JP3102600B2 - Icテスタ - Google Patents

Icテスタ

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JP3102600B2
JP3102600B2 JP04142247A JP14224792A JP3102600B2 JP 3102600 B2 JP3102600 B2 JP 3102600B2 JP 04142247 A JP04142247 A JP 04142247A JP 14224792 A JP14224792 A JP 14224792A JP 3102600 B2 JP3102600 B2 JP 3102600B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ICテスタに関し、
詳しくは、テスト波形について特定の波形状態に設定し
てその状態を維持することができるようなICテスタに
関する。
【0002】
【従来の技術】IC検査システムにあっては、ICの性
能,機能試験を行うためにそれに必要な複数ビットのテ
スト波形パターンを、テストパターンプログラム等に従
って自動的に発生させている。従来、このようなテスト
波形パターンの発生装置にあっては、一般にマイクロプ
ログラム方式のアルゴズミック・パターン発生方式のパ
ターン発生器が用いられている。そして、このパターン
発生器側で生成したパターンデータとタイミングクロッ
ク発生器により作られたクロックパルスとによりICピ
ン対応に波形フォーマッタにおいてパターンデータが波
形整形され、ドライブ回路に送出される。ドライブ回路
側では、波形フォーマッタから受けた出力をレベル変換
してレベル整形を行い、所定のICピンにそれを送出す
る。
【0003】一方、本出願人は、直接アルゴズミック・
パターン発生方式のパターン発生器によりパターンを発
生させるのではなくて、波形フォーマッタに波形生成メ
モリを設けて、パターン発生器からのデータの一部を波
形生成メモリのアドレスデータとして利用し、これによ
り波形生成メモリをアクセスして波形生成データを発生
させ、タイミングクロック発生器のクロックを波形生成
データにより選択し、この選択に応じてフリップフロッ
プによりテスト波形を発生する、クロック選択方式の波
形発生装置について特願昭62-327756号(特開平1-16768
3号)として出願している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、MPUや各
種のゲートアレイなどでは、メモリと論理回路とが混在
している。この種のLSIをテストする場合においてそ
のメモリ試験時には他の内蔵論理回路に波形を印加しな
いような状態でテストが行われることも多い。また、非
常に長いテストパターンを発生しようとした場合にはそ
のテストパターンのプログラムをパターン発生器に一度
にロードできず、分割してテストプログラムをロードし
なければならない。最初にロードしたテストパターンで
テストを行った後に残りのテストパターンについてその
プログラムをあらためてロードしてテストしなければな
らないこともある。
【0005】前者のメモリと論理回路とが混在するよう
な場合には、あるピンの印加波形を特定の状態に維持し
て他のピンに必要な波形を与えることが必要であり、後
者の前のテスト状態と次のテスト状態とはそれぞれ独立
していてテスト状態は継続しない。そこで、前者の場合
には、ピン対応に特定の波形を設定したり、特定の波形
モード(例えば、固定波形モード)にモードを切換える
処理などが行われる。また、後者の場合には、1つ前に
テストした状態の波形を維持して後のテストを実行した
方が実情に即し、より信頼性の高いテストが行える。こ
れらの要請に応えるためには、単純には、パターン発生
器におけるプログラムの記憶容量を大きく採り、各種の
テストについてパターンを連続的に多数発生させれるよ
うにすればよい。
【0006】しかし、パターン発生器のテストプログラ
ムを記憶するメモリ容量の増加は、内部回路を複雑化さ
せ、高速処理の障害となりかつ装置を大型化させる。ま
た、テストプログラム自体が大きくなり、そのロード時
間が増加してテスト効率を低下させる問題がある。
た、特開平1-167683号のようにマスクメモリを搭載する
と、RTWC(リアルタイム波形コントロール)を使用
するとき、マスクデータメモリの内容もアドレス信号で
同時にアクセスしなければならなくなる。そのためにホ
ールドする波形タイミングとタイミングデータメモリの
アドレス制御が重なり、相互のアドレス制御が難しく、
また複雑になる。しかも、これのアドレス配線等もしな
ければならず、基板等が大型化する欠点がある。この発
明は、このような従来技術の問題点を解決するものであ
って、DUTのあるピンについてあるテスト波形の状態
を維持して次のテストができるICテスタを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るこの発明のICテスタの特徴は、テストパターンデー
タとともに発生波形ホールド有無のビット信号を発生す
るパターン発生器と、テストレート信号および位相が相
違する複数のクロックパルスを所定の周期でそれぞれ発
生するタイミングクロック発生器と、複数のクロックパ
ルスのそれぞれの位相に対応してそれぞれ割り当てられ
た発生波形の立上がりに対応する複数のビット及び発生
波形の立下がりに対応する複数のビットを有するデータ
を記憶し、パターンデータの少なくとも一部でアクセス
される波形生成メモリと、テストレート信号を受けてビ
ット信号を記憶するレジスタと、データの複数のビット
のそれぞれをゲート信号として波形生成メモリから受け
各位相のクロックパルスの中から特定のクロックパルス
を発生波形の立上がり及び立下がりのそれぞれに対応し
て得てこれらに対応して第1のパルス信号及び第2のパ
ルス信号をそれぞれ発生し、レジスタに記憶されたビッ
ト信号を受けてこれが発生波形ホールド有の状態を示す
ときに第1のパルス信号及び第2のパルス信号の発生を
停止するタイミングパルス発生回路と、第1のパルス信
号に応じて発生波形を立上げ又は立下げ、かつ第2のパ
ルス信号に応じて発生波形を立下げ又は立上げて出力す
る波形発生回路とを備えるものである。
【0008】
【作用】このように、パターン発生器のパターン情報の
1つに発生波形ホールド有無を示すビット信号を加えて
おき、このビット信号をテストレート信号を受けて記憶
するレジスタに記憶するようにし、このレジスタを介し
てビット信号をタイミングパルス発生回路で受けて、第
1のパルス信号及び第2のパルス信号を停止するように
すれば、テストレート信号に応じて波形ホールドが行え
るのでRTWCのときの制御が容易で波形ホールド時に
波形発生回路は現在の波形発生状態を維持することが
できる。したがって、種々の波形状態をそれぞれのピン
対応に簡単に設定でき、それが維持され、あるいは現在
の波形を維持したままに次のテストを継続することが可
能になる。すなわち、発生パターンデータの一部分に波
形ホールド有無を示すビット信号とレジスタとを加える
だけで、波形生成メモリのアクセス信号(アドレス信
号)とは全く別の信号を用いることができるので波形生
成メモリの制御とは独立に制御ができ、RTWC時の制
御が容易となり、波形ホールドしたいサイクルでシンプ
ルにコントロールできる。その結果、種々の機能テスト
が可能になり、かつ、パターン発生器のメモリ容量を
とんど増加させずに済む。
【0009】
【実施例】図1は、この発明のICテスタの一実施例の
ブロック図であり、図2は、その波形発生動作を説明す
るためのタイミングチャート、図3は、発生波形ホール
ド制御についてのタイミングチャートである。図1にお
いて、10は、CPUであり、インタフェース11を介
してパターン発生器12にパターン発生に必要なプログ
ラムをセットし、タイミングクロック発生器13に必要
なタイミング発生のデータをセットする。これらパター
ン発生器12、タイミングクロック発生器13からのデ
ータが波形発生器17の各波形フォーマッタにそれぞれ
送出されて波形フォーマッタの出力がピンエレクトロニ
クス18のドライバ回路に入力されて、このドライブ回
路を経てテスト波形等がDUT19のピン対応に出力さ
れる。
【0010】なお、パターン発生器12から各波形フォ
ーマッタに入力されるパターンデータの信号のビット数
をここでは、仮に、k+2ビットとする。A0 〜Ak
k+1ビットが各波形フォーマッタに設けられた波形生
成メモリ21(後述)をアクセスするアドレスデータと
され、各回路等を制御する制御信号としての別の1ビッ
ト,Di が波形ホールド信号レジスタ24(後述)に加
えられ、これが発生波形ホールド制御信号となる。
【0011】17a,17b,17c,・・・は、波形
発生器17の各波形フォーマッタであって、6a,6
b,6c,・・・は、これら各波形フォーマッタから出
力される波形パターンをそれぞれ受けるドライブ回路で
ある。ここで、各波形フォーマッタは、ほぼ同様な構成
となっているので、その代表として波形フォーマッタ1
7aに、その具体的な内部構成を示し、以下、波形フォ
ーマッタ17aを代表としてその構成及び動作を説明
し、他のものについては割愛する。なお、20は、テス
ト電圧設定回路であって、CPU10からのデータによ
りDUT19のバイアス電圧とか、テストパターン等の
レベルを設定するデータなどを発生して、DUT19,
ピンエレクトロニクス18等にそれぞれ供給する。
【0012】パターン発生器12から発生するパターン
データとタイミングクロック発生器13の各位相のクロ
ックパルスとは、それぞれの波形フォーマッタ17a,
17b,17c,・・・にそれぞれ入力される。そし
て、パターンデータのうちのあるものが波形フォーマッ
タ17aに入力され、その信号のk+1ビットは、波形
フォーマッタ17aの波形生成メモリ21のアドレス入
力端子A0 〜AK のアドレス信号として加えられる。
【0013】ここで、波形生成メモリ21に加えられる
アドレス信号は、k+1ビット(kは1以上の整数)と
しているが、実際上は、パターンデータのうちの、例え
ば、数ビットであって、これら数ビットにより波形生成
メモリ21の特定のアドレスがアクセスされ、そのアド
レスから読出されたデータがタイミングパルス発生回路
22に送出される。
【0014】タイミングパルス発生回路22は、波形生
成メモリ21からのデータと、タイミングクロック発生
器13から送出される、位相がそれぞれ相違するクロッ
クパルスとを受けて、これらデータとクロックパルスと
の論理積条件で立上がりパルス信号と立下がりパルス信
号とを発生してフリップフロップ23のセット端子S及
びリセット端子Rにそれぞれ送出する。
【0015】このタイミングパルス発生回路22は、タ
イミングクロック発生器13から得られるそれぞれの位
相のクロックパルスを第2の入力にそれぞれ受ける立上
がりパルス発生用の3入力ANDゲート22a,22
b,22c,・・・と、それぞれの位相のクロックパル
スを第2の入力にそれぞれ受ける立下がりパルス発生用
の3入力ANDゲート22n,22m,22l,・・・
とから構成されている。そして、各ANDゲートの第1
の入力については、波形生成メモリ21から読出される
データの各ビット信号のうちそれぞれが割り当てられる
位相に対応してその位相に対応するANDゲートの第1
の入力に入力されている。なお、第3の入力には、波形
ホールド信号レジスタ24のQオーバーバー出力(Qの
反転出力側、以下Qバー)が入力されている。
【0016】その結果、波形ホールド信号レジスタ24
のQバー出力が“1”あるいはHIGHレベル(以下
“H”)になっている場合(通常のテスト状態のとき)
にあっては2入力論理となる。すなわち、発生波形の立
上がり及び立下がりに対応してそれぞれ、ある位相のク
ロックパルスと波形生成メモリ21のその位相に対応す
る桁のそれぞれのビットとが共に“1”となったとき
に、その位相のクロックパルスが選択されて対応するA
NDゲートの出力として立上がりパルス信号(TR)又
は立下がりパルス信号(TF )をそれぞれ発生する。
【0017】これら立上がりパルス信号(TR )及び立
下がりパルス信号(TF )は、各データビットにより選
択されたクロックパルスに対応して発生するものであっ
て、フリップフロップ23のセット端子、リセット端子
にそれぞれ送出されてフリップフロップ23のQ出力
を、入力側のパルス信号に応じて立上がらせ、或いは立
下がらせる。そして、このQ出力がテスト波形パターン
としてドライブ回路6aに出力され、このドライブ回路
6aを介してDUT19に送出される。
【0018】波形ホールド信号レジスタ24は、フリッ
プフロップで構成され、タイミングクロック発生器13
から得られるテストレート信号RPをそのクロック端子
CKに、そしてパターン発生器12からのパターンデー
タのうちの1ビットのデータDi をそのデータ端子Dに
それぞれ受けてテストサイクルごとにパターン発生器1
2からのデータDi を取込む。そして、そのQバー出力
を各ANDゲート22a,22b,22c,・・・及び
ANDゲート22n,22m,22l,・・・に供給す
る。これによりテストレート毎にマスク制御を選択する
ことが可能になる。なお、通常のテスト状態のときに
は、パターンデータのDi ビットは“0”にされてい
る。そこで、波形ホールド信号レジスタ24は“0”に
設定され、Qバー出力は“1”となっている。したがっ
て、各ANDゲートは、通常のテスト状態ではこの出力
が無関係な2入力ゲートとなる。しかし、パターンデー
タのDi ビットが“1”になったときには、波形ホール
ド信号レジスタ24には“1”が設定される。その結
果、Qバー出力は“0”(=LOWレベル,以下
“L”)となり、各ANDゲートが閉じ、フリップフロ
ップ23のQ出力は現在の波形状態を維持する。
【0019】さて、先の波形生成メモリ21に記憶され
たデータは、発生すべき波形の立上がり又は立下がりタ
イミングを決定するデータとなっている。その1つのデ
ータの構成は、発生波形の立上がりに対応してタイミン
グクロック発生器13の各位相にそれぞれ割り当てられ
ているビットデータ群と、同様に立下がりに対応して各
位相にそれぞれ割り当てられているビットデータ群から
なる。そして、このようなデータは、CPU10からイ
ンタフェース11を介してテスト開始前に又は開始時点
であらかじめセットされるものであって、このセットさ
れるデータの内容により発生波形の立上がり及び/又は
立下がりが自由に設定できる。
【0020】そこで、テストに必要な波形モードに応じ
たデータをCPU10から波形生成メモリ21にあらか
じめセットしておき、パターン発生器12のパターンデ
ータの発生タイミングに対応して波形生成メモリ21を
アクセスし、多種多様の波形をフリップフロップ23か
らリアルタイムで発生させることができる。
【0021】今仮に、タイミングクロック発生器13か
ら発生する位相の相違するクロックパルスの数を3つと
し、波形生成メモリ21から読出されるデータの単位を
6ビット(各位相のクロックパルスに応じて立上がり側
3ビット,立下がり側3ビット)とする。このような条
件の下においてフリップフロップ23における発生パタ
ーン波形と発生波形モードとの関係について、図2
(a),(b)に従って説明する。
【0022】図2(a)は、発生波形パターンをRZに
変換する場合を示すものであって、発生すべき元のデー
タパターンが(イ)に示すものである。そしてタイミン
グクロック発生器13から発生する3つのクロックパル
スが(ロ),(ハ),(ニ)のACLK ,BCLK ,CCLK
の3つのクロックパルスであり、(ホ)に示すのがデー
タパターン(イ)に対するRZ波形である。(ヘ)に示
すのが波形生成メモリ21のパターン発生器からの信号
によりアクセスされたアドレスに記憶されている6ビッ
トのデータである。そして、(ト)に示す第7桁目の信
号が先のデータDi の信号に相当し、波形ホールド信号
レジスタ24に加えられる。これは、現在、“0”(=
“L”)となっている。波形ホールド信号レジスタ24
は、パターン発生器12からのデータDi によりテスト
サイクルごとに“0”あるいは“1”に設定でき、これ
が“0”に設定されているときには、Qバー出力は
“1”(=“H”)となっている。したがって、先に述
べたように、各ANDゲートは、この出力が無関係な2
入力ゲートとなっている。
【0023】このタイミングチャートで明らかなよう
に、(イ)のパターンデータが“1”のときに、これに
対応するRZパルス信号を発生させるには、BCLK を立
上がりタイミングとし、CCLK を立下がりタイミングと
して波形を発生させればよいことが分かる。また、パタ
ーンデータが“0”のときには、3つのクロックパルス
を選択しなければよい。これは、(ヘ)に示す(100
010)と(000000)の6ビットのデータにな
る。
【0024】なお、(100010)では、その下位の
第2ビット目のQ1 出力と最上位ビットのQ5 の出力が
“1”となっていて、これにより前記の各クロックがそ
れぞれ選択される。言い換えれば、ここでは、波形生成
メモリ21に記憶される6ビットのデータのうちので2
0 ,21 ,22 の各桁位置のビットがそれぞれACLK,
BCLK ,CCLK の立上がりタイミングビットに割り当て
られていて、これらに対応するビットが“1”にセット
されたときにタイミングパルス発生回路22から立上が
りパルス信号(TR )が発生し、対応するビットが
“0”になっているときには立上がりパルス信号が発生
しない。同様に6ビットのデータのうちので23 ,2
4 ,25 の各桁位置のビットがそれぞれACLK ,BCLK
,CCLK の立下がりタイミングビットに割り当てられ
ている。そして、これらに対応するビットが“1”にセ
ットされたときにタイミングパルス発生回路22から立
下がりパルス信号(TF )が発生し、対応するビットが
“0”になっているときには立下がりパルス信号が発生
しないことになる。
【0025】このようにデータの各ビット位置をクロッ
クパルスに対応させて割り当てた場合には、図2(a)
の(ヘ)に示すデータ(100010)が波形生成メモ
リ21の特定のアドレスに記憶されていれば、そのアド
レスをアクセスすることでパターンデータ“1”に対応
する同図(ホ)に示すRZの波形を発生させることがで
きる。また、データ(000000)が波形生成メモリ
21の他の特定のアドレスに記憶されていれば、そのア
ドレスをアクセスすることでパターンデータ“0”に対
応する同図(ホ)に示すRZの波形を発生させることが
できる。
【0026】図2(b)に示すものは、リアルタイムモ
ードにおいて、いわゆるRTWC(リアルタイム波形コ
ントロール)の波形を発生する場合であって、前記と同
様に、データパターンが(イ)に示すものであり、タイ
ミングクロック発生器13から発生する3つのクロック
パルスが(ロ),(ハ),(ニ)のACLK ,BCLK ,C
CLK であり、(ホ)に示すのがデータパターン(イ)に
対するRTWCの波形である。そして、(ヘ)に示すの
が波形生成メモリ21の6ビットのデータである。な
お、(イ)における“N”は、それぞれ特定測定状態で
の“0”データパターンを、“P”は、特定測定状態で
の“1”データパターンを意味していて、RTWCモー
ドとして、このようなデータパターン“0”,“1”に
応じてリアルタイムで異なる形態の波形を続いて発生さ
せることができる。なお、(ト)のデータDi は、
“0”(=“L”)になっている。
【0027】図3に示すものは、例えば、あるピンの波
形について(ト)に示すデータDiが(b)の第4番目
のデータに対応して“1”(=“H”)になった場合の
例である。このときには、波形ホールド信号レジスタ2
4に“1”が設定され、Qバー出力が“0”(=
“L”)となり、各ANDゲートは、その出力ですべて
閉じられる。以後、パターン発生器12からのデータが
“0”とならない限り、言い換えれば、波形ホールド解
除とならない限り、ANDゲートは閉じたままとなる。
なお、データDi を“1”にするのは、パターン発生器
12の内部で特定のアドレスをアクセスすることで可能
である。
【0028】その結果、図2の(b)の(ホ)の波形
は、図3のように発生パターンにかかわらず、このピン
では、第3番目の波形生成データのままの波形を維持し
つづける。次にパターン発生器12からのデータDi
“0”となり、波形ホールド信号レジスタ24に“0”
が設定されたとき、言い換えれば、波形ホールド解除と
なったときに、ANDゲートは再び開き、タイミングパ
ルス発生回路22から立上がりパルス信号(TR )、立
下がりパルス信号(TF )に応じた波形がフリップフロ
ップ23から発生する。
【0029】このようにすれば、必要なときに、前のテ
ストサイクルの波形状態を維持したまま、次のテストサ
イクルに移行することができる。別のテストプログラム
をロードして1つ前の波形印加状態から引継いて次のテ
ストを行うことができる。さらに、ある入力ピンについ
ては、特定の波形状態を維持したまま他の入力ピンに種
々の波形を加えてテストすることが可能になる。
【0030】ここで、例えば、前記の図2(a),
(b)のデータ(ヘ)と図3のデータ(ヘ)をメモリの
異なるアドレス領域に記憶し、パターンデータのうち波
形生成メモリ21をアクセスする際の上位の桁のアドレ
ス情報を“1”か、“0”かに切り換えることで求める
波形を発生させることができる。
【0031】以上、説明してきたが、実施例では、信号
を正論理で取り扱っているが、これは、負論理であって
もよく、タイミングパルス発生回路は、データとクロッ
クパルスが有効となる論理積条件ならば正負どちらで
も、また、これらが混合されていてもよい。したがっ
て、その論理回路は種々の形態を採ることができる。ま
た、実施例では、タイミングパルス発生回路の立上がり
パルス信号をフリップフロップのセット端子に、立下が
りパルス信号をフリップフロップのリセット端子に入力
しているが、これは逆に入力するようにすることもで
き、これにより反転した波形を発生させてもよい。な
お、フリップフロップは、これに限らず、波形発生回路
一般のものを使用できる。また、波形生成メモリはレジ
スタで構成されるものを含むことはもちろんである。
【0032】実施例では、DUTに対する印加パターン
を中心に説明しているが、これは、期待値を発生する場
合にも同様に適用できることはもちろんである。また、
パターン発生器で発生するパターンデータには、その内
部に設けられたアドレス発生器による各種のアドレスデ
ータ、データ発生器による出力波形に関するデータ、ピ
ン接続の制限に関するデータ、アドレススクランブルデ
ータなど、各種のデータが含まれることはもちろんであ
る。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から理解できるよに、この発
明にあっては、パターン発生器のパターン情報の1つに
発生波形ホールド有無を示す制御信号を加えておき、こ
の制御信号をタイミングパルス発生回路で受けて、第1
のパルス信号及び第2のパルス信号を停止するようにし
ているので、波形発生回路が現在の波形発生状態を維持
することができる。その結果、種々の波形状態をそれぞ
れのピン対応に簡単に設定でき、それが維持され、ある
いは現在の波形を維持したままに次のテストを継続する
ことが可能になる。また、種々の機能テストが可能にな
り、かつ、パターン発生器のメモリ容量を増加させずに
済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、この発明のICテスタの一実施例の
ブロック図である。
【図2】 図2は、その波形発生動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図3】 図3は、発生波形ホールド制御についてのタ
イミングチャートである。
【符号の説明】 12…パターン発生器、6,6a,6b,6c…ドライ
ブ回路、10…CPU、11…インタフェース、13…
タイミングクロック発生器、17…波形発生器、17
a,17b,17c…波形フォーマッタ、18…ピンエ
レクトロニクス、19…被検査デバイス(DUT)、2
0…テスト電圧発生回路、21…波形生成メモリ、22
…タイミングパルス発生回路、24…波形ホールド信号
レジスタ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テストパターンデータとともに発生波形ホ
    ールド有無のビット信号を発生するパターン発生器と、テストレート信号および 位相が相違する複数のクロック
    パルスを所定の周期でそれぞれ発生するタイミングクロ
    ック発生器と、 前記複数のクロックパルスのそれぞれの位相に対応して
    それぞれ割り当てられた発生波形の立上がりに対応する
    複数のビット及び発生波形の立下がりに対応する複数の
    ビットを有するデータを記憶し、前記パターンデータの
    少なくとも一部でアクセスされる波形生成メモリと、前記テストレート信号を受けて前記ビット信号を記憶す
    るレジスタと、 前記データの複数のビットのそれぞれをゲート信号とし
    て前記波形生成メモリから受け前記各位相のクロックパ
    ルスの中から特定のクロックパルスを発生波形の立上が
    り及び立下がりのそれぞれに対応して得てこれらに対応
    して第1のパルス信号及び第2のパルス信号をそれぞれ
    発生し、前記レジスタに記憶されたビット信号を受けて
    これが発生波形ホールド有の状態を示すときに第1のパ
    ルス信号及び第2のパルス信号の発生を停止するタイミ
    ングパルス発生回路と、 第1のパルス信号に応じて発生波形を立上げ又は立下
    げ、かつ第2のパルス信号に応じて発生波形を立下げ又
    は立上げて出力する波形発生回路とを備えるICテス
    タ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0575287U (ja) * 1992-03-17 1993-10-15 株式会社小松製作所 重量物リフト機械

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0575287U (ja) * 1992-03-17 1993-10-15 株式会社小松製作所 重量物リフト機械

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JPH05312914A (ja) 1993-11-26

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