JP3101157B2 - ポリカーボネート成形材料ペレットの製造方法 - Google Patents

ポリカーボネート成形材料ペレットの製造方法

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JP3101157B2
JP3101157B2 JP06206167A JP20616794A JP3101157B2 JP 3101157 B2 JP3101157 B2 JP 3101157B2 JP 06206167 A JP06206167 A JP 06206167A JP 20616794 A JP20616794 A JP 20616794A JP 3101157 B2 JP3101157 B2 JP 3101157B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリカーボネート成形材
ペレットの押出機による製造方法に関する。詳しく
は、平均粒径,嵩密度及び粉体真比重に代表されるモル
ホロジーの制御された、成形性の良好なポリカーボネー
ト粉体を原料として押出機によりペレット化することを
特徴とするポリカーボネート成形材料ペレットの製造方
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ポリカ
ーボネートは、耐熱性,機械的強度(特に、耐衝撃
性),電気的特性,透明性などに優れ、エンジニアリン
グプラスチックスとして、各種用途に供されている。こ
のポリカーボネート樹脂を用いて成形するには、押出成
形、射出成形、溶融成形など各種成形方法が採られてい
る。このポリカーボネートを成形材料として用いるに
は、通常、ペレットあるいは粉体とすることが知られて
いるが、他のポリマーとのコンパウンド、アロイ化ある
いは各種添加剤を混合する等の用途のためには、粉体が
好適なものとされている。ポリカーボネートは、一般に
他のポリマーに比較して、溶融温度が高い。そのためポ
リカーボネート粉体を用いて成形する場合、生産性の向
上や、熱劣化を低減させるためには、より低い温度で溶
融成形でき、しかも成形時にスクリューに噛み込み易い
成形特性の優れたものが求められている。このような目
的のために、例えば、ポリマー自体を改良する方法とし
て、コモノマーを共重合させて改質した共重合体を用い
る方法、あるいは添加剤を配合することによって改良す
る等種々の方法が採られている。しかし、共重合体によ
る場合には、共重合するコモノマーが高価であったり、
また添加剤を配合する場合には、添加剤のコスト分が高
くなったりして、成形性を改良する目的のみでは、対コ
スト比が見合うものではない等の欠点がある。また、成
形機自体についても、スクリューへの押し込み装置を設
けたり、特殊なスクリューを用いるなどによって、改良
が計られているが、設備費が高価であって容易に実施で
きないなどの問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上記の点に鑑み、従来の上記問題を解消し、ポリカーボ
ネート粉体を用いて成形する場合に、成形性に優れたポ
リカーボネート成形材料を得るべく鋭意研究を重ねた。
その結果、粉体特性として、平均粒径,嵩密度,真比重
などが特定の値を示すものが、本発明の目的を達成でき
ることを見出した。本発明はかかる知見に基づいて完成
したものである。すなわち、本発明は、粘度平均分子量
が10,000〜50,000のポリカーボネート粉体から
なり、その粉体特性として、平均粒径が0.2〜5.0m
m、嵩密度が0.2〜0.6g/cc及び真比重が0.6〜1.
1g/ccであるポリカーボネート粉体を原料として押
出機によりペレット化することを特徴とするポリカーボ
ネート成形材料ペレットの製造方法を提供するものであ
る。
【0004】先ず、本発明において、ポリカーボネート
粉体(以下、PC粉体と略称することがある。)は、製
造するにあたって特定の装置や条件を必要とせず、種々
の方法で得られるものであり、特に、内部に空孔を有す
るものが好ましく用いられる。上記PC粉体は、通常、
粘度平均分子量が10,000〜50,000、好ましくは
15,000〜45,000のものである。粘度平均分子量
が10,000未満では、耐衝撃性などの機械的強度が低
下するおそれがあり好ましくない。また、50,000を
超えると、溶融粘度が高くなり、流動性が低下し、成形
加工が困難になるおそれがある。上記の好適な範囲で
は、流動性とともに、耐熱性及び耐衝撃性に充分な効果
が得られる。
【0005】前記の粘度平均分子量が10,000〜50,
000のPC粉体のうち、本発明では、その粉体特性と
して、特定の平均粒径,嵩密度,真比重を有するものが
用いられる。すなわち、本発明のPC粉体の平均粒径
は、通常、0.2〜5.0mm、好ましくは0.3〜3mmで
ある。この平均粒径が0.2mm未満では、粉体の粒径分
布にもよるが、微粉が多くなり、成形時に粉体の舞い上
がりがあって環境を悪化させるので好ましくない。ま
た、成形機ホッパー内に沈積したり、スクリュー噛み込
み部への滞留などから黒点の発生やシルバーストリーク
の発生原因となることがあり好ましくない。そして、5.
0mmを超えると、粉体の取り扱いが困難となり、ま
た、スクリューへの噛み込みが悪化することが多くなり
好ましくない。PC粉体の粒径を制御するには、各製造
方法において、その制御因子を確認し、制御する方法を
採ればよく、さらに、得られる粉体を適宜所望の大きさ
の篩いを用いて篩分けすればよい。また、粉砕による方
法も採ることができる。ただし、粉砕による方法では、
粉体の形状が均一とならないため、嵩密度が大きく低下
するおそれがあることを留意すべきである。
【0006】次に、PC粉体の嵩密度は、通常、0.2〜
0.6g/cc、好ましくは0.3〜0.55g/ccであ
る。この嵩密度0.2g/cc未満では、粉体の容積が大
きくなり、搬送及びスクリューによる粉体の処理量が著
しく低下し好ましくない。また、0.6g/ccを超える
と、粉体が充分に締まった状態になり、成形性が低下す
るおそれがある。PC粉体の嵩密度は、粉体の外形(形
状)による影響が大きく、一般的に、粉体が粒径によら
ず、相似で均一な形状をしていれば、嵩密度は大きくな
り、形状がいびつで、多様な形状していれば、嵩密度は
小さくなる。均一で好ましい粉体の形状としては、球状
(spherical),柱状(prismoidal),粒状(granular)
,立方体状(cubical)のものが挙げられ、板状(plat
y),針状(acicular) ,繊維状(fibrous)のものは好ま
しくない。
【0007】前記の形状を形成する方法としては、各種
の方法がある。すなわち、 1)均一攪拌による方法(転動造粒,コーティング造粒) 2)凝集攪拌による方法 3)圧縮造粒(プリケッティング,打錠) などがある。これに対して、破砕造粒,噴霧造粒では、
一般に嵩密度が低下するので好ましくない。上記の形状
の粉体を得るのに好ましい方法としては、予め粉体を攪
拌混合している状態にある容器内に、粉体を加熱しつつ
ポリカーボネート溶液を添加し、転動造粒を行う方法が
ある。また、上記均一攪拌の目安としては、攪拌容器内
に実質的なデッド部が無いことが望ましく、さらに、容
器内の平均滞留時間をτ、容器の粉体の循環による平均
混合時間をtとしたときに、 τ/t≧5、好ましくはτ/t≧10 となるように調節するのがよい。τ/tが5未満では、
粉体は充分な転動造粒効果が受けられず、いびつな形状
を取ることが多くなり好ましくない。
【0008】そして、PC粉体の真比重は、0.6〜1.1
g/cc、好ましくは0.6〜1.0g/ccである。この
真比重が1.1g/ccを超えると、本発明の目的とする
優れた成形特性が得られなくなるおそれがあり好ましく
ない。粉体の真比重は、粒子の内部構造によって大きく
変わってくる。すなわち、粒子内部に空隙が多くなる
と、真比重は小さくなり、空隙が少なくなると、例え
ば、ポリカーボネートの場合、最大で1.2〜1.3g/c
cとなる。ここで、粉体の真比重は、(粒状体の重量)
/(粒状体の体積)で表される値(g/cc)であっ
て、粒子の内孔を含め液体浸漬法等で測定することがで
きる。なお、測定は水等で行うと、表面張力が高く、表
面形状に起因した気泡が存在し、誤差を生じやすいた
め、一般にはヘプタンやメタノール等の有機溶剤を用い
て測定される。粉体の粒子内に適度の空隙を造る方法と
しては、例えば、 1)造粒する際、ポリカーボネートの溶液に第三成分とし
て、貧溶媒や水等を存在させる方法 2)目的とする粉体よりも微小な粉体を造り、それらを凝
集させる方法(この場合、圧縮したり、バインダーを用
いたりする。) などの方法があり、特に、貧溶媒を使用する方法が好ま
しい。貧溶媒を使用して造粒する場合、粒子内部に空隙
部が形成される原理は明確ではないが、貧溶媒の作用に
よって、微細な析出したポリマー粒子を形成し、相分離
した構造を取ることにより、空隙の多い粉体になるもの
と考えられる。粉体の真比重を制御するには、造粒方法
にもよるが、上記の好ましい貧溶媒を用いる場合、貧溶
媒を多くすることによって、真比重は低下するので、所
望する粉体に最適な量を予め検討しておくと容易に真比
重を制御することができる。一般的には、上記の方法
と、前記の造粒方法とを同時に実施することによって、
本発明の目的に沿った粉体を得ることができる。
【0009】前記粉体特性を有するPC粉体を製造する
には、特に制限はなく、各種の手法をとることができ
る。例えば、次の方法を用いて、所望する粉体を得るこ
とができる。すなわち、 ポリカーボネートの有機溶媒溶液に貧溶媒を添加し、
濃縮しつつゲル化粉砕する方法 ポリカーボネートの有機溶媒溶液に貧溶媒を添加し、
温水に投入する方法 ポリカーボネートの有機溶媒溶液に貧溶媒を添加し、
ポリカーボネート粉体の攪拌場に直接添加する方法 予めポリカーボネートの微粉体を製造し、それを圧縮
造粒する方法 予めポリカーボネートの微粉体を製造し、それを転動
造粒する方法 などが挙げられる。これらの中では、の方法が、連続
的に効率よくPC粉体を得ることができ、好ましく適用
される。
【0010】次に、本発明のポリカーボネート成形材料
ペレットの製造方法に用いられるPC粉体を得る一例と
して、PC粉体を効率よく得ることができる前記の方
法について、具体的に詳述する。この方法においては、
ポリカーボネートの有機溶媒溶液(以下、PC有機溶媒
溶液と略すことがある。)を、該有機溶媒が蒸発する雰
囲気に保持され、かつ均一に攪拌されている既製のポリ
カーボネート粒状体が存在する容器内に供給するととも
に、該ポリカーボネートに対する貧溶媒を供給し、該有
機溶媒溶液を前記ポリカーボネート粒状体と接触させな
がら有機溶媒を蒸発させることによって、内部に空隙を
有するポリカーボネート粒状体を連続的に、効率よく製
造することができる。ここで、PC有機溶媒溶液として
は、各種の方法によって調製されるものでよく、特に制
限されない。例えば、ポリカーボネートの製造におい
て、通常実施されている方法、すなわち、ジヒドロキシ
化合物とホスゲンを用いて、アルカリ存在下に界面重縮
合反応させることによって製造されるポリカーボネート
を、あるいはジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとの
エステル交換反応によって製造されるポリカーボネート
を適宜有機溶媒に溶解して得られるPC有機溶媒溶液を
用いることができる。また、上記ジヒドロキシ化合物と
ホスゲンとの界面重縮合反応過程において得られるエマ
ルジョンを水相と有機相に分離し、ポリカーボネートを
溶解した有機相をPC有機溶媒溶液として用いることも
でき、この方が効率的で好ましい。
【0011】前記界面重縮合反応あるいはエステル交換
反応において、ジヒドロキシ化合物としては、各種のも
のがある。例えば、芳香族二価フェノール類として、一
般式(I)
【0012】
【化1】
【0013】−O−,−CO−,−S−,−SO−又は
−SO2 −であり、R1 及びR2 は、それぞれ水素原
子,ハロゲン原子又は一価の炭化水素基であり、R3
びR4 は、それぞれ水素原子又は一価の炭化水素基であ
り、R5 は二価の炭化水素基である。また、m及びn
は、それぞれ1〜4の整数を示す。〕で表される化合物
が挙げられる。
【0014】このような化合物の具体例としては、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)メタン;1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)エタン;2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン(通称ビスフェノール
A);2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタ
ン;2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタ
ン;2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニル
メタン;2,2−ビス(4−ヒドロキシ−1−メチルフ
ェニル)プロパン;1,1−ビス(4−ヒドロキシ−t
−ブチルフェニル)プロパン;2,2−ビス(4−ヒド
ロキシ−3−ブロモフェニル)プロパン;2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−テトラメチルフェニル)プ
ロパン;2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−クロロフ
ェニル)プロパン;2,2−ビス(4−ヒドロキシ−
3,5−テトラクロロフェニル)プロパン;2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシ−3,5−テトラブロモフェニル)
プロパンなどのビス(ヒドロキシアリール)アルカン
類、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロペ
ンタン;1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シク
ロヘキサン;1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
−3,5,5−トリメチルシクロヘキサンなどのビス
(ヒドロキシアリール)シクロアルカン類、4,4−ジ
ヒドロキシジフェニルエーテル;4,4’−ジヒドロキ
シ−3,3’−ジメチルフェニルエーテルなどのジヒド
ロキシアリールエーテル類、4,4’−ジヒドロキシジ
フェニルスルフィド;4,4’−ジヒドロキシ−3,
3’−ジメチルジフェニルスルフィドなどのジヒドロキ
シジアリールスルフィド類、4,4’−ジヒドロキシジ
フェニルスルホキシド;4,4’−ジヒドロキシ−3,
3’−ジメチルジフェニルスルホキシドなどのジヒドロ
キシアリールスルホキシド類;4,4’−ジヒドロキシ
ジフェニルスルホン;4,4’−ジヒドロキシ−3,
3’−ジメチルジフェニルスルホンなどのジヒドロキシ
ジアリールスルホン類などが挙げられる。
【0015】また、脂肪族二価ヒドロキシ化合物として
は、各種のものがある。例えば、ブタン−1,4−ジオ
ール;2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオール;
ヘキサン−1,6−ジオール;ジエチレングリコール;
トリエチレングリコール;テトラエチレングリコール;
オクタエチレングリコール;ジプロピレングリコ−ル;
N,N−メチルジエタノールアミン;シクロヘキサン−
1,3−ジオール;シクロヘキサン−1,4−ジオー
ル;1,4−ジメチロールシクロヘキサン;p−キシリ
レングリコール;2,2−ビス−(4−ヒドロキシシク
ロヘキシル)−プロパンおよび二価アルコールまたはフ
ェノールのエトキシ化またはプロポキシ化生成物、例え
ば、ビス−オキシエチル−ビスフェノールA;ビス−オ
キシエチル−テトラクロロビスフェノールAまたはビス
−オキシエチル−テトラクロロヒドロキノン等が挙げら
れる。
【0016】一方、前記エステル交換反応において、炭
酸ジエステルとしては、各種のものがある。例えば、炭
酸ジアリール化合物,炭酸ジアルキル化合物又は炭酸ア
ルキルアリール化合物から選択される少なくとも一種の
化合物である。ここで、炭酸ジアリール化合物は一般式
(II) 、炭酸ジアルキル化合物は一般式(III) 、炭酸ア
ルキルアリール化合物は一般式(IV)
【0017】
【化2】
【0018】〔式中、R1 は前記と同じであり、Ar1
はアリール基を示す。〕で表される。このような炭酸ジ
アリール化合物としては、例えば、ジフェニルカーボネ
ート,ジトリルカーボネート,ビス(クロロフェニル)
カーボネート,ジ−m−クレジルカーボネート,ジナフ
チルカーボネート,ビス(ジフェニル)カーボネート,
ビスフェノールAビスフェニルカーボネート等が挙げら
れる。また、炭酸ジアルキル化合物としては、例えば、
ジエチルカーボネート,ジメチルカーボネート,ジブチ
ルカーボネート,ジシクロヘキシルカーボネート,ビス
フェノールAビスメチルカーボネート等が挙げられる。
そして、炭酸アルキルアリール化合物としては、例え
ば、メチルフェニルカーボネート,エチルフェニルカー
ボネート,ブチルフェニルカーボネート,シクロヘキシ
ルフェニルカーボネート,ビスフェノールAビスメチル
カーボネート等が挙げられる。これらの中では、ジフェ
ニルカーボネートが好ましく用いられる。
【0019】そして、ホスゲンとしては、ホスゲンをは
じめこの他にホスゲン誘導体として、例えば、トリホス
ゲン,ホスゲンダイマー,ブロモホスゲン,ビスイミダ
ゾールケトン,ビス(p−ニトロフェニル)カーボネー
ト等が挙げられる。
【0020】さらに、前記の界面重縮合反応あるいはエ
ステル交換反応によってポリカーボネートを製造するに
あたり、末端停止剤(分子量調節剤)として、一価フェ
ノール類を用いることもできる。このような一価フェノ
ール類としては、o−n−ブチルフェノール;m−n−
ブチルフェノール;p−n−ブチルフェノール;o−イ
ソブチルフェノール;m−イソブチルフェノール;p−
イソブチルフェノール;o−t−ブチルフェノール;m
−t−ブチルフェノール;p−t−ブチルフェノール;
o−n−ペンチルフェノール;m−n−ペンチルフェノ
ール;p−n−ペンチルフェノール;o−n−ヘキシル
フェノール;m−n−ヘキシルフェノール;p−n−ヘ
キシルフェノール;o−シクロヘキシルフェノール;m
−シクロヘキシルフェノール;p−シクロヘキシルフェ
ノール;o−フェニルフェノール;m−フェニルフェノ
ール;p−フェニルフェノール;o−n−ノニルフェノ
ール;m−n−ノニルフェノール;p−n−ノニルフェ
ノール;o−クミルフェノール;m−クミルフェノー
ル;p−クミルフェノール;o−ナフチルフェノール;
m−ナフチルフェノール;p−ナフチルフェノール;
2,6−ジ−t−ブチルフェノール;2,5−ジ−t−
ブチルフェノール;2,4−ジ−t−ブチルフェノー
ル;3,5−ジ−t−ブチルフェノール;2,5−ジク
ミルフェノール;3,5−ジクミルフェノール;式
【0021】
【化3】 で表される化合物や、クロマン誘導体として、例えば、
【0022】
【化4】
【0023】等の一価フェノールが挙げられる。このよ
うなフェノール類のうち、p−t−ブチルフェノール;
p−クミルフェノール;p−フェニルフェノールなどが
好ましく用いられる。また、ポリカーボネートに耐熱性
や難燃性を付与するために、三価以上のフェノール類を
用いたり、ハロゲノフェノール類を用いることもでき
る。
【0024】前記の各原料を用い、界面重縮合反応によ
ってPC有機溶媒溶液を得るには、先ず、前記ジヒドロ
キシ化合物及び必要に応じて用いられる前記一価フェノ
ールのアルカリ水溶液中に、必要に応じてポリカーボネ
ートを溶解する有機溶媒を加え、これにホスゲンを吹き
込み界面重縮合反応させる。ここで、用いられるアルカ
リとしては、水酸化ナトリウム,水酸化カリウム等の強
アルカリが好適である。また、有機溶媒としては、通常
好ましく用いられるメチレンクロライドのほか、例え
ば、クロロホルム,クロロベンゼン等の塩素系溶媒をは
じめ、ジオキサン,テトラヒドロフラン等の溶媒又はこ
れらの混合溶媒が使用できる。さらに、界面重縮合反応
においては、反応を円滑に進めるために、触媒を用いる
のが好ましい。使用可能な触媒としては、三級アミン,
四級アンモニウム塩等があり、具体的には、トリエチル
アミン,トリ−n−ブチルアミン,ジエチルアミノピリ
ジン,テトラメチルアンモニウムクロライド等が挙げら
れる。本発明においては、特にトリエチルアミン(TE
A)が好ましい。界面重縮合反応終了後、得られる反応
混合物は公知の方法により、有機溶媒相と水相とに分離
し、有機溶媒相の洗浄を行った後、清澄なポリカーボネ
ート有機溶媒溶液が得られ、PC粉体の製造に供され
る。
【0025】PC粉体は、前記のようにして得られたP
C有機溶媒溶液を用い、前記の方法で効率よく容易に
製造することができる。すなわち、PC有機溶媒溶液
を、該有機溶媒が蒸発する雰囲気に保持され、かつ均一
に攪拌されている既製のポリカーボネート粒状体が存在
する容器内に供給するとともに、該ポリカーボネートに
対する貧溶媒を供給し、該有機溶媒溶液を前記ポリカー
ボネート粒状体と接触させながら有機溶媒を蒸発させる
ことによって、内部に空隙を有するポリカーボネート粒
状体を連続的に、効率よく製造することができる。ここ
で、有機溶媒としては、ポリカーボネートの製造に用い
られる前記のものど同じである。また、貧溶媒として
は、実質的にポリカーボネートを溶解しないものであれ
ばよい。例えば、ベンゼン,トルエン,キシレン等の芳
香族化合物、ペンタン,ヘキサン,ヘプタン,オクタン
等のアルカン類、アセトン,メチルエチルケトン等のケ
トン類、またはこれらの混合溶媒である。これらの中で
は、炭素数5〜10のアルカン類が、操作上、コスト面
において、またポリカーボネートから容易に除去できる
ので好ましい。そして、上記貧溶媒は、通常、有機溶媒
溶液中の有機溶媒に対して5〜200重量%、好ましく
は10〜150重量%の割合で供給される。
【0026】一方、既製のポリカーボネートを用いる場
合、PC有機溶媒溶液は、有機溶媒として、ポリカーボ
ネートに対して実質的に不活性であり、さらに使用温度
で実質的に安定で、ポリカーボネートを溶解するもの用
いて得られるものである。ここで、有機溶媒としては、
造粒過程でのポリマー粒状体からの有機溶媒の除去を考
慮すると、200℃以下の沸点を有する有機溶媒を用い
ることが好ましい。この有機溶媒としては、通常好まし
く使用されるメチレンクロライドのほか、例えば、クロ
ロホルム,クロロベンゼン等の塩素系溶媒をはじめ、ジ
オキサン,テトラヒドロフラン等の溶媒、またはこれら
の混合溶媒である。そして、上記有機溶媒に溶解される
ポリカーボネートの濃度は、通常、3〜40重量%、好
ましくは10〜30重量%である。この濃度が、3重量
%未満では、回収する溶媒量が多くなるため生産性が低
下して効率的でない。また、40重量%を超えると固体
状となって流動性が低くなり、造粒容器内への供給や運
転が困難となり好ましくない。上記のようにPC有機溶
媒溶液と貧溶媒を用いて得られるポリカーボネート粉体
は、内部に空孔を有し、前記の粉体特性を備え、成形材
料として好適に用いることができる。
【0027】本発明において、得られたポリカーボネー
ト粉体には、必要に応じて、無機充填剤,他の合成樹
脂,エラストマー,種々の添加剤等を加えることにより
成形材料として供することができる。上記無機充填剤と
しては、様々なものを用いることができる。具体的に
は、ガラス,炭素繊維,その他の無機質の各種充填剤が
用いられる。先ず、ガラス材としては、例えば、ガラス
繊維,ガラスビーズ,ガラスフレーク,ガラスパウダー
等を用いることができる。ここで、用いられるガラス繊
維としては、含アルカリガラス,低アルカリガラス,無
アルカリガラスのいずれであってもよい。その繊維長は
0.1〜8mm、好ましくは0.3〜6mmであって、ま
た、繊維径は0.1〜30μm、好ましくは0.5〜25μ
mである。そして、このガラス繊維の形態は、特に制限
はなく、例えば、ロービング,ミルドファイバー,チョ
ップドストランド等各種のものが挙げられる。これらの
ガラス繊維は単独で用いてもよいし、二種以上を組み合
わせて用いてもよい。これらのガラス材には、樹脂との
親和性を高めるために、アミノシラン系,エポキシシラ
ン系,ビニルシラン系,メタクリルシラン系等のシラン
系カップリング剤、クロム錯化合物あるいはホウ素化合
物等で表面処理されたものであってもよい。このような
ガラス材としては、例えば、市販のものとして旭ファイ
バーグラス(株)製のMA−409C(平均繊維径13
μm)あるいはTA−409C(平均繊維径23μm)
等を好適に用いることができる。
【0028】次に、用いられる炭素繊維としては、一般
にセルロース繊維,アクリル繊維,リグニン,石油ある
いは石炭系ピッチ等を原料として、焼成することによっ
て製造されるものであって、耐炎質,炭素質あるいは黒
鉛質などの種々のタイプのものがある。炭素繊維の繊維
長は、通常0.01〜10mm、好ましくは0.02〜8m
mの範囲にあり、また、繊維径は1〜15μm、好まし
くは5〜13μmである。そして、この炭素繊維の形態
は、特に制限はなく、例えば、ロービング,ミルドファ
イバー,チョップドストランド,ストランド等各種のも
のが挙げられる。これらの炭素繊維は単独で用いてもよ
いし、二種以上を組み合わせて用いてもよい。これらの
炭素繊維の表面は、樹脂との親和性を高めるために、エ
ポキシ樹脂やウレタン樹脂などで表面処理が施されたも
のであってもよい。このような炭素繊維としては、例え
ば、市販のものとして東邦レーヨン(株)製のベスファ
イト(平均繊維径7μm)等を好適に用いることができ
る。
【0029】その他の無機質の各種充填剤としては、例
えば、アルミニウム繊維,炭酸カルシウム,炭酸マグネ
シウム,ドロマイト,シリカ,珪藻土,アルミナ,酸化
鉄,酸化亜鉛,酸化マグネシウム,硫酸カルシウム,硫
酸マグネシウム,亜硫酸カルシウム,タルク,クレー,
マイカ,アスベスト,珪酸カルシウム,モンモリロナイ
ト,ベントナイト,グラファイト,鉄粉,鉛粉,アルミ
ニウム粉などを用いることもできる。
【0030】また、他の合成樹脂としては、例えば、ポ
リエチレン,ポリプロピレン,ポリスチレン,アクリロ
ニトリル−スチレン(AS)樹脂,アクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂,ポリメチルメタ
クリレート,ポリエステル,ポリアミド等が挙げられ
る。そして、エラストマーとしては、例えば、イソブチ
レン−イソプロピレンゴム,スチレン−ブタジエンゴ
ム,エチレン−プロピレンゴム,アクリル系エラストマ
ー等が挙げられる。
【0031】さらに、各種の添加剤としては、ヒンダー
ドフェノール系,亜リン酸エステル系,リン酸エステル
系,アミン系等の酸化防止剤、ベンゾトリアゾール系,
ベンゾフェノン系等の紫外線吸収剤、ヒンダードアミン
系などの光安定剤、脂肪族カルボン酸エステル,パラフ
ィン系などの外部滑剤、パラフィン,シリコーンオイ
ル,ポリエチレンワックス等の内部滑剤、難燃剤、難燃
助剤、離型剤、帯電防止剤、熱安定剤、着色剤等が挙げ
られる。ここで、着色剤としては、例えば、カーボンブ
ラック,チタン黄,ハンザイエロー,ベンジジンイエロ
ー,黄色酸化鉄,ベンガラ,チオインジゴレッド,パー
マネントレッド,ジオキジンバイオレット,マンガン
紫,フタロシアニンブルー,群青,フタロシアニングリ
ーン,キノフタロンイエロー,ペリノンオレンジ,キナ
クリドンレッド,キナクリドンスカーレット,ペリレン
レッド,ジオキサジンバイオレット,インダンスロンブ
ルー,酸化チタンなどが挙げられる。
【0032】本発明においては、前記のポリカーボネー
ト粉体に、必要に応じて、前記無機充填剤、他の合成樹
脂,エラストマー,種々の添加剤等を配合、混練し、
レット化して、成形材料として各種成形に供される。該
配合、混練及びペレット化には、通常用いられている方
法、例えば、リボンブレンダー,ヘンシェルミキサー,
バンバリーミキサー,ドラムタンブラー,単軸スクリュ
ー押出機,2軸スクリュー押出機,コニーダ,多軸スク
リュー押出機等を用いて行うことができる。なお、混練
に際しての加熱温度は、通常250〜350℃の範囲で
選ばれる。そして、ポリカーボネート粉体のスクリュー
への供給は、ホッパーからの重力供給による方法で行っ
てもよく、別途供給用のフィードスクリューによる押し
込み方法で行ってもよい。かくして得られたポリカーボ
ネートのペレットは、既知の種々の成形方法、例えば、
射出成形,ブロー成形,中空成形,溶融押出成形,溶融
ブレンド成形,圧縮成形,カレンダー成形,回転成形等
を適用することができ、各種成形品を製造するのに供さ
れる。
【0033】
【実施例】更に、本発明を製造例,実施例及び比較例に
より、具体的に説明する。 製造例1 ポリカーボネート〔タフロンFN2200,出光石油化
学(株)製〕を塩化メチレン〔広島和光純薬(株)製,
特級〕に溶解し、ポリマー濃度が、約20重量%のポリ
マー溶液を得た。次に、このポリマー溶液にヘプタン
〔広島和光純薬(株)製,特級〕をポリマー溶液中の塩
化メチレンに対し、20重量%に相当する量を加えた。
一方、有効容積が約8リットルの縦型攪拌槽(直径20
cm)を用意し、ヘリカル型の攪拌翼を有する攪拌機を
装備した。この攪拌槽には、予めポリカーボネート粉体
〔タフロンFN2200,出光石油化学(株)製〕を篩
い分けして調製した平均粒径0.5mmのPC粉体を1k
g仕込み、上記のポリマー溶液を6リットル/hrで供
給した。この際、内部粉体の温度は、攪拌槽に取り付け
られたジャケットの加熱により50℃となるようにし、
圧力は大気圧とした。ポリマー溶液を供給してから約1
時間後、攪拌槽内部の粉体レベルが上昇してきたので、
槽下部のバルブを利用し、生成した粉体を抜き出した。
粉体の抜き出しを開始してから、約3時間後、粉体の性
状が安定し始め、サンプルを採取した。なお、攪拌槽内
の粉体は、連続して核となる微小粉体の生成と、粉体の
成長が進行し、暫くすると最初に予め仕込んでおいた粉
体は、槽内で生成した粉体に置き代わっていく。この様
にして得られた粉体を窒素気流下で120℃,12時間
乾燥し、最終製品を得た。得られた粉体の粒径は1.3m
m、嵩密度は0.52g/cc、粉体真比重は1.02g/
ccであった。
【0034】製造例2 ポリカーボネート〔タフロンFN2200,出光石油化
学(株)製〕を塩化メチレン〔広島和光純薬(株)製,
特級〕に溶解し、ポリマー濃度が、約23重量%のポリ
マー溶液を得た。このポリマー溶液を二軸の攪拌機を用
い、攪拌翼の上部に空間部を有する攪拌機(ニーダー)
を用いて造粒した。なお、この攪拌機は、加熱用ジャケ
ットを備え、バレルを構成する容器の底部が双胴型(バ
レル幅216mm,長さ1,050mm)であって、二本
の回転軸(軸径60mm)が収まってそれぞれ異方向に
回転するようになっている。この攪拌機に90℃の温水
を通し、上記ポリマー溶液を50kg/hrの速度で連
続的に投入した。ポリマー溶液の投入を開始してポリカ
ーボネート粉末が生成し、これを排出口から抜き出し、
ポリカーボネート粉末を得た。得られた粉体を窒素気流
下で120℃,12時間乾燥し、比較用の製品を得た。
得られた粉体の粒径は2.3mm、嵩密度は0.62g/c
c、粉体真比重は1.13g/ccであった。
【0035】実施例1 製造例1で得られた粉体を、押出機〔単軸押出機,田辺
プラスチックス機械(株)製VS40,40φ〕を用い
てペレット化した。押出機のバレルの設定温度は、スク
リュー入口部より4分割されており、それぞれ260
℃,270℃,275℃,275℃に設定し、ダイヘッ
ドは270℃に設定されてる。この状態でペレット化は
問題なく実施でき、スクリュー回転数50rpm、ダイ
ヘッド樹脂圧55kg/cm2 、モーター電流値28±
1Aと安定したものであった。
【0036】実施例2〜4 製造例1において、粉体の製造条件を変えて、各種性状
の粉体を調製し、実施例1と同様にしてペレット化し
た。その結果を第1表に示す。
【0037】実施例5 製造例1で得られた粉体5kgに対して、着色剤として
酸化チタン50gを加え、混合機〔スーパーフローター
SPC−500,川田製作所(株)製〕を用いて10分
間混練した後、押出機でペレット化した。次に、得られ
たペレットを用い成形樹脂温度280℃,厚さ0.05m
mでプレス成形を行いフィルムとした。得られたフィル
ムを透視して着色剤の分散性を目視評価した。その結
果、着色剤が均一に分散、混合され発色していることが
判った。
【0038】比較例1 製造例2で得られた粉体を用い、実施例1と同様にして
ペレット化した。その結果、ペレット化はできたが、処
理量が一定にならず、ストランドにムラができ、スクリ
ューモーターの電流値も29±2.6Aと不安定であっ
た。その結果を第1表に示す。
【0039】比較例2 ポリカーボネート〔タフロンFN2200,出光石油化
学(株)製〕を14〜28メッシュの篩でふるい分け
し、平均粒径約1.1mmの成形用粉体を調製した。この
粉体の性状は、第1表に示す通りで、この粉体を用いて
比較例1と同様に実施した。その結果を第1表に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【発明の効果】以上の如く、本発明のポリカーボネート
成形材料ペレットの製造方法によれば、ポリカーボネー
ト成形材料のスクリューへの噛み込みが容易であり、各
種の成形、特に、押出成形,射出成形等の溶融加工に適
すると共に、低温下での溶融成形が可能なポリカーボネ
ート成形材料ペレットを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−100703(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 3/14 C08G 64/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘度平均分子量が10,000〜50,00
    0のポリカーボネート粉体からなり、その粉体特性とし
    て、平均粒径が0.2〜5.0mm、嵩密度が0.2〜0.6g
    /cc及び真比重が0.6〜1.1g/ccであるポリカー
    ボネート粉体を原料として押出機によりペレット化する
    ことを特徴とするポリカーボネート成形材料ペレットの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリカーボネート粉体が着色剤を含むも
    のである請求項1記載のポリカーボネート成形材料ペレ
    ットの製造方法。
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