JP3029641U - カバン類の提げ手用保護カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドバック等のカバン類の提げ手を長期間
に亘って保護することができ、簡単に擦れたり損傷した
りすることを防ぐことができ、長期間に亘ってカバン類
を良好な状態で使用することができるカバン類の提げ手
用保護カバーを提供する。 【解決手段】 ハンドバックＨ等のカバン類の提げ手Ｓ
部分に、該提げ手Ｓの一部分を囲繞するように装着して
提げ手を保護するためのカバン類の提げ手用保護カバー
１であって、略長方形状の皮革製もしくは合成皮革製の
カバー本体２と、カバー本体２の表面側及び裏面側の側
縁に取着され、カバー本体２をカバン類の提げ手Ｓ部分
に装着する際に互いに貼着される貼着部材３とを備えて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

本考案は、ハンドバック等のカバン類の提げ手部分に、提げ手の一部分を囲繞 すように装着して提げ手を保護するカバン類の提げ手用保護カバーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ハンドバック等のカバン類は、携帯するときにその提げ手部分を手で持 って持ち運びしていた。 ところが、提げ手を長期間に亘って携帯するたびに手で持って持ち運びするた めに、この提げ手が擦れて表面が剥がれたり、損傷したりしてしまうという問題 があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであって、ハンドバック等の カバン類の提げ手を長期間に亘って保護することができ、簡単に擦れたり損傷し たりすることを防ぐことができ、長期間に亘ってカバン類を良好な状態で使用す ることができるカバン類の提げ手用保護カバーを提供することを目的としている 。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記目的を達成するためになされたものであって、請求項１のカバ ン類の提げ手用保護カバーは、ハンドバック等のカバン類の提げ手部分に、該提 げ手の一部分を囲繞するように装着して提げ手を保護するためのカバン類の提げ 手用保護カバーであって、略長方形状の皮革製もしくは合成皮革製のカバー本体 と、カバー本体の表面側及び裏面側の側縁に取着され、カバー本体をカバン類の 提げ手部分に装着する際に互いに貼着される貼着部材とを備えていることを特徴 としている。

【０００５】 請求項２のカバン類の提げ手用保護カバーは、ハンドバック等のカバン類の提 げ手部分に、該提げ手の一部分を囲繞するように装着して、提げ手を保護するた めのカバン類の提げ手用保護カバーであって、略長方形状の皮革製もしくは合成 皮革製のカバー本体と、カバー本体の表面側及び裏面側の側縁に取着され、カバ ー本体をカバン類の提げ手部分に装着する際に互いに貼着される貼着部材とを備 え、上記貼着部材が互いに貼着される面ファスナーから成ることを特徴としてい る。

【０００６】 請求項３のカバン類の提げ手用保護カバーは、ハンドバック等のカバン類の提 げ手部分に、該提げ手の一部分を囲繞すように装着して提げ手を保護するための カバン類の提げ手用保護カバーであって、略長方形状の皮革製もしくは合成皮革 製のカバー本体と、カバー本体の表面側及び裏面側の側縁に取着され、カバー本 体をカバン類の提げ手部分に装着する際に互いに貼着される貼着部材とを備え、 上記カバー本体の裏面側に裏当て材が縫着されていることを特徴としている。

【０００７】 請求項４のカバン類の提げ手用保護カバーは、ハンドバック等のカバン類の提 げ手部分に、該提げ手の一部分を囲繞すように装着して提げ手を保護するための カバン類の提げ手用保護カバーであって、略長方形状の皮革製もしくは合成皮革 製のカバー本体と、カバー本体の表面側及び裏面側の側縁に取着され、カバー本 体をカバン類の提げ手部分に装着する際に互いに貼着される貼着部材とを備え、 上記カバー本体が、平面視に於いて横幅が両端縁から長手方向の中央部に向けて 次第に狭くなり、且つ正面視に於いて両端縁から長手方向の中央部に向けて次第 に上方へ膨出すると共に、側面視に於いて筒状に自然に湾曲するよう押型により 癖せづけられていることを特徴としている。

【０００８】 請求項５のカバン類の提げ手用保護カバーは、ハンドバック等のカバン類の提 げ手部分に、該提げ手の一部分を囲繞すように装着して提げ手を保護するための カバン類の提げ手用保護カバーであって、略長方形状の皮革製もしくは合成皮革 製のカバー本体と、カバー本体の表面側及び裏面側の側縁に取着され、カバー本 体をカバン類の提げ手部分に装着する際に互いに貼着される貼着部材とを備え、 上記カバー本体の表面に、リボン形状等の装飾材が取着されていることを特徴と している。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案に係るカバン類の提げ手用保護カバーの一実施の形態について説 明する。

【００１０】 図１は本実施の形態のカバン類の提げ手用保護カバーをハンドバックの提げ手 部分に装着した状態を示す斜視図、図２は本実施の形態のカバン類の提げ手用保 護カバーを展開し表面から見た斜視図、図３は本実施の形態のカバン類の提げ手 用保護カバーを展開し裏面から見た斜視図、図４は本実施の形態のカバン類の提 げ手用保護カバーの平面図、図５は本実施の形態のカバン類の提げ手用保護カバ ーの正面図、図６は本実施の形態のカバン類の提げ手用保護カバーの底面図、図 ７は本実施の形態のカバン類の提げ手用保護カバーの側面図である。

【００１１】 本実施の形態の提げ手用保護カバー１は、図１に示すように、ハンドバックＨ 等のカバン類の提げ手Ｓ部分に、該提げ手Ｓの一部分を囲繞すように装着して提 げ手Ｓを保護するために使用されるものである。

【００１２】 この提げ手用保護カバー１は、図２，図３に示すように、略長方形状の皮革製 もしくは合成皮革製のカバー本体２と、カバー本体の表面側及び裏面側の側縁に 取着され、カバー本体２をハンドバックＨ等のカバン類の提げ手Ｓ部分に装着す る際に互いに貼着される面ファスナー３からなる貼着部材とを備えている。 更に、カバー本体２の裏面側に合成樹脂からなる柔らかい裏当て材４が縫着さ れている。そして、カバー本体２が、平面視に於いて横幅が両端縁から長手方向 の中央部に向けて次第に狭くなり、且つ正面視に於いて両端縁から長手方向の中 央部に向けて次第に上方へ膨出すると共に、側面視に於いて筒状に自然に湾曲す るよう押型により癖せづけられている。

【００１３】 カバー本体２の両縁部側から長手方向中央に向けて次第に絞られた形状に形成 され、カバー本体２の表面に、リボン形状の装飾材５が取着されている。 このリボン形状の装飾材５は、長手方向中央に配設された金属製の輪状の取付 け部材６によってカバー本体２の表面の長手方向両縁部近傍箇所にそれぞれ取着 されている。

【００１４】 この提げ手用保護カバー１は、図１，図４，図５，図６に示すように、ハンド バックＨ等のカバン類の提げ手Ｓ部分に、リボン形状の装飾材５を取着した面が 表側に位置するようにしてから両縁を裏側に回し、カバー本体２の表面側及び裏 面側の側縁に取着された面ファスナー３からなる貼着部材を互いに貼着すること によって、提げ手Ｓに装着されるようになっている。

【００１５】 貼着部材が面ファスナー３から成るものであるので、容易に着脱することがで き、携帯して持ち運ぶときに提げ手用保護カバー１をハンドバックＨ等のカバン 類の提げ手Ｓ部分に装着してハンドバックＨ等のカバン類の提げ手Ｓを保護する ことができ、長期間使用しても、手が提げ手Ｓに直接触れることがないので、こ の提げ手Ｓが擦れたり、損傷することがない。また、家庭等において仕舞うとき 等には、この提げ手用保護カバー１をハンドバックＨ等のカバン類の提げ手Ｓ部 分から取り外しておくこともできる。 更に、カバー本体２が、平面視に於いて横幅が両端縁から長手方向の中央部に 向けて次第に狭くなっているので、ハンドバックＨ等のカバン類の提げ手Ｓ部分 に装着した後は、この次第に狭くなった部分が提げ手Ｓ部分に密着して携帯して 持ち運ぶときに長手方向にずれることを防ぐことができ、常に所定の箇所に装着 された状態が保持されるので携帯して持ち運びが行い易い。 しかも、カバー本体２が、正面視に於いて両端縁から長手方向の中央部に向け て次第に上方へ膨出するように癖つけられているので、提げ手用保護カバー１を ハンドバックＨ等のカバン類の提げ手Ｓ部分に装着したときに、自然に上方に膨 出するように形成されている提げ手Ｓに合致した状態で装着することができる。 加えて、側面視に於いて筒状に自然に湾曲するよう押型により癖せづけられて いるので、ハンドバックＨ等のカバン類の提げ手Ｓに自然に巻くようにして装着 することができる。 また、カバー本体２の表面にリボン形状の装飾材５が取着されているので、外 観が良く、装飾性に優れている。 しかも、カバー本体２の裏面側に合成樹脂からなる柔らかい裏当て材４が縫着 されているので、携帯するときにハンドバックＨ等のカバン類の提げ手Ｓ部分が カバー本体２の裏面に直接当接することがなくて擦れることがなく、ハンドバッ クＨ等のカバン類の提げ手Ｓ部分と提げ手用保護カバー１とを長持ちさせること ができる。 また、カバー本体２に表面処理を施すことによって、カバー本体２の表面が外 観的に良好なものとなり、且つ提げるときに手がカバー本体２の表面に触れても このカバー本体２の表面が擦れたり、損傷したりすることを防ぐことができる。

【００１６】 尚、上記実施の形態では、貼着部材が面ファスナー３から成るものについて説 明したが、これに限らず、ホック等の他の貼着部材を使用してもよい。また、装 飾材５としてリボン形状のものについて説明したが、これに限らず、薔薇等の花 形状のものなど、他の形状の装飾材を使用してもよい。

【００１７】

【考案の効果】

以上のように、請求項１のカバン類の提げ手用保護カバーによれば、ハンドバ ック等のカバン類の提げ手部分に該提げ手の一部分を囲繞するように装着して提 げ手を保護するので、ハンドバック等のカバン類の提げ手を長期間に亘って保護 することができ、簡単に擦れたり損傷したりすることを防ぐことができ、長期間 に亘ってカバン類を良好な状態で使用することができる。 更に、カバー本体が皮革製もしくは合成皮革製から成るものであるので、皮革 製もしくは合成皮革製から成るハンドバック等のカバン類に合ったものとなり、 違和感がなく使用することができる。 また、カバー本体をハンドバック等のカバン類の提げ手部分に装着するときに 、カバー本体の表面側及び裏面側の側縁に取着された貼着部材を互いに貼着して 装着するので、ハンドバック等のカバン類の提げ手から不用意に離脱することが なく、安定した使用状態を保持することができる。

【００１８】 請求項２のカバン類の提げ手用保護カバーによれば、貼着部材が互いに貼着さ れる面ファスナーから成るので、貼着部材として市販されている既存の面ファス ナーを使用することができ、しかも構造が簡単であるのでコストダウンを図れる 。更に、カバー本体の側縁が面ファスナーによって強固に貼着されて不用意に外 れることがなく、安定した状態で使用することができる。

【００１９】 請求項３のカバン類の提げ手用保護カバーによれば、カバー本体の裏面側に裏 当て材が縫着されているので、カバー本体の裏面がカバン類の提げ手に直接当接 することがなく、カバー本体を長期間良好な状態で使用することができる。

【００２０】 請求項４のカバン類の提げ手用保護カバーによれば、カバー本体が、平面視に 於いて横幅が両端縁から長手方向の中央部に向けて次第に狭くなるように形成さ れているので、ハンドバック等のカバン類の提げ手部分に装着した後は、この次 第に狭くなった部分が提げ手Ｓ部分に密着して、携帯して持ち運ぶときに長手方 向にずれることを防ぐことができ、常に所定の箇所に装着された状態が保持され るので携帯して持ち運びが行い易い。 しかも、カバー本体が、正面視に於いて両端縁から長手方向の中央部に向けて 次第に上方へ膨出するように癖つけられているので、提げ手用保護カバーをハン ドバックＨ等のカバン類の提げ手部分に装着したときに、自然に上方に膨出する ように形成されている提げ手に合致した状態で装着することができる。 更に、側面視に於いて筒状に自然に湾曲するよう押型により癖せづけられてい るので、ハンドバック等のカバン類の提げ手に自然に巻くようにして装着するこ とができる。

【００２１】 請求項５のカバン類の提げ手用保護カバーによれば、カバー本体の表面に、リ ボン形状等の装飾材が取着されているので、外観が良く、装飾性に優れている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るカバン類の提げ手用保護カバーの
一実施形態のものをハンドバックの提げ手部分に装着し
た状態を示す斜視図である。

【図２】実施の形態のカバン類の提げ手用保護カバーを
展開し表面から見た斜視図である。

【図３】実施の形態のカバン類の提げ手用保護カバーを
展開し裏面から見た斜視図である。

【図４】実施の形態のカバン類の提げ手用保護カバーの
平面図である。

【図５】実施の形態のカバン類の提げ手用保護カバーの
正面図である。

【図６】実施の形態のカバン類の提げ手用保護カバーの
底面図である。

【図７】実施の形態のカバン類の提げ手用保護カバーの
側面図である。

【符号の説明】

１ 提げ手用保護カバー ２ カバー本体 ３ 面ファスナー（貼着部材） ４ 裏当て材 ５ 装飾材 Ｈ ハンドバック Ｓ 提げ手

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ハンドバック等のカバン類の提げ手部分
   に、該提げ手の一部分を囲繞するように装着して提げ手
   を保護するためのカバン類の提げ手用保護カバーであっ
   て、 略長方形状の皮革製もしくは合成皮革製のカバー本体
   と、カバー本体の表面側及び裏面側の側縁に取着され、
   カバー本体をカバン類の提げ手部分に装着する際に互い
   に貼着される貼着部材とを備えていることを特徴とする
   カバン類の提げ手用保護カバー。
2. 【請求項２】ハンドバック等のカバン類の提げ手部分
   に、該提げ手の一部分を囲繞するように装着して、提げ
   手を保護するためのカバン類の提げ手用保護カバーであ
   って、 略長方形状の皮革製もしくは合成皮革製のカバー本体
   と、カバー本体の表面側及び裏面側の側縁に取着され、
   カバー本体をカバン類の提げ手部分に装着する際に互い
   に貼着される貼着部材とを備え、 上記貼着部材が互いに貼着される面ファスナーから成る
   ことを特徴とするカバン類の提げ手用保護カバー。
3. 【請求項３】ハンドバック等のカバン類の提げ手部分
   に、該提げ手の一部分を囲繞すように装着して提げ手を
   保護するためのカバン類の提げ手用保護カバーであっ
   て、 略長方形状の皮革製もしくは合成皮革製のカバー本体
   と、カバー本体の表面側及び裏面側の側縁に取着され、
   カバー本体をカバン類の提げ手部分に装着する際に互い
   に貼着される貼着部材とを備え、 上記カバー本体の裏面側に裏当て材が縫着されているこ
   とを特徴とするカバン類の提げ手用保護カバー。
4. 【請求項４】ハンドバック等のカバン類の提げ手部分
   に、該提げ手の一部分を囲繞すように装着して提げ手を
   保護するためのカバン類の提げ手用保護カバーであっ
   て、 略長方形状の皮革製もしくは合成皮革製のカバー本体
   と、カバー本体の表面側及び裏面側の側縁に取着され、
   カバー本体をカバン類の提げ手部分に装着する際に互い
   に貼着される貼着部材とを備え、 上記カバー本体が、平面視に於いて横幅が両端縁から長
   手方向の中央部に向けて次第に狭くなり、且つ正面視に
   於いて両端縁から長手方向の中央部に向けて次第に上方
   へ膨出すると共に、側面視に於いて筒状に自然に湾曲す
   るよう押型により癖せづけられていることを特徴とする
   カバン類の提げ手用保護カバー。
5. 【請求項５】ハンドバック等のカバン類の提げ手部分
   に、該提げ手の一部分を囲繞すように装着して提げ手を
   保護するためのカバン類の提げ手用保護カバーであっ
   て、 略長方形状の皮革製もしくは合成皮革製のカバー本体
   と、カバー本体の表面側及び裏面側の側縁に取着され、
   カバー本体をカバン類の提げ手部分に装着する際に互い
   に貼着される貼着部材とを備え、 上記カバー本体の表面に、リボン形状等の装飾材が取着
   されていることを特徴とするカバン類の提げ手用保護カ
   バー。