JP3107535U - 貼り薬貼付器 - Google Patents

貼り薬貼付器 Download PDF

Info

Publication number
JP3107535U
JP3107535U JP2004005276U JP2004005276U JP3107535U JP 3107535 U JP3107535 U JP 3107535U JP 2004005276 U JP2004005276 U JP 2004005276U JP 2004005276 U JP2004005276 U JP 2004005276U JP 3107535 U JP3107535 U JP 3107535U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
base plate
pressing base
notch
back side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004005276U
Other languages
English (en)
Inventor
優子 大塚
Original Assignee
優子 大塚
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 優子 大塚 filed Critical 優子 大塚
Priority to JP2004005276U priority Critical patent/JP3107535U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3107535U publication Critical patent/JP3107535U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

【課題】 背中や腰等の手が届きにくい患部に人の手を借りずに確実且つ均一に貼ることができるような貼り薬貼付器を提供する。
【解決手段】 長手方向の中央部が最も突出するように円弧状に湾曲形成した押付台板18の表面側の両端部に、貼り薬保持部として面ファスナ21を取付ける。面ファスナ21には、貼り薬20の両端部の裏面側を付着させて保持させるようにする。面ファスナ21の取り付け位置よりも内側に一対の切欠部22を幅方向の一端側より形成して設ける。上記切欠部22の縁の外側となる押付台板18の裏面側には、切欠部22を通して押付台板18の裏面側に入れた貼り薬の表面の粘着面を付着させて保持させる突起部24を設ける。又、同様に貼り薬の端部を保持させる別の一対の切欠部23を小さい間隔で設け、裏面側に突起部24を設け、小型の貼り薬を保持させるようにする。
【選択図】図1

Description

本考案は、自分の背中や腰等の手が届きにくい患部に膏薬や湿布薬等の貼り薬を人の手を借りずに貼ることができるようにするための貼り薬貼付器に関するものである。
一般に膏薬や湿布薬等の貼り薬を自分の腰や背中等の患部に貼り付ける場合には、貼り薬の表面の被覆シートを剥がした後に貼り薬を手で掴んで慎重に患部に貼るようにしているが、把持している部分で貼り薬が手に付着して、患部に貼るときに貼り薬がよじれたり、端縁部が折れ曲がった状態で貼付されてしまうことがあり、又、手が届きにくいところの患部に貼るときには、患部からずれた位置に貼付されてしまうことがある。そのため、特に手の届きにくいところの患部に貼るときは、人の手を借りているのが実状である。しかし、周囲に人がいない場合等では、人の手を借りることができないので、1人で貼らなければならず、上記のように手が届きにくいところの患部に1人で確実に貼ることは難しく、そのため、1人では貼りにくいようなところへの貼り薬の貼付を、人の手を借りることなく1人でも簡単に行うことができるようにするものが望まれている。
このような要望に応えようとして、従来、背中や腰等の手が届きにくい患部に貼り薬を人の手を借りずに貼ることができるものとして種々のものが提案されている。図6はその一例を示すもので、2本のローラーを用いるものである。すなわち、アルミニウム板の中間を捩って角度を変えた形状としてあるホルダー1の基端に把持部2を設け、又、該ホルダー1の先端には、ホルダー1と直交するように配置した2本のローラー3a,3bを平行に取り付け、両ローラー3a,3bは、表面にゴムや発泡スチロール等の弾性体4を巻回させたものとしてあり、湿布薬の粘着面をローラー3aの弾性体4の表面に貼り付け、該湿布薬を両ローラーの間を通して先端を下方に引出して垂れ下げておくようにし、この状態で把持部2を手に持ってローラー3a,3b側を背中に向けて、湿布薬の先端側の粘着面を背中に押し当ててそのままホルダー1を引き上げることで、湿布薬を背中に押し付けながらローラー3a,3bを回転させて貼るようにしたものである(たとえば、特許文献1参照)。
又、図7、図8に示すものは他の例を示すもので、柱等に止着して用いるものである。
すなわち、軟質発砲樹脂の如き柔軟で可撓性のある材料が用いられている薬シート保持ブロック5の前面に、ウレタン系粘着ゴム等を用いた粘着シート6を取り付け、上記薬シート保持ブロック5の後部に保持ブロック台座7を固定し、該保持ブロック台座7の後面に、柱等に止着するためゴム磁石等の止着部材8を取り付け、更に、上記保持ブロック台座7の四隅にバネの作用で伸縮する突起部材9を4個設けた構成とし、薬シート10の背面を粘着シート6に貼り付けた状態で、止着部材8を、予め患部の高さに合わせて柱等に取り付けた止着部材の受側11に接合させて保持させた後、背中等の患部に突起部材9が接触する刺激を頼りに薬シート10に背中を押し付けて貼り付けるようにしたものである(たとえば、特許文献2参照)。
更に、図9に示すものは、別の例を示すもので、把持部12と緩い湾曲形状としてある面13と補助把持部14を一体として形成し、該面13に弾性布綿材15、布材16、面ファスナ17の順に重ねて表面を全面にあたり面ファスナ17で覆うようにした構成とし、湿布薬の母材シートの裏面を表面全面の面ファスナ17に押し当てて保持させた状態で、把持部12と補助把持部14を持ちながら患部に湿布薬を押し付けて貼り付けるようにしたものである(たとえば、特許文献3参照)。
特開平10−57416号公報 特開2001−238965号公報 特開2001−170185号公報
ところが、特許文献1に記載されているものは、ローラー3a,3bを回転させながら湿布薬を移動させて貼り付けるようにしたものであり、しかもローラー3aに湿布薬の粘着面が付着させられているので、湿布薬を患部に円滑に貼付することができないと共に、患部の正確な位置に正しく貼り付けることができないおそれがある。又、湿布薬の粘着面を直接ローラー3aに貼り付けることから、該ローラ3aの表面には湿布薬の粘着性が転写されて、ローラ3aの表面はべとつき易くなる。そのため、ローラー3aの表側にはごみ等が付着するおそれがあり、又、付着したごみ等が湿布薬に付いて患部に貼られるおそれがあって、衛生的ではなくなると共に、ごみ等の付着で湿布薬の粘着力を低下させるおそれもある。
又、特許文献2に記載されているものは、柱等に止着して用いるようにするものであるため、止着できるような上記柱等が近辺にある必要があり、どのような場所でも使えるものではないという問題がある。又、患部の位置の高さにその都度止着部材の受側11の設置位置を変更しなくてはならず、薬シート10を貼り付けるまでに多くの手間を要するとともに、手を使わずに背中の感覚だけで貼り付けるため思い通りに貼り付けることができないという問題もある。
更に、特許文献3に記載されているものは、表面の全面に配置した面ファスナ17で湿布薬の裏面を全面にわたって貼り付けて保持するようにしたものであるため、面ファスナ17による湿布薬の保持力が強力となって、患部に湿布薬の粘着面を押し付けて貼り付けようとするときに一様に湿布薬が面ファスナ17からはがれないおそれがあり、そのため、一旦肌に付着した湿布薬が部分的にはがれてしまったり、折れ曲がってしまったりするおそれがあると考えられる。又、面13の両端に把持部12と補助把持部14が表面に折り曲げられて延長されているために、背中等の平らな面を有する患部に湿布薬を貼り付けようとするとき、湾曲している面13の両端部分では上記把持部12と補助把持部14が患部以外の背中等の部分に当ることから、湿布薬の両端は患部に充分に押し付けられないおそれがあるという問題がある。更に、湿布薬の母材シート自体が面ファスナ17に付着するもの以外のものには使用することができないという問題もある。
そこで、本考案は、簡単な構造で、且つ取り扱いも簡単で誰でも容易に扱うことができ、しかも確実に背中や腰等の手が届きにくい患部に人の手を借りずに貼ることができるような貼り薬貼付器を提供しようとするものである。
本考案は、上記課題を解決するために、所要の長さ及び幅を有し且つ長手方向の中央部が最も突出するように円弧状に湾曲形成した押付台板の凸面となる表面側両端部に、貼り薬の両端側の裏面側を仮りに保持できるようにした貼り薬保持部を設け、更に、上記押付台板の裏面側に取手部を設けた構成とする。
又、所要の長さ及び幅を有し且つ長手方向の中央部が最も突出するように円弧状に湾曲形成した押付台板の長手方向両端部分に、貼り薬の両端部を通し得る大きさの切欠部を幅方向に延びるようにそれぞれ設け、且つ該各切欠部の押付台板長手方向の端部側に沿う縁部の裏面側に、上記切欠部を通された貼り薬の両端部を仮りに保持できるようにした貼り薬保持部を設け、更に、上記押付台板の裏面側に取手部を設けた構成とする。
更に、所要の長さ及び幅を有し且つ長手方向の中央部が最も突出するように円弧状に湾曲形成した押付台板の凸面となる表面側両端部に、貼り薬の両端側の裏面側を仮りに保持できるようにした貼り薬保持部を設けると共に、上記押付台板の両端部に設けた貼付保持部の位置よりも内側となる押付台板の両端部分に、貼り薬の両端部を通し得る大きさの切欠部を幅方向に延びるようにそれぞれ設け、且つ該各切欠部の押付台板長手方向の端部側に沿う縁部の裏面側に、上記切欠部を通された貼り薬の両端部を仮りに保持できるようにした貼り薬保持部を設け、更に、上記押付台板の裏面側に取手部を設けた構成とする。
本考案の貼り薬貼付器によれば、次の如き優れた効果を発揮する。
(1)長手方向の中央部が最も突出するように円弧状に湾曲形成した押付台板の凸面となる表面側両端部に、貼り薬の両端側の裏面側を仮りに保持できるようにした貼り薬保持部を設けた構成としてあるので、貼り薬の両端部を貼り薬保持部に仮止めしておくだけでよく、したがって、貼り薬を患部に押し当てると、貼り薬は患部への付着力の方が保持部への付着力よりもはるかに大きいので直ちに押付台板の両端の貼り薬保持部から剥がされ、貼り薬が患部から部分的に剥がれてしまったり折れ曲がってしまったりすることなく、全面にわたり均一に患部に貼り付けることができ、肩や背中等の曲面を有する患部にも貼り薬を確実に貼り付けることができる。
(2)又、押付台板の長手方向両端部分に、貼り薬の両端部を通し得る大きさの一対の切欠部を幅方向に延びるようにそれぞれ設け、且つ該各切欠部の押付台板長手方向の端部側に沿う縁部の裏面側に、上記切欠部を通された貼り薬の両端部を仮りに保持できるようにした貼り薬保持部を設けた構成とすることにより、押付台板の両端部表面の貼り薬保持部に保持できないような貼り薬であっても、貼り薬の表面の端部を確実に仮止めして保持することができ、貼り薬の母材シートの種類を問わずに貼り薬を患部に貼り付けることができる。
(3)更に、押付台板に設ける切欠部を複数設けて大小サイズの異なる貼り薬を保持できるようにすることにより、患部に応じて異なる大きさの貼り薬を簡単に貼ることができる。
以下、図面に基づき本考案を実施するための最良の形態を説明する。
図1(イ)(ロ)(ハ)、図2及び図3は、本考案の実施の一形態を示すもので、たとえば、市販されている大判(大型)の湿布薬と同じ大きさとなるように、所要の長さ及び幅を有する短形状とした軽量で且つ充分な強度を有する材料、たとえば硬質プラスチック、木材、金属等よりなる押付台板18を、長手方向の中央部分が最も突出するように円弧状に湾曲させて表面側が凸面状をなす形状として、裏面側の長手方向端部を帯状の取手部19でつなぎ、該取手部19を把持して押付台板18を背中等に押し付けるように取り扱えるようにする。
上記押付台板18の凸面状となっている表面側の長手方向両端部には、湿布薬等の大型の貼り薬20の両端部の裏面を仮止めするための貼り薬保持部としての面ファスナ21を、押付台板18の幅方向に連続して延びるように、あるいは幅方向に所要間隔で部分的に(図では連続的にした場合を示している)取り付け、貼り薬20の裏面側を押付台板18上に載せて、布製母材シートの長手方向両端部のみを、上記両端の面ファスナ21に付着させることにより、貼り薬20を押付台板18に保持させるようにする。
又、上記押付台板18の長手方向両端部の貼り薬保持部としての面ファスナ21に近接する位置で且つ面ファスナ21よりも内側の位置に、図3に押付台板18を平板状に展開して示している如く、該押付台板18の幅方向一端から他端の方向へ直線状に延びる所要幅の一対のスリット状の切欠部22を、それぞれ面ファスナ21の長さに達する長さとして形成し、該各切欠部22の外側の面ファスナ21側の縁部における押付台板18の裏面側には、該各切欠部22に沿って複数個所(本実施の形態では4個所)に、裏面側へ突出する突起部(24)を形成し、該各突起部24を、貼り薬の仮止め用の保持部とするようにする。
更に、上記押付台板18の各切欠部22よりは内側の位置に、市販されている小型の貼り薬用の一対のスリット状の切欠部23を、上記切欠部22と同様に押付台板18の幅方向の一端から他端の方向へ直線状に延ばしてほぼ幅方向中央部までの長さとして形成し、且つ該各切欠部23の各外側の縁部における押付台板18の裏面側には、切欠部23に沿って複数個所(本実施の形態では3個所)に、裏面側へ突出する突起部24を形成し、該各突起部24を、貼り薬の仮止め用の保持部とするようにする。
図中、25は押付台板18の両端部に形成した一対の切欠部22の内側に位置する押付台板18の部分の裏面側を支えるように該押付台板18の裏面側を取手部19との間に介在させた補強部材であり、切欠部22によりその内側の部分が裏面側へ変形し易くなるのを補強部材25で防止するようにすると共に、取手部19を把持して押付台板18を人の背中や腰等に押し付けるときに、取手部19から補強部材25を経由して押付台板18に押付力が作用するようにしてある。
上記構成としてあるので、大型の湿布薬の如く、布製母材シートの表面に薬が塗布されて粘着面とされている貼り薬20を、背中や腰等の手が届きにくい患部に貼り付ける場合には、図1(イ)(ハ)に示す如く貼り薬20の粘着面が外側になるように該貼り薬20の裏面側を押付台板18の表面に載せ、布製母材シートの両端部を押付台板18の両端の面ファスナ21に押し付け、布の繊維を面ファスナ21に係止させて保持させるようにする。これにより、貼り薬20は長手方向の両端部のみが面ファスナ21に仮止めされた状態で保持されることになる。このような状態にしてから、貼り薬20の粘着面の保護フィルムをはがし、取手部19を把持して、貼り薬20とともに押付台板18を、貼りたい患部位置まで持って行くようにする。次に、取手部19を持ったまま背中や腰等の患部に貼り薬20の粘着面を押し当て、押付台板18を患部に押し付け、且つ表面の円弧面に沿って回転させるようにして押し付ける。これにより、貼り薬20の表面の粘着面は患部に密着されると同時に、上記押付台板18の両端の面ファスナ21に仮りに保持されている該貼り薬20の裏面の両端部は、表面の粘着面が肌に付着する付着力より弱いので、直ちに押付台板18の両端の面ファスナ21からはがされ、貼り薬20を全面にわたり均一に患部に貼り付けることができる。
又、貼り薬の裏面が面ファスナに付着しないような母材シートが用いられているもので、一般に市販される大型の湿布薬の如き貼り薬20aを患部に貼り付けるようにするときは、図4(イ)(ロ)に示す如く、上記貼り薬20aの表面の保護フィルムを剥がした後、該貼り薬20aを押付台板18の凸面状の表面に載せ、次いで、該貼り薬20aの両端部を切欠部22に通して、該両端部の表面の粘着面を押付台板18の裏面に設けてある複数個の突起部24に軽く押し当て、該貼り薬20aの表面の粘着面により各突起部24に付着させて該貼り薬20bを保持させるようにする。これにより、該貼り薬20aは両端部が上記複数個の突起部24によって部分的に保持されることとなる。その保持力は、貼り薬20aを押付台板18に仮止めする程度のもので、余り強くはない。そのため、該貼り薬20aを上述のとおり押し付けることにより、患部に対する貼り薬20aの付着力が貼り薬20aの突起部24に対する付着力より勝るため、該貼り薬20aは容易に押付台板18から剥がされて、両端部まで確実に患部に貼り付けることができる。なお、図1(イ)(ハ)で説明した裏面が面ファスナに付着するようになっている貼り薬でも、上記貼り薬20aと同様に両端部を保持させるようにすることができる。
同様に、一般に市販される小型の貼り薬20bを患部に貼り付けようとするときは、図4(イ)(ハ)に示す如く、上記貼り薬20bの保護フィルムをはがした後、該貼り薬20bを押付台板18の表面に載せ、次いで、該貼り薬20bの両端部を切欠部23に通して、両端部の表面の粘着面を押付台板18の裏面に設けてある複数個の突起部24に軽く押し当て、該貼り薬20bの表面を各突起部24に付着させて仮り保持させるようにする。この状態で、貼り薬20bを患部に全面を押し付けるようにすることにより確実に患部に貼り付けることができ、小型の貼り薬20bでも確実に患部に貼り付けることができる。
上記において、本考案の貼り薬貼付器は、部品点数が少なく極めて簡単な構造となっているために、コストを抑えて製作することができ、且つ、取り扱いが簡単で誰にでも容易に扱うことができる。又、押付台板18は長手方向になだらかな円弧状に湾曲した凸面を有しているために、該凸面に沿って転がすよう一端から他端まで押し付けることができ、肩や背中等の曲面を有する患部にも確実に貼り薬を貼り付けることができる。
次に、図5(イ)(ロ)は本考案の実施の他の形態を示すもので、図(イ)(ロ)(ハ)と同様に、長手方向の中央部分が突出するように円弧形状に湾曲形成して長手方向の両端部に、貼り薬の保持部としての面ファスナ21を有し、更に、切欠部22,23を形成して、これに対応させて突起部24を備えた構成としてある押付台板18の裏面側に、平板状の背面板27を取り付けて、押付台板18と背面板27との間に断面半円形状の空間部28が形成されるようにし、更に、上記空間部28の一端側、すなわち、切欠部22,23がない方の端部側を半円形状の底板29で閉塞して、切欠部22,23がある他端側が開放された箱型形状の貼付器本体26を形成する。該貼付器本体26の空間部28を開放した他端側には、半円形状の蓋30を、背面板27の端縁部に回動可能(折曲げ可能)に取り付け、該蓋30の舌部30aを押付台板18の端縁部の内側に沿わせて蓋30を閉じることにより空間部28が貼り薬の収納部となるようにし、更に、上記背面板27に取手部19を取り付けたものである。
この実施の形態によれば、表面側の押付台板18に対しては、図1(イ)(ロ)、図4(イ)(ロ)(ハ)に示した場合と同様に、大型の湿布薬の如き貼り薬20や20a、あるいは小型の貼り薬20bを、面ファスナ21や切欠部22と突起部24、あるいは切欠け部23と突起部24を利用して仮に保持させておくことができて、前記した実施の形態の場合と同様に患部に貼り薬20,20a,20bをそれぞれ貼ることができるほかに、押付台板18と背面板27との間に形成した空間部28を、収納部として用いることができて、必要量の貼り薬20,20a,20bを予備として空間部28に収納し、蓋30を閉じておくことにより、容器としても使用することができ、使用時には、蓋30を開けて内部から必要な貼り薬を取り出すだけで使用することができる。これにより、直ちに使用することができると共に、貼り薬を別の保管場所から探して来る必要もなくなり、利便性が更に向上する。
なお、本考案は、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、たとえば図1(イ)(ロ)(ハ)〜図4(イ)(ロ)(ハ)に示す実施の形態、図5(イ)(ロ)に示す実施の形態では、押付台板18には、貼り薬保持部とした面ファスナ21のほかに、切欠部22,23と突起部24を設けたものとして示してあるが、貼り薬保持部として面ファスナ21のみを設けるようにしてもよく、又、該貼り薬保持部21を設けることなく、切欠部22と23の一方又は双方を設けるようにしてもよいこと、面ファスナ21は図1(イ)(ロ)、図2、図3に二点鎖線で示す如く延長させて設けるようにしてもよいこと、更に、取手部19は、押付台板18や背面版27の両端部に取り付けた場合を示したが、押付台板18が円弧状に湾曲形成されていて且つ押付台板18が変形し難いものであれば、押付台板18の裏面側の中央部分に設けるようにしてもよいこと、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
本考案の貼り薬貼付器の実施の一形態を示すもので、(イ)は正面から見た斜視図、(ロ)は(イ)の側面図、(ハ)は(イ)のA−A矢視断面図である。 本考案の貼り薬貼付器の実施の一形態を示す背面図である。 本考案の貼り薬貼付器の実施の一形態における押付台板を水平状態に展開した正面図である。 本考案の貼り薬貼付器の使用状態の一例を示すもので、(イ)は正面図、(ロ)(ハ)は(イ)のB−B方向からのサイズの異なる貼り薬を保持した状態を示す押付台板の断面図である。 本考案の貼り薬貼付器の実施の他の形態を示すもので、(イ)は正面からの斜視図、(ロ)は(イ)のC−C方向からの切断側面図である。 従来の貼り薬を貼るための装置の一例を示す図である。 従来の貼り薬を貼るための装置の他の例を示す図である。 図7で示す装置を用いて背中等の患部に貼り付ける状態を示す図である。 従来の貼り薬を貼るための装置の更に他の例を示す図である。
符号の説明
18 押付台板
19 取手部
20,20a,20b 貼り薬
21 貼り薬保持部(面ファスナ)
22 切欠部(貼り薬保持部)
23 切欠部(貼り薬保持部)
24 突起部(貼り薬保持部)
26 貼付器本体

Claims (3)

  1. 所要の長さ及び幅を有し且つ長手方向の中央部が最も突出するように円弧状に湾曲形成した押付台板の凸面となる表面側両端部に、貼り薬の両端側の裏面側を仮りに保持できるようにした貼り薬保持部を設け、更に、上記押付台板の裏面側に取手部を設けたことを特徴とする貼り薬貼付器。
  2. 所要の長さ及び幅を有し且つ長手方向の中央部が最も突出するように円弧状に湾曲形成した押付台板の長手方向両端部分に、貼り薬の両端部を通し得る大きさの切欠部を幅方向に延びるようにそれぞれ設け、且つ該各切欠部の押付台板長手方向の端部側に沿う縁部の裏面側に、上記切欠部を通された貼り薬の両端部を仮りに保持できるようにした貼り薬保持部を設け、更に、上記押付台板の裏面側に取手部を設けたこと特徴とする貼り薬貼付器。
  3. 所要の長さ及び幅を有し且つ長手方向の中央部が最も突出するように円弧状に湾曲形成した押付台板の凸面となる表面側両端部に、貼り薬の両端側の裏面側を仮りに保持できるようにした貼り薬保持部を設けると共に、上記押付台板の両端部に設けた貼付保持部の位置よりも内側となる押付台板の両端部分に、貼り薬の両端部を通し得る大きさの切欠部を幅方向に延びるようにそれぞれ設け、且つ該各切欠部の押付台板長手方向の端部側に沿う縁部の裏面側に、上記切欠部を通された貼り薬の両端部を仮りに保持できるようにした貼り薬保持部を設け、更に、上記押付台板の裏面側に取手部を設けたことを特徴とする貼り薬貼付器。
JP2004005276U 2004-09-02 2004-09-02 貼り薬貼付器 Expired - Fee Related JP3107535U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004005276U JP3107535U (ja) 2004-09-02 2004-09-02 貼り薬貼付器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004005276U JP3107535U (ja) 2004-09-02 2004-09-02 貼り薬貼付器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3107535U true JP3107535U (ja) 2005-02-03

Family

ID=43270241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004005276U Expired - Fee Related JP3107535U (ja) 2004-09-02 2004-09-02 貼り薬貼付器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3107535U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006132256A1 (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. しわ伸ばしシート貼り付け器具
JP2014108333A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Tadao Taketomi 湿布貼り補助具
JP2015037441A (ja) * 2011-02-04 2015-02-26 尚子 山崎 身体貼付補助具
JP2021171288A (ja) * 2020-04-24 2021-11-01 辰美 寺田 湿布体の貼付補助具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006132256A1 (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. しわ伸ばしシート貼り付け器具
JP2015037441A (ja) * 2011-02-04 2015-02-26 尚子 山崎 身体貼付補助具
JP2014108333A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Tadao Taketomi 湿布貼り補助具
JP2021171288A (ja) * 2020-04-24 2021-11-01 辰美 寺田 湿布体の貼付補助具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101058133B1 (ko) 내향성 네일용 네일 정형구
MXPA04006464A (es) Despachadores para dispositivos dilatadores de tejido.
JP5442112B2 (ja) 貼付剤貼付用補助器具
EP2976961A1 (en) Glasses holder case
JP3107535U (ja) 貼り薬貼付器
JPH11155893A (ja) 人工肛門用装具のためのベルトおよび覆い袋
JP3147824U (ja) 湿布体の貼付器
US9486057B2 (en) Single-mould deodorant dispenser in travel package
JP3114257U (ja) 薬剤塗布シート貼付具
US8894314B2 (en) Travel deodorant dispenser
JP5605887B1 (ja) 湿布薬貼付補助具
JP3566223B2 (ja) 貼付材
JP2004089657A (ja) 貼付け剤用貼付け具
JP2004337580A (ja) 貼付具
US20040117947A1 (en) Hand grip orthosis
JP6923234B1 (ja) 湿布体の貼付補助具
ES2310635T3 (es) Dispositivo de sujecion compuesto al menos de dos piezas.
JP3047379U (ja) 外用貼付剤の貼付具
JP3029641U (ja) カバン類の提げ手用保護カバー
WO2021001956A1 (ja) 保持具
JP2011011047A (ja) 貼付剤貼付用補助器具
JPH02107247A (ja) 皮膚粘着テープ
JP2000333711A (ja) 腕 章
JP2004024824A (ja) まつ毛パーマ用ロット
JP3115294U (ja) ポケットティッシュ収容ケース

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees