JP3328160B2 - 論理集積回路のテスト装置 - Google Patents
論理集積回路のテスト装置Info
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Description
路に関し、特に該大規模論理集積回路のスキャンパスを
用いたテスト装置に関する。
は、組合せ回路に比べてテストが困難であるため、従来
から種々のテスト容易化設計を盛り込んだ論理設計が行
われている。その中でも、順序回路中のF/F(フリッ
プフロップ)に対して、外部端子から直接にデータを印
加または観測を可能にするスキャンパス回路は、広く用
いられている。
クロック)で動作可能な大規模集積回路に関してスキャ
ンパスを設計する際は、通常、スキャンクロックを1つ
にまとめるような付加回路を追加する方法を採ってい
る。
できない場合は、複数のクロックのうち一番動作させる
F/F数が多いクロックや、あるいは故障検出しにくい
F/Fを動作させるクロックに対してテスト容易化のた
めのスキャンパスを設計するといった制約が課されてし
まう。
ロックを扱えるスキャンパスにおいてクロックスキュー
の問題がなく、全てのクロック信号のテストが可能な論
理集積回路に関して記載されている。当該論理回路では
スキャンテストにおいて通常論理動作で使用するクロッ
クとは別に、専用のテストクロックとラッチ回路を組み
合わせて多相クロックを有した論理集積回路をテストす
るというものである。
ている論理集積回路をスキャンパスを利用してテストす
る際、クロックスキューの調整やホールド保証を容易に
するために、上述したように専用の付加回路を追加して
対処する方式が提案されているが、この方式によれば、
専用の付加回路の遅延オーバーへッドや面積オーバーへ
ッドに対する設計負担が大きく、高速動作を要求する論
理回路については採用が困難であるといった問題があ
る。
ーバーヘッド及び面積オーバーヘッドが減少された状態
で容易に行うことができる論理集積回路のテスト装置を
提供することにある。
び第2のフリップフロップ(5及び4)を有する論理集
積回路のテストを行うテスト装置において、前記論理集
積回路に設けられ、第1及び第2のクロック入力ピン
(CLK1及びCLK2)と、前記論理集積回路に設け
られ、ノ一マル動作モードでは前記第1及び前記第2の
クロック入力ピンを前記第1及び前記第2のフリップフ
ロップのクロック入力端子にそれぞれ接続し、テスト動
作モードでは前記第1のクロック入力ピンを前記第1及
び前記第2のフリップフロップのクロック入力端子に接
続するクロック入力ピン切替回路(1及びSMC)と、
ノ一マル動作モードでは前記第1及び前記第2のクロッ
ク入力ピンに互に位相の異なる第1及び第2のクロック
パルスをそれぞれ供給し、テスト動作モードでは前記第
1のクロック入力ピンにスキャン用クロックパルス列を
供給するテスト手段と、前記論理集積回路に設けられ、
テスト動作モードにおいて前記第1及び前記第2のフリ
ップフロップの前記クロック入力端子に供給される前記
スキャン用クロックパルス列で前記第1及び前記第2の
フリップフロップにデータのスキャン動作を行わせるス
キャンパス回路(SIN〜SOT)とを有し、前記テス
ト手段は、第1のテストサイクルにおいて前記テスト動
作モードとして前記第1のクロック入力ピンに前記スキ
ャン用クロックパルス列を供給し、これによって前記第
1及び前記第2のフリップフロップの前記クロック入力
端子に前記スキャン用クロックパルス列を供給すると共
に、前記スキャン用クロックパルス列で前記第1及び前
記第2のフリップフロップにデータをスキャンインすべ
く前記スキャンパス回路を制御する第1のテスト手段
と、前記第1のテストサイクルに続く第2のテストサイ
クルにおいては前記ノーマル動作モードとして、前記第
1のクロック入力ピンに前記第2のテストサイクルの期
間よりも短いパルス幅を有する前記第1のクロックパル
スを供給し、これによって前記第1のフリップフロップ
の前記クロック入力端子に前記第1のクロックパルスを
供給すると共に、前記第2のテストサイクル内におい
て、前記第1のクロックパルスに続いて、前記第2のク
ロック入力ピンに前記第2のテストサイクルの期間より
も短いパルス幅を有する前記第2のクロックパルスを供
給し、これによって前記第2のフリップフロップの前記
クロック入力端子に前記第2のクロックパルスを供給す
る第2のテスト手段と、前記第2のテストサイクルに続
く第3のテストサイクルにおいては前記テスト動作モー
ドとして前記第1のクロック入力ピンに前記スキャン用
クロックパルス列を供給し、これによって前記第1及び
前記第2のフリップフロップの前記クロック入力端子に
前記スキャン用クロックパルス列を供給すると共に、前
記スキャン用クロックパルス列で前記第1及び前記第2
のフリップフロップのデータをスキャンアウトすべく前
記スキャンパス回路を制御する第3のテスト手段とを有
し、前記第1、前記第2、及び前記第3のテスト手段の
順次動作を、前記論理集積回路内の故障が見つかるまで
繰り返すことを特徴とする論理集積回路のテスト装置が
得られる。なお、前記テスト手段は、第1のテストサイ
クルにおいて前記テスト動作モードとして前記第1のク
ロック入力ピンに前記スキャン用クロックパルス列を供
給し、これによって前記第1及び前記第2のフリップフ
ロップの前記クロック入力端子に前記スキャン用クロッ
クパルス列を供給すると共に、前記スキャン用クロック
パルス列で前記第1及び前記第2のフリップフロップに
データをスキャンインすべく前記スキャンパス回路を制
御する第1のテスト手段と、前記第1のテストサイクル
に続く第2のテストサイクルにおいては前記ノーマル動
作モードとして、前記第1のクロック入力ピンに前記第
2のテストサイクルの期間よりも短いパルス幅を有する
前記第1のクロックパルスを供給し、これによって前記
第1のフリップフロップの前記クロック入力端子に前記
第1のクロックパルスを供給すると共に、前記第2のテ
ストサイクルに続く第3のテストサイクルにおいても前
記ノーマル動作モードとして、前記第2のクロック入力
ピンに前記第3のテストサイクルの期間よりも短いパル
ス幅を有する前記第2のクロックパルスを供給し、これ
によって前記第2のフリップフロップの前記クロック入
力端子に前記第2のクロックパルスを供給する第2のテ
スト手段と、前記第3のテストサイクルに続く第4のテ
ストサイクルにおいては前記テスト動作モードとして前
記第1のクロック入力ピンに前記スキャン用クロックパ
ルス列を供給し、これによって前記第1及び前記第2の
フリップフロップの前記クロック入力端子に前記スキャ
ン用クロックパルス列を供給すると共に、前記スキャン
用クロックパルス列で前記第1及び前記第2のフリップ
フロップのデータをスキャンアウトすべく前記スキャン
パス回路を制御する第3のテスト手段とを有するもので
あっても良い。また、前記テスト手段は、第1のテスト
サイクルにおいて前記テスト動作モードとして前記第1
のクロック入力ピンに前記スキャン用クロックパルス列
を供給し、これによって前記第1及び前記第2のフリッ
プフロップの前記クロック入力端子に前記スキャン用ク
ロックパルス列を供給すると共に、前記スキャン用クロ
ックパルス列で前記第1及び前記第2のフリップフロッ
プにデータをスキャンインすべく前記スキャンパス回路
を制御する第1のテスト手段と、前記第1のテストサイ
クルに続く第2のテストサイクルにおいては前記ノーマ
ル動作モードとして、前記第1のクロック入力ピンに前
記第2のテストサイクルの期間よりも短いパルス幅を有
する前記第1のクロックパルスを供給し、これによって
前記第1のフリップフロップの前記クロック入力端子に
前記第1のクロックパルスを供給すると共に、前記第2
のテストサイクルに続く第3のテストサイクルにおいて
は前記ノーマル動作モードとして、前記第2のクロック
入力ピンに前記第3のテストサイクルの期間に等しいパ
ルス幅を有する前記第2のクロックパルスを供給し、こ
れによって前記第2のフリップフロップの前記クロック
入力端子に前記第2のクロックパルスを供給する第2の
テスト手段と、前記第3のテストサイクルに続く第4の
テストサイクルにおいては前記テスト動作モードとして
前記第1のクロック入力ピンに前記スキャン用クロック
パルス列を供給し、これによって前記第1及び前記第2
のフリップフロップの前記クロック入力端子に前記スキ
ャン用クロックパルス列を供給すると共に、前記スキャ
ン用クロックパルス列で前記第1及び前記第2のフリッ
プフロップのデータをスキャンアウトすべく前記スキャ
ンパス回路を制御する第3のテスト手段とを有するもの
であっても良い。
を参照して説明する。
路のテスト装置を説明するための図である。このテスト
装置は、第1及び第2のF/F(フリップフロップ)5
及び4を有すると共に他のF/F3、7、及び6を有す
る論理集積回路8のテストを行う。論理集積回路8は、
典型的には、大規模集積回路(LSI)である。
られた、第1、第2、及び第3のクロック入力ピンCL
K1、CLK2、及びCLK3と、動作モード入力ピン
SMCと、データ入力ピンSINと、データ出力ピンS
OTと、セレクタ回路1及び2と、この論理集積回路8
に組合されて使用されるテスト機(図示せず)を有す
る。このテスト機は、典型的には、LSIテスタであ
る。
作モードとする場合、論理“0”レベル信号を動作モー
ド入力ピンSMCに供給し、論理集積回路8をテスト動
作モードとする場合、論理“1”レベル信号を動作モー
ド入力ピンSMCに供給する。
で第1のF/F5のクロック入力端子に接続されてい
る。
MCが論理“0”レベル信号を供給されているノ一マル
動作モードでは、第2のクロック入力ピンCLK2を第
2のF/F4のクロック入力端子と、F/F3のクロッ
ク入力端子とに接続し、動作モード入力ピンSMCが論
理“1”レベル信号を供給されているテスト動作モード
では、第1のクロック入力ピンCLK1を第2のF/F
4のクロック入力端子と、F/F3のクロック入力端子
とに接続する。
MCが論理“0”レベル信号を供給されているノ一マル
動作モードでは、第3のクロック入力ピンCLK3をF
/F7及び6のクロック入力端子に接続し、動作モード
入力ピンSMCが論理“1”レベル信号を供給されてい
るテスト動作モードでは、第1のクロック入力ピンCL
K1をF/F7及び6のクロック入力端子に接続する。
作モードとする場合、動作モード入力ピンSMCに上述
したように論理“0”レベル信号を供給すると共に、第
1、第2、及び第3のクロック入力ピンCLK1、CL
K2、及びCLK3に互に位相の異なる第1、第2、及
び第3のクロックパルス(後述する)をそれぞれ供給す
る。
動作モードとする場合、動作モード入力ピンSMCに上
述したように論理“1”レベル信号を供給すると共に、
第1のクロック入力ピンCLK1にスキャン用クロック
パルス列(後述する)を供給する。
SINとF/F7との間の接続と、F/F7及び6の間
の接続と、F/F6及び5の間の接続と、F/F5及び
4の間の接続と、F/F4及び3の間の接続と、F/F
3とデータ出力ピンSOTとの間の接続と、データ出力
ピンSOTとは、テスト動作モードにおいてF/F7〜
3のクロック入力端子に供給される前記スキャン用クロ
ックパルス列でF/F7〜3にデータのスキャン動作を
行わせるスキャンパス回路を構成している。
動作モードになると、第1のクロック入力ピンCLK1
に供給されるスキャン用クロックパルス列で全てのF/
F7〜3が動作することになり、データ入力ピンSIN
からF/F7、F/F6、F/F5、F/F4、F/F
3とデータをシフトさせてデータ出力ピンSOTでシス
トされたデータを観測できるスキャンパス回路が構成さ
れている。
のテスト機の動作について説明する。
に最初にスキャン動作時と表示されているサイクル)に
おいて動作モード入力ピンSMCに論理“1”レベル信
号を供給してテスト動作モードとして、第1のクロック
入力ピンCLK1に図示のとおりのスキャン用クロック
パルス列を供給し、これによってF/F7〜3のクロッ
ク入力端子にスキャン用クロックパルス列を供給すると
共に、スキャン用クロックパルス列でF/F7〜3にデ
ータをセット(即ちスキャンイン)すべく前記スキャン
パス回路を制御する第1のテスト機能を有する。
クルに続く第2のテストサイクル(図2にノーマル動作
時と表示されているサイクル)においては動作モード入
力ピンSMCに論理“0”レベル信号を供給してノーマ
ル動作モードとして、第1のクロック入力ピンCLK1
に第2のテストサイクルの期間よりも短いパルス幅を有
する第1のクロックパルスを供給し、これによってF/
F5のクロック入力端子にこの第1のクロックパルスを
供給し、次に前記第2のテストサイクル内において、前
記第1のクロックパルスに続いて、第2のクロック入力
ピンCLK2に第2のテストサイクルの期間よりも短い
パルス幅を有する第2のクロックパルスを供給し、これ
によってF/F4及び3のクロック入力端子にこの第2
のクロックパルスを供給し、最後に前記第2のテストサ
イクル内において、前記第2のクロックパルスに続い
て、第3のクロック入力ピンCLK3に第2のテストサ
イクルの期間よりも短いパルス幅を有する第3のクロッ
クパルスを供給し、これによってF/F7及び6のクロ
ック入力端子にこの第3のクロックパルスを供給する第
2のテスト機能を有する。
第1、第2、及び第3のクロックパルスの第1、第2、
及び第3のクロック入力ピンCLK1、CLK2、及び
CLK3への印加のタイミングは、図2の下方に図示し
たように、テスト機を制御するテストプログラム(PR
OG)に詳細に規定する必要がある。例えば、第2のテ
ストサイクルにおける第1のクロック入力ピンCLK1
への第1のクロックパルスの印加タイミングは、10n
sで“1”に変化させて20nsで“0”に戻すような
タイミングとして、テスタプログラムに規定する。さら
に、第2のテストサイクルにおける第2のクロック入力
ピンCLK2への第2のクロックパルスの印加タイミン
グは、30nsで“1”に変化させて40nsで“0”
に戻すようなタイミングとして、テスタプログラムに規
定する。また第2のテストサイクルにおける第3のクロ
ック入力ピンCLK3への第3のクロックパルスの印加
タイミングは、50nsで“1”に変化させて60ns
で“0”に戻すようなタイミングとして、テスタプログ
ラムに規定する。このタイミングを規定する際にテスタ
ピン間のスキューを考慮することで多相クロックのテス
トが実現できる。
イクルに続く第3のテストサイクル(図2に最後にスキ
ャン動作時と表示されているサイクル)において動作モ
ード入力ピンSMCに論理“1”レベル信号を供給して
テスト動作モードとして、第1のクロック入力ピンCL
K1に図示のとおりのスキャン用クロックパルス列を供
給し、これによってF/F7〜3のクロック入力端子に
スキャン用クロックパルス列を供給すると共に、スキャ
ン用クロックパルス列でF/F7〜3のデータをスキャ
ンアウトすべく前記スキャンパス回路を制御する第3の
テスト機能を有する。このようにSCMを論理“1”レ
ベル信号としてテスト動作モードにしてF/F7〜3の
各々のデータ値を順番に引き出すことによってスキャン
パスを用いたテストを実現する。
のテスト機能の順次動作を、論理集積回路8内の故障が
見つかるまで繰り返す。
際に、異なる3つのクロックパルスに関してテスト機の
ピン間スキユーを考慮して印加するタイミングを規定す
ることで多相クロックを有するLSIテストが可能にな
る。
のテスト機の別の動作について説明する。この別の動作
は、以下の点を除けば図2の動作と同じである。
トサイクルに続く第2のテストサイクル(図3に最初に
ノーマル動作時と表示されているサイクル)においては
動作モード入力ピンSMCに論理“0”レベル信号を供
給してノーマル動作モードとして、第1のクロック入力
ピンCLK1に第2のテストサイクルの期間よりも短い
パルス幅を有する第1のクロックパルスを供給し、これ
によってF/F5のクロック入力端子にこの第1のクロ
ックパルスを供給し、次に前記第2のテストサイクルに
続く第3のテストサイクル(図3に2番目にノーマル動
作時と表示されているサイクル)においても、動作モー
ド入力ピンSMCに論理“0”レベル信号を供給してノ
ーマル動作モードとして、第2のクロック入力ピンCL
K2に第3のテストサイクルの期間よりも短いパルス幅
を有する第2のクロックパルスを供給し、これによって
F/F4及び3のクロック入力端子にこの第2のクロッ
クパルスを供給し、最後に前記第3のテストサイクルに
続く第4のテストサイクル(図3に最後にノーマル動作
時と表示されているサイクル)においても、第3のクロ
ック入力ピンCLK3に第4のテストサイクルの期間よ
りも短いパルス幅を有する第3のクロックパルスを供給
し、これによってF/F7及び6のクロック入力端子に
この第3のクロックパルスを供給する第2のテスト機能
を有する。
クルにおける、第1、第2、及び第3のクロックパルス
の第1、第2、及び第3のクロック入力ピンCLK1、
CLK2、及びCLK3への印加のタイミングは、図3
の下方に図示したように、全て、10nsで“1”に変
化させて20nsで“0”に戻すようなタイミングとし
て、テスタプログラム(PROG)に規定しておけば良
い。というのは、それぞれのクロックパルス印加が別の
テストサイクルで行われることにより、クロックパルス
の印加タイミングをテストサイクルで区別することでき
るからである。このため、テスタでのスキュー調整が不
要になるというメリットがある。また、図2の場合では
クロックパルス印加順は初めに規定した順番に固定され
るに対して、図3の場合はクロックパルス印加順が任意
になるため、故障検出に有利なクロックパルスを印加す
ることが可能になる。
イクルに続く第5のテストサイクル(図3に最後にスキ
ャン動作時と表示されているサイクル)において動作モ
ード入力ピンSMCに論理“1”レベル信号を供給して
テスト動作モードとして、第1のクロック入力ピンCL
K1に図示のとおりのスキャン用クロックパルス列を供
給し、これによってF/F7〜3のクロック入力端子に
スキャン用クロックパルス列を供給すると共に、スキャ
ン用クロックパルス列でF/F7〜3のデータをスキャ
ンアウトすべく前記スキャンパス回路を制御する第3の
テスト機能を有する。
のテスト機の更に別の動作について説明する。この更に
別の動作は、以下の点を除けば図3の動作と同じであ
る。
トサイクルに続く第2のテストサイクル(図4に最初に
ノーマル動作時と表示されているサイクル)においては
動作モード入力ピンSMCに論理“0”レベル信号を供
給してノーマル動作モードとして、第1のクロック入力
ピンCLK1に第2のテストサイクルの期間よりも短い
パルス幅を有する第1のクロックパルスを供給し、これ
によってF/F5のクロック入力端子にこの第1のクロ
ックパルスを供給し、次に前記第2のテストサイクルに
続く第3のテストサイクル(図4に2番目にノーマル動
作時と表示されているサイクル)においては、動作モー
ド入力ピンSMCに論理“0”レベル信号を供給してノ
ーマル動作モードとして、第2のクロック入力ピンCL
K2に第3のテストサイクルの期間に等しいパルス幅を
有する第2のクロックパルスを供給し、これによってF
/F4及び3のクロック入力端子にこの第2のクロック
パルスを供給し、最後に前記第3のテストサイクルに続
く第4のテストサイクル(図4に最後にノーマル動作時
と表示されているサイクル)においても、第3のクロッ
ク入力ピンCLK3に第4のテストサイクルの期間に等
しいパルス幅を有する第3のクロックパルスを供給し、
これによってF/F7及び6のクロック入力端子にこの
第3のクロックパルスを供給する第2のテスト機能を有
する。
サイクルにおける第2及び第3のクロック入力ピンCL
K2及びCLK3への第2及び第3のクロックパルスの
印加を、第1及び第5のテストサイクルにおける動作モ
ード入力ピンSMCへの論理“1”レベル信号の印加と
同様に、前記第3及び前記第4のテストサイクル期間に
渡って行うことにより、テスト機のテストプログラム
(PROG)に規定するクロックパルスとしては、図4
の下方に示すように、第2のテストサイクルにおける第
1のクロック入力ピンCLK1への第1のクロックパル
スのみとして、CLK2及びCLK3へのクロックパル
スは通常の信号と同様に扱うことによりこれらのクロッ
クパルスの印加タイミングを規定することが不要にな
り、テストプログラムを単一クロックパルスのスキャン
テスト時のプログラムと共有できるといったメリットが
ある。
論理集積回路においてクロック印加方法とタイミングを
考慮することにより容易にテストできる。
ストを遅延オーバーヘッド及び面積オーバーヘッドが減
少された状態で容易に行うことができる論理集積回路の
テスト装置が得られる。また、それぞれのクロックパル
ス印加が別のテストサイクルで行われることにより、各
クロックパルスの印加のためのピン間スキューを考慮し
たスキュー調整が不要となる。すなわち、各クロックパ
ルスのテストサイクルにおける印加タイミングを全て同
じタイミングに設定しても、各クロックパルスそれぞれ
は異なるテストサイクルで印加されるため、各クロック
パルスが重なることなく確実に印加される。さらには、
クロックパルスの印加順を変化させる場合にも、ピン間
スキューを考慮したスキュー調整を行うことなく印加順
を任意に選択できるという効果もある。また、第3以降
のテストサイクルにおいて、第1のクロックパルス以外
のクロックパルスをテストサイクルの期間に等しいパル
ス幅を有するクロックパルスとして供給することで、第
1のクロックパルス以外のクロックパルスを通常の信号
と同様に扱うことができる。このため、第1のクロック
パルス以外のクロックパルスについては、その印加タイ
ミングを規定すること自体が不要になり、テストプログ
ラムを単一クロックパルスのスキャンテスト時のプログ
ラムと共有することができる。
装置を説明するための図である。
装置におけるテスト機の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
装置におけるテスト機の別の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
装置におけるテスト機の更に別の動作を説明するための
タイミングチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 第1及び第2のフリップフロップを有す
る論理集積回路のテストを行うテスト装置において、 前記論理集積回路に設けられ、第1及び第2のクロック
入力ピンと、 前記論理集積回路に設けられ、ノ一マル動作モードでは
前記第1及び前記第2のクロック入力ピンを前記第1及
び前記第2のフリップフロップのクロック入力端子にそ
れぞれ接続し、テスト動作モードでは前記第1のクロッ
ク入力ピンを前記第1及び前記第2のフリップフロップ
のクロック入力端子に接続するクロック入力ピン切替回
路と、 ノ一マル動作モードでは前記第1及び前記第2のクロッ
ク入力ピンに互に位相の異なる第1及び第2のクロック
パルスをそれぞれ供給し、テスト動作モードでは前記第
1のクロック入力ピンにスキャン用クロックパルス列を
供給するテスト手段と、 前記論理集積回路に設けられ、テスト動作モードにおい
て前記第1及び前記第2のフリップフロップの前記クロ
ック入力端子に供給される前記スキャン用クロックパル
ス列で前記第1及び前記第2のフリップフロップにデー
タのスキャン動作を行わせるスキャンパス回路とを有
し、 前記テスト手段は、 第1のテストサイクルにおいて前記テスト動作モードと
して前記第1のクロック入力ピンに前記スキャン用クロ
ックパルス列を供給し、これによって前記第1及び前記
第2のフリップフロップの前記クロック入力端子に前記
スキャン用クロックパルス列を供給すると共に、前記ス
キャン用クロックパルス列で前記第1及び前記第2のフ
リップフロップにデータをスキャンインすべく前記スキ
ャンパス回路を制御する第1のテスト手段と、 前記第1のテストサイクルに続く第2のテストサイクル
においては前記ノーマル動作モードとして、前記第1の
クロック入力ピンに前記第2のテストサイクルの期間よ
りも短いパルス幅を有する前記第1のクロックパルスを
供給し、これによって前記第1のフリップフロップの前
記クロック入力端子に前記第1のクロックパルスを供給
すると共に、前記第2のテストサイクルに続く第3のテ
ストサイクルにおいても前記ノーマル動作モードとし
て、前記第2のクロック入力ピンに前記第3のテストサ
イクルの期間よりも短いパルス幅を有する前記第2のク
ロックパルスを供給し、これによって前記第2のフリッ
プフロップの前記クロック入力端子に前記第2のクロッ
クパルスを供給する第2のテスト手段と、 前記第3のテストサイクルに続く第4のテストサイクル
においては前記テスト動作モードとして前記第1のクロ
ック入力ピンに前記スキャン用クロックパルス列を供給
し、これによって前記第1及び前記第2のフリップフロ
ップの前記クロック入力端子に前記スキャン用クロック
パルス列を供給すると共に、前記スキャン用クロックパ
ルス列で前記第1及び前記第2のフリップフロップのデ
ータをスキャンアウトすべく前記スキャンパス回路を制
御する第3のテスト手段とを有し、前記第1、前記第2、及び前記第3のテスト手段の順次
動作を繰り返すことを特徴とする論理集積回路のテスト
装置。 - 【請求項2】 第1及び第2のフリップフロップを有す
る論理集積回路のテストを行うテスト装置において、 前記論理集積回路に設けられ、第1及び第2のクロック
入力ピンと、 前記論理集積回路に設けられ、ノ一マル動作モードでは
前記第1及び前記第2のクロック入力ピンを前記第1及
び前記第2のフリップフロップのクロック入力端子にそ
れぞれ接続し、テスト動作モードでは前記第1のクロッ
ク入力ピンを前記第1及び前記第2のフリップフロップ
のクロック入力端子に接続するクロック入力ピン切替回
路と、 ノ一マル動作モードでは前記第1及び前記第2のクロッ
ク入力ピンに互に位相の異なる第1及び第2のクロック
パルスをそれぞれ供給し、テスト動作モードでは前記第
1のクロック入力ピンにスキャン用クロックパルス列を
供給するテスト手段と、 前記論理集積回路に設けられ、テスト動作モードにおい
て前記第1及び前記第2のフリップフロップの前記クロ
ック入力端子に供給される前記スキャン用クロックパル
ス列で前記第1及び前記第2のフリップフロップにデー
タのスキャン動作を行わせるスキャンパス回路とを有
し、 前記テスト手段は、 第1のテストサイクルにおいて前記テスト動作モードと
して前記第1のクロック入力ピンに前記スキャン用クロ
ックパルス列を供給し、これによって前記第1及び前記
第2のフリップフロップの前記クロック入力端子に前記
スキャン用クロックパルス列を供給すると共に、前記ス
キャン用クロックパルス列で前記第1及び前記第2のフ
リップフロップにデータをスキャンインすべく前記スキ
ャンパス回路を制御する第1のテスト手段と、 前記第1のテストサイクルに続く第2のテストサイクル
においては前記ノーマル動作モードとして、前記第1の
クロック入力ピンに前記第2のテストサイクルの期間よ
りも短いパルス幅を有する前記第1のクロックパルスを
供給し、これによって前記第1のフリップフロップの前
記クロック入力端子に前記第1のクロックパルスを供給
すると共に、前記第2のテストサイクルに続く第3のテ
ストサイクルにおいては前記ノーマル動作モードとし
て、前記第2のクロック入力ピンに前記第3のテストサ
イクルの期間に等しいパルス幅を有する前記第2のクロ
ックパルスを供給し、これによって前記第2のフリップ
フロップの前記クロック入力端子に前記第2のクロック
パルスを供給する第2のテスト手段と、 前記第3のテストサイクルに続く第4のテストサイクル
においては前記テスト動作モードとして前記第1のクロ
ック入力ピンに前記スキャン用クロックパルス列を供給
し、これによって前記第1及び前記第2のフリップフロ
ップの前記クロック入力端子に前記スキャン用クロック
パルス列を供給すると共に、前記スキャン用クロックパ
ルス列で前記第1及び前記第2のフリップフロップのデ
ータをスキャンアウトすべく前記スキャンパス回路を制
御する第3のテスト手段とを有し、前記第1、前記第2、及び前記第3のテスト手段の順次
動作を繰り返すことを特徴とする論理集積回路のテスト
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11815397A JP3328160B2 (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 論理集積回路のテスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11815397A JP3328160B2 (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 論理集積回路のテスト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10307167A JPH10307167A (ja) | 1998-11-17 |
JP3328160B2 true JP3328160B2 (ja) | 2002-09-24 |
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ID=14729414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11815397A Expired - Fee Related JP3328160B2 (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 論理集積回路のテスト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3328160B2 (ja) |
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JP4695373B2 (ja) * | 2004-10-05 | 2011-06-08 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | メモリテスト回路及びメモリテスト方法 |
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-
1997
- 1997-05-08 JP JP11815397A patent/JP3328160B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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