の表面に記
録する方法は、量産性があり、コストも低くできる点で
特に好ましい。このようなホログラム層の膜厚は0.1
〜6μmの範囲が好ましく、0.1〜4μmの範囲が更
に好ましい。
【0042】上記のように光回折構造層64の表面に凹
凸のレリーフとして回折格子やホログラムの干渉縞を記
録した場合には、その回折効率を高めるために、光反射
性層65をレリーフ面に形成することが好ましい。
【0043】光反射性層65として、光を反射するアル
ミニウム等の金属薄膜をレリーフ面に形成すれば反射型
の光回折構造、代表的にはホログラムが得られ、また、
透明薄膜をレリーフ面に形成すれば透明型の光回折構
造、代表的にはホログラムが得られる。反射型、もしく
は透明型のいずれを使用するかは、目的に応じて適宜選
択することができる。なお、透明性のない金属薄膜を光
反射性層65として使用する場合、光反射性層65は光
回折構造層の観察側とは反対側に向ける必要があるが、
透明性のある光反射性層65の場合は、光反射性層65
をいずれに向けてもよい。要は、光回折構造層64のレ
リーフ面に光反射性層65が積層された積層構造を観察
側から光回折構造(代表的にはホログラム)が見えるよ
うな向きに、配置すればよい。光回折構造層64の下層
に印刷が施される場合、これらの視認性を確保する意味
で、透過性を有することが必要であり、透明薄膜を用い
ることが好ましい。
【0044】金属薄膜で光反射性層65を形成するとき
は、Cr、Fe、Co、Ni、Cu、Ag、Au、G
e、Al、Mg、Sb、Pb、Cd、Bi、Sn、S
e、In、Ga、もしくはRb等の金属、またはそれら
の酸化物、もしくはそれらの窒化物を単独で、もしくは
組合わせて形成する。これらのうちでは、Al、Cr、
Ni、Ag、もしくはAu等が特に好ましい。金属薄膜
で光反射性層を形成するときは、真空蒸着法、スパッタ
リング法、イオンプレーティング法などの薄膜形成法に
よる。
【0045】光反射性層65の材質としては、光回折構
造層65とは屈折率の異なる物質の連続薄膜も挙げられ
る。連続薄膜の膜厚は、薄膜を形成する材料の透明領域
であればよいが、通常は100〜1000Åが好まし
い。連続薄膜をレリーフ面に形成する方法としては、真
空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法
などの薄膜形成法が挙げられる。連続薄膜は、その屈折
率が光回折構造層64より大きくても小さくてもよい
が、屈折率の差が0.3以上あることが好ましく、差が
0.5以上、更には1.0以上あることがより好まし
い。
【0046】光回折構造層64より屈折率が大きい連続
薄膜としては、ZnS、TiO2、Al23 、Sb2
3 、SiO、TiO、SiO2 などが挙げられる。光
回折構造層64より屈折率が小さい連続薄膜としては、
LiF、MgF2 、AlF3などが挙げられる。また、
厚さが200Å以下の場合には、光の透過率が比較的小
さいため、透明でありながら光反射性層として使用する
ことができる。更に、光回折構造層とは屈折率の異なる
透明な合成樹脂、例えば、ポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルメタク
リレートの層を光反射性層65に用いることもできる。
【0047】受像層66は、インキ、インキリボン、も
しくはトナー等の形式の様々な色材を受容して記録が行
なえると共に、記録によって付着、もしくは染着した色
材を保持し得る樹脂からなるものである。このような記
録を行なわないときは、化粧材層66は省略してよい。
【0048】具体的に受像層66を構成する素材として
は、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ酢酸ビニル樹
脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリエステ
ル樹脂、もしくはセルロース系樹脂等の熱可塑性樹脂が
好ましく、これらの樹脂のうちから1種もしくは2種以
上の混合物からなる。あるいはポリウレタン樹脂、もし
くはエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂も使用でき、熱可塑
性樹脂と併用してもよい。
【0049】接着剤層67は、具体的には、塩化ビニル
系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ゴム変性物等の
うちから適宜選択した素材から構成される。これらは単
体、もしくは2種以上の混合系で、更に必要に応じてハ
ードレジンや可塑剤、その他の添加剤を加えて使用する
ことができる。接着剤層67は転写シート上に設けてお
いた方が便利だが、転写の際に被着体または/および転
写シートに塗って使用するのでもよい。
【0050】以上のホログラムシール6の各層は、ポリ
エステル樹脂フィルムのような機械的強度のある転写シ
ート基材上に、合成樹脂で形成される場合には、公知の
塗付方法等によって順次形成して行く。光反射性層への
情報の記録は、光反射性層が形成された時点で行なって
も、あるいは、一旦、転写シートを接着剤層まで形成し
て完成させてからでも、基材に転写した後に行なって
も、いずれでもよい。
【0051】受像層への記録は、受像層が露出している
状態で、従って、接着剤層を形成する前に行なっておく
と、よい。ただし、受像層66を予め基材2上に設けて
おき、情報の記録を行なった後、ホログラムシールのそ
の他の層を転写してもよい。いずれにせよ、染料画像6
6aは、昇華性染料がバインダ中に溶解した層を積層形
成した昇華転写シート、顔料画像66bh、ワックス中
に顔料を分散した層を積層形成した溶融転写シートを用
いて記録することができる。後者については、電子写真
法によって形成することもできる。
【0052】基材2の素材としては、ポリ塩化ビニル、
ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイ
ミド、セルロースジアセテート、セルローストリアセテ
ート、ポリスチレン系、アクリル、ポリプロピレン、ポ
リエチレンなどの樹脂のほか、アルミニウム、銅などの
金属、紙、そして、樹脂またはラテックス等の含浸紙な
どの単独、或いは複合体シートなどを用いることができ
る。耐熱性が要求される場合、基材2の素材として、非
晶質ポリエステル樹脂、非晶質ポリエステル樹脂とポリ
カーボネート樹脂のブレンド樹脂等のシートも用いるこ
とができる。
【0053】このような基材2の厚さは、材質によって
も異なるが、通常、10μm〜5mm程度の範囲であ
る。特に磁気カードの場合、基材シートをISO規格に
準拠したものとする場合には、その厚さは0.76mm
である。そして、基材シートをポリ塩化ビニル(以下、
PVC)で形成する場合、通常、厚さ280μmの白色
PVCシートをコアシートとして、これを2枚重ね、そ
の両側にそれぞれ厚さ100μmの透明PVCシートを
オーバーシートとして重ねて、熱プレスなどにより積層
する4層構成の基材シート(合計厚さ0.76mm)が
用いられている。
【0054】以上の説明においては、カード、特にクレ
ジットカードを念頭に説明してきたが、銀行カードや身
分証明証、会員証等の各種カード、商品券、ギフト券、
もしくは証券等、受験票、パスポート、公的機関が発行
する各種資格の証明書等にも適用することができる。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ホログラム等
の光回折構造に、その画像に加えて、一つの基材毎に固
有な情報と関連付けられた情報を記録したので、不正な
意図で、光回折構造を他の基材に転用することが難し
く、また、新たに作成しようとしても、光回折構造と基
材とを対応させなければならないので、偽造・変造の困
難性が増した情報記録体を提供できる。請求項2の発明
によれば、ホログラム等の光回折構造に、その画像に加
えて、一つの光回折構造毎に固有な情報を付加して記録
したので、不正な意図で、光回折構造を他の基材に転用
することが難しく、また、新たに作成しようとしても、
光回折構造に、その都度、固有の情報を記録しなければ
ならないので、偽造・変造の困難性が増した情報記録体
を提供できる。請求項3の発明によれば、請求項1およ
び請求項2の発明の効果を合わせて有する情報記録体を
提供できる。請求項4の発明によれば、請求項1〜3い
ずれかの発明の効果に加え、光回折構造と基材との間に
別の情報が記録されているため、さらに製造工程が複雑
で、偽造・変造の困難性が増した情報記録体を提供でき
る。請求項5の発明によれば、請求項1〜4いずれかの
発明の効果を有し、さらにカードの利便性を兼ね備えた
情報記録カードを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のカードの平面図である。
【図2】本発明の実施例のカードの長さ方向の断面図で
ある。
【図3】本発明におけるホログラムシールの平面図であ
る。
【図4】好ましい実施例のカードの部分的な断面図であ
る。
【符号の説明】
1 カード 2 基材 4 エンボス文字 6 ホログラムシール 7 ホログラム 8 画像 9 基材毎の固有な情報 10 光回折構造毎の固有な情報 65 光反射性層(65a;光反射性層の変化による
記録) 66 受像層(66a;染料画像、66b;顔料画
像)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 HA02 HA10 HB01 HB02 HB09 HB10 JA01 JA08 JA11 JA15 JA26 JB08 JB09 KA01 KA08 KA15 KA31 KA37 KA45 KA48 LA03 LA11 LA20 LA22 LA29 LA30 LB03 LB07 LB08 2H049 AA03 AA07 AA13 AA34 AA43 AA56 AA64 AA70 2K008 AA13 BB08 EE04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも光反射性層、および光回折構
    造層とからなる光回折構造が、基材内に前記基材上から
    観察可能に埋め込まれて積層されているか、もしくは前
    記基材上に積層されており、前記基材には一つの基材毎
    に固有な情報が記録されており、前記光反射性層には、
    前記基材毎に固有な情報と関連付けられた情報が、光反
    射性層の変化により記録されていることを特徴とする情
    報記録体。
  2. 【請求項2】 少なくとも光反射性層、および光回折構
    造層とからなる光回折構造が、基材内に前記基材上から
    観察可能に埋め込まれて積層されているか、もしくは前
    記基材上に積層されており、前記光反射性層には、一つ
    の光回折構造毎に固有な情報が光反射性層の変化により
    記録されていることを特徴とする情報記録体。
  3. 【請求項3】 少なくとも光反射性層、および光回折構
    造層とからなる光回折構造が、基材内に前記基材上から
    観察可能に埋め込まれて積層されているか、もしくは前
    記基材上に積層されており、前記基材には基材毎に固有
    な情報が記録されており、前記光反射性層には、一つの
    基材毎に固有な情報と関連付けられた情報、および一つ
    の光回折構造毎に固有な情報が光反射性層の変化により
    記録されていることを特徴とする情報記録体。
  4. 【請求項4】 前記基材と前記光回折構造との間には、
    さらに別の情報が記録されていることを特徴とする請求
    項1〜3いずれか記載の情報記録体。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれかにおいて、前記基
    材が携帯可能なカードサイズであることを特徴とする情
    報記録カード。
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