JP3107657B2 - 真空式下水道監視装置 - Google Patents

真空式下水道監視装置

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JP3107657B2
JP3107657B2 JP04244478A JP24447892A JP3107657B2 JP 3107657 B2 JP3107657 B2 JP 3107657B2 JP 04244478 A JP04244478 A JP 04244478A JP 24447892 A JP24447892 A JP 24447892A JP 3107657 B2 JP3107657 B2 JP 3107657B2
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sewage
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宏幸 中田
国男 平田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、真空式下水道システ
ムの異常監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多数の家や施設等から汚水を収集するた
め、各戸からの汚水を排水管を通して真空バブルを備え
た汚水ますに導いて溜め、そこから公共の真空ステーシ
ョン(真空ポンプ場)へ、各リフト部が設けられた真空
汚水管を通じて吸引し、ここから公共下水道幹線や下水
処理場に圧送して排水するようにした真空式下水道シス
テムが近年普及されている。
【0003】この種の下水道システムにおいては、汚水
ますに溜まる汚水は、各戸から直接自然流下する排水で
あるため、異物を含むことも多く、また真空汚水管や真
空バルブに異物の詰り等により、作動不良を生ずること
があり、これらの異常事態には、真空バルブのメンテナ
ンスや交換を行う必要がある。
【0004】このため、これらの異常の発生を常時監視
して、その対策を迅速に行えるようにすることが望まし
い。このため、従来から種々の提案がなされており、例
えば、特開平3−43527号公報には、真空バルブの
開閉を永久磁石と磁気検知器とを用いて検出し、その異
常を判断すると共に各家庭に警報箱を設けて警報を発す
る提案が開示されている(従来例1と呼ぶ)。
【0005】また、特開平3−76945号公報には、
汚水ます内に溜った汚水の異常水位を検出するための水
位検出器を設け、外部にその信号を引出すことにより、
従来のように真空バルブの故障により汚水が地上に溢れ
出す前にその異常を発見し得る提案が開示されている
(従来例2と呼ぶ)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1の真空バルブの開閉状態監視装置にあっては、真
空バルブの弁体/弁座間に挟まる異物が例えば、薄い下
着等の一部である場合、弁体の微小な異常位置等は現在
市販の磁気近接センサ等では検出が困難であり、従って
これによる真空もれが発見できないという問題がある。
【0007】また、上記従来例2の異常水位検出手段に
あっては、通常の下水道システムにおいては、マンホー
ル内の各種の異常水位は検出可能であるが、真空式下水
道の場合には、あらゆる場合に完全とは云い難く、例え
ば、図4に示すような真空汚水管路20において、真空
バルブの弁体に異物が挟まって真空もれを生じた真空ユ
ニット(真空バルブ内蔵汚水ます)21の位置と真空ス
テーション22間の距離が比較的近い場合には、真空ス
テーション22における真空度は急速に低下し、不図示
の真空ポンプがほとんど連続的に運転オンされるため、
挟まった異物の隙間から汚水が吸引され、汚水ます21
内の異常水位上昇を生じないという事例を生ずる。
【0008】すなわち、いずれかの真空ユニットで異物
噛込みが発生し、異物の隙間から汚水を吸引し、真空汚
水管路20全体の真空度が低下する場合、これが真空ス
テーション22に比較的近い真空ユニット21の場合
は、ある程度の真空度低下があっても未だに汚水吸引が
可能であるが、これが真空ステーション22から比較的
遠い、例えば真空ユニット23の場合には真空度の低下
が大きく汚水の吸引は不可能となり、汚水ます23で異
常の水位上昇が起る。このような場合、水位の監視のみ
の場合は、異常は汚水ます23と判定してそこにメンテ
ナンス要員を派遣することはできるが、実際の直接原因
は汚水ます21にあり、これが発見できないと、根本的
対策が行われないことになる。
【0009】また、従来例1のように各家庭に警報箱を
設けるためにはその配線や表示装置用の新たな場所を必
要とし、また、各戸からの排水自然流下部の異常時等に
おける対処作業の障害となる可能性があるという問題点
があった。
【0010】この発明は、以上のような局面にかんがみ
てなされたもので、真空バルブ部の真空度の異常と共に
汚水ます内の汚水の異常上昇水位の双方を監視すると共
に、特に新たな場所を必要としない異常判断表示手段の
設置手段の提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、真空式下水道システムの汚水ます内真空バルブ
の直前の真空汚水管に連通する圧力検知手段と、この汚
水ます内の水位検知手段とを備えると共に、これら各検
知手段の出力を監視してその異常を判断,表示するため
の異常判断表示手段を、前記真空バルブに大気圧を供給
するためのブリーザ管の頂部に設け、汚水ます内に配置
される各検知手段とブリーザ管頂部に配置される異常判
断表示手段との配線をブリーザ管内を通すよう真空式下
水道監視装置を構成することにより、前記目的を達成し
ようとするものである。
【0012】
【作用】以上のような装置構成により、汚水ます内の真
空ユニットの真空度と汚水の異常水位の双方を監視して
その異常を判断表示し得るため真空式下水道の異常発生
を適確に検知できると共に、ブリーザ管を利用してその
判断表示部を頂部に設け、また配線に利用することによ
り、新たに特別の場所を要することなく、また汚水ます
への各戸からの排水自然流下部の保守作業の障害となる
怖れがなくなる。
【0013】
【実施例】以下にこの発明を実施例に基づいて説明す
る。図1に、この発明に係る監視装置の一実施例を示す
概要構成図、図2に、そのブロック構成図を示す。
【0014】(構成)1は汚水ますで、真空バルブ2等
を内蔵して真空ユニットを形成している。3は、真空ス
テーションに導かれる真空汚水管、4は各戸からの排水
の自然流下管、5は、真空バルブ2に大気圧を供給する
ためのブリーザ管である。
【0015】この実施例の特徴は、真空バルブ2の直前
の真空汚水管3からの真空供給用チューブ3aに連通す
る圧力(真空度)センサ6と、汚水ます1の中間高さ位
置に水位センサ7とを配設し、それぞれの信号線6a,
7aを、ブリーザ管5の内部を挿通して、その頂部に異
常判断表示部8を設けたことにある。9はその表示ラン
プ、10は警報ブザーを示す。図2における11は、各
信号のA/D変換器を含むCPUである。
【0016】(動作)図3に、以上の構成における動作
シーケンスフローチャートを示す。本図に明示された通
り、ステップS1で各データの初期設定の後、ステップ
S2,S3で圧力センサ6及び水位センサ7によりそれ
ぞれCPU11に真空度と水位とを読込み、ステップS
4,S5でその異常を判断してステップS7,S8で表
示ランプ9とブザー10とを起動、もしくは、ステップ
S6でアラームのリセットを行うようにしたものであ
る。
【0017】(他の実施例)なお、図1においては、圧
力センサ6は真空ユニット部に配設したが、これをブリ
ーザ管5頂部の異常判断表示部8に配設し、ブリーザ管
5内に圧力チューブを介して接続するようにしても差支
えない。また、この圧力センサ6は、コスト低減上か
ら、この真空汚水管系の全部の真空ユニットに付加せ
ず、例えば、最上流部,分岐部,最下流部等の要所のみ
に配設しても差支えないことはもちろんである。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、真空式下水道の各汚水ます内の真空ユニットの真空
度と異常水位の双方を監視してその異常を判断し、ブリ
ーザ管頂部に表示し得るように構成したため、そのため
の特別の場所を必要とすることなく、また汚水ますへの
各戸からの排水の自然流下部の保守作業等への障害とな
る怖れがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 監視装置の一実施例の概要構成図
【図2】 図1のブロック構成図
【図3】 図1の動作シーケンスフローチャート
【図4】 真空汚水管路の一例
【符号の説明】
1 汚水ます 2 真空バルブ 3 真空汚水管 5 ブリーザ管 6 圧力センサ 7 水位センサ 8 異常判断表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 3/00 - 3/40 E03F 3/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空式下水道システムの汚水ます内真空
    バルブの直前の真空汚水管に連通する圧力検知手段と、
    この汚水ます内の水位検知手段とを備えたことを特徴と
    する真空式下水道監視装置。
  2. 【請求項2】 前記各検知手段の出力を監視してその異
    常を判断,表示するための異常判断表示手段を、前記真
    空バルブに大気圧を供給するためのブリーザ管の頂部に
    設けたことを特徴とする請求項1記載の真空式下水道監
    視装置。
  3. 【請求項3】 前記各検出手段と異常判断表示手段の接
    続に、前記ブリーザ管を利用したことを特徴とする請求
    項2記載の真空式下水道監視装置。
JP04244478A 1992-09-14 1992-09-14 真空式下水道監視装置 Expired - Lifetime JP3107657B2 (ja)

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JPH0694567A JPH0694567A (ja) 1994-04-05
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