JP3108936U - 折畳み式建家 - Google Patents

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加藤 ▲たか▼之
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鈴木 秀樹
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Abstract

【課題】組み立てや運搬の容易性を損なうことなく、且つ丈夫で扉の開け閉めが容易な折畳み式建家を提供する。
【解決手段】一側面側9が互いに連結され、折り重ねられた折り畳み状態から、放射状に展開可能な複数の壁板体2によって複数の個室空間Rが形成される折畳み式建家1において、個室空間Rの出入り口部分の一部を覆う前面壁体3及び展開保持手段5を備える構成とする。これにより、個室空間Rの出入り口部分を開閉可能に塞ぐ扉体4の大きさを比較的小さくできるため、開け閉めが容易で、扉体4と壁板体2との連結部の痛みが少ない折畳み式建家1が提供できる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、折畳み式建家に関するものであり、特に、複数の個室を備える折畳み式建家に関するものである。
従来より、被災地、海水浴場、建設現場、及び野外の催物会場等では、一定の期間だけ使用するための臨時設備として、仮設の建家が設置されることがある。ここで、仮設の建家としては、仮設トイレ、臨時更衣室、簡易シャワールーム、または倉庫が例示できる。
こうした仮設の建家は、常設の建築物とは異なり、解体や構築を何度も繰り返す必要が多いため、組み立てが容易であることが特に要求される。また、運搬が容易であること、すなわち軽量で且つコンパクトであることなども重要な要素であり、一般の常設型建築物とは違った各種の設計工夫が必要となる。
そこで、本出願人は、容易に組み立てることができ、複数の個室を備える折畳み式建家を先に提案した(特許文献1)。文献1によれば、一側面側が互いに連結された複数の壁板体を備え、この複数の壁板体を、連結された一側面側を中心として放射状に展開することで、比較的簡単に複数の個室空間を形成可能とする技術が開示されている。ここで、個室空間とは、上述の複数の壁板体を展開した状態において、一対の壁板体の間に出入り口部分及び上方が開放された状態で形成される空間を示し、上方から見ると略三角形状を呈している。また、壁板体の、連結されていない方の側面側(以下、非連結側と云う)には、展開した状態において個室空間の出入り口を開閉可能に塞ぐ扉体が、折り畳み可能に接続されている。
実用新案登録第3097887号公報
ところで、特許文献1によれば、個室空間を十分に広く確保するためには、一対の壁板体同士の接続角度を大きくする必要がある。このとき、壁板体が放射状に展開されていることによって、一対の壁板体の非連結側同士で形成される個室空間の出入り口は、不可避的に大きくなる。従って、出入り口を塞ぐ扉体には、比較的大きな板が必要となっていた。しかし、こうした大きな板は重量がかさむため、自重によって、壁板体と連結されていない開閉側へと扉体が垂れ下がる傾向がある。これにより、扉体に接続されている壁板体も一緒に動いてしまい、壁板体の展開状態が保持できなくなる恐れがあった。また、比較的煩雑に扉体を開閉させた場合にも、壁板体の展開状態が保持できなくなる恐れが高かった。
そこで、特許文献1では、上述の複数の壁板体の下辺部を、展開した状態で支持するための架台を備える構成がさらに開示されている。この構成によれば、壁板体は、架台によって下辺部を支持されるため、比較的安定して展開状態が保持される。これにより、扉体の自重による傾斜や、煩雑な扉体の開閉動作によって、壁板体の展開状態が崩れる恐れが低減される。
しかし、上述の構成では、折畳み式建家の構造が複雑化し、組立作業を煩雑にしていた。また、扉体が大きいことにより、度重なる扉体の開閉動作に伴って扉体と壁板体との接続部が傷んでしまい、扉体が垂れ下がってくるという問題や、扉体の開閉動作が重くなりがちであるという問題もあり、こうした問題に対する有効な解決策が望まれていた。
そこで、本考案は、上記の実情を鑑み、組み立てや運搬の容易性を損なうことなく、且つ丈夫で扉の開け閉めが容易な折畳み式建家を提供することを課題とする。
本考案にかかる折畳み式建家は、「一側面側が互いに連結され、折り重ねられた折り畳み状態から、前記一側面側を中心として放射状に展開される展開状態へと展開可能な複数の壁板体を有し、展開されると一対の該壁板体の間に出入り口部分及び上方が開放された個室空間を形成する連結壁体と、前記一対の壁板体を構成する一方の壁板体に対して折り畳み可能に接続され、展開されると前記個室空間の出入り口部分の一部を閉鎖する前面壁体と、前記一対の壁板体を構成する他方の壁板体に対して折り畳み可能に接続され、展開されると前記前面壁体と前記他方の壁板体との間の前記出入り口部分を開閉可能に閉鎖する扉体と、前記一対の壁板体の上面に対して折り畳み可能に接続され、展開されると前記個室空間の上方を覆う屋根部とを具備する」ものである。
本考案の折畳み式建家によれば、前面壁体は、個室空間の出入り口部分の一部を覆う構成である。従って、扉体は、外界から個室空間を遮蔽するに際して出入り口全面を覆う必要がなく、前面壁体によって覆われていない残りの出入り口部分のみを覆うことで、個室空間を外界に対して遮蔽することができる。これにより、扉体のサイズを小さくすることができるため、扉の開閉動作が軽くて簡単になり、しかも、扉体と壁板体との接合部を痛み難くすることも可能となる。
また、複数の壁板体が展開された状態において、前面壁体を、隣り合う壁板体に向かって展開させ、且つ下端部分が地面に接触するように設置すると、壁板体に対して断面略L字型となるような方向に前面壁体を延出させる構成となるため、壁板体を展開した状態で安定して立設することができる。さらに、展開された壁板体が折り畳まれて戻ろうとする力に対して、比較的遠い点(すなわち、前面壁体の横幅)で壁板体を支える構成となるため、壁板体が折り畳み状態に戻り難くなり、展開状態がより強化される。よって、架台などの支持部材を追加して組立作業を煩雑化させることなく、比較的簡単な構造で壁板体の展開状態を保持することが可能となる。
さらに、前面壁体、扉体、及び屋根部は、一対の壁板体に対して夫々折り畳み可能に接続されるため、複数の壁板体を重ね合わせて折り畳んだ際にコンパクトにまとめることができる。よって、多数の折畳み式建家を狭いスペースで収納でき、容易に運搬することができる。
また、本考案の折畳み式建家において、「前記扉体が接続された前記他方の壁板体または前記前面壁体の少なくともいずれか一方に対して折り畳み可能に接続され、展開されると前記他方の壁板体及び前記前面壁体に対して夫々接続される接続部を有し、前記一対の壁板体の前記展開状態を保持する展開保持手段をさらに備える」ものとすることができる。
本考案の折畳み式建家によれば、扉体が接続された他方の壁板体及び前面壁体に対して、一対の壁板体の展開状態を保持する展開保持手段がさらに備えられるため、より安定して且つ強固に展開状態を保つことができる。よって、頻繁または煩雑に扉体の開閉動作が行われた場合であっても、扉体が垂れ下がったり、壁板体と一緒に倒れてきたりする恐れが少なく、安定した状態で壁板体の展開状態を保つことができる。特に、展開保持手段を扉体の上方に配置し、且つ個室空間の出入り口の一部を塞ぐように構成することによって、扉体が遮蔽すべき空間が狭くなり、すなわち扉体のサイズを一層小さくできるため、扉の開け閉めがより軽くなり効果的である。
さらに、展開保持手段は、扉体が接続された他方の壁板体または前面壁体の少なくともいずれか一方に対して折り畳み可能に接続されるため、壁板体を重ね合わせて折り畳んだ際にコンパクトにまとめることができ、折畳み式建家の運搬や収納の容易性を損なうことが無い。
さらに、本考案の折畳み式建家において、「前記前面壁体の下端部分には、地面に設置可能なフランジ部が形成されている」ものとすることができる。
本考案の折畳み式建家によれば、フランジ部を地面に設置することによって、前面壁体をより安定した状態で起立させることができる。これにより、前面壁体が接続されている壁板体を、より安定して展開した状態に保持することができるため、長時間の連続使用などにも耐え得る折畳み式建家を提供できる。
さらに、土嚢などの錘をフランジ部に載置したり、または鋲などをフランジ部に打ち込むことによって、地面に対してフランジ部をより安定した状態で固定させることが可能であり、これにより、前面壁体の地面に対する安定度を一層向上させることができると同時に、前面壁体が接続されている壁板体の展開状態を補強することも可能となる。
また、本考案の折畳み式建家において、「前記展開状態において前記一対の壁板体の間に配置され、前記一対の壁板体に夫々接触する二つの接触辺を有する棚板部と、前記一対の壁板体に対して折り畳み可能に接続され、展開されると前記棚板部を支持することが可能な棚板支持部とをさらに具備する」ものとすることができる。
本考案の折畳み式建家によれば、棚板部と、棚板部を支持する棚板支持部とを備えることにより、展開状態において、個室空間に棚を形成できる。従って、荷物や小物、または道具類など、個室空間の使用目的に応じた適宜の物品を載置することが可能となり、便利である。
さらに、棚板部は、壁板体を展開した状態において、一対の壁板体に対して二辺が夫々接触した状態で配置される。よって、展開された壁板体が、閉じて折り畳まれた状態に戻ろうとした場合であっても、棚板部がつっぱり棒のように働くことでこうした動きを抑制することができ、より安定して壁板体の展開状態を保持することができる。
また、棚板支持部は、一対の壁板体に対して折り畳み可能に接続され、展開されると棚板部を支持する構成であるため、収納時はコンパクトにまとめることができ、且つ、工具などを用いて壁板体に棚板支持部を取り付ける必要がなく、壁板体を展開させるだけで棚板支持部を構成できるため、簡便である。
さらに、本考案の折畳み式建家において、「便座孔が穿設され、少なくとも一つの係止部を有する便座部と、前記一対の壁板体に対して夫々接続されるとともに、前記係止部に係止可能な被係止部を有し、前記展開状態において前記便座部を支持することが可能な一対の便座脚部と、前記一対の便座脚部に夫々連結可能であり、前記展開状態において前記便座部の下方に備えられ、前記便座脚部の開脚状態を保持し且つ汚物を収納するための収納体を載置可能な便座開脚保持部とをさらに具備する」ものとすることができる。
ここで、「収納体」としては、特に限定されるものではないが、箱型や袋型の便槽に凝固材や消臭材を組み合わせたもの、またはし尿を固めたり臭いを消す機能を一体物として兼ね備えたし尿パッドなどを適用すると、衛生的かつ回収処理が楽であるため好適である。
本考案の折畳み式建家によれば、壁板体を展開した状態において、便座部と便座脚部とを一対の壁板体の間に配置することによって、折畳み式建家を仮設トイレとして使用することが可能となる。また、便座部及び便座脚部には、夫々相互に係合させるための係止部及び被係止部を備える構成のため、便座部の水平方向の変位が規制され、安定して着座しトイレを使用することができる。
また、一対の壁板体に対して夫々接続された便座脚部は、壁板体が展開された状態で左右に開脚された状態になり、この開脚された状態で便座部を支持する構成である。このような構成において、本考案では、便座開脚保持部がさらに備えられているため、便座脚部は安定して開脚状態が保持される。よって、より高加重に耐え得る丈夫な仮設トイレを提供できる。さらに、便座開脚保持部は、便座部の下方に備えられ、汚物を収納可能な収納体を載置できる構成である。従って、収納物が増えて重くなった収納体が地面に落下したり、転倒して内容物が散乱するような恐れが軽減され、しかも使用後の収納体が取り出しやすく、便利である。
このように、本考案の折畳み式建家によれば、前面壁体が備えられていることにより、壁板体の展開状態が保持されるため、比較的簡単な構成を用いて丈夫な折畳み式建家を提供できる。また、扉体のサイズを小さくできることにより、扉体の開け閉めが軽くて快適であり、且つ、連続使用に耐え得る折畳み式建家を提供できる。さらに、組み立て・解体作業において特殊な工具や技術も必要とされないため、誰でも簡単に組み立て・解体作業を行うことができ、災害などの緊急時にも好適に使用され得る。
以下、本考案の実施形態である折畳み式建家について、図1乃至図5に基づき説明する。図1は、本考案の折畳み式建家の展開状態を示す斜視図、図2は、折り畳み状態を示す斜視図、図3は、個室空間を形成する右壁板及び左壁板の正面図、図4、図5は、棚及び折畳み式便器の組み立て方法を示す説明図である。なお、図1では、屋根体6の一部が省略された図面を示している。
折畳み式建家1は、図2に示すような複数の壁板体2が重なり合い、その間に前面壁体3、扉体4、展開保持手段5、及び屋根体6が折り畳んで収納されている状態(以下、「折り畳み状態」と云う。)から、図1に示すような、展開して壁板体2が放射状に展開され、隣り合う壁板体2の間に複数の個室空間Rが形成される状態(以下、「展開状態」と云う。)にすることができる。
なお、個室空間Rの個数としては、特に限定されるものではないが、本実施形態においては三室のものを例示している。また、個室空間Rの使用用途としては、更衣室や資材置き場など使用者の任意によって適宜選択され得るものであるが、本実施形態においては、折畳み式便器20と棚30とを備えた簡易トイレを例示している。
図1に示すように、折畳み式建家1の展開状態における個室空間Rは、上方から見ると略三角形状を呈した空間であり、左右側面側は、隣り合う壁板体2で覆われており、上面側は、屋根体6で覆われている。そして、個室空間Rの前面側の一部は、前面壁体3によって覆われている。さらに、前面壁体3の右側に形成される個室空間Rの出入り口部分は、扉体4と展開保持手段5とで覆われており、扉体4を開放させることで個室空間Rに出入り可能となる。また、個室空間Rの奥側には、折畳み式便器20及び棚30とが備えられている。
ここで、壁板体2、前面壁体3、扉体4、及び展開保持手段5は、燃焼時に毒性の強い有機塩素化合物を発生させない合成樹脂を原材料とする中空構造板で構成されている。なお、本実施形態で使用されている合成樹脂の中空構造体は、切込に従って折り畳み可能に形成される。
壁板体2は、図1及び図2に示すように、略長方形の板材であり、一側面側9が互いに連結され、放射状に展開可能(図1参照)な連結壁体Cを形成している。上部には、屋根接続体10が係合されており、屋根接続体10と壁板体2との間には、屋根体6の端部が挟み込まれている。なお、図2においては、屋根体6が図略されている。
図1に示すように、壁板体2の一側面側9を略中心とし、一側面側9の対辺側12(図2参照)を放射状に展開すると、隣り合う壁板体2の間に三つの個室空間Rが形成される。ここで、本実施形態においては、個室空間Rの右側面側の壁板体2を右壁板7、左側面側の壁板体2を左壁板8と定義する。なお、三室のうち中央に位置する個室空間Rの右壁板7を構成する壁板体2は、その裏面側において、右側に位置する個室空間Rの左壁板8を構成している。同様にして、中央に位置する個室空間Rの左壁板8を構成する壁板体2は、その裏面側において、左側に位置する個室空間Rの右壁板7を構成している。
右壁板7には、図3(b)に示すように、壁連結体11、扉体4、展開保持手段5、棚板支持部31、及び便座右脚部21が取り付けられている。
壁連結体11は、右壁板7と左壁板8とを展開可能に接続する蝶番状の部材であり、右壁板7の一側面側9に、粘着テープや鋲など適宜の接着方法によって接合されている。
扉体4は、個室空間Rの出入り口を開閉可能に塞ぐものであり、右端部側が、右壁板7の対辺側12且つ展開保持手段5の下方に折り畳み可能に接続されている。扉体4の横方向の大きさは、折り畳み状態で便座右脚部21と重なり合わない程度の大きさで構成されている。そして、扉体4の縦方向の大きさは、折り畳み状態で、展開保持手段5及び前面壁体3のフランジ部15(後述する)と重なり合わない程度の大きさで構成されている。扉体4の縦及び横方向の大きさがこのように形成されていることにより、凹凸の少ない平板状の折り畳み状態が形成可能となる(図2参照)。
展開保持手段5は、壁板体2の展開状態を保持するためのものであり、右端部側が、右壁板7の対辺側12に対して折り畳み可能に接続されている。展開保持手段5には、前面壁体3と連結させるための壁体連結孔13aが設けられており、連結手段42によって前面壁体3と連結される。連結手段42の構成としては、特に限定されるものではないが、壁板体2の展開状態を確実に保持することができ、且つ取付が比較的容易であることが好ましく、本実施形態においては蝶ボルトと蝶ナットとの組み合わせが適用されている。また、表面側には、面ファスナー等適宜の連結手段から成る屋根体連結部14が備えられ、屋根体4の一部を連結可能な構成となっている。
棚板支持部31は、展開状態において棚板部35を支持するためのものであり、右端部32及び左端部33が、右壁板7及び左壁板8に対して夫々折り畳み可能に接続されている。折り畳み状態においては、切れ込みによって形成された折り返し部34を中心として二つ折りになることで、右壁板7及び左壁板8の間に挟みこまれている。そして、展開状態においては、右壁板7及び左壁板8の間に梁状に展開されることで、棚板部35を支持することが可能な構成となっている。また、左右略中央上端部には、棚板部35の水平方向の動きを規制するための凸部36が設けられている。
ここで、棚板部35とは、図4(a)に示すように、略台形の板材である。展開状態において右壁板7及び左壁板8に夫々接触する二つの接触辺35a、35bを有し、略台形の底辺にあたる辺側には、棚板部35の凸部36に係合される凹部37が形成されている。
便座右脚部21は、展開状態において便座部23(図5参照)を支持するためのものであり、右側面側が右壁板7に対して折り畳み可能に接続されている。左右略中央部には、切込みによって形成された折り返し部24が備えられており、折り返し部24を中心に二つ折りに折り曲げることが可能となっている。また、折り返し部24の左側には、後述の便座開脚保持部27を挿入可能な挿入孔25が穿設されている。
左壁板8には、図3(a)に示すように、壁連結体11、前面壁体3、及び便座左脚部22が取り付けられている。
壁連結体11は、左壁板8の一側面側9に、粘着テープや鋲など適宜の接着方法によって接合されている。そして、壁連結体11を介して、複数の壁板体2(右壁板7及び左壁板8)が相互に接続され、放射状に展開可能な構成となっている。
前面壁体3は、展開状態において壁板体2の展開状態を補強し、且つ個室空間Rの出入り口の一部を覆うものであり、左側面側が、左壁板8の側面側16(壁板体2の他辺側12)に対して折り畳み可能に接続されている。前面壁体3の上部には、展開状態において展開保持手段5の壁体連結孔13aと重なる位置に、壁体連結孔13bが備えられている。
また、前面壁体3の下端部分には、展開状態において前面壁体3を安定して支持するためのフランジ部15が折り畳み可能に接続されている。フランジ部15は、展開状態においては前面壁体3に対して略垂直な方向へと展開されて地面に載置され、折り畳み状態においては前面壁体3の表面側(個室空間Rの外側に面する側面)へと重なり合うように折り畳まれる。
便座左脚部22は、展開状態において便座部23(図5参照)を支持するためのものであり、左側面側が左壁板8に対して折り畳み可能に接続されている。左右略中央部には、切込みによって形成された折り返し部26が形成されており、この折り返し部26を中心として二つ折りに折り曲げることが可能となっている。また、折り返し部26の右側には、便座開脚保持部27を挿入可能な挿入孔28が穿設されている。
なお、便座開脚保持部27は、展開状態において便座右脚部21及び便座左脚部22の開脚状態を保持し、且つ汚物を収納する収納体40を載置するものである。便座開脚保持部27の形状としては、特に限定されるものではなく、例えば略長方形の板材であってもよいが、本実施形態においては図5(a)に示すように、略台形の板材で構成している。より具体的には、便座開脚保持部27の右端部27a及び左端部27bは、前端部から後端部に向かって広がるように傾斜して形成されている。右端部27a及び左端部27bをこのように形成することで、展開状態において、右壁板7及び左壁板8に対して、夫々より密接しやすい構造とすることができる。さらに、前端側と後端側には係合溝43a、43bが設けられており、挿入孔25、28に挿入された状態で夫々便座右脚部21及び便座左脚部22に対して係合可能となっている。なお、便座右脚部21及び便座左脚部22の上端部分が、本考案の被係止部に該当する。
また、壁板体2、及びこれらに折り畳み可能に接続されている全ての部材(前面壁体3や展開保持手段5など)は同じ厚さの同素材で作られているため、折り畳み状態の時に、各部が凹凸なく重なり合い、全体として平板状に折り畳むことが可能となっている(図2参照)。さらに、棚20及び折畳み式便座30を構成する部材も、全て壁板体2と同素材である合成樹脂の中空構造体が適用されているため、軽量かつ焼却処理可能である。
屋根体6は、個室空間Rの上部を覆うものであり、複数の壁板体3の上部に夫々折り畳み可能に接続されている。材質としては、特に限定されるものではないが、樹脂や布などのシート材等を適用すると軽量であるため好ましく、特に、合成樹脂から成るシート材を適用すると、防水性・耐候性・耐久性にも優れるため好適である。
屋根体6は、図1に示すように、略三角形状を呈しており、屋根接続体10によって、一辺側が右壁板7の上部に、他辺側が左壁板8の上部に狭持されている。そして、残りの一辺側、すなわち個室空間Rの出入り口部の上方側に該当する一辺側には、折り曲げ部17が延出されており、この折り曲げ部17の裏面に貼着された図略の面ファスナーと、展開保持手段5の屋根体連結部14(図3参照)とを係合させることにより、屋根体6の一辺側を地面に向けて垂下させることができる構成になっている。
続いて、本考案の折畳み式建家1の組み立て方法について、図1乃至図5を用いて説明する。まず、図2に示す折り畳み状態の折畳み式建家1を、地面上に壁板体2が垂立する状態で載置する。その後、互いに重なり合う壁板体2の他辺側12が離間するように、側辺側9を中心に、壁板体2を広げる。そして、4枚の壁板体2を均等に放射状に配置すると、壁板体2の間に三つの個室空間Rが形成される(図1参照)。
次に、前面壁体3を、左壁板8から右壁板7の対辺側12に向かって展開させる。これにより、右壁板7及び左壁板8の対辺側12の間に形成されていた、個室空間Rの出入り口の一部が閉鎖される。
次に、展開保持手段5を、右壁板7から展開させ、壁体連結孔13aと、前面壁体3の壁体連結孔13bとを重ねる。そして、連結手段42である蝶ボルトと壁体連結孔13a、13bに挿入し、蝶ナットで締め合わせることで、展開保持手段5を前面壁体3に対して連結する。これにより、個室空間Rの出入り口の一部がさらに閉鎖される。
次に、屋根体6の折り曲げ部17を垂下させ、展開保持手段5に備えられた面ファスナー14に係合させる。これにより、個室空間Rの屋根部が形成される。
そして、フランジ部15を前面壁体3より展開させ、地面に載置させる。そして、フランジ部15の上面に、土嚢などの錘を載置する。これにより、前面壁体3に接続された壁板体2の展開状態がより一層安定する。
なお、フランジ部15と展開保持手段5とを展開させる順番は、上述に限定されるものではなく、どちらが先であってもよいし、同時であっても良い。また、屋根体6の折り曲げ部17を面ファスナー14に係合させて、屋根部を形成するタイミングは、展開保持手段5と前面壁体3とを連結手段42によって連結させた後であれば、どのタイミングであっても良い。
続いて、棚30を組み立てる。図4(a)に示すように、前述の壁板体2の展開状態において、棚板支持部31の右端部32及び左端部33が、右壁板7及び左壁板8に夫々接続されていることにより、棚板支持部31が梁状に展開されている。
棚板部35を、二点鎖線部矢印に示すように、棚板支持部31と壁板体2との間に上部から挿入する(図4(b)参照)。この時、棚板部35の凹部37と、棚板支持部31の凸部36とを係合させると、棚板部35の水平方向の動きが規制され、荷物を安定して載置できるため好適である。
続いて、図5を用いて、折畳み式便器20の組み立て方法について説明する。図5(a)に示すように、便座右脚部21を、折り返し部24を中心にくの字形に折り曲げる。同様に、便座左脚部22を屈曲させる。そして、一点鎖線矢印に示すように、便座開脚保持部27を、挿入孔25、28に夫々挿入し、係合溝43a、43bを便座右脚部21及び便座左脚部22に係合させる。この時、便座開脚保持部27の右端部27a及び左端部27bを、夫々右壁板7及び左壁板8に密接させると、壁板体2の展開状態が補強されるため、好適である。
次に、二点鎖線矢印に示すように、便座部23を、便座右脚部21及び便座左脚部22の上部に差し込む。ここで、便座部23の裏面23bには、図5(b)に示すように係止部29a、29bが彫りこまれている。よって、この係止部29a、29bを夫々便座右脚部21及び便座左脚部22の上部の被係止部に係合させることで、便座部23の水平方向の動きが規制され、安定して折畳み式便器20を使用することが可能となる。
そして、収納体40を、便座穴41に挿入し、便座開脚保持部27上に載置する(図5(c))。これにより、折畳み式便器20が使用可能となる。なお、使用後の収納体40は、繰り返し利用してもよいが、利用の度に新しいものに取り替えるよう処理すると、衛生上の観点より好ましい。なお、使用後の収納体40の処理方法としては、特に限定されるものではないが、本考案においては以下の方法が採用されている。
使用後の収納体40は、図略の袋などに入れられ、ゴミ箱50に投入される。そして、おむつなどの一般廃棄物と一緒に廃棄物処理業者に回収され、焼却処理される。ゴミ箱50は、本実施形態で使用されている合成樹脂の中空構造体を用いて、折り畳み可能に構成される。具体的には、図6(a)に示すように、一枚の長方形の板材が、切り込みを入れることで二つ折りにされ、重ね合わされた端部53が接着剤などで接合されることで側面板51、52が形成されている。そして、側面板51、52の略中央付近には、さらに折り返し可能にするための切り込み部が形成されている。このように構成することにより、軽くて運搬の容易なゴミ箱50が実現できる。
ゴミ箱50は、図6(b)に示すように、側面板51、52が、夫々の略中央付近に形成された切込部を中心にくの字に折り返され、展開される。これにより、側面板51の右側51aと側面板52の左側52aとが対向して位置し、側面板51の左側51bと側面板52の右側52bとが対向して位置し、箱型のゴミ箱50が形成される。こうして組み立てたゴミ箱50に、ゴミ袋などを装備させる。このようなゴミ箱50を用いることで、複数の使用後の収納体40を簡単かつ衛生的に一つにまとめられるため、便利である。
このように、本実施の形態によると、前面壁体3及び展開保持手段5が備えられていることによって、比較的簡単な構成を用いて、壁板体2の展開状態を維持することが可能となっている。さらに、前面壁体3の下端部には、地面に対して載置可能なフランジ部15が備えられており、より安定して壁板体2の展開状態を維持することができる。従って、丈夫で、連続使用に耐え得る折畳み式建家1が提供できる。
また、前面壁体3及び展開保持手段5が備えられていることにより、扉体4の大きさを比較的小さくすることが可能である。よって、扉体4の自重によって壁板体2の展開状態が崩れてしまう恐れが少なく、丈夫でかつ開け閉めも容易な折畳み式建家1が提供できる。さらに、前面壁体3、扉体4、展開保持手段5、及びフランジ部15は、全て同じ厚さの同素材で作られているため、折り畳み状態の時に、全体として凹凸なく平板状に折り畳むことが可能であり、運搬が容易である。
また、屋根体6には折り曲げ部17が備えられており、展開保持手段5の屋根体連結部14に対して係合させることで屋根体6の一部を垂下させることができる。従って、屋根体6と前面壁体3または扉体4との間に隙間ができにくく、個室空間Rの内部に雨水が侵入し難い。また、展開保持手段5は、右壁板7の上端部分よりも下方に取り付けられている(図3(b)参照)ため、面ファスナー14に対して折り曲げ部17を係合させると、屋根体6は、壁板体2の一端側9から他端側12に向かって下方に傾斜した状態で個室空間Rの上方側を覆う。よって、雨水がスムーズに地面へと流れ落ちるため、雨漏りなどを起こしにくい快適な折畳み式建家1を提供できる。
また、折畳み式便器20には、便座開脚保持部27が備えられているため、便座右脚部21及び便座左脚部22を開脚した状態で確実に保持することができ、丈夫な折畳み式便器20を提供できる。さらに、便座右脚部21及び便座左脚部22の側面側は夫々右壁板7及び左壁板8に対して折り畳み可能に接続される構成である。よって、折畳み式建家1本体と別個に運搬する必要がなく、壁板体2を展開するだけで便座右脚部21及び便座左脚部22を用意できる構成であり、より迅速な組み立て作業が実現できる。加えて、便座開脚保持部27には、係合溝43a、43bが設けられているため、便座右脚部21及び便座左脚部22を確実に位置決めして固定することができ、便座部23をスムーズにはめ込むことが可能となる。また、便座開脚保持部27に収納体40を載置させることにより、内容物が入って重くなった使用後の収納体40が、地面に落ちたり散乱したりする恐れが少なく、比較的簡単に取り出すことができるため、簡便である。
また、小物などを載置できる棚30が備えられていることにより、より使いやすい折畳み式建家1が提供できる。さらに、棚板部35には、展開状態において右壁板7及び左壁板8に夫々接触する接触辺35a、35bが備えられているため、壁板体2の展開状態が補強され、比較的強固な折畳み式建家1を提供できる。また、棚板保持部31は、右端部32及び左端部33が右壁板7及び左壁板8に夫々接続されているため、壁板体2を展開するだけで、迅速かつ簡単に棚板部35を支持可能な構成に形成され得る。従って、特殊な工具や複雑な手順を用いることなく、誰でも容易に棚30を構成することができる。
また、折り畳み状態において、右壁板7に取り付けられている部材(扉体4や展開保持手段5など)と左壁板8に取り付けられている部材(前面壁体3など)とが相互に重なり合わないように配置されている。従って、図2に示すように、壁板体2の間には、板状の部材が2枚以下であるように配慮されているため、折り畳んだ状態で凹凸なく平板状に重ねあうことができ、コンパクトである。よって、収納に要する面積や体積を狭小にすることができ、取り扱いや保管が簡便である。
以上、本考案を実施するための最良の実施の形態を挙げて説明したが、本考案はこの実施の形態に限定されるものではなく、以下に示すように本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良および設計の変更が可能である。
すなわち、上記の実施の形態では、屋根接続体10を用いて屋根体6を壁板体2に取着するものを示したが、これに限定されるものではなく、屋根体6は、粘着テープ、接着剤、面ファスナー等周知の固定手段を用いて取着するものであってもよい。また、屋根体6は、個室空間R毎に複数枚取り付ける構成としたが、複数の個室空間Rを共通の一枚の屋根体6で覆う構成であってもよい。
また、一基の折畳み式建家1に形成される個室空間Rの数は、三室に限定されるものではなく、二室であってもよいし、四室以上であってもよい。さらに、本実施形態では、三室の個室空間Rを全体として略台形になるように配置したが、最外側の壁板体2同士を重ね合わせ、略円形(または多角形)となるように配置してもよい。ただし、本考案の実施形態を適用すると、以下のような多様なレイアウトが可能となるため、より好適である。すなわち、図7に示すように、本考案の折畳み式建家1を同じ方向へと一列に並べて配置(図7(b))したり、二基を対向させて配置(図7(c))したり、これらの配置を組み合わせて配置(図7(d))させる等、折畳み式建家1を設置する場所の条件(広さや柱の位置など)に応じて、配置する数や形を適宜選択することが可能であり、設置のバリエーションが多様となる。
上記の実施の形態では、展開状態において、フランジ部15の上面に土嚢などの錘を載置する構成としたが、フランジ部15に杭を打ち込み、地面に対して強固に固定させる方法としてもよい。また、フランジ部15に任意の個数の穴を穿設して鳩目を取り付け、この鳩目にロープを通して樹木や柱などに括り付けても良い。要するに、前面壁体2の固定状態、つまり壁板体2の展開状態を強化するものであれば、いかなるものであっても良い。
上記の実施の形態において、個室空間Rの扉体4にロック機構を付加し、使用中に他人が個室空間R内へと入れないようにしても良い。ロック機構としては、特に限定されるものではないが、例えば図8に示すように、板材55及び表示板56を扉体4の内側に回動自在に取り付ける構成が例示できる。ここで、内側とは、個室空間Rの内部側を示し、図中aの方向が個室空間Rの外部側、bが内部側を示す。板材55は、扉体4と前面壁体3の間に差し渡されるように配置され、表示板56は板材55に対して略垂直に接合されている。よって、図8に示す位置に板材55を配置することで、板材55によって扉体4の開放動作が阻害され、扉体4をロック状態にすることができる。また、表示板56のa側の表面を赤色で塗装し、扉体4に穴57を穿設しておくと、個室空間Rの外側に立っている人に、穴57を通して表示板56の赤色部分を見せることができ、個室空間Rが使用中であることを知らせることができる。そして、矢印の方向に板材55を回動させると、ロック状態を解除し、扉体4を開放することができる。なお、表示板56の一端部は、回動させた際において扉体4に干渉しないように円弧状に形成されている。このようなロック機構を付加することにより、比較的簡単な構成を用いて個室空間Rのプライバシーを保つことができ、便利である。
本考案の折畳み式建家の展開状態の構成を示す斜視図である。 折り畳み状態の建家本体の構成を示す斜視図である。 (a)は、個室空間の内部から左壁板側を見た場合における構成図であり、(b)は、個室空間の内部から右壁板側を見た場合における構成図である。 棚の取り付け方法を示す説明図である。 折畳み式便器の組み立て方法を示す説明図である。 ゴミ箱の組み立て方法を示す説明図である。 折畳み式建家のレイアウト方法を示す模式図である。 扉体のロック機構を示す斜視図である。
符号の説明
1 折畳み式建家
2 壁板体
3 前面壁体
4 扉体
5 展開保持手段
6 屋根体
9 側面側
15 フランジ部
21 便座右脚部(便座脚部)
22 便座左脚部(便座脚部)
23 便座部
27 便座開脚保持部
29a、b 係止部
31 棚板支持部
35 棚板部
C 連結壁体
R 個室空間

Claims (5)

  1. 一側面側が互いに連結され、折り重ねられた折り畳み状態から、前記一側面側を中心として放射状に展開される展開状態へと展開可能な複数の壁板体を有し、展開されると一対の該壁板体の間に出入り口部分及び上方が開放された個室空間を形成する連結壁体と、
    前記一対の壁板体を構成する一方の壁板体に対して折り畳み可能に接続され、展開されると前記個室空間の出入り口部分の一部を閉鎖する前面壁体と、
    前記一対の壁板体を構成する他方の壁板体に対して折り畳み可能に接続され、展開されると前記前面壁体と前記他方の壁板体との間の前記出入り口部分を開閉可能に閉鎖する扉体と、
    前記一対の壁板体の上面に対して折り畳み可能に接続され、展開されると前記個室空間の上方を覆う屋根体と
    を具備することを特徴とする折畳み式建家。
  2. 前記扉体が接続された前記他方の壁板体または前記前面壁体の少なくともいずれか一方に対して折り畳み可能に接続され、展開されると前記他方の壁板体及び前記前面壁体に対して夫々接続される接続部を有し、前記一対の壁板体の前記展開状態を保持する展開保持手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の折畳み式建家。
  3. 前記前面壁体の下端部分には、地面に設置可能なフランジ部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の折畳み式建家。
  4. 前記展開状態において前記一対の壁板体の間に配置され、前記一対の壁板体に夫々接触する二つの接触辺を有する棚板部と、
    前記一対の壁板体に対して折り畳み可能に接続され、展開されると前記棚板部を支持することが可能な棚板支持部と
    をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載の折畳み式建家。
  5. 便座孔が穿設され、少なくとも一つの係止部を有する便座部と、
    前記一対の壁板体に対して夫々接続されるとともに、前記係止部に係止可能な被係止部を有し、前記展開状態において前記便座部を支持することが可能な一対の便座脚部と、
    前記一対の便座脚部に夫々連結可能であり、前記展開状態において前記便座部の下方に備えられ、前記便座脚部の開脚状態を保持し且つ汚物を収納するための収納体を載置可能な便座開脚保持部と
    をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の折畳み式建家。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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