JP3107949B2 - 交換可能なグリップを有する加工品搬送装置 - Google Patents

交換可能なグリップを有する加工品搬送装置

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JP3107949B2
JP3107949B2 JP05162847A JP16284793A JP3107949B2 JP 3107949 B2 JP3107949 B2 JP 3107949B2 JP 05162847 A JP05162847 A JP 05162847A JP 16284793 A JP16284793 A JP 16284793A JP 3107949 B2 JP3107949 B2 JP 3107949B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製品の自動組立に有効
な装置に関し、特に、製品組立工程において部品を検
査、組立、位置決めするのに有効な装置に関する。本発
明は、自動組立手続において、比較的脆弱な部品に極め
て弱い力を加えながら、部品を高速移動すると共に正確
に位置決めするアクチュエータに、特に有効であるが、
これに限定されるものではない。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】製品
の自動組立に有用な多くの装置が長年成功して用いられ
てきた。各場合において、自動組立装置は、完成品の製
造および組立時の方法、手続および工程の効率および精
度の向上という目的で採用されてきた。実際、大多数の
消費者製品は、今や自動組立装置を組み込んだ組立ライ
ンに従って製造されている。
【0003】製造される製品が複雑になるにつれ、製品
を製造するのに要求される機械もそれに応じて複雑にな
るであろうことは容易に理解できる。部品が傷つきやす
く、または、脆弱で精度が要求される場合には、特にそ
のとおりである。例えば、多くの製品は、その製造にお
いて、極めて小さくそして軽量の部品の正確な位置決め
と組立を要求する。特に、これらの操作は、部品の位置
決め運動と、部品が移動され、そして他の部品に組み付
けられるための力と、の両方において精度を要求する。
さらに、品質制御のために、製品の組立時に部品が位置
決めされる精度をリアルタイムで検査する何らかの方法
がしばしば必要となる。極めて小さく脆弱なまたは軽量
の部品が製造工程で使用されている場合、これらの考慮
は大変重要なものとなる。
【0004】自動組立に典型的に使用されている既知の
装置の中で、空気圧装置は精度を有しないことで有名で
ある。これは、空気圧システムによる劣った制動(damp
ing)に主として起因する。他方、ソレノイドを組み込
んだシステムは十分な精度を有することができる。とこ
ろが、ソレノイドが取り扱い時に部品に印加する力は、
部品にとって破壊的かさもなければ容認できないもので
ある。他の一般的な種類の装置であり、よく知られたス
テッピングモータも言及すべき点がある。一般に、ステ
ッピングモータは、その操作において空間的に精度が高
くなり得、それらが作り出す力は効果的に制御できる。
しかし、ステッピングモータは場所を取り、十分小さな
力を作り出す特性を有しない。いくつかの製造手続にお
いては、これらの要素は大きな問題となり得る。その結
果として、本発明は、電気的に操作されたシステムが、
上記において議論された種類のシステムにみられる力お
よび空間的な問題なしに、組立中、製品の部品を正確に
位置決めするのに効果的であり得ると理解している。特
に、本発明は、ボイスコイル(voice coil)リニアモー
タがこれらの目的に適合し得ると理解している。スタウ
ト(Stout )の発明に発行された米国特許第4,49
8,023号、名称「積分コンデンサを有するボイスコ
イルリニアモータ」は、本発明に関係する問題の幾つか
に着目しているが、すべての重要な問題に着目している
わけではない。例えば、本発明は、アクチュエータ装置
の各部間でそれらが相対運動する際に正確な同心性を維
持することに関するが、スタウトはこの問題には正確に
は言及していない。さらに、本発明はスタウトの装置に
開示された円筒コイルからは得られないコンパクトな配
置のアクチュエータを想定している。加えて、米国特許
第4,498,023号に開示されたような装置は、示
唆された磁気強度のために、提案されたセンサ精度に激
しく影響を及ぼし、それによって装置が不能になるとい
う熱発生問題を引き起こすことが予想される。
【0005】上記で言及した利点に加え、電子システム
は、最終製品の自動組立に使用されるべき装置に対し利
点となり得る他の特性を有する。例えば、ある電子シス
テムはコンパクトな配置にむしろ容易に適合する。さら
に、電子システムは応答性が良く、システムの操作を監
視および制御するのに使用される信号を供給するよう構
成することができる。
【0006】加工品搬送装置にしばしば生じる追加の問
題は、加工品搬送装置が軋んだり、非作動状態となる箇
所まで曲げられたりするという点である。この問題が最
も生じ易い時期は、細長いグリップを装置のハウジング
から伸張させるときである。このような構成では、グリ
ップの伸張端部における横方向の力は、ハウジングを連
結するところのグリップの反対端部における大きい移動
として現れる。不運にも、これらの力が加工品搬送装置
を効果的に破壊するのに十分であることがしばしば起こ
る。これは回避すべきである。
【0007】上記に鑑みて、本発明の一目的は、自動組
立操作において、脆弱軽量の部品をピックアップし、移
動し、そして置くことができる、部品の移動、検査およ
び位置決め装置を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、自動組立操作におい
て、極めて小さい力を効果的に制御し、そのような力を
比較的速い応答時間内で制御できる、部品の移動および
位置決め装置を提供することにある。
【0009】さらに、本発明の他の目的は、部品の位置
決め操作の終わりにおいて、最小の跳ね返りで(すなわ
ち、もしあるとしても、直線(linear)方向の非常に小
さい変化で)、組立部品を移送できる装置を提供するこ
とにある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、自動組立操作
において、操作精度のリアルタイムの確認のために効率
的に監視され得る、部品の移動、検査および位置決め装
置を提供することにある。
【0011】本発明のさらに他の目的は、容易に交換す
ることができ、装置の内部部品に損傷を生じることなし
にそらすことができる、加工品に接触するためのグリッ
プを有する装置を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、比較的簡単に使用で
き、比較的簡単に製造でき、そして、比較的安価な自動
組立装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】自動組立手続において、
加工品を移送および位置決めするアクチュエータは、ハ
ウジングと、ハウジング内に磁界を形成するハウジング
に固定的に設けられた磁石と、を有する。磁石は希土類
磁石であり、ハウジングの中央室中を延在する突起と共
に形成されることが望ましい。開通路を有して形成され
たコイルピストンは、ハウジングに摺動可能に搭載さ
れ、磁石の突起を通路を通って延在させて、磁石を取り
囲むように配置される。導電線はコイルピストンのまわ
りに巻かれてコイル組立体を形成する。
【0014】本発明によれば、アクチュエータは、コイ
ルピストン上に搭載され、加工品または製品の部品を、
供給源から製品組立のための位置まで移送する間保持す
るためのグリップも有している。グリップは、コイルピ
ストンと共に直線運動し、そしてコイルピストン上でロ
ッドの縦軸のまわりに回転するために、コイルピストン
に搭載された中空ロッドであることが望ましい。アクチ
ュエータの一実施例においては、グリップは、移動され
るべき加工品または部品をつかむように操作し得るエン
ドピース(end piece )を持つことができる。アクチュ
エータの他の実施例においては、中空ロッドを通じて吸
引力を形成し、移送中に、加工品または製品の部品をロ
ッドに対して保持するように真空源をロッドに操作的に
接続できる。
【0015】本発明のさらに他の実施例においては、グ
リップは、グリップと加工品との相互作用により発生さ
れた力がコイル組立体にではなくハウジングに伝達され
るようにハウジング内に搭載されている。これにより、
外荷重がグリップに付与された結果、グリップおよびコ
イル組立体に対する損傷を防ぐのを助ける。例えば、加
工品または他の静止対象物に対するグリップの不整合か
ら横方向の力や側方荷重(side-load )が生じる。ある
一つのこのような適切な取り付け構造は、ハウジングに
取り付けられたブッシュ内にグリップを摺動可能に軸受
けすることを含む。ブッシュは弾性材料で作られるか、
あるいはハウジングの一部である。弾性ブッシュは力を
グリップからハウジングに伝達し、横方向の力からコイ
ル組立体に付与されたモーメントアーム(moment arm)
を減じる。
【0016】さらに、本発明のこの他の実施例において
は、コイルピストンおよびグリップは、グリップをコイ
ルピストンに対して容易に組み立てたり分解したりする
ことができるように構成されている。これにより、万一
グリップが曲げられるか、あるいは損傷されたら、この
グリップを交換することができる。この実施例では、グ
リップはコイルピストンに取り付けられたインターフェ
イスブロックに取り付けられている。インターフェイス
ブロックはグリップを取り外し可能に保持するための座
ぐり開口部を有している。グリップはねじが設けられた
留め具を使用して開口部内に保持されている。さらに、
インターフェイスブロックには、留め具およびグリップ
にアクセスするための開口部が形成されている。
【0017】本発明のアクチュエータの操作のために
は、電流源が設けられてコイル組立体のコイルに直接接
続される。オペレータが望むようにこの電流源からの電
流はコイルを流れる。コイルは磁石の作り出す磁界内に
置かれているので、電流がコイルを流れてコイルピスト
ンに力を与える。この力がコイルピストンとグリップを
ハウジングに対して相対的に動かす。加えて、アクチュ
エータそれ自体は、当業者によく知られた如何なる方法
によっても移動でき、アクチュエータの動作と、アクチ
ュエータの休止に対する相対的なグリップの動作との協
調的動作を、ワークピースまたは製品の部品をある位置
から他の位置に移送するのに使用できる。
【0018】アクチュエータのハウジングには、コイル
ピストン、従って、グリップの、ハウジングに対する位
置を検出するための位置センサを搭載することができ
る。本発明のために意図されたように、センサは、比較
的複雑でないコンデンサタイプのセンサ、または、望ま
しくは、より精巧な光学エンコーダとすることができ
る。ともかく、位置センサはグリップの運動を校正した
りそのスタートおよび停止位置を確定するのに使用され
る。さらに、位置センサにより生成された信号は、コイ
ルピストンの操作および運動を制御し、アクチュエータ
の操作結果を検査するのに使用できる。こうすることに
より、アクチュエータを、(位置センサによって示され
ている)コイルピストンの実際の位置を(プログラムさ
れた入力に従って)コイルピストンのプリセットされた
所望の位置と比較するマイクロプロセッサを有するよう
に修正できる。この比較は誤差信号を生成する。この誤
差信号の大きさに応じて、誤差信号を0にするようにコ
イルピストンを移動させることにより、コイルピストン
の制御が達成できる。勿論、このことは制御が目標であ
れば達成され得る。他方、もし検査および品質制御が目
的であれば誤差信号は維持され、組み立てられた製品
は、誤差信号が所定の許容誤差を越えれば、排除され
る。
【0019】本発明の新規な特徴は、本発明それ自身と
同様に、その構成および作用の両方に関して、以下の説
明に対応した添付図面により非常によく理解できるであ
ろう。なお、同様の参照番号は同様の部材を表す。
【0020】
【実施例】まず図1を参照すれば、自動組立操作におい
て組立部品を移動し位置決めする本発明のアクチュエー
タ装置10がその意図された環境中に示されている。図
示するように、装置10は自動組立機12に操作的に搭
載され、装置(10で示す)がコンベア16から部品1
4を取り上げる位置と、装置(10′で示す)が部品1
4を他の最終製品の部品18と係合するように配置する
位置と、の間で部品14を移送する。それらが組み立て
られた後、部品14と18との結合体はコンベア20に
より次段のワークステーションに運ばれて、包装される
か、または他の部品(図示せず)とさらに結合される。
装置10とその動作に関する限り、図1に示された機械
12は単なる例示でしかないということを理解すべきで
ある。実際、装置10は様々な機械(図示せず)に搭載
されることができ、複数の予め選択された位置の間を移
動する。
【0021】図2においては、アクチュエータ装置10
が、比較的小型で、比較的平坦となるように形成され寸
法を決められているハウジング22を有しているのがわ
かる。重要なことは、図示はされていないが、この形状
により、アクチュエータ装置10は、自動組立操作にお
ける効率改良のために、他のそのような装置と簡単に積
み重ねられることができるということである。図2は、
また、グリップ(またはロッド)24がハウジング22
に搭載されていることを示している。特に、本発明にと
っては、ロッド24は、ハウジング22に摺動可能に搭
載され、図示するように実質的にハウジング22を貫通
して延在する細長い管状部材であることが望ましい。ハ
ウジング22がアタッチメント26、電気コネクタ28
およびセンサコネクタ30を備えていることも図2に示
されている。特に、ロッド24に関しては、ロッド24
は、アタッチメント26と、アタッチメント26と反対
側のハウジング22に配置された軸受27(図4参照)
との間で、摺動可能にハウジング22に設けられてい
る。さらに、このように搭載されているので、ロッド2
4は、望むならば、その長手方向の軸のまわりを回転し
得る。
【0022】図3を参照すれば、本発明のアクチュエー
タの好ましい実施例が図示され、全体的に100で示さ
れている。本実施例のアクチュエータ100は、ここで
は実質的に偏平な形状として示されている電気コイル1
02を有する。しかし、コイル102の実際の形状はさ
ほど重要ではなく、大部分、製造者の所望により決定さ
れるものである。実際、コイル102は円筒形状とする
ことも可能である。とにかく、コイル102の巻線は中
空空間を囲むように形成されなければならない。
【0023】図3はコイルピストン106の拡張部10
4のまわりに巻かれたコイル102を示している。本実
施例のアクチュエータ100は、そのまわりにコイル1
02が巻かれた特別の構成を示しているが、当業者なら
ば、かかる構成を要しないコイルが商業的に入手可能で
あるということが理解できよう。かかるコイルは勿論本
発明に使用できる。それとは無関係に、コイル102は
物理的にコイルピストン106に取り付けられてコイル
ピストン106と共に移動し得ることが重要である。さ
らに、本発明にとって、グリップ24がコイルピストン
106に操作的に取り付けられてコイルピストン106
と共に移動し得ることが重要である。
【0024】磁石108はアクチュエータ100のハウ
ジング22に取り付けられ、磁石戻り(magnet return
)110もハウジング22に取り付けられ、そして磁
石108とは離れているので効果的な磁束界(flux fie
ld)がコイル102の環境として形成される。磁石10
8は、35メガ(MEG)エルステッドの永久磁石性能
を有する希土類磁石であることが望ましい。本発明のた
めに意図されたように、コイル102は実際に磁石10
8を取り囲む。これにより、コイル102と、磁石10
8と、磁石戻り110とを協働させ、コイル102の一
部は磁石108および磁石戻り110の間を移動し得
る。
【0025】コイルピストン106は直線状の(linea
r)軸受112に固定的に取り付けられ、直線状の軸受
112は軸受レール114に摺動可能に搭載されてい
る。また、軸受レール114は、ハウジング22に固定
的に搭載されている。この配置により、直線状の軸受1
12が、コイルピストン106およびコイル102と共
に、ハウジング22内で摺動できる。その結果、コイル
102の巻線は磁石108によって生成された磁束界に
実質的に垂直となるので、電流をコイル102に印加す
ることによりコイル組立体(すなわち、コイル102お
よびコイルピストン106)をハウジング22内で移動
させる力をコイルピストン上に生成することができる。
【0026】コイル102の移動制御、従って、グリッ
プ24の制御は、ハウジング22に対する相対的なコイ
ルピストン106の位置を監視することにより達成され
る。これはハウジング22に固定的に取り付けられたエ
ンコーダ122、例えば、ダイナミックリサーチコーポ
レーション社により製造されたモデルSRL4エンコー
ダ、を使用することにより達成される。より詳細には、
アクチュエータ100にとって、ブラケット(blacket
)116は直線状の軸受112に固定的に取り付けら
れ、その上にエッチングまたはプリントされた目盛12
0を有するガラスエンコーダスライド118は、ブラケ
ット116に固定的に取り付けられる。従って、ガラス
エンコーダスライド118は直線状の軸受112および
コイルピストン106と共に移動する。後に詳述される
方法により、アクチュエータ100は、エンコーダ12
2からガラススライド118の位置に関する情報を用い
て、ハウジング22に対する相対的なコイルピストン1
06の位置、従って、グリップ24の位置を、正確に固
定する。この配置により、ロッド24の実際の位置を決
定するのに、100分の5ミリメートル(0.005m
m)のオーダーの精度が得られる。また、ロッド24
は、それと共に移動するためにロッド24上に搭載され
た磁石(図示せず)を有することができる。ハウジング
22に固定的に搭載された他の磁石124は、電気的に
活性化されて、ロッド24上の磁石と磁気的に係合し、
アクチュエータ100のアイドル時間中に、移動止めま
たは退避した配置に、ロッド24とそれに付随するコイ
ル組立体とを保持する。ロッド24上の磁石または磁石
124の位置は調節することができて、ロッド24を、
ロッド24の移動止め位置において、ハウジング22と
適正に係合させることができる。
【0027】アクチュエータ装置10の他の実施例の詳
細は、図4を参照すれば理解できるであろう。図4を参
照すれば、装置10は、中空34が形成された(上記の
好ましい実施例のコイルピストンと同様の)ボビン32
を備えている。実際、ほとんどの点において、その他の
実施例は上記の好ましい実施例と同様であり、目的は同
一である。図示のごとく、ボビン32は、ハウジング2
2と同様に、比較的偏平で、概ね箱型である。さらに、
ボビン32は、それ自体ハウジング22に固定的に取り
付けられているスライド機構36に摺動可能に取り付け
られている。この機構36は、ボビン32が移動する
間、最小の摩擦力を生成する、大変軽く精密なものであ
ることが望ましい。機構36は当業者に知られている幾
つかの方法のどれによっても形成されることができ、機
構36に沿ってボビン32が移動し得る距離を制限する
移動停止を設けることができる。この移動範囲は2から
4インチ(2−4インチ)の範囲であることが望まし
い。その結果、ボビン32は機構36に沿って自由に摺
動でき、この距離だけハウジング22内で往復運動でき
る。グリップ24が、ボビン32と共に直線運動するた
めにボビン32に取り付けられている点を理解すること
もまた重要である。
【0028】図4は、磁石38がハウジング22内に設
けられていることも示している。特に、磁石38は突起
40を備えて形成され、ハウジング22内に配置される
ので、磁石38の突起40はボビン32の中空34内に
延在している。好ましくは、磁石38は希土類元素製で
あり商業的に入手可能なものである。例えば、ネオデニ
ウム(Neodenium )35メガエルステッドの磁石を使用
することは本発明において適切である。さらに、磁石3
8は、約35メガエルステッド(35MOe)のオーダ
ーの磁石強度を有して動作可能な永久磁石であることが
望ましい。図4に示されるように、磁石38がハウジン
グ22内に配置されると、当業者であれば、ボビン32
がハウジング22内を往復運動する方向に実質的に垂直
に並んだ磁束線を有する磁界を効果的に発生させるよう
に、磁石38の極がハウジング22上に配向され得るこ
とがよく理解できるであろう。
【0029】装置10はボビン32のまわりに巻かれた
電線44からなるコイル42をさらに有する。重要なの
は、ボビン32のまわりのコイル42の巻線は、コイル
42をボビン32に効果的に取り付けるのに十分なほど
堅くなければならないということである。電線44の両
端44aおよび44bはコネクタ28に電気的に取り付
けられているので、外部電圧源46(図7に示す)はコ
イル42を活性化するのに使用できる。当業者であれば
理解できるように、磁石38によって形成された磁界内
に配置されたコイル42により、電圧源46からの電流
がコイル42を通って流れると、ボビン32をハウジン
グ22内で移動させる力がボビン32に働く。コイル4
2に通電される電流の量、方向および継続期間により、
ボビン32に発生する力は制御できる。ボビン32上に
発生する力の大きさは、0から1万グラムの範囲(0−
10000グラム)であることが望ましい。本発明のた
めに意図されたように、アクチュエータ100(図3)
だけでなく、アクチュータ10(図2および図4)も、
約0から2000グラム(0−2000グラム)の間で
変化可能な力が、±1グラムだけの偏差で選択的に印加
される範囲において、同様に動作する。さらに、当該技
術において周知であり、また上述したように、ボビン3
2の位置および移動方向はコイル42を流れる電流の大
きさと方向により制御できる。
【0030】装置10の動作においては、ボビン32と
ハウジング22との位置関係を決定できることが重要で
ある。このために、幾つかの位置センサが提案され得
る。図7をしばし参照するに、センサ48は装置10に
組み込まれ、ライン50を通って、装置10のハウジン
グ22上に配置されたセンサコネクタ30に操作的に接
続されていることがわかる。さらに、ライン50はセン
サコネクタ30とマイクロプロセッサ70とを接続す
る。一実施例においては、位置検知機能は、図5に示さ
れるような容量インダクタンス(LVDT)センサを使
用することにより達成される。図5において、装置10
は、ハウジング22内をボビン32と共に移動するため
に、ボビン32に固定的に搭載された中間プレート52
を有することがわかる。この中間プレート52は、装置
10のハウジング22に固定的にそれぞれ接続されたプ
レート54とプレート56との間に配設される。さら
に、プレート54および56は、各々、本実施例のライ
ン50を共に形成するライン58および60にそれぞれ
接続される。その結果、中間プレート52がボビン32
と共に移動するにつれて、プレート54とプレート56
との間の電気容量は変化する。この容量変化は、センサ
48によって、当業者によく知られた手段によって決定
され得、ハウジング22に相対的なボビン32の位置を
確定する。平らなプレートは同心性の問題を除去し、コ
イル(熱源)から離れて配置されるので、センサは高精
度となる。
【0031】センサ48の他の実施例においては、プレ
ート52、54および56を有する容量素子が取り除か
れていて、代わりに、アクチュエータ100と関連して
既述したエンコーダ122によく似た光電システムが組
み込まれている。特に、目盛62はハウジング22に固
定的に取り付けられ、相互参照する図5および図6に示
すように、目盛62は、センサ48のために既述した実
施例におけるプレート54と略同一位置に配置される。
また、光電検出器64はボビン32に固定的に搭載され
てそれと共に移動する。検出器64は、個々にまたは集
合的に、関連技術でよく知られているように、目盛62
と光学的に相互作用して、ハウジング22に対する相対
的なボビン32の位置情報を供給する、フォトダイオー
ド素子66と68とを有する。
【0032】図9乃至図11を参照すると、本発明の別
の実施例が示されている。この別の実施例は、容易に交
換することができるグリップ202を有する加工品搬送
装置200を備えている。さらに、グリップ202は、
搬送装置200の内部部品に損傷を及ぼすことなしに横
方向に入れられるように設けられている。殆どの他の点
では、加工品搬送装置200は先に述べたアクチュエー
タ10、100と構成および機能が同様である。
【0033】加工品搬送装置200は、ハウジング20
4と、このハウジング204内に摺動可能に設けられた
交換可能なグリップ202とを有している。また、装置
200は、コイルピストン206と、一対の磁石20
8、209と、エンコーダ組立体210とを有してい
る。インターフェイスブロック212が交換可能なグリ
ップ202とコイルピストン206とを連結している。
インターフェイスブロック212は、コイルピストン2
06による往復移動のために軸受レール(bearingrai
l)214に摺動可能に設けられている。
【0034】コイルピストン206は一対の磁石20
8、209間に位置決めされている。コイルピストン2
06には、導電性ワイヤ(図示せず)がコイルピストン
26のまわりに巻かれてコイル組立体を構成している。
この導電性ワイヤは電流源に接続されている。コイルピ
ストン206は磁石208、209により発生される磁
界内に配設されているので、導電性ワイヤを通る電流の
流れがコイルピストン206に力を生じさせる。次に、
この力が、コイルピストン206およびグリップ202
を、ハウジング204に対して相対的に移動させる。
【0035】エンコーダ組立体210はハウジング20
4に対するコイルピストン206の位置、従ってグリッ
プ202の位置を検知するための位置センサとして機能
する。このように構成されているので、エンコーダ組立
体210は、グリップ202の操作および移動を制御す
るための信号を発生するために使用される。エンコーダ
組立体210の機能は先に述べたアクチュエータ10、
100のエンコーダと同じである。
【0036】加工品搬送装置200の操作中に不整合お
よびグリップ202に及ぼされるいずれの横方向の力も
不整合に対処するために、グリップ202は弾性ブッシ
ュ216に摺動可能に軸受けされている(journaled
)。ブッシュ216はハウジング204の側壁218
に搭載されている。ブッシュ216はグリップ202に
及ぼされる横方向の力をこらえ、且つこれらの力をハウ
ジング204に伝達するように機能する。かくして、か
かる横方向の力により生じるモーメントアーム(moment
arm)がインターフェイスブロック212のところで減
少される。従って、コイルピストン206に及ぼされる
力は、そうでない場合ほどには、大きくはなく、従って
破壊的ではない。
【0037】グリップ202の側方荷重(side-loadin
g)の場合に起こるような過剰の横方向の力は、インタ
ーフェイスブロック212および軸受レール214を損
傷したり、コイルピストン206を非動作状態にしたり
する可能性がある。また、かかる側方荷重はグリップ2
02を曲げる可能性がある。グリップ202は、万一こ
れが損傷されたら容易に交換できるように、インターフ
ェイスブロック212に取り外し可能に取り付けられて
いる。
【0038】図11を参照すると、インターフェイスブ
ロック212およびグリップ202が詳細に、かつ加工
品搬送装置200の他の部品から分離して、示されてい
る。グリップ202は所定長さの概ね円筒形のロッドで
ある。グリップ202の遠位端220には雄ねじが付い
ている。また、インターフェイスブロック212に取り
付けている間、グリップ202をレンチで保持すること
ができるように、レンチ平坦部222がグリップ202
の遠位端220に隣接して位置決めされている。グリッ
プ202の近位端には、ねじ穴224が位置決めされて
いる。
【0039】インターフェイスブロック212は実質的
に図11に示すような形状の単一ブロックである。イン
ターフェイスブロック212には、コイルピストン20
6(図9)の整合形状と適合する平行な間隔を隔てた溝
(channel )226、228が形成されている。インタ
ーフェイスブロック212の側部の凹部230は軸受レ
ール214(図9)上を摺動する摺動部材232(図
9)の整合形状と適合している。
【0040】インターフェイスブロック212には、グ
リップ202を保持するための円筒形開口236が形成
されている。この開口部236には、ねじが設けられた
留め具240をグリップ202のねじ開口部224に固
着することができるように、座ぐり部分238が形成さ
れている。ねじ開口部234を使用してアクセスプレー
ト(access plate)244、246が取り外し可能に取
り付けられている。アレンレンチ(allen wrench)また
は同様な工具を使用することにより留め具240をグリ
ップ202に締めつけ得るように、アクセスプレート2
44には、アクセススロット(access slot )242が
貫通して設けられている。
【0041】かくして、この他の実施例の加工品搬送装
置200では、グリップ202をインターフェイスブロ
ック212に対して組み付けたり、分解したりすること
ができる。従って、損傷したグリップ202を容易に交
換することができる。しかも、グリップに及ぼされた横
方向の力すなわち側方の力は弾性ブッシュ216により
吸収される。
【0042】操作 アクチュエータ装置10と100の一般的な操作は図7
および図8を参照することによって最も良く理解できる
であろう。図7においては、関連技術でよく知られたい
ずれの種類のものでもよいマイクロプロセッサ70が電
圧源46とセンサ48との両方に接続されているのがわ
かる。また、マイクロプロセッサ70は、グリップ24
に操作的に接続されている真空ポンプ72に接続されて
いる。これらの接続を通して、マイクロプロセッサ70
は、予めプログラムされた命令に従って、電圧源46、
センサ48およびポンプ72と相互作用する。ここでの
参照は、図2および図4に示す装置10の実施例に向け
られるかもしれないが、アクチュエータ100の対応す
る部分は実質的に同一の方法で動作することを理解すべ
きである。これらの動作は均等であると考えられる。
【0043】まず、装置10(アクチュエータ100)
は自動組立機12に組み込まれることができ、コンベア
16から予め定められた距離のところにグリップ24の
端部74を配置するよう校正される。これにより、グリ
ップのそこからの移動が測定され得るサイクルのための
基準データを形成する。実際、当業者ならば容易に理解
できるように、本目的のために他のどんな基準を用いて
もよい。どんな基準が使用されても、そこから測定がな
される基準データが一旦選択されると、センサ48はこ
の情報に合わせてセットされる。予めプログラムされた
命令に従って、マイクロプロセッサ70は電圧源46を
活性化して電流をコイル42に供給する。コイル42は
磁石38の磁界内にあるので、コイル42を通る電流は
ボビン32を(またはアクチュエータ100のコイルピ
ストン106を)、電流の量、継続期間および方向によ
り比例的に決定され制御された距離だけ移動させる。例
えば、この開示された配置により、グリップ24は、約
70ミリ秒(70ms)の間に約1センチの距離だけ直
線移動でき、その行程の端部ではなんの跳ね返りもおき
ないということが知られている。別の言い方をすれば、
この性質の移動は、移動の終わりにおいて、直線移動の
方向にはそれとわかる変化を生ずることなく、なされ得
る。
【0044】マイクロプロセッサ70は真空ポンプ72
の操作を制御するのにも用いられる。このことは、管状
グリップ24の内腔(図示せず)内を部分的真空にして
グリップ24の端部74に対して部品14を保持する装
置10の実施例に役立つであろう。他のグリップ配置で
もよいことは理解できるであろう。この部分的真空シス
テムはここでは単なる例示に過ぎない。
【0045】本発明の操作の代表的なサイクルために意
図されているように、装置10は、グリップ24を、コ
ンベア16によって取り上げ位置まで運ばれている部品
14上に位置決めした状態で、図1に示すような初期位
置に配置される。その後、電圧源46は、マイクロプロ
セッサ70からの予めプログラムされたシーケンスに従
って活性化され、グリップ24の端部74を端部74′
で表示された位置まで下げる。前述したように、この移
動はコイル42に所定の電流を通じることにより達成さ
れる。次に、ポンプ72が、グリップ24の内腔内を部
分的真空にし、端部74に対して部品14を吸引保持す
るために活性化される。コイル42の活性化により、部
品14を取り付けたグリップ24は、ハウジング22内
に引っ込み、装置10′はコンベア20上に位置決めさ
れる。再度、コイル42が電圧源46により活性化さ
れ、部品14を所望の停止位置であって部品18上の位
置まで正確に下げる。この配置は高精度で行うことがで
きる。例えば、本発明の装置10を使用することによっ
て、100分の1ミリメートル(0.01mm)のオー
ダーの許容誤差が得られる。重要なことは、センサ48
がこの配置を監視し、それによって、適切な組立のリア
ルタイム検査を行うのに使用され得るということであ
る。
【0046】一旦部品14が部品18上で正しく位置決
めされると、マイクロプロセッサ70はポンプ72を制
御してグリップ24内に形成された真空を解除して部品
14をグリップ24から開放するのに使用される。再度
グリップがハウジング22内に引っ込み、装置10が別
サイクル動作のために、コンベア16上に再度位置決め
される。一連のサイクル中のロッド24位置の実際の経
時的応答は図8に示され、130で示される。この応答
130は、実際は、例示でしかない。実際、ロッド24
はより大きい、またはより小さい位置を移動してもよい
し、各サイクル時間は変化してもよい。それにも拘わら
ず、応答130は、アクチュエータ100の典型と考え
られ、ここでは、議論のために使用できる。図8に示さ
れた特定の場合においては、応答130は1秒間にわた
って示され、アクチュエータ100がロッド24を、こ
の1秒の間に4つの完全なサイクルで移動させたことを
示している。また、図8は、ロッド24が、各サイクル
において、約1.1インチの距離だけ往復運動したこと
を示している。上記のように、ロッド24の位置はサイ
クル中のどんなときでもエンコーダ122により100
0分の5ミリメータ(0.005mm)以内の精度で決
定され得る。その結果、予めプログラムされた寸法の包
絡線内でのサイクルの完了を、作業がうまく終了したか
どうかを示すのに使用することができる。加えて、この
制御により、そしてアクチュエータ100の操作中に移
動される質量が極めて小さいことを考察すれば、アクチ
ュエータ100により扱われる加工品上に生成される力
は大変小さい。テストの結果、5グラム程度の力がアク
チュエータ100により生成され得、この小さい力は±
1グラムの精度で生成されることがわかった。
【0047】アクチュエータ100の操作の局面をより
完全に理解するには、応答130の最初のサイクルに重
ねられた理想曲線132を考慮する必要がある。このサ
イクルの曲線132は時刻0で、ロッド24が引き込ま
れた位置にあるときに始まり、ロッド24が引き込まれ
た位置に戻るときの約4分の1秒(0.25sec)後
に終了する。このサイクル操作については特定のサイク
ル内での各時間間隔を考慮しながら説明する。
【0048】サイクルの始まりを、図8において、曲線
132の上死点部134により示す。実際には、上死点
部134は図7に示す位置74に対応し、図示のよう
に、ロッド24は、サイクルの約0.00−0.04秒
間この位置に留まる。曲線132のための位置決め運動
136は、上死点部134のすぐ後に続き、ロッド24
が、0.04−0.09秒のサイクル間隔に1インチの
距離すばやく移動することを示している。ロッド24
は、ロッド24と共に動かなければならないアクチュエ
ータ100の部品が比較的小さい質量を持つので速く移
動できる。0.09−0.17秒のサイクル間隔の減速
期間は、ロッド24を、正確かつ最小の慣性力で、適切
な位置に確実に移動させるためのものである。
【0049】ロッド24によって運ばれる加工品と加工
品が設置される基板との接触が一旦実現された後、サイ
クルには、基板上に加工品を取り付け、または位置決め
する力が加えられる約0.17−0.21秒の間隔が存
在する。この間隔は力印加期間140として図8に表示
されている。期間140中、その作業がうまく完成する
ことはエンコーダ122からの監視信号より確認でき
る。特に、ワークサイクル中におけるこの点でのロッド
24の実際の位置を示すエンコーダ122からの監視信
号と、うまくいったワークサイクル中のこの点でのロッ
ド24のプログラムされた位置の基準とを比較すること
により、操作偏差が決定できる。もし、この比較がロッ
ド24の位置における小さな偏差のみを示しており、こ
れらの偏差が許容誤差内であれば、そのワークサイクル
は成功であると考えられる。
【0050】力印加期間140の後、ロッド24は、約
0.21−0.25秒のサイクル間隔中において、上死
点位置まで引き込まれる。このサイクルは必要があれば
繰り返され、同一間隔が使用される。上述したように、
理想曲線132との関連においてここで議論したサイク
ルは単なる例示でしかない。アクチュエータ100およ
び装置10の操作包絡線を形成するパラメータはオペレ
ータの所望により変更できる。
【0051】以上、図示および詳述した、自動組立操作
において組立部品を移動しそして位置決めする特定の装
置は所期の目的を十分達成できると共に既述の利点を有
しているが、それは、本発明の好ましい実施例の単なる
例示であり、添付の請求の範囲において限定した以外
に、ここで示した構成や設計の細部には何ら限定を加え
るものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の操作環境における斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の斜視図である。
【図3】本発明の好ましい実施例の部分分解斜視図であ
る。
【図4】本発明の他の実施例の部分分解斜視図である。
【図5】本発明の装置の一実施例の図2における5−5
線断面図である。
【図6】本発明の装置の一実施例の図2における5−5
線断面図である。
【図7】本発明の装置の各部品間の電気的接続の概略図
である。
【図8】アクチュエータのグリップ操作の位置と時間と
の関係を示したグラフである。
【図9】本発明の他の実施例の諸部分を取り外した状態
の側立面図である。
【図10】図9に示す本発明の他の実施例の断面図であ
る。
【図11】図10に示す本発明の他の実施例のインター
フェイスブロックおよびグリップの側立面図である。
【符号の説明】
10…アクチュエータ装置 12…自動組立機 14、18…部品 16、20…コンベア 22…ハウジング 24…グリップ(またはロッド) 26…アタッチメント 27…軸受 28…電気コネクタ 30…センサコネクタ 32…ボビン 34…中空 36…スライド機構 38…磁石 42…コイル 44…電線 46…外部電圧源 48…センサ 50…ライン 52…中間プレート 54、56…プレート 58、60…ライン 62…目盛 64…光電検出器 66、68…フォトダイオード素子 70…マイクロプロセッサ 72…真空ポンプ 74…端部 74′…端部 100…アクチュエータ 102…電気コイル 104…拡張部 106…コイルピストン 108…磁石 110…磁石戻り 112…軸受 114…軸受レール 118…ガラスエンコーダスライド 122…エンコーダ 200…加工品搬送装置 202…グリップ 204…ハウジング 206…コイルピストン 208、209…磁石 210…エンコーダ組立体 212…インターフェイスブロック 214…軸受レール 216…弾性ブッシュ 222…レンチ平坦部 224…ねじ穴 226、228…溝 232…摺動部材 236…開口 240…ねじが設けられた留め具 238…座ぐり部分 234…ねじ開口部 244、246…アクセスプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンズ ポータギーズ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92592、テメキュラ、3470 スコテラ ロード (72)発明者 スタン キム アメリカ合衆国、カリフォルニア州 90701、セリトス、13516 エルガーズ ストリート (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 7/16

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁界を生成するための手段と、 電流を運ぶ電気コイルであって、前記コイルを通る電流
    の流れに応答した磁界内の移動のためにコイルピストン
    のまわりに配置されている前記コイルと、 前記コイルと連結され、前記部品と係合可能なグリップ
    と、 前記コイルと電気的に接続され、前記部品の位置決め中
    において、前記部品上に非常に軽く且つ非常に正確な力
    を発生させるために電流を供給するための手段と、 コイルによる移動中に前記グリップに付与される力を吸
    収するための手段と、 を備えたことを特徴とする、自動化組立操作において組
    立部品を移動させ、位置決めする装置。
  2. 【請求項2】前記グリップが、前記コイルに取り外し可
    能に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載
    の装置。
  3. 【請求項3】前記磁界を生成するための手段が、ハウジ
    ングと、前記ハウジングに搭載された磁石とを備えてい
    ることを特徴とする請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】前記力を吸収するための手段が、前記ハウ
    ジングに搭載されたブッシュを有しており、前記グリッ
    プは前記ブッシュを貫いて設置されていることを特徴と
    する請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】前記ブッシュが、弾性材料で形成されてい
    ることを特徴とする請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】前記グリップを前記コイルに連結するため
    のインターフェイスブロックをさらに備えていることを
    特徴とする請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】前記グリップを保持するための細長い開口
    部が前記インターフェイスブロックに形成されているこ
    とを特徴とする請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】前記グリップが、前記細長い開口部を通っ
    て設置され、ねじが設けられた留め具でインターフェイ
    スブロックに取り付けられていることを特徴とする請求
    項7記載の装置。
  9. 【請求項9】ハウジングと、 前記ハウジング内に搭載されて磁界を生成するための磁
    石と、 電流を運ぶ電気コイルであって、前記コイルを通る電流
    の流れに応答した磁界内の移動のためにコイルピストン
    のまわりに配置されている前記コイルと、 前記コイルピストンと共に移動するために前記コイルピ
    ストンに取り付けられた、前記加工品を移動させそして
    位置決めするためのグリップと、 前記コイルと電気的に接続され、非常に軽く且つ非常に
    正確な力を発生させて前記コイルピストンを移動させる
    ために電流を供給するための手段と、 前記グリップと前記加工品または他の目的物との相互作
    用により発生した力を吸収するための手段と、 を備えたことを特徴とする、加工品を移動させ、位置決
    めするための装置。
  10. 【請求項10】前記力を吸収するための手段が、前記ハ
    ウジングに搭載されたブッシュを備えており、前記ブッ
    シュを貫いて前記グリップが設けられていることを特徴
    とする請求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】前記ブッシュが、弾性材料で形成されて
    いることを特徴とする請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】前記グリップが、前記コイルピストンに
    取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする請
    求項11記載の装置。
  13. 【請求項13】前記インターフェイスブロックが、前記
    コイルピストンに取り付けられており、前記グリップが
    インターフェイスブロックに取り外し可能に取り付けら
    れていることを特徴とする請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】インターフェイスブロックに細長い開口
    部が形成されており、グリップはこの開口部内に挿入さ
    れ、ねじが設けられた留め具で保持されていることを特
    徴とする請求項13記載の装置。
  15. 【請求項15】ハウジングと、 前記ハウジング内に搭載されて磁界を発生させるための
    磁石と、 電流を運ぶための電気コイルであって、前記コイルを通
    る電流の流れに応答した磁界内の移動のためにコイルピ
    ストンのまわりに配置されている前記コイルと、 前記コイルと電気的に接続され、非常に軽く且つ非常に
    正確な力を発生させて前記コイルピストンを移動させる
    ために電流を供給するための手段と、 前記コイルピストンと共に移動するために前記コイルピ
    ストンに取り付けられたインターフェイスブロックと、 前記インターフェイスブロックに取り外し可能に取り付
    けられ、前記コイルピストンと共に移動し、前記加工品
    を移動させ、そして位置決めするためのグリップと、 前記ハウジングに搭載されたブッシュと、 を備え、 前記グリップは、前記グリップと加工品または他の目的
    物との相互作用を前記グリップから前記ハウジングへ伝
    達するように前記ハウジングを貫いて設置されているこ
    とを特徴とする、加工品を移動させ、位置決めするため
    の装置。
  16. 【請求項16】前記ブッシュが、弾性材料で形成されて
    いることを特徴とする請求項15記載の装置。
  17. 【請求項17】前記インターフェイスブロックが、座ぐ
    り開口部を有しており、前記グリップはこの開口部内に
    保持されていることを特徴とする請求項15記載の装
    置。
  18. 【請求項18】前記グリップにねじ開口部が形成されて
    おり、ねじが設けられた留め具がインターフェイスブロ
    ック内を通って設けられ、前記ねじ開口部に取り付けら
    れていることを特徴とする請求項17記載の装置。
  19. 【請求項19】前記グリップが、前記加工品をつかむた
    めの手段を有していることを特徴とする請求項18記載
    の装置。
  20. 【請求項20】前記グリップが、概ね円筒形のロッドで
    あることを特徴とする請求項19記載の装置。
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