JP3100862U - 棚式屋上緑化設備 - Google Patents

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孝一 久貝
正 森
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新日軽株式会社
森 正
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Abstract

【課題】使用土壌量を少量にし、ビルディング屋上の広い面積を緑化する。
【解決手段】底部が水溜部となり、一側面に排水口1aが設けられた植木鉢1と、植木鉢底部の水位が一定の高さとなったときにフロート8の浮力によって給水管6の水出口が閉塞される、植木鉢内部に収容された定水位自動給水装置5と、植木鉢1の中又は周囲に立てられた複数の支柱2と、支柱2の上部に取り付けられた棚3と、植木鉢1に植えられ棚3に這わせる蔓性植物4とよりなっている。定水位自動給水装置5の下部側面に設けた孔5aと植木鉢側面の排水口1aとの間に多孔管11が設けられている。
【選択図】図2

Description

本考案は、ビルディング等の屋上に植物を植える屋上緑化設備に関するものである。
地球温暖化がいわれている昨今、大都会の中心部の気温が郊外に比べて数度高くなる、いわゆるヒートアイランド現象が問題となっている。そして、それを防止するための一手段として、ビルディングの屋上に植物を植えることが提案されている。その緑化設備として、軽量土壌を用いるものや、砂利を薄く敷き詰めセダム等無灌水式のもの、ビルディングの耐久強度を高め、培養土を厚く入れるものが知られている。
上記の軽量土壌を用いる屋上緑化設備は、樹木を倒れないように植えつけるには、かなりの厚さの土壌が必要である。そのため、土壌単価が高いこともあり、かなり高価なものとなる。また、軽量土壌は風で吹き飛ばされやすく、ビルディング周囲の環境悪化の原因にもなる。
セダムを用いる屋上緑化設備は、軽量、且つ、安価ではあるが、屋上環境の空気を冷却する能力がない。
土を厚く入れる屋上緑化設備は、単位面積当たりの価格が高くなり、しかも、建物に荷重として大きな負担がかかる。そのため、新築ビルディングにしか施工できないし、そのビルディングの建築費を割高なもとすることになる。また、耐久構造にも限度があり、緑化設備の設置面積をそれほど大きくすることはできない。
屋上緑化設備を施工する際に、次の各要求を満たすようにする。即ち、耐久構造を施していない既存のビルディングの屋上の全面を緑化できるほど軽く、低価格で、しかも屋上環境の空気を冷却する能力が高く、機器のメンテナンスや掃除のため、憩いのため、屋上全体を人がを歩けるようにする。
本考案は、成長が速く、水分摂取量が日に日に変化し、人為的給水管理が困難な蔓性植物と、その植物の給水管理に欠かせない定水位自動給水装置とを採用することにより、比較的に小さな、従って、土壌の量が少なくてすむ植木鉢を用いているにも係わらず、ビルディングの屋上面積の大きな部分を分覆うことを可能とすることを特徴とする。
本考案の棚式屋上緑化設備は、ビルディングの屋上面積のほんの一部を占める大きさの、土壌量の少ない植木鉢で十分であるので、非常に軽量であり、既存のビルディングでも無理な荷重負担となることはない。また、植木鉢は、蔓性植物の本数分の少ない数だけあればよく、低価格で広大な面積の緑化を実現することができる。その上、水分摂取量が日に日に変化するために人為的給水管理が困難な蔓性植物を植えているにも係わらず、植木鉢内の培養土をほぼ一定の湿り気に保った状態で自動的に給水することができる。更に、人が通れる高さに棚を設置できるので、空調機器等の上方も緑化することができ、空調機器等のメンテナンスや周囲の掃除も容易である。屋上面の再防水工事に際しては、植木鉢の撤去移動が容易であり、再施工も低価格で行うことができる。また、棚の下に椅子やテーブルを置き、憩いの場を広くとることができる。また、棚を垂直に設置することにより壁面の緑化も可能である。
定水位自動給水装置の下部側面の孔と植木鉢側面の排水口との間に多孔管を設ける場合は、植木鉢の排水口からの排水が容易となり、且つ、植木鉢中の土壌への空気供給が盛んとなるので、土壌中の酸欠を防ぐことができ、植木鉢が限られた大きさであるにも係わらず、植物の成長は極めて良好である。
使用土壌量を少量にし、しかもビルディングの広い面積を緑化するという目的を、定水位自動給水装置と蔓性植物を採用し、その蔓性植物を支柱をたてた棚に這わせることにより実現した。
図1は、本考案の棚式屋上緑化設備の1実施例の斜視図であって、1は植木鉢、2は支柱、3は棚、4は蔓性植物である。図2は、本考案の屋上緑化設備を構成する植木鉢部分の縦断面図である。
本考案の棚式屋上緑化設備は、植木鉢1と、植木鉢1の内部に収容される定水位自動給水装置5と、複数の支柱2と、支柱2の上部に取り付けられる棚3と、植木鉢1に植えられ棚3に這わせる蔓性植物4とより構成されている。
植木鉢1は、底部が水溜部となる有底の円筒状又は箱状等であり、形状は特に限定されない。その定水位自動給水装置5の入れられる部分の反対側の側面には、排水口1aが開けられている。植木鉢1の素材は合成樹脂、陶磁器、金属等の水が滲み出ないものであれば何でもよい。この植木鉢1は、1本の蔓性植物4を植えつけるに足る大きさで十分である。即ち、ビルディングの屋上の大きな部分を覆うほどの大きさは必要なく、比較的に小さなものでよい。従って、使用する土壌の量が少なくてすむ。植木鉢1の設置場所は、ビルディングの屋上の四隅や屋上面積に応じた要所要所である。図1では6個置かれている。
支柱2は、植木鉢1の中又は周囲に立てられる。この支柱2は、棚3を支えると共に、植木鉢1に植えられる蔓性植物4を上方の棚3に導くためのものであり、本数は、蔓性植物4の本数と同数あれば十分であるが、這わせる植物の重さを考慮して、それ以上に増やすこともできる。
棚3は、支柱2の上部(上端)に金属や木材等よりなる梁を縦、横適宜に組み立てたものや、支柱2の上端に金属や繊維等よりなる強度と耐久性をもつ網を外れないように取り付けたもの等が用いられる。
蔓性植物4は、植木鉢1に植え、支柱2から棚3に這わせる。その種類として、藤、蔦、ヘチマ、キュウイ、葡萄、アケビ等があげられる。これらの蔓性植物4は成長が速いので、本数が少ないにも係わらず、短時間(期間)でビルディングの屋上面積の大きな部を分覆うことができる。
定水位自動給水装置5は、排水口1aの設けられている側面と反対側の側面に寄った植木鉢1の内部に収容される。その構造は、水道又は貯水槽に直結の給水管6が接続されたノズル7と、フロート8と、フロート8の上に突設された針9と、ノズル7の下側に設けられ、針9の上部を案内するパイプ10とよりなり、植木鉢1の底部の水位14が一定の高さとなったときにフロート8の浮力によってノズル7の出水口が閉塞されるものである。このような定水位自動給水装置5を採用することにより、電力や人手を全く必要とすることなく、植木鉢1に入れられた培養土12に自動的に給水することができ、培養土12の湿り気を常にほぼ一定に保つことができる。従って、植物の最適な発根状態が得られ、成育が促進され、根腐れ、徒長も生じないし、水やりの手間がかからず、熟練を必要としないし、水やりによる肥料の流失もない。また、雨水等の余分な水は、植木鉢1の側面の排水口1aから排出される。
なお、図示の定水位自動給水装置5は、ほんの―例に過ぎず、フロートの浮力によって給水管の水出口を塞ぐ形式のものであれば、どのような形式のものでもよい。例えば、旧式水洗トイレに用いられていた、フロートの浮力を梃子を介してボールタップ (球状バルブ) に伝え、給水管6の出水口を閉塞するタイプ等がある。
植木鉢1の底部には、定水位自動給水装置5の下部側面に設けた孔5aと、植木鉢1の側面の排水口1aとを結ぶ多孔管11が設けられている。多孔管11は、全周に多数の小孔のあるものである。この多孔管11を配したことにより、植木鉢1の底部の水位14は、多孔管11の下半分に保たれ、上半分は排水口1aに連通する空洞となる。そのため、排水口1aからの排水を容易にするばかりでなく、多孔管11の小孔11aを通じ、植木鉢1の中の培養土12に新鮮な空気を供給することができ、土壌中の酸欠を防ぐことができる。従って、植木鉢1が限られた大きさであるにも係わらず、植物の成長は極めて良好である。
植木鉢1のなかには、培養土12が入れられるが、その前に、最底部に、多孔管11を埋める程度の深さに吸水性のある木炭等13が入れられる。
このように構成された棚式屋上緑化設備は、植木鉢1の中の木炭等13の層上に入れられた培養土12がその質により一定の湿り気を保つが、植物が根から水分を取り入れ、培養土12の表面から水分が蒸発すると、その分だけ水位14が下がる。水位14が低下すると、フロート8が下がってノズル7の出口が開き、自動的に給水される。いってみれば、植物自身が給水量を調整している。蔓性植物4は成長が速く、水分摂取量が日に日に変わるので、人間が主観的に水量を調整することは困難であり、不向きである。蔓性植物4に給水するには、このような定水位自動給水装置5が最適である。
本考案の棚式屋上緑化設備は、大都会のビルディングはもとより、いかなる地域のビルディングの屋上にも施工することができる。また、屋上を平面的に緑化できることはもちろん、棚を垂直に設置することにより壁面を緑化することも可能である。
本考案の棚式屋上緑化設備の1実施例の斜視図である。 本考案の棚式屋上緑化設備を構成する植木鉢部分の縦断面図である。
符号の説明
1 植木鉢
1a 排水口
2 支柱
3 棚
4 蔓性植物
5 定水位自動給水装置
6 給水管
7 ノズル
8 フロート
11 多孔管
11a 小孔
12 培養土
14 水位

Claims (2)

  1. 底部が水溜部となり、一側面に排水口が設けられた植木鉢と、植木鉢底部の水位が一定の高さとなったときにフロートの浮力によって給水管の水出口が閉塞される、植木鉢内部に収容された定水位自動給水装置と、植木鉢の中又は周囲に立てられた複数の支柱と、支柱の上部に取り付けられた棚と、植木鉢に植えられ棚に這わせる蔓性植物とよりなる棚式屋上緑化設備。
  2. 定水位自動給水装置の下部側面に設けた孔と植木鉢の側面の排水口との間に、全周に多数の小孔が穿設された多孔管が設けられている請求項1に記載の棚式屋上緑化設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109906812A (zh) * 2017-12-11 2019-06-21 张鹏镇 一种双层植物种植盆

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