JP3104384B2 - ブロック変換符号の復号装置および復号方法 - Google Patents

ブロック変換符号の復号装置および復号方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタル画像信号
を小ブロックに分割し、ブロック毎に処理することによ
ってデータ量を圧縮するブロック変換符号の復号装置、
特に、重要語がエラーの場合に良好に重要語を修整でき
る復号装置および復号方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルビデオ信号を磁気テープ等の
記録媒体に記録する時には、その情報量が多いので、記
録/再生できる程度の伝送レイトを達成するために、高
能率符号化によって、ディジタルビデオ信号を圧縮する
のが普通である。高能率符号化としては、ディジタルビ
デオ信号を多数の小ブロックに分割し、ブロック毎に符
号化処理を行うADRC、DCT(Discrete Cosine Tr
ansform)等が知られている。ADRCは、例えば特開昭
61−144989号公報に記載されているような、2
次元ブロック内に含まれる複数画素の最大値及び最小値
により規定されるダイナミックレンジを求め、このダイ
ナミックレンジに適応した符号化を行う高能率符号化で
ある。
【0003】ブロック変換符号化で得られる符号化出力
は、同等の重要度を有していない。ADRCでは、ダイ
ナミックレンジ情報が再生側で分からないと、そのブロ
ックの全ての画素の復号ができなくなるので、ブロック
毎に検出されるダイナミックレンジ情報は、画素毎のコ
ード信号に比して重要度が高い。DCTの場合では、D
CTで発生した係数データ中で、直流分は、交流分に比
して重要度が高い。また、DCTの場合でも、直流分に
限らず、ブロック毎の量子化ステップの情報等も重要で
ある。これらの重要度が高い符号化出力を重要語と称す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ADRCを用いたディ
ジタルVTRでは、重要語がエラーの場合でもその値を
用いて全ての符号化出力を復号するか、または重要語が
エラーのブロックは、エラーブロックとして、周囲の復
号データでエラーブロックを修整するかしていた。何れ
の処理であっても、重要語がエラーであるブロックは、
ブロック状の歪みとなり、復元画像の劣化が目立つ問題
があった。そこで、この重要語のエラーを周辺ブロック
と注目ブロックとの空間的な相関に基づいて、統計的な
手法によって推定することも考えられるが、絵柄によっ
ては、推定の精度が低いおそれがある。DCTの場合
も、同様に空間的な相関を利用した重要語の修整がなさ
れているが、同様の問題がある。
【0005】従って、この発明の目的は、重要語がエラ
ーである場合に復元画像の劣化を抑えることができるブ
ロック変換符号の復号装置および復号方法を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、空間
的に近接する複数の画素からなるブロック毎に、伝送情
報量を圧縮するブロック符号化がなされ、復号のための
重要度が高い第1のデータと、相対的に重要でない第2
のデータとを含む符号化データがブロック符号化によっ
て生成され、符号化データにエラー訂正符号のパリティ
が付加されて伝送データとされ、受信された伝送データ
から各画素データを復号するためのブロック変換符号の
復号装置において、伝送データのエラー訂正を行い、エ
ラーの有無を示すエラーフラグを発生するための回路
と、第1のデータがエラーの場合に、注目ブロックと近
接する周辺ブロックの復号値と、注目ブロックの符号化
値とを用いた最小自乗法によって、第1のデータを推定
するための第1のエラー修整回路と、第1のデータがエ
ラーの場合に、注目ブロックと近接する周辺ブロックの
復号値のレベルから第1のデータを推定するための第2
のエラー修整回路と、注目ブロックの符号化値から注目
ブロックの画素データのレベル分布を検出するための検
出回路と、検出に応答して第1および第2のエラー修整
回路からの出力を選択するための選択回路と、伝送デー
タが供給され、ブロック毎に正しい第1のデータあるい
は選択された第1のデータを用いて、符号化データを復
号するための復号回路とからなることを特徴とするブロ
ック変換符号の復号装置である。請求項2の発明は、空
間的に近接する複数の画素からなるブロック毎に、伝送
情報量を圧縮するブロック符号化がなされ、復号のため
の重要度が高い第1のデータと、相対的に重要でない第
2のデータとを含む符号化データがブロック符号化によ
って生成され、符号化データにエラー訂正符号のパリテ
ィが付加されて伝送データとされ、受信された伝送デー
タから各画素データを復号するためのブロック変換符号
の復号方法において、 伝送データのエラー訂正を行い、
エラーの有無を示すエラーフラグを発生する ためのステ
ップと、 第1のデータがエラーの場合に、注目ブロック
と近接する周辺ブロックの復号値と、注目ブロックの符
号化値とを用いた最小自乗法によって、第1のデータを
推定するための第1のエラー修整ステップと、 第1のデ
ータがエラーの場合に、注目ブロックと近接する周辺ブ
ロックの復号値のレベルから第1のデータを推定するた
めの第2のエラー修整ステップと、 注目ブロックの符号
化値から注目ブロックの画素データのレベル分布を検出
するための検出ステップと、 検出に応答して第1および
第2のエラー修整ステップからの出力を選択するための
選択ステップと、 伝送データが供給され、ブロック毎に
正しい第1のデータあるいは選択された第1のデータを
用いて、符号化データを復号するための復号ステップと
からなることを特徴とするブロック変換符号の復号方法
である。
【0007】
【作用】第1のエラー修整回路と第2のエラー修整回路
を備え、復号の対象である注目ブロックのレベル分布か
ら見てより適切なエラー修整方法が選択される。このよ
うに、適応的な処理によって、推定の精度を向上でき
る。
【0008】
【実施例】以下、この発明による復号装置の一実施例に
ついて説明する。図1において、1が第1のADRCの
デコーダを示し、2が遅延回路を示す。図示しないが、
磁気テープから再生され、チャンネル符号の復号がさ
れ、さらに、TBC(時間軸補正)、フレーム分解およ
びエラー訂正がされた再生データが入力スイッチS1を
介してデコーダ1および遅延回路2の一方に供給され
る。再生データには、各画素の符号化データ(コード信
号)と、ブロック毎のダイナミックレンジDRおよび最
小値MINが含まれる。また、再生データ中には、コー
ド信号のサンプル毎にエラーの有無を示すエラーフラグ
も含まれる。デコーダ1および遅遅延路2の出力側に
は、出力スイッチS2が設けられている。この発明を
(4:2:2)のコンポーネントディジタル信号に適用
する時には、輝度信号および色差信号に関してそれぞれ
図1の構成が設けられる。
【0009】また、EF1は、重要語であるダイナミッ
クレンジDRおよび最小値MINに関するエラーフラグ
である。エラーフラグEF1は、DRおよびMINのそ
れぞれに関するエラーの有無の情報を有している。例え
ばエラー有りの時には、“1”であり、エラー無しの時
には“0”である。エラーフラグEF1が遅延回路3に
供給される。遅延回路2および3は、ADRCデコーダ
1の復号動作に必要な時間に相当する遅延量を有してい
る。入力エラーフラグEF1によって入力スイッチS1
が制御され、また、遅延エラーフラグEF2によって出
力スイッチS2が制御される。
【0010】すなわち、EF1およびEF2によって、
重要語がエラーでないことが示される時には、入力スイ
ッチS1および出力スイッチS2がADRCデコーダ1
側を選択し、その逆に重要語がエラーである時には、入
力スイッチS1および出力スイッチS2が遅延回路2側
を選択する。その結果、出力スイッチS2からは、重要
語がエラーでないブロックの復号出力と、重要語がエラ
ーであるブロックの符号化出力とが取り出される。
【0011】この実施例例では、1フレームの有効領域
が(4×4)画素の大きさのブロックに分割される。記
録側に設けられたADRCエンコーダでは、各ブロック
のダイナミックレンジDRと最小値MINとが検出さ
れ、最小値が除去されたビデオデータが量子化ステップ
で再量子化される。4ビット固定長のADRCの場合で
は、ダイナミックレンジDRを1/16とすることによっ
て、量子化ステップΔが得られる。この量子化ステップ
Δで、最小値が除去されたビデオデータが除算され、商
を切り捨てにより整数化した値がコード信号とされる。
【0012】図1を参照して、この発明の一実施例につ
いて再び説明する。ADRCデコーダ1から各画素の復
号値Liが得られる。この復号値Liは次式で表され
る。 Li=〔(DR/24 )×xi+MIN〕 =〔Δ×xi+MIN〕
【0013】但し、xiはコード信号の値、Δは量子化
ステップ、〔 〕はガウス記号である。上式の〔 〕内
の演算を例えばROMで実現し、最小値MINの加算を
行う構成をADRCデコーダ1が有している。この式か
らも、重要語(DRおよびMIN)の上位ビットにエラ
ーがある時には、復号値の誤差が大きくなることが分か
る。出力スイッチS2の出力がメモリ4および遅延回路
5に供給される。
【0014】メモリ4は、復号しようとしている注目ブ
ロックのコード信号および注目ブロックの周囲の復号デ
ータを取り出すために設けられている。図2において、
x1〜x16は、注目ブロックの符号化値であり、注目ブ
ロックの周辺には、周辺データy1〜y16が存在する。
周辺データy1〜y16は、注目ブロックの上下左右のブ
ロックに関して、上述のように復号された値である。こ
れらの符号化データxiおよび周辺データy1〜y16が
演算回路6に供給される。
【0015】演算回路6は、注目ブロックの符号化値x
iと周辺データyiを使用してエラーである重要語を推
定する第1の重要語エラー修整回路である。ここで、x
iおよびyiの中で、エラーフラグによりエラーがある
とされているものは、推定演算に使用しない。これによ
って、推定の精度が下がることを防止している。演算回
路6は、下記のように最小自乗法により重要語を推定す
る。
【0016】まず、ダイナミックレンジDRおよび最小
値MINの両者がエラーの場合 Σxiyi=x1y1+x2y2+x3y3+x4y4+・・・+x16y16 Σxi=x1+x2+x3+x4+x1+x5+x9+x13+x13+x14+x 15+x16+x4+x8+x12+x16 Σyi=y1+y2+y3+・・・+y16 Σxi2 =x1 2 +x2 2 +x3 2 +・・・+y16 2 Δ=(16Σxiyi−Σxi・Σyi)/(16Σxi2 −(Σxi)2 ) MIN=(Σyi−Σxi・Δ)/16
【0017】次に、ダイナミックレンジDRのみにエラ
ーが生じた場合 Δ=(Σyi−16・MIN)/Σxi さらに、最小値MINのみにエラーが生じた場合 MIN=(Σyi−Σxi・DR/24 )/16
【0018】演算回路6は、上述の演算を行うことによ
って、ダイナミックレンジDRおよび最小値MINの推
定出力を発生する。演算回路6からのダイナミックレン
ジDR1および最小値MIN1がセレクタ7に供給され
る。演算回路6によってなされる重要語の推定は、統計
的な手法であるため、絵柄によっては、比較的大きな誤
差を生じる。推定の精度を高めるために、上述のよう
に、エラーサンプルを演算の対象から除外することに加
えて、適応処理がなされている。
【0019】つまり、第2の重要語エラー修整回路が設
けられている。図1中のダイナミックレンジおよび最小
値検出回路7がこの第2の修整回路である。この回路
は、重要語がエラーの場合に、注目ブロックに隣接する
周辺データが注目ブロックと空間的な相関が強いことを
利用して、周辺データから注目ブロックの重要語を推定
している。この検出回路7には、メモリ4から周辺デー
タy1〜y16が供給される。この検出回路7には、エラ
ーフラグも供給される。
【0020】検出回路7は、周辺データy1〜y16の中
の最大値MAX2(= max{y1〜y16})およびその
最小値MIN2(= min{y1〜y16})を検出し、最
小値MIN2およびDR2(=MAX2−MIN2)を
出力する。これらの最大値MAX2および最小値MIN
2を形成する時に、周辺データ中のエラーデータは、エ
ラーフラグを参照することによって除外される。さら
に、(DR2<0)の時は、DR2=0とし、(MIN
2<0)の時は、MIN2=0とする。検出回路7の出
力DR2および最小値MIN2がセレクタ8に供給され
る。
【0021】セレクタ8は、注目ブロックの符号化値の
レベル分布に応じた制御信号SLで制御される。つま
り、重要語がエラーの注目ブロックがある方向に単調増
加(あるいは減少)している時には、周辺データyiの
最大値および最小値から注目ブロックの重要語を推定す
る方法が最小自乗法によるものと比してより有効であ
る。言い換えると、注目ブロックの中心付近に凸あるい
は凹がある場合は、検出回路7による推定がそれ程有効
でない。
【0022】この注目ブロックの単調増加(あるいは単
調減少)を検出する方法としては種々あるが、ここで
は、比較的簡単なものを採用している。つまり、図2に
示すように、注目ブロックのデータを破線を境界とし
て、中央部のデータ(x6、x7、x10、x11)と周辺
部のデータ(x1、x2、x3、x4、x5、x8、x
9、x12、x13、x14、x15、x15)とに分割し、周辺
部のデータ中に注目ブロックの最大値および最小値が共
に存在したとき、逆に言えば、中央部のデータに最大値
および最小値の何れも存在しないときは、単調増加(あ
るいは減少)であると判断する。
【0023】この判断を行うために、この例では、最大
値検出回路9、10と最小値検出回路11と比較回路1
2、13とANDゲート14とが設けられている。最大
値検出回路9は、注目ブロックの全ての符号化値xiの
中の最大値を検出する。最大値検出回路10は、注目ブ
ロックの上述の周辺部の符号化値の中の最大値を検出す
る。これらの検出回路9および10の出力が比較回路1
2に供給される。比較回路12は、一致検出を行うもの
で、若し、これら検出された二つの最大値が等しいなら
ば、注目ブロックの最大値が周辺部に存在していると判
断し、“1”の出力が比較回路12から発生する。
【0024】最小値検出回路11は、注目ブロックの周
辺データの中の最小値を検出する。検出された最小値が
比較回路13に供給される。比較回路13には、ゼロデ
ータが供給されており、最小値がゼロの時に、注目ブロ
ックの最小値が周辺部に存在していると判断し、“1”
の出力が比較回路13から発生する。比較回路12およ
び13の出力がANDゲート14に供給される。AND
ゲート14からセレクタ8の制御信号SLが発生する。
この制御信号SLは、注目ブロックの周辺部に最大値お
よび最小値が存在する時に“1”となる。
【0025】セレクタ8は、“1”の制御信号SLによ
って検出回路7からのダイナミックレンジDR2および
最小値MIN2を選択し、これが“0”の時に、演算回
路6からのダイナミックレンジDR1および最小値MI
N1を選択する。すなわち、注目ブロックの周辺部に最
大値および最小値が存在する時には、そのレベル変化が
単調変化であると判断し、検出回路7の出力DR2およ
びMIN2が選択される。
【0026】セレクタ8からの重要語が補正回路15を
介して第2のADRCデコーダ16に供給される。補正
回路15には、重要語に関するエラーフラグEF3が供
給される。このエラーフラグEF3は、エラーフラグE
F2をタイミング調整用の遅延回路17を介したもので
ある。補正回路15からの重要語と遅延回路5からのコ
ード信号とがADRCデコーダ16に供給される。この
ADRCデコーダ16からは、各画素の復号データとそ
のエラーフラグとが得られる。
【0027】このADRCデコーダ16の復号出力がス
イッチ回路S3の入力端子aに供給される。スイッチ回
路S3の他の入力端子bには、遅延回路5の出力が遅延
回路18を介して供給される。スイッチ回路S3は、重
要語のエラーフラグEF3で制御され、これから復号出
力DECが取り出される。遅延回路5の出力は、出力ス
イッチS2の出力であって、重要語がエラーでないブロ
ックに関してのADRCデコーダ1の復号出力と、これ
がエラーのブロックに関しての符号化出力とが混在する
データである。スイッチ回路S3によって、重要語がエ
ラーのブロックの符号化出力がADRCデコーダ16か
らの復号出力に置き換えられる。復号出力DECは、図
示しないが、次段でエラーである復号データを修整する
エラー修整、ブロック分解等の処理を受ける。
【0028】補正回路15は、重要語の推定の精度をよ
り向上するために設けられており、図3に示す構成を有
している。21は、後述のように形成された補正量Cを
DR1あるいはDR2、またはMIN1あるいはMIN
2に対して減算することで、補正を行う補正回路であ
る。加算回路22は、二つの重要語の値を加算し、その
加算出力が減算回路23に供給され、加算結果から25
5が減算される。減算回路23の出力SAが補正値生成
回路24および比較回路25に供給される。
【0029】この補正回路15は、8ビットの量子化の
場合に、加算回路22により求められたダイナミックレ
ンジおよび最小値の和が255以下であるべきことを利
用している。加算回路22の出力から255が減算され
た減算結果SAが比較回路25でしきい値TH(例えば
0データ)と比較され、減算結果SAが0以下であるこ
とが比較回路25で検出される。このように、減算結果
SAが0以下の時にのみ、補正値生成回路24が補正値
Cを発生する。補正値生成回路24には、重要語のエラ
ーの有無を示すエラーフラグEF3が与えられている。
【0030】補正回路15においては、補正値生成回路
21によって発生した補正値Cによって、入力重要語が
下記のように補正される。ここで、DR、MINは、D
R1あるいはDR2、MIN1あるいはMIN2をそれ
ぞれ意味する。DR、MINの両者がエラーの場合に
は、C=(MIN+DR−255)/2であり、DR−
C、MIN−Cの補正がなされる。DRのみがエラーの
場合には、C=MIN+DR−255であり、DR−C
で補正がなされ、MINに対しての補正は不要である。
MINのみがエラーの場合には、C=MIN+DR−2
55であり、DR−Cで補正がなされ、DRに対しての
補正は不要である。DRおよびMINの両者が正しい場
合には、(DR+MIN)−255≦0の条件を満足す
るのが普通であり、重要語に対する補正がされない(C
=0とされる)。
【0031】
【発明の効果】この発明は、重要語がエラーのブロック
に関しては、そのブロックの重要語を推定する時に、そ
のブロックの符号化値の分布に適応して、重要語の推定
処理を異ならせるので、推定の精度を向上できる。従っ
て、絵柄によって推定の精度が左右されることがなく、
良好な復元画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における重要語の処理回路
の構成を示すブロック図である。
【図2】重要語の推定処理に使用するデータの説明のた
めの略線図である。
【図3】この発明の一実施例内の補正回路の一例のブロ
ック図である。
【符号の説明】
1、16 ADRCデコーダ 4 周辺データを取り出すためのメモリ 6 最小自乗法によって重要語を推定する演算回路 7 周辺データの最大値および最小値から重要語を推定
する検出回路 8 セレクタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間的に近接する複数の画素からなるブ
    ロック毎に、伝送情報量を圧縮するブロック符号化がな
    され、復号のための重要度が高い第1のデータと、相対
    的に重要でない第2のデータとを含む符号化データが上
    記ブロック符号化によって生成され、上記符号化データ
    にエラー訂正符号のパリティが付加されて伝送データと
    され、受信された上記伝送データから各画素データを復
    号するためのブロック変換符号の復号装置において、 上記伝送データのエラー訂正を行い、エラーの有無を示
    すエラーフラグを発生するための手段と、 上記第1のデータがエラーの場合に、注目ブロックと近
    接する周辺ブロックの復号値と、上記注目ブロックの符
    号化値とを用いた最小自乗法によって、上記第1のデー
    タを推定するための第1のエラー修整手段と、 上記第1のデータがエラーの場合に、注目ブロックと近
    接する周辺ブロックの復号値のレベルから上記第1のデ
    ータを推定するための第2のエラー修整手段と、 上記注目ブロックの符号化値から上記注目ブロックの画
    素データのレベル分布を検出するための検出手段と、 上記検出に応答して上記第1および第2のエラー修整手
    段からの出力を選択するための選択手段と、 上記伝送データが供給され、上記ブロック毎に正しい上
    記第1のデータあるいは上記選択された第1のデータを
    用いて、上記符号化データを復号するための復号手段と
    からなることを特徴とするブロック変換符号の復号装
    置。
  2. 【請求項2】 空間的に近接する複数の画素からなるブ
    ロック毎に、伝送情報量を圧縮するブロック符号化がな
    され、復号のための重要度が高い第1のデータと、相対
    的に重要でない第2のデータとを含む符号化データが上
    記ブロック符号化によって生成され、上記符号化データ
    にエラー訂正符号のパリティが付加されて伝送データと
    され、受信された上記伝送データから各画素データを復
    号するためのブロック変換符号の復号方法において、 上記伝送データのエラー訂正を行い、エラーの有無を示
    すエラーフラグを発生 するためのステップと、 上記第1のデータがエラーの場合に、注目ブロックと近
    接する周辺ブロックの復号値と、上記注目ブロックの符
    号化値とを用いた最小自乗法によって、上記第1のデー
    タを推定するための第1のエラー修整ステップと、 上記第1のデータがエラーの場合に、注目ブロックと近
    接する周辺ブロックの復号値のレベルから上記第1のデ
    ータを推定するための第2のエラー修整ステップと、 上記注目ブロックの符号化値から上記注目ブロックの画
    素データのレベル分布を検出するための検出ステップ
    と、 上記検出に応答して上記第1および第2のエラー修整ス
    テップからの出力を選択するための選択ステップと、 上記伝送データが供給され、上記ブロック毎に正しい上
    記第1のデータあるいは上記選択された第1のデータを
    用いて、上記符号化データを復号するための復号ステッ
    プとからなることを特徴とするブロック変換符号の復号
    方法。
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